JP2011078152A - モータおよびモータの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】端子ピンを曲げなくてもコイル線の巻き終わり側の引き回し部分に弛みを付与することができるとともに、端子ピンへの絡げ位置や端子ピンの材質に制約のないモータおよびモータの製造方法を提供すること。
【解決手段】ステッピングモータ1では、コイル線の巻き終わり側の引き回し部分110a、140aに弛みが付与されているとともに、端子台122、152は、外ステータコア211および内ステータコア222によって後方から支持されて後方への傾きが阻止されている。このため、端子台122、152や端子ピン123、124、153、154が後方に押圧されても、端子台122、152が後方に傾かない。従って、引き回し部分110a、140aに過大な張力が加わらないので、コイル線が断線することがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータおよびモータの製造方法に関するものであり、特にコイル線の断線防止技術に関するものである。
各種のモータのうち、例えば、ステッピングモータは、コイル線が巻回されたコイルボビンおよびステータ部材を備えたステータと、ロータとを有している。コイルボビンは、コイル線が巻回された胴部と、胴部の端部から径方向外側に拡径するフランジ部と、胴部に前面を向けてフランジ部の径方向外側端部に一体形成された端子台と、端子台から径方向外側に突出してコイル線の端部が絡げられた端子ピンとを備えている。かかるモータにおいて、コイル線の巻き終わり側の引き回し部分は特に、コイル線において胴部に巻回されている部分、端子台の前面部、端子台においてフレキシブル基板を受ける部分から浮いている。このため、巻き終わり側の引き回し部分が緊張した状態にあると、コイル線に断線が発生するおそれがある。例えば、端子台や端子ピンが後方に押圧されると、巻き終わり側の引き回し部分に過大な張力が加わる結果、コイル線が断線する。また、端子ピンにフレキシブル配線基板を接続する際、フレキシブル基板が引き回し部分に接触した場合もコイル線の巻き終わり側の引き回し部分では特に断線が発生しやすい。
そこで、コイル線を胴部に巻回するとともにコイル線の端部を端子ピンに絡げた後、引き回し部分が弛む方向に端子ピンを変形させて引き回し部分に弛みを付与する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−77596号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術のように、端子ピンを変形させるには多大な手間がかかるとともに、端子ピンを冶具で変形させる際、冶具がコイル線に接触して断線するおそれもある。
また、特許文献1に記載の技術を採用する場合、端子ピンへの根元部分に絡げ始め部分があると、端子ピンを曲げても引き回し部分に十分な弛みをもたせることができない。従って、特許文献1に記載の技術では、絡げ始め部分を端子ピンの根元から十分に浮いた位置としなければならないという制約がある。また、特許文献1に記載の技術を採用する場合、端子ピンが金属ピンでなければならないという制約がある。すなわち、端子ピンを端子台と一体に樹脂成形により形成した場合、端子ピンを曲げることは不可能である。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、端子ピンを曲げなくてもコイル線の巻き終わり側の引き回し部分に弛みを付与することができるとともに、端子ピンへの絡げ位置や端子ピンの材質に大きな制約のないモータおよびモータの製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、コイル線が巻回されたコイルボビンおよびステータ部材を備えたステータと、ロータとを有し、前記コイルボビンは、前記コイル線が巻回された胴部と、該胴部の端部から径方向外側に拡径するフランジ部と、前記フランジ部の径方向外側端部に一体形成された端子台と、該端子台から径方向外側に突出して前記コイル線の端部が絡げられた端子ピンとを備えたモータにおいて、モータ軸線方向において、前記端子台に対して前記胴部が位置する側を前方とし、前記端子台に対して前記胴部が位置する側とは反対側を後方としたとき、前記コイル線において、少なくとも前記端子台の前方で前記胴部と前記端子ピンとの間に位置する巻き終わり側の引き回し部分は、弛みを備え、前記端子台は、該端子台と前記フランジ部との繋がり部分より後方で前記ステータ部材によって支持されて後方への傾きが阻止されていることを特徴とする。
本発明では、コイル線の巻き終わり側の引き回し部分に弛みが付与されているとともに、端子台は、ステータ部材によって後方から支持されて後方への傾きが阻止されている。このため、端子台や端子ピンが後方に押圧されても、端子台が後方に傾かない。従って、引き回し部分に過大な張力が加わらないので、コイル線が断線することを抑制することができる。また、コイル線の引き回し部分に弛みが付与されているため、端子ピンにフレキシブル配線基板を接続する際、フレキシブル基板が引き回し部分に接触した場合でもコイル線が断線することを抑制することができる。さらに、本発明では、端子ピンを曲げて弛みを付与する場合と違って、端子ピンへの絡げ位置や端子ピンの材質に大きな制約がないという利点がある。
