JP2009077596A - モータ、およびモータの製造方法 - Google Patents

モータ、およびモータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】巻線の断線や損傷を防止することができるとともに、巻線に働く張力を緩和することができる端子台を用いたモータ、およびモータの製造方法を提供する。
【解決手段】複数の端子ピン17、17’は、巻線14a、14bを絡げる巻線絡げ部17a、17a’と端子ピン保持部16a、16bに固定する固定部17b、17b’とを備えた第1の端子ピン17c及び第2の端子ピン17c’とからなり、第1の端子ピン17cの固定部17bと第2の端子ピン17c’の固定部17b’は、いずれも前記第1の端子ピン17cの固定部17bと前記第2の端子ピン17c’の固定部17b’から屈曲して端子ピン保持部16a、16bに対してほぼ直立して突出形成されているとともに巻線14a、14bは弛みをもって絡げられている
【選択図】図2

Description

本発明は、端子台を備えたモータ、およびそのモータの製造方法に関するものである。
ステッピングモータ等の駆動装置には、一般に、コイルボビンに巻き回されたコイルを絡げた端子ピンを有しており、この端子ピンは端子台に固定されている。
例えば、図7(a)、(b)に示すコイル装置200は、コイルボビン201と、このコイルボビン201に巻き回されたコイル202とから構成されている。コイルボビン201は、コイル202を巻回するための筒状の巻胴部203と、巻胴部203の端部に設けられた端子板204とを有している。また、端子板204には、6本の端子ピン205が立設されている(例えば、特許文献1参照)。
このとき、コイル202をコイルボビン201に巻き回す作業は、機械化されている。例えば、自動巻線機を用いてコイルボビン201の巻胴部203にコイル202を巻き回した後、コイル202の端部207を端子ピン205に絡げる。このとき、コイル202の端部207は強い張力を掛けながら端子ピン205に絡げられている。
特開昭60−208807号公報
しかし、図7に示すように、端子ピン205に対して、自動巻線機を用いてコイル202を絡げると、コイル202の端部には端子ピン205に絡げる際に加わる張力(テンション)が残る。そのため、コイル202の端部207に残る張力は緩和されず、モータの振動など外部から負荷が加わると、特にコイル202の端部207が損傷や断線を招いてしまうおそれがある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、巻線の断線や損傷を防止することができるとともに、巻線に働く張力を緩和することができる端子台を用いたモータ、およびモータの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、ステータに組み付けられる巻線と、前記巻線が絡げられる複数の端子ピンと前記複数の端子ピンを固定する端子ピン保持部とからなる端子台とを備えるモータにおいて、前記複数の端子ピンは、前記巻線を絡げる巻線絡げ部と前記端子ピン保持部に固定する固定部とを備えた第1の端子ピン及び第2の端子ピンとからなり、前記第1の端子ピンの固定部と前記第2の端子ピンの固定部は、いずれも前記端子ピン保持部に固定され、前記第1の端子ピンの巻線絡げ部と前記第2の端子ピンの巻線絡げ部は、いずれも前記第1の端子ピンの固定部と前記第2の端子ピンの固定部から屈曲して前記端子ピン保持部に対してほぼ直立して突出形成されているとともに前記巻線は弛みをもって絡げられていることを特徴とする。
このように構成すると、巻線絡げ部に絡げられる前のステータから引き出される巻線には張力が働いておらず、巻線の断線および損傷を防止することができる。このとき、巻線絡げ部を屈曲させた分だけ巻線絡げ部に絡げられる前のステータから引き出される巻線が弛むので、張力を緩和させた巻線部分を必要以上に長くすることなく、必要最小限の弛み量だけを確保することが可能となる。また、巻線絡げ部をほぼ直立に突出形成しているので、張力が緩和され弛みをもった巻線が巻線絡げ部に接触し難いため、端子ピンと給電基板等とのはんだ付けなどの妨げにならない。さらに、巻線を絡げる際に端子ピン同士の接触を防止することができる。
本発明において、前記第1の端子ピンの巻線絡げ部と前記第2の端子ピンの巻線絡げ部は、前記端子ピン保持部の同一面から突出形成されていることが好ましい。このように構成すると、2本の巻線絡げ部が同一面からほぼ直立して突出しているので、給電基板等の配置が容易であるとともに給電基板等が巻線絡げ部間で傾いて配置されることがない。
