JP2006129649A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータ軸線方向と直交する方向の寸法を小型化しても、貫通穴の寸法精度やバネ部材の強度を低下させることなく、バネ部材を軸受ホルダに固定することのできるモータを提供すること。
【解決手段】 ステッピングモータにおいて、軸受ホルダ81の外周側面には、その4隅付近の各々に係合凹部811、812、813、814が形成されているとともに、バネ部材80には、軸受ホルダ81の外周側面を回り込んで係合凹部811、812、813、814に固定された4つの係合爪部801、802、803、804が形成され、バネ部材80は、4つの係合爪部801、802、803、804が4つの係合凹部811、812、813、814に各々係合することにより、軸受ホルダ81に固定されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、モータに関するものである。さらに詳しくは、軸受を回転軸の軸端に向けて付勢するバネ部材の固定構造に関するものである。
デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、スリムODDなどに用いられる小型のステッピングモータは、一般に、図7(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示すように、ロータおよびコイルが収納されたケース2′と、このケース2′の一方端側でロータの回転軸の軸端を受けるピボット軸受82′と、このピボット軸受82′が挿入される貫通穴810′を備えた軸受ホルダ81′とを有している。また、軸受ホルダ81′よりさらに一方端側には、貫通穴810′内のピボット軸受82′を回転軸の軸端に向けて付勢する板バネ部83′を備えたバネ部材80′が配置されている(例えば、特許文献1参照)。
このように構成したステッピングモータにおいて、ケース2′は、モータ軸線に直交する方向で切断したときに真円形状の円筒状に形成されているが、図7(a)、(b)に示すように、モータ軸線方向と直交する方向における厚さ寸法(径方向における厚さ寸法)を小さくすることを目的に、断面楕円形にすることもある。いずれの場合も、バネ部材80′については軸受ホルダ81′に固定する必要があるため、従来は、バネ部材80′に対して、軸受ホルダ81′の外周側面の略中央位置を回り込んで軸受ホルダ81′に係合する4つの係合爪部801′、802′、803′、804′を形成した構造が採用されることが多い。
特開2003−324892号公報
このようなステッピングモータに対しては、モータ軸線方向と直交する方向における厚さ寸法、例えば、寸法A′をさらに小さくすることが求められており、バネ部材80′と軸受ホルダ81′との係合部分を縮小せざるを得ない状況にある。しかしながら、軸受ホルダ81′には、ピボット軸受82′が挿入される貫通穴810′が形成されているため、軸受ホルダ81′においてバネ部材80′の係合爪部801′、802′、803′、804′が係合する部分811′、812′、813′、814′(図7(d)、(e)参照)を薄くすると、貫通穴810′の周囲の肉厚t′が薄くなりすぎて、貫通穴810′の寸法や形状の精度が著しく低下するという問題点がある。
また、係合箇所を4箇所から2箇所に減らすことも考えられるが、この場合には、固定力が低下するため、耐衝撃性が低下するという問題点がある。また、2箇所の係合では一方方向の位置決めはできても他方方向での位置決めができないので、別途、位置決め機構を追加しなければならないという問題点がある。
さらに、バネ部材80′を薄手化することも考えられるが、この場合、バネ部材80′の強度が低下し、板バネ部分のバネ荷重が不安定になるという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、モータ軸線方向と直交する方向の寸法を小型化しても、貫通穴の寸法精度やバネ部材の強度を低下させることなく、バネ部材を軸受ホルダに固定することのできるモータを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明では、ロータおよびコイルが収納されたケースと、該ケースの一方端側で前記ロータの回転軸の軸端を受ける軸受と、該軸受が挿入される貫通穴を備えた略矩形の軸受ホルダと、該軸受ホルダよりさらに前記一方端側に配置され、前記貫通穴内の前記軸受を前記回転軸の前記軸端に向けて付勢する板バネ部を備えたバネ部材とを有するモータにおいて、前記軸受ホルダの外周側面には、その4隅付近に係合凹部が各々、形成されているとともに、前記バネ部材には、前記軸受ホルダの外周側面を回り込んで前記係合凹部に固定された4つの係合爪部が形成され、前記バネ部材は、前記4つの係合爪部が前記4つの係合凹部に各々係合することにより、前記軸受ホルダに固定されていることを特徴とする。
