JP2008258692A - クロック乗換回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】1逓倍クロックと定数倍クロックとの間のクロック乗換を確実に行うクロック乗換回路を提供する。
【解決手段】2逓倍クロックCLK(×2)に同期した1逓倍のデファイナ信号(×1)DEFで、奇数番号ルートと偶数番号ルートとが交互に選択制御されてパラレル/シリアル変換され、2ルートの1逓倍クロックCLK(×1)から1ルートの2逓倍クロック(×2)に確実に乗換えられる。また、偶数・奇数番号シリアル(1,2,3,4)のスキャンデータが、デファイナ信号DEFと2逓倍クロックCLK(×2)とをNOR回路36を介したクロックCLK(×1)で一旦変換された後に、1逓倍クロックCLK(×1)に乗換えられ、1ルートの2逓倍クロックから、2ルートの1逓倍クロックCLK(×1)に戻る際、スキューを考慮したスキャンデータが確実に再現される。
【選択図】図1

Description

この発明は、クロック乗換回路に係り、たとえば、1逓倍のクロックに同期して伝送されるスキャンデータを2逓倍のクロックに乗せ換えて伝送する場合や、2逓倍のクロックに同期して伝送されるスキャンデータを1逓倍のクロックに乗せ換えて伝送する場合に用いて好適なクロック乗換回路に関する。
同期式デジタル伝送システムなどに用いられる電子回路やLSI(Large Scale Integrated circuit、大規模集積回路)などでは、1逓倍の伝送クロックに同期して伝送される2ルートのスキャンデータを、たとえば2逓倍の内部クロックに乗せ換えて1ルートのスキャンデータとして伝送する場合や、2逓倍の内部クロックに同期して伝送される1ルートのスキャンデータを1逓倍の伝送クロックに乗せ換えて2ルートのスキャンデータとして伝送する場合に対応したクロック乗換回路が設けられているものがある。
この種のクロック乗換回路は、従来では、たとえば図11に示すように、シフトレジスタ1と、DFF(遅延型フリップフロップ)2,3とから構成され、同シフトレジスタ1及びDFF2でS/P変換部(シリアル/パラレル変換部)、及びDFF2でクロック乗換部が構成されている。このクロック乗換回路では、シリアルデータsdがシフトレジスタ1に入力され、伝送クロックckaによりnビットのパラレルデータpdに変換され、同パラレルデータpdがS/P変換パルスcpによりDFF2に取り込まれ、図12に示すように、同DFF2からnビットのパラレルデータda(d1,d2,…,dn)が出力される。パラレルデータdaは、内部クロックckbの立上がりに同期してDFF3に取り込まれ、同DFF3からnビットの出力データdb(d1,d2,…,dn)が出力される。
このクロック乗換回路では、伝送クロックckaと内部クロックckbとの位相差が考慮されず、S/P変換後のパラレルデータpdが、単に内部クロックckbに同期して出力される。また、S/P変換部のDFF2の動作遅延時間、伝送線路の遅延時間、及びクロック乗換部のDFF3のセットアップ時間などが、n本のパラレルビット間で、ばらつきがある。このため、伝送クロックckaと内部クロックckbとの位相が接近し、クロック乗換部のDFF3がパラレルデータdaを取り込むタイミングが、S/P変換部から出力されるパラレルデータdaの変化点に近づくと、内部クロックckbで各ビット同時にパラレルデータdaを取り込んでも、出力データdbのnビットの間でデータのずれが生じるため、データが同一タイミングで出力されないというという問題点がある。このため、この問題点を改善したクロック乗換回路が提案されている。
