JP2012075213A - ステータ - Google Patents

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達也 竹村
Masashi Takahashi
昌志 高橋
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Abstract

【課題】ステータの組立の作業性の向上を図ることができるとともに、小型かつ簡易な形状のインシュレータを備えるステータを提供する。
【解決手段】複数の分割コア20と、各分割コア20のそれぞれの軸線方向端面201、202に被せられる第一インシュレータ11および第二インシュレータ12と、を備え、第一インシュレータ11および第二インシュレータ12の一方の周方向側面142には係合凹部18が形成されるとともに、他方の周方向側面143には係合凸部19が形成され、第一インシュレータ11および第二インシュレータ12の係合凸部19が、隣り合う他の第一インシュレータ11および第二インシュレータ12の係合凹部18に係合され、複数の分割コア20が環状に配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ステータに関し、さらに詳しくは、分割コア(ステータコア)とそれに巻き回される駆動コイルとを絶縁するために用いられるインシュレータを備えたステータに関する。
モータのステータとして、駆動コイルが巻き回された分割コアが環状に配置されてなるものが知られている。一般的には、筒状のモータケースに対し、これらの分割コアが焼きばめなどの方法によってモータケースの内側に固定されることで、その環状の状態が維持されている。したがって、分割コアがモータケースに組み込まれる前の状態においては、分割コアが環状に維持されていないのが通常である。しかし、組み立てや運搬の作業性を考慮すると、モータケースに組み込まれる前の状態においても、分割コアが環状の状態に維持されていること(環状に仮組みされていること)が望ましい。
このような分割コアを環状に維持するための構成として、下記特許文献1や特許文献2に記載のものが公知である。特許文献1および特許文献2に記載の構成は、分割コアとそれに巻き回されるコイルとを絶縁するインシュレータを介して、複数の分割コアを連結して環状に維持しようとするものである。詳しくは、周方向両側面から突出した部分(連結回動部)に連結凸部を有する第一インシュレータ部材と、同じく周方向両側面から突出した部分(連結回動部)に連結凹部を有する第二インシュレータとが周方向に交互に配置され、第一インシュレータ部材の連結凸部と第二インシュレータ部材の連結凹部との係合によって、分割コアが環状に維持されるというものである。
特開2006−115685号公報 特開2009−296771号公報
しかし、特許文献1に記載の構成は、あるインシュレータ部材に対して、それと隣り合う他のインシュレータ部材をステータの軸線方向(モータの回転軸方向)から係合させなければならないため、作業性が悪い。また、特許文献1に記載の構成を改良した特許文献2に記載の構成は、ステータの径方向に開口する第二インシュレータ部材の連結凹部の開口部から、第一インシュレータ部材の連結凸部を係合させるものである。すなわち、あるインシュレータ部材に対して、それと隣り合う他のインシュレータ部材を径方向から係合させなければならず、分割コアを「環状」に組み立てるものとしては、作業性に優れたものとは言えなかった。
上記問題に鑑みて、本発明が解決しようとする課題は、ステータの組立の作業性の向上を図ることができるとともに、小型かつ簡易な形状のインシュレータを備えたステータを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明にかかるステータは、複数の分割コアと、各分割コアの軸線方向端面に被せられるインシュレータと、を備え、前記インシュレータの一方の周方向側面には係合凹部が形成されるとともに、他方の周方向側面には係合凸部が形成され、各インシュレータの前記係合凸部が、隣り合うインシュレータの前記係合凹部に係合され、前記複数の分割コアが環状に配置されていることを要旨とするものである。
上記本発明は、インシュレータの一方の周方向側面に形成された係合凹部と、他方の周方向側面に形成された係合凸部とを係合させることによって、インシュレータ同士、すなわち分割コア同士を連結しようとするものである。このように、インシュレータ同士の連結が周方向側面に形成された係合凹部と係合凸部の係合によってなされるものであるから、インシュレータを環状に並べようとすることで自然と係合凹部と係合凸部が係合し、インシュレータ同士が連結される。つまり、組立の作業性に優れる。また、インシュレータは、その周方向側面に凹部(窪み)あるいは凸部(突起)が形成された構成であるため、インシュレータの大型化、形状の複雑化を招くこともない。
