JP2009095177A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動コイルの巻線端末が引き出される際、モータケースとの接触による巻線の断線・損傷を防止することができるモータを提供すること。
【解決手段】駆動コイル261,262は、端子ピン381a,381b,382a,382bに絡げられ、第1および第2モータケース301,302には、端子台38を外周に突出させるための開口部32が形成されていると共に、開口部32の周縁32aは断線防止部材5により覆われるようにモータ1を構成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、モータに関し、更に詳しくは、駆動コイルへの通電のための端子ピンを備えたモータに関するものである。
一般的に、図9に示されるような小型のモータ100(ステッピングモータ)には、ロータ101を回転させるための磁界を発生する駆動コイル102が用いられている。この駆動コイル102への通電のため、モータ100には駆動コイル102の巻線端末102aが絡げられる複数の端子ピン104が設けられている。なお、このようなモータが記載された先行技術文献としては、下記特許文献1が挙げられる。
これらの端子ピン104は、モータ100の外周側に形成された端子台106に設けられている。図示されるように、端子台106は、モータケース108に形成された開口部108aより突出して設けられており、駆動コイル102の巻線端末102aは、この開口部108aより引き出されて端子ピン104に絡げられることとなる。
特開2006−280035号公報
このような構成のモータ100において、駆動コイル102の巻線端末102aが開口部108aより引き出される際、駆動コイル102を構成する巻線端末102が、開口部108aの周縁(エッジ)と接触し、断線・損傷してしまうという問題があった。
以上の問題に鑑みて、本発明が解決しようとする課題は、駆動コイルの巻線端末が引き出される際における、モータケースとの接触による巻線の断線・損傷が防止されるモータを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るモータは、モータケースと、該モータケース内に配置されたステータコアと、該ステータコアに巻回される駆動コイルと、該駆動コイルに通電するための端子ピンと、前記ステータコアの外周側に配置され、該端子ピンが設けられた端子台とを備えたモータにおいて、前記駆動コイルの巻線端末は前記ステータコアから引き出されて前記端子ピンに絡げられ、前記モータケースには前記端子台を外周に突出させるための開口部が形成されていると共に、前記開口部の周縁は断線防止部材により覆われていることを要旨とするものである。
このように構成される本発明によれば、モータケースに形成された開口部の周縁(エッジ部分)は断線防止部材に覆われているため、開口部より引き出される駆動コイルの巻線端末が開口部の周縁(モータケース)と接触することがない。したがって、モータ製造時における巻線端末の断線・損傷を防止することができ、モータ組立工程における不良率の大幅な低減、モータの高品質化につながる。
この場合、前記断線防止部材は前記開口部の周縁と前記端子台との間に介在され、前記断線防止部材と前記端子台との間には隙間が設けられていれば好適である。このような構成とすることで、断線防止部材と端子台との間の隙間より駆動コイルの巻線端末を容易に引き出すことができ、断線防止部材と端子台に巻線端末が挟まれて断線・損傷してしまうことが防止される。
また、前記断線防止部材には前記端子台が貫通する端子台貫通口が形成されており、該端子台貫通口の前記駆動コイル側の角部がR形状に形成されていれば、巻線端末が断線防止部材との接触により断線・損傷してしまうことを防止することができる。
また、前記端子ピンは前記端子台貫通口から突出して、かつ折り曲げられていれば、端子台上での端子ピンの高さを低くすることができる。これにより、巻線端末を絡げるための十分な端子ピンの長さを確保しつつ、モータの小型化を図ることができる。
このとき、前記端子台貫通口の周囲には台座部が形成されていればよく、また、この台座部には給電基板が配置されており、該給電基板には前記端子ピンの挿通孔が形成されていればさらに好ましい。このような構成とすることで、給電基板を端子ピンに取り付ける際、断線防止部材の台座部は、給電基板の受け台として働くため、巻線端末と給電基板のハンダ付け等による接続作業が容易になる。また、端子ピンを折り曲げた際、端子ピンに絡げられた巻線端末は、たとえ緩んだとしても断線防止部材により保護されているため、給電基板との接触によって断線・損傷してしまうことがない。
本発明に係るモータによれば、モータケースの周縁(エッジ部分)は断線防止部材に覆われているため、開口部より引き出される駆動コイルの巻線がモータケースと接触することがなく、モータ製造時における巻線の断線・損傷を防止することができる。