また、本発明は、コイル線が巻回されたコイルボビンおよびステータ部材を備えたステータと、ロータとを有し、前記コイルボビンは、前記コイル線が巻回された胴部と、該胴部の端部から径方向外側に拡径するフランジ部と、前記フランジ部の径方向外側端部に一体形成された端子台と、該端子台から径方向外側に突出して前記コイル線の端部が絡げられた端子ピンとを備えたモータの製造方法において、モータ軸線方向において、前記端子台に対して前記胴部が位置する側を前方とし、前記端子台に対して前記胴部が位置する側とは反対側を後方としたとき、前記コイル線を前記胴部に巻回するとともに当該コイル線の端部を前記端子ピンに絡げた後、前記コイルボビンに前記ステータ部材を取り付けて前記ステータを構成する際、当該ステータ部材によって、前記端子台と前記フランジ部との繋がり部分より後方で前記端子台を前方に押圧して、前記コイル線において前記胴部と前記端子ピンとの間に位置する巻き終わり側の引き回し部分に弛みをもたせることを特徴とする。
本発明では、コイル線を胴部に巻回するとともにコイル線の端部を端子ピンに絡げた状態とした後、コイルボビンにステータ部材を取り付けてステータを構成する際、ステータ部材によって端子台が前方に押圧される結果、コイル線の巻き終わり側の引き回し部分に弛みが付与される。このため、端子台や端子ピンが後方に押圧されても、端子台は、後方からステータ部材で支持されているので、後方に傾かない。従って、引き回し部分に過大な張力が加わらないので、コイル線が断線することを抑制することができる。また、コイル線の引き回し部分に弛みが付与されているため、端子ピンにフレキシブル配線基板を接続する際、フレキシブル基板が引き回し部分に接触した場合でもコイル線が断線することを抑制することができる。さらに、本発明では、端子ピンを曲げて弛みを付与する場合と違って、端子ピンへの絡げ位置や端子ピンの材質に大きな制約がないという利点がある。
本発明において、前記端子台は、前記フランジ部よりも後方に突出した突出部を備え、前記ステータ部材は、前記突出部を支持していることが好ましい。端子台が後方に突出した突出部を備えている場合には、ステータ部材を複雑な形状にしなくても、端子台を後方から支持する状態を容易に実現することができる。
本発明では、例えば、前記ステータ部材において前記端子台を支持する部分は、ステータコアの外周端部とすることができ、この場合、当該ステータコアの外周端部が、前記突出部の径方向内側部分に当接して前記端子台を後方で支持している構造となる。かかる構成によれば、ステータコアを特別な構造とする必要がないとともに、端子台を安定した姿勢で支持することができるという利点がある。
本発明において、前記ステータ部材が前記端子台を支持する部分では、前記ステータ部材と前記端子台との間に前記ステータ部材および前記端子台以外の部材が介在している構成を採用してもよい。例えば、前記ステータ部材が前記端子台を支持する部分では、前記ステータ部材と前記端子台との間に充填材が介在している構成を採用してもよい。
本発明は、前記端子台は、前方に傾いている構成、および径方向外側に向けて直立している構成のいずれにも適用することができる。
本発明において、前記端子ピンは、前記端子台の径方向外側の面で直立し、真っ直ぐに延びていることが好ましい。本発明では、端子ピンを曲げないので、端子ピンが端子台の径方向外側の面で真っ直ぐに直立している状態にある。このため、フレキシブル基板を端子ピンに接続する作業が容易である。また、モータに対してフレキシブル基板を安定した状態で支持できるという利点がある。
本発明に係るモータでは、少なくともコイル線の巻き終わり側の引き回し部分に弛みが付与されているとともに、端子台は、ステータ部材によって後方から支持されて後方への傾きが阻止されている。このため、端子台や端子ピンが後方に押圧されても、端子台が後方に傾かない。従って、引き回し部分に過大な張力が加わらないので、コイル線が断線することを抑制することができる。また、コイル線の引き回し部分に弛みが付与されているため、端子ピンにフレキシブル配線基板を接続する際、フレキシブル基板が引き回し部分に接触した場合でもコイル線が断線することを抑制することができる。さらに、本発明では、端子ピンを曲げて弛みを付与する場合と違って、端子ピンへの絡げ位置や端子ピンの材質に大きな制約がないという利点がある。
また、本発明に係るモータの製造方法では、コイル線を胴部に巻回するとともにコイル線の端部を端子ピンに絡げた状態とした後、コイルボビンに前記ステータ部材を取り付けてステータを構成する際、ステータ部材によって端子台が前方に押圧される結果、コイル線の巻き終わり側の引き回し部分に弛みが付与される。このため、端子台や端子ピンが後方に押圧されても、端子台は、後方からステータ部材で支持されているので、後方に傾かない。従って、引き回し部分に過大な張力が加わらないので、コイル線が断線することを抑制することができる。また、コイル線の引き回し部分に弛みが付与されているため、端子ピンにフレキシブル配線基板を接続する際、フレキシブル基板が引き回し部分に接触した場合でもコイル線が断線することを抑制することができる。さらに、本発明では、端子ピンを曲げて弛みを付与する場合と違って、端子ピンへの絡げ位置や端子ピンの材質に大きな制約がないという利点がある。
