JP5367483B2 - レチクル及び固体撮像素子の製造方法 - Google Patents

レチクル及び固体撮像素子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、レチクルパターン及び固体撮像素子の製造方法に関する。
1次元CCD(Charge Coupled Device)のように長辺が非常に長いチップを形成しようとした場合、周辺回路部と複数回の繰返し部を露光することで、露光装置の露光エリア以上のチップを形成する。図1は典型的なレチクルレイアウトを示す模式図であり、図2は図1におけるウエハ上の露光ショットマップ130を示す模式図である。固体撮像素子を製造する際、特に1次元CCDはその画素数とそのセルサイズによってチップサイズの長手方向が、例えば20mm〜80mmというように非常に長くなる。そのため、ステッパーを用いた場合、1回の露光ではチップパターンが形成できない。そこで、図1に示すように、同一チップ上に同じパターンの繰返しがある画素部については繰返し部「B」112とし、それ以外のアンプ回路部などの周辺回路部については入力部「A」111及び出力部「C」113として、レチクル101を作成しておく。そして、図2に示すように、露光工程では、まず、入力部「A」111及び出力部「C」113を露光機でブラインドし、繰返し部「B」112のみを数回に分けてウエハ120上に露光する。次に、繰返し部「B」112をブラインドし、入力部「A」111及び出力部「C」112を同時にウエハ120上に露光する。このようにすることで、長手方向の長さ149を有する所望のチップを作成している。この例では、レチクル101の一部をブラインドして、繰返し部「B」4回分と、入力部「A」(隣接する出力部「C」を含む)及び出力部「C」(隣接する入力部「A」を含む)のそれぞれ1回分の合計6回の露光ショットで1次元CCDチップの1個分の露光を行う。
関連する技術として、特許第2624570号公報に固体撮像素子の製造方法が開示されている。この固体撮像素子の製造方法は、投影座標を平行移動させるオフセット装置とレティクルの一部を遮光するブラインド装置とを有する縮小投影露光装置に、チップパターンを描いたレティクルを装着して、上記チップパターンを縮小投影してウエハ上に転写する。この固体撮像素子の製造方法は、予め、上記レティクル上に、上記チップパターンを複数の描画パターンに分割して配置し、上記複数の描画パターンのうち特定の描画パターン以外の残りの描画パターンを上記ブラインド装置によって遮光した状態で、上記特定の描画パターンを上記ウエハ上に転写した後、上記複数の描画パターンのうち上記特定の描画パターンに隣接すべき描画パターン以外の残りの描画パターンを上記ブラインド装置によって遮光した状態で、上記隣接すべき描画パターンを上記オフセット装置によって上記ウエハ上で位置調節して、上記特定の描画パターンと上記隣接すべき描画パターンとの重ねシロの幅を増減させ、上記特定の描画パターンに隣接させて転写する。
また、特開平10−189423号公報に、露光方法が開示されている。この半導体チップの露光方法は、第1から第3のパターンを有するレチクルを用いる。この半導体チップの露光方法は、レチクルの第1のパターンを半導体チップの一端部に露光する工程と、所定の方向に前記露光した第1のパターンに隣接させて第2のパターンを半導体チップの中部に2以上隣接するように露光する工程と、前記所定の方向に前記露光した第2のパターンに隣接させて第3のパターンを半導体チップの他端部に露光する工程とを含む。
また、特開平6−45581号公報に、半導体装置の製造方法が開示されている。この半導体装置の製造方法は、異なる機能の複数の回路部分を有する半導体装置の複数をウエハに作り込む。この半導体装置の製造方法は、前記半導体装置における第1の機能を有する回路部分の任意数について同時に露光することによるパターン描画を繰返して前記第1の機能を有する回路部分についてのパターン描画を行う第1のステップと、前記半導体装置における第2の機能を有する回路部分の任意数について同時に露光することによるパターン描画を繰返して前記第2の機能を有する回路部分についてのパターン描画を行う第2のステップと、を少なくとも備える。
特開平2−121368号公報に、電荷結合型カラーラインセンサのパターン形成方法が開示されている。この電荷結合型カラーラインセンサのパターン形成方法は、分割露光によりパターンを形成するようにしている。この電荷結合型カラーラインセンサのパターン形成方法は、上記分割露光により形成される繰返しパターン部のビット数を12の倍数とすることを特徴とする。
特開平2−037773号公報に、固体撮像素子のレチクル作成方法が開示されている。この固体撮像素子のレチクル作成方法は、固体撮像素子の受光部の少なくとも1個の単位受光素子からなる繰返し単位セルの形状を画定するパタンをレチクルの表面にエネルギー線束を走査させることにより描画し、前記固体撮像素子のレチクルを作成する。この作成方法において、前記レチクルの少なくとも1つの工程のレチクルは、他の工程のレチクルと、前記繰返し単位セルを構成する前記単位受光素子の数を変えて製造することを特徴とする。
特許第2624570号公報 特開平10−189423号公報 特開平6−045581号公報 特開平2−121368号公報 特開平2−037773号公報