以下、本発明に係るモータの実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態(第一の実施形態)に係るモータ1の外観斜視図であり、図2は、モータ1の一部断面図である。
本実施形態に係るモータ1は、ロータ12と、ステータ20とからなる。
ロータ12は、回転軸14と永久磁石16とを備える。具体的には、回転軸14の反出力側の外周面に永久磁石16が固定され、永久磁石16は、N極とS極とが周方向で交互に着磁されている。この回転軸14は、第1ラジアル軸受181および第2ラジアル軸受182により回転自在に支持されている。
ステータ20は、永久磁石16に対して外周側で対向する位置に、軸線方向に重ねて配置された第1ステータ組201と第2ステータ組202によって二相構造に構成されている。
第1および第2ステータ組201,202は、各々、内ステータコア241,242と、駆動コイル261,262が巻回されたコイルボビン281,282と、コイルボビン281,282を内ステータコア241,242との間に挟む外ステータコア251,252とから構成されている。
コイルボビン281,282の内周側には、内ステータコア241,242と外ステータコア251,252のそれぞれに形成された複数の極歯29が交互に入り組むように形成されている。したがって、本実施形態では、第1ステータ組221の内ステータコア241と外ステータコア251における各極歯29の外周には、コイルボビン281を介して円環状の駆動コイル261が配置されており、同様に第2ステータ組222の内ステータコア242と外ステータコア252における各極歯29の外周には、コイルボビン282を介して円環状の駆動コイル262が配置されている。これら駆動コイル261,262の表面全体には、絶縁膜が形成されている。
また、外ステータコア251,252の外周縁は、折曲して駆動コイル261,262の外周を覆うように起立形成されており、それぞれがモータケースとして機能している。以下、この外ステータコア251,252の外周縁から折曲した部分をそれぞれ第1モータケース301、第2モータケース302とする。これら第1モータケース301および第2モータケース302は、絞り加工により円筒形状に形成されている。また、第1モータケース301および第2モータケース302の側壁面には、所定の大きさに切り欠かれた開口部32(以下、この開口部32を形成するため、切り欠かれた部分(エッジ)を周縁32aという。)が形成されている。さらに、第1モータケース301および第2モータケース302には、駆動コイル261,262が露出した、開口331,332がそれぞれ二個所ずつ対向して形成されている。
なお、これら開口部32および開口331,332は、金属板を円筒に形成した後、打ち抜き加工によって形成してもよいし、金属板を円筒に形成する前に、打ち抜き加工により形成しておいてもよい。
外ステータコア251の出力側端面には、モータ1を機器に搭載する際に利用される取付板34が固定されている。この取付板34には、回転軸14を出力側で支承する上述の第1ラジアル軸受181が固定されている。この第1ラジアル軸受181としては、焼結含油軸受が好適に適用できる。
一方、外ステータコア252の反出力側端面には、側板36が固定されている。この側板36には、回転軸14を反出力側で支承する上述の第2ラジアル軸受182が固定されている。この第2ラジアル軸受182としては、樹脂軸受が好適に適用できる。
内ステータコア241,242の外周縁には、駆動コイル261から引き出された巻線端末261a,261bが絡げられる端子ピン381a,381bと、駆動コイル262から引き出された巻線端末262a,262bが絡げられる端子ピン382a,382bが設けられた端子台38が固定されている。この端子台38は、コイルボビン281,282と一体的に樹脂成形されてなる。また、端子ピン381a,381b,382a,382bは、端子台38が樹脂成形される時にインサート成形にて一体的に設けられている。
このように構成される端子台38は、第1モータケース301および第2モータケース302の側壁面に形成された開口部32より突出しており、端子台38と開口部32との間には、所定の大きさの溝(隙間)が形成される。そして、図1および図2に示されるように、この溝(隙間)に断線防止部材5が嵌入されて固定されている。
図3は、断線防止部材5を拡大した外観斜視図である。断線防止部材5は、樹脂により一体成形された部材である。なお、断線防止部材を構成する樹脂材料は、絶縁性、耐熱性を有するものであれば、特に限定されない。好適な材料としては、LCP(Liquid Crystal Polymer;液晶ポリマー)等が例示できる。
断線防止部材5の中央には、矩形状に切り欠かれた端子台貫通口5aが形成されている。この端子台貫通口5aの幅寸法は、端子台38の幅寸法よりも若干大きく形成されている。また、断線防止部材5には、係合部5bが形成されており、この係合部5bが端子台38と開口部32との間の溝(隙間)に圧入されることにより、断線防止部材5は、第1モータケース301および第2モータケース302に固定される。具体的には、係合部5bは、全体の幅寸法が開口部32の幅寸法より若干大きく形成されているため、開口部32の周縁32a(周縁32aのうち、第1モータケース301および第2モータケース302の円周方向に沿った部分)と係合されて固定されている。つまり、この係合部5bにより、断線防止部材5が第1モータケース301および第2モータケース302と所定の位置関係で固定されることとなる。
