JP2014059694A - Rfidラベル及びその製造方法 - Google Patents

Rfidラベル及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014059694A
JP2014059694A JP2012204027A JP2012204027A JP2014059694A JP 2014059694 A JP2014059694 A JP 2014059694A JP 2012204027 A JP2012204027 A JP 2012204027A JP 2012204027 A JP2012204027 A JP 2012204027A JP 2014059694 A JP2014059694 A JP 2014059694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inlet
base material
chip
adhesive
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012204027A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Tosei
大輔 都成
Tetsuya Matsuyama
哲也 松山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2012204027A priority Critical patent/JP2014059694A/ja
Publication of JP2014059694A publication Critical patent/JP2014059694A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】平滑性を優れたものとするとともにICチップを破損や断線から保護する。
【解決手段】インレット基材13上にICチップ11が搭載されたインレット10と、インレット10のICチップ11が搭載された面とは反対側の面に積層された表面基材30と、インレット10のICチップ11が搭載された面に積層された粘着基材20と、粘着基材20のインレット10とは反対側の面に剥離可能に貼着された剥離紙40とを有し、粘着基材20は、基材芯21の表裏に粘着剤層22が積層されてなり、ICチップ11に対向する領域に貫通孔23を有し、インレット10と表面基材30と粘着基材20とは、その外形形状が同一である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ICチップが内蔵されたRFIDラベルに関し、特に、ICチップの保護と表面の平滑性を実現する技術に関する。
昨今、情報化社会の進展に伴って、商品等に貼付されるラベルに情報を記録し、このラベルを用いての商品等の管理が行われている。このようなラベルを用いた情報管理においては、ラベルに対して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うことが可能なICチップを内蔵したRFIDラベルがその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。RFIDラベルは、ベース基材上にアンテナが形成されるとともに、このアンテナに接続されるようにICチップが搭載されて構成されている。
ここで、RFIDラベルは、製造時にその表面に情報が印刷される場合があり、また、製造後においても、ユーザによってその表面に情報が印刷されたり記入されたりする場合がある。その際、RFIDラベルの表面の平滑性が優れていないと、印刷や記入される情報が歪んでしまうことになる。特に、内蔵されたICチップはある程度の厚さを有するものであるため、ICチップが内蔵された領域の厚さが他の領域に比べて厚くなり、表面の平滑性が損なわれてしまうことになる。
また、上述したようにICチップが内蔵された領域の厚さが他の領域に比べて厚くなると、外部からの応力が、ICチップが内蔵された領域に集中的に加わることになり、ICチップの破損やICチップとアンテナとの断線が生じてしまう虞れがある。
そこで、インレット基材上にアンテナが形成されるとともにICチップが搭載されてなるインレットと、このインレットのICチップが搭載された面側に積層された表面保護シートとを有し、インレット基材のICチップが搭載された面とは反対側の面に塗布された粘着剤によって物品等に貼着されるICラベルであって、インレットのICチップが搭載された面と表面保護シートとの間にシート状緩衝材を有し、このシート状緩衝材のICチップに対向する領域に貫通孔が形成されたICラベルが特許文献1に開示されている。このICラベルにおいては、シート状緩衝材に形成された貫通穴にICチップが入り込むことにより、ICチップが内蔵された領域の厚さが他の領域に比べて厚くなることが回避されている。