本願明細書における略矩形とは、四角形形状、その隅部にRを付与した形状の他、円に近い形状も含む意味であり、隅部を有する形状を全て含む意味である。また、本願明細書における略長方形形状とは、長方形形状、その隅部にRを付与した形状の他、楕円や長丸に近い形状も含む意味である。
本発明では、軸受ホルダの外周側面の4隅付近の各々に係合凹部が形成され、バネ部材の4つの係合爪部は、軸受ホルダの外周側面を回り込んで係合凹部に係合している。すなわち、4つの係合凹部を軸受ホルダの外周側面の略中央位置に形成した場合と違って、軸受ホルダの肉厚の大きな4隅付近に係合凹部を形成している。従って、モータの寸法を縮小した場合でも、係合凹部と貫通穴との間には、十分な厚さが確保される。このため、軸受ホルダを製作した際、高い寸法精度をもって貫通穴を形成することができる。また、バネ部材は、4箇所で軸受ホルダに固定されているので、固定力が強く、耐衝撃性が高い。さらに、軸受ホルダの肉厚の大きな4隅付近に係合凹部が形成されているため、モータの寸法をモータ軸線方向と直交する方向のいずれの方向で縮小した場合でも、バネ部材を4つの係合爪部で軸受ホルダに固定することができる。
本発明において、前記軸受ホルダは、前記回転軸の軸線方向に直交する2方向における寸法が異なる略長方形形状を備えている場合があり、この場合、例えば、前記2方向のうち、寸法の短い方向で対向する2つの外周側面における両隅付近に前記係合凹部が形成されている構成を採用することができる。
また、本発明において、前記軸受ホルダは、前記回転軸の軸線方向に直交する2方向における寸法が異なる略長方形形状を備えている場合、前記係合凹部が、前記軸受ホルダの外周側面の4隅に形成されている構成を採用してもよい。
本発明において、前記軸受ホルダの外周側面のうち、対向する2つの外周側面には、前記4つの係合凹部のうちの2つの係合凹部で挟まれた第1の凸部が形成されているとともに、他の2つの係合凹部で挟まれた第2の凸部が形成され、前記4つの係合爪部のうち、前記第1の凸部の両側に位置する2つの係合爪部は、当該第1の凸部に両側から当接しているとともに、前記第2の凸部の両側に位置する他の2つの係合爪部は、当該第2の凸部に両側から当接していることが好ましい。このように構成すると、係合爪部と係合凹部との係合によって、バネ部材を軸受ホルダに対して2方向において位置決めすることができる。
本発明においては、前記4つの係合爪部が各々、弾性をもって前記係合凹部の各々に係合している構成、あるいは前記4つの係合爪部が各々、前記係合凹部において加締めされている構成を採用することができる。
本発明では、軸受ホルダの外周側面の4隅付近の各々に係合凹部が形成され、バネ部材の4つの係合爪部は、軸受ホルダの外周側面を回り込んで係合凹部に係合している。すなわち、軸受ホルダの肉厚の大きな4隅付近に係合凹部を形成している。従って、モータの寸法を縮小した場合でも、係合凹部と貫通穴との間には、十分な厚さが確保される。このため、軸受ホルダを製作した際、高い寸法精度をもって貫通穴を形成することができる。また、バネ部材は、4箇所で軸受ホルダに固定されているので、固定力が強く、耐衝撃性が高い。さらに、軸受ホルダの肉厚の大きな4隅付近に係合凹部が形成されているため、モータの寸法をモータ軸線方向と直交する方向のいずれの方向で縮小した場合でも、バネ部材を4つの係合爪部で軸受ホルダに固定することができる。よって、モータ軸線方向と直交する方向の寸法を小型化しても、貫通穴の寸法精度やバネ部材の強度を低下させることなく、バネ部材を軸受ホルダに固定することのできるモータを提供することができる。
添付図面を参照して、本発明に係る実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用したステッピングモータの断面図である。図2(a)、(b)、(c)、(d)は、図1に示すステッピングモータの平面図、底面図、右側面図、およびバネ部材を外した状態における右側面図である。