図2のような露光ショットマップの場合、上述の1次元CCDチップの1個分に相当する仮想露光ショット148(網掛け部)を自動目ずれ測定の基本ステップとして設定しなくてはならない。繰返し部「B」112、入力部「A」111及び出力部「C」113の大きさがそれぞれ異なる場合が多く、基本ステップ毎に自動的に目ずれ測定を行おうとしても、基本ステップと各部全ての大きさとを対応させることが困難であるため、各部の露光ごとに自動目ずれ測定を行うことができないからである。ところが、そのように設定した場合、仮想露光ショット148における長手方向の長さ149が、自動目ずれ測定器のサイズ設定の制限以上になり、測定が困難になる場合が考えられる。あるいは、制限以下であっても、ウエハ120上の目ずれ測定箇所が著しく制限される場合が考えられる。例えば、図2の例では、1つの仮想露光ショット148は、4回の繰返し部「B」112の露光ショットと、1回の入力部「A」111及び出力部「C」112の露光ショットとから成り立っている。このとき、自動目ずれ測定箇所は、その仮想露光ショット148内の繰返し部「B」112の露光ショット、又は、入力部「A」111及び出力部「C」112の露光ショットのいずれかにおける1箇所の露光ショット箇所でしか測定が出来ない。例えば、繰返し部「B」112に自動目ずれ測定時に使用する目ずれ測定パターンを配置すると、仮想露光ショット148内に4個の目ずれ測定パターンが存在することになる。しかし、自動目ずれ測定の基本ステップは上記仮想露光ショット148に設定しているため、目ずれ測定は、その4箇所のうち1箇所でしか測定できない。そうなると、自動目ずれ測定可能な箇所がウエハ120上の偏った箇所にしか設定できず、目ずれ補正の精度が悪化してしまう問題が発生する。
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明のレチクル(1、1a、1b、1c)は、繰返しパターン(12、12a、12b、12c)と、周辺パターン(11/13、11a/13a、11b/13b、11c/13c)とを具備する。繰返しパターン(12、12a、12b、12c)及び周辺パターン(11/13、11a/13a、11b/13b、11c/13c)のうち、第1方向の辺の長さが同じか長い方を、当該辺の長さが第1長さである第1パターンとし、第1方向の辺の長さが同じか短い方を、当該辺の長さが第2長さである第2パターンとすると、第1長さは、第2長さのn倍(nは1以上の整数)である。第1パターンは、第1パターンの上端部から、第2長さ以下の第3長さの位置、及び、第3長さ+(n−1)×第2長さに目ずれ測定パターン(60、60a、60b、60c)を備える。第2パターンは、第2パターンの上端部から、第3長さの位置に目ずれ測定パターン(60、60a、60b、60c)を備える。
本発明のレチクル(1、1a、1b、1c)では、繰返しパターン(12、12a、12b、12c)及び周辺パターン(11/13、11a/13a、11b/13b、11c/13c)のうち、一方を第1パターン、他方を第2パターンとし、第1長さを第2長さのn倍(nは1以上の整数)とし、第1、第2パターンにおいて上端部から同じ位置(第3長さ)及び同じ間隔(第2長さ)となるように目ずれ測定パターン(60、60a、60b、60c)を設けている。このようなレチクル(1、1a、1b、1c)を用いることで、一個の固体撮像素子(CCD)のパターンを露光するとき、露光ショットの全てにおいて、同じ間隔で目ずれ測定パターン(61、61a、61b、61c)を形成することができる。それにより、その間隔を基本ステップとし、その目ずれ測定パターン(61、61a、61b、61c)を用いることで、各仮想露光ショットにおいて、自動目ずれ測定を実施することができる。すなわち、一個の固体撮像素子(CCD)内に複数の目ずれ測定パターン(61、61a、61b、61c)を設けることができ、自動目ずれ測定箇所を増やすことができる。その結果、目ずれ補正の精度を著しく向上させることができる。
本発明の固体撮像素子の製造方法は、ウエハ(20、20a、20b、20c)及びレチクル(1、1a、1b、1c)を露光機にセットする工程を具備する。ここで、レチクル(1、1a、1b、1c)は、CCD(Charge Coupled Device)の画素部を示す繰返しパターン(12、12a、12b、12c)と、CCDの周辺回路部を示す周辺パターン(11/13、11a/13a、11b/13b、11c/13c)とを具備する。繰返しパターン(12、12a、12b、12c)及び周辺パターン(11/13、11a/13a、11b/13b、11c/13c)のうち、第1方向の辺の長さが同じか長い方を、当該辺の長さが第1長さである第1パターンとし、第1方向の辺の長さが同じか短い方を、当該辺の長さが第2長さである第2パターンとすると、第1長さは、第2長さのn倍(nは1以上の整数)である。第1パターンは、第1パターンの上端部から、第2長さ以下の第3長さの位置、及び、第3長さ+(n−1)×第2長さに目ずれ測定パターン(60、60a、60b、60c)を備える。第2パターンは、第2パターンの上端部から、第3長さの位置に目ずれ測定パターン(60、60a、60b、60c)を備える。本発明の固体撮像素子の製造方法は、更に、周辺パターン(11/13、11a/13a、11b/13b、11c/13c)をブラインドして、繰返しパターン(12)を複数回に分けてウエハ(20)上に露光する工程と、繰返しパターン(12、12a、12b、12c)をブラインドして、周辺パターン(11/13、11a/13a、11b/13b、11c/13c)をウエハ(20、20a、20b、20c)上に露光する工程と、目ずれ測定パターン(60、60a、60b、60c)を用いた自動目ずれ測定を実行する工程とを具備する。