本発明において、前記第1の端子ピンの固定部と前記第2の端子ピンの固定部は、前記端子ピン保持部に埋没しており、前記第1の端子ピンの固定部は、前記第1の端子ピンの巻線絡げ部の起立方向に対し傾いているとともに、前記第2の端子ピンの固定部は、前記第2の端子ピンの巻線絡げ部の起立方向に対し傾いていることが好ましい。このように構成すると、固定部が端子ピン保持部から抜けにくくすることができる。
本発明において、前記巻線の一方の端部と前記巻線の他方の端部を互いに交差させて交差部を形成し、前記第1の端子ピンの巻線絡げ部には前記巻線の一方の端部が絡げられており、前記第2の端子ピンの巻線絡げ部には前記巻線の他方の端部が絡げられているとともに、前記交差部には弛んだ前記巻線の一方の端部と前記巻線の他方の端部が交差していることが好ましい。このように構成すると、巻線の一方の端部と他方の端部が交差部で接触しても、接触する巻線が弛んでいるので断線や損傷することがない。
本発明では、モータのステータに巻回される巻線が絡げられる端子ピンと前記端子ピンを固定する端子ピン保持部とからなる端子台に前記巻線を弛みを持たせて固定するモータの製造方法において、前記端子ピンは、前記端子ピン保持部から突出形成されて前記巻線を絡げる巻線絡げ部と前記端子ピン保持部に固定する固定部とを有しているとともに、前記巻線絡げ部に前記巻線を張力を持たせた状態で絡げる第1工程と、前記巻線絡げ部を前記巻線の張力が緩和するように前記端子ピン保持部に対してほぼ直立になるように屈曲する第2工程とからなることを特徴とする。このように構成すると、巻線絡げ部を屈曲させた分だけ巻線が弛むので、張力を緩和させた巻線部分を必要以上に長くすることなく、必要最小限の弛み量だけを確保することが可能となる。
本発明では、前記第1工程では、前記巻線絡げ部は予め前記端子ピン保持部に対して傾いていることが好ましい。このように構成すると、弛ませる必要のある巻線の長さを想定して、予めその分だけ巻線絡げ部を傾かせることができるので、より確実に必要最小限の弛み量だけを確保することが可能となる。
本発明では、前記端子ピンは前記巻線の一方の端部を絡げる第1の端子ピンと、前記巻線の他方の端部絡げる第2の端子ピンとからなり、前記第1工程では前記一方の端部と前記他方の端部を互いに交差させて交差部を形成して、前記第1の端子ピンの巻線絡げ部と前記第2の端子ピンの巻線絡げ部に絡げるとともに、前記第2工程では、前記交差部には弛んだ前記巻線の一方の端部と前記巻線の他方の端部が交差していることが好ましい。このように構成すると、巻線の一方の端部と巻線の他方の端部が交差した交差部で接触した場合でも、巻線の張力が緩和されているので交差部における巻線の断線および損傷を防止することができる。
本発明では、前記第1工程では、前記巻線絡げ部は前記端子ピン保持部の同一面に形成されることが好ましい。
本発明では、前記第1工程では、前記第1の端子ピンと前記第2の端子ピンの巻線絡げ部は、それぞれ前記ステータの半径方向に沿って離間する方向に向かって傾倒していることが好ましい。このように構成すると、巻線絡げ部を傾倒する際にそれぞれの巻線絡げ部同士の接触を防止することができるとともに、巻線絡げ部間の距離を長くとることができるので、自動巻線機などを使用して巻線を絡げる際の障害になることがない。
本発明では、巻線絡げ部に絡げられる前のステータから引き出される巻線には張力が働いておらず、巻線の断線および損傷を防止することができる。このとき、巻線絡げ部を屈曲させた分だけ巻線絡げ部に絡げられる前のステータから引き出される巻線が弛むので、張力を緩和させた巻線部分を必要以上に長くすることなく、必要最小限の弛み量だけを確保することが可能となる。また、巻線絡げ部をほぼ直立に突出形成しているので、張力が緩和され弛みをもった巻線が巻線絡げ部に接触し難いため、端子ピンと給電基板等とのはんだ付けなどの妨げにならない。さらに、巻線を絡げる際に端子ピン同士の接触を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るモータについて、図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の一実施形態に係るモータの一例を示し、モータ全体の半断面図である。図2(a)、(b)は本発明の第1実施の形態に係る端子台の構造を示す上面図、および側面図である。図3(a)〜(c)は本発明の第1実施の形態に係る端子台の製造方法を説明する説明図であって、(a)は端子ピンに巻線を絡げる前の状態、図3(b)は端子ピンに巻線を絡げた後の状態(第1工程)、図3(c)は、端子ピンの巻線絡げ部を直立させた後の状態(第2工程)を示す図面である。
(モータの全体構成)