本発明の実施の形態1に係るステッピングモータの説明図である。 本発明の実施の形態1に係るステッピングモータに用いたステータの主要部分の分解斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るステッピングモータの説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したステッピングモータを説明する。なお、本発明では、モータ軸線方向において、端子台に対して胴部が位置する側が「前方」であり、その反対側が「後方」である。従って、以降の説明では回転軸の出力側を前側(前方)とし、反出力側を後側(後方)として説明する。また、端子台の説明では、端子ピンが突出している方向を高さ方向とし、コイルボビンにおいて胴部が位置する側を下側として説明する。
[実施の形態1]
(ステッピングモータ)
図1は、本発明の実施の形態1に係るステッピングモータの説明図であり、図1(a)は、ステッピングモータの一部を切り欠いて示す側面図、図1(b)、(c)は各々、ステッピングモータの製造途中においてコイル線をコイルボビンに巻回した後の様子を前方(端子台に対して胴部が位置する側)からみた正面図、および側面図である。図2は、本発明の実施の形態1に係るステッピングモータに用いたステータの主要部分の分解斜視図である。なお、図2において、外ステータコアと一体に形成されたケースについては図示を省略してある。
図1(a)および図2において、本形態のステッピングモータ1は、円筒状のステータ2と、ステータ2の内周側に配置されたロータ3とを備えている。ロータ3は、回転軸31と、回転軸31の基端側の外周側に同軸に取り付けられた円筒状のロータマグネット32とを備えており、回転軸31の出力側先端にはピニオン35が固着されている。ステータ2において、出力側の端面には第1端板4が固定され、かかる第1端板4には、回転軸31をモータ軸線L1周りに回転可能に支持する第1軸受5が保持されている。ステータ2において、反出力側の端面には第2端板6が固定され、かかる第2端板6には、回転軸31をモータ軸線L1周りに回転可能に支持する第2軸受7が保持されている。
ステータ2は、回転軸31のモータ軸線L1に沿って前後に配置された第1ステータ組21および第2ステータ組22を備えている。第1ステータ組21には、コイル線110がコイルボビン120に巻回された第1コイル巻回体11が用いられており、第1コイル巻回体11に対してモータ軸線L1方向の両側に円環状の外ステータコア211および円環状の内ステータコア212を備えている。外ステータコア211および内ステータコア212はいずれも磁性金属部材で形成されており、磁路を形成している。外ステータコア211および内ステータコア212は各々、内周縁から起立する極歯213を備えている。外ステータコア211の極歯213と、内ステータコア212の極歯213とは、第1コイル巻回体11の内周側で周方向に交互に並んでおり、ロータマグネット32の外周面に対向している。第2ステータ組22も、第1ステータ組21と同様、コイル線140がコイルボビン150に巻回された第2コイル巻回体12が用いられており、第2コイル巻回体12に対してモータ軸線L1方向の両側に円環状の外ステータコア221および円環状の内ステータコア222を備えている。外ステータコア221および内ステータコア222はいずれも磁性金属部材で形成されており、磁路を形成している。外ステータコア221および内ステータコア222は各々、内周縁から起立する極歯223を備えている。外ステータコア221の極歯223と、内ステータコア222の極歯223とは、第2コイル巻回体12の内周側で周方向に交互に並んでおり、ロータマグネット32の外周面に対向している。本形態において、第1ステータ組21の外周側は筒状の第1ケース8で覆われ、第2ステータ組22の外周側は筒状の第2ケース9で覆われている。第1ケース8および第2ケース9については、外ステータコア211、221の外周側に外ステータコア211、221と一体に形成された構成、あるいは外ステータコア211、221と別体に形成された構成が採用される。本形態において、第1ケース8および第2ケース9は、外ステータコア211、221の外周側に外ステータコア211、221と一体に形成された構成になっている。
このように、本形態のステッピングモータ1において、ステータ2は、コイル線110、140およびコイルボビン120、150(第1コイル巻回体11および第2コイル巻回体12)に加えて、第1ケース8を備えた外ステータコア211、内ステータコア212、内ステータコア222、第2ケース9を備えた外ステータコア221、第1端板4、および第2端板5などのステータ部材によって構成されている。
