JP2009088549A - 露光方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】欠けチップの発生を防止し、また、デフォーカスの発生を防止することが可能な露光方法を提供することを目的とする。
【解決手段】ウエハの中央部および周辺部に、適切な個数のデバイスパターンが配置されたマスク領域を投影するショット領域割り付けを行い、投影すべき領域以外を遮光して露光を行う。縦横それぞれ複数のデバイスパターン2が配列された中央領域101の外側に複数の周辺領域102〜109が、遮光帯で分離されて配置されたマスクを利用し、ウエハの中央部および周辺部のそれぞれに適切な領域を投影するショット領域割り付けを行って、露光を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、マルチチップ構成の半導体装置製造用マスクを用いてウエハにデバイスパターンを転写する露光方法に関する。
従来、露光装置により、マスクの微細なパターンでウエハを露光するには、ステップアンドリピート法とステップアンドスキャン法が広く用いられている。ステップアンドリピート法では、2次元移動可能なウエハステージ上に円形のウエハを載置し、ウエハステージをXY方向に順次ステッピングしながら、デバイスパターンが描画されたマスクを通して光をウエハに照射しそのデバイスパターンをウエハに転写し、縦横に多数のデバイスパターンを描画する。ステップアンドスキャン方式では、同様にウエハステージをXY方向に順次ステッピングするとともに、スリット状の露光領域においてのみ光を照射しながら、デバイスパターンが描画されたマスクを保持するマスクステージとウエハステージとを同期させてスキャンさせることによって、マスクに描画されたデバイスパターンをウエハ上に転写し、縦横に多数のデバイスパターンを描画する。
しかしながら、ステップアンドリピート方式およびステップアンドスキャン方式何れの方法を用いる場合であっても、デバイスパターンが転写されるウエハは円形であるのに対し、露光されるショット領域は矩形であることから、ウエハ周辺部には、ショット領域の一部が欠け、デバイスパターンの1部が転写されない欠けチップが発生する。
また、この欠けショット領域においては、露光工程時に行なうフォーカス(ウエハステージ高さ)や、レベリング(ステージ傾き)調整に必要なウエハ表面高さ検出位置がウエハの外にはみ出すため、正確な調整ができないという問題がある。
この問題に対しては、露光対象のショット領域にステッピングする前に、隣接するショット領域で取得したウエハ表面高さの情報を、そのまま適用して便宜的に調整を行なう方法がある。
しかしながら、ウエハ周辺部分は、製造プロセスにおいて加えられた熱処理で反りが生じていたり、CMP(Chemical Mechanical Polishing)等の研磨プロセスの面内ばらつき等によって、ウエハ中央部分と較べ、凹凸状態が異なり、局所的な傾きの差が大きい。このため、隣接するショット領域の情報をそのまま適用する方法は必ずしも有効な方法とはいえない。
図1は、従来から一般的に用いられる半導体デバイス用マスクを示す図である
図1に示すように、半導体デバイス用マスク1は、通常、複数のデバイスパターン2が描画されており、この複数のデバイスパターン2を一括してウエハに露光することにより、同時に複数のチップが形成されるように構成されている。
図2は、マスクに描画されたデバイスパターンが複数転写されたウエハの一例を示す図である。
図2において、円形のウエハ10には、製品チップ製造のために利用されない無効領域11bと、利用される有効領域11aとの境界(「ウエハエッジ」と呼ぶ。)がある。無効領域11bの幅は、例えば4mmである。円形のウエハ10上には、マスクのデバイスパターンを露光した、実線で示される24mmx24mmのショット領域(1回のステッピング動作によって露光される領域)12が58個形成される。この内、無効領域11bに掛からないショット領域12aには、それぞれ、1つのデバイスパターンが露光されるチップ領域(点線で示される)が16個形成される。
しかし、ショット領域の一部がウエハエッジ11からはみ出る、ウエハ周辺部に形成されるショット領域12bでは、×印で示した欠けチップが発生する。周辺部のショット領域12bでは、ショット領域全体にわたるフォーカスやレベリングの調整がなされていないため、デフォーカスが生じやすい。特に、△印で示したチップ13はデフォーカスが生じやすい。
そこで、ステップアンドリピート方式の露光装置において、ウエハ周辺に一定幅の禁止帯を設け、その禁止帯の中に一部分が存在し、残りの部分がウエハの外側に存在するショット領域を露光するときは、禁止帯の境界位置までステージをシフトしてフォーカス調整を行ない、再び元の位置に戻して露光するものがある(特許文献1参照)。
また、ステップアンドスキャン方式の露光装置において、スループットの向上を主たる目的として、ウエハ周辺での露光を1ショット分行うのではなく、とれる(全体がウエハエッジ内に入る)チップ分のみ露光するものがある。これにより、ウエハ周辺におけるフォーカスの測定も、ウエハ外の露光領域が存在しないため、測定エラーが減少するとされている(特許文献2参照)。
特開平6−29186号公報(段落番号0029〜段落番号0039、図7、図8) 特開平9−22863号公報(段落番号0007〜段落番号0019、0034〜0038、図3,図5,図6,図11)
しかしながら、特許文献1に開示された方法でも欠けチップの発生を防ぐことはできない。欠けチップに形成された微細なパターンは、その後の製造工程中にはがれ、パーティクルの発生源となる。この結果、歩留りの低下が起きる。またこの方法では、複雑なステージ制御が必要となり、フォーカス制御を行った後に露光位置に戻す時に、フォーカスのずれが発生する可能性もある。
特許文献2に開示されている方法は、この文献の実施例に示されたように、スキャン方向に対してのみ複数のデバイスパターンが配列されたマスクを露光する場合には良好に適用できるとしても、スキャン方向に対して垂直な方向にも複数のデバイスパターンが配列された場合には、適用が困難である。すなわち、ウエハを無駄なく利用しようとすると欠けチップの発生を防止することができない。さらに、スキャン方向に対して垂直な方向には一列にしかデバイスパターンが配列されない場合であっても、この文献の0038段落に記されたように、完全には欠けチップの発生を防止することはできない。
