JP2012095492A - 電動機の固定子および電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気性能への影響を少なくすると共に、コイルを形成する際にインシュレーターと固定子鉄心とが相対的に回転しないようにすることができる電動機の固定子、および該固定子を有する電動機を得る。
【解決手段】インシュレーター40U、40Lを固定子鉄心30の固定子鉄心端面30d、30eに当接した際、前者のインシュレーターバック部41に形成された固定用突起44、44が、後者の固定子コアバック部31に形成された固定用穴34d、34eに侵入し、前者のインシュレーターティース先端部43に形成された係止用突起45、45が後者の固定子ティース先端部33の固定子ティース先端部側面33c、33cに係止する。
【選択図】図7

Description

本発明は電動機の固定子および電動機、特に、複数の固定子鉄心が環状に配置されている電動機の固定子、および該固定子を有する電動機に関する。
従来、電動機は、複数の分割コアが円環状に配置された固定子と、固定子の内部に所定の隙間を空けて回転自在に配置された回転子と、から形成されている。
分割コアは、非対称の略H字状(略T字状)に形成された磁性板片を積層して形成された固定子鉄心(ステーターコアに同じ)と、固定子鉄心の両端面にそれぞれ設置された一対のインシュレーター(絶縁部に同じ)と、インシュレーターと固定子鉄心とによって形成されるボビン(糸巻き)状部分に捲回されたコイル(巻線)と、を具備している。
固定子鉄心およびインシュレーターは、平面視の形状が略同一であって、それぞれ分割コアが円環状に配置された際、外周側になる固定子コアバック部およびインシュレーターバック部と、内周側になる固定子ティース先端部およびインシュレーターティース先端部と、固定子コアバック部と固定子ティース先端部とを連結する固定子ティース部およびインシュレーターバック部とインシュレーターティース先端部とを連結するインシュレーターティース部と、を有している。
そして、インシュレーターに固定子鉄心のスロットと同じ形状を持つ絶縁部を設け、その絶縁部を固定子鉄心に挿入してインシュレーターと固定子鉄心とを固定する方式の場合、スロット内のインシュレーターの厚みの分が巻線可能なスペースを減少させ、コイル量が減少し銅損が増加し性能が低下するという問題があった。
そこで、インシュレーターはLCP、PPS等の樹脂を成形されるため強度を保つために最小部の厚みが0.6〜0.8mm程度必要になるのに対し、0.3mm以下の厚さの絶縁フィルムによって固定子鉄心のスロット部とコイルを絶縁するようにして、スロット絶縁部による巻線スペース減少分の減少を抑え、かつ、インシュレーターの固定子鉄心からの抜け出しを防止するために、固定子鉄心の両端面に有底の穴を設け(以下、「嵌合穴」と称す、正確には、端面寄りに配置された数枚の磁性板片に貫通孔が設けられている)、インシュレーターに該有底の穴に嵌合する突起部を形成して、両者を嵌合させる発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、固定子鉄心の固定子ティース先端部の内周縁に凹部を設け(端面寄りに配置された数枚の磁性板片に切欠部が設けられている)、インシュレーターに該凹部に嵌合する突起を形成して、両者を嵌合させる発明が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−199627号公報(第3頁、図6) 特開2008−61443号公報(第5−6頁、図3)
しかしながら、特許文献1に開示された発明は、嵌合穴を固定子鉄心の固定子コアバック部に設け、磁気性能への影響を少なくしているものの、嵌合穴と突起部との嵌合が1カ所であるため、インシュレーターと固定子鉄心とによって形成されるボビン(糸巻き)状部分にワイヤーを捲回してコイルを形成する際、嵌合穴と突起部との嵌合部を回転中心にしてインシュレーターと固定子鉄心とが相対的に回転し(ズレ)、ワイヤーを捲回するスペースが減少するという問題があった。
また、特許文献2に開示された発明は、固定子鉄心の固定子ティース先端部の内周縁に凹部を設けていることにより、かかる凹部が磁気的に空隙となり、かかる空隙において磁束のロスが発生するため、磁気性能が低下するという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、磁気性能への影響を少なくすると共に、コイルを形成する際にインシュレーターと固定子鉄心とが相対的に回転しないようにすることができる電動機の固定子、および該固定子を有する電動機を得るものである。
本発明に係る電動機の固定子は、複数の分割コアが平面視において円環状に配置された固定子であって、
前記分割コアは、平面視において略H字状の板状磁性部材を積層して形成された固定子鉄心と、該固定子鉄心の積層方向の両端面にそれぞれ当接された平面視において略H字状のインシュレーターと、該インシュレーターと前記固定子鉄心とによって形成される巻線スペースに捲回されたワイヤーからなるコイルと、前記固定子鉄心と前記コイルとの間に配置された絶縁フィルムとを有し、
前記固定子鉄心は、前記分割コアが平面視において円環状に配置された際、外周側になる固定子コアバック部と、内周側になる固定子ティース先端部と、固定子コアバック部と固定子ティース先端部とを連結する固定子ティース部とを具備し、