第1コイル巻回体11において、コイルボビン120は、コイル線110が巻き回された胴部121と、胴部121の出力側の端部で径方向外側に拡径するフランジ部126と、胴部121の反出力側の端部で径方向外側に拡径するフランジ部127と、フランジ部127の径方向外側端部から径方向外側に突出する端子台122と、端子台122から径方向外側(上方)に向けて起立した2本の端子ピン123、124とを備えている。端子台122は、フランジ部127の径方向外側端部で周方向に所定の寸法、延在した形状になっている。端子ピン123、124はいずれも、端子台122において径方向外側に向く面から周方向で離間した位置で直立し、真っ直ぐに延びている。かかる端子ピン123、124は、コイルボビン120を樹脂成形する際に同時形成された樹脂端子、コイルボビン120を樹脂成形する際にインサート成形された金属端子、あるいは、コイルボビン120を樹脂成形した後、固着された金属端子である。端子台122において径方向外側に向く面は、フレキシブル配線基板(図示せず)が重ねて配置される基板受け面になっている。また、端子台122は、フランジ部127より後方に突出した突出部122aを備えており、突出部122aは、フランジ部127の径方向外側端部で周方向に所定の寸法、延在した形状になっている。ここで、突出部122aの径方向内側部分122sは、外ステータコア211の外周端部211sの形状に略一致する円弧面になっている。かかる端子台122、端子ピン123、124は、第1ケース8の開口から径方向外側に突出している。
第2コイル巻回体12も、第1コイル巻回体11と同様、コイルボビン150と、コイルボビン150に巻回されたコイル線140とを備えている。コイルボビン150は、コイル線140が巻き回された胴部151と、胴部151の出力側の端部で径方向外側に拡径するフランジ部156と、胴部121の反出力側の端部で径方向外側に拡径するフランジ部157と、フランジ部157の径方向外側端部から径方向外側に突出する端子台152と、端子台152から径方向外側(上方)に向けて起立した2本の端子ピン153、154とを備えている。端子台152は、フランジ部157の径方向外側端部で周方向に所定の寸法、延在した形状になっている。端子ピン153、154はいずれも、端子台152において径方向外側に向く面から周方向で離間した位置で直立し、真っ直ぐに延びている。かかる端子ピン153、154は、コイルボビン150を樹脂成形する際に同時形成された樹脂端子、コイルボビン150を樹脂成形する際にインサート成形された金属端子、あるいは、コイルボビン150を樹脂成形した後、固着された金属端子である。端子台152において径方向外側に向く面は、フレキシブル配線基板(図示せず)が重ねて配置される基板受け面になっている。また、端子台152は、フランジ部157より後方に突出した突出部152aを備えており、突出部152aは、フランジ部157の径方向外側端部で周方向に所定の寸法、延在した形状になっている。ここで、突出部152aの径方向内側部分152sは、内ステータコア222の外周端部222sの形状に略一致する円弧面になっている。かかる端子台152、端子ピン153、154は、第2ケース9の開口から径方向外側に突出している。
このように構成したステッピングモータ1において、外ステータコア211、内ステータコア212、外ステータコア221、および内ステータコア222の外形寸法は、モータ軸線L1を中心にして端子台122、152の突出部122a、152aの径方向内側部分122c、152sを通る仮想円C0(図1(b)参照)の直径よりもわずかに大きく設計されている。
(コイル巻回体の詳細構成)
以下、第1コイル巻回体11および第2コイル巻回体12の詳細構成を説明する。第1コイル巻回体11に用いたコイル線110において、端子台122の前方でコイルボビン120の胴部121と端子ピン123との間に位置する巻き終わり側の引き回し部分110aは、弛みを備えている。なお、コイル線110を構成するコイル線において胴部121と端子ピン124との間に位置する巻き始め側の引き回し部分は、端子台122近くで端子台122の前面に沿っているため、巻き終わり側の引き回し部分110aに比較して、緊張状態にあっても切断などが発生しにくい部分である。
また、端子台122は、ステータ2に用いたステータ部材によって後方から支持されて後方への傾きが阻止されている。本形態において、ステータ部材において端子台122を支持する部分は、外ステータコア211の外周端部211sであり、外ステータコア211の外周端部211sは、端子台122の突出部122aの径方向内側部分122sを後方から支持している。より具体的に説明すると、本形態では、ステッピングモータ1を組み立てる前の状態において、外ステータコア211の外形寸法は、モータ軸線L1を中心にして端子台122の突出部122aの径方向内側部分122sを通る仮想円C0の直径よりもわずかに大きく、ステッピングモータ1を組み立てると、外ステータコア211の外周端部211sは、端子台122の突出部122aの径方向内側部分122sよりもわずかに径方向外側に位置しようとする。このため、突出部122aの径方向内側部分122sが外ステータコア211の外周端部211sによって径方向内側から押圧される結果、端子台122は、端子台122とフランジ部127との繋がり部分128よりモータ軸線L1方向の後方で外ステータコア211の外周端部211sによって前方に押圧されることになる。このため、端子台122は、組み立て前の姿勢よりも前方に傾いた姿勢になるので、引き回し部分110aには弛みが付与される。かかる状態は、外ステータコア211の外周端部211sが繋がり部分128よりモータ軸線L1方向の後方で端子台122を支持することにより維持される。