図1に示すように、本形態のモータ1はステッピングモータであり、回転軸2と回転軸2の外周側に固定された永久磁石3を備えたロータ4と、ロータ4の外周側に配置されるステータ20と、回転軸2を支える軸受5、6とを有している。
ステータ20は、巻線14aが巻き回された環状のコイルボビン15aと内ステータコア12aと外ステータコア10aとからなる第1ステータ組20aと、巻線14bが巻き回された環状のコイルボビン15bと内ステータコア12bと外ステータコア10bからなる第2ステータ組20bとによって構成されている。
コイルボビン15a、15bは軸線方向Lに向かって重ねて配置している。また、コイルボビン15aにおいて、軸線方向Lの両側には環状の外ステータコア10a、内ステータコア12aが重ねて配置され、コイルボビン15aの内周側には外ステータコア10aに形成された極歯11aと内ステータコア12aに形成された極歯11bがそれぞれ周方向に噛み合うように並んだ状態で配置されている。また、同様にコイルボビン15bも、軸線方向Lの両側には環状の外ステータコア10b、内ステータコア12bが重ねて配置され、コイルボビン15bの内周側には外ステータコア10bに形成された極歯13aと内ステータコア12bに形成された極歯13bがそれぞれ周方向に噛み合うように並んだ状態で配置されている。
コイルボビン15a、15bはいずれも樹脂によって成形されており、外ステータコア10a、10bと内ステータコア12a、12bはいずれも磁性金属部材で構成されている。コイルボビン15aの内周側には外ステータコア10aと内ステータコア12aの極歯11a、11bがインサート成形によって一体成形されている。同様にコイルボビン15bの内周側には外ステータコア10bと内ステータコア12aの極歯13a、13bがインサート成形によって一体成形されている。
ステータ20の外周側には端子台16、16’が配置されている。端子台16、16’は各々、巻線14a、14bが絡げられる端子ピン17、17’と端子ピン17、17’を固定する端子ピン保持部16a、16bとから構成されている。内ステータコア12aの外周には端子台16aがコイルボビン15aと一体になって形成されており、外ステータコア10bの外周には端子台16bがコイルボビン15bと一体になって形成されている。端子ピン保持部16a、16bには端子ピン17、17’がほぼ直立に起立して形成されている。また、端子台16、16’は、端子ピン保持部16a、16bに端子ピン17、17’をインサート成形により一体に形成しているとともにコイルボビン15aもしくはコイルボビン15bとも一体に形成される。つまり、端子台16は第1ステータ組20aと一体となるように形成され、端子台16’は第2ステータ組20bと一体になるように形成されており、第1ステータ組20a、第2ステータ組20bのそれぞれに別々の端子台16、16’を形成している。
ステータ20の軸線方向Lの両端面には、第1プレート7と第2プレート8がそれぞれ配置されている。軸線方向Lの出力側(第1ステータ組側)に配置される第1プレート7には軸受5が挿入される貫通孔5’が形成されており、回転軸2の出力側をラジアル方向に回転可能に支持する軸受5が圧入等の方法で貫通孔5’に挿入されている。また、軸線方向L基端側(第2ステータ組側)に配置される第2プレート8には軸受6が挿入される貫通孔6’が形成されており、回転軸2の基端側をラジアル方向に回転可能に支持する軸受6が圧入等の方法で貫通孔6’に挿入されている。
(端子台の構造)
次に本実施の形態の端子台の構造について、図2(a)、(b)を用いて説明する。本説明において、端子台16,16’の構造は同一であるので、共通する部分には同一の符号を付して図示する。また、以下の説明は端子台16についてのみ説明をし、端子台16’の説明は省略する。
図2(a)、(b)に示すように、端子台16には、巻線14aが絡げられる端子ピン17が設けられており、本形態では端子ピン17c、17c’からなる複数の端子ピン17が形成されている。複数の端子ピン17は、巻線14aの一方の端部が絡げられる第1の端子ピン17cと他方の端部が絡げられる第2の端子ピン17c’とからなり、いずれも巻線14aを絡げる巻線絡げ部17a、17a’と端子ピン保持部16aに固定する端子ピン固定部17b、17b’とから構成されている。なお、本実施の形態では端子ピン保持部16aがコイルボビン15aと一体成形されている。
第1の端子ピン17cと第2の端子ピン17c’の固定部17b、17b’は、いずれも端子ピン保持部16aに固定されている。本形態では端子ピン保持部16aは矩形形状に形成されており、端子ピン保持部16aの半径方向外側に位置する同一面となる一端面21に対して、第1の端子ピン17cと第2の端子ピン17c’の固定部17b、17b’がハの字型を形成するように埋没されて固定されている。このとき、第1の端子ピン17cと第2の端子ピン17c’は、直線状の金属棒のようなもので形成されており、直線状の金属棒を予め端子ピン保持部16aに傾倒させた状態で埋没させることで、傾倒した状態の端子ピン保持部16aに固定する固定部17b、17b’が形成されている。