前記インシュレーターは、前記分割コアが平面視において円環状に配置された際、外周側になるインシュレーターバック部と、内周側になるインシュレーターティース先端部と、インシュレーターバック部とインシュレーターティース先端部とを連結するインシュレーターティース部とを具備し、
前記固定子鉄心の固定子コアバック部の積層方向の両端面に、それぞれ固定用穴が形成され、
前記インシュレーターのインシュレーターバック部の前記固定子鉄心の固定子コアバック部の積層方向の端面に当接する面に、前記固定用穴に侵入する固定用突起部が形成され、
前記インシュレーターのインシュレーターティース先端部の円周方向の縁に、前記固定子鉄心の固定子ティース先端部の円周方向の側面に係止する係止用突起が形成され、
前記インシュレーターの固定用突起が前記固定子鉄心の穴に侵入し、かつ、前記インシュレーターの係止用突起が前記固定子鉄心の固定子ティース先端部の円周方向の側面に係止した状態で、前記インシュレーターが前記固定子鉄心の積層方向の両端面に当接していることを特徴とする。
この発明の電動機の固定子によれば、インシュレーターと固定子鉄心とは、離隔した2点において位置決めされるから、ワイヤーを捲回する際に、インシュレーターの水平方向にかかるモーメントが吸収され、固定子鉄心とインシュレーターとの相対的な回転(ねじれ)が防止される。このとき、巻線スペースに突起等が形成されないから、巻線可能スペースが減少することがなく、また、固定子鉄心のティース先端部あるいはティース部に凹部(切欠き)が形成されないから、磁気性能への影響を少なくすることができる。よって、高効率化が可能となる。
さらに、この発明の電動機の固定子は、分割固定子鉄心で構成されるが、完全に分割された分割固定子鉄心の場合1つの固定子鉄心毎巻線することができ、また薄肉連結固定子鉄心や関節型連結(ジョイントラップ)固定子鉄心などの連結された分割固定子鉄心においては巻線を実施する連結された固定子鉄心の連結部を折り曲げて巻線することができるため、インシュレーターティース先端部の固定子のティース先端側面部に対面する位置に係止用突起を設けても、巻線に及ぼす影響はない。
なお、分割されていない一体コアの場合は、インシュレーターティース先端部の固定子ティース先端側面部に係止する位置に係止用突起を設けた場合、スロットオープンを塞いでしまい巻線ノズルが通らなくなるので巻線に大きな影響を及ぼす。
本発明の実施の形態1に係る電動機を模式的に示す断面図。 本発明の実施の形態2に係る電動機の固定子の板状磁性部材を示す平面図。 本発明の実施の形態2に係る電動機の固定子の固定子鉄心を示す正面図等。 本発明の実施の形態2に係る電動機の固定子のインシュレーターを示す平面図、正面図および側面図。 図4に示すインシュレーターの背面図。 本発明の実施の形態2に係る電動機のインシュレーターを示す平面図等。 本発明の実施の形態2に係る電動機のインシュレーターと固定子鉄心との接合を示す平面図、正面図および側面図。 本発明の実施の形態2に係る電動機の絶縁フィルムを示す平面図。 本発明の実施の形態2に係る電動機の分割コアを示す平面図等。 本発明の実施の形態2に係る電動機の係止用突起の効果を示す平面図。 本発明の実施の形態3に係る電動機の固定子の分割コアを示す平面図等。 本発明の実施の形態3に係る電動機の固定子の分割コア同士の当接を示す平面視の断面図。 本発明の実施の形態4に係る電動機の固定子の板状磁性部材を示す平面図。 本発明の実施の形態4に係る電動機の固定子のインシュレーターを示す正面図、側面図および背面図。 本発明の実施の形態4に係る電動機の固定子の分割コアを示す平面図等。
[実施の形態1:電動機]
図1は本発明の実施の形態1に係る電動機を模式的に示すものであって、(a)は平面視の断面図、(b)は側面視の断面図である。
図1において、電動機100は、筐体104と、筐体104の内部に固定された固定子101と、固定子101の内周部に配置され、筐体104に回転自在に支持された回転子102と、を有している。また、固定子101は、平面視において円環状に配置された複数(以下、説明の便宜上「nケ」とする)の分割コア1によって形成されている。
そして、分割コア1は本発明の実施の形態2に係る電動機の固定子に同じであって、平面視において略H字状の板状磁性部材10、20を積層して形成された固定子鉄心30と、固定子鉄心30の積層方向の両端面にそれぞれ当接された平面視において略H字状のインシュレーター40U、40L(以下、まとめて又はそれぞれを「インシュレーター40」と称す場合がある)と、インシュレーター40U、40Lと固定子鉄心30とによって形成される巻線スペース(ボビン状部分に同じ)に捲回されたワイヤーからなるコイル8と、固定子鉄心30とコイル8との間に配置された絶縁フィルム9とを有している(これらについては、別途詳細に説明する)。
なお、以下の説明において、各部材について、固定子101に形成された状態における半径方向に相当する方向を「半径方向またはr方向」、固定子101に形成された状態における円周方向に相当する方向を「円周方向またはθ方向」、および電動機100に組み込まれた状態における回転子102の回転軸103と平行な方向を「軸方向またはz方向」と称す。
そして、固定子101に形成された状態において、円環の中心から半径方向の外側を見た図を正面図、周方向を見た図を側面図、回転軸と平行な一方の方向から見た図を平面図、回転軸と平行な他方の方向から見た図を背面図としている。
[実施の形態2:固定子]