この種のクロック乗換回路としては、たとえば、特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1に記載されたクロック乗換回路は、図13に示すように、S/P変換部11と、マスクパルス生成回路12と、AND回路13と、DFF14とから構成され、同S/P変換部11でS/P変換部、及び同マスクパルス生成回路12、AND回路13及びDFF14でクロック乗換部が構成されている。このクロック乗換回路では、マスクパルス生成回路12により、S/P変換パルスcp及び伝送クロックckaに基づいてマスクパルスmpが生成され、AND回路13により、同マスクパルスmpと内部クロックckbとの論理積がとられて同内部クロックckbをマスクした歯抜けの内部クロックckcが出力される。S/P変換部11から出力されるパラレルデータdaは、全ビットが確定した後に内部クロックckcに同期してDFF14に取り込まれ、同DFF14からnビットの出力データdb(d1,d2,…,dn)が出力される。これにより、クロック乗換後の出力データdbのパラレルビット間での出力タイミングの不揃いが防止される。
また、同文献1に記載された他のクロック乗換回路では、シリアル/パラレル変換部により、シリアルデータが取り込まれ、伝送クロックに同期したシリアル/パラレル変換パルスのタイミングでパラレルデータが出力される。引延ばし回路により、シリアル/パラレル変換パルスが内部クロックの周期以上のビット長分引き延ばした延長パルスが生成される。微分回路により、延長パルスの後縁が内部クロックに同期して微分されて切替制御パルスが生成される。クロック乗換部により、切替制御パルスがアクティブモードの間は、シリアル/パラレル変換部からのパラレルデータ、及び、同切替制御パルスがノンアクティブモードの間は、自己が出力するパラレルデータが、それぞれ内部クロックによってラッチされて出力される。これにより、クロック乗換後のパラレルデータにずれが発生しない。
また、特許文献2に記載されたシフトパス制御回路では、第1のシフトパス部により、入力データがクロックにより順次シフトされ、第2のシフトパス部により、入力データが反転クロックにより順次シフトされ、選択部により、同クロックの1周期毎に2つのシフトデータが交互に選択されて出力される。
特開平05−316086号公報(要約書、図1、図7) 特開平04−085796号公報(第1頁、図1)
しかしながら、上記従来の技術では、次のような問題点があった。
すなわち、DFFなどの順序回路を含むLSI(Large Scale Integrated circuit、大規模集積回路)の故障箇所を特定するための試験法として、スキャンパス法がある。このスキャンパス法では、順序回路である複数のDFFがシフトレジスタとして動作するように縦続接続され、スキャンパス端子からテストパタンがシリアルに入力され、シフトクロックによってシフト動作が行われ、シリアル出力の出力パタンから順序回路の故障が検出される。ところが、特許文献1に記載されたクロック乗換回路では、マスクパルスmpと内部クロックckbとの論理積がとられるので、クロック乗換部のDFFは、内部クロックckbに対して非同期で動作することになり、スキャンデータが出力されるタイミングにずれが発生し、同クロック乗換回路をLSIの1チップ上に形成した場合には、スキャンパス法による故障箇所の検出ができないという問題点がある。また、同文献1に記載された他のクロック乗換回路では、クロック乗換後のパラレルデータにずれが発生しないが、引延し回路や微分回路などが用いられ、この発明とは回路構成が異なる。
特許文献2に記載されたシフトパス制御回路では、クロックの1周期毎に2つのシフトデータが交互に出力されるが、上記の問題点を改善するものではない。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、スキャンパステストによる故障箇所の検出が可能で、かつ、スキャンデータが出力されるタイミングにずれが発生しないクロック乗換回路を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、1逓倍のクロックに同期して伝送されるnルート(n;2以上の所定の整数)の第1のスキャンデータをn逓倍のクロックに乗せ換えて1ルートの第2のスキャンデータとして伝送するクロック乗換回路に係り、前記n逓倍のクロックに同期し、1逓倍でかつそれぞれ位相が1/n周期ずつ異なるn種のデファイナ信号を生成するデファイナ信号生成回路と、前記各第1のスキャンデータを前記各デファイナ信号に同期して順繰りに選択して1ルートの前記第2のスキャンデータとして出力する選択回路とが設けられていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のクロック乗換回路に係り、デファイナ信号生成回路は、前記1逓倍のクロックを入力して前記n逓倍のクロックを生成するn逓倍クロック生成回路と、前記1逓倍のクロックを入力し、前記n逓倍クロック生成回路で生成された前記n逓倍のクロックに同期させて前記各デファイナ信号として出力するデファイナ回路とから構成されていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のクロック乗換回路に係り、前記選択回路は、前記各第1のスキャンデータを前記各デファイナ信号のタイミングに対応させて保持する(n−1)個の待ち合わせフリップフロップ回路と、前記各待ち合わせフリップフロップ回路に保持されている前記各第1のスキャンデータを前記各デファイナ信号に同期して順繰りに選択する選択部とから構成されていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、n逓倍(n;2以上の所定の整数)のクロックに同期して伝送される1ルートの第1のスキャンデータを1逓倍のクロックに乗せ換えてnルートの第2のスキャンデータとして伝送するクロック乗換回路に係り、前記n逓倍のクロックに同期し、1逓倍でかつそれぞれ位相が1/n周期ずつ異なるn種のデファイナ信号を生成するデファイナ信号生成回路と、前記第1のスキャンデータを、前記各デファイナ信号に同期して順繰りに乗せ換えてから前記1逓倍のクロックに乗せ換えてnルートの前記第2のスキャンデータとして出力する乗換え部とが設けられていることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のクロック乗換回路に係り、前記デファイナ信号生成回路は、前記1逓倍のクロックを入力して前記n逓倍のクロックを生成するn逓倍クロック生成回路と、前記1逓倍のクロックを入力し、前記n逓倍クロック生成回路で生成された前記n逓倍のクロックに同期させて前記各デファイナ信号として出力するデファイナ回路とから構成されていることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載のクロック乗換回路に係り、前記乗換え部は、前記第1のスキャンデータを、前記各デファイナ信号に同期して順繰りに取り込んで保持するn個の保持回路と、前記各保持回路に保持されている各スキャンデータを前記1逓倍のクロックに乗せ換えてnルートの前記第2のスキャンデータとして出力するn個のフリップフロップ回路とから構成されていることを特徴としている。
この発明の構成によれば、デファイナ信号生成回路により、n逓倍のクロックに同期し、1逓倍でかつそれぞれ位相が1/n周期ずつ異なるn種のデファイナ信号が生成され、選択回路により、各第1のスキャンデータが同各デファイナ信号に同期して順繰りに選択されて1ルートの第2のスキャンデータとして出力されるので、確実にクロック乗換を行うことができる。また、乗換え部により、第1のスキャンデータが、各デファイナ信号に同期して順繰りに乗せ換えられてから1逓倍のクロックに乗せ換えられてnルートの第2のスキャンデータとして出力されるので、確実にクロック乗換を行うことができる。
2逓倍クロックに同期した1逓倍のデファイナ信号で、奇数番号ルートと偶数番号ルートとが交互に選択制御されてパラレル/シリアル変換され、また、偶数・奇数番号シリアルのスキャンデータが、デファイナ信号と2逓倍クロックとをNOR回路を介したクロックで一旦変換された後に、1逓倍クロックに乗換えられるクロック乗換回路を提供する。
図1は、この発明の第1の実施例であるクロック乗換回路の要部の電気的構成及び各部の動作を示す図である。
この例のクロック乗換回路は、同図に示すように、FF(×1)21,22と、クロック乗換部23と、FF(×2)26,27,28,29と、分岐部30と、FF(×2)31と、FF(×1)32,33と、FF(×1)34,35と、NOR回路36とから構成されている。クロック乗換部23は、FF(×1)24と、セレクタ25とから構成されている。分岐部30は、FF(×2)31を有している。