この場合、前記係合凹部には、凹部の開口と、その開口より奥に位置する内周が断面円形に形成された円形空間と、が形成され、前記係合凸部には、前記円形空間に係合する断面円形に形成された円形突起が形成され、前記円形突起は、その少なくとも一部が、突起断面の周方向における最大幅を小さくするように切り欠かれていればよい。
このように、断面円形の円形空間に対し、断面円形の円形突起が係合することによってインシュレータ同士が連結される構成において、円形突起がその断面の周方向における最大幅を小さくするように切り欠かれていれば、係合凹部に対して係合凸部を係合させやすく、組立の作業性が向上する。また、係合凹部に対して係合凸部を係合させる際に係合凹部が破損したり、変形したりすることが防止される(円形突起の幅が小さいから、係合凹部の開口が大きく押し拡げられるといったことが防止される)。
また、前記係合凹部の開口は、その周方向における最大幅が前記円形空間の直径よりも小さく形成され、前記係合凸部には、前記円形突起よりも根本側に、周方向における最大幅が前記円形突起の直径よりも小さく形成された括れ部が形成されており、(前記ステータにおいては)前記係合凹部の開口の縁部が、前記係合凸部の括れ部に係合していればよい。
このように、係合凹部の開口の周方向における最大幅を円形空間より小さく形成しておき(断面で見て、係合凹部の開口が括れている形状とし)、その小さく形成された部分に係合凸部の括れ部を係合させる構成とすれば、括れた部分同士が係合した状態となるため、係合凹部に係合させた係合凸部が外れにくい。また、このように係合凹部の開口の周方向における最大幅が円形空間より小さく形成されていても、上記のように円形突起はその断面の周方向における最大幅を小さくするように切り欠かれているため、開口が大きく押し拡げられたりすることによる係合凹部の変形や破損のおそれが低い。
また、前記円形突起は、断面で見て、円形突起の中心を通り、かつ、周方向に沿う円より内側の部分の少なくとも一部が、突起断面の周方向における最大幅を小さくするように切り欠かれていればよい。
このように、上記円形突起における切り欠かれた部分が、円形突起の断面の中心を通り、かつ、周方向に沿う円より内側であれば、安定したインシュレータ同士の係合状態を維持しつつ、突起断面の周方向における最大幅を小さくすること(組み立て作業性を向上させること)ができる。すなわち、インシュレータ(分割コア)は環状に配置されるものであるため、組み上げられたステータが離ればなれにならないよう、インシュレータ同士がお互いに径方向内側向きに寄せ合うように組付けられていることが好ましい。したがって、上記構成のように、径方向外側寄り位置に円形突起と円形空間の係合部分を残しつつ、円形突起の径方向内側寄り位置が切り欠かれていればよい。
また、上記の場合において、前記円形突起における切り欠かれた部分を除く断面円形の外周面が、前記円形空間に面する前記係合凹部の内周面と接触していればよい。
このように、径方向内側寄り位置の切り欠かれた部分を除く(径方向外側寄り位置にある)断面円形の外周面と、円形空間に面する係合凹部の内周面とを接触させた状態とすれば、環状に配置されたインシュレータ同士の係合状態がより安定する。
また、上記の場合において、前記円形突起は、前記分割コアを軸線方向に二等分する平面と直交する平面に沿って切り欠かれていればよい。
このように、分割コアを軸線方向に二等分する平面と直交する平面に沿って円形突起が切り欠かれていれば(切り欠かれた平面が水平であれば)、インシュレータ成形用の金型が加工しやすく、金型費が低廉となる。また、一旦切り欠かれていない円形突起を有するインシュレータを作成した後、追加工で円形突起を切り欠く製造工程を採用した場合などでは、その追加工が容易となる。
そして、前記各分割コアのそれぞれにおける、一方の軸線方向端面と他方の軸線方向端面に前記インシュレータが被せられ、前記係合凹部および前記係合凸部が、それぞれ、前記分割コアの対角に位置していればよい。
かかる構成とすれば、ある分割コアとそれと隣り合う他の分割コアの連結構造が、同一の軸線上における一方側と他方側で異なるから、より安定した状態で分割コアが環状に維持される。すなわち、ある軸線上における一方側(上側)では、ある分割コアに被されたインシュレータの係合凹部と、他の分割コアに被せられたインシュレータの係合凸部の係合によって両分割コアが連結されている(連結構造A)のに対し、同じ軸線上における他方側(下側)では、ある分割コアに被されたインシュレータの係合凸部と、他の分割コアに被せられたインシュレータの係合凹部の係合によって両分割コアが連結されている(連結構造B)。つまり、ステータの軸線方向における一方側と他方側で、連結構造Aと連結構造Bの周方向位置がずれているため、ステータ全体がより安定した状態となる。
そしてこの場合、前記各分割コアの一方の軸線方向端面と他方の軸線方向端面に被せられた前記インシュレータを同一形状とすればさらによい。