図2〜図10は本発明の実施の形態2に係る電動機の固定子を説明するものであって、図2の(a)および(b)は板状磁性部材を示す平面図、図2の(c)は板状磁性部材を示す断面図、図3の(a)は固定子鉄心を示す平面図、図3の(b)は固定子鉄心を示す一部を断面にした正面図、図3の(c)は固定子鉄心を示す一部を断面にした側面図、図4の(a)はインシュレーターを示す平面図、図4の(b)はインシュレーターを示す正面図、図4の(c)はインシュレーターを示す側面図、図5はインシュレーターを示す背面図、図6の(a)はインシュレーターを示す平面図、図6の(b)はインシュレーターを示す正面図、図6の(c)はインシュレーターを示す側面図、図7の(a)はインシュレーターと固定子鉄心との接合を示す平面図、図7の(b)はインシュレーターと固定子鉄心との接合を一部を断面にした正面図、図7の(c)はインシュレーターと固定子鉄心との接合を一部を断面にした側面図、 図8の(a)は絶縁フィルムを示す平面図、図8の(b)は絶縁フィルムを示す正面図、 図9の(a)は分割コアを示す平面図、図9の(b)は分割コアを示す正面図、図9の(c)は分割コアを示す側面図、図10の(a)は係止用突起の効果を説明する平面図、図10の(b)は係止用突起を欠く場合を説明する平面図である。
なお、各図は模式的に描かれたものであって、本発明は描かれた形態に限定するものではない。また、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
(板状磁性部材)
図2の(a)において、板状磁性部材10は、平面視において略H字状(略T字状に同じ)を呈し、半径方向の対称線(対称面に同じ)M10に対して対称形である。そして、半径方向の外周側に位置する板状磁性部材バック部11と、内周側に位置する板状磁性部材ティース先端部13と、板状磁性部材バック部11と板状磁性部材ティース先端部13とを連結する板状磁性部材ティース部12とを具備している。
板状磁性部材バック部11は、円弧(円筒面)状に形成された外周側の板状磁性部材バック部外面11bと、直線(平面)状に形成された内周側の板状磁性部材バック部内面11aと、板状磁性部材バック部外面11bの両端と板状磁性部材バック部内面11aの両端同士を連結する直線(平面)状の一対の板状磁性部材バック部側面11cを有している。
板状磁性部材バック部11の両側縁間の円周方向の長さは板状磁性部材バック部内面11aの両側縁間の円周方向の長さより長く、一対の板状磁性部材バック部側面11cがなす角度θは「360/n」°であって、略ハ字状に配置されている。
なお、以下の説明の便宜上、板状磁性部材バック部側面11cを含む面を組立面S11と称す。
板状磁性部材ティース部12は板状磁性部材バック部内面11aに連なり、半径方向に平行で、円周方向に所定の距離(幅)離れた板状磁性部材ティース部側面12cを有している。
板状磁性部材ティース先端部13は、円弧状に形成された内周側の板状磁性部材ティース先端部内面13aと、組立面S11から対称面M10側に偏位量δ(デルタ)だけ偏位した直線状(平面状)の板状磁性部材ティース先端部側面13cと、板状磁性部材ティース先端部側面13cの外周側の側縁と板状磁性部材ティース部側面12cの内周側の側縁とを連結する板状磁性部材ティース先端部外面13bとを有している。
図2の(b)および(c)において、板状磁性部材20は、板状磁性部材10に対し板状磁性部材バック部11の対称面M10を含む範囲に貫通孔24が形成されたものに同じである。貫通孔24は半径方向に長い小判状(略長円)を例示しているが、本発明はかかる形状を限定するものではない。したがって、板状磁性部材10と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
なお、本発明において、「直線状や平面状」あるいは「円弧状や円筒面状」は、文字通り厳密な「直線や平面」あるいは「円弧や円筒面」に限定するものではなく、近似的に対応する形態を含むものである。
(固定子鉄心)
図3において、固定子鉄心30は、複数枚の板状磁性部材10を積層した中央部分の両端面(積層方向の面に同じ)に、複数枚の板状磁性部材20を積層した端部分をそれぞれ設置したものである。したがって、全体を積層した板状磁性部材10で形成し、両端面から所定深さ(板状磁性部材20の板厚と枚数との積に相当する)の穴(以下、「固定用穴34」と称す)を形成したものとみなすことができる。すなわち、固定子鉄心30は、平面視において板状磁性部材10と同一の外郭形状を有し、固定子鉄心30の対称面M30および組立面S31は、それぞれ板状磁性部材10の対称面M10および組立面S11に同じである。
固定子鉄心30は、平面視において略H字状(略T字状に同じ)を呈し、半径方向の外周側に位置する固定子コアバック部31(板状磁性部材バック部11に相当する)と、内周側に位置する固定子ティース先端部33(板状磁性部材ティース先端部13に相当する)と、固定子コアバック部31と固定子ティース先端部33とを連結する固定子ティース部32(板状磁性部材ティース部12に相当する)とを具備している。
固定子コアバック部31は、円筒面状に形成された外周側の固定子コアバック部外面31bと、平面状に形成された内周側の固定子コアバック部内面31aと、固定子コアバック部外面31bの両側縁と固定子コアバック部内面31aの両側縁同士を連結する平面状の一対の固定子コアバック部側面31cと、固定子コアバック部天面31dを有している。一対の固定子コアバック部側面31cは略ハ字状に配置されている。
固定子ティース部32は固定子コアバック部内面31aに連なり、半径方向に平行で、円周方向に所定の距離(幅)離れた固定子ティース部側面32cと、固定子ティース部側面32cに滑らかに繋がった固定子ティース部天面32dとを有している。