また、一方の表面にICチップが搭載されたインレットと、インレットの他方の面に積層された表面基材とを有し、表面基材及びインレットに塗布された粘着剤によってインレット側を貼着面として物品等に貼着されるRFIDラベルであって、粘着剤に剥離可能に貼着された剥離紙を、ICチップに対向する領域に貫通穴を有するとともに、粘着剤から剥離した際にICチップの周囲のみを残存させる構成としたRFIDラベルが特許文献2に開示されている。このRFIDラベルにおいては、ICチップの周囲に残存した剥離紙の一部によって、ICチップが内蔵された領域のみが厚くなることが回避されている。特許文献2には、さらに、インレットと剥離紙との間に、ICチップに対向する領域に貫通穴を有する離間シートを介在させ、この離間シートによっても、ICチップが内蔵された領域のみが厚くなることを回避する構成が記載されている。
特開2008−77127号公報 特開2008−197887号公報
特許文献1に開示されたICラベルにおいては、シート状緩衝材が、表面保護シートとの積層面においては、表面保護シートに積層された粘着剤層によって表面保護シートと接着されているため、ICチップは、表面保護シートに積層された粘着剤層に対向している。そのため、外部からの応力が加わった場合、ICチップがこの粘着剤層に接着し、インレット基材から剥離してアンテナとの断線が生じてしまう虞れがある。
また、特許文献2に開示されたRFIDラベルにおいては、ICチップの周囲に剥離紙の一部が残存するため、物品に貼着された状態ではICチップを保護することはできるものの、物品に貼着される前の状態においては、剥離紙に形成された貫通穴によってICチップが露出しており保護することができない。また、剥離紙の一部が残存した領域の厚さが他の領域よりも厚くなり、平滑性が優れているとは言い難い。また、インレットの大きさが表面基材や離間シートの大きさよりも小さいものとなっている。そのため、インレットが配置されている領域と配置されていない領域とでは、粘着剤によってその厚さを均一にすることが考えられるが、粘着剤は経時的な劣化によってその厚さが変化するため、インレットが配置されている領域と配置されていない領域とでその厚さが異なることになってしまう。また、剥離紙の一部が残存した状態で物品に貼着された場合、その後、物品から剥離しようとすると、残存した剥離紙の一部が剥離して物品側に残ってしまうため、再利用されるRFIDラベルには適していない。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、平滑性を優れたものとするとともにICチップを破損や断線から保護することができるRFIDラベル及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
ベース基材上にICチップが搭載されたインレットと、前記インレットのICチップが搭載された面とは反対側の面に積層された表面基材と、前記インレットのICチップが搭載された面に積層された粘着基材と、前記粘着基材の前記インレットとは反対側の面に剥離可能に貼着された剥離紙とを有するRFIDラベルにおいて、
前記粘着基材は、シート基材の表裏に粘着剤層が積層されてなり、前記ICチップに対向する領域に貫通孔を有し、
前記インレットと前記表面基材と前記粘着基材とは、その外形形状が同一であることを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、粘着基材の貫通孔にICチップが入り込むことにより、ICチップが保護されるとともに平滑性が確保されるが、粘着基材が、経時的にその厚さが変化しにくいシート基材の表裏に粘着剤層が積層されてなるものであるため、粘着剤層が経時的に劣化してその厚さが薄くなった場合でも、粘着基材において一定の厚さが確保され、それにより、ICチップが内蔵された領域の厚さがそれ以外の領域よりも厚くなってしまうことがない。また、インレットと表面基材と粘着基材とが、その外形形状が同一であることにより、これらを接着する粘着剤層が経時的に劣化して厚さが変化した場合であっても、全体の厚さが均一に変化することになるため、厚さが部分的に異なって平滑性が損なわれてしまうことがない。また、物品に貼着される前の状態においては、ICチップは剥離紙によって覆われていることによって保護され、物品に貼着された状態においては、ICチップは物品によって覆われていることによって保護される。この際、ICチップに対向する領域には粘着剤層が設けられていないため、外部からの応力が加わった場合に、ICチップが粘着剤層に接着し、インレット基材から剥離してアンテナとの断線が生じてしまうことはない。また、物品に貼着された状態では剥離紙が残存していないため、物品から剥離して再利用することもできる。
また、上述したRFIDラベルの製造方法としては、
前記粘着基材に前記貫通孔を形成する工程と、
前記インレットと前記表面基材と前記粘着基材と前記剥離紙とを、前記貫通孔に前記ICチップが入り込むように積層する工程と、
前記積層されたインレット、表面基材及び粘着基材を、所定の形状に断裁する工程とを有するものが考えられる。
本発明は、物品に貼着するための粘着基材が、シート基材の表裏に粘着剤層が積層されてなり、ICチップに対向する領域に貫通孔を有し、インレットと表面基材と粘着基材とが、その外形形状が同一である構成としたため、その厚さが部分的に異なるものとなることがなくなり、平滑性を優れたものとするとともにICチップを破損や断線から保護することができる。
