JP2002017723A - 超音波用探触子及びそれを用いた超音波診断装置 - Google Patents

超音波用探触子及びそれを用いた超音波診断装置

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JP2002017723A
JP2002017723A JP2001134868A JP2001134868A JP2002017723A JP 2002017723 A JP2002017723 A JP 2002017723A JP 2001134868 A JP2001134868 A JP 2001134868A JP 2001134868 A JP2001134868 A JP 2001134868A JP 2002017723 A JP2002017723 A JP 2002017723A
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signal
light
optical
transmitting
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JP2001134868A
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Inventor
Eiji Ogawa
英二 小川
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の微細素子への電気的配線の必要がな
く、クロストークや電気的インピーダンスの増大を招か
ず、且つ、超音波の発信機能を備えた超音波用2次元探
触子の提供を目的とする。 【解決手段】 光源11から発生した光が入射される複
数の光ファイバーを含む光ファイバーアレイ13と、各
々の光ファイバーの一端にそれぞれ形成され、光ファイ
バーを通して入射される光を印加される超音波に基づい
て変調する複数の超音波検出素子14と、圧電素子によ
る超音波送信素子19とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を送受信す
る探触子に関し、さらに、そのような探触子を用いて超
音波を送受信することにより医療診断を行うための超音
波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波診断装置においては、超音
波の送信手段及び受信手段には同じ方式を用いており、
超音波の送信及び受信を行う素子(振動子)としては、
PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)に代表される圧電セラ
ミックや、PVDF(高分子圧電素子)等の圧電素子を
用いた1次元センサアレイが一般的であった。さらに、
そのような1次元センサアレイをスキャンさせることに
より2次元画像を取得し、複数の2次元画像を合成する
ことにより3次元画像を得ていた。
【0003】しかしながら、この手法によれば、1次元
センサアレイのスキャン方向にタイムラグがあるため、
異なる時刻における断面像を合成することになるので、
合成画像がぼけたものとなってしまう。従って、超音波
診断装置を用いて超音波エコー観察等を行う場合のよう
に、生体を対象とする被写体には適していない。
【0004】このように、超音波を用いて高品位な3次
元画像を取得するためには、センサアレイをスキャンさ
せることなく2次元画像を取得できる2次元センサアレ
イが必要である。このため、上記PZTやPVDFを用
いて2次元センサアレイを作製する手法が検討されてい
た。上記PZTやPVDFを用いる場合、素子の微細加
工と、多数の微細素子への配線が必要であり、現状以上
の微細化と素子集積は困難であった。また、それらが解
決されたとしても、素子間のクロストークが増大した
り、微細配線による電気的インピーダンスの上昇により
SN比が劣化したり、微細素子の電極部が破壊し易くな
るといった問題があるので、PZTやPVDFを用いた
2次元センサアレイの実現は困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、圧電材料を
用いない超音波センサとして、光ファイバを用いた2次
元センサアレイを使用することが望まれる。しかしなが
ら、光ファイバを用いたセンサは、超音波の送信機能を
持たないため、送信機能を備えることが必要である。
【0006】そこで、上記の点に鑑み、本発明は、多数
の微細素子への電気的配線の必要がなく、クロストーク
や電気的インピーダンスの増大を招かず、且つ、超音波
の送信機能を備えた超音波用2次元探触子の提供を目的
とする。さらに、本発明は、そのような超音波用2次元
探触子を備えた超音波診断装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明に係る超音波用探触子は、超音波信号を送信
する送信手段と、超音波信号を受信する受信手段であっ
て、送信手段とは異なる方式を用いた受信手段とを具備
する。
【0008】また、本発明に係る超音波診断装置は、超
音波信号を送信する送信手段と、超音波信号を受信する
受信手段であって送信手段とは異なる方式を用いた受信
手段とを含む超音波用探触子と、超音波を送信するため