図1、図2(a)、(b)において、本形態のモータ1は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、スリムODDなどに用いられる小型のステッピングモータであり、コイルの巻回された環状の第1のボビン5Aと第2のボビン5Bとがモータ軸線方向に重ねて配置され、第1のボビン5Aおよび第2のボビン5Bが構成するロータ配置穴には、内ステータ2A、2Bおよび外ステータ3A、3Bの複数の極歯が周方向に並んだ構成になっている。ロータ7は、回転軸71の周りにロータマグネット72が固着されており、このロータマグネット72は、ロータ配置穴内において、ステータの極歯と所定の間隙を介して対向している。外ステータ3Bにはプレート8が固着されており、このプレート8に保持されているスラスト軸受82によって回転軸71が支持されている。なお、回転軸71は、一点鎖線で示すように、プレート8に保持されているラジアル軸受81で支持されることもある。
また、回転軸71は、モータ軸線方向における一方端側(第1のボビン5Aの側)に配置されたピボット軸受82によっても支持されている。ピボット軸受82は、球体821と、この球体821を回転可能に保持する本体胴部822とを備えている。
ピボット軸受82は、その本体胴部822が、樹脂製などの軸受ホルダ81の貫通穴810に挿入された状態にある。また、軸受ホルダ81よりさらに一方端側には、金属薄板からなるバネ部材80が配置され、このバネ部材80において切り起こされた板バネ部83によって、貫通穴810内のピボット軸受82の本体胴部822の端部が回転軸71の軸端に向けて付勢されている。ここで、軸受ホルダ81は、外ステータ3Aに溶接などの方法で固着され、バネ部材80は、後述する係合機構により、軸受ホルダ81に固定されている。
なお、第1のボビン5Aおよび第2のボビン5Bの半径方向外側には端子部50A、50Bが構成されており、これらの端子部50A、50Bの端子ピン51A、51Bに巻線の端末が処理されるようになっている。ここで、外ステータ3A、3Bの外周部分は、ケース2を構成しており、このケース2の開口部から端子部50A、50Bが突出している構造になっている。
このような構成のモータ1においては、モータ軸線と直交する方向における寸法を縮小するために、略長方形形状に形成されている。ここでいう略長方形形状とは、長方形形状、その隅部にRを付与した形状の他、楕円や長丸に近い形状も含む意味である。
(軸受ホルダに対するバネ部材の固定構造)
図3は、本発明を適用したステッピングモータに用いた軸受ホルダおよびバネ部材の説明図である。図4(a)、(b)、(c)は、本発明を適用したステッピングモータに用いた軸受ホルダの平面図、正面図、および一部を切り欠いて示す左側面図である。図5(a)、(b)、(c)は、本発明を適用したステッピングモータに用いたバネ部材の平面図、正面図、および右側面図である。
本形態では、バネ部材80を軸受ホルダ81に固定するにあたって、図3に示す構造の軸受ホルダ81とバネ部材80とが用いられている。
この軸受ホルダ81は、図2(d)、図3、図4(a)、(b)、(c)に示すように、回転軸71の軸線方向に直交する2方向における寸法が異なる略長方形形状を備えており、その中央付近には、ピボット軸受82が挿入される円形の貫通穴810が形成されている。軸受ホルダ81の上面において、貫通穴810の周囲には浅い凹部818、819が形成されており、バネ部材80を軸受ホルダ81に固定した状態で、バネ部材80の板バネ部83の根元が軸受ホルダ81に当接しないようになっている。また、凹部818、819は、貫通穴810の両側に形成されているため、バネ部材80を上下いずれの方向に向けて軸受ホルダ81に固定した場合でも、バネ部材80の板バネ部83の根元が軸受ホルダ81に当接することはない。
貫通穴810からは、半径方向外側に溝817が延びており、位置決めピン(図示せず)により、接合時、外ステータ3Aに対する軸受ホルダ81の位置決めが行われる。
軸受ホルダ81の1つの外周側面には、その4隅付近に係合凹部811、812、813、814が各々、形成されている。さらに具体的には、軸受ホルダ81において、寸法の短い方向(X方向)で対向する2つの外周側面における両隅付近には、その厚さ方向の下半部に係合凹部811、812、813、814が形成されている。すなわち、軸受ホルダ81の肉厚の大きな4隅付近に係合凹部811、812、813、814が形成されている。また、対向する2つの外周側面のうち、一方の外周側面には、2つの係合凹部811、812で挟まれた第1の凸部815が厚さ方向に延びるように形成され、他方の外周側面には、他の2つの係合凹部813、814で挟まれた第2の凸部816が厚さ方向に延びるように形成されている。なお、軸受ホルダ81の上面では、係合凹部811、812、813、814に対応する箇所などがテーパになっている。