このクロック乗換回路では、1逓倍クロックCLK(×1)で動作するFF(×1)21,22の2ルートのスキャンパス(SIN0,SIN1)から、2逓倍クロックCLK(×2)で動作するFF(×2)26に乗換える際、スキャンパスSIN1の偶数番号ルートに待合わせ用FallエッジトリガのFF(×1)24(FFF)を1段追加し、2逓倍クロックCLK(×2)に同期した1逓倍のデファイナ信号(×1)DEF(すなわち、2逓倍クロックCLK(×2)のFallエッジから生成した信号)に同期して、スキャンパスSIN0の奇数番号ルートとスキャンパスSIN1の偶数番号ルートとを交互に選択制御することにより、1ルートのFF(×2)26以降のスキャンパスに接続する。
また、1ルートのFF(×2)29から2ルートのFF(×1)に戻る際にも、確実に、1逓倍クロックCLK(×1)のRiseエッジに同期したスキャンデータが取り込めるように、スキャンパスSIN1側では、偶数段のFF(×2)を接続し、また、スキャンパスSIN0側では待ち合わせ用のFF(×2)31を1段追加した奇数段のFF(×2)を接続する。それぞれのスキャンデータは、2逓倍クロックCLK(×2)に同期した1逓倍クロックCLK(×1)’(すなわち、2逓倍クロックCLK(×2)とデファイナ信号DEFとをNOR処理したクロック)で動作するFF32,33で一度変換してから、1逓倍クロックCLK(×1)のFF(×1)34,35に取り込み、2ルートのスキャンパス(SOT0、SOT1)に出力する。
図2は、図1中のデファイナ信号DEFを生成するデファイナ信号生成回路の電気的構成を示す回路図である。
このデファイナ信号生成回路は、同図2に示すように、2逓倍クロック生成回路(ダブラー回路)41と、2逓倍クロック(CLK)同期逓倍クロック(CLK)生成回路(デファイナ回路)42,43とから構成されている。ダブラー回路41は、1逓倍クロックCLK(×1)を入力して2逓倍クロックCLK(×2)を生成する。デファイナ回路42は、2逓倍クロックCLK(×2)に同期した1逓倍のデファイナ信号(×1)DEF及び反転デファイナ信号(×1)dfbを生成する。同様に、デファイナ回路43も、2逓倍クロックCLK(×2)に同期した1逓倍のデファイナ信号(×1)及び反転デファイナ信号(×1)を生成する。
図3は、図2中のダブラー回路41の電気的構成を示す回路図である。
このダブラー回路41は、同図3に示すように、バッファ51と、可変遅延バッファ52と、EXNOR回路53と、インバータ54とから構成されている。このダブラー回路41では、1逓倍クロックCLK(×1)がバッファ51及び可変遅延バッファ52に入力され、同可変遅延バッファ52で遅延が制御されることによってデューティ比が変更された2つの信号がEXNOR回路53に入力され、同EXNOR回路53の出力信号がインバータ54で反転されることにより、2逓倍クロックCLK(×2)が生成される。
図4は、図2中のデファイナ回路42の電気的構成を示す回路図である。
このデファイナ回路42は、同図4に示すように、インバータ61と、pチャネル型MOSトランジスタ(pMOS)62と、nチャネル型MOSトランジスタ(nMOS)63と、インバータ64と、インバータ65と、pMOS66と、nMOS67と、pMOS68と、nMOS69と、インバータ70と、インバータ71と、インバータ72と、インバータ73と、pMOS74と、nMOS75とから構成されている。デファイナ回路43も、デファイナ回路42と同様に構成されている。このデファイナ回路42では、1逓倍クロックCLK(×1)、及び2逓倍クロックCLK(×2)が入力され、2逓倍クロックCLK(×2)に同期した1逓倍クロックCLK(×1)が生成される。
図5は、図4のデファイナ回路42の動作を説明するタイムチャートである。
このデファイナ回路42では、ダブラー回路41で生成された2逓倍クロックCLK(×2)がクロック入力端子(CLK)に入力され、また、1逓倍クロックCLK(×1)信号がデータ入力端子(CDI)に入力されることにより、デファイナ出力端子(CKO)から、2逓倍クロックCLK(×2)に同期した1逓倍(×1)サイクルのデファイナ信号dfが出力される。また、クロックデータ出力端子(CDO)から反転デファイナ信号(×1)dfbが出力され、次のデファイナ回路(図2中のデファイナ回路43)に入力されることにより、デファイナ回路42と同様にデファイナ信号が出力される。この場合、図5に示すように、出力されるデファイナ信号CKO(0),CKO(1)や、反転デファイナ信号CDO(0),CDO(1)は、2逓倍クロックCLK(×2)に同期している。