固定子ティース先端部33は、円筒面状に形成された内周側の固定子ティース先端部内面33aと、固定子コアバック部側面31cの延長面(同一平面)上に位置する固定子ティース先端部側面33cと、固定子ティース先端部側面33cの外周側の側縁と固定子ティース部側面32cの内周側の側縁とを連結する固定子ティース先端部外面33bと、固定子ティース先端部天面33dとを有している。
さらに、固定子鉄心30の積層方向(z方向)の一方の固定子鉄心端面30dに、貫通孔24によって形成された有底の穴(「固定用穴」と称している)34dが形成され、固定子鉄心30の積層方向(z方向)の他方の固定子鉄心端面30eに、貫通孔24によって形成された有底の固定用穴34eが形成されている。固定用穴34d、34e(以下、まとめて又はそれぞれを「固定用穴34」と称す場合がある)の深さは、これを形成する板状磁性部材20の板厚と枚数との積に同じである。
(インシュレーター)
図4において、インシュレーター40Uは絶縁性材料によって形成され、インシュレーター底面40eの全面が固定子鉄心30の固定子鉄心端面30dに当接する。
インシュレーター40Uは、平面視において板状磁性部材10と略同じ略H字状(略T字状に同じ)を呈し、半径方向の対称面M40に対して対称な形状で、側面視において略J字状(略L字状に同じ)を呈している。そして、半径方向の外周側に位置するインシュレーターバック部41と、内周側に位置するインシュレーターティース先端部43と、インシュレーターバック部41とインシュレーターティース先端部43とを連結するインシュレーターティース部42とを具備している。
(インシュレーターバック部)
インシュレーターバック部41は、円筒面状に形成された外周側のインシュレーターバック部外面41bと、半径方向に垂直で平面状に形成された内周側のインシュレーターバック部内面41aと、インシュレーターバック部外面41bの両側縁とインシュレーターバック部内面41aの両側縁同士を連結する平面状の一対のインシュレーターバック部側面41cと、固定子鉄心30の固定子鉄心端面30d(板状磁性部材20の板状磁性部材バック部11に同じ)に当接するインシュレーターバック部底面41e(インシュレーター底面40eの一部に同じ)と、インシュレーターバック部底面41eに平行なインシュレーターバック部天面41dと、を有している。
なお、一対のインシュレーターバック部側面41cは何れも半径方向に平行で、インシュレーターバック部天面41dにはワイヤー7を係止するためのワイヤー係止溝46が形成されている。
(インシュレーターティース部)
インシュレーターティース部42はインシュレーターバック部内面41aに連なり、半径方向に平行で、円周方向に所定の距離(幅)離れたインシュレーターティース部側面42cと、固定子鉄心30の固定子鉄心端面30d(板状磁性部材20の板状磁性部材ティース部12に同じ)に当接するインシュレーターティース部底面42e(インシュレーター底面40eの一部に同じ)と、インシュレーターティース部底面42eに平行なインシュレーターティース部天面42dと、を有している。なお、インシュレーターティース部側面42cとインシュレーターティース部天面42dとは平面視(半径方向に見る)の断面において略円弧状に連結されている。
(インシュレーターティース先端部)
インシュレーターティース先端部43は、円筒面状に形成された内周側のインシュレーターティース先端部内面43aと、インシュレーターティース先端部内面43aよりも半径方向の外周側に位置し、半径方向に垂直な平面を有するインシュレーターティース先端部外面43bと、インシュレーターティース先端部内面43aの両側縁とインシュレーターティース先端部外面43bの両側縁同士を連結する平面状のインシュレーターティース先端部側面43cと、固定子鉄心30の固定子鉄心端面30d(板状磁性部材20の板状磁性部材ティース先端部13に同じ)に当接するインシュレーターティース先端部底面43e(インシュレーター底面40eの一部に同じ)と、インシュレーターティース先端部底面43eに平行なインシュレーターティース先端部天面43dと、を有している。
なお、インシュレーターティース先端部外面43bは、インシュレーターティース先端部側面43cやインシュレーターティース先端部天面43dに近い範囲は、インシュレーターバック部内面41aに平行な平面であるが、インシュレーターティース部42に近い範囲は、半径方向に対して傾斜してインシュレーターティース部42になだらかに繋がる裾野部が形成されている。
また、一対のインシュレーターティース先端部側面43cがなす角度θは「360/n」°であって、互いに、略ハ字状に配置されている。なお、以下の説明の便宜上、インシュレーターティース先端部側面43cを含む面を組立面S43と称す。
(固定用突起、係止用突起)
図5において、インシュレーター40Uを固定子鉄心30の固定子鉄心端面30dに当接した際、固定子鉄心端面30dに形成された固定用穴34dに侵入する固定用突起44が、インシュレーター40Uのインシュレーターバック部41に形成され、固定子鉄心30の固定子ティース先端部側面33c(固定子鉄心端面30dに近い範囲)に係止する係止用突起45が、インシュレーター40Uのインシュレーターティース先端部底面43eの両側縁に形成されている(z方向でインシュレーター40Uのインシュレーターティース先端部底面43eとは反対の方向に突出している)。なお、固定用突起44の先端の角をテーパ状に面取りし、固定用穴34dへの侵入を容易にしている。