また、特許文献2の方法では、デフォーカスの発生も完全には防止することができない。例えば、本願明細書図2において、図の上下方向にスキャンを行うとすると、特許文献2の方法を適用した場合であっても、△印のチップ13ではデフォーカスが発生しやすい。これは、スリット状露光領域の両端に近接した位置に置かれるウエハ表面高さ検知位置(例えば、特許文献2の図6のCR1、CR3)の一部が、ウエハエッジからはみ出るからである。
本発明は、上記事情に鑑み、パーティクルの発生源となる欠けチップの発生を回避する。また、パーティクルとともに、歩留まりを低下させる要因となるデフォーカスをできるだけ少なくすることが可能な半導体装置用マスクを用いた露光方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の露光方法のうちの第1の露光方法は、同一の複数のデバイスパターンを有し、該デバイスパターンをウエハに投影することにより該ウエハを露光する半導体デバイス用マスクであって、縦横それぞれ複数のデバイスパターンが配列された中央領域と、該中央領域の外側に配置され、それぞれ少なくとも1つの上記デバイスパターンが配置された複数の周辺領域と、上記中央領域と該中央領域に隣接する周辺領域との間および隣接する周辺領域相互の間に配置され、照射される光を遮ることにより領域相互を画する遮光帯とを有する半導体デバイス用マスクを用いて、投影露光装置のウエハステージ上に載置されたウエハを露光する露光方法であって、
上記ウエハの中央部には、上記中央領域が投影される中央ショット領域を割り付けるとともに、該中央領域が投影されると、その1部がウエハエッジからはみ出る該ウエハの周辺部には、上記複数の周辺領域のうちの何れか1つが該ウエハの周辺部のウエハエッジより内側に投影される周辺ショット領域を割り付けるショット領域割り付けを行ない、
上記ウエハの中央部は、上記複数の周辺領域を遮光するとともに、割り付けられた前記中央ショット領域に前記中央領域を投影することにより露光し、
上記ウエハの周辺部は、割り付けられた前記周辺ショット領域に対応する周辺領域を投影するとともに、上記中央領域および該対応する周辺領域を除く周辺領域を遮光することにより露光することを特徴とする。
このように、遮光体によって分割され、個別に投影してウエハを露光することが可能な複数の領域を有するマスクを用い、ウエハの中央部と周辺部にそれぞれ適切なマスク上の領域を、ウエハエッジより内側に投影させるショット割り付けを行って露光を行うことにより、欠けチップの発生を防止することができる。またさらに、ショット領域割り付けを適切に行うことにより、デフォーカスの発生を防止することができる。
また、上記目的を達成する本発明の露光方法のうちの第2の露光方法は、縦横それぞれ複数のデバイスパターンが配列され、周囲が遮光帯によって囲われた中央マスクパターン領域と、それぞれ少なくとも1つの前記デバイスパターンが配置され、周囲が遮光帯によって囲われた複数の周辺マスクパターン領域とを用いて、露光装置のウエハステージ上に載置されたウエハを露光する露光方法であって、
上記ウエハの中央部には、上記中央マスクパターン領域が投影される中央ショット領域を割り付けるとともに、該中央マスクパターン領域が投影されるとその一部がウエハエッジからはみ出る該ウエハの周辺部には、上記複数の周辺マスクパターン領域のいずれか1つが該ウエハの周辺部のウエハエッジより内側に投影される周辺ショット領域を割り付けるショット領域割り付けを行い、
上記ウエハの中央部は、上記中央マスクパターン領域を割り付けられた上記中央ショット領域に投影することにより露光し、
上記ウエハの周辺部は、対応する周辺マスクパターン領域を割り付けられた上記周辺ショット領域に投影することにより露光することを特徴とする。
このように、複数のマスクパターン領域を用意し、ウエハの中央部と周辺部のそれぞれに適切なマスクパターン領域を投影するショット領域割り付けを行って露光を行うことにより、欠けチップの発生を防止することができる。
以上、説明したように、本発明の露光方法によれば、ウエハの中央部と周辺部のそれぞれにマスクの適切な領域を投影するショット領域割り付けを行って露光を行う。このため、ウエハ周辺部に生じやすい欠けチップを防止し、半導体チップの歩留まりを向上させることができる。また、ウエハ周辺部に生じやすいデフォーカスの発生を防止して、半導体チップの歩留りをさらに向上させることもできる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図3は、本発明の露光方法の実施形態に用いる露光装置の主要部を示す概略構成図である。
本露光装置50は、本発明の露光方法の実施形態として用いるものであり、本露光装置に用いる半導体デバイス用マスクは、本発明の半導体デバイス用マスクの実施形態に相当する。
図3に示す露光装置50の主要部は、光源およびレンズからなる照明系20と、マスクブラインド21と、同一のデバイスパターンが複数配置された半導体デバイス用マスク(以下、「マスク」と呼ぶ。)22を保持するマスクホルダ23と、マスクに描画されたデバイスパターンの縮小像をウエハ上に形成する投影光学系24と、XYZステージ装置25と、XYZステージ装置25上にウエハ30を保持するホルダ26と、複数の発光部27aと複数の受光センサ27bとを有し、ウエハ表面の位置の高さを検知するウエハ表面高さ検知系27とを備えている。
マスクブラインド21は、2組のブレードからなり、照明系からマスク22を照明する矩形の照明領域を所定の大きさに規制する。投影光学系の縮小率は、例えば1/4である。XYZステージ装置25は、光軸に垂直なX軸方向およびY軸方向に往復移動するXYステージ、および、XYステージに載置され、光軸に平行なZ軸方向に往復移動するとともに、傾きを制御できるZステージからなる。このXYZステージ装置25上のウエハホルダ26に載置することにより、ウエハ30をXY平面内およびZ軸方向に自在に移動するとともに、光軸に対する傾きを調整することができる。ウエハ表面高さ検知系27の複数の発光部27aのそれぞれは、ウエハ30の表面の所定の位置(ウエハ表面高さ検知位置)に斜め方向からから光を照射する。そして、ウエハ30の表面で斜め方向に反射された光を、それぞれの発光部27aに対応して設けられた受光センサ27bで受光する。受光センサ27bは、位置検出機能を有しており、反射光が検出される位置によって、ウエハ表面の照射された位置の高さを検知する。すなわち、複数組の発光部27aおよび受光センサ27bを使って、ウエハ表面の複数の検知位置の高さを検知する。
