JP2009077331A - 増幅器、無線送信装置および無線受信装置 - Google Patents

増幅器、無線送信装置および無線受信装置 Download PDF

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Abstract


【課題】信号を低歪みで効率よく増幅可能な増幅器を提供する。
【解決手段】中心周波数fの入力信号が入力される入力端子10と、入力信号を分配する分配部12と、分配された入力信号が伝達される第1から第iのブロック14と、第1から第iのブロックを通過した信号を合成する合成部16と、合成部で合成された信号を出力する出力端子18とを備え、第nのブロックは、基本波共振周波数fを有する第nの前段共振器20と、第nの増幅部24と、基本波共振周波数fを有する第nの後段共振器26と、第nの位相調整部22を含み、後段共振器26はfまたはfの高調波共振周波数を有し、f<2f、f>2f、(f+f)/2=2fの関係を充足し、位相調整部は、基本周波数の隣接するブロックを通過する信号の位相差を逆相にし、2fの信号の位相差を同相に維持する増幅器。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、無線通信機に用いられ、信号を低歪みで効率よく増幅可能な増幅器、および、この増幅器を用いる無線送信装置および無線受信装置に関する。
増幅器は信号を所望の電界強度に増幅するために用いられる。一つの増幅デバイスだけでは、所望の電力への増幅を行うことができない場合には、複数の増幅デバイスを並列接続し、各増幅デバイスの出力電力を同相合成することで、所望の電力を得る方法がある(例えば、非特許文献1)。
一方、増幅器に用いられる増幅デバイスは非線形性を持つことから非線形歪みを信号と共に出してしまう問題がある。この対策としては、増幅デバイスを線形性の良い低出力領域で動かす方法があるが、低出力領域では効率が著しく低下する問題点がある。
そこで、増幅器を高効率で動作させるために非線形の増幅デバイスを並列に接続して、各増幅デバイスを動作させる時間を変えることによって線形出力を行うプッシュプルという方法がある。この他、非線形の増幅デバイスから出力される歪みを消すためのリニアライザ回路を用いる方法もある。リニアライザ回路の一般的な使用方法としては、あらかじめ増幅デバイスの逆歪みを持つ信号を与えておき、この逆歪みを持つ信号を入力信号に足し合わせたものを増幅器に与えるプレディストーション型リニアライザ回路がある。また、増幅デバイスの出力信号から歪み信号を取り出し、取り出した歪み信号から逆歪み信号を生成し、この逆歪み信号を増幅デバイスの出力信号から差し引くことにより、歪みを消すフィードフォワード型リニアライザ回路がある(例えば、非特許文献1)。また、2つの異なる帯域通過フィルタにより周波数軸上で信号を別々に分割する方法がある(例えば特許文献1)。
しかし、上記方法では、信号帯域に近い相互変調歪みを低減することはできるが、高調波歪みを除去できないという問題点があった。このため、従来、高調波歪みを除去するためには、増幅器の後段にローパスフィルタを付加していた。しかし、ローパスフィルタの付加は、電力損失を増大させるという問題点があった。
特表2002−513227号公報 Steve Cripps, "Advanced Techniques in RF Power Amplifier Design," Artech House, 2002 (ISBN−13: 978−1580532822)
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、信号を低歪みで効率よく増幅可能な増幅器、無線送信装置および無線受信装置を提供することにある。
本発明の一態様の増幅器は、中心周波数fの入力信号が入力される入力端子と、前記入力端子に接続され、前記入力信号を分配する分配部と、前記分配部にそれぞれが並列に接続され、分配された前記入力信号が伝達される第1から第i(iは2以上の偶数)のブロックと、前記第1から第iのブロックに接続され、前記第1から第iのブロックを通過した信号を合成する合成部と、前記合成部に接続され、前記合成部で合成された信号を出力する出力端子とを備え、前記第nのブロック(nは1からiの間の整数)は、基本波共振周波数fを有する第nの前段共振器と、前記第nの前段共振器を通過した信号を増幅する第nの増幅部と、前記第nの増幅部を通過した信号が通過し、前記基本波共振周波数fを有する第nの後段共振器と、第nの位相調整部を含み、前記基本波共振周波数f(mは1からi−1の間の整数)は、f≦f(m+1)の関係を充足し、前記第nの後段共振器は、2fよりも低い高調波共振周波数faj(jは1からiの間のi/2個の整数)を有する第jの後段共振器と、2fよりも高い高調波共振周波数fbk(kはj以外の1からiの間のi/2個の整数)を有する第kの後段共振器とに区分され、任意の前記第jの後段共振器について、(faj+fbk)/2=2fの関係を充足する高調波共振周波数fbkを有する第kの後段共振器が存在し、前記第mの位相調整部(mは1からi−1の間の整数)は、前記第mのブロックを通過する前記基本波周波数fの信号と、前記第(m+1)のブロックを通過する前記基本波周波数f(m+1)の信号との位相差を逆相にし、前記第nの位相調整部(nは1からiの間の整数)は、前記第nのブロックを通過する2fの信号の位相差をすべて同相に維持することを特徴とする。
本発明の一態様の無線送信装置は、信号が入力される信号処理回路と、ローカル信号を発生するローカル信号発生器と、前記信号処理回路で信号処理された前記信号を、前記ローカル信号と乗算し、周波数変換する周波数変換器と、前記周波数変換器で周波数変換された前記信号を増幅する増幅器と、前記増幅器で増幅された前記信号を送信するアンテナを有し、前記増幅器は、中心周波数fの入力信号が入力される入力端子と、前記入力端子に接続され、前記入力信号を分配する分配部と、前記分配部にそれぞれが並列に接続され、分配された前記入力信号が伝達される第1から第i(iは2以上の偶数)のブロックと、前記第1から第iのブロックをに接続され、前記第1から第iのブロックを通過した信号を合成する合成部と、前記合成部に接続され、前記合成部で合成された信号を出力する出力端子とを備え、前記第nのブロック(nは1からiの間の整数)は、基本波共振周波数fを有する第nの前段共振器と、前記第nの前段共振器を通過した信号を増幅する第nの増幅部と、前記第nの増幅部を通過した信号が通過し、前記基本波共振周波数fを有する第nの後段共振器と、第nの位相調整部を含み、前記基本波共振周波数f(mは1からi−1の間の整数)は、f≦f(m+1)の関係を充足し、前記第nの後段共振器は、2fよりも低い高調波共振周波数faj(jは1からiの間のi/2個の整数)を有する第jの後段共振器と、2fよりも高い高調波共振周波数fbk(kはj以外の1からiの間のi/2個の整数)を有する第kの後段共振器とに区分され、任意の前記第jの後段共振器について、(faj+fbk)/2=2fの関係を充足する高調波共振周波数fbkを有する第kの後段共振器が存在し、前記第mの位相調整部(mは1からi−1の間の整数)は、前記第mのブロックを通過する前記基本波周波数fの信号と、前記第(m+1)のブロックを通過する前記基本波周波数f(m+1)の信号との位相差を逆相にし、前記第nの位相調整部(nは1からiの間の整数)は、前記第nのブロックを通過する2fの信号の位相差をすべて同相に維持することを特徴とする。