また、下端部5cは、第1モータケース301および第2モータケース302の外周面と同じ曲率の円弧形状に形成されているため、第1モータケース301および第2モータケース302の外周面と当接して隙間なく固定される。ここで、係合部5bの長さ寸法は、開口部32の長さ寸法より小さく形成されているため、開口部32の一部は、下端部5cにより覆われることとなる。さらに、端子台貫通口5aの周囲には、詳細を後述する台座部5dが形成されている。
以下、この断線防止部材5の作用について説明する。図4は、断線防止部材5が取り付けられたモータ1の端子台38付近を拡大した断面図である。
上述したように、断線防止部材5の端子台貫通口5aの幅寸法は、端子台38の幅寸法よりも若干大きく形成されている。そのため、図4に示されるように、断線防止部材5が固定されると、端子台貫通口5aと、端子台38の側面間には、隙間Sが形成される。駆動コイル261,262の巻線端末261a,261b,262a,262bは、この隙間Sより引き出されて端子ピン381a,381b,382a,382bに絡げられている。
したがって、駆動コイル261,262から引き出された巻線端末261a,261b,262a,262bは、第1モータケース301および第2モータケース302に形成された開口部32と接触することがない。つまり、駆動コイル261,262の巻線端末261a,261b,262a,262bは、開口部32の周縁32aのエッジにより断線・損傷してしまうことがなくなるため、モータ1の不良率等が大幅に低減され、品質向上につながる。しかも、断線防止部材5は、巻線端末261a,261b,262a,262bと、第1モータケース301もしくは第2モータケース302とが短絡してしまうのを防止する絶縁部材としても働く。
また、断線防止部材5の端子台貫通孔5aの側面と、端子台38の側面間に形成された隙間Sは、巻線端末261a,261b,262a,262bが通過することのできる十分な大きさに形成されている。したがって、巻線端末261a,261b,262a,262bが断線防止部材5と端子台38に挟まれて断線・損傷してしまうことがない。
さらに、図4から分かるように、断線防止部材5の端子台貫通口5aにおける駆動コイル261,262側の角部5eは、R形状に形成されている。これにより、巻線端末261a,261b,262a,262bの断線防止部材5との接触による断線・損傷をも確実に防止することができる。
なお、断線防止部材5の端子台貫通口5aにおける駆動コイル261,262側の角部5eは、上記のように必ずしもR形状でなくてもよい。つまり、巻線端末261a,261b,262a,262bが断線防止部材5との接触により切断されてしまう形状でなければよく、適用可能な形状は、巻線端末261a,261b,262a,262bの材質、太さ等によって異なる。具体的には、角部5eを面取りすることが例示できる。
さらに、図5に示されるように、駆動コイル261,262への通電を制御するための給電基板7がモータ1に接続される際、断線防止部材5は、給電基板7の受け台としても働く(端子台貫通口5aの周囲が給電基板7の台座部5dとして働く)。これにより、FPC(フレキシブルプリント基板)等の給電基板7が端子ピン381a,381b,382a,382bに挿通されたとき、給電基板7は安定した状態で端子台38および断線防止部材5上に載置されることとなるため、巻線端末261a,261b,262a,262bと給電基板7のハンダ付け等による接続作業が容易なものとなる。また、給電基板7との接触による巻線端末261a,261b,262a,262bの断線・損傷も防止することができる。
また、断線防止部材5により、開口部32が覆われているため、開口部32からの塵埃等の混入が防止され、モータ1の品質、寿命向上につながる。
次に、本発明の第二の実施形態に係るモータ2について説明する。図6は、このモータ2の外観斜視図である。また、図7は、このモータ2の端子台38付近を拡大した断面図である。
なお、このモータ2は、端子ピン481a,481b,482a,482bの形状のみが上記第一の実施形態に係るモータ1(端子ピン381a,381b,382a,382b)と異なる。そのため、これら以外の部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図6および図7に示されるように、端子ピン481a,481b,482a,482bは、巻線端末261a,261b,262a,262bが絡げられる部分がモータ2の軸線方向と略平行な方向に折り曲げられている。端子ピン481a,481b,482a,482bのうち、端子ピン481a,481bは、出力方向に、端子ピン482a,482bは、反出力方向に折り曲げられている。