図6は、図1中のFF(×1)21乃至FF(×2)26を抽出した要部を示す回路図である。
この回路では、1逓倍クロックCLK(×1)に同期したスキャンパス(SIN0)からの奇数番号(1,3)のスキャンデータ、及びスキャンパス(SIN1)からの偶数番号(2,4)のスキャンデータが、2逓倍クロックCLK(×2)で動作するFF(×2)26に乗り換えられる。すなわち、奇数番号(1,3)のスキャンデータと、偶数番号(2,4)のスキャンデータ側に待ち合わせ用のFallエッジトリガのFF(×1)24を挿入した出力データとが、2逓倍クロックCLK(×2)に同期したデファイナ信号(×1)DEFに同期して、セレクタ25で交互に選択制御される。これにより、確実なパラレル/シリアル変換が行われ、FF(×2)26から偶数・奇数番号シリアル(1,2,3,4)のスキャンデータが得られる。
図7は、図1中のFF(×1)29乃至FF(×2)35、及びNOR回路36を抽出した要部を示す回路図である。
同図7に示すように、FF32、NOR回路36及びセレクタ37で、NOR付FFwithスキャン回路32Sが構成され、FF33、NOR回路36及びセレクタ38で、NOR付FFwithスキャン回路33Sが構成されている。
この回路では、偶数・奇数番号シリアル(1,2,3,4)のスキャンデータが2逓倍クロックCLK(×2)に同期してFF29に取り込まれ、デファイナ信号DEFに同期してNOR付FFwithスキャン回路33Sに取り込まれると共に、待ち合わせ用のFF(×2)31を経てNOR付FFwithスキャン回路32Sに取り込まれる。そして、NOR付FFwithスキャン回路32Sから出力される奇数番号(1,3)のスキャンデータ(×1)が1逓倍クロックCLK(×1)に同期してFF34に取り込まれると共に、NOR付FFwithスキャン回路33Sから出力される偶数番号(2,4)のスキャンデータが1逓倍クロックCLK(×1)に同期してFF35に取り込まれる。
図8は、図7中のNOR付FFwithスキャン回路32Sの要部の電気的構成を示す回路図である。
このNOR付FFwithスキャン回路32Sは、同図9に示すように、NOR回路36と、pMOS81と、nMOS82と、pMOS83と、nMOS84と、pMOS85と、nMOS86と、インバータ87,88と、pMOS89と、nMOS90と、pMOS91と、nMOS92と、インバータ93,94,95と、pMOS96と、nMOS97と、インバータ98,99とから構成されている。NOR付FFwithスキャン回路33Sも、同様に構成されている。
図9は、図8のNOR付FFwithスキャン回路32Sの動作を説明するタイムチャートである。
同図9に示すように、クロック端子(CLK)には、ダブラー回路41から出力される2逓倍クロックCLK(×2)が入力され、デファイナ端子(DEF)には、デファイナ回路42から出力される2逓倍クロックCLK(×2)同期の1逓倍(×1)デファイナ信号DEFが入力され、同2逓倍クロックCLK(×2)と、デファイナ信号DEFとがNOR回路36でNOR処理されることで、2逓倍クロックCLK(×2)に同期した1逓倍動作のクロックCLK(×1)が生成される。また、スキャンモード端子(SMC)には、通常動作モード時に“0”、及びスキャン動作時に“1”を設定することで、切り替えが行われる。
以上のように、この第1の実施例では、2逓倍クロックCLK(×2)に同期した1逓倍のデファイナ信号(×1)DEFで、奇数番号ルートと偶数番号ルートとが交互に選択制御されてパラレル/シリアル変換されるので、2ルートの1逓倍クロックCLK(×1)から1ルートの2逓倍クロック(×2)に確実に乗換えることができる。また、偶数・奇数番号シリアル(1,2,3,4)のスキャンデータが、デファイナ信号DEFと2逓倍クロックCLK(×2)とをNOR回路36を介したクロックCLK(×1)で一旦変換された後に、1逓倍クロックCLK(×1)に乗換えられるので、1ルートの2逓倍クロックから、2ルートの1逓倍クロックCLK(×1)に戻る際、スキューを考慮したスキャンデータを確実に再現することが可能となる。