本発明の一態様の無線受信装置は、信号が入力されるアンテナと、前記アンテナが受信した前記信号を増幅する増幅器と、ローカル信号を発生するローカル信号発生器と、前記増幅器で増幅された前記信号を、前記ローカル信号と乗算し、周波数変換する周波数変換器と、前記周波数変換器で周波数変換された信号を処理する信号処理回路を有し、前記増幅器は、中心周波数fの入力信号が入力される入力端子と、前記入力端子に接続され、前記入力信号を分配する分配部と、前記分配部にそれぞれが並列に接続され、分配された前記入力信号が伝達される第1から第i(iは2以上の偶数)のブロックと、前記第1から第iのブロックに接続され、前記第1から第iのブロックを通過した信号を合成する合成部と、前記合成部に接続され、前記合成部で合成された信号を出力する出力端子とを備え、前記第nのブロック(nは1からiの間の整数)は、基本波共振周波数fを有する第nの前段共振器と、前記第nの前段共振器を通過した信号を増幅する第nの増幅部と、前記第nの増幅部を通過した信号が通過し、前記基本波共振周波数fを有する第nの後段共振器と、第nの位相調整部を含み、前記基本波共振周波数f(mは1からi−1の間の整数)は、f≦f(m+1)の関係を充足し、前記第nの後段共振器は、2fよりも低い高調波共振周波数faj(jは1からiの間のi/2個の整数)を有する第jの後段共振器と、2fよりも高い高調波共振周波数fbk(kはj以外の1からiの間のi/2個の整数)を有する第kの後段共振器とに区分され、任意の前記第jの後段共振器について、(faj+fbk)/2=2fの関係を充足する高調波共振周波数fbkを有する第kの後段共振器が存在し、前記第mの位相調整部(mは1からi−1の間の整数)は、前記第mのブロックを通過する前記基本波周波数fの信号と、前記第(m+1)のブロックを通過する前記基本波周波数f(m+1)の信号との位相差を逆相にし、前記第nの位相調整部(nは1からiの間の整数)は、前記第nのブロックを通過する2fの信号の位相差をすべて同相に維持することを特徴とする。
本発明によれば、信号を低歪みで効率よく増幅可能な増幅器、無線送信装置および無線受信装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態の増幅器は、中心周波数fの入力信号が入力される入力端子と、この入力端子に接続され、入力信号を分配する分配部と、この分配部にそれぞれ並列に接続され、分配された入力信号が伝達される第1から第i(iは2以上の偶数)のブロックと、第1から第iのブロックに接続し、これら第1から第iのブロックを通過した信号を合成する合成部と、この合成部に接続され、合成部で合成された信号を出力する出力端子とを備えている。そして、第nのブロック(nは1からiの間の整数)は、基本波共振周波数fを有する第nの前段共振器と、この第nの前段共振器を通過した信号を増幅する第nの増幅部と、この第nの増幅部を通過した信号が通過し、基本波共振周波数fを有する第nの後段共振器と、第nの位相調整部を含んでいる。ここで、基本波共振周波数f(mは1からi−1の間の整数)は、f≦f(m+1)の関係を充足し、第nの後段共振器は、2fよりも低い高調波共振周波数faj(jは1からiの間のi/2個の整数)を有する第jの後段共振器と、2fよりも高い高調波共振周波数fbk(kはj以外の1からiの間のi/2個の整数)を有する第kの後段共振器とに区分され、任意の前記第jの後段共振器について、(faj+fbk)/2=2fの関係を充足する高調波共振周波数fbkを有する第kの後段共振器が存在している。また、第mの位相調整部(mは1からi−1の間の整数)は、第mのブロックを通過する基本波共振周波数fの信号と、第(m+1)のブロックを通過する基本波共振周波数f(m+1)の信号との位相差を逆相にする。また、第nの位相調整部(nは1からiの間の整数)は、第nのブロックを通過する2fの信号の位相差をすべて同相に維持する。
本実施の形態の増幅器は、上記構成を有することにより、増幅器で発生する高調波歪みおよび相互変調歪みを共に効率よく低減する。すなわち、上記各ブロック中の増幅器で発生した高調波歪みは、各ブロック内で2つの周波数faとfbのいずれかにグループ化される。このグループ化された信号をそれぞれ同相で合成することにより、高調波歪みを効率よく低減する。また、各ブロックで、f〜fの基本波周波数に分割し、かつ、f〜fの基本波共振周波数を有する後段共振器を通して逆相で合成する。これによって、相互変調歪みを効率よく低減する。
図1は、本実施の形態の増幅器の概略ブロック図である。図1に示すように、この増幅器は入力端子10、分配部である電力分配器12、i個(ただし、iは2以上の偶数)のブロック14(1)〜14(i)、合成部である電力合成器16、および、出力端子18を備えている。
入力端子10は、中心周波数fの入力信号が入力される端子である。電力分配器12は入力端子10に接続されており、入力信号を電力分配器12に対して、それぞれが並列に接続されるブロック14(1)〜14(i)に分配する。ブロック14(1)〜14(i)は、それぞれ電力合成器16に接続され、ブロック14(1)〜14(i)を通過した信号が、電力合成器16にて合成される。この合成された信号は、増幅された中心周波数fの出力信号として、電力合成器16に接続された出力端子18から出力される。
さらに、第nのブロック14(n)(nは1からiの間の整数)は、第nの前段共振器20(n)、第nの位相調整部である伝送線路部22(n)、第nの増幅部24(n)、および、第nの後段共振器26(n)を備えている。
前段共振器20(n)は、基本波共振周波数fを有している。そして、電力分配器12に接続され、電力分配器12によって分配された入力信号が伝播される。前段共振器20(n)は、伝送線路部22(n)に接続される。前段共振器20(n)を通過した信号は伝送線路部22(n)を通り、伝送線路部22(n)に接続される増幅部24(n)に伝播される。そして、増幅部24(n)は、前段共振器20(n)同様、基本波共振周波数fを有する後段共振器26(n)に接続される。増幅部24(n)で増幅された信号は後段共振器26(n)を通過して、後段共振器26(n)に接続される電力合成器16へと伝播される。ここで、伝送線路部22(n)と増幅部24(n)の接続順序は任意であり、増幅部24(n)が伝送線路部22(n)の前段側に接続されても構わない。
また、基本波共振周波数f(mは1からi−1の間の整数)は、f≦f(m+1)の関係を充足する。すなわち、f<f<f<・・・・<fの関係がある。それぞれの基本波共振周波数の間隔は、一定であっても、一定でなくても構わない。
そして、図1においては、図面上方から下方へ基本波共振周波数の昇順にブロック14(1)〜14(i)が配置されている。しかしながら、ブロック14(1)〜14(i)の配置は、基本波共振周波数の大きさとは無関係に任意に配列することが可能である。
ここで、後段共振器26(n)は、基本波共振周波数fを有すると共に、第1の高調波共振周波数fまたは第2の高調波共振周波数fのいずれか一方を有している。より具体的には、第jの後段共振器(jは1からi/2の間の整数)は第1の高調波共振周波数fを有し、第kの後段共振器(kはi/2+1からiの間の整数)は第2の高調波共振周波数fを有している。すなわち、基本波共振周波数の小さい方から半分の後段共振器26(n)は第1の高調波共振周波数fを有し、基本波共振周波数の大きい方から半分の後段共振器26(n)は第2の高調波共振周波数fを有している。また、f、fとfは、f<2f、f>2f、(f+f)/2=2fの関係を充足している。なお、ここで(f+f)/2=2fの関係とは、必ずしも(f+f)/2が完全に2fに等しくならずとも、2fにほぼ等しければ構わない。より具体的には、2f±変調帯域幅の範囲にあれば構わない。ここで、変調帯域幅とは1つの入力信号に割り当てられたデータ転送速度と方式に依存する電力の占有帯域幅である。また、ここでは説明を容易にするため、基本波共振周波数の小さい方から半分の後段共振器26(n)は第1の高調波共振周波数fを有し、基本波共振周波数の大きい方から半分の後段共振器26(n)は第2の高調波共振周波数fを有するものとしたが、半分の後段共振器が第1の高調波共振周波数f、他の半分の後段共振器が第2の高調波共振周波数fを有していれば同様の作用を得ることができる。