このように形成された第1の端子ピン17cと第2の端子ピン17c’の巻線絡げ部17a、17a’には、コイルボビン15aから引き出された巻線14aの一方の端部と他方の端部とを交差させて交差部18を形成してそれぞれの巻線絡げ部17a、17a’に絡げている。この時、コイルボビン15aから引き出された部分から巻線絡げ部16aに絡げられる部分までのは後に詳述する方法によって弛んでいる状態で、交差部18は、弛んだ状態の巻線14aの一方の端部と他方の端部とが交差している。すなわち、張力が緩和された巻線14aの領域(範囲)は、第1の端子ピンの巻線絡げ部17aからコイルボビン15aに巻き回すまでの巻線14aの端部と、第2の端子ピンの巻線絡げ部17a’からコイルボビン15aに巻き回すまでの巻線14aの端部である。そのため、弛んだ状態の巻線14aの一方の端部と他方の端部が交差部18で接触した場合でも、断線や損傷を防止することができる。
(モータの製造方法)
図1に示す構成のモータ1のステータ20(コイルボビン15a、15b)に巻回される巻線14a、14bが絡げられる端子ピン17、17’と端子ピン17、17’を固定する端子ピン保持部16a、16bとからなる端子台16、16’に巻線14a、14bを弛みを持たせて固定するモータ1を製造するにあたっては、端子ピン17、17’の巻線絡げ部17a、17a’に巻線14a、14bの張力を持たせた状態で絡げる第1工程と、端子ピン17、17’の巻線絡げ部17a、17a’を巻線14a、14bの張力が緩和するように端子ピン保持部16a、16bに対してほぼ直立になるように屈曲する第2工程とによって製造する。
次に、モータの製造方法(巻線の固定方法)について、図3(a)、(b)、(c)を用いて説明する。以下の説明では、端子台16,16’の構造は同一であるので、共通する部分には同一の符号を付して図示する。また、以下の説明は端子台16についてのみ説明をし、端子台16’の説明は省略する。
図3(a)に示すように第1工程の前の状態では、まず、端子台ピン保持部16aに固定された第1の端子ピン17c、第2の端子ピン17c’は、巻線絡げ部17a、17a’が端子ピン保持部16aの同一面である一端面21に対しコイルボビン15aの半径方向外側に傾いた状態で配置されている。このとき、固定部17b、17b’は一端面21に対しコイルボビン15aの半径方向外側に傾き、ハの字型を形成する状態で埋没されており、巻線絡げ部17a、17a’と固定部17b、17b’は屈曲する部分を備えることなく直線状である。
次に、図3(b)に示すように、第1の端子ピン17c、第2の端子ピン17c’の巻線絡げ部17a、17a’に対して巻線14aに張力を持たせた状態で絡げる(第1工程)。本形態において、巻線14aは張力を持った状態でコイルボビン15aに巻き回されるとともにコイルボビン15aから引き出された巻線14aの一方の端部と他方の端部のいずれも端子ピン保持部16aの一端面21に対して傾いた巻線絡げ部17a、17a’に張力を持たせた状態で巻き回される。
具体的には、巻線14aは第1の端子ピン17cと第2の端子ピン17c’のいずれか一方の端子ピン17の巻線絡げ部17a、17a’に張力を持たせた状態で絡げた後、コイルボビン15aに対しても張力を持たせた状態で巻線14aを巻き回す。その後、他方の端子ピン17の巻線絡げ部17a、17a’に張力を持たせた状態で巻線14aを絡げる。すなわち、巻線14aは第1の端子ピン17cと第2の端子ピン17c’の巻線絡げ部17b、17b’とコイルボビン15aの全てに対して張力を持たせた状態で巻き回されている。
また、本形態の第1工程では、巻線14aの一方の端部と他方の端部とが巻線絡げ部17a、17a’に絡げられる際に、それぞれの巻線14aの端部は交差するようにコイルボビン15aから引き出され、巻線14aの一方の端部が巻線絡げ部17aに絡げられており、巻線14aの他方の端部が巻線絡げ部17a’に絡げられて巻線14aの一方の端部と巻線14aの他方の端部はそれぞれ交差しながら絡げられている。このように交差しながら巻線14aを巻線絡げ部17a、17a’に絡げて交差部18が形成される。