本発明のRFIDラベルの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示したRFIDラベルの製造装置の一例を示す図である。 図2に示した製造装置にて図1に示したRFIDラベルを製造していく過程を示す図である。 図2に示した断裁部における断裁加工を説明するための図である。 図1に示したRFIDラベルの作用を説明するための断面図であり、(a)は物品に貼着された直後の状態を示す図、(b)は物品に貼着された後に粘着剤層が経時的な劣化によってその厚さが変化した状態を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のRFIDラベルの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態は図1に示すように、連続状の剥離紙40上に、粘着基材20、インレット10及び表面基材30が順次積層されてなるものである。
インレット10は、樹脂等からなるベース基材となるインレット基材13上にアンテナ12が形成されるとともに、アンテナ12が形成された面にICチップ11が搭載されて構成されている。アンテナ12は、インレット基材13の一方の面にコイル状に形成されており、その両端にICチップ11が接続されている。
表面基材30は、樹脂や紙等からなる表面シート31の一方の面に粘着剤層32が積層されて構成され、インレット10のICチップ11が搭載された面とは反対側の面に積層され、粘着剤層32によってインレット10と接着されている。
粘着基材20は、紙等のシート基材となる基材芯21の表裏に粘着剤層22が積層されて構成され、インレット10のICチップ11が搭載された面に積層され、粘着剤層22によってインレット10と接着されている。また、粘着基材20は、ICチップ11に対向する領域に、ICチップ11が入り込むことができるようなICチップ11よりも一回り大きな貫通孔23が設けられている。
剥離紙40は、一方の面に剥離剤が塗布されて構成され、この剥離剤が塗布された面が粘着基材20に対向するように粘着基材20のインレット10とは反対側の面に積層され、粘着剤層22によって粘着基材20と剥離可能に貼着されている。
そして、これらインレット10と表面基材30と粘着基材20とは、その外形形状が同一となっている。
上記のように構成されたRFIDラベルにおいては、剥離紙40が剥離され、その裏面にて表出した粘着剤層22によって物品に貼着され、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ12に電流が流れてこの電流がICチップ11に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ11に情報が書き込まれたり、ICチップ11に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
以下に、上述したRFIDラベルの製造方法について説明する。
図2は、図1に示したRFIDラベルの製造装置の一例を示す図である。
本例の製造装置は図2に示すように、11個のローラ60a〜60kが設けられた搬送経路に、パンチ穴ユニット71と、ロータリーカッター72と、バキュームローラ73と、駆動ローラ74と、断裁部75と、3つの巻き取りローラ61a〜61cとが所定の位置に配置されて構成されている。
パンチ穴ユニット71は、両面テープロール53としてロール状に巻き取られた両面テープ20aを引き出し、両面テープ20aに貫通孔23を形成する。
ロータリーカッター72は、インレットロール52としてロール状に巻き取られた連続状のインレットシート10aを引き出し、インレットシート10aを単片状のインレット10に断裁する。
バキュームローラ73は、ロータリーカッター72にて断裁された単片状のインレット10を吸引しながら搬送する。
駆動ローラ74は、粘着基材20に形成された貫通孔23に、バキュームローラ73によって搬送されてくるインレット10のICチップ11が入り込むように、粘着基材20及び剥離紙40の搬送を制御する。
断裁部75は、剥離紙40上に積層された粘着基材20、インレット10及び表面基材30を所定の形状に断裁する。
巻き取りローラ61a,61bは、両面テープロール53から引き出された両面テープ20aの両面から剥離された剥離紙を巻き取る。
巻き取りローラ61cは、断裁部75にて断裁された粘着基材20、インレット10及び表面基材30のうちRFIDラベルとして不要となる部分を剥離紙40から剥離して巻き取る。
図3は、図2に示した製造装置にて図1に示したRFIDラベルを製造していく過程を示す図である。
上記のように構成された製造装置において図1に示したRFIDラベルを製造する場合は、まず、タック紙ロール51からタック紙30aが引き出される。タック紙ロール51から引き出されたタック紙30aは図3(a)に示すように、表面基材30を構成する表面シート31及び粘着剤層32が連続状となったものに剥離紙40が剥離可能に貼着されて構成されている。
タック紙ロール51から引き出されたタック紙30aは、対向して配置された2つのローラ60a,60b間にて表面基材30と剥離紙40とに剥離される。
また、両面テープロール53から両面テープ20aが引き出される。両面テープロール53から引き出された両面テープ20aは図3(b)に示すように、粘着基材20を構成する基材芯21及び粘着剤層22が連続状となったものの両面に連続状の剥離紙24が剥離可能に貼着されて構成されている。