本発明では、上述のレチクル(1、1a、1b、1c)を用いているので、ウエハ(20、20a、20b、20c)上の自動目ずれ測定箇所の制限を無くすことができる。すなわち、一個のCCDチップに対して複数の箇所で自動目ずれ測定を行うことができる。それにより、目ずれ補正の精度向上を図ることができる。それにより、固体撮像素子について、より精度の良い設計が可能となり、またその製造歩留りを向上することができる。
本発明により、露光時の自動目ずれ補正の精度を向上さることが可能なレチクル、及び、設計精度や製造歩留りを向上させることが可能な固体撮像素子の製造方法を提供することができる。
図1は、典型的なレチクルレイアウトを示す模式図である。 図2は、図1におけるウエハ上の露光ショットマップを示す模式図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係るレチクルレイアウトの一例を示す模式図である。 図4は、図3におけるウエハ上の露光ショットマップの一例を示す模式図である。 図5Aは、図3における仮想露光ショットマップの一例を示す模式図である。 図5Bは、図3における仮想露光ショットマップの一例の一部を示す模式図である。 図6は、図3における目ずれ測定パターンの配置の一例を示す模式図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態に係るレチクルレイアウトの一例を示す模式図である。 図8は、図7におけるウエハ上の露光ショットマップの一例を示す模式図である。 図9Aは、図7における仮想露光ショットマップの一例を示す模式図である。 図9Bは、図7における仮想露光ショットマップの一例の一部を示す模式図である。 図10は、図7における目ずれ測定パターンの配置の一例を示す模式図である。 図11は、本発明の第3の実施の形態に係るレチクルレイアウトの一例を示す模式図である。 図12は、図11おけるウエハ上の露光ショットマップの一例を示す模式図である。 図13Aは、図11における仮想露光ショットマップの一例を示す模式図である。 図13Bは、図11における仮想露光ショットマップの一例の一部を示す模式図である。 図14は、図11における目ずれ測定パターンの配置の一例を示す模式図である。 図15は、本発明の実施の形態に係るレチクルレイアウトの応用例を示す模式図である。 図16は、図15におけるウエハ上の露光ショットマップの一例を示す模式図である。
以下、本発明の固体撮像素子の製造方法及びレチクルパターンの実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。本実施の形態では、レチクルレイアウトにおいて、繰返し部「B」(又は繰返しパターン)の長手方向長さと、入力部「A」及び出力部「C」(周辺パターン)の長手方向長さの合計との関係を整数比にし、自動目ずれ測定時における仮想露光ショットの長手方向長さを繰返し部「B」の長手方向長さ、又は、入力部「A」及び出力部「C」の長手方向長さの合計のいずれかに設定し、目ずれ測定パターンをウエハ上に等間隔に配置する。それにより、自動目ずれ測定の基本ステップにおける仮想露光ショット内の長手方向長さを減らすことができ、ウエハ上における自動目ずれ測定箇所を増やすことが可能であり、目ずれ補正精度の向上が可能になる。以下、詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像素子の製造方法及びレチクルパターンについて、添付図面を参照して説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態に係るレチクルレイアウトの一例を示す模式図である。
図3に示すレチクル1は、一方向に長い矩形形状の1次元CCD(Charge Coupled Device)チップの製造に用いられるレチクルである。以下、そのチップにおける長手方向を、単に「長手方向」という。レチクル1は、繰返し部「B」12、入力部「A」11、及び出力部「C」13を備えている。繰返し部「B」12は、同一チップ上に同じパターンの繰返しがある画素部の露光用のパターンである。入力部「A」11及び出力部「C」13は、画素部以外のアンプ回路部などの周辺回路部(例示:入力回路部、出力回路部)の露光用のパターンである。繰返し部「B」12、入力部「A」11、及び出力部「C」13は、一方の側からこの順に並んで設けられている。
ここで、繰返し部「B」12の長手方向長さをYb1、入力部「A」11の長手方向長さをYa1、及び出力部「C」13の長手方向の長さYc1とする。このとき、Yb1と、Ya1及びYc1との関係はYb1=Ya1+Yc1、つまり、繰返し部「B」12の長手方向長さYb1と、入力部「A」11及び出力部「C」13の長手方向長さの合計Ya1+Yc1との比率は1:1の整数比である。すなわち、Yb1はYa1+Yc1の整数倍(ここでは1倍)、又は、Ya1+Yc1はYb1の整数倍(n倍(nは1以上の整数)、ここではn=1倍)である。
