JP2009063558A - 超音波検査装置、超音波検査方法および原子力プラントの非破壊検査方法 - Google Patents

超音波検査装置、超音波検査方法および原子力プラントの非破壊検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】十分な強度の超音波を効率良く発生でき、かつ、広範囲に良好な検査を行い得る超音波検査装置、超音波検査方法および原子力プラントの非破壊検査方法を提供する。
【解決手段】調整された出力のレーザ光を発射するレーザ装置5およびレーザ装置5が発射するレーザ光を照射され、超音波を発生する送信ダイヤフラム39を有する体積検査用超音波送信部17を備え、体積検査用超音波送信部17の送信ダイヤフラム39が発生する超音波を構造部材77に照射して検査を行う超音波検査装置1であって、送信ダイヤフラム39は、チタンで形成されていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、超音波検査装置、超音波検査方法および原子力プラントの非破壊検査方法に関するものである。
超音波を用いた検査装置は、たとえば、医療、原子力プラント内非破壊検査等で実用化されている。たとえば、超音波探傷試験は比較的簡便に材料内部の欠陥を検出することが可能なため、構造材料の重要部分の検査に使用されて大きな役割を果たしている。超音波探傷試験では、超音波の送信に、たとえば、特許文献1に示されるように圧電素子が用いられている。
この圧電素子は、たとえば、直径20mm程度と比較的大きいため、装置が大型となっていた。このため、狭隘部あるいは複雑形状の部材の測定が難しい。また、圧電素子の固有周波数により超音波の周波数帯域が制限されるので、たとえば、部材表面の画像表示等の用途にはあまり適さないという問題があった。
これらの問題点を解消するものとして、たとえば、特許文献2に示されるレーザ超音波法が提案されている。
これは、光ファイバを使いレーザ光を被検体に照射し、このレーザ光で被検査体表面に超音波を励起させ、被検体中を伝わった超音波を受信レーザ光で検出するものである。この超音波の変化を感知することで、欠陥を検出し、受信した超音波の周波数分析をすることで深さの同定も行なえる。
すなわち、超音波発生に細い光ファイバを用いるので、装置が小型化でき、狭隘部あるいは複雑形状の部材の測定に対応できるものである。
また、たとえば、特許文献3に示されるようにレーザ光を用いて超音波を発生させ、この超音波を用いて非破壊検査を行うものが提案されている。
これは、一端が金属板で閉じられ、内部にガスが封入された筒状体内にレーザ光を照射し、内部ガスの熱膨張および金属板の熱応力による変化を発生させ、この変化を外部に伝播させ、超音波を発生するものである。
特開2000−28589号公報 特開2005−43139号公報 特許第2984390号公報
ところで、特許文献2に示されたものは、レーザ光を被検体に直接照射するので、被検体を劣化、変形させる恐れがあるという問題点がある。
また、これによりレーザ光の強度が制限され、十分な調査が行えない、あるいは、検査対象である被検体の範囲が制限されるという問題点がある。
さらに、レーザ光が通過できないところ、たとえば、高速増殖炉の冷却材であるナトリウム中では、検査することができないという問題がある。
特許文献3に示されるものは、レーザ光が被検体に直接照射されないので、被検体を劣化、変形させることは解決されている。ところで、超音波によって非破壊検査を行うには、超音波の強度を十分に高める必要があるが、特許文献3では、この点について具体的に示されていないので、このままで実施することはできない。
また、被検体の種類、検査種類に対応して最適な強度あるいは指向性を有する超音波を発生でき、検査の多様性に対応できる具体的な態様の超音波検査装置が強く求められている。
本発明は、上記の事情に鑑み、十分な強度の超音波を効率良く発生でき、かつ、広範囲に良好な検査を行い得る超音波検査装置、超音波検査方法および原子力プラントの非破壊検査方法を提供することを目的としている。
また、被検体の種類、検査種類に対応して最適な強度あるいは指向性を有する超音波を発生し、検査の多様性に対応できる超音波検査装置、超音波検査方法および原子力プラントの非破壊検査方法を提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明による超音波検査装置は、調整された出力のレーザ光を発射するレーザ装置および該レーザ装置が発射するレーザ光を照射され、超音波を発生する送信ダイヤフラムを有する超音波送信部を備え、該超音波送信部の該送信ダイヤフラムが発生する超音波を被検体に照射して検査を行う超音波検査装置であって、前記送信ダイヤフラムは、チタンで形成されていることを特徴とする。
また、本発明による超音波検査装置は、調整された出力のレーザ光を発射するレーザ装置および該レーザ装置が発射するレーザ光を照射され、超音波を発生する送信ダイヤフラムを有する超音波送信部を備え、該超音波送信部の該送信ダイヤフラムが発生する超音波を被検体に照射して検査を行う超音波検査装置であって、前記送信ダイヤフラムは、アルミニウムで形成されていることを特徴とする。
これらの発明によれば、レーザ装置が発射する調整された出力のレーザ光が送信ダイヤフラムに照射されることによって送信ダイヤフラムが超音波を発生し、この超音波を被検体に照射するので、被検体の劣化、変形を防止することができる。