また、第mの位相調整部(mは1からi−1の間の整数)である第mの伝送線路部22(m)は、ブロック14(m)を通過する基本波共振周波数fの信号と、ブロック14(m+1)を通過する基本波共振周波数f(m+1)の信号との位相差を逆相にする機能を有している。すなわち、隣り合う大きさの基本波周波数を有するブロック同士から出力される信号が、それぞれ逆相になるよう、ブロック14(n)のそれぞれの伝送線路部22(n)が設計されている。同時に、第nの位相調整部(nは1からiの間の整数)である伝送線路部22(n)は、伝送線路部22(n)を通過する高調波周波数である2fの信号の位相差を同相に維持するようにも設計されている。
なお、本明細書中、2つの信号の基本波周波数が逆相とは必ずしも、2つの信号の位相差が厳密に180+360×n度(nは0以上の整数)でなくとも、ほぼ逆相であれば足りる。もっとも、位相差が(180±15)+360×n度(nは0以上の整数)の範囲にあることが望ましい。また、2つの信号の高調波周波数が同相とは必ずしも、2つの信号の位相差が厳密に360+720×n度(nは0以上の整数)でなくとも、ほぼ同相であれば足りる。もっとも、位相差が(360±30)+720×n度(nは0以上の整数)の範囲にあることが望ましい。上記範囲内にあれば、本実施の形態における信号の歪み除去作用が大きく劣化することがない。
また、ここでは、基本波共振周波数の小さい方から半分の後段共振器26(n)は第1の高調波共振周波数fを有し、基本波共振周波数の大きい方から半分の後段共振器26(n)は第2の高調波共振周波数fを有するものとした。しかし、第nの後段共振器のうち、半数が第1の高調波共振周波数fを有し、残りの半数が第2の高調波共振周波数fを有していれば、基本波周波数の大小と、高調波共振周波数との関係は、独立に定めること可能である。
また、ここでは、第nの後段共振器の高調波共振周波数は、第1の高調波共振周波数f、または、第2の高調波共振周波数fのどちらか一方であるとした。不要な周波数帯域の信号を除去する観点からは、このように、高調波共振周波数のうち、低いものをすべて同一周波数、高いものをすべて同一周波数として重ねることが望ましい。しかしながら、第nの後段共振器が、2fよりも低い高調波共振周波数faj(jは1からiの間のi/2個の整数)を有する第jの後段共振器と、2fよりも高い高調波共振周波数fbk(kはj以外の1からiの間のi/2個の整数)を有する第kの後段共振器とに区分され、任意の第jの後段共振器について、(faj+fbk)/2=2fの関係を充足する高調波共振周波数fbkを有する第kの後段共振器が存在するのであれば、必ずしも低いものをすべて同一周波数、高いものをすべて同一周波数とせずとも構わない。このような構成であっても、後述する高調波歪み除去作用が得られるからである。
また、ここでは第nの位相調整部(nは1からiの間の整数)部として、例えばマイクロストリップ線路の伝送線路を用いた。構成が簡易である点からは伝送線路であることが望ましい、しかし、基本波周波数および高調波周波数に対する位相変換が上記要請を満足するのであれば、必ずしも伝送線路でなくとも、例えば、インダクタンスとキャパシタンスで構成される回路等であっても構わない。
次に、上記構成を有する図1の増幅器の動作について説明する。図1の増幅器の動作時には、中心周波数fの入力信号が外部より入力端子10に入力される。入力された信号は、電力分配器12によって、ブロック14(1)〜14(i)に分配される。
ブロック14(1)〜14(i)に分配されて入力された信号は、前段共振器20(1)〜20(i)の共振周波数f、f、・・・fに応じた信号として、前段共振器20(1)〜20(i)から取り出される。前段共振器20(1)〜20(i)から取り出された信号は、伝送線路部22(1)〜22(i)を経て、増幅部24(1)〜24(i)に与えられる。増幅部24(1)〜24(i)に与えられた信号は、増幅部24(1)〜24(i)の利得に応じて増幅される。
増幅の際には、相互変調歪みが発生するが、後述する理由により、相互変調歪みは小さく抑制される。さらに、増幅された信号は後段共振器26(1)〜26(i)に与えられ、後段共振器26(1)〜26(i)がそれぞれ、前段共振器20(1)〜20(i)の共振周波数f、f、・・・fと同じ周波数を有することから、増幅部24(1)〜24(i)で発生した相互変調歪みが取り除かれる。後段共振器24(1)〜24(i)によって相互変調歪みが取り除かれた信号は、電力合成器16に与えられる。電力合成器16に与えられた信号は、合成された信号として出力端子18から出力される。
一方、増幅部24(1)〜24(i)で発生した2倍波の歪み信号は、後段共振器26(1)〜26(i)から電力合成器16に与えられる。後に詳述する作用により、この過程で2倍波の高調波歪みが取り除かれる。図2は、ある変調信号を入力信号として、図1の増幅器に入力した場合の出力信号の一例を示している。
以下、図1の増幅器の有する高調波歪み除去作用について詳細に説明する。
図3は、電力合成の原理を説明するための回路図である。図3の回路は、共振周波数fをもつ共振器30と、共振周波数fをもつ共振器32が並列に接続されている。そして、入力端子34、出力端子36、電力分配器38、電力合成器40、共振器30を電力分配器38に結合する結合回路42a、共振器32を電力分配器38に結合する結合回路42b、共振器30を電力合成器40に結合する結合回路44a、および、共振器32を電力合成器40に結合する結合回路44bを備えている。
図4は、共振器32と結合回路44bとの結合Mが逆相結合(位相が180度反転する)である場合において、入力端子34にある信号を入力したときの周波数応答の説明図である。Saは共振器30で抽出された信号、Sbは共振器32で抽出された信号、Sは、出力端子36から出力された合成信号を示す。
図5は、共振器32と結合回路44bとの結合Mが同相結合(位相が変化しない)である場合において、入力端子34にある信号を入力したときの周波数応答の説明図である。図4同様、Saは共振器30で抽出された信号、Sbは共振器32で抽出された信号、Sは、出力端子36から出力された合成信号を示す。
ただし、ここで、共振器30と結合回路42aとの結合m(1)、共振器30と結合回路44aとの結合m(2)、および共振器32と結合回路42bとの結合mは同相結合であるものとする。
共振器32と結合回路44bとの結合Mが同相結合の場合、すなわち、合成する2つの信号が同相である場合、図5に示すように、目的帯域における中心周波数付近の信号強度が低くなり、所望の信号を減衰させることが可能となる。これは、以下の理由による。共振器において出力される信号は、その共振周波数を境にその前後の位相が反転する。このため、図3のように2つの異なる共振周波数を有する2つの共振器30、32から、同相で出力される2つの信号を合成すると、図5のように2つの異なる共振周波数の間の周波数帯域では、2つの信号の位相が異なっているため信号が相殺される。よって、2つの異なる共振周波数の中心付近の信号強度が低くなる。