両面テープロール53から引き出された両面テープ20aはパンチ穴ユニット71に搬送され、図3(c)に示すように、パンチ穴ユニット71において貫通孔23が形成される。この貫通孔23は、後に粘着基材20にインレット10が積層された場合にICチップ11が入り込むものであるため、ICチップ11よりも一回り大きなものとなっている。また、その形成ピッチは、インレット10の搬送方向の長さよりも長いものとなっている。
貫通孔23が形成された両面テープ20aは、ローラ60g,60hによってその両面の剥離紙24が剥離され、剥離された剥離紙24は巻き取りローラ61a,61bに巻き取られて回収される。
剥離紙24が剥離された粘着基材20はローラ60iに対向する領域に搬送されていき、また、ローラ60a,60b間にて表面基材30から剥離した剥離紙40も、ローラ60c〜60fを介して、ローラ60iに対向する領域に搬送されていく。
そして、ローラ60iに対向する領域において、図3(d)に示すように、剥離紙24が剥離された粘着基材20と、ローラ60a,60b間にて表面基材30から剥離した剥離紙40とが剥離可能に貼着される。
また、インレットロール52から、インレット10が連続状となったインレットシート10aが引き出され、ロータリーカッター72にて単片状のインレット10に断裁される。なお、ロータリーカッター72にて断裁されるインレット10の大きさは、後述するが、図1に示したRFIDラベルに内蔵されるインレット10よりも一回り大きなものとなっている。
ロータリーカッター72にて断裁されて単片状となったインレット10は、ICチップ11が搭載された面とは反対側の面を吸着面としてバキュームローラ73に吸着されて搬送される。なお、バキュームローラ73の回転速度は、単片状となったインレット10の間隔が、剥離紙40に剥離可能に貼着された連続状の粘着基材20上にて積層、接着されるピッチに応じたものとなるように制御される。
また、剥離可能に貼着された粘着基材20と剥離紙40とは、駆動ローラ74によって、バキュームローラ73に対向する領域に搬送される。
バキュームローラ73は、ロータリーカッター72で単片状に断裁されたインレット10を吸着して搬送するが、駆動ローラ74によって搬送されてきた粘着基材20及び剥離紙40に対向する領域においてバキューム力を解除し、それにより、バキュームローラ73に吸着されて搬送されてきたインレット10が、粘着基材20上に積層され、粘着剤層22によって接着される。
この際、インレット10は、ICチップ11が搭載された面とは反対側の面を吸着面としてバキュームローラ73に吸着されて搬送されてくるため、ICチップ11が搭載された面が粘着基材20との接着面となる。また、駆動ローラ74においては、粘着基材20に形成された貫通孔23にインレット10のICチップ11が入り込むように粘着基材20及び剥離紙40の搬送が制御され、それにより、図3(e)に示すように、貫通孔23にICチップ11が入り込んだ状態で、インレット10が粘着基材20上に積層され、粘着剤層22によって接着されることになる。
インレット10が積層、接着された粘着基材20及び剥離紙40はローラ60jに対向する領域に搬送されていき、また、ローラ60a,60b間にて剥離紙40から剥離した表面基材30も、ローラ60jに対向する領域に搬送されていく。
そして、図3(f)に示すように、ローラ60jに対向する領域において、表面基材30が、インレット10、粘着基材20及び剥離紙40に積層され、粘着剤層32によってインレット10及び粘着基材20に接着される。
このようにして積層、接着された表面基材30、インレット10、粘着基材20及び剥離紙40は、断裁部75に搬送されていき、断裁部75において、表面基材30、インレット10及び粘着基材20が所定の形状に断裁される。
図4は、図2に示した断裁部75における断裁加工を説明するための図である。
図4に示すように、断裁部75においては、粘着基材20に積層されたインレット10の外形93よりも小さな形状のラベルカットサイズ91にて、表面基材30、インレット10及び粘着基材20が断裁される。このラベルカットサイズ91は、図1に示したRFIDラベルの外形形状であるため、上述したように、ロータリーカッター72においては、インレットシート10aを、図1に示したRFIDラベルに内蔵されるインレット10よりも一回り大きな形状に断裁する。これにより、図3(g)に示すように、表面基材30、インレット10及び粘着基材20の全てがラベルカットサイズ91で断裁されることになる。また、このラベルカットサイズ91は、アンテナ12の外形92よりも大きなものとなっているが、一般的にRFIDラベルにおいては、通信性能を最大限活用するためには、アンテナ12の外形92をできるだけ大きくすることが好ましいため、アンテナ12の外形92を、RFIDラベルのサイズとなるラベルカットサイズ91にできるだけ近いものとすることが好ましい。
断裁部75にて断裁された表面基材30、インレット10及び粘着基材20と粘着基材20に貼着された剥離紙40は、ローラ60kに対向する領域に搬送されていき、断裁部75にて断裁された表面基材30、インレット10及び粘着基材20のうち、RFIDラベルとして不要となる部分が剥離紙40から剥離され、巻き取りローラ61cに巻き取られて回収される。