に送信手段に印加する駆動信号を発生する駆動信号発生
回路と、受信手段から入力する受信信号を検出して検出
信号を発生する検出器と、検出器から出力される検出信
号を処理する信号処理手段と、駆動信号の送信タイミン
グ及び検出信号の入力タイミングを制御する制御手段
と、信号処理手段の出力信号に基づいて画像データを構
成する画像処理部と、画像データに基づいて画像を表示
する画像表示部とを具備する。
【0009】本発明によれば、多数の微細素子への電気
的配線の必要がなく、クロストークや電気的インピーダ
ンスの増大を招かず、且つ、超音波の発信機能を備えた
超音波用2次元探触子を実現できる。さらに、本発明に
よれば、そのような超音波用2次元探触子を備えた超音
波診断装置を実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の構
成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る超音波用探触子
を用いた超音波診断装置を示すブロック図である。図1
に示すように、この超音波診断装置は、超音波送信部4
0及び超音波検出部(センサ)50から構成される超音
波用探触子120を含んでいる。超音波送信部40は、
駆動信号発生回路30から発生する駆動信号に基づいて
超音波を送信する。超音波送信部40は、PZTやPV
DF等の圧電素子を用いた振動子により構成される。診
断対象に向けて送信された超音波は、診断対象から反射
されて超音波検出部(センサ)50に受信される。セン
サ50は、光ファイバアレイ及び超音波検出素子等を含
む。
【0011】また、この超音波診断装置は、光源11
と、分波器12と、結像系15と、光検出器16とを含
んでいる。光検出器16から出力される検出信号は、信
号処理手段60に含まれる信号処理部61に入力され、
さらに、A/D変換器62においてディジタル信号に変
換される。
【0012】A/D変換器62には1次記憶部80が接
続されており、取得された複数枚の面データが1次記憶
部80に記憶される。それらのデータに基づいて、画像
処理部90が、2次元データ又は3次元データを再構成
する。再構成されたデータは、補間、レスポンス変調処
理、階調処理等の処理を受け、画像表示部100に表示
される。さらに、画像処理部90において処理されたデ
ータは、2次記憶部110に記憶される。
【0013】タイミングコントロール部70は、所定の
タイミングで駆動信号を発生するように駆動信号発生回
路30を制御すると共に、送信時刻から一定時間経過後
に光検出器16から出力される検出信号を取り込むよう
に、信号処理部61を制御する。このように、駆動信号
及び検出信号をコントロールすることにより、読み取る
時間帯を限定し、被写体の特定の深さからの超音波の反
射を光検出することができる。
【0014】次に、図1に示す超音波用探触子の構造と
動作について、図2を参照しながら説明する。図2に示
すように、この超音波用探触子は、超音波送信素子(P
ZT等)19及び電極17、18を含む超音波送信部4
0と、超音波検出素子14及び光ファイバアレイ13を
含む超音波検出部50とを有している。光ファイバアレ
イ13は、微細な光ファイバ13a、13b、・・・の
断面を2次元マトリックス状に配列させたものである。
【0015】超音波送信素子19としては、PZT(チ
タン酸ジルコン酸鉛)に代表される圧電セラミックや、
PVDF(高分子圧電素子)等の圧電性を有する材料
(圧電素子)が用いられる。超音波送信素子19の両端
に配置された電極17、18に電圧が印加されると、圧
電素子に微小な機械的振動が生じ、圧電素子に隣接する
伝播媒質に微少振動が伝わる。従って、駆動信号発生回
路30により電極17、18にパルス状の電気信号或い
は連続波電気信号を送ると、圧電素子に電圧が印加さ
れ、超音波パルス或いは連続波超音波が発生し、伝播媒
質中を超音波ビームとして伝わる。
【0016】また、超音波検出素子14は、各々の光フ
ァイバの先端に超音波有感部としてそれぞれ形成された
ファブリーペロー共振器(FPRと略称)14a、14
b、・・・により構成される。光源11から発生した光
は、分波器12を通過し、光ファイバアレイ13に入射
する。それぞれの光ファイバに入射した光は、FPRの
両端に形成されたハーフミラー(図中右側)及び全反射
ミラー(図中左側)により反射される。この全反射面
は、圧電素子19より発信し、被写体に反射し、超音波
検出素子14に印加される超音波により幾何学的変位を
受けるので、反射光はこれにより変調されて、再び分波
器12に入射する。分波器12に入射された反射光は、
直接あるいは光ファイバ等を通して、又はレンズ等の結
像系15を介して、CCDやフォトダイオード(PD)
アレイ等で構成される光検出器16に結像する。
【0017】以上述べたような超音波用探触子の構造に
ついて、図3及び図4を参照しながら具体的に説明す
る。図3に示すように、ハウジング21の中に、超音波
送信素子19及び電極17,18を含む超音波送信部4
0と、超音波検出素子14及び光ファイバアレイ13を
含む超音波検出部50とが収納されている。光ファイバ
の間隔は、サイドローブを抑圧するため、受信する超音
波の波長の半分以下にすることが望ましい。
【0018】超音波検出素子14及び超音波送信素子1
9とハウジング21との間には、音響インピーダンスの