次に、図3(c)に示すように、第1工程で巻線14aを張力を持たせた状態で絡げた巻線絡げ部17a、17bを、巻線14aの張力が緩和するように端子ピン保持部16aに対してほぼ直立させるように屈曲させる(第2工程)。本形態では、端子ピン保持部16a中心側(矢印で示した方向)に向けて巻線絡げ部17a、17a’を屈曲させて、端子ピン保持部16aの一端面21に対してほぼ直立状態にする。このような方法によれば、張力が緩和された巻線14aの領域(範囲)は、第1の端子ピンの巻線絡げ部17aからコイルボビン15aまでの巻線14aの端部と、第2の端子ピンの巻線絡げ部17a’からコイルボビン15aまでに巻線14aの端部であって、コイルボビン15aに巻き回された巻線14aの張力は緩和されていない。そのため、コイルボビン15aに巻き回された巻線14aが弛んでしまうようなことがない。また、巻線14aの一方の端部と他方の端部とが交差している交差部18に位置する巻線14aの張力も緩和されている。
そして図示を省略したFPCなどの給電基板を取り付けた後に端子ピン17c、17c’にはんだ付けをして端子台16が完成する。
(本実施の形態の主な効果)
このように、第1工程で本形態の端子台16の巻線絡げ部17a、17a’は端子ピン保持部16aに対してその中心方向に対してそれぞれ反対方向に向かって傾倒させる。次に、第2工程で巻線絡げ部17a、17a’に巻線14aを絡げて、巻線絡げ部17a、17a’を巻線14aの張力が緩和するように固定部17b、17b’から屈曲し端子ピン保持部16aに対してほぼ直立させる。このように構成すると、巻線14aに働く張力を緩和することができるので、巻線14aの断線や損傷を防止することができる。このとき、巻線絡げ部17a、17a’を屈曲させた分だけ、第1の端子ピンの巻線絡げ部17aからコイルボビン15aまでの巻線14aの端部と第2の端子ピンの巻線絡げ部17a’からコイルボビン15aまでの巻線14aの端部が弛むので、張力を緩和させた巻線14aを必要以上に長くすることなく、必要最小限の弛み量だけを確保することが可能となる。
また、巻線絡げ部17a、17a’が固定部17b、17b’から屈曲して端子ピン保持部16aに対してほぼ直立に形成されているので、巻線14aを絡げる際に端子ピン17c、17c’同士の接触を防止することができるので巻線14aを弛ませる際にはんだ付けの妨げにならず、また端子ピン17c、17c’同士の接触による故障を防ぐことができる。
また、不図示の給電基板等を第1の端子ピン17c、第2の端子ピン17c’に固定する場合、第1の端子ピン17c、第2の端子ピン17c’がほぼ直立に形成されているので、給電基板等を第1の端子ピン17c、第2の端子ピン17c’に固定することを妨げず、また交差部18を形成する巻線14aの一方の端部と他方の端部とを弛ませることができるので、巻線14aの断線や損傷を防止することができる。
(第2実施の形態)
図4(a)〜(d)は、本発明の第2実施の形態に係る端子台の構造、および製造方法を説明する図面であって、(a)は端子ピンが直立している状態を示し、(b)は端子ピン(巻線絡げ部)が傾倒している状態、(c)は端子ピンに巻線を絡げた後の状態(第1工程)、(d)は端子ピンの巻線絡げ部を直立させた後の状態(第2工程)を示す。なお、本形態の基本的な構成は、第1実施の形態と同様であるため、共通する部分には同一に符号を付して図示することにして、それらの説明を省略する。
第1実施の形態では、固定部17b、17b’は端子台ピン保持部16aの内周側に向かって傾倒するように埋没させて形成していたが、本形態では、図4(a)に示すように固定部17b、17b’は端子ピン保持部16aに直立するように埋没して形成している。また、巻線絡げ部17a、17a’は端子ピン保持部16aの一端面21に対し直立して形成されている。すなわち、本形態では第1の端子ピン17cと第2の端子ピン17c’は、いずれも巻線絡げ部17a、17a’と固定部17b、17b’とが端子ピン保持部16aに対して直立するように形成されている。
次に、図4(b)に示すように、巻線絡げ部17a、17a’を端子ピン保持部16aの外周側に傾倒させる。このとき、巻線絡げ部17a、17a’は端子ピン保持部16aの外周側にそれぞれ反対方向に傾倒している。このようにすると、巻線絡げ部17a、17a’との離間距離を長くすることができる。
次に、図4(c)に示すように、第1の端子ピン17c、第2の端子ピン17c’の巻線絡げ部17a、17a’に対して巻線14aに張力を持たせた状態で絡げる(第1工程)。本形態においても第1実施の形態と同じように、巻線14aは張力を持った状態でコイルボビン15aに巻き回されるとともにコイルボビン15aから引き出された巻線14aの端部も端子ピン保持部16aの一端面21に対して傾いた巻線絡げ部17a、17a’に張力を持たせた状態で巻き回される。