断裁部75にて断裁された表面基材30、インレット10及び粘着基材20のうち、RFIDラベルとして不要となる部分が剥離紙40から剥離されると、図3(h)に示すように図1に示したRFIDラベルが完成し、ラベルロール54としてロール状に巻き取られていく。
なお、本形態においては、表面基材30を構成する表面シート31及び粘着剤層32が連続状となったものに剥離紙40が剥離可能に貼着されたタック紙30aを表面基材30と剥離紙40とに一旦剥離し、剥離紙40上に粘着基材20及びインレット10を積層した後、表面基材30を、インレット10、粘着基材20及び剥離紙40に積層し、粘着剤層32によってインレット10及び粘着基材20に接着しているが、このようなタック紙30aを用いずに、表面シート31及び剥離紙40としてそれぞれ単体のものを用い、表面シート31をインレット10、粘着基材20及び剥離紙40に積層する際に、表面シート31に粘着剤層32としてホットメルト等の粘着剤を塗布する構成としてもよい。
また、本形態においては、連続状のインレットシート10aを単片状のインレット10に断裁した後、単片状のインレット10を粘着基材20上に積層しているが、連続状のインレットシート10aをそのまま粘着基材20上に積層してもよい。その場合、上述したようにインレット10の間隔が拡張するような制御を行う必要がなく、それにより、インレット10が積層される剥離紙40、粘着基材20及び表面基材30の使用量が最低限で済み、製造コストを低減することができる。
また、本形態においては、剥離紙40に粘着基材20を貼着した後、この粘着基材20にインレット10を積層、接着し、その後、表面基材30を積層、接着しているが、表面基材30、インレット10、粘着基材20及び剥離紙40の積層順序はこれに限らない。
以下に、上記のように製造されたRFIDラベルの作用について説明する。
図5は、図1に示したRFIDラベルの作用を説明するための断面図であり、(a)は物品に貼着された直後の状態を示す図、(b)は物品に貼着された後に粘着剤層22,32が経時的な劣化によってその厚さが変化した状態を示す図である。
本形態のRFIDラベルは、物品に貼着される前の状態においては、図1(b)に示したように、ICチップ11は、粘着基材20の貫通孔23に入り込んでいるとともに剥離紙40によって覆われていることによって保護されており、また、表面基材30とインレット10と粘着基材20とが、その外形形状が同一であることにより、表面基材30の表面における平滑性が確保されている。そのため、製造時や製造後に、表面基材30の表面に情報が印刷されたり記入されたりする際、印刷や記入される情報が歪んでしまうことがなく、また、外部からの応力が、ICチップ11が内蔵された領域に集中的に加わってICチップ11の破損やICチップ11とアンテナ12との断線が生じてしまう可能性が低減される。
また、物品80に貼着された状態においては、図5(a)に示すように、ICチップ11は、粘着基材20の貫通孔23に入り込んでいるとともに物品80によって覆われていることによって保護されており、また、表面基材30とインレット10と粘着基材20とが、その外形形状が同一であることにより、表面基材30の表面における平滑性が確保されている。そのため、物品80に貼着された後に、表面基材30の表面に情報が記入される際、記入される情報が歪んでしまうことがなく、また、外部からの応力が、ICチップ11が内蔵された領域に集中的に加わってICチップ11の破損やICチップ11とアンテナ12との断線が生じてしまう可能性が低減される。また、ICチップ11に対向する領域には粘着剤層が設けられていないため、外部からの応力が加わった場合に、ICチップ11が粘着剤層に接着し、インレット基材13から剥離してアンテナ12との断線が生じてしまうことはない。また、物品80に貼着された状態では剥離紙が残存していないため、物品80から剥離して再利用することもできる。
また、ICチップ11が入り込んでいる貫通孔23を構成する粘着基材20が、経時的にその厚さが変化しにくい紙等の基材芯21の表裏に粘着剤層22が積層されて構成されているため、図5(b)に示すように、物品80に貼着された後に粘着剤層22,32が経時的な劣化によってその厚さが薄くなった場合でも、粘着基材20において一定の厚さが確保され、それにより、ICチップ11が内蔵された領域の厚さがそれ以外の領域よりも厚くなってしまうことがない。また、インレット10と表面基材30と粘着基材20とが、その外形形状が同一であることにより、図5(b)に示すように、これらを接着する粘着剤層22,23が経時的に劣化して厚さが変化した場合であっても、全体の厚さが均一に変化することになるため、厚さが部分的に異なって平滑性が損なわれてしまうことがない。
10 インレット
11 ICチップ
12 アンテナ
13 インレット基材
20 粘着基材
20a 両面テープ
21 基材芯
22,32 粘着剤層
23 貫通孔
30 表面基材
30a タック紙
31 表面シート
40 剥離紙
51 タック紙ロール
52 インレットロール
53 両面テープロール
54 ラベルロール
60a〜60k ローラ
