JP2009078669A - 天井格納式シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シート本体と車体フロア或いは車体天井とのロック状態を解除する操作レバーの解除操作を継続したままでも、シート本体を車体フロア或いは車体天井と係合ロックさせられるようにする。
【解決手段】シート本体1を車体フロアF上から車体天井C下に持ち上げて格納することのできる天井格納式シートである。シート本体1にはフロアロック装置7と天井ロック装置8とが配備されており、各ロック装置7,8は常時はロック可能状態となっているが、操作レバー5と接続された各解除ケーブルが牽引操作された状態ではロック解除されると共に係合ロック不能な状態に保持される。操作レバー5の操作力伝達経路には操作レバー5からの解除操作力を各解除ケーブルに伝達してロック状態を解除した後に操作力の伝達を遮断して各ロック装置7,8をロック可能状態に戻す切換機構20が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、天井格納式シートに関する。詳しくは、着座部となるシート本体を車体フロア上の使用位置から車体天井下の格納位置に持ち上げて格納することのできる天井格納式シートに関する。
従来、車両のリヤシートでは、その設置スペースを荷室スペースとして空けられるようにするために、シート本体を折畳んだ状態にして車体天井に格納できるようにしたものがある。
ここで、下記特許文献1には、シートバック背後に設けた操作レバーを操作することによって、シート本体と車体フロアとのロック状態を解除して、シート本体を車体天井に向けて格納移動させられるようにした技術が開示されている。この開示では、操作レバーは、シートバックの背面部に下端部がヒンジ連結された剛体板によって形成されている。
この操作レバーは、シートバックの後方側に倒し込む操作を行うことにより、シート本体を折畳んだ姿勢に切換えると共に、シート本体と車体フロアとのロック状態を解除する。そして、この解除された状態から、操作レバーをそのまま前方下方に押し込むように操作することにより、この操作レバーをハンドルとして、シート本体を車体天井に向けて格納移動させることができる。そして、車体天井まで移動操作されたシート本体は、車体天井との間に設けられたロック機構を係合ロックさせることにより、車体天井に格納された状態として保持される。
また、車体天井に格納されたシート本体は、上述した操作レバーを再びシートバックの後方側に倒し込む操作を行うことにより、車体天井とのロック状態が解除される。これにより、シート本体を車体フロア上に戻し込んで係合ロックさせて、シート本体を再び着座使用できる状態に戻すことができる。
米国特許第6224132号明細書
しかし、上記開示の従来技術では、シートバックの後方側に倒し込んだ操作レバーをハンドルとして、シート本体を車体天井と車体フロアとの間で移動させる際、各ロック装置はロック不能な解除状態のまま保持される。したがって、操作レバーを倒し込んだ位置から元に戻さなければ、シート本体を車体天井や車体フロアに係合ロックさせることができないため、操作が面倒となる。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シート本体と車体フロア或いは車体天井とのロック状態を解除する操作レバーの解除操作を継続したままでも、シート本体を車体フロア或いは車体天井と係合ロックさせられるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の天井格納式シートは次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、着座部となるシート本体を車体フロア上の使用位置から車体天井下の格納位置に持ち上げて格納することのできる天井格納式シートである。シート本体には、車体フロアと解除可能に係合ロックすることのできるフロアロック装置と、車体天井と解除可能に係合ロックすることのできる天井ロック装置と、が配備されている。各ロック装置は、常時はシート本体が車体フロア或いは車体天井に押し付けられる動きによって、車体フロア或いは車体天井と係合ロックすることのできるロック可能状態となっている。しかし、各ロック装置は、シート本体に設けられた操作レバーの解除操作によって、各ロック装置に繋がれた各解除ケーブルが牽引操作された状態では、それらのロック状態が解除されて係合ロック不能な状態に保持されるようになっている。操作レバーの解除操作力を各解除ケーブルに伝達する操作力伝達経路には、操作レバーの解除操作の進行に伴って、操作レバーから入力された解除操作力を各解除ケーブルに伝達して、各ロック装置のロック状態を解除した後に、各解除ケーブルへの操作力の伝達を遮断して、各ロック装置をロック可能状態に戻すことのできる切換機構が設けられている。