図4は、図3(整数比1:1)におけるウエハ上の露光ショットマップ30の一例を示す模式図である。露光工程では、まず、繰返し部「B」12をブラインドし、出力部「C」13及び入力部「A」11を同時にウエハ20上に露光する。次に、出力部「C」13及び入力部「A」11をブラインドし、繰返し部「B」12のみを数回に分けてウエハ20上に露光する。続いて、繰返し部「B」12をブラインドし、出力部「C」13及び入力部「A」11を同時にウエハ20上に露光する。このようにすることで、長手方向の長さ49を有する所望の長手チップを作成している。この例では、レチクル1の一部をブラインドして、入力部「A」(及び隣接する出力部「C」)を1回分と、繰返し部「B」を3回分と、出力部「C」(及び隣接する入力部「A」)を1回分の合計5回の露光ショットで1チップ分の露光ショットサイズ49(網掛け部)の露光を行う。
図5A及び図5Bは、図3(整数比1:1)における仮想露光ショットマップ40の一例、及びその一部を示す模式図である。ただし、図5Bは図5AのP1部分の拡大図である。仮想露光ショットマップ40に配置される仮想露光ショット45は、自動目ずれ測定時における基本ステップとして設定される。このとき、自動目ずれ測定時での基本ステップとなる仮想露光ショット45の長手方向長さを、繰返し部「B」12の長手方向長さYb1(=Ya1+Yc1)に設定する。すなわち、仮想露光ショット45の長手方向長さを、図2のような複数の繰返し部「B」の長手方向長さと1つの入力部「A」及び出力部「C」の長手方向長さの合計ではなく、1つの繰返し部「B」12の長手方向長さ=1つの入力部「A」及び出力部「C」の長手方向長さの合計とする。従って、1つの仮想露光ショット45(実線)は、1つの繰返し部「B」の露光ショット42(破線)に対応し、又は、1つの入力部「A」の露光ショット41(破線)及び1つの出力部「C」の露光ショット43(破線)の合計に対応している。すなわち、自動目ずれ測定において、基本ステップとして仮想露光ショット45を用いることで、繰返し部「B」12の露光ごとの目ずれ測定、及び、入力部「A」11及び出力部「C」13の同時露光ごとの目ずれ測定、を行うことになる。
ここで、自動目ずれ測定時に使用する目ずれ測定パターン60は、繰返し部「B」12内と、入力部「A」11及び出力部「C」13内とにおいて、同じ位置に配置する。図6は、図3(整数比1:1)における目ずれ測定パターンの配置の一例を示す模式図である。目ずれ測定パターン60を繰返し部「B」12の露光ショット時の左上端部Lから長手方向にaの距離に配置した場合、入力部「A」11及び出力部「C」13の露光ショット時の左上端部Lからもaの距離に目ずれ測定パターン60を配置する。それにより、図5Bに示されるように、目ずれ測定パターン61がウエハ20上の対応する位置に形成される。
このように、1:1の整数比の場合、自動目ずれを測定する際の基本ステップとなる仮想露光ショット45の長手方向の長さは、実際の露光ショットの長手方向長さ(繰返し部「B」12の長手方向長さYb1や、入力部「A」11及び出力部「C」13の長手方向長さの合計(Ya1+Yc1))と同じに設定可能である。このため、自動目ずれ測定箇所のウエハ20上の位置の制限は無くなる。
本実施の形態では、上記のレチクル1を用いることで、一個分の固体撮像素子(CCD)のパターンを露光するとき、出力部「C」13及び入力部「A」11の同時露光、及び繰返し部「B」12の露光において、同じ位置に目ずれ測定パターン61を形成することができる。それにより、非常に小さい仮想露光ショット45を基本ステップとして自動目ずれ測定を実施することができる。すなわち、図1や図2の場合と比較して、格段に自動目ずれ測定箇所を増やすことができる。その結果、目ずれ補正の精度を著しく向上させることができる。それにより、より精度の良い設計が可能となり、歩留り向上を図ることができる。
次に、本発明の第1の実施の形態における固体撮像素子の製造方法は以下のようにして行う。
まず、投影座標を平行移動させるオフセット装置とレチクルの一部をブラインドするブラインド装置とを有する露光機に、ウエハ20及びレチクル1をセットする。
そして、まず、繰返し部「B」12を露光機でブラインドする。そして、出力部「C」13及び入力部「A」11を同時にウエハ20上に露光する。その後、ウエハ20とレチクル1との相対位置を移動する。次に、入力部「A」11及び出力部「C」13を露光機でブラインドする。そして、繰返し部「B」12のみを数回に分けてウエハ20上に露光する。すなわち、繰返し部「B」12のウエハ20上への露光と、ウエハ20とレチクル1との相対位置の移動とを数回に分けて実行する。その後、ウエハ20とレチクル1との相対位置を移動する。次に、繰返し部「B」12を露光機でブラインドする。そして、入力部「A」11及び出力部「C」13を同時にウエハ20上に露光する。以上の工程を、ウエハ20の所定の領域において繰り返す。続いて、仮想露光ショット45を基本ステップとして目ずれ測定パターン61を用いた自動目ずれ測定を行う。自動目ずれ測定では、各露光ショットでどれだけずれているかを測定し、ある一定の規格以上ずれていた場合に、再工事を行う。再工事とはフォトレジストをウエハ上から剥離し、再度、塗布、露光を行う。このとき、目ずれ測定結果を用いた補正を実施し、精度を向上させる。
