JP2009069935A - Rfidラベルおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、被着体に貼付した状態から、簡単にインレットを取り除くことができるRFIDラベルおよびその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】ラベル基材2の裏面に第1の粘着剤層3が塗布された粘着紙4と、当該粘着紙4に裏面に貼着され、フィルム基材5に形成されたアンテナ6にICチップ7を接合したインレット8と、当該インレット8の裏面に塗布された第2の粘着剤層9とを備え、第1の粘着剤層3と第2の粘着剤層9とによって被着体14に貼付されるRFIDラベル1であって、インレット8に、粘着紙4の側縁から一部分が突出する突出部8aを形成する。粘着紙4のラベル基材2として、破れやすい紙系基材を用いた場合には、突出部8aを掴んで引き上げる作業で、粘着紙4のインレット8の縁に沿った箇所が破れ、インレット8を簡単に剥がし取ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency Identification)が設けられたRFIDラベルおよびその製造方法に関する。
ICチップおよび当該ICチップに接続されたアンテナからなるRFIDの普及により、RFIDをラベルとして加工したRFIDラベルを段ボール箱等の紙製の被着体に貼付することで物流管理や商品管理が行われており、RFIDの記憶容量は、ラベル上に印字される情報量に比べて格段に大きいため、RFIDに詳細な物流情報や商品情報を記憶させておくことで、物流管理や商品管理を効果的に行うことが可能になる。
RFIDは、フィルム基材に形成されたアンテナにICチップを接合したインレットとしてラベル基材の裏面側に貼着されるのが一般的であり、RFIDラベルを荷札として紙製の被着体(段ボール箱等)に貼った場合には、紙製の被着体のリサイクルに際し、インレットがリサイクルの障害となる。そこで、インレットを被着体から取り除く必要があるが、強粘着のRFIDラベルは、簡単には剥がれず、インレットを取り除く作業が煩雑なものになってしまう。
ちなみに、RFIDラベルからインレットを取り除く方法としては、インレットの再利用を目的とし、板状部材をラベル表面に貼り付けることで、インレットとして収納する収納スペースを確保し、RFIDラベルへのインレットの着脱を容易に行えるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術では、インレットの収納スペースを確保するために、ラベル表面に貼り付ける板状部材を新たに用意する必要があると共に、板状部材をラベル表面に貼り付ける製造工程が新たに必要になってしまうため、RFIDラベルがコスト高になってしまうという問題点があった。
特開2001−180163号公報
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インレットの収納スペースを確保するための板状部材等の新たな構成を追加することなく、被着体に貼付した状態から、簡単にインレットを取り除くことができるRFIDラベルを提供する点にある。
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1記載の発明の要旨は、ラベル基材の裏面に第1の粘着剤層が塗布された粘着紙と、当該粘着紙に裏面に貼着され、フィルム基材に形成されたアンテナにICチップを接合したインレットと、当該インレットの裏面に塗布された第2の粘着剤層とを備え、前記第1の粘着剤層と前記第2の粘着剤層とによって被着体に貼付されるRFIDラベルであって、前記インレットには、前記粘着紙の側縁から一部分が突出する突出部が形成されていることを特徴とするRFIDラベルに存する。
また請求項2記載の発明の要旨は、前記粘着紙には、前記インレットが貼着されている箇所を分断するための破断用切り込みが、裏面に貼着されている前記インレットの縁に沿って形成されていることを特徴とする請求項1記載のRFIDラベルに存する。
また請求項3記載の発明の要旨は、前記第2の粘着剤層に用いられる粘着剤の粘着力は、前記第1の粘着剤層に用いられる粘着剤の粘着力以下に設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載のRFIDラベルに存する。