61a〜61c 巻き取りローラ
71 パンチ穴ユニット
72 ロータリーカッター
73 バキュームローラ
74 駆動ローラ
75 断裁部
80 物品
91 ラベルカットサイズ
92 アンテナ外形
93 インレット外形

Claims (2)

  1. ベース基材上にICチップが搭載されたインレットと、前記インレットのICチップが搭載された面とは反対側の面に積層された表面基材と、前記インレットのICチップが搭載された面に積層された粘着基材と、前記粘着基材の前記インレットとは反対側の面に剥離可能に貼着された剥離紙とを有するRFIDラベルにおいて、
    前記粘着基材は、シート基材の表裏に粘着剤層が積層されてなり、前記ICチップに対向する領域に貫通孔を有し、
    前記インレットと前記表面基材と前記粘着基材とは、その外形形状が同一であることを特徴とするRFIDラベル。
  2. 請求項1に記載のRFIDラベルの製造方法であって、
    前記粘着基材に前記貫通孔を形成する工程と、
    前記インレットと前記表面基材と前記粘着基材と前記剥離紙とを、前記貫通孔に前記ICチップが入り込むように積層する工程と、
    前記積層されたインレット、表面基材及び粘着基材を、所定の形状に断裁する工程とを有する、RFIDラベルの製造方法。
JP2012204027A 2012-09-18 2012-09-18 Rfidラベル及びその製造方法 Pending JP2014059694A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012204027A JP2014059694A (ja) 2012-09-18 2012-09-18 Rfidラベル及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012204027A JP2014059694A (ja) 2012-09-18 2012-09-18 Rfidラベル及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014059694A true JP2014059694A (ja) 2014-04-03

Family

ID=50616123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012204027A Pending JP2014059694A (ja) 2012-09-18 2012-09-18 Rfidラベル及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014059694A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5904316B1 (ja) * 2014-11-07 2016-04-13 株式会社村田製作所 キャリアテープ及びその製造方法、並びにrfidタグの製造方法
WO2016072301A1 (ja) * 2014-11-07 2016-05-12 株式会社村田製作所 キャリアテープ及びその製造方法、並びにrfidタグの製造方法
WO2022163112A1 (ja) * 2021-01-29 2022-08-04 サトーホールディングス株式会社 Rfidラベル、rfid記録媒体、rfidラベルの製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007042026A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Dainippon Printing Co Ltd Icタグ粘着体、icタグ粘着体付剥離シート、icタグ粘着体付剥離シート用材料、icタグ粘着体用材料の巻体、icタグ粘着体付剥離シートの製造方法、icタグ粘着体付剥離シート用材料の製造方法、icタグ粘着体用材料の巻体の製造方法、インターポーザ粘着体、インターポーザ粘着体付剥離シート、インターポーザ粘着体付剥離シート用材料、インターポーザ粘着体用材料の巻体、インターポーザ粘着体付剥離シートの製造方法、インターポーザ粘着体付剥離シート用材料の製造方法、およびインターポーザ粘着体用材料の巻体の製造方法
JP2008018715A (ja) * 2006-06-14 2008-01-31 Hitachi Chem Co Ltd Icタグラベル及びその製造方法
JP2008059240A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Dainippon Printing Co Ltd インターポーザ保護構造を有するicタグとicタグ付きリライタブルシート