図10は、この発明の第2の実施例であるクロック乗換回路の要部の電気的構成及び各部の動作を示す図であり、第1の実施例を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この例のクロック乗換回路では、同図10に示すように、図1中のNOR回路36が削除され、デファイナ信号(×1)DEFがFF32,33に入力されるようになっている他、FF29の次段にFF39が設けられている。これにより、2倍逓クロックCLK(×2)のFFの段数が偶数段(奇数段+待ち合わせ用FF1段)となる。
このクロック乗換回路では、2ルートの1逓倍クロックCLK(×1)のスキャンデータから、1ルートの2逓倍クロックCLK(×2)に乗換える場合は、第1の実施例と同様に、2逓倍クロックCLK(×2)に同期したデファイナ信号DEFにより、スキャンパスSIN0の奇数番号ルートとスキャンパスSIN1の偶数番号ルートとを交互に選択制御することにより、1ルートのFF(×2)26以降のスキャンパスに接続する。また、1ルートの2逓倍クロックCLK(×2)のスキャンデータから、2ルートの1逓倍クロックCLK(×1)のスキャンデータに戻る際には、2逓倍クロックCLK(×2)同期の乗換FF回路(×1)のクロック入力として、デファイナ信号DEFをFF32,33に直接入力することにより、スキューを考慮したクロック乗換のタイミングで元のスキャンデータに戻すことが可能となる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、1逓倍クロックCLK(×1)と定数倍クロックCLK(×定数倍)との間のクロック乗換の場合、たとえば、4逓倍クロックCLK(×4)のクロック乗換の場合、1/4分周したデファイナ信号(×1)を4種生成し、1/4クロック単位で、4ルートのスキャンデータ(SIN0〜SIN3)に対し、スキャンデータ(SIN0)には、待ち合わせFFなし、スキャンデータ(SIN1)には、待ち合わせFFを1段、スキャンデータ(SIN2)には、待ち合わせFFを2段、及びスキャンデータ(SIN3)には、待ち合わせFFを3段挿入して、デファイナ信号で、SIN0〜SIN3を順繰りに選択制御することにより、1ルートの4逓倍クロックCLK(×4)に乗換えることが可能となる。
また、4ルートの1逓倍クロックCLK(×1)に戻る際にも、1/4クロック単位で、スキャンデータ(SIN0)には、待ち合わせFF3段(×4)、スキャンデータ(SIN1)には、待ち合わせFF2段(×4)、スキャンデータ(SIN2)には、待ち合わせFF1段(×4)、スキャンデータ(SIN3)には、待ち合わせFF(×4)なしを、それぞれ挿入して、4逓倍クロックCLK(×4)に同期したデファイナ回路(×1)のクロックに一旦変換した後に、4ルートの1逓倍クロックCLK(×1)に乗換えることにより、確実なスキャンデータ(SOT0〜SOT3)出力することが可能となる。
この発明は、1逓倍クロックと定数倍クロックとの間のクロック乗換全般に適用できる。
この発明の第1の実施例であるクロック乗換回路の要部の電気的構成及び各部の動作を示す図である。 図1中のデファイナ信号DEFを生成するデファイナ信号生成回路の電気的構成を示す回路図である。 図2中のダブラー回路41の電気的構成を示す回路図である。 図2中のデファイナ回路42の電気的構成を示す回路図である。 図4のデファイナ回路42の動作を説明するタイムチャートである。 図1中のFF(×1)21乃至FF(×2)26を抽出した要部を示す回路図である。 図1中のFF(×1)29乃至FF(×2)35、及びNOR回路36を抽出した要部を示す回路図である。 図7中のNOR付FFwithスキャン回路32Sの要部の電気的構成を示す回路図である。 図8のNOR付FFwithスキャン回路32Sの動作を説明するタイムチャートである。 この発明の第2の実施例であるクロック乗換回路の要部の電気的構成及び各部の動作を示す図である。 従来のクロック乗換回路の要部の電気的構成を示す回路図である。 図11のクロック乗換回路の動作を説明するタイムチャートである。 従来の他のクロック乗換回路の要部の電気的構成を示す回路図である。