この第1の発明によれば、操作レバーの解除操作を行うことにより、各ロック装置のロック状態が解除される。そして更に、これら解除操作された各ロック装置は、切換機構によって、それぞれロック可能状態に戻される。したがって、この操作レバーの解除操作を継続したままで、シート本体を車体天井下まで持ち上げて格納位置にロックさせたり、車体フロア上の使用位置に戻し込んでロックさせたりすることができる。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、操作レバーは、背凭れとなるシートバックの背面部に下端部がヒンジ連結された剛体板によって形成されている。この剛体板よりなる操作レバーをシートバックの後方側に倒し込む操作によって、各ロック装置のロック状態が解除操作されるようになっている。シートバックの後方側に倒し込んだ操作レバーをハンドルとして、シート本体を車体フロア上の使用位置と車体天井下の格納位置との間で移動させる操作が行われる。
この第2の発明によれば、剛体板よりなる操作レバーをシートバックの後方側に倒し込むことにより、各ロック装置のロック状態が解除操作される。そして、この操作レバーをシートバックの後方側に倒し込んだ姿勢状態のままでシート本体を移動させる方向に操作することにより、この操作レバーをハンドルとして、シート本体を格納位置や使用位置に移動させてその位置にロックさせることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の天井格納式シートの構成について、図1〜図7を用いて説明する。
ここで、図1には、天井格納式シートの概略構成が示されている。この天井格納式シートは、車両の後部側座席として配設されており、着座部となるシート本体1を車体フロアF上の使用位置から車体天井C下の格納位置に持ち上げて格納できるようになっている。
具体的には、シート本体1は、背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、頭受けとなるヘッドレスト4と、を有する。ここで、シートクッション3は、その後端部がシートバック2に対して起倒回動可能にヒンジ連結されている。そして、シートクッション3は、常時はこの連結部に設けられた附勢ばねの附勢力によって、シートバック2の前面側に起こし上げられる回動方向に附勢されている。しかし、このシートクッション3は、これを車体フロアF上に倒し込んで、その底面部に配備されたクッションロック装置9を車体フロアF上のストライカS1と係合ロックさせることにより、車体フロアF上に倒し込まれた姿勢状態に保持されるようになっている。そして、シートクッション3は、クッションロック装置9のロック状態が解除されることにより、上記の附勢によってシートバック2の前面側に起こし上げられるようになっている。
そして、シートバック2の背面部には、上述したシート本体1を格納移動操作するための操作レバー5が配設されている。この操作レバー5は、剛体板によって形成されており、その下端部がシートバック2の背面部にヒンジ連結された状態として、この背面部に形成された凹部内に収納された状態で設けられている。これにより、操作レバー5は、操作者Pが車両後方側に立った位置から手を伸ばすことにより、これを掴んでシートバック2の後方側に倒し込む操作を行えるようになっている。なお、操作レバー5は、常時は附勢によってシートバック2の背面側の凹部内に収納された状態として保持されている。
そして、シート本体1と車体天井Cとの間には、剛体板よりなる連結アーム6が連結されている。この連結アーム6は、シート本体1の幅方向の両サイドに一対で設けられており、その上端部が車体天井Cに回動可能に軸支連結されており、下端部がシートバック2の骨格部に剛結合されて一体的に固定支持されている。