図6において、インシュレーター40Lは、インシュレーター40Uと同様に絶縁性材料によって形成され、固定子鉄心30の固定子鉄心端面30eに当接する(以下、共通する内容については添え字「U、L」の記載を省略する場合がある。
インシュレーター40Lは、インシュレーター40Uと略同様の形状であるものの、インシュレーター40Uのインシュレーターバック部41に形成されたワイヤー係止溝46を具備しない。また、インシュレーターバック部天面41dとインシュレーターバック部底面41eとの距離(インシュレーターバック部41の高さに同じ)は、インシュレーター40Lの方が、インシュレーター40Uより小さく(低く)なっている。なお、インシュレーター40Uと同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
(固定子の組立:インシュレーターの固定子鉄心への設置)
図7において、インシュレーター40U、40Lは以上の形状であるから、インシュレーター40U、40Lを固定子鉄心30の固定子鉄心端面30d、30eに、前者の対称面M40と後者の対称面M30とを一致させて当接した際、前者のインシュレーターバック部41と後者の固定子コアバック部31とが重なり(正確には、前者の一部に後者の全部が当接する)、前者のインシュレーターティース部42と後者の固定子ティース部32とが重なり、前者のインシュレーターティース先端部43と後者の固定子ティース先端部33とが重なる(正確には、前者の全部に後者の一部が当接する)。
また、前者の固定用突起44、44が後者の固定用穴34d、34eに侵入し、前者の係止用突起45、45が、後者の固定子ティース先端部側面33c、33cに係止する。
このとき、平面視において、前者のインシュレーターバック部内面41aと後者の固定子コアバック部内面31aとが重なり、前者のインシュレーターティース部側面42cと後者の固定子ティース部側面32cとが重なっている。
また、前者のインシュレーターバック部外面41bは後者の固定子コアバック部外面31bよりの内周側に位置し、前者のインシュレーターバック部側面41cは後者の固定子コアバック部側面31cよりの対称面M30(対称面M40に同じ)側に位置している。
また、前者のインシュレーターティース先端部内面43aは後者の固定子ティース先端部内面33aよりも外周側に位置し、前者のインシュレーターティース先端部外面43bは後者の固定子ティース先端部外面33bよりも内周側に位置している。
さらに、前者のインシュレーターティース先端部側面43cは後者の固定子ティース先端部側面33cよりも対称面M30(M40)から遠い位置にあり、前者の組立面S43は後者の組立面S31に一致している(正確には、組立面S43の方が組立面S31よりもわずかに対称面M40(M30)に近い位置にある)。すなわち、前者の係止用突起45の対称面M40に近い面が後者の固定子ティース先端部側面33cに当接しているから、係止用突起45は偏位量δの範囲に納まっている。
以上のように、インシュレーター40U、40Lは固定子鉄心30に設置された際、前者の固定用突起44が後者の固定用穴34に侵入し、前者の係止用突起45が後者の固定子ティース先端部側面33cに係止する(挟んでいる)2カ所において連結されているから、軸方向(z方向)に垂直な面内で相対的に移動不能(一方を中心にして回動不能)になっている。
なお、本発明は、インシュレーター40U、40Lおよび固定子鉄心30の形状を図示するものに限定するものではなく、平面視において、前者の最も外周に位置する部位が、後者の最も外周に位置する部位よりも内周側に位置し、前者の最も内周に位置する部位が、後者の最も内周に位置する部位よりも外周側に位置し、前者の円周方向の部位が後者の組立面S31に挟まれた範囲内にあれば、何れの形状(含む非対称)であってもよい。
(固定子の組立:絶縁フィルムの設置)
図8において、固定子鉄心30の固定子コアバック部内面31aと、固定子ティース部側面32cと、固定子ティース先端部側面33cとに跨がって、絶縁フィルム9(図8において、複斜線にて示す)が設置される。
このとき、絶縁フィルム9の両方の端部は、固定子鉄心30の固定子鉄心端面30d、30eよりも突出し、側面はインシュレーター40U、40Lのインシュレーターバック部内面41aと、インシュレーターティース部側面42cと、インシュレーターティース先端部内面43bに到達している。したがって、平面視で略U字状に配置(当接)された一対の絶縁フィルム9と、側面視で略J字状のインシュレーター40U、40Lとによって、固定子鉄心30から電気的に絶縁された巻線スペース6が形成される。
(固定子の組立:コイルの形成)
図9および図10の(a)において、巻線スペース6にワイヤー7が捲回され、コイル8が形成されている。
すなわち、巻線スペース6は、インシュレーターバック部内面41aの対称面M40から最も離れた位置に相当する絶縁フィルム9の側縁である位置Aと、インシュレーターバック部内面41aとインシュレーターティース部側面42cとの隅部に相当する絶縁フィルム9の隅部である位置Bと、インシュレーターティース部側面42cとインシュレーターティース先端部内面43aとの隅部に相当する絶縁フィルム9の隅部である位置Cと、インシュレーターティース先端部内面43aの対称面M40から最も離れた位置に相当する絶縁フィルム9の側縁である位置Dと、によって囲まれた断面四角形の範囲である。