第2コイル巻回体12においても、第1コイル巻回体11と同様、コイル線140を構成するコイル線においてコイルボビン150の胴部151と端子ピン153、154との間に位置する巻き終わり側の引き回し部分140aは、弛みを備えている。なお、コイル線140を構成するコイル線において胴部151と端子ピン153、154との間に位置する巻き始め側の引き回し部分は、端子台152近くで端子台152の前面に沿っているため、巻き終わり側の引き回し部分140aに比較して切断などが発生しにくい部分である。
また、端子台152は、ステータ2に用いたステータ部材によって後方から支持されて後方への傾きが阻止されている。本形態において、ステータ部材において端子台152を支持する部分は、内ステータコア222の外周端部222sであり、内ステータコア222の外周端部222sは、端子台152の突出部152aの径方向内側部分152sを後方から支持している。より具体的に説明すると、本形態では、ステッピングモータ1を組み立てる前の状態において、内ステータコア222の外形寸法は、モータ軸線L1を中心にして端子台152の突出部152aの径方向内側部分152sを通る仮想円C0の直径よりもわずかに大きく、ステッピングモータ1を組み立てると、内ステータコア222の外周端部222sは、端子台152の突出部152aの径方向内側部分152sよりもわずかに径方向外側に位置しようとする。このため、端子台152は、端子台152とフランジ部157との繋がり部分158よりモータ軸線L1方向の後方で内ステータコア222の外周端部222sによって前方に押圧される。その結果、端子台152は、組み立て前の姿勢よりも前方に傾いた姿勢になるので、引き回し部分140aには弛みが付与される。かかる状態は、内ステータコア222の外周端部222sが繋がり部分158よりモータ軸線L1方向の後方で端子台152を支持することにより維持される。
(モータの製造方法)
本形態のステッピングモータ1を製造するには、図1(b)、(c)に示すように、まず、コイルボビン120を準備する。この時点では、端子台122は、前面がフランジ部127の前面と面一の直立状態にあり、前方には傾いていない。なお、図示を省略するが、この時点では、コイルボビン150の端子台152も、前面がフランジ部157の前面と面一の状態にあり、前方には傾いていない。
次に、コイル線110をコイルボビン120の胴部121に巻回した後、コイル線110の端部を端子ピン123に絡げ、第1コイル巻回体11を製作する。この時点では、巻き終わり側の引き回し部分110aはある程度緊張した状態にある。
次に、コイルボビン120の両側に外ステータコア211および内ステータコア212を重ねてステータ2を構成する。その際、外ステータコア211および内ステータコア212の径方向の位置は、極歯213がコイルボビン120の内周面に接することにより規定される。その結果、コイルボビン120において突出部122aの径方向内側部分122sが外ステータコア211の外周端部211sによって径方向内側から押圧される結果、端子台122は、外ステータコア211によって後方から前方に押圧されることになる。このため、端子台122は、組み立て前の直立姿勢よりも前方に傾いた姿勢になるので、引き回し部分110aには弛みが付与される。かかる状態は、外ステータコア211の外周端部211sが端子台122を後方から支持することにより維持される。
なお、第2コイル巻回体12においても同様な方法でステッピングモータ1の組立に用いられる結果、端子台152の突出部152aが内ステータコア222の外周端部222sによって押圧されて、端子台152が前方に傾く結果、引き回し部分140aには弛みが付与される。
しかる後には、第1コイル巻回体11および第2コイル巻回体12を用いてステッピングモータ1が組み立てられる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のステッピングモータ1では、コイル線110、140の巻き終わり側の引き回し部分110a、140aには弛みが付与されている。また、端子台122、152は、外ステータコア211および内ステータコア222(ステータ部材)によって繋がり部分128、158よりモータ軸線L1方向の後方で径方向内側から支持される結果、外ステータコア211および内ステータコア222によって後方から支持され、後方への傾きが阻止されている。このため、端子台122、152や端子ピン123、124、153、154が後方に押圧されても、端子台122、152が後方に傾かない。従って、引き回し部分110a、140aに過大な張力が加わらないので、コイル線が断線することを抑制することができる。また、コイル線110、140の引き回し部分110a、140aに弛みが付与されているため、端子ピン123、124、153、154にフレキシブル配線基板を接続する際、フレキシブル基板が引き回し部分110a、140aに接触した場合でもコイル線110、140が断線することを抑制することができる。
さらに、本形態では、端子ピン123、124、153、154を曲げて弛みを付与する場合と違って、端子ピン123、124、153、154への絡げ位置や端子ピン123、124、153、154の材質に大きな制約がないという利点がある。すなわち、端子ピン123、124、153、154を曲げて弛みを付与する場合には、絡げ始め部分を端子ピンの根元から十分に浮いた位置としなければならないという制約がある。また、端子ピン123、124、153、154を曲げて弛みを付与する場合には、端子ピンが金属ピンでなければならないという制約がある。しかるに本形態では、端子台122、152を前方に変形させるため、端子ピン123、124、153、154への絡げ位置や端子ピン123、124、153、154の材質に大きな制約がない。また、端子ピン123、124、153、154については曲げる必要がないため、端子ピン123、124、153、154が細い場合でも、端子ピン123、124、153、154は折れることがない。