これにより、シート本体1は、連結アーム6の回動運動に伴って、車体フロアF上の使用位置と車体天井C下の格納位置との間を回転移動することのできる状態とされている。なお、この連結アーム6と車体天井Cとの間には、シート本体1を格納移動方向に附勢する附勢ばね(図示省略)が取り付けられている。そして、連結アーム6と車体フロアFの側壁部との間には、シート本体1の回動する動きに弾みがつきすぎないように速度を抑制するダンパー6dが設けられている。これにより、シート本体1を使用位置と格納位置との間で回動させる操作が、上述した附勢ばねやダンパー6dの作用によってアシストされるようになっている。
そして、シートバック2の背面部には、車体フロアFの側壁部に固定設置されたストライカS2と解除可能に係合ロックすることのできるフロアロック装置7が配備されている。そして、シートクッション3の底面部には、車体フロアF上に固定設置されたストライカS1と解除可能に係合ロックすることのできるクッションロック装置9が配備されている。更に、シートバック2の下端部には、シート本体1を車体天井C下に持ち上げた際に、車体天井C下に固定設置されたストライカS3と解除可能に係合ロックすることのできる天井ロック装置8が配備されている。
これら各ロック装置は、シート本体1の左右両サイドにそれぞれ一対で配設されている。ここで、各ロック装置は、常時は、シート本体1が車体フロアF上や車体天井C下に押し付けられる動きによって、上述した各ストライカS1〜S3とそれぞれ係合ロックすることのできるロック可能状態となっている。しかし、各ロック装置は、上述した操作レバー5をシートバック2の後方側に倒し込む解除操作を行うことによって、各ストライカS1〜S3に対するロック状態が一斉に解除操作されるようになっている。
ここで、上述したフロアロック装置7及び天井ロック装置8については、そのロック解除の操作が、シートバック2内に設けられた切換機構20を介して行われるようになっている。この切換機構20は、図2に示されるように、操作レバー5に繋がれて牽引操作される操作ケーブル5cと、フロアロック装置7に繋がれた解除ケーブル7c及び天井ロック装置8に繋がれた解除ケーブル8cと、をそれぞれ操作力伝達可能に連結したり伝達不能に遮断したりすることのできる構成となっている。
具体的には、切換機構20は、シートバック2の骨格に固定設置されたベース板21と、このベース板21に軸支連結された第1アーム22及び第2アーム23と、によって構成されている。
詳しくは、第1アーム22は、支軸22aによってベース板21に回動可能に軸支連結されている。そして、第1アーム22は、常時は図示しない附勢ばねの附勢力を受けて、図示反時計回りに回動附勢された状態として、ベース板21から切り起こされたストッパ21aと当接する初期位置の姿勢状態に保持されている。そして、この第1アーム22の図示左側の腕部には、操作ケーブル5cの下端部が連結されている。
一方、第2アーム23は、支軸23aによってベース板21に回動可能に軸支連結されている。そして、第2アーム23は、常時は図示しない附勢ばねの附勢力を受けて、同図に示された初期位置の姿勢状態に保持されている。そして、この第2アーム23の図示下側の腕部には、前述した各解除ケーブル7c,8cの右側端部が連結されている。そして、この第2アーム23には、第1アーム22の回動軌跡内に張り出す位置に係合ピン23bが設けられている。
上記構成の切換機構20は、操作レバー5が解除操作される前の常時は、各解除ケーブル7c,8cを図示された初期位置の状態に保持している。そして、操作レバー5が解除操作されて操作ケーブル5cが図示上方側に牽引操作されることにより、第1アーム22が時計回りに回動操作される。これにより、図3の仮想線状態で示されるように、第1アーム22が第2アーム23の係合ピン23bと当接し、これを押し回すことで、第2アーム23が反時計回りに回動操作されて両解除ケーブル7c,8cが一斉に牽引操作される。
しかし、この後、操作レバー5の解除操作の進行により操作ケーブル5cが更に牽引操作されると、同図の実線状態で示されるように、第1アーム22が係合ピン23bとの当接状態から外される。これにより、第2アーム23が前述した附勢ばね(図示省略)の附勢力によって初期位置まで時計回りに戻されて、両解除ケーブル7c,8cの牽引操作状態が解除される。
すなわち、この切換機構20は、操作レバー5の解除操作の進行に伴って、一旦牽引操作した両解除ケーブル7c,8cの牽引操作状態が解除される構成となっている。これにより、操作レバー5に繋がれた操作ケーブル5cと各解除ケーブル7c,8cとが、操作レバー5の解除操作の進行に伴って、互いに操作力伝達可能に連結されたり伝達不能に遮断されたりするようになっている。