本発明にかかるステータが備えるインシュレータは、一方の周方向側面に係合凹部が形成され、他方の周方向側面に係合凸部が形成されたものである。したがって、同一形状のインシュレータを、分割コアの一方側および他方側に被せれば、係合凹部および係合凸部が分割コアの対角に位置させることができる。つまり、分割コアの一方の軸線方向端面に被せられるインシュレータと、他方の軸線方向端面に被せられるインシュレータとを別個に製造する必要がないから、製造コストが嵩むことはない。また、分割コアの方向性(一方の軸線方向端面であるか、他方の軸線方向端面であるか)を区別してインシュレータを分割コアに組付ける必要がないから、組立作業性の面でも優れる。
また、前記分割コアの一方の軸線方向端面と他方の軸線方向端面に前記インシュレータが被せられている場合に、前記インシュレータが取り付けられた各分割コアにおいて、前記係合凸部が前記分割コアの周方向側面より周方向に突出していればよい。
かかる構成とすれば、分割コアの周方向側面より周方向に突出した係合凸部によって、連結された分割コアの軸線方向への移動(位置ずれ)が防止され、ステータ全体がより安定する。
本発明にかかるステータによれば、インシュレータ同士の連結が周方向側面に形成された凹部と凸部の係合によってなされるものであるから、組立の作業性に優れる。また、インシュレータは、その周方向側面に凹部あるいは凸部が形成された構成であるため、インシュレータの大型化、形状の複雑化を招くこともない。
本発明の一実施形態にかかるステータが用いられたモータの一例を示した断面図である。 本発明の一実施形態にかかるステータの外観斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるステータを軸線方向から見た平面図(上面図あるいは下面図)である(ただし、駆動コイルは省略してある)。 分割コアにインシュレータが組付けられた構成の外観斜視図である。 図3に示した構成の分解斜視図である。 係合凹部を拡大して示した平面図である。 係合凸部を拡大して示した平面図である。 係合凹部と係合凸部の係合状態を拡大して示した平面図である。 ある分割コア(その分割コアに取り付けられた第一インシュレータおよび第二インシュレータ)に対し、それと隣り合う他の分割コア(その分割コアに取り付けられた第一インシュレータおよび第二インシュレータ)が連結される様子を示した斜視図である。
以下、本発明の一実施形態にかかるステータ1について詳細に説明する。なお、以下の説明において、単に「軸線(方向)」とはステータ1の軸線(方向)をいい、単に「径(方向)」とはステータ1の径(方向)をいい、単に「周(方向)」とはステータ1の周(方向)をいうものとする。また、単に「内側」とはステータ1の中心側をいい、単に「外側」とはその反対側をいうものとする。さらに、説明を分かりやすくするため、図2、図9における上下を基準として「上」「下」の修飾を付すこともあるが、ステータ1(ステータ1が搭載されるモータ)の方向性を特定するものではない。
まず、本発明の一実施形態にかかるステータ1が用いられるモータ90の一例について説明する。図1に示したモータ90は、ステータ1と、ロータ92とを備え、これらがモータケース94内に収容されている。ステータ1は、詳細を後述するように、分割コア20、駆動コイル30、および、インシュレータ組10(第一インシュレータ11および第二インシュレータ12)を備え、筒状のモータケース94の内側に焼きばめなどによって固定されている。ロータ92は、ステータ1の内側で軸線方向に延びた回転軸921と、回転軸921の外周面に固定されたロータマグネット922とを備えている。回転軸921は、出力側に位置する第一軸受961および反出力側に位置する第二軸受962によって回転自在に支持されており、第一軸受961と第二軸受962は各々、モータケース94に固定された第一軸受ホルダ981と第二軸受ホルダ982に保持されている。ステータ1が有する駆動コイル30に給電されると、ステータコア10が励磁し、ステータ1の内側に配置されるロータ92が回転する。
(ステータの全体構成)
本実施形態にかかるステータ1は、同期モータに用いられるステータである。ステータ1は、環状に配置された複数の分割コア20と、各分割コア20に取り付けられ、分割コア20と駆動コイル30とを絶縁するインシュレータ組10(図3、4参照)と、を備える。なお、上述したように、ステータ1は、円筒状のモータケース94(参考として図3に点線で示す)の内側に焼きばめなどの方法によって固定され、その内側には、ステータ1から発生する磁界によって回転するロータ92(参考として図3に点線で示す)が配置される。