これにより、高出力のレーザ光が取り扱えるので、発生する超音波の強度を強くすることができる。このため、良好な検査を行うことができる。
また、被検体との距離を大きくしても十分な検査が行えるので、指向性を大きくすることができる。これにより、分解能を小さくできるので、検査精度を向上させることができる。
本発明者らは、鋭意検討した結果、チタン、アルミニウムが高強度の超音波を発生し、送信ダイヤフラムとして有用であることを見出した。また、チタン、アルミニウムで形成された送信ダイヤフラムは、レーザ光により送信ダイヤフラムに入力されるエネルギーに対して他の材料に比べて高強度の超音波を発生することも有用である。このようにエネルギー効率がよいので、十分な強度の超音波を効率良く発生させることができる。
また、本発明による超音波検査装置は、調整された出力のレーザ光を発射するレーザ装置および該レーザ装置が発射するレーザ光を照射され、超音波を発生する送信ダイヤフラムを有する超音波送信部を備え、該超音波送信部の該送信ダイヤフラムが発生する超音波を被検体に照射して検査を行う超音波検査装置であって、前記送信ダイヤフラムのレーザ入射側は、光学部材によって拘束されていることを特徴とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、送信ダイヤフラムを光学部材で拘束させることが、発生する超音波の強度を強くすることを見出した。これは、たとえば、次のような現象であると考えられる。
送信ダイヤフラムのレーザ入射側は、光学部材によって拘束されているので、レーザ光が送信ダイヤフラムに照射され変形すると、その変形が光学部材に作用する。そして、送信ダイヤフラムには光学部材からの反力が超音波発生方向に作用するので、送信ダイヤフラムが発生する超音波の強度を強くする。
また、光学部材がレーザ光による送信ダイヤフラムの劣化あるいは損傷を抑制するので、レーザ光の強度を強くして、発生する超音波の強度を強くすることができる。
なお、光学部材としては、サファイア、石英等のガラス、アルミニウムの酸化膜等のセラミックス等が用いられる。
また、光学部材と送信ダイヤフラムとは、接合してもよいし、単に、隣接するように配置させてよい。
また、本発明による超音波検査装置は、調整された出力のレーザ光を発射するレーザ装置および該レーザ装置が発射するレーザ光を照射され、超音波を発生する送信ダイヤフラムを有する超音波送信部を備え、該超音波送信部の該送信ダイヤフラムが発生する超音波を被検体に照射して検査を行う超音波検査装置であって、前記送信ダイヤフラムのレーザ入射側面に、ゼリー状の粘性物が塗布されていることを特徴とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、送信ダイヤフラムのレーザ入射側面にゼリー状の粘性物を塗布することによって、発生する超音波の強度が強くなることを見出した。これは、たとえば、次のような現象であると考えられる。
レーザ光が送信ダイヤフラムに照射されることによって送信ダイヤフラムに発生する振動の内、レーザ入射側へ向かう振動がゼリー状の粘性物によって打ち返されるので、それらがレーザ入射側と反対方向、すなわち、超音波発生方向に向かうことになる。このように、超音波発生方向に向かう振動と、反対方向に向かい打ち返された振動と、が重畳されるので、送信ダイヤフラムが発生する超音波の強度を強くする。
また、ゼリー状の粘性物は変形し易いので、送信ダイヤフラムの面に沿って隙間なく密着させることができる。これにより、粘性物はその全面に亘り送信ダイヤフラムの振動を打ち返すことができるので、効率よく超音波発生方向にエネルギーを送ることができる。
なお、ゼリー状の粘性物としては透明であることが好ましい。このようにすると、透明な粘性物はレーザ光の通過を妨げることがないので、レーザ光は送信ダイヤフラムへ多く入射され、発生する超音波の強度を強くできる。
また、ゼリー状の粘性物を塗布する範囲は全面に塗布される必要はなく、少なくともレーザ光が照射される範囲をカバーしているだけでよい。粘性物は、レーザ光が照射される範囲を超え、超音波の発生が大きい部分をカバーするように塗布されるのがより望ましい。
また、本発明による超音波検査装置は、調整された出力のレーザ光を発射するレーザ装置および該レーザ装置が発射するレーザ光を照射され、超音波を発生する送信ダイヤフラムを有する超音波送信部を備え、該超音波送信部の該送信ダイヤフラムが発生する超音波を被検体に照射して検査を行う超音波検査装置であって、前記送信ダイヤフラムに照射される前記レーザ光のビーム径の大きさを調整するビーム径調整手段が備えられていることを特徴とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、レーザ光のビーム径の大きさによって指向性が変化すること、および同じエネルギーであっても送信ダイヤフラムが発生する超音波の強度が異なる、すなわち、送信ダイヤフラムの超音波発生モードが異なることを見出した。
すなわち、ビーム径を小さくすると、指向性が高くなる、言い換えると、広い範囲に強度の高い超音波を出力できるので、たとえば、表面を画像化して検査する表面検査に有効となる。一方、ビーム径を大きくすると、指向性が低くなる、言い換えると、強度の高い超音波は限定された範囲に集中して出力されるので、たとえば、内部の欠陥を検査する体積検査に有効となる。