図2(d)、図3、図5(a)、(b)、(c)に示すように、バネ部材80は、軸受ホルダ81と同様、回転軸71の軸線方向に直交する2方向における寸法が異なる略長方形形状の上板部800を備えており、この上板部800の中央部分では、板バネ部83が切り起こされている。
また、バネ部材80において、上板部800の寸法の短い方向(X方向)で対向する2つの辺部分の両隅付近には、軸受ホルダ81の外周側面を回り込んで係合凹部811、812、813、814に固定される4つの係合爪部801、802、803、804が形成されている。ここで、4つ係合爪部801、802、803、804は、その下端側に内側への折れ曲がり部分を備えているので、バネ部材80の上板部800を軸受ホルダ81に重ねると、4つの係合爪部801、802、803、804は、各々軸受ホルダ81の外周側面を回り込み、折れ曲がり部分が係合凹部811、812、813、814に係合することになる。この状態で、4つの係合爪部801、802、803、804は、4つの係合凹部811、812、813、814に各々弾性をもって係合するので、バネ部材80は、軸受ホルダ82に固定された状態となる。また、この状態で、バネ部材80はX方向で位置決めされている。
また、4つの係合爪部801、802、803、804のうち、第1の凸部815の両側に位置する2つの係合爪部801、802は、第1の凸部815に両側から当接しているとともに、第2の凸部816の両側に位置する他の2つの係合爪部803、804は、第2の凸部816に両側から当接する。それにより、バネ部材80は、Y方向で位置決めされている。
(本形態の効果)
このように構成したモータ1では、軸受ホルダ81の外周側面の4隅付近に係合凹部811、812、813、814が各々、形成され、バネ部材80の4つの係合爪部801、802、803、804は、軸受ホルダ81の外周側面を回り込んで係合凹部811、812、813、814に係合している。すなわち、4つの係合凹部811、812、813、814を軸受ホルダ81の外周側面の略中央位置に形成した場合と違って、軸受ホルダ81の肉厚の大きな4隅付近に係合凹部811、812、813、814が形成されている。このため、モータ1の寸法Aを縮小した場合でも、係合凹部811、812、813、814と貫通穴810との間には十分な肉厚tが確保される。それ故、軸受ホルダ81を製作した際、高い寸法精度をもって貫通穴810を形成することができる。
また、バネ部材80は、4つの係合爪部801、802、803、804で軸受ホルダ81で固定されているので、固定力が強く、耐衝撃性が高い。
さらに、2つの外周側面に係合凹部811、812、813、814を配置したので、4つの係合爪部801、802、803、804と4つの係合凹部811、812、813、814との係合では、X方向の位置決めしかできないが、4つの係合爪部801、802、803、804は、各々2つずつ、第1の凸部815および第2の凸部816に両側から当接しているので、バネ部材80のY方向の位置決めも行うことができる。
さらにまた、軸受ホルダ81の肉厚の大きな4隅付近に係合凹部811、812、813、814が形成されているため、モータ1の寸法Bを縮小した場合でも、バネ部材80を4つの係合爪部801、802、803、804で軸受ホルダ81に固定することができる。
[他の実施の形態]
上記実施形態では、軸受ホルダ81の外周側面に対して、その4隅付近に係合凹部811、812、813、814を各々形成するにあたって、寸法の短い方向(X方向)で対向する2つの外周側面の両隅付近に係合凹部811、812、813、814を形成したが、図6(a)、(b)、(c)、(d)にステッピングモータの右側面図、それに用いた軸受けホルダの説明図、バネ部材の説明図、および軸受けホルダにバネ部材を取り付けた状態の説明図を示すように、軸受ホルダ81の外周側面の4隅部分に係合凹部811、812、813、814を斜めに形成する一方、バネ部材80の4隅部分に係合爪部801、802、803、804を斜めに形成してもよい。このように構成した場合も、4つの係合凹部811、812、813、814を軸受ホルダ81の外周側面の略中央位置に形成した場合と違って、係合凹部811、812、813、814と貫通穴810との間に十分な肉厚を確保できるので、軸受ホルダ81を製作した際、高い寸法精度をもって貫通穴810を形成することができる。また、4箇所で4つの係合爪部801、802、803、804と4つの係合凹部811、812、813、814が各々係合するので、バネ部材80のX方向およびY方向の位置決めを行うことができる。