なお、切換機構20は、操作レバー5の解除操作をやめることにより、第1アーム22が附勢ばね(図示省略)の附勢力によって初期位置に戻されることで初期状態に戻される。このとき、第1アーム22が初期位置に戻される途中で、第1アーム22が係合ピン23bと当接した状態となるが、この当接状態は、第2アーム23が図示時計回りに押動されて回避回動することによって外されるようになっている。
次に、前述したフロアロック装置7、天井ロック装置8及びクッションロック装置9の構成について説明する。なお、各ロック装置は、図4及び図5に示されるように、実質的には互いに同じロック構造10を備えているため、以下ではこれらのロック構造10についてまとめて説明することとする。
すなわち、図4に示されるように、各ロック装置は、シート本体1の骨格に固定設置されたベース板11と、このベース板11に軸支連結されたラッチ12及びポール13と、このラッチ12とポール13との間に掛着された引張ばね14と、解除ケーブル15(解除ケーブル7c,8c,9c)と、によって構成されている。これらロック装置は、ストライカ16(ストライカS1〜S3)がベース板11に形成された受入口11aの内部に押し込まれることによって、このストライカ16にラッチ12を係合ロックさせる構成となっている。
詳しくは、ラッチ12は、支軸12eによってベース板11に回動可能に軸支連結されている。そして、ラッチ12は、常時はその掛部12cとポール13の掛部13cとの間に掛着された引張ばね14の附勢力を受けて、図示反時計回りに回動附勢された状態として、ベース板11に形成されたストッパ11bと当接した初期位置の姿勢状態に保持されている。このラッチ12には、その初期位置の姿勢状態時に、ベース板11に形成された受入口11aの口内に張り出す上顎12aと、ラッチ12が初期位置から時計回りに回動した際に、受入口11aを塞ぐように移動する下顎12bと、が形成されている。そして更に、ラッチ12には、これが初期位置から時計回りに回動した際に、ポール13に形成された爪部13bと係止し合う角部12dが形成されている。
一方、ポール13は、支軸13eによってベース板11に回動可能に軸支連結されている。そして、ポール13は、常時は前述したラッチ12との間に掛着された引張ばね14の附勢力を受けて、図示時計回りに回動附勢された状態として、ラッチ12の角部12dに押し当てられた初期位置の姿勢状態に保持されている。このポール13には、解除ケーブル15の右側端部と連結されて作動操作される操作腕13aと、ラッチ12が初期位置から時計回りに回動した際に、その角部12dと係止し合う爪部13bと、が形成されている。
上記構成の各ロック装置は、図4に示されるように、ストライカ16(ストライカS1〜S3)がベース板11の受入口11aの内部に押し込まれる動きによって、この口内に上顎12aを露出させているラッチ12が時計回りに押し動かされる。これにより、図5に示されるように、ラッチ12が、引張ばね14の附勢力によって、その角部12dにポール13の爪部13bが引き寄せられて互いに係止し合った状態となってその回動がロックされる。そして、この時計回りの回動に伴って、下顎12bがストライカ16の背後に回り込むかたちで移動して、受入口11aを塞ぎ込む。これにより、ストライカ16が受入口11aの内部において、ラッチ12によって係合ロックされた状態として保持される。
すなわち、上記構成のロック構造10は、解除ケーブル15の牽引操作が行われる前の状態では、これをストライカ16に押し込む操作によって互いに係合ロックすることのできるロック可能状態となっている。
そして、このストライカ16の係合ロック状態は、解除ケーブル15(解除ケーブル7c,8c,9c)を牽引操作することによって解除することができる。具体的には、図4に示されるように、解除ケーブル15を牽引操作することにより、操作腕13aが操作されてポール13が反時計回りに回動操作される。これにより、ポール13の爪部13bとラッチ12の角部12dとの係止状態が外れて、ラッチ12が引張ばね14の附勢力によって反時計回りに回動する。