このように、ビーム径調整手段を備えることによって、1台の超音波検査装置で、被検体の種類、検査場所等の変化に対応することができる。また、たとえば、体積検査および表面検査というように、性格の異なる検査、すなわち、ハイブリッドな検査を行うことができる。
また、上記発明では、前記ビーム径調整手段は、前記レーザ光の発射位置と前記送信ダイヤフラムとの距離を調整するように構成されていてもよい。
また、上記発明では、前記レーザ装置には、それぞれ前記レーザ光を発射する径が異なる複数の光ファイバが備えられ、前記ビーム径調整手段は、前記光ファイバのいずれを用いるかを選択するものであってもよい。
また、本発明による超音波検査方法は、調整された出力のレーザ光を発射するレーザ装置と、該レーザ装置が発射するレーザ光を照射され、超音波を発生する送信ダイヤフラムを有する超音波送信部と、前記送信ダイヤフラムに照射される前記レーザ光のビーム径の大きさを調整するビーム径調整手段と、を備え、該ビーム径調整手段によって前記ビーム径の大きさを調整し、前記送信ダイヤフラムから検査対象の種類、検査種類に対応した強度の超音波を発生させ、この超音波を被検体に照射して検査を行うことを特徴とする。
本発明によれば、レーザ装置が発射する調整された出力のレーザ光が送信ダイヤフラムに照射されることによって送信ダイヤフラムが超音波を発生し、この超音波を被検体に照射するので、被検体の劣化、変形を防止することができる。
これにより、高出力のレーザ光が取り扱えるので、発生する超音波の強度を強くすることができる。このため、良好な検査を行うことができる。
このとき、ビーム径調整手段によってビーム径の大きさを調整し、送信ダイヤフラムから検査対象の種類、検査種類に対応した強度の超音波を発生させ、この超音波を被検体に照射して検査を行うので、たとえば、表面を画像化して検査する表面検査および内部の欠陥を検査する体積検査という性格の異なる検査、すなわち、ハイブリッドな検査を行うことができる。
また、本発明による原子力プラントの非破壊検査方法は、上述のレーザ光を送信ダイヤフラムに照射しいて十分な強度の超音波を効率良く発生させる超音波検査装置を用いて原子力プラントの非破壊検査を行うことを特徴とする。
このように、レーザ光を送信ダイヤフラムに照射して十分な強度の超音波を効率良く発生させる超音波検査装置を用いているので、レーザ光が通過できないところ、たとえば、高速増殖炉の冷却材であるナトリウム中でも検査することができる。
本発明によれば、レーザ装置が発射するレーザ光が送信ダイヤフラムに照射されることによって送信ダイヤフラムが超音波を発生し、この超音波を被検体に照射するので、被検体の劣化、変形を防止することができる。
これにより、高出力のレーザ光が取り扱えるので、発生する超音波の強度を強くすることができる。このため、良好な検査を行うことができる。
また、ビーム径調整手段を備えることによって、1台の超音波検査装置で、被検体の種類、検査場所等の変化に対応することができる。たとえば、体積検査および表面検査というように、性格の異なる検査、すなわち、ハイブリッドな検査を行うことができる。
以下、本発明の一実施態様にかかる超音波検査装置1について、図1〜図5に基づいて説明する。超音波検査装置1は、高速増殖炉の冷却材であるナトリウム中の部材の超音波探傷を行うもので、内部の状態を検査する体積検査および表面の状態を検査する表面検査を行うものである。
図1は、超音波検査装置1の全体概略構成を示すブロック図である。
超音波検査装置1には、超音波を送受信する検査体3と、超音波送信用のレーザ光を発信するレーザ装置5と、超音波受信用のレーザ光を受発信する受信レーザ部7と、送受信したデータを保管するとともにレーザ装置5および受信レーザ部7の動作を指示するデータ収集装置9と、送受信したデータを処理し、表示するデータ処理・表示装置11とが備えられている。
受信レーザ部7には、レーザ光を発振するレーザ発振器6と、レーザ光を光ファイバへ導入、導出する光スイッチ8と、送信レーザ光および受信レーザ光を干渉させるレーザ干渉計10とが備えられている。
図2は、検査体3の概略構成を示す断面図である。
検査体3には、略直方体形状をした箱体である本体13と、本体の一面の略中央部に取り付けられた円筒形状をし、光ファイバを挿通させる通路部15と、本体13の内部に取り付けられた体積検査用超音波送信部(超音波送信部)17と、表面検査用超音波送信部(超音波送信部)19と、複数の超音波受信部21とが備えられている。
体積検査用超音波送信部17、表面検査用超音波送信部19および超音波受信部21は、略円筒形状をし、軸線が本体13の通路部15が取り付けられた面に交差する方向になるように本体13の通路部15と離れる側に取付けられている。
複数の超音波受信部21は、略等間隔にマトリックス状(たとえば、10列×10行)に設置されている。
体積検査用超音波送信部17および表面検査用超音波送信部19は、それぞれ超音波受信部21群の略中央部に設置されている。
体積検査用超音波送信部17および表面検査用超音波送信部19と、レーザ装置5とは、それぞれ光ファイバ23で連結されている。(図2、3参照)
体積検査用超音波送信部17および表面検査用超音波送信部19は略同構造であるので、体積検査用超音波送信部17について説明する。
レーザ装置5には、レーザ発振器25と、レーザ光路27と、レーザ光を光ファイバ23に導入する、たとえば、光スイッチ等で構成される導入部29とが備えられている。
レーザ光路27には、一対のミラー31、NDフィルタ33および集光レンズ35が備えられている。