実際にウエハ30の露光が行われるに先だって、マスク22に設けられたどのデバイスパターンを露光するショット領域を、ウエハ30上にどのように配置するかを決める、ショット領域割り付けが行われる。そして、ウエハ30がXYZステージ装置25上のウエハホルダ26(以下、XYZステージ装置とウエハホルダとをあわせて「ウエハステージ」と呼ぶ))上に載置され、予め決められたショット領域割り付けに従って所定の位置に移動され、それぞれのショット領域の露光が行われる。この時、後から説明するように、マスクブラインド21を調整し、マスク上に配置された複数のデバイスパターンの中から必要なもののみをウエハに投影する。また、それぞれのショット領域毎に、ウエハ表面高さ検知系27によってウエハ表面の高さを検知し、その結果に基づいてウエハステージの高さおよび傾きの少なくとも一方を制御することにより、ショット領域内のウエハ表面に対し投影光学系のフォーカスが合うように調整(以下、ステージの高さ調整と傾き調整とをあわせて「フォーカス調整」と呼ぶ)を行う。
以下、ステップアンドリピート方式とステップアンドスキャン方式とに分けて、露光の手順をより具体的に説明する。
ステップアンドリピート方式の露光装置の場合には、露光時には、マスクホルダ23を所定の位置で固定し、マスク22の、マスクブラインド21によって規制された照明領域内の部分を照明する。そして、この照明領域内に設けられたマスク上のパターンを、投影光学系24の縮小率で縮小したパターンを、投影光学系24下に位置するウエハ30表面上の、照明領域が縮小率で縮小された大きさの領域に投影する。これとともに、ウエハ30を載置したウエハステージを、ショット領域割り付けに従って所定の位置に移動する。これにより、所定のパターンが所定のショット領域に投影され、ウエハの露光が行われる。そして、ウエハステージをXY平面内でステップ移動させ、そのたびに同様に露光を行うことによって、ウエハ30の全面を露光する。
ショット領域割り付けに従ってウエハステージを移動した位置において、それぞれのショット領域の露光を行うに先だって、ウエハ表面高さ検知系27により、ウエハ表面の複数箇所の高さを検知する。そして、そのデータを用いて、ショット領域全面においてフォーカスが合うように、ウエハステージのZ方向の高さもしくは傾きの少なくとも一方、好ましくは双方を制御する。
ステップアンドリピート方式の露光装置には、要求される寸法誤差の範囲内で露光を行うことが可能な最大の露光領域(露光可能領域)が定められている。そして、ウエハ表面高さ検知位置は、例えば、露光可能領域の中心、および、四隅からやや内側に入った位置の、合計5点に設けられる。この5点全てが、ウエハ30のウエハエッジの内側にあり、全ての検知位置においてウエハ表面高さのデータが得られた場合に、所定の精度でフォーカス合わせを行うことができる。
ステップアンドスキャン方式の露光装置の場合には、図3に示したマスクブラインド21に加えて、図示しない第2のマスクブラインドが設けられる。この第2のマスクブラインドでスリット状に成形された照明光によって、マスク22が照明される。そして、このスリット状照明領域内に設けられたパターンを、投影光学系24の縮小率で縮小したパターンを、投影光学系24下に位置するウエハ30表面上の、照明領域が縮小率で縮小されたスリット状露光領域に投影する。そして、第2のマスクブラインドは固定したままで、マスクホルダ23およびウエハステージを、スリット状露光領域の長手方向に交わる方向(通常は垂直に交わる方向)に、同期させて移動させ、マスク23およびウエハ30を移動(スキャン)させる。これにより、マスク22のマスクブラインド21によって規制された照明領域内のパターンを、ウエハ30上のショット領域に投影し、ウエハの露光を行う。このとき、マスクブラインド21もマスク22に同期させて移動させる。実際には、スリット状露光領域の位置は固定されたままで、ウエハが移動することによって露光が行われるのであるが、実効的は、スリット状露光領域をウエハ上に移動(スキャン)させることによってショット領域内の露光を行うと考えることができる。
そしてさらに、ステッピングによってウエハ30の全面を露光することは、ステップアンドリピート方式と同様である。
ステップアンドスキャン方式の場合、スリット状露光領域内、もしくは、スリット状露光領域に近接して、その移動方向側に複数のウエハ表面高さ検知位置を設け、ウエハ表面の高さを検知する。この結果を利用して、現在スリット状露光領域がある部分のウエハ表面にフォーカスが合うように、ステージの高さもしくは傾斜を制御する。ウエハ表面高さ検知位置は、スリット状露光領域の長手方向(通常は、スキャン方向に垂直に交わる方向)に、スリット状露光領域の長手方向の寸法に比較してやや短い範囲に、一列もしくは複数列に並べて配置され、スリット状露光領域のスキャンに同期して移動する。そして、ショット領域内の表面高さを検知する間に、検知位置が全て、ウエハ30のウエハエッジの内側にある場合に、所定の精度でフォーカス調整を行うことができる。
なお、ステップアンドリピート方式においてもステップアンドスキャン方式においても、上記のように、個々のショット領域のウエハ表面高さの検知を、個々のショット領域の露光を行うために、ショット領域割り付けに従ってウエハステージが移動した位置で実施して、フォーカス調整を行うとともに、露光を行うことも可能である。
この場合には、図3に示されたように、投影光学系24下の。露光が行われる位置にウエハ表面高さ検知系27が設けられる。また、露光が行われる位置とは別の位置に、ウエハ表面高さ検知系27を設けることも可能である。この場合、露光に先立って、この表面高さ検知系27が設けられた位置において、ショット領域割り付けに従ってウエハステージの移動を行い、ショット領域毎のウエハ表面高さ検知を行い、その結果を記憶する。そして、個々のショット領域の露光の際には、この記憶した測定結果を利用して、フォーカス調整を行う。
次に、本発明の半導体デバイス用マスクについて詳細に説明する。図4は、本発明の半導体デバイス用マスク22の実施形態を示す図である。