これに対し、共振器32と結合回路44bとの結合Mが逆相結合の場合、すなわち、合成する2つの信号が逆相である場合、図4に示すように、目的帯域における中心周波数付近の信号強度が強くなり、所望の信号を得ることが可能となる。
以上の電力合成の原理から、基本周波数の合成では逆相の位相差を実現し、2倍の高調波周波数の合成では同相の位相差を実現すれば、基本周波数は通過させて、2倍の高調波周波数を有する高調波歪みは通過させない増幅器を実現できる。
図1に示す増幅器においては、所望の出力信号を得るために、上述のように、共振周波数が隣接するブロックを通過する信号同士が、基本波で逆相、2倍波(高調波)で同相になるように位相調整部である伝送線路部22(1)〜22(i)を設定している。このような特性を示す伝送線路の具体例を図6に示す。図6は、基本波で180度のマイクロストリップ線路の伝送線路である。基本波で180度のマイクロストリップ線路の伝送線路は、2倍の周波数で360度位相がまわる。このような、基本波で180度のマイクロストリップ線路の伝送線路を、共振周波数が隣接するブロックのいずれか一方の伝送線路部に付加することで、共振周波数が隣接するブロックを通過する信号同士が、基本波で逆相、2倍波で同相になるようにすることが可能となる。
そして、この伝送線路を用いたときの増幅器の周波数応答を、図1においてi=2の場合を例に示したのが図7である。ブロック14(1)の出力の基本波周波数はf、ブロック14(2)の出力の基本波周波数はfとなる。この2つの出力信号は逆相であるため和合成となる。
一方、ブロック14(1)、ブロック14(2)の出力の2倍波の高調波周波数は、それぞれ後段共振器26(1)、26(2)によって、取り出されるfとfである。2倍波の高調波周波数は伝送線路部22(1)、22(2)によって同相に保たれるため、このfとfの合成は同相であり差合成となる。したがって、fとfの中間の周波数での信号強度は相殺され2倍波減衰の特性が得られることになる。したがって、増幅部24(1)、24(2)で発生した高調波歪みが、この差合成により減衰し、出力信号から除去されるようになる。
次に、図1に示す増幅器における後段共振器26(1)〜26(i)の具体例について説明する。上述のように、第nの後段共振器26(n)は、基本波共振周波数fに対し、高調波共振周波数がfまたはfであることが要求される。そたがって、第nの後段共振器26(n)においては、基本波共振周波数と高調波共振周波数が独立に設計可能であることが要求される。
図8は、一般的な半波長のマイクロストリップ線路(またはマイクロストリップライン)を用いた共振器パターンである。一般的にこのような共振器では両端の開放端部があるために、基本波の共振周波数に対して、2倍波の共振周波数は基本波の共振周波数の2倍よりも高い値となる。すなわち、開放端部の数が、基本波共振と2倍波共振で異なり、フリンジングエッフェクトの影響がそれぞれで異なるからである。したがって、図8の共振器パターンでは、2倍波の共振周波数を基本波の共振周波数の2倍よりも小さく設定することも要求される本実施の形態の後段共振器を提供することができない。
基本波の共振周波数と2倍波の共振周波数を独立に設定可能な共振器パターンを図9および図10に示す。これらの共振器パターンは、中心部と端部で線路幅の異なるマイクロストリップ線路を組み合わせたものである。このように線路幅を変えることで共振器のインダクタンス(L)とキャパシタンス(C)を部分的に変化させ、基本波の共振周波数と2倍波の共振周波数を独立に設定することを可能としている。
図9に示すように線路幅大−線路幅小−線路幅大を組み合わせると、すなわち、両端部の幅を中心部の幅よりも大きくすると、2倍波の共振周波数は基本波周波数の2倍よりも大きくなる。一方、図10に示すように線路幅小−線路幅大−線路幅小を組み合わせると、すなわち、両端部の幅を中心部の幅よりも小さくすると、2倍波の共振周波数は、基本波周波数の2倍よりも小さくなる。これらの共振器パターンを、後段共振器26(1)〜26(i)として組み合わせることで、図1の増幅器を実現することが可能となる。
なお、ここでは共振器パターンとしてマイクロストリップ線路を用いる例を示した。簡便に加工形成できる点から、マイクロストリップ線路を用いることが望ましいが、その他、空洞共振器、同軸共振器、または、誘電体共振器等でも形状に凹凸を設計で組み込むことによって、同様の特性を有する共振器は実現可能であり、これらを後段共振器として適用しても構わない。
図11は、i=2の図1の増幅器において、前段共振器20(1)、20(2)として直線パターンのマイクロストリップ線路を、後段共振器26(1)、26(2)として中心部と端部で線路幅の異なるマイクロストリップ線路を適用した場合の概略ブロック図である。
図に示すように、前段共振器20(1)、20(2)として直線パターンのマイクロストリップ線路が適用されている。これによって、ブロック14(1)とブロック14(2)を通過する信号(基本波周波数=f、f、2倍波周波数=f、f)同士が、基本波で逆相、2倍波で同相になる。
また、ブロック26(1)では、後段共振器26(1)として、両端の幅が中心部の幅よりも小さいパターンのマイクロストリップ線路が適用され、基本波共振周波数fの2倍よりも小さい2倍波共振周波数fを実現している。また、後段共振器26(2)として、両端の幅が中心部の幅よりも大きいパターンのマイクロストリップ線路が適用され、基本波共振周波数fの2倍よりも大きい2倍波共振周波数fを実現している。
以上のように、図1の増幅器によれば、基本波を増幅して通過させるともに、増幅器によって生ずる高調波歪みを、ローパスフィルタ等を用いずに効率よく除去することが可能となる。
次に、図1の増幅器の有する相互変調歪み除去作用について説明する。
図12は、信号強度が同一で互いに周波数の異なる2つの正弦波信号を非線形増幅デバイスに入力した時の出力スペクトルの一例を示す図である。図中の実線は、入力された2つの正弦波信号を増幅した時の出力信号を示し、破線は2つの正弦波信号に起因して発生した3次相互変調歪みを表す。図12から明らかなように、3次相互変調歪みは信号帯域Δf(ここでは2つの正弦波信号の周波数差)の3倍にわたって現れる。
図13は、信号強度が異なり互いに周波数の異なる2つの正弦波信号を非線形増幅デバイスに入力した時の出力スペクトルを示す図である。ここで、一方の信号強度は、図12の場合と同じであり、他方の信号強度は図12よりも低い。この場合には、3次相互変調歪みが図12の場合に比べて大きく低減されることが分かる。また、図示しないが、5次以上の相互変調歪みに対しても低減されることは同様である。
図14は、ある幅の帯域を有し、その帯域内で一定の信号強度を有する変調信号を非線形増幅デバイスに入力した時の出力スペクトルを示す図である。図12の場合と同様に、入力信号の帯域の3倍の周波数範囲にわたって、相互変調歪みが現れる。
一方、図15は、i=4の図1の増幅器に図14と同様の変調信号を入力端子10から入力した場合の、増幅部24(1)〜24(4)からの出力を重ねて示した図である。前段共振器20(1)〜20(4)を通過した各信号は、入力された変調信号を4つの帯域に分割した信号に相当する。各信号はそれぞれ正弦波形に近い形を有している。すなわち、それぞれの中心周波数f、f、f、fにおける信号強度が最も高く、中心から離れるほど低くなる。また、各信号は入力された変調信号が分割されているため、入力された変調信号よりも狭い帯域となっている。
このように、各信号は歪みにくい正弦波形に近い形を有し、かつ、狭い帯域をもつため、各信号から生成される相互変調歪みの信号強度もそれぞれ小さくなり、また、各相互変調歪みの信号帯域も狭くなる。したがって、増幅部24(1)〜24(4)での出力を合成することで、図14と図15を比較しても明らかなように、相互変調歪みの少ない出力信号を得ることが可能となる。