NDフィルタ33は、複数のフィルタが交換可能に備えられており、これらを交換することによってレーザ光の光量、すなわち、出力を調節するものである。
集光レンズ35は、レーザ光路27に沿って移動可能とされ、光ファイバ23に入射するレーザ光の径(後述する送信ダイヤフラム39への入射されるレーザ光の径)をある程度調整できるようにされている。
体積検査用超音波送信部17には、中空の略円筒形状をした本体37と、本体37の一端部に取り付けられた送信ダイヤフラム39と、耐熱ダンパ41と、送信ダイヤフラム39の他端側に設置されこれを支持するバックアップリング43と、バックアップリング43の他端側に配置された光ファイバ23を所定位置関係に設置する連結部材であるフェルール45と、フェルール45の他端側に配置され、フェルール45を押える偏心孔リング47と、本体37の他端部の中空部に螺合され、一端側に配置された部材を押える押さえネジ49と、が備えられている。
体積検査用超音波送信部17および表面検査用超音波送信部19は、送信ダイヤフラム39が本体13の通路部15に対向する面に向くように設置されている。
図4は、超音波受信部21の概略構成を示す断面図である。
超音波受信部21は略円筒形状をし、一端側に、光スイッチ8と連結される光ファイバ51が接続されている。超音波受信部21の他端部には、受信ダイヤフラム53が取付けられている。
超音波受信部21は、受信ダイヤフラム53が本体13の通路部15に対向する面に向くように設置されている。
なお、集光レンズ35に加えて体積検査用超音波送信部17および表面検査用超音波送信部19に、図6〜図8に示されるようなビーム径調整手段55を備えるようにしてもよい。
図6に示される体積検査用超音波送信部17には、フェルール45を押さえネジ49側へ常時付勢する圧縮バネ57が備えられている。押さえネジ49を回転させて軸線方向外側に移動させると、フェルール45が圧縮バネ57によって押され、押さえネジ49と同様に軸線方向外側に移動する。反対に押さえネジ49を回転させて送信ダイヤフラム39側に移動させると、フェルール45は圧縮バネ57の付勢力に抗して送信ダイヤフラム39側に移動させられる。
これにより、フェルール45の先端と送信ダイヤフラム39との間隔が変化することになる。この間隔が変化すると、フェルール45の先端から発射されるレーザ光の放射角によって送信ダイヤフラム39に到達するレーザ光のビーム径が変化することになる。
なお、光ファイバ51の出射端(たとえば、フェルール45の先端)と送信ダイヤフラム39との間隔を変化させる構造は図6のものに限らず、適宜構造とすることができる。
図7に示される体積検査用超音波送信部17には、複数の径の異なる光ファイバ23が備えられている。径によって光ファイバ23から発射されるレーザ光のビーム径が異なるので、レーザ装置5で用いる光ファイバ23を選択することによって送信ダイヤフラム39に到達するレーザ光のビーム径を変化させることができる。
図8に示される体積検査用超音波送信部17には、フェルール45と送信ダイヤフラム39との間に凸レンズ59が軸線方向に移動可能に取り付けられている。また、フェルール45は図6のものと同様に圧縮バネ57によって押さえネジ49側に常時付勢されている。
凸レンズ59を軸線方向に移動させることによってレーザ光の集光状態を変化させ、送信ダイヤフラム39に到達するレーザ光のビーム径を変化させる。
なお、図8では凸レンズ59を軸線方向に移動して送信ダイヤフラム39に到達するレーザ光のビーム径を変化させるようにしているが、これに限定されるものではなく、たとえば、フェルール45を軸線方向に移動させるようにしてもよいし、凸レンズ59およびフェルール45の両者を軸線方向に移動できるようにしてもよい。
送信ダイヤフラム39にレーザ光が照射されると、送信ダイヤフラム39は超音波を発生する。
このとき、発生する超音波の強度は、レーザ光出力あるいはレーザ光のエネルギー密度に対応して図5の実線で示されるように変化する。
レーザ光出力あるいはレーザ光のエネルギー密度等が小さいところ(低エネルギー域)では、レーザ光のエネルギーが送信ダイヤフラム39等の温度の上昇に使われ、発生する超音波の強度が小さい。この部分はサーマルモードと称される。
レーザ光出力あるいはレーザ光のエネルギー密度等がさらに大きくなると、発生する超音波の強度が急激に増加するようになる。この段階では、送信ダイヤフラム39はレーザ光に侵食される状態となるので、アブレーションモードと称される。
レーザ光出力あるいはレーザ光のエネルギー密度等がさらに大きくなると、送信ダイヤフラム39への侵食作用が大きくなって一部ガス化し、レーザ光を散乱または吸収するので、レーザ光が送信ダイヤフラム39へ供給するエネルギー割合が低下することになる。
こうなると、発生する超音波の強度の増加率が小さくなるので、レーザ光のエネルギー効率が低下することになる。この状態はエアブレークダウンモードと称される。
したがって、エネルギー効率および送信ダイヤフラム39の損傷を考慮し、レーザ光の強度(レーザ光出力あるいはレーザ光のエネルギー密度等)は、アブレーションモードの範囲で、選択される。
送信ダイヤフラム39の材料、寸法等は、レーザ装置5からのレーザ光の強度、ならびにそれによって発生する超音波の強度および周波数特性を勘案して選択される。また、送信ダイヤフラム39は、エネルギー効率を向上させるためには、レーザ光の吸収効率の高い材料とすることが好ましい。