図4に示す半導体デバイス用マスク22には、ウエハを露光する同一のデバイスパターン2が複数配置されている。デバイスパターン2が縦横それぞれ2個ずつ配置された1つの中央領域(第1領域)101と、その中央領域の外側に配置された周辺領域(第2領域2〜第9領域)102〜109とがある。周辺領域は、デバイスパターンが横に2個配置された2つの周辺領域(第3領域、第8領域)103,108、デバイスパターンが縦に2個配置された2つの周辺領域(第5領域、第6領域)105,106、デバイスパターンが1個配置された4つの周辺領域(第2領域、第4領域、第7領域、第9領域)102,104,107,109がある。また、中央領域(第1領域)101と中央領域に隣接する周辺領域(第3、第6,第8,第5領域)103,105,108,105との間、および相互に隣接する周辺領域相互の間には、光を遮ることにより領域相互を画する遮光帯100が配置されている。
遮光帯100の幅は、例えば300μmである。これに対して、同一の領域に配置された複数のデバイスパターン2の間には、例えば100μm以下の、遮光帯の幅に比較して狭い幅のスクライブ領域が設けられている。前述のように、本発明の露光方法において用いられる露光装置50は、照明領域を規制するマスクブラインド21を有している。このマスクブラインド21の設定位置には100μm以上の誤差がある。遮光帯100の幅は、マスクブラインド21の位置設定誤差よりも大きい。
なお、これらの寸法はいずれも、ウエハ30上に投影した時の寸法である。すなわち、実際の寸法は、これらの寸法に縮小率の逆数を乗じたものである。以下、特に注記しない限り、マスク上の寸法もウエハ上に投影した寸法で表す。
このように、半導体デバイス用マスク22が複数の領域に分かれ、中央部にはデバイスパターン2が一番多く配列された第1領域101が1つ、外側には、中央部よりも少数のデバイスパターン2が配列された第2〜第9領域102〜109が設けてある。特に図4の例では、中央領域101の周囲を取り囲むように、複数の周辺領域102〜109が配置されている。そして、各領域間の境界には、幅が、デバイスパターン相互間の間隔よりも広く、また、露光装置50の照明領域を規制するマスクブラインド21の位置設定誤差よりも広い遮光帯100が設けられる。従って、所要の領域以外はブラインドで照明光を完全に遮ることが可能であることから、何れかの領域に限定して露光を行うことができる。
ここでは、同一のデバイスパターン2が16個配列された半導体デバイス用マスク22の例について説明したが、デバイスパターン2は16個に限定されない。また、中央領域、周辺領域におけるデバイスパターンの配列個数についても本例に限定されるものではない。
図5は、本発明の露光方法の実施形態を示す図である。
図5において、ショット領域間の境界は実線で、チップ間の境界は細い破線で表す。後から示す図6,8,10においても同様である。
図5に示すように、ウエハ30の、ウエハエッジ31に隣接した部分を除いた内側(中央部)には、マスク22の第1領域が投影されて4つのデバイスパターン2が転写される中央ショット領域201が、複数、縦横それぞれに一定ピッチで割り付けらている。しかし、中央ショット領域201を割り付けると、デバイスパターンの一部だけが転写された欠けチップが生じる、ウエハ周辺部には、欠けチップが形成されないように、マスク22の、1つのデバイスパターン2が配置された、又は縦もしくは横に2つのデバイスパターン2が配列された第2〜第9領域の何れかが投影される、周辺ショット領域202a〜202cが割り付けられる。
中央ショット領域201が割り付けられている、ウエハ中央部には、図3に示した露光装置50に図4に示したマスク22およびウエハ30を載置し、予め割り付けられたショット領域割り付けにしたがって、マスクブラインド21でマスク22の周辺領域第2〜第9領域を覆って、中央領域101を投影して露光を行う。
ウエハ周辺部では、例えば図5において斜線で示した周辺ショット領域202aを露光するときは、マスク22の第3領域がこの周辺ショット領域202aに投影されて露光される位置、すなわち、マスク22の第1〜第9領域の外側を囲う遮光帯10の位置にまでマスクブラインド21を広げて、マスクブラインド21による照明領域規制を行わない場合には、図7に210aで示した範囲にマスク22の中央領域および周辺領域(第1〜第9領域)の全体が投影される位置にウエハ30が位置するようにウエハステージを移動させる。そして、マスク22の第3領域以外の領域をマスクブラインド21で覆い、第3領域を投影してウエハを露光する。その結果、斜線で示した周辺ショット領域202aに、マスク22の第3領域に配列された、横に並んだ2つのデバイスパターンが転写される。
同様に、例えば、図5において斜線で示した周辺ショット領域202bを露光するときは、マスクブラインド21による照明領域規制を行わない場合には210bの範囲にマスク22の中央領域および周辺領域が投影される位置にウエハステージを移動させた後、マスク22の第2領域以外の領域をマスクブラインド21で覆い、第2領域を投影してウエハを露光する。その結果、斜線で示した周辺ショット領域202bに、第2領域に配列された、1つのデバイスパターンが転写される。また、周辺ショット領域202cを露光するときは、マスクブラインドによる証明領域規制を行わない場合には201cの範囲にマスク22の中央領域および周辺領域が投影される位置にウエハステージを移動させた後、第5領域を投影し、第5領域に配列された、縦に2つ並んだデバイスパターンを転写する。
このように、マスク22を、露光装置50のマスクブラインド21の位置設定誤差以上の幅を有する遮光帯によって、複数の領域101〜109に分割するとともに、欠けチップが生じ得るウエハ周辺部は、マスク22の周辺領域の中から欠けチップを生じさせない領域を選択し、選択された領域以外はマスクブラインドで遮光し、選択された領域によってウエハを露光する。これにより、欠けチップの発生が防止され、膜剥がれによるパーティクルの発生が防止できる。
以上で説明した本発明の露光方法の実施形態では、図4に示したように、矩形の中央領域101の4つの辺および4つの頂点全ての外側に周辺領域102〜109を配置したマスク22を利用した。すなわち、図4に示したマスク22には、横方向に複数のデバイスパターン2が配列された周辺領域が103および108の2つ、縦方向に複数のデバイスパターンが2が配列された周辺領域が105および106の2つ形成され、さらに、1つのデバイスパターンが配置された周辺領域が102,104,107,109の4つ形成されている。しかし、欠けチップの発生を防ぐために、周辺領域102〜109の全てを利用することは必須ではない。例えば、横方向に複数のデバイスパターンが配列された周辺領域、縦方向に複数のデバイスパターンが配列された周辺領域、および1つのデバイスパターンが配置された周辺領域を、それぞれ1つずつ、中央領域101の2つの辺および1つの頂点の外側に配置したマスクを利用しても、欠けチップの発生を防ぐことができる。