これにより、ストライカ16がラッチ12の上顎12aによって押し出される格好で受入口11aから吐き出され、両者の係合ロック状態が解除される。そして、解除ケーブル15の牽引操作が解除されることにより、ポール13が再びラッチ12の角部12dに押し当てられた状態となり、各ロック装置は再びストライカ16と係合ロックすることのできるロック可能状態に戻される。しかし、各ロック装置は、解除ケーブル15の牽引操作が継続された状態では、ストライカ16が受入口11aの内部に押し込まれてラッチ12が時計回りに回動しても、ポール13の動きが留められているためにこのポール13との係止は行われない。したがって、この状態では、ロック構造10は、これをストライカ16に押し込む操作を行っても互いに係合ロックすることのないロック不能状態とされている。
ここで、図2において前述したように、フロアロック装置7の解除ケーブル7cと天井ロック装置8の解除ケーブル8cは、操作レバー5の解除操作を行うことにより、一旦牽引操作された後、その操作状態が解除される。したがって、フロアロック装置7及び天井ロック装置8は、操作レバー5の解除操作状態を継続した状態であっても、ロック状態が解除操作された後に再びロック可能状態に戻される。なお、図1において前述したクッションロック装置9の解除ケーブル9c(図4参照)は、図示は省略されているが、操作レバー5或いは操作ケーブル5cと直結されている。これにより、解除ケーブル9cは、操作レバー5の解除操作状態が解除されることによって、ロック可能状態に戻されるようになっている。
続いて、本実施例の天井格納式シートの使用方法について説明する。
すなわち、図1に示されるように、シート本体1が車体フロアF上の使用位置にある状態では、フロアロック装置7が車体フロアF上のストライカS2と、そしてクッションロック装置9が車体フロアF上のストライカS1とそれぞれ係合ロックした状態となっている。
そこで、このシート本体1を車体天井Cに持ち上げて格納するために、操作者Pが車両後方側に立った位置から手を伸ばして、操作レバー5をシートバック2の後方側に倒し込む操作を行うと、各ロック装置のロック状態が一斉に解除される。
これにより、シートクッション3が附勢によってシートバック2の前面側に起こし上げられてシート本体1が折畳まれた姿勢状態となると共に、シート本体1と車体フロアFとの係合ロック状態が解除される。このとき、操作レバー5をシートバック2の後方側に倒し込んだままの状態を維持していても、フロアロック装置7及び天井ロック装置8は、切換機構20の作動によって、ロック可能状態に戻されるようになっている。
したがって、この倒し込んだ姿勢状態の操作レバー5をハンドルとして、シート本体1を車体天井Cに持ち上げて格納することができる。具体的には、上述した倒し込み姿勢状態の操作レバー5をそのまま前方下方に押し込むように操作することにより、シート本体1を格納位置に持ち上げる方向に力を作用させることができる。そして、図6に示されるように、シート本体1をそのまま車体天井Cに押し付けるように操作することにより、天井ロック装置8が車体天井CのストライカS3と係合ロックする。これにより、シート本体1が車体天井Cに係合ロックされた状態として格納位置に保持される。
また、車体天井Cに格納したシート本体1を車体フロアF上に戻す場合には、格納位置にあるシート本体1の操作レバー5に手を伸ばして、これをシートバック2の後方側に倒し込むように操作すれば良い。これにより、天井ロック装置8と車体天井CのストライカS3との係合ロック状態が解除される。したがって、図7に示されるように、操作レバー5をそのまま手前側に引き込むように操作することにより、シート本体1を車体フロアF上の使用位置に戻し込むことができる。
このとき、フロアロック装置7は、ロック可能状態となっているため、シート本体1を使用位置に戻し込む操作によって、これを車体フロアF上のストライカS2と係合ロックさせることができる。これにより、シート本体1が車体フロアFに係合ロックされた状態として使用位置に保持される。そしてその後に、操作レバー5の操作をやめて、シートクッション3を車体フロアF上に倒し込むことにより、クッションロック装置9を車体フロアF上のストライカS1と係合ロックさせて、シート本体1を着座使用可能な姿勢状態に戻すことができる。
このように、本実施例の天井格納式シートによれば、操作レバー5の解除操作を行うことにより、各ロック装置のロック状態が解除される。そして更に、解除操作されたフロアロック装置7及び天井ロック装置8は、切換機構20の作動によって、それぞれロック可能状態に戻される。したがって、この操作レバー5の解除操作を継続したままで、シート本体1を車体天井C下まで持ち上げて格納位置にロックさせたり、車体フロアF上の使用位置に戻し込んでロックさせたりすることができる。