このように、送信ダイヤフラム39の材質、特性が超音波検査装置1の性能に大きな影響を及ぼすので、それらについて検証試験を行なった。
図9は、この検証試験を行なう試験装置を示している。
YAGレーザを発信するレーザ発振器25としてコンティウム社製のSurelite I−10を用いている。レーザ発振器25が出力するYAGレーザ光は、出力が400mJ、パルス間隔が10Hz、パルス幅が10nsとした。
水を貯留した水槽61の一面に備えられた取付部材63にダイヤフラム供試体65を取付け、このダイヤフラム供試体65に、レーザ発振器25からのレーザ光を当て発生した超音波を受信用圧電素子67で受け、オシロスコープ69でその強度を測定する。
ダイヤフラム供試体65としては、ステンレス(SUS)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、錫(Sn)を用いた。ダイヤフラム供試体65は、直径25mmで、厚さは0.05mmの円板である。SUSについては厚さの影響を見るために厚さ0.03mmのものも用いた。
また、ダイヤフラム供試体65として図10に示される複合材71も試験した。複合材71は、厚さ0.03mmのSUSダイヤフラム(送信ダイヤフラム)73の一面、すなわち、レーザ光が入射される側の面に、厚さ1mmのサファイアガラスのサファイアダイヤフラム(光学部材)75を接合したものである。複合材71は、直径30mmの円板である。
複合材71は、SUSダイヤフラム73の接合面をCr−Ni−Auでスパッタリング処理する。一方、サファイアダイヤフラム75の接合面をメタライズ処理する。そして、SUSダイヤフラム73およびサファイアダイヤフラム75の接合面をAu−Snハンダにて貼り合わせて形成している。ハンダ層は略2μmである。
図11は、レーザ光のビーム径をパラメータとした指向性を示している。なお、指向性の状態をわかり易くするために、信号強度(超音波の強度)は、規準化している。
これを見ると、ビーム径0、5mmの指向性が高く(広い範囲に強度の強い超音波を出力できる)、4mmの指向性が低く(強度の高い超音波は限定された範囲に集中して出力される)なり、2mmはその中間となっている。
すなわち、ビーム径が小さくなるほど指向性が高くなるということが判明した。
これは、ビーム径が小さくなるほど、単位面積当りのアブレーション比率が高いためではないかと推測される。
図12および図13は、低エネルギー域(サーマルモード)において入力エネルギーを一定にしてレーザ光のビーム径をパラメータとした信号強度と指向性の関係を示している。
これを見ると、信号強度のトータルは、ビーム径2mmがビーム径4mmよりも大きく、図12では約4倍、図13では約2.4倍となっている。
すなわち、入力エネルギーが一定であればビーム径が小さいほど発生する超音波の強度が強く、すなわち、エネルギーの変換効率が高くなる。
図14および図15は、単位面積あたりの入力エネルギーを同じにしたときのレーザ光のビーム径をパラメータとした信号強度と指向性の関係を示している。
これを見ると、信号強度のトータルは、ビーム径4mmがビーム径2mmよりも大きく、図14では約1.32倍、図15では約1.14倍となっている。
すなわち、単位面積当りの入力エネルギーが一定であればビーム径が大きいほど発生する超音波の強度が強く、すなわち、エネルギーの変換効率が高くなる。
このように、レーザ光のビーム径はエネルギー効率に大きな影響を与えることが判明した。
図16〜図18は、材料種の違いによる超音波発生強度を比較したものである。図16はアブレーションモード域(略80mJ以上)の状態を主として示し、図17は低アブレーションモード域(50mJ前後)の状態を示し、図18はサーマルモード域(25mJ以下)での状態を示している。
各図で、複合材71については、測定結果の傾向を一点鎖線で示している。
アブレーションモード域(図16)では、アルミニウムが最も強い超音波強度(エネルギー変換効率がよい)を示し、次いで、チタン、SUSが続いている。また、厚さの異なるダイヤフラム供試体65を試験したSUSにおいて、厚みによる超音波強度の優位差は見出せなかった。
錫は、試験中、ダイヤフラム供試体65の中央に穴が開いてしまった。錫は柔らかいので、実用には向かないことが判明した。
SUS、銅も十分実用的な超音波強度を出せることが判明した。
複合材71は、アルミニウムの約1.6倍、同一素材であるSUSの約2倍以上の超音波強度が得られ、エネルギー変換効率の高さが実証された。
複合材71は、300mJ以上でサファイアガラスの表面が溶けてダメージを受け、急激に超音波強度が低下した。サファイアガラスを用いる複合材71はこの辺りが使用する上限値となる。
低アブレーションモード域(図17)では、錫が最も強い超音波強度を示し、次いで、アルミニウム、チタンが続く。
また、ここでは、複合材71の超音波強度は、錫、アルミニウムと略同等の大きさである。しかし、同一素材であるSUSに対しては約10倍以上の超音波強度が得られている。
サーマルモード域(図18)では、錫とチタンとが相対的に良好である。また、複合材71は、超音波強度が単一素材のものに比べて10倍程度高くなっている(図17参照)。
実用的に必要な超音波の強度が得られるアブレーションモード領域において、エネルギー効率が良好な、アルミニウム、チタンは送信ダイヤフラム39の素材として有用であることがわかった。
また、複合材71がさらに有用であることがわかった。