このように、端子ピン481a,481b,482a,482bを端子台38上で折り曲げることで、端子台38上における端子ピン481a,481b,482a,482bのモータ2の半径方向への突出長さが小さくなる。つまり、巻線端末261a,261b,262a,262bを絡げるための十分な巻線絡げ長さを確保しつつ、モータを小型化することができる。
この際、端子ピン481a,481b,482a,482bは、駆動コイル261,262から巻線端末261a,261b,262a,262bが引き出された方向に折り曲げられている。これにより、引き出された巻線にかかっている張力(テンション)が緩和され、巻線端末261a,261b,262a,262bに弛みを持たせることができるので、巻線端末261a,261b,262a,262bの断線・損傷のおそれを低減することができる。
以下、このモータ2に固定された断線防止部材5の作用について説明する。なお、断線防止部材5の形状は、第一の実施形態と同一である。
このモータ2に取り付けられた断線防止部材5は、上記第一の実施形態で説明した作用と同一の作用に加え、以下の作用を生じさせる。
上述のように、端子ピン481a,481b,482a,482bが折り曲げられると、引き出された巻線にかかっている張力(テンション)が緩和される。この時、断線防止部材5を使用していない場合には、駆動コイル261,262から端子ピン481a,481b,482a,482bまでの巻線が大きく弛んだ状態となる。
これに対し、本実施形態では、図7に示されるように、端子台38と開口部32の周縁32aとの間には、断線防止部材5が介在されているため、弛んだ巻線端末261a,261b,262a,262bと、開口部32の周縁32aとの接触による、巻線端末261a,261b,262a,262bの断線・損傷を防止している。
また、このように巻線端末261a,261b,262a,262bが弛んだ状態で、給電基板7に形成された挿通孔に端子ピン481a,481b,482a,482bを挿通すると、挿通孔の周縁のエッジにより、巻線端末261a,261b,262a,262bが断線・損傷してしまう恐れがある。
一方、本実施形態では、図8に示されるように、断線防止部材5が開口部32に固定されているため、たとえ巻線端末261a,261b,262a,262bが大きく緩んだとしても、引き出された巻線端末261a,261b,262a,262bは必ず隙間Sに位置する。
したがって、給電基板7に形成された挿通孔7aに端子ピン481a,481b,482a,482bを挿通したとしても、巻線の引き出し部分は断線防止部材5によって覆われているため、挿通孔7aの周縁のエッジにより、巻線端末261a,261b,262a,262bが断線・損傷してしまう恐れがなく、モータ2の品質向上につながることとなる。
また、本実施形態のように、端子ピン481a,481b,482a,482bが折り曲げられていることで、断線防止部材5の脱落が防止されるという効果も奏される。
(実施形態の主な効果)
このように、本実施形態に係るモータ1(2)によれば、第1モータケース301および第2モータケース302に形成された開口部32の周縁32a(エッジ部分)は、断線防止部材5によって覆われているため、開口部32より引き出される駆動コイル261,262の巻線端末261a,261b,262a,262bが開口部32の周縁と接触することがない。したがって、モータ製造時における巻線端末261a,261b,262a,262bの断線・損傷を防止することができ、モータ組立工程における不良率の大幅な低減、モータの高品質化につながる。
さらに、断線防止部材5は、開口部32の周縁と端子台38との間に介在され、この断線防止部材5と端子台5との間には隙間Sが設けられている。そのため、断線防止部材5と端子台38との間の隙間Sより駆動コイル261,262の巻線端末261a,261b,262a,262bを容易に引き出すことができ、断線防止部材5と端子台38に巻線端末261a,261b,262a,262bが挟まれて断線・損傷してしまうことが防止される。また、この隙間Sによって、巻線端末261a,261b,262a,262bの不要な動きを規制することができる。
また、断線防止部材5には、端子台36が貫通する端子台貫通口5aが形成されており、端子台貫通口5aにおける駆動コイル261,262側の角部5eはR形状に形成されている。そのため、巻線端末261a,261b,262a,262bが断線防止部材5との接触により断線・損傷してしまうことを防止することができる。
さらに、断線防止部材5における端子台貫通口5aの周囲には、台座部5dが形成されている。さらに、この台座部5dには、給電基板7が配置されており、給電基板7には、端子ピン381a,381b,382a,382b(481a,481b,482a,482b)の挿通孔7aが形成されている。これにより、給電基板7を端子ピン381a,381b,382a,382b(481a,481b,482a,482b)に取り付ける際、断線防止部材5の台座部5dは、給電基板7の受け台として働くため、巻線端末261a,261b,262a,262bと給電基板7のハンダ付け等による接続作業が容易になる。
