JPH0645317U - 電源トランス - Google Patents

電源トランス

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JPH0645317U
JPH0645317U JP8729992U JP8729992U JPH0645317U JP H0645317 U JPH0645317 U JP H0645317U JP 8729992 U JP8729992 U JP 8729992U JP 8729992 U JP8729992 U JP 8729992U JP H0645317 U JPH0645317 U JP H0645317U
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JP
Japan
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lead wire
base end
transformer
bobbin
hole
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Pending
Application number
JP8729992U
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English (en)
Inventor
文昭 山形
健嗣 森本
祥介 山名
史彦 高岡
昭憲 森
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Tabuchi Electric Co Ltd
Original Assignee
Tabuchi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻線の末端とリード線との接続を効率的に行
うのに適したものとする。 【構成】 1次巻線及び2次巻線が巻回されるトランス
用ボビンと、このトランス用ボビンに取り付けられる鉄
心とを備え、トランス用ボビンには両巻線を外部のリー
ド線500 と接続するための接続部360 が設けられてお
り、この接続部360はリード線500 が挿入される貫通孔3
63 が設けられた基端部361 と、この基端部361 から突
設されたボス部362 とを有しており、ボス部362 の先端
には凹溝362cが形成されており、凹溝362cに貫通孔363
に挿入されたリード線500 の先端を嵌め込むことによっ
て、リード線500 をボス部362 に巻回された両巻線の末
端と接続するように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、リード線に結線接続し使用される電源トランス等に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の電源トランスについて図9を参照しつつ説明する。図9は従来 の電源トランスの斜視図である。
【0003】 この種の電源トランスは、1次巻線100 及び2次巻線200 が巻回されるトラン ス用ボビン300 と、このボビン300 に取り付けられる鉄心400 とを有している。 トランス用ボビン300 に巻回された1次巻線100 及び2次巻線200 の末端である 巻き始め・巻き終わりはリード線500 に接続されており、当該リード線500 は短 絡防止のために両巻線100 、200 に貼り付けられたポリエステル等の絶縁テープ 800 からはみ出した状態になっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の電源トランスには、以下のような問題点 がある。 すなわち、ピン端子付きボビンのように、巻線を自動的にピン端子にからげて 巻線ができなく、かつ両巻線の末端とリード線との接続は手作業による縒り合わ せにによって行わざるを得ない。そのため、作業の効率の向上があまり望めない 状態にある。
【0005】 本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、巻線を自動的に行うとともに、 両巻線の末端とリード線との接続を自動的に行うのに適した電源トランスを提供 することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案に係る電源トランスは、1次巻線及び2次巻線が巻回されるトランス用 ボビンと、このトランス用ボビンに取り付けられる鉄心とを備えており、前記ト ランス用ボビンには前記両巻線を外部のリード線と接続するための接続部が設け られており、この接続部は前記リード線が挿入される貫通孔が設けられた基端部 と、この基端部から突設されたボス部とを有しており、前記ボス部の先端には凹 溝が形成されており、当該凹溝に貫通孔に挿入されたリード線の先端を嵌め込む ことによって、当該リード線をボス部に巻回された両巻線の末端と接続するよう になっている。
【0007】
【実施例】
図1は本考案に係る電源トランスに用いられるトランス用ボビンの接続部の斜 視図、図2は図1のA−A線断面図、図3はトランス用ボビンの正面図、図4は トランス用ボビンの側面図、図5はトランス用ボビンの底面図、図6は接続部に 形成された固定爪を示す正面図、図7は貫通孔を斜めに形成した場合の断面図、 図8は第2の実施例に係る電源トランスに用いられるトランス用ボビンの接続部 の正面図である。なお、従来のものと略同一の部品等には同一の符号を付して説 明を行う。