しかし、後から述べるように、デフォーカスの発生を防ぐためには、図4に示したように、中央領域101の全ての辺および頂点の外側に周辺領域を配置したマスクを利用することが好ましい。
また、図4に示されたマスク22では、同一の基板上に中央領域101と周辺領域102〜109の全てが配置されている。このように、同一基板上に中央領域と複数の周辺領域との両方を配置したマスクを利用することにより、1枚のウエハ30,もしくは、ウエハ30を含めた複数(例えば25枚)のウエハから構成される1ロットの露光処理の過程で、マスクの交換の必要を無くして、露光時間を短縮することができる。
しかし、本発明の露光方法は、中央領域が配置された中央領域用マスクと、周辺領域の全てもしくは一部がそれぞれ配置された周辺領域用マスクとを、必要に応じて交換しながら実施することもできる。
この場合、例えば、中央領域用マスクにはデバイスパターン2が縦横それぞれに4個、合計16個配列された中央領域を設けておけば、ウエハ30の中央部分を露光する際に、各ステップ毎に16個のデバイスパターンを転写することができる。これにより、1つのウエハを露光するために必要なステップ数および露光時間を削減することができる。
また、このような中央領域用マスクに加えて、周辺領域用マスクとして、図4に示されたようなマスクを利用することもできる。そして、図4のマスク22の中央領域101を、デバイスパターンが16個配列された中央領域用マスクに比較すると少ない個数ではあるが、縦横それぞれに複数のデバイスパターンが配列された中間領域として利用することができる。すなわち、中央領域用マスクを使って露光する中央部分を除いた、周辺部分の内、最外周の部分を、第2〜第9の周辺領域のいずれかを使用して露光するとともに、この最外周部と中央部分との間の中間部分を、中間領域を利用して露光することができる。
なお、この場合、最外周部および中間部分の露光処理に注目すると、図5を用いて説明した実施形態と同様に、1つのマスク上に配置された中央領域と周辺領域の中の適切なものを利用して、ウエハの中央部分および周辺部分を露光する実施形態に相当する。すなわち、この場合の中間部分および最外周部は、それぞれ、図5を用いて説明した実施形態の場合の中央部分および周辺部分に対応する。
図6は、本発明の露光方法の実施形態によって露光した、加工済みウエハの一例を示す概略構成図である。
図6に示す加工済みウエハ40は、円形をなし、周囲端より数mm内側に、ウエハエッジ41が形成されている。
加工済みウエハ40の中央部には、マスク22の第1領域が投影されて露光されたそれぞれ4つのチップを構成する173個の中央ショット領域201が形成されている。
一方、ウエハの周辺部には、欠けチップが生じないようにマスク22の第2領域が投影されて露光された5つの周辺ショット領域202、第3領域が露光された5つの周辺ショット領域203、第4領域が露光された5つの周辺ショット領域204、第5領域が露光された2つの周辺ショット領域205、第6領域が露光された2つの周辺ショット領域206、第7領域が露光された5つの周辺ショット領域207、第8領域が露光された4つの周辺ショット領域208、および第9領域が露光された5つの周辺ショット領域209がそれぞれ形成されている。
このように、本実施形態の露光方法によって露光を行った加工済みウエハは、欠けチップが発生せず、膜剥がれによるパーティクルが生じない。
ただし、欠けチップが発生しない場合でも、必ずしも、デフォーカス発生が防止できるわけではない。デフォーカスの発生を完全に防止するためには、使用する露光装置の方式、およびウエハ表面高さ検知位置の配置を考慮して、適切にショット領域割り付けを行うことが必要である。またそのために、使用するマスクの配置の最適化を行うことが必要な場合もある。
まず、ステップアンドリピート方式の場合について述べる。
図7に、ステップアンドリピート方式露光装置の、露光可能領域内の中央および四隅におかれたウエハ表面高さ検知位置5a〜5eと、マスク22が投影される位置との関係を模式的に示した。図7(b)に示した場合では、マスクブラインド21による照明領域規制を行わない場合にマスク22の中央領域101および周辺領域102〜109が投影される範囲の中央、および、四隅に、ウエハ表面高さ検知位置5a〜5eが位置する。従って、この中央領域および周辺領域全体が投影される範囲210がウエハエッジ内にあれば、全てのウエハ表面高さ検知位置がウエハエッジ31の内側に位置し、全てのウエハ表面高さ検知位置においてウエハエッジ内のウエハ表面高さを測定することができる。そして、その測定結果を利用して、ウエハステージの高さおよび傾きを調整して、正確にフォーカス合わせを行うことができる。
図5に示されたようにショット領域割り付けを行った場合、ウエハ30の中心に近い部分ではこの条件が満たされ、デフォーカスは発生しない。しかし、ウエハエッジ31に近い部分では、図5においてマスク22の中央領域を露光するように割り付けたショットであっても、複数のウエハ表面高さ検知位置のいくつかウエハエッジ31の外側になり、デフォーカスが発生する場合がある。
例えば、図8(a)には、このようにデフォーカスが発生する場合の例を示した。図8(a)において、斜線で示した位置P1にマスク22の中央領域101を露光する場合、マスクブラインド21による照明領域の規制を行わない時に中央領域および周辺領域全体が投影される範囲210を、太い破線で示す。図8(a)に示されたように、中央領域および周辺領域全体が投影される範囲210の一部がウエハエッジ31の外側にはみ出し、四隅におかれるウエハ表面高さの第1〜第5検知位置5a〜5eのうち第1検知位置5aが、ウエハエッジ31の外側に出る。従って、このショット領域ではデフォーカスが発生する可能性がある。
これに対して、デフォーカスが発生しないようにショット領域割り付けを変更した例を図8(b)に示す。
図8(a)ではマスクの中央領域101を露光するようにショット領域割り付けがなされていた斜線で示す位置P1を、図8(b)では、3つに分けて露光するように割り付けの変更がなされる。