更に、剛体板よりなる操作レバー5をシートバック2の後方側に倒し込むことにより、各ロック装置のロック状態を解除操作することができる。そして、この操作レバー5をシートバック2の後方側に倒し込んだ姿勢状態のままでシート本体1を移動させる方向に操作することにより、この操作レバー5をハンドルとして、シート本体1を格納位置や使用位置に移動させてその位置にロックさせることができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例について説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。
例えば、図1や図4において示したクッションロック装置の解除ケーブルも、他の解除ケーブルと同様にして図2に示した切換機構に連結するようにしてもよい。
また、シート本体が折畳まれた姿勢状態で車体天井に格納される形態を示したが、例えば互いに真っ直ぐな姿勢となるように切り換えられた状態で格納されるようになっていてもよい。
また、フロアロック装置がシートバックに配備された構成を例示したが、シートクッションに配備されていてもよい。
実施例1の天井格納式シートの概略構成図である。 切換機構の初期状態を表した構成図である。 図2の初期状態から操作レバーが解除操作された状態を表した構成図である。 フロアロック装置及び天井ロック装置のロック構造を表した構成図である。 フロアロック装置及び天井ロック装置のロック状態を表した構成図である。 シート本体を車体天井下に格納移動させた状態を表した構成図である。 シート本体を車体フロア上に戻し込んだ状態を表した構成図である。
符号の説明
1 シート本体
2 シートバック
3 シートクッション
4 ヘッドレスト
5 操作レバー
5c 操作ケーブル
6 連結アーム
6d ダンパー
7 フロアロック装置
7c 解除ケーブル
8 天井ロック装置
8c 解除ケーブル
9 クッションロック装置
9c 解除ケーブル
10 ロック構造
11 ベース板
11a 受入口
11b ストッパ
12 ラッチ
12a 上顎
12b 下顎
12c 掛部
12d 角部
12e 支軸
13 ポール
13a 操作腕
13b 爪部
13c 掛部
13e 支軸
14 引張ばね
15 解除ケーブル
16 ストライカ
20 切換機構
21 ベース板
21a ストッパ
22 第1アーム
22a 支軸
23 第2アーム
23a 支軸
23b 係合ピン
F 車体フロア
C 車体天井
S1 ストライカ
S2 ストライカ
S3 ストライカ
P 操作者

Claims (2)

  1. 着座部となるシート本体を車体フロア上の使用位置から車体天井下の格納位置に持ち上げて格納することのできる天井格納式シートであって、
    前記シート本体には、車体フロアと解除可能に係合ロックすることのできるフロアロック装置と、車体天井と解除可能に係合ロックすることのできる天井ロック装置と、が配備されており、
    該各ロック装置は常時は前記シート本体が車体フロア或いは車体天井に押し付けられる動きによって該車体フロア或いは車体天井と係合ロックすることのできるロック可能状態となっているが、前記シート本体に設けられた操作レバーの解除操作によって前記各ロック装置に繋がれた各解除ケーブルが牽引操作された状態では該各ロック装置はそれらのロック状態が解除されて係合ロック不能な状態に保持されるようになっており、
    前記操作レバーの解除操作力を前記各解除ケーブルに伝達する操作力伝達経路には該操作レバーの解除操作の進行に伴って該操作レバーから入力された解除操作力を前記各解除ケーブルに伝達して前記各ロック装置のロック状態を解除した後に該各解除ケーブルへの操作力の伝達を遮断して各ロック装置をロック可能状態に戻すことのできる切換機構が設けられていることを特徴とする天井格納式シート。
  2. 請求項1に記載の天井格納式シートであって、
    前記操作レバーは背凭れとなるシートバックの背面部に下端部がヒンジ連結された剛体板によって形成されており、該剛体板よりなる操作レバーを前記シートバックの後方側に倒し込む操作によって前記各ロック装置のロック状態が解除操作されるようになっており、該シートバックの後方側に倒し込んだ操作レバーをハンドルとして前記シート本体を車体フロア上の使用位置と車体天井下の格納位置との間で移動させる操作が行われるようになっていることを特徴とする天井格納式シート。
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