整合を図るために音響整合層22を設けることが望まし
い。音響整合層22は、超音波を伝え易いパイレックス
ガラス(パイレックスは登録商標)や金属粉入りエポキ
シ樹脂等により構成できる。また、ハウジング21の表
面には、超音波検出素子や超音波送信素子を保護するこ
とも兼ねて、シリコンゴム等の音響レンズ材23を設け
ることが望ましい。さらに、隣接する光ファイバ及び超
音波送信素子の間は、超音波のクロストークを低減させ
るために、吸音材24で満たすことが望ましい。吸音材
24としては、金属粉入りエポキシ樹脂や、フェライト
粉入りゴム等が適している。なお、光ファイバアレイ1
3は、超音波検出素子が設けられた部分の近傍を除き、
樹脂25で固められている。
【0019】ここで、超音波検出素子14が設けられた
光ファイバ13と、超音波送信素子19の配列には、図
4に示すように以下の4つが考えられる。 (1)光ファイバアレイの中心に1個の送信素子を配置
する例 図4の(a)は、光ファイバ13a、13b、・・・から
構成される光ファイバアレイの中心に、1個の送信素子
19を配置した例を示す断面図である。この配列による
と、送信波は無指向性となる。
【0020】(2)複数の光ファイバの間に複数の送信
素子を配置した例 図4の(b)は、光ファイバアレイを構成する光ファイ
バ13a、13b、・・・の間に、送信素子19a、1
9b、・・・を交互に配置した例を示す断面図である。
この配列によると、送信素子を2次元的に配しているの
で、2次元的なビームスキャン送波が可能になる。
【0021】(3)光ファイバアレイの中心に1個の1
次元送信アレイを配置した例 図4の(c)は、光ファイバアレイを構成する光ファイ
バ13a、13b、・・・の間に、複数の送信素子を1
次元的に配列して構成される1次元送信アレイ20を1
個配置した例を示す断面図である。この配列によると、
1次元的なビームスキャン送波が可能である。
【0022】(4)複数の光ファイバの間に複数の1次
元送信アレイを配置した例 図4の(d)は、光ファイバアレイを構成する光ファイ
バ13a、13b、・・・の間に、複数の送信素子を1
次元的に配列して構成される1次元送信アレイ20a、
20b、・・・を交互に複数個配置した例を示す断面図
である。この配列によると、2次元的なビームスキャン
送波が可能になる。
【0023】次に、本発明の第2の実施形態に係る超音
波用探触子について、図5を参照しながら説明する。図
5は、本発明の第2の実施形態における超音波用探触子
の一部を原理的に示す図である。この超音波用探触子
は、第1の実施形態におけるファブリーペロー共振器の
かわりに、ファイバブラッググレーティングを用いてい
る。即ち、第2の実施形態においては、図1に示すのと
同じ光ファイバアレイ13の先端に、超音波有感部とし
て、ブラッググレーティング構造を有するブラッググレ
ーティング部122が設けられている。即ち、超音波検
出素子122は、光ファイバ13a、13b、・・・の
先端にそれぞれ形成されたブラッググレーティング部1
22a、122b、・・・によって構成される。
【0024】ブラッググレーティング部は、屈折率の異
なる2種類の材料層(光伝搬媒質)を、ブラッグの反射
条件を満たすピッチで数千層交互に重ねたものであり、
単層のファブリーペロー共振器よりも高い反射率と急峻
な波長依存性を有する。図5においては、屈折率n1
有する材料層Aと、屈折率n2を有する材料層Bとが示
されている。これらの層の周期構造のピッチ(間隔)を
dとし、入射光の波長をλとすると、ブラッグの反射条
件は(1)式で表される。ただし、mは任意の整数であ
る。 2d・sinθ=mλ ・・・(1) ここで、θは入射面から測った入射角であり、θ=π/
2とすると(2)式のようになる。 2d=mλ ・・・(2) ブラッググレーティングは、ブラッグの反射条件を満た
す特定の波長の光を選択的に反射し、その他の波長の光
を透過させる。
【0025】ブラッググレーティング部に超音波を伝搬
させると、ブラッググレーティング部が歪んで上記周期
構造のピッチdが変化するので、選択的に反射する光の
波長λが変化する。ブラッググレーティングの反射特性
においては、最も反射率の高い(透過率の低い)中心波
長の前後に反射率の変化する傾斜帯域があり、この傾斜
帯域の範囲に中心波長を有する検出光をブラッググレー
ティング部に入射させながら超音波を加える。すると、
超音波の強さに応じた反射光(又は透過光)の強度変化
を観測できる。この光の強度変化を換算することにより
超音波の強度を計測できる。
【0026】ここで、ブラッググレーティングは、感度
が高い上に作り易く、一般的には、民生用の製品を転用
することも可能である。しかしながら、超音波診断にお
けるように高感度のセンサとしては、そのまま用いるこ
とはできない。例えば、通常市場において使用されてい
るブラッググレーティングを用いると、20kHzより
も高い周波数帯域においては、軸方向から入射する超音
波に対する感度が低くなることが確認されている。ま
た、超音波有感部の長さ(ブラッググレーティング部)
が、次の式 (超音波波長)=(ブラッググレーティング部における
音速)/(超音波の周波数) で表されるブラッググレーティング部における超音波波
長の概略3/4より大きい場合には、検出された波形が