符号の説明
21,22 FF(×1)(クロック乗換回路の一部)
23 クロック乗換部(選択回路)
24 FF(×1)(待ち合わせフリップフロップ回路、選択回路の一部)
25 セレクタ(選択部、選択回路の一部)
26,27,28,29 FF(×2)(クロック乗換回路の一部)
30 分岐部(乗換え部の一部)
31 FF(×2)(乗換え部の一部)
32,33 FF(×1)(乗換え部の一部)
34,35 FF(×1)(乗換え部の一部)
36 NOR回路(乗換え部の一部)
41 ダブラー回路(n逓倍クロック生成回路、デファイナ信号生成回路の一部)
42,43 デファイナ回路(デファイナ信号生成回路の一部)

Claims (6)

  1. 1逓倍のクロックに同期して伝送されるnルート(n;2以上の所定の整数)の第1のスキャンデータをn逓倍のクロックに乗せ換えて1ルートの第2のスキャンデータとして伝送するクロック乗換回路であって、
    前記n逓倍のクロックに同期し、1逓倍でかつそれぞれ位相が1/n周期ずつ異なるn種のデファイナ信号を生成するデファイナ信号生成回路と、
    前記各第1のスキャンデータを前記各デファイナ信号に同期して順繰りに選択して1ルートの前記第2のスキャンデータとして出力する選択回路とが設けられていることを特徴とするクロック乗換回路。
  2. デファイナ信号生成回路は、
    前記1逓倍のクロックを入力して前記n逓倍のクロックを生成するn逓倍クロック生成回路と、
    前記1逓倍のクロックを入力し、前記n逓倍クロック生成回路で生成された前記n逓倍のクロックに同期させて前記各デファイナ信号として出力するデファイナ回路とから構成されていることを特徴とする請求項1記載のクロック乗換回路。
  3. 前記選択回路は、
    前記各第1のスキャンデータを前記各デファイナ信号のタイミングに対応させて保持する(n−1)個の待ち合わせフリップフロップ回路と、
    前記各待ち合わせフリップフロップ回路に保持されている前記各第1のスキャンデータを前記各デファイナ信号に同期して順繰りに選択する選択部とから構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のクロック乗換回路。
  4. n逓倍(n;2以上の所定の整数)のクロックに同期して伝送される1ルートの第1のスキャンデータを1逓倍のクロックに乗せ換えてnルートの第2のスキャンデータとして伝送するクロック乗換回路であって、
    前記n逓倍のクロックに同期し、1逓倍でかつそれぞれ位相が1/n周期ずつ異なるn種のデファイナ信号を生成するデファイナ信号生成回路と、
    前記第1のスキャンデータを、前記各デファイナ信号に同期して順繰りに乗せ換えてから前記1逓倍のクロックに乗せ換えてnルートの前記第2のスキャンデータとして出力する乗換え部とが設けられていることを特徴とするクロック乗換回路。
  5. 前記デファイナ信号生成回路は、
    前記1逓倍のクロックを入力して前記n逓倍のクロックを生成するn逓倍クロック生成回路と、
    前記1逓倍のクロックを入力し、前記n逓倍クロック生成回路で生成された前記n逓倍のクロックに同期させて前記各デファイナ信号として出力するデファイナ回路とから構成されていることを特徴とする請求項4記載のクロック乗換回路。
  6. 前記乗換え部は、
    前記第1のスキャンデータを、前記各デファイナ信号に同期して順繰りに取り込んで保持するn個の保持回路と、
    前記各保持回路に保持されている各スキャンデータを前記1逓倍のクロックに乗せ換えてnルートの前記第2のスキャンデータとして出力するn個のフリップフロップ回路とから構成されていることを特徴とする請求項4又は5記載のクロック乗換回路。
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