しかも、端子台122、152は、フランジ部127、157よりも後方に突出した突出部122a、152aを備えている、また、ステータ部材において端子台122、152を支持する部分は、外ステータコア211の外周端部211sおよび内ステータコア222の外周端部222sである。このため、外ステータコア211および内ステータコア222(ステータ部材)を複雑な形状にしなくても、ステッピングモータ1の通常の組立工程を行なうだけで端子台122、152を後方から支持する状態を容易に実現することができる。
また、端子台122、152において、突出部122a、152aの径方向内側部分122s、152sは、外ステータコア211の外周端部211sおよび内ステータコア222の外周端部222sの形状に略一致する円弧形状をもって周方向に延在している。このため、端子台122、152は、外ステータコア211の外周端部211sおよび内ステータコア222の外周端部222sによって確実に支持されているので、端子台122、152の後方への傾きを確実に阻止することができる。
また、本形態では、端子ピン123、124、153、154を曲げないので、端子ピン123、124、153、154が端子台122、152の径方向外側の面で直立し、真っ直ぐに延びている。このため、フレキシブル基板を端子ピン123、124、153、154に接続する作業が容易である。また、ステッピングモータ1に対してフレキシブル基板を安定した状態で支持できるという利点がある。
[実施の形態2]
図3は、本発明の実施の形態2に係るステッピングモータの説明図であり、図3(a)は、ステッピングモータの一部を切り欠いて示す側面図、図3(b)、(c)は各々、ステッピングモータの製造途中においてコイル線をコイルボビンに巻回した後の様子を前方(端子台に対して胴部が位置する側)からみた正面図、および側面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様である。従って、共通する部分には、同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図1(a)において、本形態のステッピングモータ1でも、実施の形態1と同様、第1コイル巻回体11において、コイルボビン120は、コイル線110が巻き回された胴部121と、胴部121の出力側の端部で径方向外側に拡径するフランジ部126と、胴部121の反出力側の端部で径方向外側に拡径するフランジ部127と、フランジ部127の径方向外側端部から径方向外側に突出する端子台122と、端子台122から径方向外側(上方)に向けて起立した2本の端子ピン123、124とを備えている。端子ピン123、124はいずれも、端子台122において径方向外側に向く面から直立し、真っ直ぐに延びている。また、端子台122は、フランジ部127より後方に突出した突出部122aを備えている。
このように構成した第1コイル巻回体11に用いたコイル線110において、コイルボビン120の胴部121と端子ピン123との間に位置する巻き終わり側の引き回し部分110aは、弛みを備えている。また、端子台122は、ステータ2に用いたステータ部材によって後方から支持されて後方への傾きが阻止されている。本形態において、ステータ部材において端子台122を支持する部分は、外ステータコア211の外周端部211sであり、外ステータコア211の外周端部211sは、繋がり部分128よりモータ軸線L1方向の後方で端子台122の突出部122aの径方向内側部分122sを支持している。より具体的には、本形態では、ステッピングモータ1を組み立てる前の状態において、外ステータコア211の外形寸法は、モータ軸線L1を中心にして端子台122の突出部122aの径方向内側部分を通る仮想円C0(図3(b)参照)の直径よりもわずかに大きく、ステッピングモータ1を組み立てると、外ステータコア211の外周端部211sは、端子台122の突出部122aの径方向内側部分122sよりもわずかに径方向外側に位置しようとする。このため、繋がり部分128よりモータ軸線L1方向の後方で、突出部122aの径方向内側部分122sが外ステータコア211の外周端部211sによって径方向内側から押圧される結果、端子台122は、外ステータコア211によって後方から前方に押圧されることになる。このため、端子台122は、組み立て前の姿勢から前方に傾くので、引き回し部分110aには弛みが付与される。かかる状態は、外ステータコア211の外周端部211sが繋がり部分128よりモータ軸線L1方向の後方で端子台122を支持することにより維持される。
すなわち、本形態のステッピングモータ1を製造する際、図3(b)、(c)に示すように、使用前、すなわち、ステータ部材を組み付ける前のコイルボビン120は、端子台122が後方に傾いている。このため、端子台122の突出部122aは、繋がり部分128よりモータ軸線L1方向の後方で外ステータコア211の外周端部211sによって径方向内側から押圧される結果、端子台122は、外ステータコア211によって前方に押圧されることになる。このため、端子台122が直立した姿勢になるので、引き回し部分110aには弛みが付与される。