本実施形態では、ステータコア10は九つの分割コア20を有する。各々の分割コア20は、径方向内側(ロータ92側)に突出する突極24と、この突極24よりも外側に形成された外周側円弧部22と、突極24よりも内側に形成された内周側円弧部26と、を有する。突極24は、外周側円弧部22の内周から径方向に突出した、平面視略矩形状の部分である。かかる突極24の周囲に駆動コイル30が巻き回される。外周側円弧部22は、突極24の外周側端部から周方向に拡がるように延びた部分であって、突極24よりも幅広に形成された部分である。詳しくは、モータケース94の内周面に当接する外周側の一部が切り取られた略扇形状に形成された部分である。内周側円弧部26は、突極24の内周側端部から周方向に拡がるように延びた部分であって、突極24よりも幅広に形成された部分である。かかる内周側円弧部26は、ロータ92と対向するステータ1の対向面積を大きくするために形成されている。なお、かかる分割コア20は、同一形状の薄い磁性鋼板が複数軸線方向に積層されたものを接合することによって形成される。
インシュレータ組10は、分割コア20と、この分割コア20の突極24の周りに巻き回される駆動コイル30とを絶縁する部材である。このインシュレータ組10は、分割コア20の一方(上側)の軸線方向端面201に被せられる第一インシュレータ11と、分割コア20の他方(下側)の軸線方向端面202に被せられる第二インシュレータ12と、分割コア20の周方向両側面に被せられる第三インシュレータ13と、を備える(このうち、第一インシュレータ11および第二インシュレータ12が、本発明におけるインシュレータに相当する)。
なお、後述するように、本実施形態では第一インシュレータ11と第二インシュレータ12は同一形状であるが、両者を区別するため、第一、第二を付して以下説明する。また、第一インシュレータ11および第二インシュレータ12に設けられた係合凹部18や係合凸部19などの各構成は全く同一の形状、機能を有するものであるため、第一インシュレータ11に設けられたものであるか第二インシュレータ12に設けられたものであるかを問わず、同一の番号を付して説明する。
第一インシュレータ11および第二インシュレータ12は、分割コア20の軸線方向端面201、202を覆う。本実施形態では、第一インシュレータ11および第二インシュレータ12は、同一形状を有する。この第一インシュレータ11および第二インシュレータ12は、最も外側に形成され分割コア20の外周側円弧部22の軸線方向端面を覆う外側被覆部14と、この外側被覆部14より内側に形成され分割コア20の突極24の軸線方向端面を覆うコイル巻回部15と、このコイル巻回部15より内側に形成され分割コア20の内周側円弧部26の軸線方向端面を覆うた内側被覆部16と、を有する。外側被覆部14は、軸線方向から見て分割コア20の外周側円弧部22に重なるように位置し、外周側円弧部22の軸線方向端面の大部分を覆う。コイル巻回部15は、軸線方向から見て分割コア20の突極24に重なるように位置し、突極24の軸線方向端面の全部を覆う。内側被覆部16は、軸線方向から見て分割コア20の内周側円弧部26に重なるように位置し、内周側円弧部26の軸線方向の大部分を覆う。また、外側被覆部14の内側の縁、コイル巻回部15の両側縁、および、内側被覆部16の外側の縁から、軸線方向(第一インシュレータ11は軸線方向下向き、第二インシュレータ12は軸線方向上向き)に延びる取付部17が形成されている。第一インシュレータ11および第二インシュレータ12は、かかる取付部17で分割コア20の軸線方向両端部を周方向に挟み込むように分割コア20に取り付けられている。
また、外側被覆部14の周方向側面142、143(径方向に沿う平面である)には、第一インシュレータ11同士、第二インシュレータ12同士を連結するための構成が形成されている。詳しくは、一方の周方向側面142には所定の形状に窪んだ係合凹部18が、他方の周方向側面143には、所定の形状に突出した係合凸部19が形成されている。かかる係合凹部18および係合凸部19の具体的な構成(インシュレータの連結構造)については後述する。
また、第一インシュレータ11および第二インシュレータ12は、周方向から見ると、コイル巻回部15の両側から外側被覆部14および内側被覆部16が軸線方向(第一インシュレータ11は軸線方向上向き、第二インシュレータ12は軸線方向下向き)に立ち上がるように形成されている。駆動コイル30は、このコイル巻回部15の両側を挟む外側被覆部14および内側被覆部16の間に巻き回されている。
さらに、外側被覆部14の軸線方向端面からは、係合突起部141が軸線方向に突出して形成されている。係合突起部141は、内側に位置する内側突起部1411と、この内側突起部1411に対向する外側突起部1412とを有する。かかる内側突起部1411と外側突起部1412との間に、インシュレータ組10を介して分割コア20に巻き回された駆動コイル30の巻線端末32が保持されている。内側突起部1411と外側突起部1412の先端は、それぞれが近づく方向に屈曲している。かかる屈曲した部分により、一旦内側突起部1411と外側突起部1412の間に収容された駆動コイル30の巻線端末32が容易に外れることはない。
第三インシュレータ13は、薄いシート状の部材であり、分割コア20における、外周側円弧部22の内側の面、突極24の両側面、および、内周側円弧部26の外側の面を覆う。かかる第三インシュレータ13は、第一インシュレータ11および第二インシュレータ12の取付部17と、分割コア20との間に挟み込まれて分割コア20に取り付けられている。