これは、SUSダイヤフラム73のレーザ入射側は、サファイアダイヤフラム75によって拘束されているので、レーザ光がSUSダイヤフラム73に照射され変形すると、その変形がサファイアダイヤフラム75に作用する。そして、SUSダイヤフラム73にはサファイアダイヤフラム75からの反力が超音波発生方向に作用するので、SUSダイヤフラム73が発生する超音波の強度を強くする。
また、サファイアダイヤフラム75がレーザ光によるSUSダイヤフラム73の劣化あるいは損傷を抑制するので、レーザ光の強度を強くして、発生する超音波の強度を強くすることができる。
なお、複合材71は、SUSダイヤフラム73とサファイアダイヤフラム75とをハンダで接合しているが、接合方法はハンダに限らず適宜手段を用いてよいし、接合しないで隣接するように設置するようにしてもよい。サファイアダイヤフラム75はSUSダイヤフラム73の動きを拘束するように設置されればよい。
また、複合材71を構成する光学部材の素材としては、サファイアガラスに限らず、石英ガラス、アルミニウムの酸化膜等のセラミックス等を用いてもよい。
また、SUSダイヤフラム73の替わりにアルミニウム、チタン、銅、錫等のダイヤフラムを用いてもよい。
また、送信ダイヤフラム39は、表面にたとえば、鉄、アルミニウムの酸化膜をコーティングするようにしてもよい。これらの酸化膜は、レーザ光の吸収率を向上できるとともに送信ダイヤフラム39の劣化、損傷を抑制することができる。
ダイヤフラム供試体65として図19に示される構造のものを用いて試験した。ダイヤフラム供試体65は、たとえば、厚さ0.02mmのSUSダイヤフラム73の一面、すなわち、レーザ光が入射される側の面に、粘性体(粘性物)81を塗布したものである。SUSダイヤフラム73は、直径30mmの円板である。
粘性体81としては、たとえば、米国のSONOTECH inc.製の「Pyrogel GR 100」(商品名)が用いられる。これは、カプラントとして用いられる接触媒質である。この粘性体81は、グリセリンを主成分とした透明なゼリー状をし、使用温度範囲が−45.6℃〜427℃(−50°F〜800°F)と広い。また、粘度は、4×10cps以上と高く、一旦付着すると容易には流れることはない。
粘性体81は、レーザ光が照射される範囲を含み、それを超える範囲に亘り手によって略1mmの厚さで塗布されている。
レーザ入力エネルギーが10mJで、入射されるレーザのビーム径が2mmという条件で、粘性体81付きのダイヤフラム供試体65と、粘性体81が付いていないダイヤフラム供試体65(厚さ0.02mmのSUSダイヤフラム73)とを用い発生する超音波の大きさの時間的推移を試験した。
図20は、粘性体81付きのダイヤフラム供試体65の結果であり、図21は、SUSダイヤフラム73のみの結果である。
これを見ると、粘性体81付きのダイヤフラム供試体65では、SUSダイヤフラム73のみのものに比べて発生する超音波の強度が20数倍となるとともに鮮鋭な超音波波形がえられた。
これは、レーザ光がSUSダイヤフラム73に照射されることによってSUSダイヤフラム73に発生する振動の内、レーザ入射側へ向かう振動が粘性体81によって打ち返されるので、それらがレーザ入射側と反対方向、すなわち、超音波発生方向に向かうことになる。このように、超音波発生方向に向かう振動と、反対方向に向かい打ち返された振動と、が重畳されるので、SUSダイヤフラム73が発生する超音波の強度は強くなる。
また、粘性体は変形し易いので、SUSダイヤフラム73の面に沿って隙間なく密着させることができる。これにより、粘性体81はその全面に亘りSUSダイヤフラム73の振動を打ち返すことができるので、効率よく超音波発生方向にエネルギーを送ることができる。
なお、透明な粘性体81はレーザ光の通過を妨げることがないので、レーザ光はSUSダイヤフラム73へ多く入射され、発生する超音波の強度を強くできる。
また、粘性体81を塗布する範囲は全面に塗布される必要はなく、少なくともレーザ光が照射される範囲をカバーしているだけでよい。粘性体81は、レーザ光が照射される範囲を超え、超音波の発生が大きい部分をカバーするように塗布されるのがより望ましい。
ここでは、送信ダイヤフラム39としてSUS製のものについて試験結果を示しているが、これはアルミニュウム、チタン、銅、錫等の材料で構成されているものでも同様に発生する超音波の強度を強くできる。
以上説明した本実施形態にかかる超音波検査装置1の動作について説明する。
検査体3を検査対象となる構造部材(被検体)77に対向して配置する。構造部材77の内部のキズ79を検査する体積検査を行う場合には、体積検査用超音波送信部17を用いる。
レーザ発振器25がレーザ光を発振すると、レーザ光はレーザ光路27を通って導入部29に入射される。レーザ光は導入部29で体積検査用超音波送信部17側の光ファイバ23を通過できる形に変換される。この変換されたレーザ光が光ファイバ23を通ってフェルール45から送信ダイヤフラム39に照射される。
送信ダイヤフラム39にレーザ光が照射されると、送信ダイヤフラム39は超音波を発生する。
このようにして、体積検査用超音波送信部17の送信ダイヤフラム39で発生した超音波Cは構造部材77に向けて照射される。
この超音波Cは、周波数が2〜5MHzを主体となるように調整されている。言い換えると、発生する超音波Cの周波数は2〜5MHzが主体となるように、送信ダイヤフラム39の材質、寸法、レーザ装置5のレーザ光の強度等の条件が設定されている。