以上の製造方法により、長手方向の長さ49を有する所望の一個の長手チップ(CCDチップ)、すなわち、固体撮像素子が製造される。このように上記のレチクル1を用いて固体撮像素子の製造を行うことで、ウエハ20上の自動目ずれ測定箇所の制限を無くすことができる。すなわち、一個のCCDチップに対して複数の箇所で自動目ずれ測定を行うことができる。それにより、図1や図2の場合と比較して、目ずれ補正の精度向上を図ることができる。それにより、固体撮像素子について、より精度の良い設計が可能となり、またその製造歩留りを向上することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る固体撮像素子の製造方法及びレチクルパターンについて、添付図面を参照して説明する。図7は、本発明の第2の実施の形態に係るレチクルレイアウトの一例を示す模式図である。
図7に示すレチクル1aは、一方向に長い矩形形状の1次元CCDチップの製造に用いられるレチクルである。以下、そのチップにおける長手方向を、単に「長手方向」という。レチクル1aは、繰返し部「B」12a、入力部「A」11a、及び出力部「C」13aを備えている。繰返し部「B」12aは、同一チップ上に同じパターンの繰返しがある画素部の露光用である。入力部「A」11a及び出力部「C」13aは、画素部以外のアンプ回路部などの周辺回路部の露光用である。繰返し部「B」12a、入力部「A」11a、及び出力部「C」13aは、一方の側からこの順に並んで設けられている。
ここで、繰返し部「B」12aの長手方向長さをYb2、入力部「A」11aの長手方向長さをYa2、及び出力部「C」13aの長手方向の長さYc2とする。このとき、Yb2と、Ya2及びYc2との関係は2×Yb2=Ya2+Yc2、つまり、繰返し部「B」12aの長手方向長さYb2と、入力部「A」11a及び出力部「C」13aの長手方向長さの合計Ya2+Yc2との比率は1:2の整数比である。すなわち、Ya2+Yc2はYb2の整数倍(ここではn=2倍)である。
図8は、図7(整数比1:2)におけるウエハ上の露光ショットマップ30aの一例を示す模式図である。露光工程では、まず、繰返し部「B」12をブラインドし、出力部「C」13及び入力部「A」11を同時にウエハ20上に露光する。次に、出力部「C」13a及び入力部「A」11aを露光機でブラインドし、繰返し部「B」12aのみを数回に分けてウエハ20a上に露光する。続いて、繰返し部「B」12aをブラインドし、出力部「C」13a及び入力部「A」11aを同時にウエハ20a上に露光する。このようにすることで、長手方向の長さ49aを有する所望の長手チップを作成している。この例では、レチクル1aの一部をブラインドして、入力部「A」(及び隣接する出力部「C」)を1回分と、繰返し部「B」を6回分と、出力部「C」(及び隣接する入力部「A」)を1回分の合計8回の露光ショットで1チップ分の露光ショットサイズ48a(網掛け部)の露光を行う。
図9A及び図9Bは、図7(整数比1:2)における仮想露光ショットマップ40aの一例、及びその一部を示す模式図である。ただし、図9Bは、図9AのP2部分の拡大図である。仮想露光ショットマップ40aに配置される仮想露光ショット45aは、自動目ずれ測定時における基本ステップとして設定される。このとき、自動目ずれ測定時での基本ステップとなる仮想露光ショット45aの長手方向長さを、繰返し部「B」12aの長手方向長さYb2(=(Ya2+Yc2)/2)に設定する。すなわち、仮想露光ショット45aの長手方向長さを、図2のような複数の繰返し部「B」の長手方向長さと1つの入力部「A」及び出力部「C」の長手方向長さの合計ではなく、1つの繰返し部「B」12aの長手方向長さ=(1つの入力部「A」及び出力部「C」の長手方向長さの合計)/2とする。従って、1つの仮想露光ショット45a(実線)は、1つの繰返し部「B」の露光ショット42a(破線)に対応し、又は、(1つの入力部「A」の露光ショット41a(破線)及び1つの出力部「C」の露光ショット43a(破線)の合計)の半分に対応している。すなわち、自動目ずれ測定において、基本ステップとして仮想露光ショット45aを用いることで、繰返し部「B」12aの露光ごとの目ずれ測定、及び、入力部「A」11a及び出力部「C」13aの露光の半分ごとの目ずれ測定、を行うことになる。
ここで、自動目ずれ測定時に使用する目ずれ測定パターン60aは、繰返し部「B」12a内に一箇所と、入力部「A」11a及び出力部「C」13aの長手方向の長さの半分ずつの領域内にそれぞれ一箇所とにおいて、同じ位置に配置する。図10は、図7(整数比1:2)における目ずれ測定パターンの配置の一例を示す模式図である。目ずれ測定パターン60aを繰返し部「B」12aの露光ショット時の左上端部Lから長手方向にbの距離に配置した場合、入力部「A」11a及び出力部「C」13aの露光ショット時の左上端部Lから長手方向にbの距離に目ずれ測定パターン60aを配置し、かつ、左上部端Lから長手方向にb+Yb2の距離にも目ずれ測定パターン60aを配置する。それにより、図9Bに示されるように、目ずれ測定パターン61aがウエハ20a上の対応する位置に形成される。
このように、1:2の整数比の場合、自動目ずれを測定する際の基本ステップとなる仮想露光ショット45aの長手方向の長さを繰返し部「B」12aの長手方向長さYb2(=入力部「A」11a及び出力部「C」13aの長手方向長さの合計の半分((Ya2+Yc2)/2))に設定する。それにより、仮想露光ショット45a内における目ずれ測定パターンの位置は、どの仮想露光ショット45aでも同じになるため、自動目ずれ測定箇所のウエハ上の位置の制限が無くなる。