本実施形態にかかるステータ1は、モータのモータケース94に組み込まれる前の状態において、第一インシュレータ11同士および第二インシュレータ12同士が連結されることで分割コア20(およびインシュレータ組10を介して巻き回された駆動コイル30)が環状に配置された状態が維持されている。第一インシュレータ11同士および第二インシュレータ12同士の連結は、それぞれに形成された係合凹部18と係合凸部19の係合によってなされる。以下、係合凹部18および係合凸部19の構成、係合凹部18と係合凸部19の係合によるインシュレータの連結構造について説明する。
(係合凹部および係合凸部の構成)
上述したように、第一インシュレータ11および第二インシュレータ12において、各々、外側被覆部14の一方の周方向側面142には係合凹部18が、他方の周方向側面143には係合凸部19が形成されている。この係合凹部18と係合凸部19の係合によって、隣り合う第一インシュレータ11同士および第二インシュレータ12同士が連結されて、複数の分割コア20は環状に維持されている。
図6に拡大して示す係合凹部18は、凹部の開口182と、その開口182より奥に位置する円形空間181とが形成された窪みである。円形空間181は、内周が断面円形に形成された(正確には、開口182と繋がっている部分を除いて断面円形に形成された)部分である。円形空間181の直径(図6においてφsで示す)は、開口182の最大幅(周方向における最大の幅をいう。図6においてLsで示す)よりも大きく形成されている。つまり、係合凹部18は、凹部の奥側に比べて凹部の開口182が狭い、括れた部分を有する形状に形成されている。
図7に拡大して示す係合凸部19は、凸部の先端側に断面円形に形成された(正確には、後述する切り欠かれた部分および括れ部192と繋がっている部分を除いて断面円形に形成された)円形突起191を有する。円形突起191は、その直径(後述する切り欠かれた部分は考慮しない。図7においてφpで示す)が係合凹部18の円形空間181の直径φsよりもわずかに小さく形成されている(具体的には、寸法公差分、円形突起191の直径φpの方が円形空間181の直径φsよりも小さくなるように設計されている)。また、係合凸部19における円形突起191よりも根本側(他方の周方向側面143側)には、括れ部192が形成されている。この括れ部192の最大幅(周方向における最大の幅をいう。図7においてLcで示す)は、円形突起191の直径φpよりも小さい。また、括れ部192の最大幅Lcは、係合凹部18の開口182の最大幅Lsよりわずかに小さく形成されている(具体的には、寸法公差分、括れ部192の最大幅Lcの方が係合凹部18の開口182の最大幅Lsより小さくなるように設計されている)。つまり、係合凸部19は、係合凹部18と同様、凸部の先端側に比べて根本側の方が小さい括れた部分を有する形状に形成されている。
かかる係合凸部19において、円形突起191は、その少なくとも一部が突起断面の最大幅(周方向における最大の幅をいう)を小さくするように切り欠かれている(図7において点線で示した部分Cが切り欠かれた部分である)。すなわち、かかる切り欠きによって、円形突起191の最大幅(図7においてLpで示す)は、(切り欠かれていないとした場合における)円形突起191の直径φpよりも小さくなっている。また、円形突起191における突起断面の最大幅Lpは、係合凹部18の開口182の最大幅Lsと略同じか、わずかに大きく設計されているとよい。
また、円形突起191に形成される切り欠きは、ステータ1の中心寄りに形成されている。具体的には、図7に示すように、断面で見て、円形突起191の中心を通り、かつ、周方向に沿う円D(ステータ1と同心の円)より内側の部分の少なくとも一部が、突起断面の最大幅を小さくするように切り欠かれていればよい。さらに好ましくは、係合凸部19において、括れ部192の内側の括れた形状が残るような大きさや形状に切り欠かれていればよい。つまり、括れ部192側の切り欠きの端縁と、括れ部192との間に段差193(図8参照)が存在するような大きさや形状に切り欠かれていればよい。
また、円形突起191において切り欠かれることによって形成された面は、分割コア20(第一インシュレータ11および第二インシュレータ12)を軸線方向に二等分する平面と直交する方向(図7においてEで示す)と平行である。すなわち、コイル巻回部15を挟む外側被覆部14の内側の縁144および内側被覆部16の外側の縁を水平にした状態で第一インシュレータ11および第二インシュレータ12を軸線方向から見て、当該水平方向に沿って切り欠かれている。このように、円形突起191の外周面は、断面円形に形成された部分と、断面直線(平面)に形成された部分とからなる。
このような形状を有する係合凸部19は、第一インシュレータ11または第二インシュレータ12が分割コア20に被せられた状態において、分割コア20の周方向側面より突出している。したがって、各分割コア20に被せられた第一インシュレータ11または第二インシュレータ12の係合凸部19は、当該分割コア20に隣り合う他の分割コア20の少なくとも一部と軸線方向で重なる。