実際に受信した超音波の波形と比較して低周波側に歪む
と共に、センサの感度が低くなってしまう。これは、ブ
ラッググレーティング部の長さがブラッググレーティン
グ部における超音波波長の半分よりも大きい場合に、超
音波がブラッググレーティング部を伝達する過程でブラ
ッググレーティング部内に伸び縮みの位相が反転する部
分が生じるため、これらの部分の変位が相殺されてしま
うことが原因と考えられる。
【0027】このような現象を避けるためには、ブラッ
ググレーティング部の長さをブラッググレーティング部
における超音波波長の概略3/4以下、望ましくは半分
程度とすれば良い。例えば、検出対象である超音波の周
波数が3.5MHz、ブラッググレーティング部の材質
中の音速を5500m/sであるとき、ブラッググレー
ティング部を伝搬する超音波の波長λSは、次のように
算出される。 λS=5500/(3.5×106) =1571.4(μm) 従って、ブラッググレーティング部の長さの上限は、次
のように算出される。 1571×(3/4)=1178.5(μm) これより、ブラッググレーティング部の長さを117
8.5μm以下とすれば、ブラッググレーティング部内
の伸び縮み位相の反転を防ぎ、超音波の検出に必要な感
度を得ることができる。
【0028】次に、本発明の第3の実施形態に係る超音
波用探触子について、図6を参照しながら説明する。図
6に示すように、超音波用探触子150は、超音波送信
部40と、超音波を受けて周波数が変化する発光光を光
路差長を有する光ヘテロダイン干渉光学系に入射させる
レーザ共振器を用いた超音波検出部130とを含む。タ
イミングコントロール部70は、所定のタイミングで駆
動信号を発生するように駆動信号発生回路30を制御す
ると共に、送信時刻から一定時間経過後に、光検出器1
6からアンプ151及び復調部152を介して出力され
る検出信号を取り込むように積分処理部153を制御す
る。
【0029】駆動信号発生回路30から出力された駆動
信号を受けて、PZT等の圧電素子から構成される超音
波送信部40から超音波が発生する。超音波送信部40
から送信され被写体で反射した超音波が入射面(全反射
ミラー131の左側)に入射すると、超音波検出部13
0を構成するレーザ共振器の全反射ミラー131が変位
し、全反射ミラー131と透過ミラー133との間隔が
変化する。このとき、レーザ活性物質132の両脇に設
置された2枚のミラー間で生じる定常波の振動数即ち共
振周波数が変化し、レーザの発振周波数も偏移する。こ
のレーザ光が干渉光学系140に入射すると、分波器1
41を透過し、部分反射ミラー142及び分波器141
で反射し、レンズ145を介して光検出器16に入る光
ビームL2と、部分反射ミラー142を透過し、周波数
シフター143及びプリズム144を通過し、再び部分
反射ミラー142を透過し、分波器141で反射し、レ
ンズ145を介して光検出器16に入る光ビームL3と
の間で光路差長が生じる。
【0030】ここで、時間的に発振周波数が偏移する光
ビームが光路差長のある光ヘテロダイン干渉光学系に入
ると、元の光ヘテロダイン干渉信号の周波数を中心とし
て、時間遅延分に相当する発振周波数の変化分だけシフ
トした周波数のビート信号が生じる。この周波数変調さ
れたビート信号をアンプ151で増幅し、復調部152
で復調し、得られた復調信号を積分処理部153で積分
処理すれば、周波数の変化即ち超音波の波形を再現でき
る。この波形は波形表示部154に表示され、同時に波
形記憶部155に記憶される。これに基づいて、被写体
の画像データを構成することができる。
【0031】さらに、本発明の第4の実施形態に係る超
音波用探触子について、図7を参照しながら説明する。
図7に示すように、超音波用探触子170は、反射界面
近傍のエバネセント場に存在する物体が超音波を受けて
振動することによりエバネセント光の光量が変化するこ
とを利用した超音波トランスジューサを含んでいる。
【0032】超音波トランスジューサは、受信手段とし
て、プリズム171、空隙173、オプティカルフラッ
ト174、空隙を作るためのスペーサ172、送信手段
として、オプティカルフラット174に吸音層177を
介して設けられたPZT等の圧電素子175、及び音響
レンズ176より構成される。
【0033】レーザ共振器161とビーム拡大器162
とから構成される光源160より出射される拡大された
レーザ光でプリズム底面を照射し、その全反射光強度分
布をPDアレイ又はCCDカメラから構成される光検出
器16で読み出す。一方、圧電素子175から送信され
た超音波が被写体で反射してオプティカルフラット17
4下面より入射すると、空隙173の空気層厚が変化す
る。これに伴い、プリズム171下面のエバネセント場
に漏れ出す光、即ち、エバネセント光の光量が変化す
る。光検出器16で読み出される全反射光の光量は、 (全反射光の光量)=(入射光の光量)−(エバネセン
ト光の光量) で表されるため、全反射光の強度分布はエバネセント場
の空気層圧の変化、即ち、超音波の音圧分布を表すこと
になる。光検出器16により読み出された検出信号は、
信号処理部に出力される。
【0034】タイミングコントロール部70では、所定
のタイミングで駆動信号を発生するように駆動信号発生
回路30を制御すると共に、光検出器16に入射する光