さらに、図1の増幅器(i=4)においては、増幅部24(1)〜24(4)の後段に、前段共振器20(1)〜20(4)と同一の基本波共振周波数を有する後段共振器26(1)〜26(4)を備えている。したがって、これらの後段共振器26(1)〜26(4)によっても、増幅部24(1)〜24(4)で生じた相互変調歪みを低減することが可能となる。よって、最終的に出力端子18から出力される信号の相互変調歪みを大幅に低減させることが可能となる。
以上のように、図1の増幅器によれば、増幅器で生ずる高調波歪みおよび相互変調歪みが低減可能となり、信号を低歪みで効率よく増幅することができる。
次に、図1の増幅器の電力分配器12、電力合成器16の具体的構成について説明する。
図16は、電力分配器の第1の具体例を示す図である。この電力分配器はマイクロストリップ線路を用いた2分配ウィルキンソン型分配器を2段構成とした4分配器である。例えば、50Ωの線路50の一端に入力端子P1が設けられ、他端に70.7Ωの1/4波長の2つの線路51(1)、51(2)が接続される。線路51(1)、51(2)の他端同士は50Ωの抵抗52で接続され、これにより2分配器が構成される。この2分配器を2段構成にすることで、4分配器が実現される。2段目における各1/4波長の線路53(1)〜53(4)には50Ω線路54(1)〜54(4)の一端が接続され、50Ω線路54(1)〜54(4)の他端には出力端子P2〜P4が設けられる。55(1)および55(2)は50Ωの抵抗である。また、P2〜P4を入力端子、P1を出力端子とすれば、図1の増幅器の電力合成器16に適用できる。
図17は、第2の電力分配器の具体例を示す図である。この電力分配器は、アイソレーション特性を犠牲に低損失重視で4分配器を構成したものである。50オームの線路60の一端に、入力端子P11が設けられ、他端に100Ωの1/4波長の4つの線路61(1)〜61(4)の一端が接続される。線路61(1)〜61(4)の他端には50Ω線路62(1)〜62(4)が接続される。そして、50Ω線路62(1)〜62(4)の出力側には、出力端子P12〜P15が設けられる。ここで、P12〜P144を入力端子、P11を出力端子とすれば、図1の増幅器の電力合成器16に適用できる点については図16に示す第1の具体例と同様である。
次に、図1の増幅器の電力分配器12と、前段共振器20(1)〜20(i)を分波器として構成した場合の具体例について説明する。図18は、分波器の回路図である。ここでは、i=4の図1の増幅器に適用する場合の分波器を例に説明する。
この分波器の分波回路77は、終端部において共振周波数fで共振する共振回路70(1)有している。この共振回路70(1)は、図1の前段共振器20(1)に対応する。共振回路70(1)は、入力端子P70から入力された信号に基づき共振し、共振信号が結合回路71(1)を介して出力端子P71から出力される。ここで、結合回路71(1)は、図1の増幅器において、前段共振器20(1)を伝送線路部22(1)に結合する結合回路に相当する。共振周波数fの共振器70(2)は、共振周波数f1の共振回路70(1)の位置から共振周波数fの1/4波長(λg2/4)ずれた位置において分波回路77に結合される。この共振回路70(2)は、図1の前段共振器20(2)に対応する。共振器70(2)における共振信号は結合回路71(2)を介して出力端子P72から出力される。同様に、共振周波数fの共振器70(3)は、共振周波数f1の共振回路70(1)の位置から共振周波数fの3/4波長(3λg3/4)ずれた位置において分波回路77に結合される。この共振回路70(3)は、図1の前段共振器20(3)に対応する。共振器70(3)における共振信号は結合回路71(3)を介して出力端子P73から出力される。さらに、共振周波数fの共振器70(4)は、共振周波数f1の共振回路70(1)の位置から共振周波数fの5/4波長(5λg4/4)ずれた位置において分波回路77に結合される。この共振回路70(4)は、図1の前段共振器20(4)に対応する。共振器70(4)における共振信号は結合回路71(4)を介して出力端子P74から出力される。
次に、図1の増幅器の信号通過特性を説明する。図19は信号通過特性のシミュレーションを行った図1の増幅器の概略ブロック図である。図20は、図19の増幅器の2倍の周波数における共振器の位置関係を示す図である。図21は増幅器の信号通過特性のシミュレーション結果、より具体的には入力端子10および出力端子16のそれぞれにおける周波数応答のシミュレーション結果を示す図である。
図19に示すように、ここではi=6の場合の図1の増幅器において信号通過特性のシミュレーションを行っている。図20において、点線がブロック14(1)〜14(3)から出力される高調波歪みである2倍波の信号波形であり、実線がブロック14(4)〜14(6)から出力される高調波歪みである2倍波の信号波形である。ブロック14(1)〜14(3)から出力される2倍波の信号はすべてfの高調波周波数を有し、ブロック14(1)〜14(3)から出力される2倍波の信号はすべてfの高調波周波数を有している。そして、f<2f、f>2fであり、(f+f)/2=2fの関係が満たされている。ここでfは入力される変調信号の中心周波数である。図20の点線と実線の出力信号は、先述したように同相合成になるためfaとfbの間の帯域の信号強度が低減され、結果として高調波歪みが低減される。
図21の信号通過特性を導き出す際、図19の入力端子10への入力信号は、フラットな信号、すなわち全周波数帯域において一定の強度をもつ信号とした。また、前段共振器20(1)〜20(6)、後段共振器26(1)〜26(6)の基本波共振周波数f〜fは、f=1.9812GHz、f=1.988GHz、f=1.9953GHz、f=2.0047GHz、f=2.012GHz、f=2.0188GHzとしている。
また、前段共振器20(1)〜20(6)を外部回路、すなわち、前段共振器20(1)〜20(6)を電力分配器12に結合するための結合回路および前段共振器20(1)〜20(6)を伝送線路部22(1)〜22(6)に結合するための結合回路、に結合させるための結合Q値(あるいは外部結合Q値)をQe=400としている。同様に、後段共振器26(1)〜26(6)を外部回路、すなわち、後段共振器26(1)〜26(6)を電力合成器16に結合するための結合回路および後段共振器26(1)〜26(6)を増幅部24(1)〜24(6)に結合するための結合回路、に結合させるための結合Q値(あるいは外部結合Q値)をQe=400としている。
ここで、本明細書における結合度を次のように定義する。共振器の入力側の結合Q値をQin、共振器の出力側の結合Q値をQoutとすると、共振器の結合度は、1/(1/Qin+1/Qout)によって表されるものとする。例えば、図19において、前段共振器20(1)の結合度は、1/(1/400+1/400)=200である。
図21において、横軸を周波数、縦軸をS11パラメータ(=反射信号電圧/入力信号電圧)とする座標系に描かれたグラフ(反射特性グラフ)G11(入力端子10における周波数応答)と、横軸を周波数、縦軸をS21パラメータ(=出力信号電圧/入力信号電圧)とする座標系に描かれたグラフ(通過特性グラフ)G21(出力端子18における周波数応答)とが示される。これらの特性グラフG11、G21から理解されるように、本実施例によれば、目的帯域の信号が通過させられ、非目的帯域の信号の大部分は通過が阻止されている(入力端子10に反射している)。ここでは増幅部24(1)〜24(6)の利得を0dbとした例を示したが、増幅部24(1)〜24(6)の利得を大きくすることで、特性グラフG21はそれに合わせて、上下にシフトした形で得られる。このように本実施例によれば目的帯域の信号を低歪みで増幅して出力し、非目的帯域の信号の通過を阻止することが理解される。