構造部材77に照射された超音波Cは、構造部材77で反射され、検査体3に向かって進み、各超音波受信部21の受信ダイヤフラム53を振動させる。このとき、構造部材77にキズ79があれば、超音波Cはキズ79で方向を変えられ、受信ダイヤフラム53の振動の位相が所定の状態からずれることになる。
このとき、受信レーザ部7のレーザ発振器6からレーザ光が発振され、光スイッチ8、光ファイバ51を介して受信ダイヤフラム53に照射されている。照射されたレーザ光は受信ダイヤフラム53に反射され、逆ルートを通ってレーザ干渉計10に戻される。
受信ダイヤフラム53が振動しているので、レーザ発振器から出て、レーザ干渉計10に戻るレーザ光の移動距離が変動することになる。これとレーザ発振器6からの送信レーザ光とを干渉させることによって、変動状態が明確となる。
このデータをデータ収集装置9に保管し、保管されたデータをデータ処理・表示装置11が処理し、キズ79の有無、有る場合はその位置等を算出して、表示する。
次に、構造部材77の表面状況を検査する表面検査を行う場合には、表面検査用超音波送信部19を用いることになる。
この場合、表面検査用超音波送信部19の送信ダイヤフラム39で発生する超音波Cは、周波数が10MHzを主体となるように調整されている。言い換えると、発生する超音波Cの周波数は10MHzが主体となるように、送信ダイヤフラム39の材質、寸法、レーザ装置5のレーザ光の強度等の条件が設定されている。
このように、超音波Cの周波数を10MHzが主体とするようにすると、超音波Cが構造部材77の内部に深く入らず、表面で反射されるようになるので、表面の状態を検査することができる。
なお、検査動作については、体積検査と同様であるので、ここでは重複した説明を省略する。
このように超音波検査装置1は発生する超音波Cの周波数が異なる体積検査用超音波送信部17および表面検査用超音波送信部19を備えているので、これらを切換えて用いることによって、体積検査および表面検査という性格の異なる検査、すなわち、ハイブリッドな検査を1台で行うことができる。
このように構造体77の種類、検査種類に対応して、最適な送信ダイヤフラム39を備えている超音波検査装置1を用いることで、検査精度、検査効率等を向上させることができる。
このように、レーザ装置5が発射するレーザ光が送信ダイヤフラム39に照射されることによって送信ダイヤフラム39が超音波Cを発生し、この超音波Cを構造部材77に照射するので、構造部材77の劣化、変形を防止することができる。
これにより、高出力のレーザ光が取り扱えるので、発生する超音波Cの強度を強くすることができる。このため、良好な検査を行うことができる。
また、構造部材77との距離を大きくしても十分な検査が行えるので、指向角を大きくすることができる。これにより、分解能を小さくできるので、検査精度を向上させることができる。
さらに、レーザ光の送信に光ファイバ23,51を用いることによって、体積検査用超音波送信部17および表面検査用超音波送信部19を小さくできるので、超音波検査装置1の小型化を図ることができる。
また、検査に超音波Cを用いているので、レーザ光が通過できないところ、たとえば、高速増殖炉の冷却材であるナトリウム中でも検査することができる。
また、図6〜図8に示されるようにレーザ光のビーム径を調節するビーム径調整手段55を備えているものでは、送信ダイヤフラム39に入射するレーザ光のビーム径を調節する。
たとえば、ビーム径を小さくして指向性を高くすると、表面を画像化して検査する表面検査をすることができる。一方、ビーム径を大きくして指向性を低くすると内部の欠陥を検査する体積検査をすることができる。
このように、ビーム径調整手段55を備えることによって、体積検査用超音波送信部17によって体積検査用超音波送信部17および表面検査用超音波送信部19の機能を有することになるので、たとえば、表面検査用超音波送信部19を省略することができる。すなわち、体積検査用超音波送信部17のみで、体積検査および表面検査というように、性格の異なる検査、すなわち、ハイブリッドな検査を行うことができる。
なお、たとえば、送信ダイヤフラム39をその面内で凸凹に変形させることによって指向性を変化させることができる。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
たとえば、体積検査用超音波送信部17および表面検査用超音波送信部19を同時に備える必要はなく、目的によってはいずれか一方のみを設けるようにしてもよい。
本発明の一実施形態にかかる超音波検査装置の全体概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる検査体の概略構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態にかかる超音波送信系の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる超音波受信部の概略構成を示す断面図である。 レーザ強度と発生する超音波の強度との関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態にかかる体積検査用超音波送信部の他の実施態様を示す断面図である。 本発明の一実施形態にかかる体積検査用超音波送信部の他の実施態様を示す断面図である。 本発明の一実施形態にかかる体積検査用超音波送信部の他の実施態様を示す断面図である。 