第2コイル巻回体12も、第1コイル巻回体11と同様、コイルボビン150と、コイルボビン150に巻回されたコイル線140とを備えている。コイルボビン150は、コイル線140が巻き回された胴部151と、胴部151の出力側の端部で径方向外側に拡径するフランジ部156と、胴部121の反出力側の端部で径方向外側に拡径するフランジ部157と、フランジ部157の径方向外側端部から径方向外側に突出する端子台152と、端子台152から径方向外側(上方)に向けて起立した2本の端子ピン153、154とを備えている。端子ピン153、154はいずれも、端子台152において径方向外側に向く面から直立し、真っ直ぐに延びている。また、端子台152は、フランジ部157より後方に突出した突出部152aを備えている。
このように構成した第2コイル巻回体12に用いたコイル線140においてコイルボビン150の胴部151と端子ピン153、154との間に位置する巻き終わり側の引き回し部分140aは、弛みを備えている。また、端子台152は、ステータ2に用いたステータ部材によって後方から支持されて後方への傾きが阻止されている。本形態において、ステータ部材において端子台152を支持する部分は、内ステータコア222の外周端部222sであり、内ステータコア222の外周端部222sは、繋がり部分158よりモータ軸線L1方向の後方で端子台152の突出部152aの径方向内側部分を支持している。より具体的には、本形態では、ステッピングモータ1を組み立てる前の状態において、内ステータコア222の外形寸法は、モータ軸線L1を中心にして端子台152の突出部152aの径方向内側部分152sを通る仮想円C0の直径よりもわずかに大きく、ステッピングモータ1を組み立てると、内ステータコア222の外周端部222sは、端子台152の突出部152aの径方向内側部分152sよりもわずかに径方向外側に位置しようとする。このため、繋がり部分158よりモータ軸線L1方向の後方で、端子台152の突出部152aは、内ステータコア222の外周端部222aによって前方に押圧されて、端子台122が直立した姿勢になる結果、引き回し部分110aには弛みが付与されている。
すなわち、本形態のステッピングモータ1を製造する際、使用前、すなわち、ステータ部材を組み付ける前のコイルボビン150は、コイルボビン120と同様、端子台152が後方に傾いている。このため、端子台152の突出部152aは、繋がり部分158よりモータ軸線L1方向の後方で、内ステータコア222の外周端部222aによって径方向内側から押圧される結果、端子台152は、内ステータコア222によって後方から押圧されることになる。このため、端子台152は、組み立て前の姿勢から前方に傾くので、引き回し部分140aには弛みが付与される。かかる状態は、内ステータコア222の外周端部222sが繋がり部分158よりモータ軸線L1方向の後方で端子台152を支持することにより維持される。
それ故、本形態のステッピングモータ1でも、実施の形態1と同様、端子台122、152や端子ピン123、124、153、154が後方に押圧されても、端子台122、152が後方に傾かない。従って、引き回し部分110a、140aに過大な張力が加わらないので、コイル線110、140が断線することを抑制することができる。また、コイル線の引き回し部分110a、140aに弛みが付与されているため、端子ピン123、124、153、154にフレキシブル配線基板を接続する際、フレキシブル基板が引き回し部分110a、140aに接触した場合でもコイル線が断線することを抑制することができる。さらに、本形態では、端子ピン123、124、153、154を曲げて弛みを付与する場合と違って、端子ピン123、124、153、154への絡げ位置や端子ピン123、124、153、154の材質に大きな制約がないという利点がある。
しかも、端子台122、152は、フランジ部127、157よりも後方に突出した突出部122a、152aを備えているため、外ステータコア211および内ステータコア222(ステータ部材)を複雑な形状にしなくても、端子台122、152を後方から支持する状態を容易に実現することができる。
また、本形態では、端子台122、152が直立した姿勢にある。すなわち、端子台122、152は、前面がフランジ部127、157の前面と面一の状態にあり、前方には傾いていない。また、端子ピン123、124、153、154が端子台122、152の径方向外側の面で直立し、真っ直ぐに延びている。このため、フレキシブル基板を端子ピン123、124、153、154に接続する作業が容易である。また、端子台122、152が傾いていないので、フレキシブル基板を安定した姿勢で取り付けることができるという利点がある。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、外ステータコア211および内ステータコア222の外周端部211a、222aが端子台122、152に直接、接している構造であったが、外ステータコア211および内ステータコア222の外周端部211a、222aと端子台122、152との他の部材が介在している構成を採用してもよい。