(インシュレータの連結構造)
上述したように、円形突起191における突起断面の最大幅は、係合凹部18の開口182の最大幅と略同じか、わずかに大きく設計されている。そのため、係合凹部18に係合凸部19を係合させる際、係合凸部19の円形突起191がわずかに係合凹部18の開口182を押し拡げつつ、係合凹部18の円形空間181に嵌り込む。この係合凸部19の円形突起191が係合凹部18の円形空間181に嵌り込んだ状態が、係合凹部18と係合凸部19が係合された状態(以下、単に「係合状態」と称することもある)である。
図8の拡大図に示されるように、係合凹部18の円形空間181に嵌り込んだ係合凸部19の円形突起191は、その外周面における径方向外側寄りの断面円形の部分(切り欠かれていない部分)が、円形空間181に面する係合凹部18の内周面と接触している。一方、円形突起191の外周面における径方向内側寄りの切り欠かれた部分は、円形空間181に面する係合凹部18の内周面と接触していない。つまり、円形突起191の外周面と円形空間181に面する係合凹部18の内周面との間には、切り欠かれた分だけ隙間Sが生ずる。
一方、円形空間181の直径よりも小さい最大幅に形成された係合凹部18の開口182は、その縁部が、円形突起191の直径よりも小さい最大幅に形成された係合凸部19の括れ部192に係合している(係合凹部18と係合凸部19の括れた部分同士が係合している)。詳しくは、係合凹部18の開口182の外側縁部1821と内側縁部1822との間に、係合凸部19の括れ部192が挟み込まれている。これにより、円形空間181に嵌り込んだ円形突起191は、開口182が狭い係合凹部18内に包み込まれるように保持された状態となる。上述したように、係合状態において、円形突起191の断面円形の部分は、円形空間181に面する係合凹部18の内周面と接触している。見方を変えれば、少なくとも円形突起191における当該断面円形の部分(径方向外側寄りの部分)は、係合凹部18の開口182の外側縁部1821に引っ掛かった状態にあるから、係合凸部19が係合凹部18から容易に外れることはない。また、本実施形態では、括れ部192内側の括れた形状が残るように円形突起191が切り欠かれているため、円形突起191における径方向内側寄りの部分も、係合凹部18の開口182の内側縁部1822に引っ掛かった状態となり、係合凸部19が係合凹部18からより外れにくい。
このような連結構造は、ステータ1の上側では第一インシュレータ11同士の連結によって構成され、ステータ1の下側では第二インシュレータ12同士の連結によって構成されている。上述したように、第一インシュレータ11と第二インシュレータ12とは、全く同一の形状であるから、分割コア20の上側に被せられる第一インシュレータ11と、分割コア20の下側に被せられる第二インシュレータ12とをその分割コア20の側面から見ると、第一インシュレータ11の係合凹部18と第二インシュレータ12の係合凹部18が分割コア20の対角に位置し、第一インシュレータ12の係合凸部19と第二インシュレータ12の係合凸部19も分割コア20の対角に位置する(図9参照)。
このように、係合凹部18および係合凸部19が分割コア20の対角に位置するということは、各分割コア20とそれと隣り合う他の分割コア20の連結構造が、ある軸線上における上側と下側で異なるということである。複数の分割コア20のうち、ある一つの分割コア20を中心に考えると、具体的には次の通りである。ステータ1の上側において、当該分割コア20に被せられた第一インシュレータ11の係合凸部19と、それに隣り合う(例えば右隣の)他の分割コア20に被せられた第一インシュレータ11の係合凹部18とが係合されている(図9に示す連結構造A)とする。そうすると、かかる連結構造Aが構成された箇所と同じ軸線上における下側では、ある一つの分割コア20に被せられた第二インシュレータ12の係合凹部18と、他の分割コア20に被せられた第二インシュレータ12の係合凸部19とが係合されている(図9に示す連結構造B)ことになる。このように、ある一つの分割コア20を中心に考えると、上側では係合凸部19に対して係合凹部18が係合された連結構造Aが構築されているのに対し、同じ軸線上の(分割コア20の一方の側面に沿った)下側では、係合凹部18に対して係合凸部19が係合された連結構造Bが構築されている。
なお、本実施形態では、第一インシュレータ11と第二インシュレータ12は、同一形状であることを説明したが、第一インシュレータ11と第二インシュレータ12とが異なる形状であっても、係合凹部18および係合凸部19を分割コア20の対角に位置させることは可能である。ただし、第一インシュレータ11と第二インシュレータ12とを同一形状とすれば、コスト面で有利である。