(検出光)のタイミングを制御する。光検出器16に入
射する光のタイミングの制御方法には、レーザをパルス
駆動させたり、光路にシャッタ等を設け検出光を遮った
りする方法等が考えられる。ここでは一例として、プリ
ズム171底面における反射光が光検出器16に入射す
るのを制御する方法をあげた。即ち、タイミングコント
ロール部70によりシャッタ駆動回路182を制御し、
シャッタ181を動作させる。このように、超音波強度
に依存した全反射光が検出器に入射する時間帯を限定す
ることにより、被写体の特定の深さからの超音波の反射
を光検出することができる。この場合、シャッタの開閉
等は、被写体内の任意の深さの情報を収集するのに適当
な時間だけ、超音波の送信から遅らせて動作させる。こ
のようにして得られた検出信号に基づいて、被写体の画
像データを構成することができる。
【0035】次に、本発明の第5の実施形態に係る超音
波受信装置について、図8を参照しながら説明する。本
実施形態は、超音波検出素子としてブラッググレーティ
ング構造を有する光導波路を用いたものである。図8に
示すように、基板125には1次元に配列された複数の
光導波路121a、121b、・・・が形成されてお
り、さらに、そのコア先端部にはブラッググレーティン
グ部122a、122b、・・・がそれぞれ形成されて
いる。ブラッググレーティング部の構造については、本
発明の第2の実施形態に係る超音波受信装置と同様であ
る。
【0036】光源11を射出した光は、分波器12を通
過し、各々の光導波路121a、121b、・・・に入
射する。各々の光導波路において、その先端に形成され
たブラッググレーティング部が超音波の伝搬により構造
的に変化することにより、光は変調される。それぞれの
光導波路において、ブラッググレーティング部により反
射された光は、分波器12において進路を変更され、そ
れぞれの光導波路121a、121b、・・・に対応す
る光検出器16a、16b、・・・に入射する。このよ
うに、光検出器16a、16b、・・・において光強度
の変化を検出することにより、対応する光導波路に伝搬
した超音波の強度を測定することができる。なお、本実
施形態においても、第2の実施形態の場合と同様に、光
導波路に形成されたブラッググレーティング部の長さ
は、ブラッググレーティング部を伝搬する超音波の波長
の3/4以下であることが望ましい。
【0037】図9は、ブラッググレーティング部が形成
された光導波路を有する2次元超音波用探触子の構造を
示している。図9に示すように、ハウジング21の中に
は、基板125上に1次元に配列された複数の光導波路
121a、121b、・・・を含む超音波検出部50
と、超音波送信素子19を含む超音波送信部40とが収
納されている。超音波検出部50において、複数の光導
波路121a、121b、・・・にはブラッググレーテ
ィング部122a、122b、・・・がそれぞれ形成さ
れている。また、複数の光導波路にはそれぞれ光ファイ
バが接続されており、ブラッググレーティング部によっ
て変調を受けた光は、複数の光ファイバを含む光ファイ
バアレイ43を通って分波器12に導かれる。一方、超
音波送信部40において、超音波送信素子19は、吸音
材24によって保持されている。また、超音波送信素子
19に電圧を与えるために、該超音波送信素子19には
導線42が接続された電極17、18が設けられてい
る。
【0038】ブラッググレーティング部122を含む光
導波路121及び超音波送信素子19とハウジング21
との間には、音響インピーダンスの整合を図るために音
響整合層22が設けられている。また、ハウジング21
の表面には、音響レンズ材23を設けられている。これ
らの音響整合層22、音響レンズ材23、吸音材等を設
ける理由及び材料については、本発明の第1の実施形態
の場合と同様である。なお、光導波路を用いた超音波検
出部としては、この他に、ファブリーペロー共振器等の
様々な超音波有感部を設けた光導波路を用いても良い。
【0039】ここで、複数の光導波路121a、121
b、・・・が1次元に配置された超音波検出部(1次元
光導波路アレイ)50と、超音波送信素子19の配列に
は、図10に示すように以下の4つが考えられる。 (1)光導波路アレイの中心に1個の送信素子を配置す
る例 図10の(a)は、複数の1次元光導波路アレイを配列し
た2次元光導波路アレイの中心に、1個の送信素子19
を配置した例を示す断面図である。この配列によると、
送信波は無指向性となる。
【0040】(2)複数の光導波路の間に複数の送信素
子を配置した例 図10の(b)は、1次元光導波路アレイを含む複数の
光導波路の間に、送信素子19を交互に配置した例を示
す断面図である。この配列によると、送信素子は2次元
的に配置されているので、2次元的なビームスキャン送
波が可能になる。
【0041】(3)光導波路アレイの中心に1個の1次
元送信アレイを配置した例 図10の(c)は、複数の1次元導波路アレイの間に、
複数の送信素子を1次元的に配列して構成される1次元
送信アレイ20を1個配置した例を示す断面図である。
この配列によると、1次元的なビームスキャン送波が可
能である。
【0042】(4)複数の1次元光導波路アレイの間に
複数の1次元送信アレイを配置した例 図10の(d)は、複数の1次元光導波路アレイ50の