具体的には、巻線14aは第1の端子ピン17cと第2の端子ピン17c’のいずれか一方の端子ピン17の巻線絡げ部17a、17a’に張力を持たせた状態で絡げた後、コイルボビン15aに対しても張力を持たせた状態で巻線14aを巻き回す。その後、他方の端子ピン17の巻線絡げ部17、17a’に張力を持たせた状態で巻線を絡げる。すなわち、巻線14aは第1の端子ピン17cと第2の端子ピン17c’の巻線絡げ部17a、17a’とコイルボビン15aの全てに対して張力を持たせた状態で巻き回されている。
また、本形態の第1工程でも、巻線14aの一方の端部と他方の端部が巻線絡げ部17a、17a’に絡げられる際に、それぞれの巻線14aの端部は互いに交差するようにコイルボビン15aから引き出され、巻線14aの一方の端部が巻線絡げ部17aに絡げられており、巻線14aの他方の端部が巻線絡げ部17a’に絡げられて巻線14aの一方の端部と巻線14aの他方の端部はそれぞれ交差しながら絡げられている。このように交差しながら巻線14aを巻線絡げ部17a、17a’に絡げて交差部18が形成される。
次に、図4(d)に示すように、第1工程で巻線14aを張力を持たせた状態で絡げた巻線絡げ部17a、17a’を、巻線14aの張力が緩和するように端子ピン保持部16aに対してほぼ直立させるように屈曲させる(第2工程)。本形態においても第1実施の形態と同じように、端子ピン保持部16a中心側(矢印で示した方向)に向けて巻線絡げ部17a、17a’を屈曲させて、端子ピン保持部16aの一端面21に対してほぼ直立状態にする。すなわち、本形態では第2工程において、巻線絡げ部17a、17a’と固定部17b、17b’とが端子ピン保持部16aに対してほぼ直立した状態となる。このような方法であっても、張力が緩和された巻線14aの領域(範囲)は、第1の端子ピン17cの巻線絡げ部17aからコイルボビン15aまでの巻線14aの端部と、第2の端子ピン17c’の巻線絡げ部17a’からコイルボビン15aまでに巻線14aの端部であって、コイルボビン15aに巻き回された巻線14aの張力は緩和されていない。そのため、コイルボビン15aに巻き回された巻線14aが弛んでしまうようなことがない。また、巻線14aの一方の端部と他方の端部と交差している交差部18に位置する巻線14aの張力も緩和されている。
このような構成であっても、第1実施の形態と同じ効果を得ることができる。さらに、本形態では端子ピン保持部16aに対し固定部17b、17b’は端子ピン保持部16aに直立するように埋没して形成しているので、巻線絡げ部17a、17a’を端子ピン保持部16aの外周側に傾倒した後、端子ピン保持部16aに対し直立した状態に容易に屈曲することができる。また、固定部17b、17b’を直立した状態で埋没させているので、第2工程においては、巻線絡げ部17a、17a’を端子ピン保持部16aに対して、精度良くほぼ直立状態に屈曲させることが可能である。
(第3実施の形態)
図5は、本発明の第3実施の形態に係る端子台の構造である。なお、本形態の基本的な構成は、第1実施の形態と第2実施の形態と同様であるため、共通する部分には同一に符号を付して図示することにして、それらの説明を省略する。
第1実施の形態では、第1の端子ピン17cと第2の端子ピン17c’の固定部17b、17b’は端子ピン保持部16aに対して根元側から先端にかけて広がるように埋没させて形成していたが、本形態の固定部17b、17b’は端子ピン保持部16aに対して根元側から先端にかけて狭まるように埋没して形成している。また、巻線絡げ部17a、17a’は端子ピン保持部16aの同一面である一端面21に対してほぼ直立しており、巻線14aは弛んだ状態で巻線絡げ部17a、17a’に絡げられている。このような構成であっても、第1実施の形態と同じ効果を得ることができる。
(その他の実施の形態)
図6は、本発明のその他の実施の形態に係る端子台の構造、および製造方法を説明する図面であって、(a)は巻線絡げ部が端子ピン保持部に対して傾倒している状態を示し、(b)は巻線絡げ部が端子ピン保持部に対してほぼ直立している状態を示し、(c)は端子台を上方から示した図面である。
第1〜第3実施の形態にかかる端子台は第1ステータ組20aと第2ステータ組20bそれぞれ組ごとに複数形成されたものであるが、本形態にかかる端子台は、第1ステータ組20aの端子台と第2ステータ組20bの端子台とを第1ステータ組20aと第2ステータ組20bの接触面に同一形成したものである。
図6(c)に示すように、端子台33には4本の端子ピン31a、31b、31c、31dが固定されており、端子ピン31a、31cは第1ステータ組20aと第2ステータ組20bのうちいずれか一方のステータ組に対応する端子ピンであり、端子ピン31b、31dは他方のステータ組に対応する端子ピンである。また、端子ピン31a、31cには、コイルボビン40から引き出された巻線41の端部が巻き回されており、同様に端子ピン31b、31dにはコイルボビン41’から引き出された巻線41’の端部が巻き回されている。