また請求項4記載の発明の要旨は、請求項1乃至3記載のRFIDラベルの製造方法であって、帯状台紙に対し、裏面に前記第2の粘着剤層を塗布した前記インレットを予め定められた一定間隔で仮着する第1の工程と、前記インレットの端部が前記粘着紙の側縁から突出するように、前記粘着紙を前記帯状台紙に仮着する第2の工程とを具備することを特徴とするRFIDラベルの製造方法に存する。
本発明のRFIDラベルは、ラベル基材の裏面に第1の粘着剤層が塗布された粘着紙と、当該粘着紙に裏面に貼着され、フィルム基材に形成されたアンテナにICチップを接合したインレットと、当該インレットの裏面に塗布された第2の粘着剤層とを備え、第1の粘着剤層と第2の粘着剤層とによって被着体に貼付されるRFIDラベルであって、インレットに、粘着紙の側縁から一部分が突出する突出部を形成することにより、インレットの収納スペースを確保するための板状部材等の新たな構成を追加することなく、粘着紙のラベル基材として、破れやすい紙系基材を用いた場合には、被着体に貼付した状態から、突出部を掴んで引き上げるという簡単な作業で、粘着紙のインレットの縁に沿った箇所が破れ、インレットと当該インレットが貼着されている箇所の粘着紙とを簡単に剥がし取ることができるという効果を奏する。
また、本発明のRFIDラベルは、粘着紙に、インレットが貼着されている箇所を分断するための破断用切り込みを、裏面に貼着されているインレットの縁に沿って形成することにより、突出部を摘んで引き上げるという簡単な作業で、粘着紙に形成された破断用切り込みが破断されていき、インレットと当該インレットが貼着されている箇所の粘着紙とを簡単に剥がし取ることができるという効果を奏する。
さらに、本発明のRFIDラベルは、第2の粘着剤層に用いられる粘着剤の粘着力を、第1の粘着剤層に用いられる粘着剤の粘着力以下に設定することにより、突出部を摘んで引き上げる力が小さくても、インレットを第2の粘着剤層の粘着力に抗して被着体から簡単に剥がし取ることができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るRFIDラベルの実施の形態の構成を示す図であり、(a)は、表面図であり、(b)は、(a)に示すA−A断面図である。図2は、図1に示すインレットの両端部を突出部とした例を示す表面図であり、図3は、図1に示す突出部の裏面に第2の粘着剤層を設けた例を示す断面図であり、図4は、図1に示すインレットを粘着紙の端部に設けた例を示す図であり、図5は、図1に示す破断用切り込みを逆コの字に形成した例を示す図である。
本実施の形態のRFIDラベル1は、図1を参照すると、表面に印刷やプリンタにより印字が施されるラベル基材2の裏面に対し、第1の粘着剤層3が全面に塗布された粘着紙4と、RFID(Radio Frequency Identification)として、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等のフィルム基材5の片面に形成された金属箔(CuやAl)のアンテナ6にICチップ7を接合したインレット8と、インレット8の裏面に塗布された第2の粘着剤層9とで構成され、インレット8を介装した状態、すなわち粘着紙4の裏面にインレット8の表面が貼着されている状態で、粘着紙4が台紙10に仮着されている。なお、RFIDとは、電波を用いて無線(非接触)で情報通信が可能な手段であり、非接触IC回路、無線IC回路等の他の呼称で表される場合もあるが、本明細書では、代表してRFIDと表現する。
ラベル基材2の種類や材質に関しては、紙や合成樹脂フィルムなど特に限定されるものでなく、粘着紙4のラベル基材として一般的に用いられているものが使用可能であるが、印刷適正やプリンタによる印字適正に優れ、且つ段ボール箱等の被着体と共にリサイクル可能な基材、例えばコート紙、アート紙、上質紙、マット紙、厚紙、感熱紙等の紙系基材であることが好ましい。
第1の粘着剤層3に使用される粘着剤の材質に関しては、特に限定されるものではなく、粘着紙4の粘着剤層として一般的に用いられているものが使用可能であり、例えば天然ゴム系や合成ゴム系、アクリル樹脂系、ポリビニルエーテル樹脂系、ウレタン樹脂系、シリコーン樹脂系等の粘着剤が使用できる。
また、第2の粘着剤層9に使用される粘着剤に関しても、特に限定されるものではなく、例えば天然ゴム系や合成ゴム系、アクリル樹脂系、ポリビニルエーテル樹脂系、ウレタン樹脂系、シリコーン樹脂系等の粘着剤が使用できるが、第1の粘着剤層3に使用される粘着剤の粘着力以下の粘着剤を用いるようにすると良く、さらに好ましくは第1の粘着剤層3に使用される粘着剤の粘着力よりも弱い粘着剤を用いるようにすると良い。また、第2の粘着剤層9には、600gf/25mmを超えない粘着剤が好適であり、さらに好ましくは粘着力が400gf/25mmを超えない粘着剤を用いるようにすると良い。