本実施の形態においても、上記のレチクル1aを用いることで、一個の固体撮像素子(CCD)のパターンを露光するとき、出力部「C」13a及び入力部「A」11aの同時露光、及び繰返し部「B」12aの露光において、同じ位置に目ずれ測定パターン61aを形成することができる。それにより、非常に小さい仮想露光ショット45aを基本ステップとして、自動目ずれ測定を実施することができる。すなわち、図1や図2の場合と比較して、格段に自動目ずれ測定箇所を増やすことができる。その結果、目ずれ補正の精度を著しく向上させることができる。それにより、より精度の良い設計が可能となり、歩留り向上を図ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態における固体撮像素子の製造方法は以下のようにして行う。
まず、投影座標を平行移動させるオフセット装置とレチクルの一部をブラインドするブラインド装置とを有する露光機に、ウエハ20a及びレチクル1aをセットする。
そして、まず、繰返し部「B」12aを露光機でブラインドする。そして、出力部「C」13a及び入力部「A」11aを同時にウエハ20a上に露光する。その後、ウエハ20aとレチクル1aとの相対位置を移動する。次に、出力部「C」13a及び入力部「A」11aを露光機でブラインドする。そして、繰返し部「B」12aのみを数回に分けてウエハ20a上に露光する。すなわち、繰返し部「B」12aのウエハ20a上への露光と、ウエハ20aとレチクル1aとの相対位置の移動とを数回に分けて実行する。その後、ウエハ20aとレチクル1aとの相対位置を移動する。次に、繰返し部「B」12aを露光機でブラインドする。そして、出力部「C」13a及び入力部「A」11aを同時にウエハ20a上に露光する。以上の工程を、ウエハ20aの所定の領域において繰り返す。続いて、仮想露光ショット45aを基本ステップとして目ずれ測定パターン61aを用いた自動目ずれ測定を行う。自動目ずれ測定では、各露光ショットでどれだけずれているかを測定し、ある一定の規格以上ずれていた場合に、再工事を行う。再工事とはフォトレジストをウエハ上から剥離し、再度、塗布、露光を行う。このとき、目ずれ測定結果を用いた補正を実施し、精度を向上させる。
以上の製造方法により、長手方向の長さ49aを有する所望の一個の長手チップ(CCDチップ)、すなわち、固体撮像素子が製造される。この場合にも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る固体撮像素子の製造方法及びレチクルパターンについて、添付図面を参照して説明する。図11は、本発明の第3の実施の形態に係るレチクルレイアウトの一例を示す模式図である。
図11に示すレチクル1bは、一方向に長い矩形形状の1次元CCDチップの製造に用いられるレチクルである。以下、そのチップにおける長手方向を、単に「長手方向」という。レチクル1bは、繰返し部「B」12b、入力部「A」11b、及び出力部「C」13bを備えている。繰返し部「B」12bは、同一チップ上に同じパターンの繰返しがある画素部の露光用である。入力部「A」11b及び出力部「C」13bは、画素部以外のアンプ回路部などの周辺回路部の露光用である。繰返し部「B」12b、入力部「A」11b、及び出力部「C」13bは、一方の側からこの順に並んで設けられている。
ここで、繰返し部「B」12bの長手方向長さをYb3、入力部「A」11bの長手方向長さをYa3、及び出力部「C」13bの長手方向の長さYc3とする。このとき、Yb3と、Ya3及びYc3との関係はYb3=2×(Ya3+Yc3)、つまり、繰返し部「B」12bの長手方向長さYb3と、入力部「A」11b及び出力部「C」13bの長手方向長さの合計Ya3+Yc3との比率は2:1の整数比である。すなわち、Yb3はYa3+Yc3の整数倍(ここではn=2倍)である。
図12は、図11(整数比2:1)におけるウエハ上の露光ショットマップ30bの一例を示す模式図である。露光工程では、まず、繰返し部「B」12bをブラインドし、出力部「C」13b及び入力部「A」11bを同時にウエハ20b上に露光する。次に、出力部「C」13b及び入力部「A」11bを露光機でブラインドし、繰返し部「B」12bのみを数回に分けてウエハ20b上に露光する。次に、繰返し部「B」12bをブラインドし、出力部「C」13b及び入力部「A」11bを同時にウエハ20b上に露光する。このようにすることで、長手方向の長さ49bを有する所望の長手チップを作成している。この例では、レチクル1bの一部をブラインドして、入力部「A」(及び隣接する出力部「C」)を1回分と、繰返し部「B」を3回分と、出力部「C」(及び隣接する入力部「A」)を1回分の合計5回の露光ショットで1チップ分の露光ショットサイズ48b(網掛け部)の露光を行う。