図6(a)、(b)に示すように、端子ピン31a、31b、31c、31dは、巻線41、41’を絡げる巻線絡げ部30a、30b、30c、30dと端子ピン保持部34に固定する固定部32a、32b、32c、32dとを備えている。また、第1工程前の状態では図6(a)に示すように、端子ピン保持部34に固定された端子ピン31a、31b、31c、31dは、巻線絡げ部30a、30b、30c、30dが端子ピン保持部34の同一面である一端面21に対しコイルボビン40、40’の半径方向外側に傾いた状態で配置されている。このとき、固定部32a、32b、32c、32dも一端面21に対してコイルボビン40、40’半径方向外側に傾いた状態で埋没して固定されている。
具体的には、対となる端子ピン31aと31cの巻線絡げ部30a、30cはハの字型を形成する状態で起立形成しており、固定部32a、32cもハの字型を形成する状態で埋没されている。同様に対となる端子ピン31b、31dの巻線絡げ部30b、31dはハの字型を形成する状態で起立形成しており、固定部32b、32dもハの字型を形成する状態で埋没されている。いずれの端子ピンピン31a、31b、31c、31dも巻線絡げ部30a、30b、30c、30dと固定部32a、32b、32c、32dは屈曲部を備えることなく直線状である。
次に、図6(b)に示すように、端子ピン31a、31b、31c、31dの巻線絡げ部30a、30b、30c、30dに対して巻線41、41’に張力を持たせた状態で絡げる(第1工程)。本形態において、巻線41,41’は端子ピン保持部34に形成された切欠部50、50’を経由して巻線絡げ部30a、30b、30c、30dに巻き回される。第1工程では、巻線41の一方の端部と他方の端部を巻線絡げ部30a、30cに絡げる際に、それぞれの巻線41の端部は交差するように交差部52を形成してコイルボビン40から引き出される。すなわち、巻線41の一方の端部が巻線絡げ部30aに絡げられており、巻線41の他方の端部が巻線絡げ部30cに絡げられる。同様に巻線41’の一方の端部と他方の端部を巻線絡げ部30b、30dに絡げる際に、それぞれの巻線41’の端部は交差するように図示を省略した交差部を形成してコイルボビン40’から引き出される。すなわち、巻線41’の一方の端部が巻線絡げ部30aに絡げられており、巻線41’の他方の端部が巻線絡げ部30cに絡げられる。
次に、第1工程で巻線41、41’に張力を持たせた状態で絡げた巻線絡げ部30a、30b、30c、30dを、巻線41、41’の張力が緩和するように端子ピン保持部33に対してほぼ直立させるように屈曲させる(第2工程)。本形態では、端子ピン保持部33中心側に向けて巻線絡げ部30a、30b、30c、30dを屈曲させて、端子ピン保持部33の一端面21に対してほぼ直立状態にする。したがって、交差部52に生じている巻線41、41’の張力は、巻線絡げ部30a、30b、30c、30dが端子ピン保持部33から直立に屈曲した幅の分だけ弛むので張力が緩和するとともに必要以上に巻線41、41’の端部が弛むことがない。
このように、第1ステータ組20aの端子台と第2ステータ組20bの端子台とを第1ステータ組20aと第2ステータ組20bの接触面に同一形成し、端子台33に4本の端子ピン31a、31b、31c、31dが固定された本形態であっても、第1実施の形態と同じ効果を得ることができる。
また、上記第1〜第3実施の形態、およびその他の実施の形態は、いずれもステッピングモータを用いた説明を行っているが、本発明はステッピングモータ以外にも端子ピンと端子ピン保持部を備えた端子台を用いるモータ全般に使用できるものである。さらに、端子台がコイルボビンと一体に形成された例を用いて説明をしたが、コイルボビンと端子台とは別体に形成されたものであっても構わない。
本発明の第1実施の形態に係るモータの一例を示し、モータ全体の半断面図である。 (a)、(b)は本発明の第1実施の形態に係る端子台の一例を示し、端子台の軸線方向から示す側面図、ステータの半径方向から示す側面図である。 本発明の第1実施の形態に係る端子台の構造と製造工程を示す説明図であり、(a)は端子ピンに巻線を絡げる前の状態、(b)は端子ピンに巻線を絡げた後の状態、(c)は端子ピンの巻線絡げ部を直立させた後の様子を示す図面である。 本発明の第2実施の形態に係る端子台の構造と製造工程を示す説明図であり、(a)は巻線絡げ部が直立している状態を示し、(b)は巻線絡げ部が傾倒している状態、(c)は巻線絡げ部に巻線が絡げられる状態、(d)は巻線絡げ部が直立した状態を示す。 本発明の第3実施の形態に係る端子台の構造を示すものである。 本発明のその他の実施の形態に係る端子台の構造と製造工程を示す説明図であり、(a)は巻線絡げ部が端子ピン保持部に傾倒している状態を示し、(b)は巻線絡げ部が端子ピン保持部に直立している状態を示し、(c)は端子台をモータ真上から示した図面である。 (a)、(b)は従来の端子台の一例を示し、端子台の上面図、および側面図を示す図面である。