なお、上述した先行技術文献である特開2006−115685号公報(特許文献1)、特開2009−296771号公報(特許文献2)は、各分割コアが、隣り合う他の分割コアに対して回動可能に取り付けられるものであるため、本願のように係合凹部(連結凹部)とおよび係合凸部(連結凸部)を分割コアの対角に位置させることはできない。
(本実施形態の効果)
以上説明した本発明の一実施形態にかかるステータ1によれば次のような作用効果が奏される。
本実施形態にかかるステータ1は、第一インシュレータ11および第二インシュレータ12の一方の周方向側面142に形成された係合凹部18と、他方の周方向側面143に形成された係合凸部19とを係合させることによって、第一インシュレータ11および第二インシュレータ12同士、すなわち分割コア20同士を連結しようとするものである。このように、第一インシュレータ11および第二インシュレータ12同士の連結が周方向側面142、143に形成された係合凹部18と係合凸部19の係合によってなされるものであるから、第一インシュレータ11および第二インシュレータ12を環状に並べようとすることで自然と係合凹部18と係合凸部19が係合する。つまり、組立の作業性に優れる。また、第一インシュレータ11および第二インシュレータ12は、その周方向側面142、143に凹部(窪み)や凸部(突起)が形成された構成であるため、インシュレータの大型化、形状の複雑化を招くこともない。
また、係合凸部19が有する円形突起191は、その断面の周方向における最大幅を小さくするように切り欠かれている。そのため、係合凹部18に対して係合凸部19を係合させやすく(係合凹部18の開口182に係合凸部19の円形突起191を挿通させやすく)、組立の作業性が向上する。また、本実施形態のように、円形突起191における突起断面の最大幅が、係合凹部18の開口182の最大幅と略同じか、わずかに大きく設計されていれば、係合凹部18に係合凸部19を係合させる際、係合凸部19の円形突起191がわずかに係合凹部18の開口182を押し拡げるだけであるから、係合凹部18が破損したり、変形したりすることが防止される。
また、係合凹部18の開口182の最大幅は、円形空間181より小さく形成され(括れた形状に形成され)、その開口182の縁部(外側縁部1821および内側縁部1822)に係合凸部19の括れ部192が係合される構成である(括れた部分同士が係合する構成である)ため、係合凹部18に係合させた係合凸部19が外れにくい。そして、このように係合凹部18の開口182の最大幅が円形空間181より小さく形成されていても、円形突起191はその断面の最大幅を小さくするように切り欠かれているため、開口182が大きく押し拡げられたりすることによる係合凹部18の変形や破損のおそれが低い。
また、係合凸部19の円形突起191において切り欠かれる部分は、円形突起191の断面の中心を通り、かつ、周方向に沿う円より内側であるため、安定したインシュレータ同士の係合状態を維持できる。すなわち、環状に組み上げられた分割コア20が離ればなれにならないよう、インシュレータ同士がお互いに径方向内側向きに寄せ合うように組付けられていることが好ましいところ、本実施形態において円形突起191は、径方向外側寄り位置に円形空間181の係合部分を残しつつ、径方向内側寄り位置が切り欠かれた構成であるため、環状に配置されたインシュレータ(分割コア20)の安定した係合状態が実現できる。つまり、かかる安定した係合状態を確保しつつ、組み立て作業性を向上させることができる。
また、係合凹部18と係合凸部19が係合状態にあるとき、円形突起191における切り欠かれた部分を除く断面円形の外周面が、円形空間181に面する係合凹部18の内周面と接触しているため、環状に配置されたインシュレータ同士の係合状態がより安定する。さらに、この場合、少なくとも円形突起191における当該断面円形の部分は、係合凹部18の開口182の外側縁部1821に引っ掛かった状態にあるから、係合凸部19が係合凹部18から容易に外れることはない。
また、係合凸部19の円形突起191は、分割コア20を軸線方向に二等分する平面と直交する平面に沿って切り欠かれている(切り欠かれた平面が水平である)から、インシュレータ成形用の金型が加工しやすく、金型費が低廉となる。また、一旦切り欠かれていない円形突起191を有するインシュレータを作成した後、追加工で円形突起191を切り欠く製造工程を採用した場合などでは、その追加工が容易となる。
また、各分割コア20に被せられた第一インシュレータ11および第二インシュレータ12の係合凹部18および係合凸部19は、それぞれ、分割コア20の対角に位置しているため、各分割コア20とそれと隣り合う分割コア20の連結構造が、同一の軸線上における一方側と他方側で異なる。つまり、ある軸線上における上側では、ある一つの分割コア20に被された第一インシュレータ11の係合凹部18と、それと隣り合う分割コア20に被せられた第一インシュレータ11の係合凸部19の係合によって両分割コア20が連結されている連結構造Aが構築されているのに対し、同じ軸線上における下側では、ある一つの分割コア20に被された第二インシュレータ12の係合凸部19と、それと隣り合う分割コア20に被せられた第二インシュレータ12の係合凹部18の係合によって両分割コア20が連結されている連結構造Bが構築されている。つまり、軸線方向における一方側と他方側で、連結構造Aと連結構造Bの周方向位置がずれているため、ステータ1全体がより安定した状態となる。