すなわち、下側半分の、左上りの斜線で示す位置P2は、マスク22の第3領域103で露光する。この場合に中央領域および周辺領域全体が投影される範囲210を太い破線で示す。すなわち、左上りの斜線で示す位置P2に第3領域103で露光を行うためには、マスク22の中央領域および周辺領域全体が投影される範囲210が太い破線で示す位置になるようにウエハステージを移動させる。図からわかるように、この場合には中央領域および周辺領域全体が投影される範囲210がウエハエッジ31の内部に収まる。従って、ウエハ表面高さ検知位置5a〜5e全てがウエハエッジ31の内側に配置され、デフォーカス発生を防止することができる。また、上側半分の、右上りの斜線で示す位置P3は、さらに左右2つに分割し、それぞれをマスク22の第2領域102で露光するように割り付けを行うことにより、この部分においてもデフォーカスの発生を防止することができる。
さらに、図8(b)においては、その他のショット領域についても、デフォーカスが発生しないように割り付けの変更を行った。例えば、クロスの斜線で示す位置P4は、マスク22の第5領域105で露光するように割り付けの変更を行った。
なお、露光装置が持つウエハ表面高さ検知位置の個数およびそのそれぞれの役割によっては、その全てがウエハエッジ31内に位置するようにショット領域割り付けを行うことは、必ずしも必須ではない。例えば、所定のフォーカス精度を保証するために必要な個数のウエハ表面高さ検知位置を、露光可能領域内の比較的内側に設けるとともに、さらにその外側に、付加的なウエハ表面高さ検知位置を設け、そこでの測定データが得られた場合には、それも利用して、さらに精度を高めるようなフォーカス制御機能を有した露光装置を利用する場合を考える。この場合、所定の精度を保証するために必要なウエハ表面位置検知位置は、内側に設けられたもののみであるのだから、その必要なウエハ表面高さ検知位置のみの全てが、ウエハエッジ31の内側に位置するように、ショット領域割り付けを行えばよい。ステップアンドスキャン方式の露光装置を利用する場合においても同様に考えることができる。
以上の説明においては、図7(b)に示されたように、マスク22の中央領域および周辺領域が投影される範囲210内にウエハ表面高さ検知位置5a〜5eが全て入ることを前提にした。しかし、デバイスパターン2の寸法やウエハ表面高さ検知位置の配置によっては、図7(a)に示されたように、マスク22の遮光帯100a〜100dの幅を、露光装置のマスクブラインド21の設定位置誤差を吸収するために十分な寸法にした場合にも、露光可能領域の四隅におかれるウエハ表面高さ検知位置5a,5b,5d,5eが、中央領域および周辺領域全体が投影される範囲210の外側になる場合がある。このような場合、ウエハエッジ31に近接する部分においては、いずれの周辺領域を使って露光しても、ウエハ表面高さ検知位置5a〜5eの全てをウエハエッジ31内に入れることができない場合がある。
この対策として、図7(b)に示されたように、遮光帯100a〜100dの幅を広げ、全てのウエハ表面高さ検知位置5a〜5eが中央領域および周辺領域の全体が投影される範囲210内になるように、マスク22内の周辺領域の配置の適正化を行うことが可能である。
次に、ステップアンドスキャン方式の場合について述べる。
図9に、ステップアンドスキャン方式の露光装置の、スリット状露光領域15およびウエハ表面高さ検知位置5a〜5eと、マスク22の中央領域および周辺領域(第2〜第9領域)が投影される位置との関係を模式的に示した。
図には、マスクブラインド21による照明領域規制を行わない状態が示されている。この例では、各検知点5は、スリット状露光領域15が移動するスキャン方向Aに交わる(直交する)方向、すなわちスリット状露光領域15の長手方向に一列に配置され、スリット状露光領域15の移動と同期して、スキャン方向Aに移動する。そして、所定のタイミングでそれぞれの検知点5のウエハの表面の高さを計測する。例えば、スリット状露光領域15の移動方向A側の先端部、もしくは、わずかに先行する位置にウエハ表面高さ検知位置5を設ける。そして、スリット状露光領域15のスキャンが行われる期間内に、各検知位置でのウエハ表面高さの測定を繰り返して行い、その結果に基づいて、XYZステージ装置25の高さおよび傾きの調整を連続的に行う。これによって、ウエハ30の表面の、スリット状露光領域内にある、現に露光されつつある部分に対してフォーカスが合った状態が維持される。
実際には、スリット状露光領域15およびウエハ表面高さ検知位置5は固定されており、ウエハ30およびマスク22が同期して移動するのであるが、便宜上、スリット状露光領域15およびウエハ表面高さ検知位置5が移動するとして説明を行う。
ここで、正確なフォーカス調整が行えるためには、ウエハ表面高さ検知位置5a〜5eの全てがウエハ30のウエハエッジ31の内側にあり、ウエハ表面の高さを正確に測定できることが必要である。ただし、ステップアンドリピート方式の場合とは異なり、ウエハ表面高さ検知位置5a〜5eが移動する範囲の全域に渡って、すなわち、マスクブラインド21による照明領域規制を行わない場合に、マスク22の中央領域および周辺領域が投影される領域の全体において、常に、全ての検知位置5a〜5eがウエハエッジ31の内側にあることは必須ではない。
例えば、図9(b)に示された例において、マスク22の中央領域、もしくは、中央領域の左右に配置された第5、第6の周辺領域のいずれかを投影するショット領域に露光する場合を考える。この場合、正確なフォーカス調整を行うためには、露光される中央領域、もしくは第5,6の周辺領域が投影される範囲内をウエハ表面高さ検知位置が移動している間は、5点の検知位置の全てが、ウエハエッジ31の内側にあることが必要である。しかし例えば、露光される領域の上側に配置された第2,3,4の周辺領域が(マスクブラインド21による照明領域規制を行わない場合に)投影される範囲内をウエハ表面高さ検知位置5が移動している間には、検知位置の一部もしくは全てが、ウエハエッジ31の外側にあっても問題はない。すなわち、露光すべき領域の外に検知位置がある期間内に、ウエハエッジ31の外側に位置した検知位置において異常な測定結果が得られたとしても、露光すべき領域内に検知位置がある期間内に得られた測定結果のみを利用してフォーカス調整を行うようにすれば、デフォーカスの発生を防止することが可能である。