【0008】 本実施例に係る電源トランスは、1次巻線100 及び2次巻線200 が巻回される トランス用ボビン300 と、このトランス用ボビン300 に取り付けられる鉄心 (図 示省略) とを具備しており、前記トランス用ボビン300 には前記両巻線100 、20 0 を外部のリード線500 と接続するための接続部360 が設けられており、この接 続部360 は前記リード線500 が挿入される貫通孔363 が設けられた基端部361 と 、この基端部361 から突設されたボス部362 とを有しており、前記ボス部362 の 先端には凹溝362cが形成されており、当該凹溝362cに貫通孔363 に挿入されたリ ード線500 の先端を嵌め込むことによって、当該リード線500 をボス部362 に巻 回された両巻線100 、200 の末端と接続するように構成されている。
【0009】 トランス用ボビン300 は、絶縁性を有するフェノール樹脂等の合成樹脂で形成 されており、上側フランジ部310 と、下側フランジ部320 と、仕切片330 と、1 次用胴部340 と、2次用胴部350 と、両フランジ部310 、320 と一体に形成され た接続部360 とから構成されている。1次巻線100 は上側フランジ部310 と仕切 片330 との間の1次用胴部340 に巻回され、2次巻線200 は仕切片330 と下側フ ランジ部320 との間の2次用胴部350 に巻回される。
【0010】 上側フランジ部310 には、1次巻線100 の接続のための4つの接続部360 が隙 間370 を有して一体に形成されている。すなわち、接続部360 はトランス用ボビ ン300 と一体に形成されているのである。また、同様に、下側フランジ部320 に は、2次巻線200 の接続のための4つの接続部360 が一体に形成されている。
【0011】 両フランジ部310 、320 に形成された接続部360 の形状はほぼ同一であるから 、上側フランジ部310 に形成された接続部360 のみを説明する。 この接続部360 は、図1に示すように、上側フランジ部310 から突設された基 端部361 と、さらにこの基端部361 から突設されたボス部362 とから構成されて いる。
【0012】 前記基端部361 のボス部362 との境目付近には、貫通孔363 が形成されている 。当該貫通孔363 はリード線500 の芯線510 のみが挿入される小孔部363aと、絶 縁被膜が挿入される大孔部363bとからなる2段孔になっている。なお、大孔部36 3bは外側面に開口している。さらに、当該基端部361 の側面には、末端が引っ掛 けられる突起365 が突出されている。
【0013】 一方、ボス部362 は、末端が巻回される部分であって、一対のリブ362aと、こ のリブ362aの間に位置する中間部362bとが一体になって構成されている。中間部 362bは、リブ362aより背低に形成されているので、中間部362bの上方かつリブ36 2aに挟まれた部分が凹溝362cとなる。なお、リブ362aの一面はテーパ面になって いる。また、中間部362bの上面は略樋状になっている。
【0014】 1次側胴部340 に巻回された1次巻線100 の末端は、絶縁テープ (図示省略) の隙間から飛び出しており、前記隙間370 から突起365 を介して接続部360 に導 かれており、ボス部362 に巻回される。ボス部362 は、リブ362aの方が中間部36 2bより出っ張っているため、末端はリブ362aの形状に従って巻回される。
【0015】 一方、リード線500 は絶縁被膜を剥がして芯線510 を露出させ、芯線510 を貫 通孔363 に挿入する。すると、芯線510 は小孔部363aを通過するが、絶縁被膜が 剥がれていない部分は大孔部363bでストップする。
【0016】 貫通孔363 を貫通した芯線510 を凹溝362cの方向 (図2に示す矢印B方向) に 折り曲げて、その先端を凹溝362cに嵌め込む。折り曲げられた芯線510 は、必ず 末端に接触するので、1次巻線100 とリード線500 の芯線510 とは必ず接続され る。そして、半田付けを行う。他の接続部360 にも同様の作業を施して末端とリ ード線500 とを接続する。
【0017】 なお、図6に示すように、リブ362aの内側に固定爪364 を形成しておけば、凹 溝362cに嵌まり込んだリード線500 の芯線510 を半田付け前に仮止めすることが できるので、より作業が簡素化される。
【0018】 また、図7に示すように、貫通孔363 を斜めに形成しておけば、小孔部363aを 貫通したリード線500 の芯線510 は初めから凹溝362c側に位置するので、芯線51 0 を凹溝362cに嵌め込む作業が容易になる。
【0019】 次に、第2の実施例について説明する。 上述した第1の実施例では、接続部360 は一体に形成された基端部361 とボス 部362 とから構成されていたが、第2の実施例ではボス部362 は基端部361 とは 別体のもので構成されている。
【0020】 すなわち、図8 (A) に示すように、導電性を有する端子ピン700 の二股状に なった根元側 (破線で示している) を基端部361 に埋設することでボス部362 と するのである。ここで、端子ピン700 の根元側を二股状にしたのは、貫通孔363 を塞ぐことを防ぐためである。なお、このような端子ピン700 でボス部362 を形 成した場合には、端子ピン700 からなるボス部362 に巻回された末端の上からリ ード線500 の芯線510 を重ねて巻回し、その上から半田付けすることになる。
【0021】 また、図8 (B) に示すように、棒状の端子ピン710 の根元を基端部361 に埋 設することでボス部362 とすることも可能である。ただし、その場合には、基端 部361 に埋設された端子ピン710 の根元部が貫通孔363 を塞がないようにずらし た位置に埋設することが必要である。