試験装置の概略構成を示すブロック図である。 複合材の概略構成を示す断面図である。 ビーム径をパラメータとした指向性の相違を示すグラフである。 入力エネルギーが一定の条件でビーム径による信号強度の相違を示すグラフである。 入力エネルギーが一定の条件でビーム径による信号強度の相違を示すグラフである。 単位面積当りの入力エネルギーが一定の条件でビーム径による信号強度の相違を示すグラフである。 単位面積当りの入力エネルギーが一定の条件でビーム径による信号強度の相違を示すグラフである。 アブレーションモード域における材料種の違いによる超音波発生強度を示すグラフである。 低アブレーションモード域における材料種の違いによる超音波発生強度を示すグラフである。 サーマルモード域における材料種の違いによる超音波発生強度を示すグラフである。 粘性体を付けたダイヤフラム供試体の概略構成を示す断面図である。 粘性体を付けたダイヤフラム供試体による超音波発生強度を示すグラフである。 粘性体を付けていないダイヤフラム供試体による超音波発生強度を示すグラフである。
符号の説明
1 超音波検査装置
5 レーザ装置
17 体積検査用超音波送信部
19 表面検査用超音波送信部
23 光ファイバ
39 送信ダイヤフラム
51 光ファイバ
53 受信ダイヤフラム
55 ビーム径調整手段
71 複合材
75 サファイアダイヤフラム
77 構造部材
81 粘性体

Claims (10)

  1. 調整された出力のレーザ光を発射するレーザ装置および該レーザ装置が発射するレーザ光を照射され、超音波を発生する送信ダイヤフラムを有する超音波送信部を備え、
    該超音波送信部の該送信ダイヤフラムが発生する超音波を被検体に照射して検査を行う超音波検査装置であって、
    前記送信ダイヤフラムは、チタンで形成されていることを特徴とする超音波検査装置。
  2. 調整された出力のレーザ光を発射するレーザ装置および該レーザ装置が発射するレーザ光を照射され、超音波を発生する送信ダイヤフラムを有する超音波送信部を備え、
    該超音波送信部の該送信ダイヤフラムが発生する超音波を被検体に照射して検査を行う超音波検査装置であって、
    前記送信ダイヤフラムは、アルミニウムで形成されていることを特徴とする超音波検査装置。
  3. 調整された出力のレーザ光を発射するレーザ装置および該レーザ装置が発射するレーザ光を照射され、超音波を発生する送信ダイヤフラムを有する超音波送信部を備え、
    該超音波送信部の該送信ダイヤフラムが発生する超音波を被検体に照射して検査を行う超音波検査装置であって、
    前記送信ダイヤフラムのレーザ入射側は、光学部材によって拘束されていることを特徴とする超音波検査装置。
  4. 調整された出力のレーザ光を発射するレーザ装置および該レーザ装置が発射するレーザ光を照射され、超音波を発生する送信ダイヤフラムを有する超音波送信部を備え、
    該超音波送信部の該送信ダイヤフラムが発生する超音波を被検体に照射して検査を行う超音波検査装置であって、
    前記送信ダイヤフラムのレーザ入射側面に、ゼリー状の粘性物が塗布されていることを特徴とする超音波検査装置。
  5. 調整された出力のレーザ光を発射するレーザ装置および該レーザ装置が発射するレーザ光を照射され、超音波を発生する送信ダイヤフラムを有する超音波送信部を備え、
    該超音波送信部の該送信ダイヤフラムが発生する超音波を被検体に照射して検査を行う超音波検査装置であって、
    前記送信ダイヤフラムに照射される前記レーザ光のビーム径の大きさを調整するビーム径調整手段が備えられていることを特徴とする超音波検査装置。
  6. 前記送信ダイヤフラムに照射される前記レーザ光のビーム径の大きさを調整するビーム径調整手段が備えられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の超音波検査装置。
  7. 前記ビーム径調整手段は、前記レーザ光の発射位置と前記送信ダイヤフラムとの距離を調整するように構成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の超音波検査装置。
  8. 前記レーザ装置には、それぞれ前記レーザ光を発射する径が異なる複数の光ファイバが備えられ、
    前記ビーム径調整手段は、前記光ファイバのいずれを用いるかを選択するものであることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の超音波検査装置。
  9. 調整された出力のレーザ光を発射するレーザ装置と、
    該レーザ装置が発射するレーザ光を照射され、超音波を発生する送信ダイヤフラムを有する超音波送信部と、
    前記送信ダイヤフラムに照射される前記レーザ光のビーム径の大きさを調整するビーム径調整手段と、を備え、
    該ビーム径調整手段によって前記ビーム径の大きさを調整し、
    前記送信ダイヤフラムから検査対象の種類、検査種類に対応した強度の超音波を発生させ、
    この超音波を被検体に照射して検査を行うことを特徴とする超音波検査方法。
  10. 請求項1から請求項8のいずれかに記載された超音波検査装置を用いて原子力プラントの非破壊検査を行うことを特徴とする原子力プラントの非破壊検査方法。
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