なお、係止用突起45の固定子ティース先端部側面33cへの係止を明瞭にするため、係止用突起45を黒く塗りつぶしている(平面視では視認することができない)。すなわち、一対の係止用突起45の対称面M40に近い面は、固定子ティース先端部側面33cに当接し、前者は後者を把持した状態になり、固定用突起44が固定用穴34に侵入しているから、インシュレーター40U、40Lと固定子鉄心30とは2カ所において位置が決定されている。したがって、ワイヤー7を捲回する際、両者をズラス(相対的に回転させる)力が作用してもズレルことがない。
以上は、インシュレーター40U、40Lの組立面S43と、固定子鉄心30の組立面S31とが一致しているため、係止用突起45の対称面M30に近い面と遠い面(インシュレーターティース先端部側面43cに同じ)との距離は、板状磁性部材ティース先端部13の組立面S11からの偏位量δ(デルタ)に一致しているが、本発明はこれに限定するものではなく、組立面S43が組立面S31よりも対称面M30(M40)寄りにあってもよい。
図10の(b)において、インシュレーター40U、40Lの係止用突起45を撤去した場合(背景技術に同じ)、インシュレーター40U、40L(正確には、インシュレーター40U、40Lと同一ではないが、説明を容易にするため、インシュレーター40U、40Lと称す)と固定子鉄心30とは、固定用穴34に侵入した固定用突起44のみの1カ所において接合されているから、ワイヤー7を捲回する際、両者をズラス(相対的に回転させる)力が作用してもズレルことになる。
そうすると、ワイヤー7は、平面視において、インシュレーター40U、40Lと固定子鉄心30とが重なった範囲に捲回することができないから、ワイヤー7の捲回可能範囲は、位置Aと位置Fと位置Gと位置Hとによって囲まれた範囲に縮少される。すなわち、図10の(b)において、斜線にて示す範囲だけ、捲回範囲が減少する。
以上のように、本発明は固定用突起44と係止用突起45とを設けることによって、巻線スペースの減少を防止している。
また、インシュレーター40U、40Lの組立面S43は、一方側では固定子鉄心30の組立面S31よりも対称面M30から離れる方向に進出し、他方側では固定子鉄心30の組立面S31よりも対称面M30に近づく方向に後退するから、分割コア1毎にズレ量(相対回転量)が相違する場合、複数の分割コア1を円環状に形成することが困難になり、固定子101を作成することが困難になる。
なお、以上は、分割コア1が完全に切り離されたものであるが、本発明はこれに限定するものではなく、固定子鉄心30同士が薄い連結材によって連結された「薄肉連結コア」や、固定子鉄心30に設けられた関節を介して回転自在に連結された「関節型連結コア(ジョイントラップコア)」であってもよい。
[実施の形態3:固定子]
図11および図12は本発明の実施の形態3に係る電動機の固定子を説明するものであって、図11の(a)は回転子を示す平面図、図11の(b)は回転子を示す正面図、図12は分割コア同士の当接を示す平面視の断面図である。なお、図11においては絶縁フィルムを、図12においては絶縁フィルムとコイルの記載を省略している。また、各図は模式的に描かれたものであって、本発明は描かれた形態に限定するものではなく、実施の形態2と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
(インシュレーター)
図11および図12において、固定子を形成する分割コア2は、固定子101の分割コア1におけるインシュレーター40U、40Lに替えて、インシュレーター50U、50L(以下、まとめて又はそれぞれを「インシュレーター50」と称す場合がある)を具備している。
インシュレーター50は、対称面M40に対して対称形であるインシュレーターティース先端部43を、非対称のインシュレーターティース先端部53に変更したものである。
すなわち、インシュレーターティース先端部53は、インシュレーター50を固定子鉄心30に設置した際、固定子鉄心30の組立面S31よりも対称面M30に対して離れる方向に進出量ε(エプシロン)だけ進出した一方のインシュレーターティース先端部側面54cと、反対に、対称面M30に近づく方向に後退量η(イター)だけ後退する他方のインシュレーターティース先端部側面56cと、を有している。
そして、一方のインシュレーターティース先端部側面54cには、インシュレーター40Uを固定子鉄心30の固定子鉄心端面30dに当接した際、固定子鉄心30の一方の固定子ティース先端部側面33c(固定子鉄心端面30dに近い範囲)に係止する係止用突起55が形成されている(図中、黒く塗りつぶす)。
また、一方のインシュレーターティース先端部側面54cは、ワイヤー7を捲回する際、ワイヤー7が軸方向(z方向、固定子ティース部側面32c側に同じ)から半径方向(θ方向、インシュレーターティース部天面42d側に同じ)に方向を変える角部に対応し、一方から他方に向かってインシュレーター50を回転させようとする力(回転モーメントに同じ)が作用する側である。
したがって、インシュレーター50は、インシュレーター40と同様に、固定子鉄心30に対して2カ所において位置決めされるから、ワイヤー7を捲回する際、ズレル(相対的に回転する)ことが防止される。
また、係止用突起55の半径方向の距離(厚さ)は「偏位量δ+進出量ε」に等しい関係になっているから、実施の形態3における係止用突起55は、実施の形態2の係止用突起45よりも厚くして、強度を高めることができる。