なお、インレット8は、アンテナ6と、アンテナ6に接合されたICチップ7を、PETフィルム等のフィルム基材5の一面に対して装着したものであり、本実施の形態では、図1(b)に示すように、インレット8を構成するフィルム基材5は、1枚であり、アンテナ6およびICチップ7を、フィルム基材5の片面に露呈した状態で装着されるように構成したが、アンテナ6およびICチップ7を2枚のフィルム基材5で挟むように構成しても良く、また、フィルム基材5の両面にアンテナ6やICチップ7、配線材(不図示)が露呈した状態で装着させるように構成しても良い。さらに、アンテナ6の形状は、任意であり、用いる周波数帯、ラベルサイズに応じて適宜選択することができる。
また、インレット8のアンテナ6およびICチップ7が設けられた面は、第1の粘着剤層3側に向けても良く、第2の粘着剤層9側に向けても良い。しかし、RFIDラベル1を商品などに貼付して使用する際、RFIDラベル1の表面からの衝撃によってICチップ7の損傷の危険性があるために、アンテナ6およびICチップ7の露呈面は、第2の粘着剤層9に面するように設置するのが一般的である。但し、ラベル基材2の強度が強い場合や、被着体に凹凸があり、被着体からの影響を防止する必要がある場合には、第1の粘着剤層3に面するように配置しても良い。
インレット8の面積は、粘着紙4の面積よりも小さく設定されており、インレット8の一部分が粘着紙4の側縁から突出した状態で、インレット8の表面が粘着紙4の裏面に貼着されている(以下、粘着紙4の側縁から突出したインレット8の一部分を突出部8aと称す)。なお、粘着紙4を構成するラベル基材2と、インレット8のフィルム基材5とを異なる色にすると、粘着紙4の側縁から突出した突出部8aを視認しやすくなる。また、インレット8のフィルム基材5が透明材料で構成されている場合には、フィルム基材5の少なくとも突出部8aの一部分に粘着紙4と区別することができる色を印刷しておくことより、粘着紙4の側縁から突出した突出部8aを視認しやすくなる。さらに、突出部8aは、RFIDラベル1をラベル製造装置で製造する際や、RFIDラベル1にプリンタで印字する際等の搬送方向に対して直交する方向、すなわちRFIDラベル1の幅方向に設けるようにすると良く、突出部8aをRFIDラベル1の幅方向に設けた場合には、ラベル製造装置やプリンタ等でRFIDラベル1を搬送する際に、突出部8aに起因する用紙ジャムの発生を抑止することができるという効果を奏する。
本実施の形態では、インレット8の形状を矩形状とし、インレット8の一端部が粘着紙4の側縁から突出した突出部8aとしたが、インレット8の一部分が突出部8aとして粘着紙4の側縁から突出していれば、インレット8の形状は、任意である。また、突出部8aは、1箇所である必要はなく、例えば、図2に示すように、インレット8の両端部を粘着紙4の側縁から突出した突出部8aとしても良い。
突出部8aの裏面側には、図1(a)に示すように、第2の粘着剤層9が塗布されておらず、RFIDラベル1を被着体に貼付した際に、インレット8の粘着紙4の側縁から突出した突出部8aは、被着体に貼着されることがなく、RFIDラベル1を被着体に貼付した状態で突出部8aを簡単に摘むことができるようになっている。なお、インレット8の裏面に塗布する第2の粘着剤層9として、比較的粘着力の弱い粘着剤(600gf/25mmを超えない粘着剤、好ましく400gf/25mmを超えない粘着剤)を用いた場合には、図3(a)に示すように、突出部8aの裏面側にも第2の粘着剤層9を塗布するようにしても、突出部8aを摘んで被着体から簡単に剥がすことができる。このように、突出部8aの裏面側にも第2の粘着剤層9を塗布する場合には、インレット8の裏面に一様に第2の粘着剤層9を塗布することができるため、製造工程を簡略化することができる。また、突出部8aの裏面側に、比較的粘着力が強い第2の粘着剤層9を塗布する場合には、図3(b)に示すように、突出部8aに対応する箇所の第2の粘着剤層9に、粘着剤層の一部を塗料やインキの皮膜で覆って粘着力を消失させる糊殺し加工12を施し、RFIDラベル1を被着体に貼付した際に、突出部8aが被着体に貼着されないように構成すると好適である。さらに、インレット8のフィルム基材5が透明材料で構成され、糊殺し加工12を施す場合には、糊殺し加工12を粘着紙4と区別することができる色で施すようにすると、粘着紙4の側縁から突出した突出部8aを視認しやすくなる。