そして、本実施形態では、第一インシュレータ11と第二インシュレータ12は、全く同一形状であるため、コスト面で優れる。また、分割コア20の方向性(一方の軸線方向端面201であるか、他方の軸線方向端面202であるか)を区別してインシュレータを分割コア20に組付ける必要がないから、組立作業性の面でも優れる。
また、係合凸部19は、その係合凸部19を有する第一インシュレータ11または第二インシュレータ12が被せられた各分割コア20の周方向側面より周方向に突出している。つまり、係合凸部19は、その係合凸部19が形成された分割コア20に隣り合う他の分割コア20の少なくとも一部と軸線方向で重なるため、その係合凸部19が形成された分割コア20に対する他の分割コア20の軸線方向への移動(位置ずれ)が防止され、ステータ1全体がより安定した状態となる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
1 ステータ
11 第一インシュレータ
12 第二インシュレータ
142 (第一、第二インシュレータの)一方の周方向側面
143 (第一、第二インシュレータの)他方の周方向側面
18 係合凹部
181 円形空間
182 開口
19 係合凸部
191 円形突起
192 括れ部
20 分割コア
201 (分割コアの)一方の軸線方向端面
202 (分割コアの)一方の軸線方向端面

Claims (9)

  1. 複数の分割コアと、各分割コアのそれぞれの軸線方向端面に被せられるインシュレータと、を備えたステータにおいて、
    前記各インシュレータの一方の周方向側面には係合凹部が形成されるとともに、他方の周方向側面には係合凸部が形成され、
    前記各インシュレータの前記係合凸部が、隣り合うインシュレータの前記係合凹部に係合され、前記複数の分割コアが環状に配置されていることを特徴とするステータ。
  2. 前記係合凹部には、凹部の開口と、その開口より奥に位置する内周が断面円形に形成された円形空間と、が形成され、
    前記係合凸部には、前記円形空間に係合する断面円形に形成された円形突起が形成され、
    前記円形突起は、その少なくとも一部が、周方向における突起断面の最大幅を小さくするように切り欠かれていることを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  3. 前記係合凹部の開口は、その周方向における最大幅が前記円形空間の直径よりも小さく形成され、
    前記係合凸部には、前記円形突起よりも根本側に、周方向における最大幅が前記円形突起の直径よりも小さい括れ部が形成され、
    前記係合凹部の開口の縁部が、前記係合凸部の括れ部に係合していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステータ。
  4. 前記円形突起は、断面で見て、円形突起の中心を通り、かつ、周方向に沿う円より内側の部分の少なくとも一部が、突起断面の周方向における最大幅を小さくするように切り欠かれていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のステータ。
  5. 前記円形突起における切り欠かれた部分を除く断面円形の外周面が、前記円形空間に面する前記係合凹部の内周面と接触していることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のステータ。
  6. 前記円形突起は、前記分割コアを二等分する軸線方向に沿った平面と直交する平面に沿って切り欠かれていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載のステータ。
  7. 前記各分割コアのそれぞれにおける、一方の軸線方向端面と他方の軸線方向端面に前記インシュレータが被せられ、前記係合凹部および前記係合凸部は、それぞれ、前記分割コアの対角に位置していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のステータ。
  8. 前記各分割コアの一方の軸線方向端面と他方の軸線方向端面に被せられた前記インシュレータは、同一形状であることを特徴とする請求項7に記載のステータ。
  9. 前記インシュレータが取り付けられた各分割コアにおいて、前記係合凸部が前記分割コアの周方向側面より周方向に突出していることを特徴とする請求項1から請求項7または請求項8に記載のステータ。
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