また、「進出量ε<後退量η<偏位量δ」の関係になっているから、分割コア2同士を円環状に形成する際、一方のインシュレーターティース先端部側面54cと他方のインシュレーターティース先端部側面56cとが接触することはない。
[実施の形態4:固定子]
図13〜図15は本発明の実施の形態4に係る電動機の固定子を説明するものであって、図13は板状磁性部材を示す平面図、図14の(a)はインシュレーターを示す正面図、図14の(b)はインシュレーターを示す側面図、図14の(c)はインシュレーターを示す背面図、図15の(a)は分割コアを示す平面図、図15の(b)は分割コアを示す一部を断面にした側面図である。なお、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。また、図は模式的に描いたものであって、理解を容易にするため、一部の部材の記載を省略している。
(板状磁性部材、固定子鉄心)
図13において固定子を形成する分割コア3の板状磁性部材60は、実施の形態1における板状磁性部材20において、板状磁性部材バック部外面11bにバック部係止用切欠部65を形成したものに同じである。
そして、実施の形態1における複数枚の板状磁性部材20に替えて、複数枚の板状磁性部材60を、複数枚を積層した板状磁性部材10の両端面に配置することによって固定子鉄心70(図15参照)が形成される。このとき、固定子鉄心70の両端面には、板状磁性部材60の板厚と枚数との積に相当する固定用穴74(貫通孔24によって形成される)と、バック部係止用凹部75(バック部係止用切欠部65によって形成される)と、が形成される。
(インシュレーター)
図14において、インシュレーター80Uは、実施の形態1のインシュレーター40Uに形成された係止用突起45を撤去し、その替わりに、インシュレーターバック部外面41bに半径方向の外周側に突出するバック部アーム84を形成し、バック部アーム84の先端(外周側の先端)にインシュレーター底面40eよりも突出するバック部係止用突起85を形成したものに同じである。
インシュレーター80Uと共に設置される他方のインシュレーターは、実施の形態1のインシュレーター40Lにおける係止用突起45を撤去し、その替わりに、バック部アーム84とバック部係止用突起85を形成したものに同じである(図示しない)。以下、インシュレーター80Uおよびインシュレーター80Lをまとめて又はそれぞれを「インシュレーター80」と称す。
(分割コア)
図15において、分割コア3は、固定子鉄心70の両端部にそれぞれインシュレーター80Uおよびインシュレーター80Lを設置し、巻線スペース6にワイヤー7を捲回してコイル8を配置したものである。このとき、固定子鉄心70(正確には、板状磁性部材60)に形成されたバック部係止用凹部75に、インシュレーター80に形成されたバック部係止用突起85が侵入している。
すなわち、固定子鉄心70とインシュレーター80とは、前者の固定用穴74に後者の固定用突起44が侵入し、前者のバック部係止用凹部75に後者のバック部係止用突起85が侵入しているから、固定子鉄心70とインシュレーター80とは2カ所において位置決めされ、ズレ(z軸に平行な軸を回転軸とする相対的な回転)が防止されている。
なお、バック部係止用凹部75およびバック部係止用突起85の形状や位置は限定されるものではなく、前記ズレ(相対的な回転)を防止することができる限り、何れの形状であってもよく、また、インシュレーターバック部外面41bの何れの位置であってもよい(対称面M10を跨いだ対称形でなくてもよい)。
1:分割コア(実施の形態2)、2:分割コア(実施の形態3)、3:分割コア(実施の形態4)、6:巻線スペース(ボビン状部分)、7:ワイヤー、8:コイル、9:絶縁フィルム、10:板状磁性部材、11:板状磁性部材バック部、11a:板状磁性部材バック部内面、11b:板状磁性部材バック部外面、11c:板状磁性部材バック部側面、12:板状磁性部材ティース部、12b:板状磁性部材ティース部外面、12c:板状磁性部材ティース部側面、13:板状磁性部材ティース先端部、13a:板状磁性部材ティース先端部内面、13b:板状磁性部材ティース先端部外面、13c:板状磁性部材ティース先端部側面、20:板状磁性部材、24:貫通孔、30:固定子鉄心、30d:固定子鉄心端面、30e:固定子鉄心端面、31:固定子コアバック部、31a:固定子コアバック部内面、31b:固定子コアバック部外面、31c:固定子コアバック部側面、31d:固定子コアバック部天面、32:固定子ティース部、32c:固定子ティース部側面、32d:固定子ティース部天面、33:固定子ティース先端部、33a:固定子ティース先端部内面、33b:固定子ティース先端部外面、33c:固定子ティース先端部側面、33d:固定子ティース先端部天面、34d:固定用穴、34e:固定用穴、40L:インシュレーター、40U:インシュレーター、40e:インシュレーター底面、41:インシュレーターバック部、41a:インシュレーターバック部内面、41b:インシュレーターバック部外面、41c:インシュレーターバック部側面、41d:インシュレーターバック部天面、41e:インシュレーターバック部底面、42:インシュレーターティース部、42c:インシュレーターティース部側面、42d:インシュレーターティース部天面、42e:インシュレーターティース部底面、43:インシュレーターティース先端部、43a:インシュレーターティース先端部内面、43b:インシュレーターティース先端部外面、43c:インシュレーターティース先端部側面、43d:インシュレーターティース先端