ラベル基材2には、図1および図2に示すように、インレット8の縁に沿って破断用切り込み11が形成され、破断用切り込み11を破断することによって、インレット8が貼着されている箇所のラベル基材2が分断されるようになっている。なお、破断用切り込み11は、等間隔、周期的もしくはランダムに、ラベル基材2の厚みの全部もしくは一部に施されている切り込みであり、破断用切り込み11を挟んだそれぞれの部位に対してそれぞれ異なる方向に力が加わると簡単に破断されるようになっている。また、本実施形態では、ラベル基材2にインレット8の縁に沿って2本の破断用切り込み11を形成するように構成したが、図4に示すように、インレット8を粘着紙4の端部に設けた場合には、ラベル基材2にインレット8の縁に沿って1本の破断用切り込み11のみを形成すれば良い。さらに、本実施形態では、ラベル基材2を分断できる2本の破断用切り込み11のそれぞれ形成するように構成したが、図5に示すように、1本の破断用切り込み11をインレット8の縁に沿って逆コの字に形成するようにしても良い。
次に、本実施の形態のRFIDラベル1を製造する製造工程について図6を参照して詳細に説明する。
図6は、本発明に係るRFIDラベルの実施の形態の製造工程を説明するための説明図である。
まず、図6(a)に示すように、所定間隔で切断することで台紙10となる帯状台紙13に対し、粘着加工済み、すなわち裏面に第2の粘着剤層9を塗布したインレット8を予め定められた一定間隔で仮着する。
次に、粘着紙4の幅方向に一対の破断用切り込み11を形成しておき、図6(b)に示すように、インレット8のピッチ(インターバル)に合わせ、一対の破断用切り込み11でインレット8を挟み、且つインレット8の端部が粘着紙4の側縁から突出するように、粘着紙4を帯状台紙13に仮着し、図6(b)に示すカット位置Cで隣り合う粘着紙4の間の帯状台紙13を切断することで、図1に示すRFIDラベル1を製造することができる。なお、帯状台紙13を台紙10として切断することなく、RFIDラベル1が帯状台紙13に連続して仮着されたラベル連続体として供給するようにしても良い。
次に、本実施の形態のRFIDラベル1の使用方法について図7および図8を参照して詳細に説明する。
図7は、本発明に係るRFIDラベルの実施の形態を被着体に貼付した状態を示す斜視図であり、図8は、本発明に係るRFIDラベルの実施の形態を被着体に貼付した状態からインレットを引き剥がす引き剥がし動作を説明するための説明図である。
RFIDラベル1は、台紙10から剥がして、図7に示すように、段ボール箱等の被着体14に貼付することで、例えば物流ラベルとして用いられる。
段ボール箱等の被着体14をリサイクルする場合には、粘着紙4の側縁から突出したインレット8の端部である突出部8aを摘んで、図7に矢印で示すように、突出部8aを被着体14から離れる方向に引き上げる。
インレット8のフィルム基材5は、通常30〜50μmのPETフィルムで丈夫であるため、突出部8aを摘んで引き上げることにより、図8(a)に示すように、インレット8は、第2の粘着剤層9の粘着力に抗して被着体14から剥がされていくと共に、インレット8を引き上げる力は、粘着紙4に形成された破断用切り込み11に集中して破断用切り込み11が破断されていき、図8(b)に示すように、インレット8と当該インレット8が貼着されている箇所すなわち一対の破断用切り込み11に挟まれた箇所の粘着紙4aとを剥がし取ることができる。なお、被着体14のラベル基材2として、破れやすい紙系基材を用いた場合には、破断用切り込み11を形成しなくとも、インレット8を引き上げる力がラベル基材2のインレット8の縁に沿った箇所に集中するため、インレット8の端部である突出部8aを摘んで、図7に矢印で示すように、突出部8aを被着体14から離れる方向に引き上げると、ラベル基材2のインレット8の縁に沿った箇所が破れ、インレット8と当該インレット8が貼着されている箇所の粘着紙4aとを剥がし取ることができる。