JP2009026145A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Hitachi Chem Co Ltd Icタグ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007042026A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Dainippon Printing Co Ltd Icタグ粘着体、icタグ粘着体付剥離シート、icタグ粘着体付剥離シート用材料、icタグ粘着体用材料の巻体、icタグ粘着体付剥離シートの製造方法、icタグ粘着体付剥離シート用材料の製造方法、icタグ粘着体用材料の巻体の製造方法、インターポーザ粘着体、インターポーザ粘着体付剥離シート、インターポーザ粘着体付剥離シート用材料、インターポーザ粘着体用材料の巻体、インターポーザ粘着体付剥離シートの製造方法、インターポーザ粘着体付剥離シート用材料の製造方法、およびインターポーザ粘着体用材料の巻体の製造方法
JP2008018715A (ja) * 2006-06-14 2008-01-31 Hitachi Chem Co Ltd Icタグラベル及びその製造方法
JP2008059240A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Dainippon Printing Co Ltd インターポーザ保護構造を有するicタグとicタグ付きリライタブルシート
JP2009026145A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Hitachi Chem Co Ltd Icタグ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5904316B1 (ja) * 2014-11-07 2016-04-13 株式会社村田製作所 キャリアテープ及びその製造方法、並びにrfidタグの製造方法
WO2016072301A1 (ja) * 2014-11-07 2016-05-12 株式会社村田製作所 キャリアテープ及びその製造方法、並びにrfidタグの製造方法
US9775270B2 (en) 2014-11-07 2017-09-26 Murata Manufacturing Co., Ltd. Carrier tape, method for manufacturing same, and method for manufacturing RFID tag
WO2022163112A1 (ja) * 2021-01-29 2022-08-04 サトーホールディングス株式会社 Rfidラベル、rfid記録媒体、rfidラベルの製造方法
EP4287167A4 (en) * 2021-01-29 2024-07-10 Sato Holdings Kk RFID LABEL, RFID RECORDING MEDIUM AND METHOD FOR MANUFACTURING RFID LABEL

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4885686B2 (ja) ラベル貼付装置
JP2008123083A (ja) 非接触icタグラベルと航空手荷物タグラベル、および非接触icタグラベルの製造方法
JP2014059694A (ja) Rfidラベル及びその製造方法
JP2008310540A (ja) Icチップ破壊防止と通信阻害抑制構造を有する非接触icタグ
CN202702805U (zh) 一种实现rfid芯片或衬垫与底纸之间粘接的复合装置
JP2014040005A (ja) 配送伝票
JP4374046B2 (ja) Rfidラベル
JP6276515B2 (ja) 剥離検知ラベル
JP4723988B2 (ja) 除電装置
JP2009223847A (ja) Icタグラベルの帯状連続体と印字用icタグラベル用紙
JP4430097B2 (ja) Rfidラベルおよびその製造方法
WO2008047705A1 (fr) Étiquette de marqueur à circuits imprimés
JP4831489B2 (ja) Rfidラベル
JP5196389B2 (ja) Rfidラベル及びrfidラベルの製造方法
JP2009093448A (ja) Icタグ及びicタグの製造方法
JP2005044270A (ja) Icラベル製造装置
JP2017033436A (ja) Icタグラベル,icタグラベルシートおよびicタグラベルシートの製造方法
JP2008097321A (ja) 航空タグ用icタグラベルの製造方法
JP2008146553A (ja) Icタグラベル、及びその製造方法
JP5035975B2 (ja) 無線タグ
JP6418751B2 (ja) Rfidタグ、その使用方法およびrfidタグ連結体の製造方法
JP6126465B2 (ja) 接着シートおよび接着シートの貼付方法ならびに接着シートの製造方法
JP2008234245A (ja) Icタグラベル及びicタグラベルの製造方法
JP5133608B2 (ja) ラベルの製造方法及びラベルロール
JP7013706B2 (ja) Rfidタグラベルシートおよびrfidタグラベル連続体

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140417

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160803

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161101