図13A及び図13Bは、図11(整数比2:1)における仮想露光ショットマップ40bの一例、及びその一部を示す模式図である。ただし、図13Bは、図13AのP3部分の拡大図である。仮想露光ショットマップ40bに配置される仮想露光ショット45bは、自動目ずれ測定時における基本ステップとして設定される。このとき、自動目ずれ測定時での基本ステップとなる仮想露光ショット45bの長手方向長さを、繰返し部「B」12bの長手方向長さの半分Yb3/2(=Ya3+Yc3)に設定する。すなわち、仮想露光ショット45bの長手方向長さを、図2のような複数の繰返し部「B」の長手方向長さと1つの入力部「A」及び出力部「C」の長手方向長さの合計ではなく、1つの繰返し部「B」12bの長手方向長さの半分=(1つの入力部「A」及び出力部「C」の長手方向長さの合計)とする。従って、1つの仮想露光ショット45b(実線)は、1つの繰返し部「B」の露光ショット42b(破線)の半分に対応し、又は、1つの入力部「A」の露光ショット41b(破線)及び1つの出力部「C」の露光ショット43b(破線)の合計に対応している。すなわち、自動目ずれ測定において、基本ステップとして仮想露光ショット45bを用いることで、繰返し部「B」12bの露光の半分ごとの目ずれ測定、及び、入力部「A」11b及び出力部「C」13bの露光ごとの目ずれ測定、を行うことになる。
ここで、自動目ずれ測定時に使用する目ずれ測定パターン60aは、繰返し部「B」12bの長手方向の長さの半分ずつの領域内にそれぞれ一箇所と、入力部「A」11b及び出力部「C」13b内に一箇所とにおいて、同じ位置に配置する。図14は、図11(整数比1:2)における目ずれ測定パターンの配置の一例を示す模式図である。目ずれ測定パターン60bを入力部「A」11b及び出力部「C」13bの露光ショット時の左上端部Lから長手方向にcの距離に配置した場合、繰返し部「B」12bの露光ショット時の左上端部Lから長手方向にcの距離に目ずれ測定パターン60bを配置し、かつ、左上部端Lから長手方向にc+(Ya3+Yc3)の距離にも目ずれ測定パターン60bを配置する。それにより、図13Bに示されるように、目ずれ測定パターン61bがウエハ20b上の対応する位置に形成される。
このように、2:1の整数比の場合、自動目ずれを測定する際の基本ステップとなる仮想露光ショット45bの長手方向の長さを入力部「A」と出力部「C」の長手方向長さの合計(Ya2+Yc2)(=繰返し部「B」12aの長手方向長さYb2の半分(Yb3/2))に設定する。それにより、仮想露光ショット45b内における目ずれ測定パターンの位置は、どの仮想露光ショット54bでも同じになるため、自動目ずれ測定箇所のウエハ上の位置の制限が無くなる。
本実施の形態においても、上記のレチクル1bを用いることで、一個の固体撮像素子(CCD)のパターンを露光するとき、出力部「C」13b及び入力部「A」11bの同時露光、及び繰返し部「B」12bの露光において、同じ位置に目ずれ測定パターン61bを形成することができる。それにより、非常に小さい仮想露光ショット45bを基本ステップとして、自動目ずれ測定を実施することができる。すなわち、図1や図2の場合と比較して、格段に自動目ずれ測定箇所を増やすことができる。その結果、目ずれ補正の精度を著しく向上させることができる。それにより、より精度の良い設計が可能となり、歩留り向上を図ることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態における固体撮像素子の製造方法は以下のようにして行う。
まず、投影座標を平行移動させるオフセット装置とレチクルの一部をブラインドするブラインド装置とを有する露光機に、ウエハ20b及びレチクル1bをセットする。
そして、まず、繰返し部「B」12bを露光機でブラインドする。そして、出力部「C」13b及び入力部「A」11bを同時にウエハ20b上に露光する。その後、ウエハ20bとレチクル1bとの相対位置を移動する。次に、出力部「C」13b及び入力部「A」11bを露光機でブラインドする。そして、繰返し部「B」12bのみを数回に分けてウエハ20b上に露光する。すなわち、繰返し部「B」12bのウエハ20b上への露光と、ウエハ20bとレチクル1bとの相対位置の移動とを数回に分けて実行する。次に、繰返し部「B」12bを露光機でブラインドする。そして、出力部「C」13b及び入力部「A」11bを同時にウエハ20b上に露光する。以上の工程を、ウエハ20bの所定の領域において繰り返す。続いて、仮想露光ショット45bを基本ステップとして目ずれ測定パターン61bを用いた自動目ずれ測定を行う。自動目ずれ測定では、各露光ショットでどれだけずれているかを測定し、ある一定の規格以上ずれていた場合に、再工事を行う。再工事とはフォトレジストをウエハ上から剥離し、再度、塗布、露光を行う。このとき、目ずれ測定結果を用いた補正を実施し、精度を向上させる。
以上の製造方法により、長手方向の長さ49bを有する所望の一つの長手チップ(CCDチップ)、すなわち、固体撮像素子が製造される。この場合にも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
上記第1〜第3の実施の形態において、繰返し部「B」の長手方向長さと、入力部「A」と出力部「C」の長手方向長さの合計とを整数比(一方が他方の整数倍)にして、繰返し部「B」の長手方向長さ、及び、入力部「A」と出力部「C」の長手方向長さの合計のうちのいずれか短い方を、自動目ずれ測定する際の仮想露光ショットの長手方向長さに設定する。それにより、自動目ずれ測定箇所のウエハ上の位置の制限を無くすことができる。もし整数比(整数倍)で無いとすれば場合、ウエハ上の長手方向へのチップ形成が複数あると、前述のように繰返し部「B」の長手方向長さ、及び、入力部「A」と出力部「C」の長手方向長さの合計のうちのいずれか短い方を自動目ずれ測定する際の仮想露光ショットの長手方向長さに設定したとしても、仮想露光ショットと実際の露光ショットとがずれてしまい目ずれ測定が出来ない。