これにより、被着体14に貼付したRFIDラベル1から被着体14と異なる素材であるインレット8を簡単に剥がして取り除くことができるため、残った粘着紙4bは、紙箱である被着体14と共にリサイクル可能になる。なお、剥がし取ったインレット8と粘着紙4aとは、受領書や控えラベルとして利用することもできる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ラベル基材2の裏面に第1の粘着剤層3が塗布された粘着紙4と、当該粘着紙4に裏面に貼着され、フィルム基材5に形成されたアンテナ6にICチップ7を接合したインレット8と、当該インレット8の裏面に塗布された第2の粘着剤層9とを備え、第1の粘着剤層3と第2の粘着剤層9とによって被着体14に貼付されるRFIDラベル1であって、インレット8に、粘着紙4の側縁から一部分が突出する突出部8aを形成することにより、インレット8の収納スペースを確保するための板状部材等の新たな構成を追加することなく、粘着紙4のラベル基材2として、破れやすい紙系基材を用いた場合には、被着体14に貼付した状態から、突出部8aを掴んで引き上げるという簡単な作業で、粘着紙4のインレット8の縁に沿った箇所が破れ、インレット8と当該インレット8が貼着されている箇所の粘着紙4aとを簡単に剥がし取ることができるという効果を奏する。
また、本実施の形態によれば、粘着紙4に、インレット8が貼着されている箇所を分断するための破断用切り込み11を、裏面に貼着されているインレット8の縁に沿って形成することにより、突出部8aを摘んで引き上げるという簡単な作業で、粘着紙4に形成された破断用切り込み11が破断されていき、インレット8と当該インレット8が貼着されている箇所の粘着紙4aとを簡単に剥がし取ることができるという効果を奏する。
さらに、本実施の形態によれば、第2の粘着剤層9に用いられる粘着剤の粘着力を、第1の粘着剤層3に用いられる粘着剤の粘着力以下に設定することにより、突出部8aを摘んで引き上げる力が小さくても、インレット8を第2の粘着剤層9の粘着力に抗して被着体14から簡単に剥がし取ることができるという効果を奏する。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
本発明に係るRFIDラベルの実施の形態の構成を示す図であり、(a)は、表面図であり、(b)は、(a)に示すA−A断面図である。 図1に示すインレットの両端部を突出部とした例を示す表面図である。 図1に示す突出部の裏面に第2の粘着剤層を設けた例を示す断面図である。 図1に示すインレットを粘着紙の端部に設けた例を示す図である。 図1に示す破断用切り込みを逆コの字に形成した例を示す図である。 本発明に係るRFIDラベルの実施の形態の製造工程を説明するための説明図である。 本発明に係るRFIDラベルの実施の形態を被着体に貼付した状態を示す斜視図である。 本発明に係るRFIDラベルの実施の形態を被着体に貼付した状態からインレットを引き剥がす引き剥がし動作を説明するための説明図である。
符号の説明
1 RFIDラベル
2 ラベル基材
3 第1の粘着剤層
4、4a、4b 粘着紙
5 フィルム基材
6 アンテナ
7 ICチップ
8 インレット
8a 突出部
9 第2の粘着剤層
10 台紙
11 破断用切り込み
12 糊殺し加工
13 帯状台紙
14 被着体

Claims (4)

  1. ラベル基材の裏面に第1の粘着剤層が塗布された粘着紙と、当該粘着紙に裏面に貼着され、フィルム基材に形成されたアンテナにICチップを接合したインレットと、当該インレットの裏面に塗布された第2の粘着剤層とを備え、前記第1の粘着剤層と前記第2の粘着剤層とによって被着体に貼付されるRFIDラベルであって、
    前記インレットには、前記粘着紙の側縁から一部分が突出する突出部が形成されていることを特徴とするRFIDラベル。
  2. 前記粘着紙には、前記インレットが貼着されている箇所を分断するための破断用切り込みが、裏面に貼着されている前記インレットの縁に沿って形成されていることを特徴とする請求項1記載のRFIDラベル。
  3. 前記第2の粘着剤層に用いられる粘着剤の粘着力は、前記第1の粘着剤層に用いられる粘着剤の粘着力以下に設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載のRFIDラベル。
  4. 請求項1乃至3記載のRFIDラベルの製造方法であって、
    帯状台紙に対し、裏面に前記第2の粘着剤層を塗布した前記インレットを予め定められた一定間隔で仮着する第1の工程と、
    前記インレットの端部が前記粘着紙の側縁から突出するように、前記粘着紙を前記帯状台紙に仮着する第2の工程とを具備することを特徴とするRFIDラベルの製造方法。
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