間に、複数の送信素子を1次元的に配列して構成される
1次元送信アレイ20を交互に複数個配置した例を示す
断面図である。この配列によると、2次元的なビームス
キャン送波が可能になる。
【0043】次に、本発明の第6の実施形態について、
図11〜図13を参照しながら説明する。本実施形態
は、本発明の第5の実施形態と同様に、超音波検出素子
としてブラッググレーティング構造を有する光導波路1
23a、123b、・・・を用い、さらに、検出光とし
て複数の波長の異なる光を多重化させて用いるものであ
る。図11は、本実施形態に係る超音波受信装置の構成
を原理的に示しており、図12は、図11に示す超音波
検出部50の構造を示しており、図13は、図11に示
す分波器112の構造を示している。
【0044】図11に示すように、この超音波受信装置
は、光源111と、光サーキュレータ113と、ブラッ
ググレーティング構造を有する光導波路を含む超音波検
出部50と、超音波検出部50から入射する検出光を分
波する分波器112と、分波された光の強度を検出する
光検出器16a、16b、・・・と、これらの装置(u
nit)を互いに接続する光ファイバ126、127、
128、129a、129b、・・・を有している。本
実施形態においては、光源として、広帯域の光(広帯域
光)を発生する広帯域光源(ブロードバンド光源)を用
い、分波器として、光の進行方向をその入射方向に応じ
て切り替える光サーキュレータ113を用いている。
【0045】図11において、光源111を射出した光
は、光ファイバ127を介して光サーキュレータ113
に入射し、さらに、光ファイバ126を介して超音波検
出部50に入射する。ここで、図12を参照すると、超
音波検出部50は、基板125に形成された導波路長の
異なる逆L字状の複数の光導波路123a、123b、
・・・を含んでいる。これらの光導波路123a、12
3b、・・・は、それぞれの断面が1列に並ぶように配
列されている。また、各々の光導波路123a、123
b、・・・の先端には、ブラッググレーティング122
a、122b、・・・が形成されている。
【0046】本実施形態においては、それぞれのブラッ
ググレーティングを構成する各層の周期構造のピッチ
は、式(2)に基づいて、特定の波長に対して反射波長
特性が大きくなるように決められている。即ち、ブラッ
ググレーティング122aを構成する各層の周期構造の
ピッチdは、式(2)に基づいて、ブラック波長がλ1
となるように決められる。また、ブラッググレーティン
グ122bを構成する各層の周期構造のピッチdは、式
(2)に基づいて、ブラック波長がλ2(≠λ1)となる
ように決められる。残りのブラッググレーティング12
2c、122d、・・・についても同様である。従っ
て、ブラッググレーティング122a、122b、・・
・の反射波長特性は互いに異なっている。複数のブラッ
ググレーティング122a、122b、・・・は、超音
波が印加されると超音波の音圧方向に伸縮する。これに
より、それぞれのブラッググレーティング122a、1
22b、・・・を構成する各層の周期構造のピッチdが
変化し、それぞれのブラック波長を変える。従って、超
音波の受信中にそれぞれのブラッググレーティング12
2a、122b、・・・に入射する光は、印加される超
音波に基づいて変調される。なお、本実施形態において
も、それぞれの光導波路の先端に形成されるブラッググ
レーティング部の長さは、光導波路を伝搬する超音波の
波長の3/4以下であることが望ましい。
【0047】光導波路123aの末端部は、光ファイバ
126と接続されている。また、光導波路123aの末
端部と光導波路123bの末端部との間には、空隙12
4aが形成されており、この空隙124aは、ビームス
プリッタとして働く。同様に、光導波路123bの末端
部と光導波路123cの末端部との間には、ビームスプ
リッタとして働く空隙124bが形成されている。残り
の光導波路123c、123d、・・・についても同様
である。本実施形態においては、複数の光導波路123
a、123b、・・・をこのように接続することによ
り、プレーナ光波回路(PLC:Planar Lightwave Cir
cuit)が実現されている。
【0048】ここで、図12に示す超音波検出部50の
動作について説明する。複数の波長成分(λ1、λ2
…、λN)を含む光LMULは、この超音波検出部50に供
給されると、複数の空隙124a、124b、・・・を
通過するごとに分波される。光導波路123aに入射し
た光L1(波長:λ1)は、ブラッググレーティング12
2aにより光導波路123aに向けて反射され、ブラッ
ググレーティング122aに印加される超音波に基づい
て光L1′に変調される。また、光導波路123bに入
射した光L2(波長:λ2)は、ブラッググレーティング
122bにより光導波路123bに向けて反射され、ブ
ラッググレーティング122bに印加される超音波に基
づいて光L2′に変調される。光LMULに含まれる残りの
光L3(波長:λ3)、L4(波長:λ4、・・・について
も同様である。それぞれのブラッググレーティング12
2a、122b、・・・の出射光L1′、L2′、・・・
は、対応する空隙124a、124b、・・・において
順に合波され、光ファイバ126に入射する。
【0049】再び、図11を参照すると、光ファイバ1