なお、上記形態では、4つの係合爪部801、802、803、804が各々、弾性をもって係合凹部811、812、813、814の各々に係合することによりバネ部材80が軸受ホルダ81に固定されている構成を採用したが、4つの係合爪部801、802、803、804が各々、係合凹部811、812、813、814において加締めされている構成を採用してもよい。
図1は、本発明を適用したステッピングモータの断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、図1に示すステッピングモータの平面図、底面図、右側面図、およびバネ部材を外した状態における右側面図である。 本発明を適用したステッピングモータに用いた軸受ホルダおよびバネ部材の説明図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明を適用したステッピングモータに用いた軸受ホルダの平面図、正面図、および一部を切り欠いて示す左側面図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明を適用したステッピングモータに用いたバネ部材の平面図、正面図、および右側面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、本発明を適用した別のステッピングモータの右側面図、それに用いた軸受けホルダの説明図、バネ部材の説明図、および軸受けホルダにバネ部材を取り付けた状態の説明図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、従来のステッピングモータの平面図、底面図、右側面図、軸受ホルダの平面図、および軸受ホルダの断面図である。
符号の説明
1 モータ(ステッピングモータ)
2 ケース
3A、3B 外ステータ
5A、5B コイルの巻回されたボビン
7 ロータ
71 回転軸
72 ロータマグネット
80 バネ部材
81 軸受ホルダ
82 ピボット軸受
83 板バネ部
801、802、803、804 係合爪部
811、812、813、814 係合凹部

Claims (6)

  1. ロータおよびコイルが収納されたケースと、該ケースの一方端側で前記ロータの回転軸の軸端を受ける軸受と、該軸受が挿入される貫通穴を備えた略矩形の軸受ホルダと、該軸受ホルダよりさらに前記一方端側に配置され、前記貫通穴内の前記軸受を前記回転軸の前記軸端に向けて付勢する板バネ部を備えたバネ部材とを有するモータにおいて、
    前記軸受ホルダの外周側面には、その4隅付近に係合凹部が各々形成されている一方、
    前記バネ部材には、前記軸受ホルダの外周側面を回り込んで前記係合凹部に保持された4つの係合爪部が形成され、
    前記バネ部材は、前記4つの係合爪部が前記4つの係合凹部に各々係合することにより、前記軸受ホルダに取り付けられていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1において、前記軸受ホルダは、前記回転軸の軸線方向に直交する2方向における寸法が異なる略長方形形状を備え、
    前記2方向のうち、寸法の短い方向で対向する2つの外周側面の両隅付近に前記係合凹部が形成されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1において、前記軸受ホルダは、前記回転軸の軸線方向に直交する2方向における寸法が異なる略長方形形状を備え、
    前記係合凹部は、前記軸受ホルダの外周側面の4隅に形成されていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記軸受ホルダの外周側面のうち、対向する2つの外周側面には、前記4つの係合凹部のうちの2つの係合凹部で挟まれた第1の凸部が形成されているとともに、他の2つの係合凹部で挟まれた第2の凸部が形成され、
    前記4つの係合爪部のうち、前記第1の凸部の両側に位置する2つの係合爪部は、当該第1の凸部に両側から当接しているとともに、前記第2の凸部の両側に位置する他の2つの係合爪部は、当該第2の凸部に両側から当接していることを特徴とするモータ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記4つの係合爪部は各々、弾性をもって前記係合凹部の各々に係合していることを特徴とするモータ。
  6. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記4つの係合爪部は各々、前記係合凹部において加締めされていることを特徴とするモータ。
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