図22は、図21の場合と異なる構成の増幅器の信号通過特性のシミュレーション結果を示す図である。ここでは、図1においてi=4の場合の増幅器で、4つの前段共振器20(1)〜20(4)、4つの後段共振器26(1)〜26(4)を配置し、各ブロック14(1)〜14(4)で共振器の結合Q値Qeが異なる(各ブロックで共振器の結合度が異なる)場合の周波数応答(入力端子10および出力端子18のそれぞれにおける周波数応答)の例を示す。
ここで、図21の場合と同様に、増幅部24(1)〜24(4)の利得は0dBとし、前段共振器20(1)、後段共振器26(1)の共振周波数f1=1.988GHz,前段共振器20(2)、後段共振器26(2)の共振周波数f2=1.9958GHz,前段共振器20(3)、後段共振器26(3)の共振周波数f3=2.0042GHz,前段共振器20(4)、後段共振器26(4)の共振周波数f4=2.012GHzとしている。
また 前段共振器20(1)、後段共振器26(1)、前段共振器20(4)、後段共振器26(4)の結合Q値はQe1,Qe4=500,前段共振器20(2)、後段共振器26(2)、前段共振器20(3)、後段共振器26(3)の結合Q値はQe2,Qe3=400としている。すなわち、目的帯域の両端における前段および後段共振器の結合Q値を高くしている(結合度を高くしている)。このように、目的帯域の両端における共振器の結合Q値を高くすることにより、S11パラメータのグラフG11a、S21パラメータのグラフG21aからも理解されるように、目的帯域外の減衰量を大きくできるという利点がある。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態の増幅器は、第nのブロック(nは1からiの間の整数)が、第nのブロックを通過する信号の振幅を調整する振幅調整部を有すること以外は、第1の実施の形態と同様であるので、重複する記載については省略する。
図23は、本実施の形態の増幅器の概略ブロック図である。図に示すようにブロック20(n)(nは1からiの間の整数)が、第nのブロックを通過する信号の振幅を調整する振幅調整部28(n)を、位相調整部である伝送線路部22(n)と、増幅器24(n)との間に備えている。
図1の増幅器においては、歪みの少ない出力信号を得るため電力合成の際に合成する信号同士の振幅を、電力合成点においてそろえることが要求される。しかし、製造上増幅器の利得がばらつき、電力合成点において信号同士の振幅をそろえることが困難になる場合がある。図23の増幅器によれば、各ブロック14(1)〜14(i)それぞれに振幅調整部28(1)〜28(i)を設けることにより、ブロック毎に信号の振幅を調整することが可能となる。よって、電力合成の際に合成する信号同士の振幅を、電力合成点においてそろえることが容易に実現でき、歪の少ない増幅された出力信号を得ることが可能となる。
なお、図23では振幅調整部28(n)を、伝送線路部22(n)と、増幅器24(n)との間に配置しているが、振幅調整部28(n)を、伝送線路部22(n)の前段に設けても構わない。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態の増幅器は、第nのブロック(nは1からiの間の整数)が、第nのブロックを通過する信号の位相を可変にする可変位相部を有すること以外は、第1の実施の形態と同様であるので、重複する記載については省略する。
図24は、本実施の形態の増幅器の概略ブロック図である。図に示すようにブロック20(n)(nは1からiの間の整数)が、第nのブロックを通過する信号の位相を他のブロックとの関係で変更可能な可変位相部29(n)を、位相調整部である伝送線路部22(n)と、増幅器24(n)との間に備えている。
図1の増幅器においては、歪みの少ない出力信号を得るため電力合成の際に合成する信号同士の位相差を、電力合成点において、隣接するブロックの信号の基本波で(180±15)+360×n度(nは0以上の整数)の範囲に、2倍波(高調波)で(360±30)+720×n度(nは0以上の整数)の範囲にあることが望ましい。しかし、製造上増幅器の特性がばらつきにより通過位相がばらつき、電力合成点において信号同士の位相差をそろえることが困難になる場合がある。図24の増幅器によれば、各ブロック14(1)〜14(i)それぞれに可変位相部29(1)〜29(i)を設けることにより、ブロック毎に信号の位相を変更することが可能となる。よって、電力合成の際に合成する信号同士の位相を、電力合成点においてそろえることが容易に実現でき、歪の少ない増幅された出力信号を得ることが可能となる。
なお、図24では可変位相部29(n)を、伝送線路部22(n)と、増幅器24(n)との間に配置しているが、可変位相部29(n)を、伝送線路部22(n)の前段に設けても構わない。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態の増幅器は、第nの増幅部が、外部制御信号に応答して、第nの増幅部の動作状態と非動作状態とを切り替える切り替え部を有すること以外は、第1の実施の形態と同様であるので、重複する記載については省略する。
図25は、本実施の形態の増幅器の概略ブロック図である。図に示すように増幅器24(n)(1≦n≦i)が、自身の動作状態、非動作状態(オン状態、オフ状態)を切り替える切り替え部23(n)を有している。外部制御装置19により外部制御信号が発せられ、その外部制御信号に応答して増幅部24(1)〜24(i)が自身の動作状態を切替部を用いて切り替える。
図26は図25の増幅器の信号通過特性を示す図である。ここでは、i=4の場合について、切り替え部により動作させる増幅部の数を変更しつつシミュレーションを行っている。横軸は周波数で、縦軸はS21パラメータである。4つの増幅部24(1)〜24(4)を全て動作させた場合のシミュレーション結果がグラフG211で示され、2つの増幅部24(3)、24(4)のみを動作させた場合のシミュレーション結果がグラフG212で示される。グラフG211とG212から理解されるように、送信すべき信号帯域に合わせて必要な増幅部のみを動作させることで所望の出力信号を得ることができる。したがって、消費電力の削減が可能となる。よって、本実施の形態によれば、帯域幅の異なる信号に対しても高い効率での動作を維持することが可能となる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態の無線送信装置は、先の実施の形態において説明した増幅器を組み込んだことを特徴とする無線送信装置である。したがって、以下、増幅器についての詳細な記載は省略する。
図27は本実施の形態の無線送信装置の概略図である。信号として送信データ80が入力される信号処理回路82と、ローカル信号を発生するローカル信号発生器86と、信号処理回路82で信号処理された送信信号を、ローカル信号と乗算し、周波数変換する周波数変換器84と、周波数変換器84で周波数変換された送信信号を増幅する電力増幅器88と、この電力増幅器88で増幅された送信信号を帯域制限する帯域制限フィルタ(送信フィルタ)90と、帯域制限された送信信号を送信するアンテナ92を備えている。
送信データ80は信号処理回路82に入力され、ディジタル−アナログ変換、符号化及び変調などの送信処理が施されることにより、ベースバンドあるいは中間周波数