26に入射した光は、光サーキュレータ113によって
進行方向を変更され、光ファイバ128を介して、分波
器112に入射する。分波器112は、光ファイバ12
8から入射した光LMUL′を所定の波長成分別の複数の
光L1′、L2′、・・・に分波する。分波器112に
は、検出する波長帯域の異なる複数の光検出器16a、
16b、・・・が、対応する光ファイバ129a、12
9b、・・・を介して接続されている。複数の光検出器
16a、16b、・・・が、対応する光ファイバ129
a、129b、・・・から入射した光L1′、L2′、・
・・を検出することにより、超音波検出部50に含まれ
るそれぞれのブラッググレーティング122a、122
b、・・・に印加された超音波の強度を検出することが
できる。
【0050】ここで、図13を参照すると、本実施形態
においては、分波器112として、プレーナ光波回路の
一種であるアレイ導波路格子(AWG:Arrayed-Wavele
ngthGrating)を有する分波回路を用いている。この分
波回路は、1本の入力導波路71が接続された入力側ス
ラブ導波路72と、複数の出力導波路73a、73b、
・・・が接続された出力側スラブ導波路74との間を、
一定の導波路長差を有する複数のアレイ導波路75a、
75b、・・・により接続した構成となっている。
【0051】入力側スラブ導波路72は、入力導波路7
1の端部を曲率中心とする扇形をしており、出力側スラ
ブ導波路74は、複数の出力導波路73a、73b、の
端部を曲率中心とする扇形をしている。複数のアレイ導
波路75a、75b、・・・は、それぞれの光軸が入力
側スラブ導波路72及び出力側スラブ導波路74の両方
の曲率中心を通るように放射状に配置されている。これ
により、入力側スラブ導波路72及び出力側スラブ導波
路74がレンズと同等の動作を実現する。
【0052】複数の波長成分(λ1、λ2、…、λN)を
含む光LMUL′は、入力導波路71に入射すると、入力
側スラブ導波路72において回折により広がり、複数の
アレイ導波路75a、75b、・・・を同位相で励振す
る。それぞれの励振光は、対応するアレイ導波路75
a、75b、・・・を通過する際に導波路長差に応じた
位相差が与えられ、出力側スラブ導波路74に達する。
出力側スラブ導波路74に入射した複数の光は、レンズ
作用により互いに干渉し合いながら、複数の出力導波路
73a、73b、・・・を配置した側の1点に集光し、
同相条件が成立する方向に回折する。なお、図13に示
す分波回路における入力側と出力側とを入れ替えること
により、合波器として用いることができる。
【0053】本実施形態においては、光源として広帯域
光源を用いたが、この他に、波長の異なる複数のレーザ
発振器を用い、射出されるレーザ光を合波して多重化し
た光を用いても良い。この場合、例えば、図13に示す
分波器を合波器として用いても良い。
【0054】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、多数
の微細素子への電気的配線の必要がなく、クロストーク
や電気的インピーダンスの増大を招かず、且つ、超音波
の発信機能を備えた超音波用2次元探触子を実現するこ
とができる。さらに、本発明によれば、そのような超音
波用2次元探触子を用いて、より高品位な3次元画像を
取得できる超音波診断装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る超音波探触子を
用いた超音波診断装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る超音波用探触子
の構造と動作を説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る超音波用探触子
の一部の構造を示す図である。
【図4】図4の(a)〜図4の(d)は、本発明の第1
の実施形態に係る超音波用探触子の一部の構造を示す図
である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る超音波用探触子
の一部の構造を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る超音波用探触子
の構造と動作を説明するための図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る超音波用探触子
の構造と動作を説明するための図である。
【図8】本発明の第5の実施形態に係る超音波用探触子
の構造と動作を説明するための図である。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る超音波用探触子
の一部の構造を示す図である。
【図10】図10の(a)〜図10の(d)は、本発明
の第5の実施形態に係る超音波用探触子の一部の構造を
示す図である。
【図11】本発明の第6の実施形態に係る超音波用探触
子の構造と動作を説明するための図である。
【図12】図11の超音波検出部の構造を示す図であ
る。
【図13】図11の分波器の構造を示す図である。
【符号の説明】
11、111、160 光源 12、112、141 分波器 13 光ファイバアレイ 13a、13b、・・・ 光ファイバ 14、14a、14b、・・・ 超音波検出素子(ファ