上記第1〜第3の実施の形態では繰返し部「B」をブラインドし、入力部「A」と出力部「C」を同時に露光することを考えている。しかし、それぞれを別々に露光する場合でも、各実施の形態の技術を同様に適用可能である。また、上記第1〜第3の実施の形態では繰返し部「B」、入力部「A」、出力部「C」をレチクル長手方向に縦に配置している。しかし、それぞれが横に配置されている場合でも、各実施の形態の技術を同様に適用可能である。その一例を示しているのが下記の図15及び図16である。
図15は、本発明の実施の形態に係るレチクルレイアウトの応用例を示す模式図である。また、図16は、図15におけるウエハ上の露光ショットマップ30cの一例を示す模式図である。このようなレチクルレイアウトにおいても、YbbとYaa+Yccの長さの比を整数倍にし、目ずれ測定における仮想露光ショットの長手方向長さYbb、Yaa+Yccのどちらか短い方に設定し、繰返し部「B」、入力部「A」、出力部「C」を2つずつブラインドして各部を別々に露光することによって、上記第1〜第3の実施の形態と同様の効果が得られる。
また、本発明は、固体撮像素子の製造に限定されるものではなく、例えば、一つのレチクルの一部をブラインドして他の部分を用いて露光し、その後、当該他の部分をブラインドして当該一部を用いて露光するような他の素子に対しても同様に使用することができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。そして、各実施の形態の技術は、矛盾の発生しない限り他の実施の形態においても同様に適用可能である。
1、1a、1b、1c、101 レチクル
11、11a、11b、11c、111 入力部「A」
12、12a、12b、12c、112 繰返し部「B」
13、13a、13b、13c、113 出力部「C」
20、20a、20b、20c、120 ウエハ
30、30a、30b、30c、130 露光ショットマップ
40、40a、40b 仮想露光ショットマップ
41、41a、41b 入力部「A」の露光ショット
42、42a、42b 繰返し部「B」の露光ショット
43、43a、43b 出力部「C」の露光ショット
45、45a、45b 仮想露光ショット
48、48a、48b、148 仮想露光ショットサイズ
49、49a、49b、149 チップの長手方向長さ
60、60a、60b 目ずれ測定パターン
61、61a、61b ウエハ上の目ずれ測定パターン

Claims (4)

  1. 繰返しパターンと、
    前記繰り返しパターンとはパターンが異なる周辺パターンとを具備し、
    前記繰返しパターン及び前記周辺パターンのうち、第1方向の辺の長さが同じか長い方を、当該辺の長さが第1長さである第1パターンとし、前記第1方向の辺の長さが同じか短い方を、当該辺の長さが第2長さである第2パターンとすると、
    前記第1長さは、前記第2長さのn倍(nは1以上の整数)であり、
    前記第1パターンは、前記第1パターンの上端部から、前記第2長さ以下の第3長さの位置、及び、前記第3長さ+(n−1)×前記第2長さに目ずれ測定パターンを備え、
    前記第2パターンは、前記第2パターンの上端部から、前記第3長さの位置に目ずれ測定パターンを備える
    レチクル。
  2. 請求項1に記載のレチクルにおいて、
    前記繰返しパターンは、CCD(Charge Coupled Device)画素部を示すパターンを含み、
    前記周辺パターンは、前記CCDの周辺回路部を示すパターンを含む
    レチクル。
  3. ウエハ及びレチクルを露光機にセットする工程と、
    ここで、前記レチクルは、
    繰返しパターンと、
    前記繰り返しパターンとはパターンが異なる周辺パターンとを具備し、
    前記繰返しパターン及び前記周辺パターンのうち、第1方向の辺の長さが同じか長い方を、当該辺の長さが第1長さである第1パターンとし、前記第1方向の辺の長さが同じか短い方を、当該辺の長さが第2長さである第2パターンとすると、
    前記第1長さは、前記第2長さのn倍(nは1以上の整数)であり、
    前記第1パターンは、前記第1パターンの上端部から、前記第2長さ以下の第3長さの位置、及び、前記第3長さ+(n−1)×前記第2長さに目ずれ測定パターンを備え、
    前記第2パターンは、前記第2パターンの上端部から、前記第3長さの位置に目ずれ測定パターンを備え、
    前記繰返しパターンは、CCD(Charge Coupled Device)画素部を示すパターンを含み、
    前記周辺パターンは、前記CCDの周辺回路部を示すパターンを含み、
    前記周辺パターンをブラインドして、前記繰返しパターンを複数回に分けて前記ウエハ上に露光する工程と、
    前記繰返しパターンをブラインドして、前記周辺パターンを前記ウエハ上に露光する工程と、
    前記目ずれ測定パターンを用いた自動目ずれ測定を実行する工程と
    を具備する
    固体撮像素子の製造方法。
  4. 請求項3に記載の固体撮像素子の製造方法において、
    前記自動目ずれ測定時における仮想露光ショットの前記第1方向の長さは前記第2長さである
    固体撮像素子の製造方法。
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