図10(a)には、図5で説明したショット領域割り付けにおいて、ステップアンドスキャン方式でスリット状露光領域を上下方向にスキャンさせて露光した場合、デフォーカスが発生する場合の例を示した。図10(a)において、図の斜線で示した位置P1にマスク22の中央領域101を露光する場合、マスクブラインド21による照明領域の規制を行わない時に、中央領域101およびその左右に配置された第5および第6の周辺領域105,106が投影される範囲220を、太い破線で示す。図10(a)に示されたように、破線で囲まれた領域内のウエハ表面高さを測定する場合に、左端のウエハ表面高さ検知位置5aがウエハエッジ31の外側にはみ出す。従って、このショット領域ではデフォーカスが発生する可能性がある。
これに対して、デフォーカスが発生しないようにショット領域割り付けを変更した例を図10(b)に示す。図10(a)ではマスクの中央領域101を露光するようにショット領域割り付けがなされていた斜線で示した位置P1を、図10(b)では、左右に2つに分けて露光するように割り付の変更がなされている。
まず、左側半分の、クロスの斜線で示す位置P4は、マスク22の第5領域105で露光するようにショット領域割り付けを行う。位置P4を第5領域で露光するためには、マスク22の中央領域101および第5領域105、第6領域106が投影される範囲230が太い破線で示す位置になるようにウエハステージを移動させる。図からわかるように、この場合にはウエハ表面高さ検知位置5a〜5e全てがウエハエッジ31の内部に収まり、デフォーカス発生を防止することができる。
そして、右側半分の、同じくクロスの斜線で示す位置P5は、同じく第5領域105を投影する別のショット領域として割り付ける。さらに、図10(b)においては、その他のショット領域についても、デフォーカスが発生しないようにショット領域割り付けの変更を行う。すなわち、クロスの斜線で示す位置には第5領域105を投影するショット領域を割り付け、右上がりの斜線で示す位置P3には第2領域102を投影するショット領域を割り付ける。
このように、ステップアンドリピート方式、ステップアンドスキャン方式のいずれにおいても、ウエハ表面高さ検知位置の配置を考慮して図8(b)、10(b)のようなショット領域割り付けを行うことにより、周辺ショット領域においてもデフォーカスの発生を防止することができる。すなわち、図8(b)、10(b)のようなショット領域割り付けを行うことにより、周辺ショット領域においても、高いフォーカス精度を保証するために必要なウエハ表面高さ検知位置の全てにおいてウエハエッジの内側の表面の高さを検知し、その検知結果を利用してステージの高さおよび傾きを調整することができる。
ただし、図5のようなショット領域割り付けを行った場合であってもデフォーカスの発生量を低減することは可能である。すなわち、ショット領域の割り付けを行った段階で、複数のウエハ表面高さ検知位置のいずれがウエハエッジ31の外側になるかが判別できるので、その検知位置での測定データを除いた他の位置での測定データのみを利用して、ステージの制御を行うことが可能である。利用できるデータ点が少ないため、全検知点のデータが利用できる場合に比較してフォーカス精度が低下する。また、ステージの高さと傾きの一方しか制御できない場合もある。しかし、大きなデフォーカスが発生することは防止することできる。
ステップアンドスキャン方式の場合にも、ステップアンドリピート方式の場合と同様に、マスクの適正化を行うことが好ましい場合がある。例えば、図9(a)に示されたように、マスク22の遮光帯100a〜100dの幅を、露光装置のマスクブラインド21の設定位置誤差を吸収するために十分な寸法にした場合にも、両端におかれたウエハ表面高さ検知位置5a,5eが、スリット状露光領域15の長手方向(図の横方向)に、マスク22の中央領域および周辺領域が投影される範囲よりもさらに外側になる場合がある。このような場合、ウエハエッジ31に近接する部分においては、いずれの周辺領域を使って露光するようにショット領域割り付けを行っても、ウエハ表面高さ検知位置の全てのウエハエッジ31内に入れることができないことがある。
この対策として、図9(b)に示されたように、スリット状露光領域15の長手方向に領域間を画する遮光帯(図の縦方向の遮光帯)100a、100bの幅を広げ、全てのウエハ表面高さ検知位置が中央領域および周辺領域が投影される範囲内になるように、マスク22内の適正化を行うことが可能である。
なお図9(b)において、ウエハ表面高さ検知位置5が、ウエハ22の上端のさらに上側に位置するように描かれている。しかし、この検知位置は、スリット状露光領域15の移動に伴って図の下方向に移動し、適切な位置に到達した時に、必要な位置のウエハ表面高さの測定を行う。すなわち、ステップアンドスキャン方式の場合には、スリット状露光領域15の長手方向(図の左右方向)の遮光帯幅の適正化を行う場合であっても、スキャン方向(図の上下方向)の遮光帯幅の適正化を行う必要はない。
従来から一般的に用いられる半導体デバイス用マスクを示す図である。 ウエハを露光することにより形成されたデバイスの例を示す図である。 本発明の露光方法の実施形態に用いる露光装置の主要部を示す概略構成図である。 本発明の半導体デバイス用マスクの実施形態を示す図である。 本発明の露光方法の実施形態を示す図である。 本発明の加工済みウエハの実施形態を示す概略構成図である。 本実施形態の半導体デバイス用マスクが投影される位置と、ウエハの表面高さ検知位置との関係を示す図である。 ステップアンドリピート方式で露光する場合にデフォーカスの発生を防ぐショット領域割り付けを示す図である。 本実施形態の半導体デバイス用マスクが投影される位置と、スリット状露光領域およびウエハ表面高さ検知位置との関係を示す図である。 ステップアンドスキャン方式で露光する場合にデフォーカスの発生を防ぐショット領域割り付けを示す図である。
符号の説明
1,22 半導体デバイス用マスク
2 デバイスパターン
5 ウエハ表面高さ検知位置
5a 第1検知位置
5b 第2検知位置
5c 第3検知位置
5d 第4検知位置
5e 第5検知位置
10,30,40 ウエハ
11,31,41 ウエハエッジ
11a 有効領域
11b 無効領域
12 ショット領域
12a 無効領域に掛からないショット領域
12b ウエハ周辺部に形成されるショット領域
13 チップ
15 スリット状露光領域
20 照明系
21 マスクブラインド
22 マスク
22a フレーム
23 マスクホルダ
24 投影光学系
25 XYZステージ装置
26 ホルダ
27 ウエハ表面高さ検出系
27a 発光部
27b 受光センサ
50 露光装置
100 遮光帯
101 第1領域
102 第2領域
103 第3領域
104 第4領域
105 第5領域
106 第6領域