(Intermediate Frequency;IF)帯の送信信号が生成される。
信号処理回路82で生成された送信信号は周波数変換器(ミキサ)84に入力され、ローカル信号発生器86からのローカル信号と乗算されることによって、無線周波数(Radio Frequency;RF)帯の信号に周波数変換、すなわちアップコンバートされる。ミキサ84から出力されるRF信号は、上記実施の形態で説明した増幅器が適用される電力増幅器(PA:Power Amplifier)88によって増幅された後、帯域制限フィルタ(送信フィルタ)90に入力される。
電力増幅器88により増幅されたRF信号はこの送信フィルタ90において帯域制限を受けて不要な周波数成分が除去された後、アンテナ92から電波として空間に放射される。なお、電力増幅器88において不要な周波数成分が十分除去可能な場合は、必ずしも帯域制限フィルタ90は設けなくともよい。
図27の無線送信装置によれば、信号を低歪みで効率よく増幅可能な増幅器を備えることにより、低歪みのRF信号を送信することが可能となる。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態の無線受信装置は、先の実施の形態において説明した増幅器を組み込んだことを特徴とする無線受信装置である。したがって、以下、増幅器についての詳細な記載は省略する。
図28は本実施の形態の無線受信装置の概略図である。信号が入力されるアンテナ92と、アンテナ92が受信した信号を帯域制限する帯域制限フィルタ(受信フィルタ)96と、帯域制限された信号を増幅する増幅器である低雑音増幅器94と、ローカル信号を発生するローカル信号発生器86と、低雑音増幅器94で増幅された信号を、ローカル信号と乗算し、周波数変換する周波数変換器84と、周波数変換器で周波数変換された信号を処理する信号処理回路82を備えている。
アンテナ92で受信された信号は帯域制限フィルタ(受信フィルタ)96に入力され、この受信フィルタ96で帯域制限を受けて不要な周波数成分が除去された後、上記実施の形態で説明した増幅器が適用される低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)94に入力される。
低雑音増幅器94で増幅された信号は、周波数変換器(ミキサ)84に入力され、ローカル信号発生器86からのローカル信号と乗算されることによって、ベースバンドあるいは中間周波数に変換される。この変換により低い周波数となった信号は信号処理回路82に入力され、復調処理が施されることにより、受信データ98が出力される。なお、低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)96において、不要な周波数成分が十分除去可能な場合は、帯域制限フィルタ96は設けなくともよい。
図28の無線受信装置によれば、信号を低歪みで効率よく増幅可能な増幅器を備えることにより、アンテナから入力された信号を、低歪みの信号として増幅し受信することが可能となる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。実施の形態の説明においては、増幅器、無線送信装置、無線受信装置等で、本発明の説明に直接必要としない部分等については記載を省略したが、必要とされる増幅器、無線送信装置、無線受信装置等に関わる要素を適宜選択して用いることができる。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての増幅器、無線送信装置、および、無線受信装置は、本発明の範囲に包含される。本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物の範囲によって定義されるものである。
第1の実施の形態の増幅器の概略ブロック図。 第1の実施の形態の増幅器の出力信号の一例を示す図。 電力合成の原理を説明するための回路図。 逆相結合の周波数応答の説明図。 同相結合の周波数応答の説明図。 第1の実施の形態の伝送線路の具体例を示す図。 第1の実施の形態の増幅器(i=2)の周波数応答を示す図。 一般的なマイクロストリップ線路を用いた共振器パターンを示す図。 第1の実施の形態の後段共振器の共振器パターンの具体例を示す図。 第1の実施の形態の後段共振器の共振器パターンの具体例を示す図。 第1の実施の形態の増幅器(i=2)の具体例を示す図。 第1の実施の形態の増幅器の作用の説明図。 第1の実施の形態の増幅器の作用の説明図。 第1の実施の形態の増幅器の作用の説明図。 第1の実施の形態の増幅器の作用の説明図。 第1の実施の形態の電力分配器の第1の具体例を示す図。 第1の実施の形態の電力分配器の第2の具体例を示す図。 第1の実施の形態の電力分配器と前段共振器の具体例を示す図。 第1の実施の形態の増幅器(i=6)の概略ブロック図。 第1の実施の形態の増幅器(i=6)の2倍の周波数における共振器の位置関係を示す図。 第1の実施の形態の増幅器(i=6)の信号通過特性を示す図。 第1の実施の形態の増幅器(i=4)の信号通過特性を示す図。 第2の実施の形態の増幅器の概略ブロック図。 第3の実施の形態の増幅器の概略ブロック図。 第4の実施の形態の増幅器の概略ブロック図。 第4の実施の形態の増幅器(i=4)の信号通過特性を示す図。 第5の実施の形態の無線送信装置の概略ブロック図。 第6の実施の形態の無線受信装置の概略ブロック図。
符号の説明
10 入力端子
12 電力分配器
14(1)〜14(i) ブロック
16 電力合成器
18 出力端子
20(1)〜20(i) 前段共振器
22(1)〜22(i) 伝送線路部
23(1)〜23(i) 切り替え部
24(1)〜24(i) 増幅器
26(1)〜26(i) 後段共振器
28(1)〜28(i) 振幅調整部
29(1)〜29(i) 可変位相部
80 送信データ
82 信号処理回路
84 周波数変換機
86 ローカル信号発生器
88 電力増幅器
90 帯域制限フィルタ
92 アンテナ
94 低雑音増幅器
96 受信フィルタ
98 受信データ

Claims (20)

  1. 中心周波数fの入力信号が入力される入力端子と、
    前記入力端子に接続され、前記入力信号を分配する分配部と、
    前記分配部にそれぞれが並列に接続され、分配された前記入力信号が伝達される第1から第i(iは2以上の偶数)のブロックと、
    前記第1から第iのブロックに接続され、前記第1から第iのブロックを通過した信号を合成する合成部と、
    前記合成部に接続され、前記合成部で合成された信号を出力する出力端子とを備え、
    前記第nのブロック(nは1からiの間の整数)は、基本波共振周波数fを有する第nの前段共振器と、前記第nの前段共振器を通過した信号を増幅する第nの増幅部と、前記第nの増幅部を通過した信号が通過し、前記基本波共振周波数fを有する第nの後段共振器と、第nの位相調整部を含み、
    前記基本波共振周波数f(mは1からi−1の間の整数)は、f≦f(m+1)の関係を充足し、
    前記第nの後段共振器は、2fよりも低い高調波共振周波数faj(jは1からiの間のi/2個の整数)を有する第jの後段共振器と、2fよりも高い高調波共振周波数fbk(kはj以外の1からiの間のi/2個の整数)を有する第kの後段共振器とに区分され、
    任意の前記第jの後段共振器について、(faj+fbk)/2=2fの関係を充足する高調波共振周波数fbkを有する第kの後段共振器が存在し、