【0022】
【考案の効果】
本考案に係る電源トランスは、1次巻線及び2次巻線が巻回されるトランス用 ボビンと、このトランス用ボビンに取り付けられる鉄心とを備えており、前記ト ランス用ボビンには前記両巻線を外部のリード線と接続するための接続部が設け られており、この接続部は前記リード線が挿入される貫通孔が設けられた基端部 と、この基端部から突設されたボス部とを有しており、前記ボス部の先端には凹 溝が形成されており、当該凹溝に貫通孔に挿入されたリード線の先端を嵌め込む ことによって、当該リード線をボス部に巻回された両巻線の末端と接続するよう に構成されている。従って、巻線の末端が巻回されたボス部の凹溝にリード線50 0 の先端を嵌め込むことによって両者の接続が行えるのだから、従来のタイプよ り自動化に適した電源トランスとなった。
【0023】 また、前記ボス部が基端部と一体に形成されていれば、基端部の貫通孔とボス 部の凹溝との位置関係が正確になるので自動化に適合している。
【0024】 さらに、凹溝には嵌め込まれたリード線の先端を固定する固定爪が形成されて いれば、嵌まり込んだリード線の先端の仮止めができるので、より作業効率を向 上させることができる。
【0025】 また、前記ボス部をトランス用ボビンとは別体の導電性を有する端子ピンを基 端部に埋設することにより形成すれば、巻線の末端とリード線とが直接に接触し なくとも両者の接続は確保することができるので好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電源トランスに用いられるトラン
ス用ボビンの接続部の斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】トランス用ボビンの正面図である。
【図4】トランス用ボビンの側面図である。
【図5】トランス用ボビンの底面図である。
【図6】接続部に形成された固定爪を示す正面図であ
る。
【図7】貫通孔を斜めに形成した場合の断面図である。
【図8】第2の実施例に係る電源トランスに用いられる
トランス用ボビンの接続部の正面図である。
【図9】従来の電源トランスの斜視図である。
【符号の説明】
100 1次巻線 200 2次巻線 300 トランス用ボビン 360 接続部 361 基端部 362 ボス部 362c 凹溝 363 貫通孔 500 リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山名 祥介 大阪府大阪市西淀川区御幣島1丁目12番22 号 田淵電機株式会社内 (72)考案者 高岡 史彦 大阪府大阪市西淀川区御幣島1丁目12番22 号 田淵電機株式会社内 (72)考案者 森 昭憲 大阪府大阪市西淀川区御幣島1丁目12番22 号 田淵電機株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次巻線及び2次巻線が巻回されるトラ
    ンス用ボビンと、このトランス用ボビンに取り付けられ
    る鉄心とを具備しており、前記トランス用ボビンには前
    記両巻線を外部のリード線と接続するための接続部が設
    けられており、この接続部は前記リード線が挿入される
    貫通孔が設けられた基端部と、この基端部から突設され
    たボス部とを有しており、前記ボス部の先端には凹溝が
    形成されており、当該凹溝に貫通孔に挿入されたリード
    線の先端を嵌め込むことによって、当該リード線をボス
    部に巻回された両巻線の末端と接続することを特徴とす
    る電源トランス。
  2. 【請求項2】 前記ボス部は基端部と一体に形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の電源トランス。
  3. 【請求項3】 前記凹溝には嵌め込まれたリード線の先
    端を固定する固定爪が形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の電源トランス。
  4. 【請求項4】 前記ボス部はトランス用ボビンとは別体
    の導電性を有する端子ピンを基端部に埋設することによ
    り形成していることを特徴とする請求項1記載の電源ト
    ランス。
JP8729992U 1992-11-25 1992-11-25 電源トランス Pending JPH0645317U (ja)

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JP8729992U JPH0645317U (ja) 1992-11-25 1992-11-25 電源トランス

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009077596A (ja) * 2007-09-22 2009-04-09 Nidec Sankyo Corp モータ、およびモータの製造方法
JP5846325B1 (ja) * 2015-04-10 2016-01-20 日本電産サンキョーシーエムアイ株式会社 モータのボビンアッセンブリ

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JP2009077596A (ja) * 2007-09-22 2009-04-09 Nidec Sankyo Corp モータ、およびモータの製造方法
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