例えば、外ステータコア211および内ステータコア222の外周端部211a、222aと端子台122、152との間に接着剤層などの充填材が介在している構成であってもよい。このような構成は、ステッピングモータ1を組み立てる際、外ステータコア211および内ステータコア222の外周端部211a、222a、あるいは端子台122、152の径方向内側の部分に接着剤を塗布しておくことにより実現できる。かかる構成によれば、端子台122、152を補強することができる。また、ステッピングモータ1を組み立てる際、端子台122、152を前方に変形させ、その際に発生した外ステータコア211および内ステータコア222の外周端部211a、222aと端子台122、152との間に接着剤を流し込んだ後、接着剤を硬化させる方法を採用してもよい。かかる接着剤層については、硬化後、弾性を備えている構成および弾性を備えていない構成のいずれであってもよい。
上記実施の形態では、外ステータコア211および内ステータコア222の外周端部211a、222aで端子台122、152を支持している構造であったが、他のステータコア、第1端板4、第2端板6、第1ケース8、または第2ケース9などのステータ部材によって、端子台122、152を後方から支持する構造を採用してもよい。また、端子台122、152に突起を設け、かかる突起にステータ部材が当接している構成を採用してもよい。
上記実施の形態では、本発明をステッピングモータ1に適用したが、他のモータに本発明を適用してもよい。
1 ステッピングモータ
2 ステータ
3 ロータ
11 第1コイル巻回体
12 第2コイル巻回体
110、140 コイル線
110a、140a 引き回し部分
120、150 コイルボビン
121、151 胴部
122、152 端子台
123、124、153、154 端子ピン
128、158 繋がり部分

Claims (8)

  1. コイル線が巻回されたコイルボビンおよびステータ部材を備えたステータと、ロータとを有し、前記コイルボビンは、前記コイル線が巻回された胴部と、該胴部の端部から径方向外側に拡径するフランジ部と、前記フランジ部の径方向外側端部に一体形成された端子台と、該端子台から径方向外側に突出して前記コイル線の端部が絡げられた端子ピンとを備えたモータにおいて、
    モータ軸線方向において、前記端子台に対して前記胴部が位置する側を前方とし、前記端子台に対して前記胴部が位置する側とは反対側を後方としたとき、
    前記コイル線において、少なくとも前記胴部と前記端子ピンとの間に位置する巻き終わり側の引き回し部分は、弛みを備え、
    前記端子台は、該端子台と前記フランジ部との繋がり部分より後方で前記ステータ部材によって支持されて後方への傾きが阻止されていることを特徴とするモータ。
  2. 前記端子台は、前記フランジ部よりも後方に突出した突出部を備え、
    前記ステータ部材は、前記突出部を支持していることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記ステータ部材において前記端子台を支持する部分は、ステータコアの外周端部であり、
    当該ステータコアの外周端部は、前記突出部の径方向内側部分を支持していることを特徴とする請求項2に記載のモータ。
  4. 前記ステータ部材が前記端子台を支持する部分では、前記ステータ部材と前記端子台との間に前記ステータ部材および前記端子台以外の部材が介在していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のモータ。
  5. 前記端子台は、前方に傾いていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のモータ。
  6. 前記端子台は、径方向外側に向けて直立していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のモータ。
  7. 前記端子ピンは、前記端子台の径方向外側の面で直立し、真っ直ぐに延びていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のモータ。
  8. コイル線が巻回されたコイルボビンおよびステータ部材を備えたステータと、ロータとを有し、前記コイルボビンは、前記コイル線が巻回された胴部と、該胴部の端部から径方向外側に拡径するフランジ部と、前記フランジ部の径方向外側端部に一体形成された端子台と、該端子台から径方向外側に突出して前記コイル線の端部が絡げられた端子ピンとを備えたモータの製造方法において、
    モータ軸線方向において、前記端子台に対して前記胴部が位置する側を前方とし、前記端子台に対して前記胴部が位置する側とは反対側を後方としたとき、
    前記コイル線を前記胴部に巻回するとともに当該コイル線の端部を前記端子ピンに絡げた後、前記コイルボビンに前記ステータ部材を取り付けて前記ステータを構成する際、当該ステータ部材によって、前記端子台と前記フランジ部との繋がり部分より後方で前記端子台を前方に押圧して、
    前記コイル線において、少なくとも前記胴部と前記端子ピンとの間に位置する巻き終わり側の引き回し部分に弛みをもたせることを特徴とするモータの製造方法。
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