    前記第mの位相調整部(mは1からi−1の間の整数)は、前記第mのブロックを通過する前記基本波周波数fの信号と、前記第(m+1)のブロックを通過する前記基本波周波数f(m+1)の信号との位相差を逆相にし、
    前記第nの位相調整部(nは1からiの間の整数)は、前記第nのブロックを通過する2fの信号の位相差をすべて同相に維持する、
    ことを特徴とする増幅器。
  2. 前記高調波共振周波数fajがすべて同一の周波数であって、前記高調波共振周波数fbkがすべて同一の周波数であることを特徴とする請求項1記載の増幅器。
  3. 前記位相調整部が伝送線路であることを特徴とする請求項1記載の増幅器。
  4. 前記第nのブロックは、前記第nのブロックを通過する信号の振幅を調整する振幅調整部を有することを特徴とする請求項1記載の増幅器。
  5. 前記第nのブロックは、前記第nのブロックを通過する信号の位相を可変に変更する可変位相部を有することを特徴とする請求項1記載の増幅器。
  6. 前記第nの増幅部は、外部制御信号に応答して、前記第nの増幅部の動作状態と非動作状態とを切り替える切り替え部を有することを特徴とする請求項1記載の増幅器。
  7. 前記第nの後段共振器が、中心部と端部で線路幅の異なるマイクロストリップ線路で形成されていることを特徴とする請求項1記載の増幅器。
  8. 信号が入力される信号処理回路と、
    ローカル信号を発生するローカル信号発生器と、
    前記信号処理回路で信号処理された前記信号を、前記ローカル信号と乗算し、周波数変換する周波数変換器と、
    前記周波数変換器で周波数変換された前記信号を増幅する増幅器と、
    前記増幅器で増幅された前記信号を送信するアンテナを有し、
    前記増幅器は、
    中心周波数fの入力信号が入力される入力端子と、
    前記入力端子に接続され、前記入力信号を分配する分配部と、
    前記分配部にそれぞれが並列に接続され、分配された前記入力信号が伝達される第1から第i(iは2以上の偶数)のブロックと、
    前記第1から第iのブロックに接続され、前記第1から第iのブロックを通過した信号を合成する合成部と、
    前記合成部に接続され、前記合成部で合成された信号を出力する出力端子とを備え、
    前記第nのブロック(nは1からiの間の整数)は、基本波共振周波数fを有する第nの前段共振器と、前記第nの前段共振器を通過した信号を増幅する第nの増幅部と、前記第nの増幅部を通過した信号が通過し、前記基本波共振周波数fを有する第nの後段共振器と、第nの位相調整部を含み、
    前記基本波共振周波数f(mは1からi−1の間の整数)は、f≦f(m+1)の関係を充足し、
    前記第nの後段共振器は、2fよりも低い高調波共振周波数faj(jは1からiの間のi/2個の整数)を有する第jの後段共振器と、2fよりも高い高調波共振周波数fbk(kはj以外の1からiの間のi/2個の整数)を有する第kの後段共振器とに区分され、
    任意の前記第jの後段共振器について、(faj+fbk)/2=2fの関係を充足する高調波共振周波数fbkを有する第kの後段共振器が存在し、
    前記第mの位相調整部(mは1からi−1の間の整数)は、前記第mのブロックを通過する前記基本波周波数fの信号と、前記第(m+1)のブロックを通過する前記基本波周波数f(m+1)の信号との位相差を逆相にし、
    前記第nの位相調整部(nは1からiの間の整数)は、前記第nのブロックを通過する2fの信号の位相差をすべて同相に維持する、
    ことを特徴とする無線送信装置。
  9. 前記高調波共振周波数fajがすべて同一の周波数であって、前記高調波共振周波数fbkがすべて同一の周波数であることを特徴とする請求項8記載の無線送信装置。
  10. 前記位相調整部が伝送線路であることを特徴とする請求項8記載の無線送信装置。
  11. 前記第nのブロックは、前記第nのブロックを通過する信号の振幅を調整する振幅調整部を有することを特徴とする請求項8記載の無線送信装置。
  12. 前記第nのブロックは、前記第nのブロックを通過する信号の位相を可変に変更する可変位相部を有することを特徴とする請求項8記載の無線送信装置。
  13. 前記第nの増幅部は、外部制御信号に応答して、前記第nの増幅部の動作状態と非動作状態とを切り替える切り替え部を有することを特徴とする請求項8記載の無線送信装置。
  14. 前記第nの後段共振器が、中心部と端部で線路幅の異なるマイクロストリップ線路で形成されていることを特徴とする請求項8記載の無線送信装置。
  15. 信号が入力されるアンテナと、
    前記アンテナが受信した前記信号を増幅する増幅器と、
    ローカル信号を発生するローカル信号発生器と、
    前記増幅器で増幅された前記信号を、前記ローカル信号と乗算し、周波数変換する周波数変換器と、
    前記周波数変換器で周波数変換された信号を処理する信号処理回路を有し、
    前記増幅器は、
    中心周波数fの入力信号が入力される入力端子と、
    前記入力端子に接続され、前記入力信号を分配する分配部と、
    前記分配部にそれぞれが並列に接続され、分配された前記入力信号が伝達される第1から第i(iは2以上の偶数)のブロックと、
    前記第1から第iのブロックに接続され、前記第1から第iのブロックを通過した信号を合成する合成部と、
    前記合成部に接続され、前記合成部で合成された信号を出力する出力端子とを備え、
    前記第nのブロック(nは1からiの間の整数)は、基本波共振周波数fを有する第nの前段共振器と、前記第nの前段共振器を通過した信号を増幅する第nの増幅部と、前記第nの増幅部を通過した信号が通過し、前記基本波共振周波数fを有する第nの後段共振器と、第nの位相調整部を含み、
    前記基本波共振周波数f(mは1からi−1の間の整数)は、f≦f(m+1)の関係を充足し、
    前記第nの後段共振器は、2fよりも低い高調波共振周波数faj(jは1からiの間のi/2個の整数)を有する第jの後段共振器と、2fよりも高い高調波共振周波数fbk(kはj以外の1からiの間のi/2個の整数)を有する第kの後段共振器とに区分され、
    任意の前記第jの後段共振器について、(faj+fbk)/2=2fの関係を充足する高調波共振周波数fbkを有する第kの後段共振器が存在し、
    前記第mの位相調整部(mは1からi−1の間の整数)は、前記第mのブロックを通過する前記基本波周波数fの信号と、前記第(m+1)のブロックを通過する前記基本波周波数f(m+1)の信号との位相差を逆相にし、
    前記第nの位相調整部(nは1からiの間の整数)は、前記第nのブロックを通過する2fの信号の位相差をすべて同相に維持する、
    ことを特徴とする無線受信装置。
  16. 前記位相調整部が伝送線路であることを特徴とする請求項15記載の無線受信装置。
  17. 前記第nのブロックは、前記第nのブロックを通過する信号の振幅を調整する振幅調整部を有することを特徴とする請求項15記載の無線受信装置。
  18. 前記第nのブロックは、前記第nのブロックを通過する信号の位相を可変に変更する可変位相部を有することを特徴とする請求項15記載の無線受信装置。
  19. 前記第nの増幅部は、外部制御信号に応答して、前記第nの増幅部の動作状態と非動作状態とを切り替える切り替え部を有することを特徴とする請求項15記載の無線受信装置。
  20. 前記第nの後段共振器が、中心部と端部で線路幅の異なるマイクロストリップ線路で形成されていることを特徴とする請求項15記載の無線受信装置。
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