107 第7領域
108 第8領域
109 第9領域
201 中央ショット領域
202 第2領域が露光された周辺ショット領域
202a,202b,202c 斜線で示したショット領域
203 第3領域が露光された周辺ショット領域
204 第4領域が露光された周辺ショット領域
205 第5領域が露光された周辺ショット領域
206 第6領域が露光された周辺ショット領域
207 第7領域が露光された周辺ショット領域
208 第8領域が露光された周辺ショット領域
209 第9領域が露光された周辺ショット領域
210 中央領域および周辺領域全体が投影される範囲
210a 第3領域が投影されて露光される位置
210b 第2領域が投影されて露光される位置
210c 第5領域が投影されて露光される位置
220 中央領域および第5領域、第6領域が投影される範囲

Claims (7)

  1. 同一の複数のデバイスパターンを有し、該デバイスパターンをウエハに投影することにより該ウエハを露光する半導体デバイス用マスクであって、縦横それぞれ複数のデバイスパターンが配列された中央領域と、該中央領域の外側に配置され、それぞれ少なくとも1つの前記デバイスパターンが配置された複数の周辺領域と、前記中央領域と該中央領域に隣接する周辺領域との間および隣接する周辺領域相互の間に配置され、照射される光を遮ることにより領域相互を画する遮光帯とを有する半導体デバイス用マスクを用いて、投影露光装置のウエハステージ上に載置されたウエハを露光する露光方法であって、
    前記ウエハの中央部には、前記中央領域が投影される中央ショット領域を割り付けるとともに、該中央領域が投影されると、その1部がウエハエッジからはみ出る該ウエハの周辺部には、前記複数の周辺領域のうちの何れか1つが該ウエハエッジより内側に投影される周辺ショット領域を割り付けるショット領域割り付けを行ない、
    前記ウエハの中央部は、前記中央領域を、割り付けられた前記中央ショット領域に投影するとともに、前記複数の周辺領域を遮光することにより露光し、
    前記ウエハの周辺部は、対応する周辺領域を、割り付けられた前記周辺ショット領域に投影するとともに、前記中央領域および該対応する周辺領域を除く周辺領域を遮光することにより露光することを特徴とする露光方法。
  2. 前記投影露光装置は、前記ショット領域毎に、前記ショット領域割り付けに従って前記ウエハステージを移動した位置で、該ウエハステージ上に載置されたウエハ表面の高さを、前記ショット領域よりも広い範囲に配置された複数の検知位置で検知して、該ウエハステージの高さもしくは傾斜を調整するものであり、
    前記ショット領域割り付けは、前記中央ショット領域および前記周辺ショット領域それぞれでのウエハ表面高さ検知において、前記複数の検知位置が前記ウエハエッジよりも内側に配置されるように行うことを特徴とする請求項1記載の露光方法。
  3. 前記投影露光装置は、前記ウエハステージ上に載置されたウエハ上にスリット状露光領域を移動させることにより該ウエハを露光するステップアンドスキャン式の露光装置であり、
    前記ショット領域毎に、前記ショット領域割り付けに従って前記ウエハステージを移動した位置で、該ウエハステージ上に載置されたウエハ表面の高さを、前記スリット状露光領域の長手方向に、該ショット領域よりも広範囲に配置された複数の検知位置で検知して、該ウエハステージの高さもしくは傾斜を調整するものであり、
    前記ショット領域割り付けは、前記中央ショット領域および前記周辺ショット領域それぞれでのウエハ表面高さ検知において、前記複数の検知位置が前記ウエハエッジよりも内側に配置されるように行うことを特徴とする請求項1記載の露光方法。
  4. 前記複数の周辺領域は、1つのデバイスパターンからなる第1の周辺領域と、複数のデバイスパターンが縦に配列された第2の周辺領域と、複数のデバイスパターンが横に配列された第3の周辺領域とを有するものであって、
    前記周辺ショット領域は、前記第1の周辺領域が投影される第1の周辺ショット領域と、第2の周辺領域が投影される第2の周辺ショット領域と、第3の周辺領域が投影される第3の周辺ショット領域とを有するものであることを特徴とする請求項1記載の露光方法。
  5. 縦横それぞれ複数のデバイスパターンが配列され、周囲が遮光帯によって囲われた中央マスクパターン領域と、それぞれ少なくとも1つの前記デバイスパターンが配置され、周囲が遮光帯によって囲われた複数の周辺マスクパターン領域とを用いて、露光装置のウエハステージ上に載置されたウエハを露光する露光方法であって、
    前記ウエハの中央部には、前記中央マスクパターン領域が投影される中央ショット領域を割り付けるとともに、該中央マスクパターン領域が投影されるとその一部がウエハエッジからはみ出る該ウエハの周辺部には、前記複数の周辺マスクパターン領域のいずれか1つが該ウエハの周辺部のウエハエッジより内側に投影される周辺ショット領域を割り付けるショット領域割り付けを行い、
    前記ウエハの中央部は、前記中央マスクパターン領域を割り付けられた前記中央ショット領域に投影することにより露光し、
    前記ウエハの周辺部は、対応する周辺マスクパターン領域を割り付けられた前記周辺ショット領域に投影することにより露光することを特徴とする露光方法。
  6. 前記中央マスクパターン領域と前記複数の周辺マスクパターン領域から選ばれた少なくとも2つのマスクパターン領域を、同一のマスク基板上に配置し、前記ウエハの周辺部は、前記対応する周辺マスクパターン領域を割り付けられた前記周辺ショット領域に投影するとともに、同一のマスク基板上に配置された他のマスクパターン領域を遮光することにより露光することを特徴とする請求項5記載の露光方法。
  7. 前記周辺マスクパターン領域は、一つの前記デバイスパターンが配置される第1の周辺マスクパターン領域と、複数の前記デバイスパターンが縦に配列された第2の周辺マスクパターン領域と、複数の前記デバイスパターンが横に配列された第3の周辺マスクパターン領域とを有し、
    前記周辺ショット領域は、前記第1の周辺マスクパターン領域が投影される第1の周辺ショット領域と、前記第2の周辺マスクパターン領域が投影される第2の周辺ショット領域と、第3の周辺マスクパターン領域が投影される第3の周辺ショット領域とを有することを特徴とする請求項5または6記載の露光方法。
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