符号の説明
1 モータ
2 回転軸
3 永久磁石
4 ロータ
5、6 軸受
7 第1プレート
8 第2プレート
10a、10b 外ステータコア
12a、12b 内ステータコア
14a、14b 巻線
15a、15b コイルボビン
16a、16b 端子ピン保持部
17、17’ 端子ピン
17a、17a’ 巻線絡げ部
17b、17b’ 固定部
17c、17c’ 第1、第2の端子ピン
18 交差部
20a 第1ステータ組
20b 第2ステータ組

Claims (9)

  1. ステータに組み付けられる巻線と、前記巻線が絡げられる複数の端子ピンと前記複数の端子ピンを固定する端子ピン保持部とからなる端子台とを備えるモータにおいて、
    前記複数の端子ピンは、前記巻線を絡げる巻線絡げ部と前記端子ピン保持部に固定する固定部とを備えた第1の端子ピン及び第2の端子ピンとからなり、
    前記第1の端子ピンの固定部と前記第2の端子ピンの固定部は、いずれも前記端子ピン保持部に固定され、前記第1の端子ピンの巻線絡げ部と前記第2の端子ピンの巻線絡げ部は、いずれも前記第1の端子ピンの固定部と前記第2の端子ピンの固定部から屈曲して前記端子ピン保持部に対してほぼ直立して突出形成されているとともに前記巻線は弛みをもって絡げられていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1記載のモータにおいて、前記第1の端子ピンの巻線絡げ部と前記第2の端子ピンの巻線絡げ部は、前記端子ピン保持部の同一面から突出形成されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1または2記載のモータにおいて、前記第1の端子ピンの固定部と前記第2の端子ピンの固定部は、前記端子ピン保持部に埋没しており、
    前記第1の端子ピンの固定部は、前記第1の端子ピンの巻線絡げ部の起立方向に対し傾いているとともに、前記第2の端子ピンの固定部は、前記第2の端子ピンの巻線絡げ部の起立方向に対し傾いていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1ないし3記載のモータにおいて、前記巻線の一方の端部と前記巻線の他方の端部を互いに交差させて交差部を形成し、
    前記第1の端子ピンの巻線絡げ部には前記巻線の一方の端部が絡げられており、
    前記第2の端子ピンの巻線絡げ部には前記巻線の他方の端部が絡げられているとともに、前記交差部には弛んだ前記巻線の一方の端部と前記巻線の他方の端部が交差していることを特徴とするモータ。
  5. モータのステータに巻回される巻線が絡げられる端子ピンと前記端子ピンを固定する端子ピン保持部とからなる端子台に前記巻線を弛みを持たせて固定するモータの製造方法において、
    前記端子ピンは、前記端子ピン保持部から突出形成されて前記巻線を絡げる巻線絡げ部と前記端子ピン保持部に固定する固定部とを有しているとともに、
    前記巻線絡げ部に前記巻線を張力を持たせた状態で絡げる第1工程と、
    前記巻線絡げ部を前記巻線の張力が緩和するように前記端子ピン保持部に対してほぼ直立になるように屈曲する第2工程とからなるモータの製造方法。
  6. 請求項5において、前記第1工程では、前記巻線絡げ部は予め前記端子ピン保持部に対して傾いていることを特徴とするモータの製造方法。
  7. 請求項5または6において、前記端子ピンは前記巻線の一方の端部を絡げる第1の端子ピンと、前記巻線の他方の端部を絡げる第2の端子ピンとからなり、
    前記第1工程では前記一方の端部と前記他方の端部を互いに交差させて交差部を形成して、前記第1の端子ピンの巻線絡げ部と前記第2の端子ピンの巻線絡げ部に絡げるとともに、
    前記第2工程では、前記交差部には弛んだ前記巻線の一方の端部と前記巻線の他方の端部が交差していることを特徴とするモータの製造方法。
  8. 請求項7において、前記第1工程では、前記巻線絡げ部は前記端子ピン保持部の同一面に形成されることを特徴とするモータの製造方法。
  9. 請求項8において、前記第1工程では、前記第1の端子ピンと前記第2の端子ピンの巻線絡げ部は、それぞれ前記ステータの半径方向に沿って離間する方向に向かって傾倒していることを特徴とするモータの製造方法。
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