部天面、43e:インシュレーターティース先端部底面、44:固定用突起、45:係止用突起、46:ワイヤー係止溝、50L:インシュレーター、50U:インシュレーター、53:インシュレーターティース先端部、54c:インシュレーターティース先端部側面、55:係止用突起、56c:インシュレーターティース先端部側面、60:板状磁性部材、65:バック部係止用切欠部、70:固定子鉄心、74:固定用穴、75:バック部係止用凹部、80L:インシュレーター、80U:インシュレーター、84:バック部アーム、85:バック部係止用突起、δ:偏位量、ε:進出量、η:後退量、θ:角度、100:電動機(実施の形態1)、101:固定子(実施の形態2)、102:回転子、103:回転軸、104:筐体、M10:対称面、M30:対称面、M40:対称面、S11:組立面、S31:組立面、S43:組立面。

Claims (4)

  1. 複数の分割コアが平面視において円環状に配置された固定子であって、
    前記分割コアは、平面視において略H字状の板状磁性部材を積層して形成された固定子鉄心と、該固定子鉄心の積層方向の両端面にそれぞれ当接された平面視において略H字状のインシュレーターと、該インシュレーターと前記固定子鉄心とによって形成される巻線スペースに捲回されたワイヤーからなるコイルと、前記固定子鉄心と前記コイルとの間に配置された絶縁フィルムとを有し、
    前記固定子鉄心は、前記分割コアが平面視において円環状に配置された際、外周側になる固定子コアバック部と、内周側になる固定子ティース先端部と、固定子コアバック部と固定子ティース先端部とを連結する固定子ティース部とを具備し、
    前記インシュレーターは、前記分割コアが平面視において円環状に配置された際、外周側になるインシュレーターバック部と、内周側になるインシュレーターティース先端部と、インシュレーターバック部とインシュレーターティース先端部とを連結するインシュレーターティース部とを具備し、
    前記固定子鉄心の固定子コアバック部の積層方向の両端面に、それぞれ固定用穴が形成され、
    前記インシュレーターのインシュレーターバック部の前記固定子鉄心の固定子コアバック部の積層方向の端面に当接する面に、前記固定用穴に侵入する固定用突起部が形成され、
    前記インシュレーターのインシュレーターティース先端部の円周方向の縁に、前記固定子鉄心の固定子ティース先端部の円周方向の側面に係止する係止用突起が形成され、
    前記インシュレーターの固定用突起が前記固定子鉄心の穴に侵入し、かつ、前記インシュレーターの係止用突起が前記固定子鉄心の固定子ティース先端部の円周方向の側面に係止した状態で、前記インシュレーターが前記固定子鉄心の積層方向の両端面に当接していることを特徴とする電動機の固定子。
  2. 前記インシュレーターの係止用突起が、前記インシュレーターティース先端部の円周方向の一方の縁に形成され、
    該一方の縁が、前記ワイヤーが前記巻線スペースに捲回される際、前記ワイヤーが固定子鉄心側から前記インシュレーター側に移る角部に相当する縁であることを特徴とする請求項1記載の電動機の固定子。
  3. 複数の分割コアが平面視において円環状に配置された固定子であって、
    前記分割コアは、平面視において略H字状の板状磁性部材を積層して形成された固定子鉄心と、該固定子鉄心の積層方向の両端面にそれぞれ当接された平面視において略H字状のインシュレーターと、該インシュレーターと前記固定子鉄心とによって形成される巻線スペースに捲回されたワイヤーからなるコイルと、前記固定子鉄心と前記コイルとの間に配置された絶縁フィルムとを有し、
    前記固定子鉄心は、前記分割コアが平面視において円環状に配置された際、外周側になる固定子コアバック部と、内周側になる固定子ティース先端部と、固定子コアバック部と固定子ティース先端部とを連結する固定子ティース部とを具備し、
    前記インシュレーターは、前記分割コアが平面視において円環状に配置された際、外周側になるインシュレーターバック部と、内周側になるインシュレーターティース先端部と、インシュレーターバック部とインシュレーターティース先端部とを連結するインシュレーターティース部とを具備し、
    前記固定子鉄心の固定子コアバック部の積層方向の両端面に、それぞれ固定用穴が形成され、
    前記固定子鉄心の固定子コアバック部の両端面の外周縁に、それぞれバック部係止用凹部が形成され、
    前記インシュレーターのインシュレーターバック部の前記固定子鉄心の固定子コアバック部の積層方向の端面に当接する面に、前記固定用穴に侵入する固定用突起部が形成され、
    前記インシュレーターのインシュレーターバック部の前記固定子鉄心の固定子コアバック部の積層方向の端面に当接する面の外周に突出して、前記バック部係止用凹部に侵入するバック部係止用突起が形成され、
    前記インシュレーターの固定用突起が前記固定子鉄心の穴に侵入し、かつ、前記インシュレーターのバック部係止用突起が前記固定子鉄心のバック部係止用凹部に侵入した状態で、前記インシュレーターが前記固定子鉄心の積層方向の両端面に当接していることを特徴とする電動機の固定子。
  4. 筐体と、
    該筐体の内部に固定された請求項1乃至3の何れかに記載の固定子と、
    該固定子の内周部に配置され、前記筐体に回転自在に支持された回転子と、
    を有することを特徴とする電動機。
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