ブリーペロー共振器) 15 結像系 16、16a、16b、・・・ 光検出器 17、18 電極 19、175 超音波送信素子(圧電素子) 20 1次元送信アレイ 21 ハウジング 22 音響整合層 23 音響レンズ材 24 吸音材 25 樹脂 30 駆動信号発生回路 40 超音波送信部 42 導線 50、130 超音波検出部(センサ) 60 信号処理手段 61 信号処理部 62 A/D変換器 70 タイミングコントロール部 71 入力導波路 72 入力側スラブ導波路 73a、73b、・・・ 出力導波路 74 出力側スラブ導波路 75a、75b、・・・ アレイ導波路 80 1次記憶部 90 画像処理部 100 画像表示部 110 2次記憶部 113 光サーキュレータ 120、150、170 超音波用探触子 121、121a、121b、・・・、123a、12
3b、・・・ 光導波路 122、122a、122b、・・・ ブラッググレー
ティング部 124a、124b、・・・,173 空隙 125 基板 126〜128、129a、129b、・・・ 光ファ
イバ 131 全反射ミラー 132 レーザ活性物質 133 透過ミラー 140 干渉光学系 142 部分反射ミラー 143 周波数シフター 144 プリズム 145 レンズ 151 アンプ 152 復調部 153 積分処理部 154 波形表示部 155 波形記憶部 161 レーザ共振器 162 ビーム拡大器 171 プリズム 172 スペーサ 174 オプティカルフラット 176 音響レンズ 177 吸音層 181 シャッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G047 AC13 BA03 BA07 BC13 CA01 CA04 DB02 EA10 EA14 GA01 GA02 GA03 GB02 GB17 GD01 GF01 4C301 AA03 BB22 EE11 EE12 EE15 GA01 GA02 GA03 GB10 JA03 5D019 BB02 BB18 BB25 FF04 GG01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波信号を送信する送信手段と、 超音波信号を受信する受信手段であって、前記送信手段
    とは異なる方式を用いた受信手段と、を具備する超音波
    用探触子。
  2. 【請求項2】 前記送信手段が、印加される電圧に応答
    して超音波を発生する圧電方式に基づくものである、請
    求項1記載の超音波用探触子。
  3. 【請求項3】 前記受信手段が、超音波信号を光信号に
    変換する機能を有する素子を含む、請求項1又は2記載
    の超音波用探触子。
  4. 【請求項4】 前記受信手段が、超音波を検出するため
    の超音波有感部を設けた光ファイバーアレイを含む、請
    求項3記載の超音波用探触子。
  5. 【請求項5】 前記受信手段が、超音波を検出するため
    の超音波有感部を設けた複数の光導波路を含む、請求項
    3記載の超音波用探触子。
  6. 【請求項6】 前記受信手段が、ファブリーペロー共振
    器構造を有するセンサを含む、請求項3〜5のいずれか
    1項記載記載の超音波用探触子。
  7. 【請求項7】 前記受信手段が、ブラッググレーティン
    グ構造を有するセンサを含む、請求項3〜5のいずれか
    1項記載の超音波用探触子。
  8. 【請求項8】 前記ブラッググレーティング構造を有す
    るセンサにおける超音波有感部の長さが、該超音波有感
    部を伝搬する超音波の波長の3/4以下の長さを有す
    る、請求項7記載の超音波用探触子。
  9. 【請求項9】 前記受信手段が、超音波を受けて発光周
    波数を変化させ、発光光を光路差長を有する光ヘテロダ
    イン干渉光学系に入射させるレーザ共振器を含む、請求
    項3〜5のいずれか1項記載の超音波用探触子。
  10. 【請求項10】 前記受信手段が、光反射面近傍のエバ
    ネセント場に存在する物体が超音波を受けて振動するこ
    とにより、前記光反射面における反射光又は透過光の光
    量が変化することを利用して超音波を検出するセンサを
    含む、請求項3〜5のいずれか1項記載の超音波用探触
    子。
  11. 【請求項11】 超音波信号を送信する送信手段と、超
    音波信号を受信する受信手段であって前記送信手段とは
    異なる方式を用いた受信手段とを含む、請求項1〜10
    のいずれか1項記載の超音波用探触子と、 超音波を送信するために前記送信手段に印加する駆動信
    号を発生する駆動信号発生回路と、 前記受信手段から入力する受信信号を検出して検出信号
    を発生する検出器と、 前記検出器から出力される検出信号を処理する信号処理
    手段と、 前記駆動信号の送信タイミング及び前記検出信号の入力
    タイミングを制御する制御手段と、 前記信号処理手段の出力信号に基づいて画像データを構
    成する画像処理部と、 前記画像データに基づいて画像を表示する画像表示部
    と、を具備する超音波診断装置。
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