また、第二の実施形態に係るモータ2の端子ピン481a,481b,482a,482bは、モータ2の軸線方向に折り曲げられている。そのため、端子台38上での端子ピン481a,481b,482a,482bの高さを低くすることができる。これにより、巻線端末261a,261b,262a,262bを絡げるための十分な端子ピン長さを確保しつつ、モータの小型化を図ることができる。
さらに、第二の実施形態に係るモータ2の場合、端子ピン481a,481b,482a,482bを折り曲げた際、引き出された巻線端末261a,261b,262a,262bは大きく弛む。しかし、給電基板7に形成された挿通孔7aに端子ピン481a,481b,482a,482bを挿通したとしても、巻線の引き出し部分は断線防止部材5によって覆われているため、挿通孔7aの周縁のエッジにより巻線端末261a,261b,262a,262bが断線・損傷してしまう恐れがない。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態では、断線防止部材5は、圧入により開口部32に固定されることを説明したが、接着等により固定してもよい。また、モータに限らず、電線が絡げられる端子ピンが設けられているその他の機器や装置にも、本発明の技術的思想は適用可能である。
第一の実施形態に係るモータの外観斜視図である(図1(a)は断線防止部材が固定されていない状態を示し、図1(b)は断線防止部材が固定された状態を示す。)。 図1に示した第一の実施形態に係るモータの長手方向の一部断面図である(図2(a)は断線防止部材が固定されていない状態を示し、図2(b)は断線防止部材が固定された状態を示す。)。 断線防止部材の外観斜視図である。 断線防止部材が取り付けられた第一の実施形態に係るモータの端子台付近を拡大した断面図である。 第一の実施形態に係るモータの端子台に給電基板が載置された状態を示した外観斜視図である。 第二の実施形態に係るモータの外観斜視図である。 図6に示した第二の実施形態に係るモータの端子台付近を拡大した断面図である。 端子ピンが折り曲げられた際における端子台付近を拡大した断面図である(図8(a)は断線防止部材が固定されていない状態における巻線端末の様子を示し、図8(b)は断線防止部材が固定された状態における巻線端末の様子を示す。)。 図9(a)は従来のモータの構成を説明するための一部断面図であり、図9(b)はこのモータの端子台付近を拡大した断面図である。
符号の説明
1(2) モータ
5 断線防止部材
5a 端子台貫通孔
5c 角部
5d 台座部
12 ロータ
14 回転軸
20 ステータ
261,262 駆動コイル
261a,261b 巻線端末
262a,262b 巻線端末
301 第1モータケース
302 第2モータケース
32 開口部
38 端子台
381a,381b 端子ピン
382a,382b 端子ピン
481a,481b 端子ピン
482a,482b 端子ピン

Claims (6)

  1. モータケースと、該モータケース内に配置されたステータコアと、該ステータコアに巻回される駆動コイルと、該駆動コイルに通電するための端子ピンと、前記ステータコアの外周側に配置され、該端子ピンが設けられた端子台とを備えたモータにおいて、
    前記駆動コイルの巻線端末は前記ステータコアから引き出されて前記端子ピンに絡げられ、前記モータケースには前記端子台を外周に突出させるための開口部が形成されていると共に、前記開口部の周縁は断線防止部材により覆われていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、前記断線防止部材は前記開口部の周縁と前記端子台との間に介在され、前記断線防止部材と前記端子台との間には隙間が設けられていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1または2に記載のモータにおいて、前記断線防止部材には前記端子台が貫通する端子台貫通口が形成されており、該端子台貫通口の前記駆動コイル側の角部がR形状に形成されていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のモータにおいて、前記端子台貫通口の周囲には台座部が形成されていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項4に記載のモータにおいて、前記台座部には給電基板が配置されており、該給電基板には前記端子ピンの挿通孔が形成されていることを特徴とするモータ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のモータにおいて、前記端子ピンは前記端子台貫通口から突出して、かつ折り曲げられていることを特徴とするモータ。
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