JP2009062261A - 水硬性粉体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉砕助剤の安全性が確保でき、粉砕効率が良く所望の粒径に到達するまでの時間を短縮することができ、さらに、劣化による強度低下を抑制できる水硬性粉体が得られる、水硬性粉体の製造方法を提供する。
【解決手段】アミノ基を含まず活性水素を有する化合物に炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加させて得られる化合物(a)(ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールを除く)の存在下で、水硬性化合物を粉砕する工程を経て水硬性粉体を製造する。
【選択図】なし

Description

本発明は、水硬性化合物の粉砕工程において、粉砕効率が向上され、さらに劣化による強度低下を抑制できる水硬性粉体が得られる水硬性粉体の製造方法に関する。
水硬性化合物、例えばポルトランドセメントクリンカー、高炉スラグ等を粉砕して種々の水硬性粉体が製造されている。例えば、ポルトランドセメントは、石灰石、粘土、鉄さい等の原料を焼成して得られたクリンカーに適量の石膏を加え、粉砕して製造される。その際、粉砕効率を上げるために、ジエチレングリコールやトリエタノールアミンなどの粉砕助剤が用いられている。粉砕工程においては水硬性化合物をできるだけ能率良く所望の粒径にすることが望ましい。このため、従来、粉砕工程において粉砕助剤を使用することが行われている。
粉砕助剤としては、プロピレングリコールやジエチレングリコールなどの低級アルキレングリコールのオリゴマー(例えば、特許文献1〜3参照)、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミン類(例えば、特許文献4参照)、ステアリン酸などの脂肪酸またはフェノールなどの芳香族化合物(例えば、特許文献5参照)、ヒドロキシアルキルヒドラジンやターシャルブチル酢酸(例えば、特許文献6参照)等が知られている。また、粉砕助剤としてグリセリンを用いること(例えば特許文献5、6参照)やリグニンスルホン酸塩とグリセリンを併用すること(例えば、特許文献7参照)、多価アルコールを含有する有機質工場廃液を用いること(例えば、特許文献8参照)が知られている。特にジエチレングリコールもしくはトリエタノールアミンは、粉砕効率が良く、比較的早い速度で所望の粒径にすることができるとされている。
また他方では、セメントの製造条件、保存条件によって、強度低下による品質劣化の問題がある。この強度低下の原因としては、セメントをサイロ等で高温貯蔵した際の、セメント中に含有される二水石膏からの結合水の脱離水分によるセメントの風化、あるいはセメントを空気輸送する際の大気湿分によるセメントの風化等が挙げられる。このような対策として、特許文献9では、セメント製造時にシリコーン油を添加して粉砕する方法に効果があるとされている。
特開平7−33487号公報 特開平11−157891号公報 特開平11−322380号公報 特開2002−160959号公報 特開平5−147984号公報 特開平11−60298号公報 特開昭57−100952号公報 特開2005−89287号公報 特開平3−187958号公報
水硬性化合物の粉砕助剤として広く使用されているジエチレングリコールは、安全面や健康面への影響に配慮しながら使用する必要があり、使用上の制約が大きい物質である。また、トリエタノールアミンも、化学兵器禁止法の第二種指定物質該当品目に指定されていることから、今後、使用制限を受ける可能性があり、代替できる物質を見出すことが望まれる。
一方、従来から水硬性化合物の粉砕助剤として知られているグリセリン(特許文献5、6参照)は、ジエチレングリコールやトリエタノールアミンと比較し、天然油脂成分由来であることから安全性は確保されているが、液粘性が高いことにより、取り扱い性及び初期粉砕効率が悪くなる傾向がある。
またセメントの劣化による強度低下を抑制するとされるシリコーン油は、セメント粒子の表面に撥水作用を有する油膜を形成するとされており、セメント粒子の水和反応への影響、特に初期水和反応を示す凝結時間への影響が懸念される。またシリコーン油などの油性物質は、消泡効果があることから、気泡モルタルやAEコンクリートなどの空気を含む水硬性組成物の調整が困難となることが予想される。
本発明の課題は、粉砕助剤の安全性が確保でき、粉砕効率が良く所望の粒径に到達するまでの時間を短縮することができ、さらに劣化による強度低下を抑制できるセメント等の水硬性粉体が得られる水硬性粉体の製造方法を提供することである。
本発明は、アミノ基を含まず活性水素を有する化合物に炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加させて得られる化合物(a)(ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールを除く)〔以下、化合物(a)という〕の存在下で、水硬性化合物を粉砕する工程を有する、水硬性粉体の製造方法に関する。
また、本発明は、グリセリンに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを平均で0.5〜6モル付加して得られる化合物(a1)〔以下、化合物(a1)という〕からなる、水硬性化合物用粉砕助剤に関する。
また、本発明は、上記本発明の製造方法で得られた水硬性粉体に関する。
本発明によれば、粉砕助剤の安全性が確保でき、粉砕効率が良く所望の粒径に到達するまでの時間を短縮することができ、さらに劣化による強度低下を抑制できるセメント等の水硬性粉体が得られる水硬性粉体の製造方法が提供される。
本発明の水硬性化合物には、水と反応して硬化する性質を有する物質、単一物質では硬化性を有しないが、2種以上を組み合わせると、水を介して相互作用により水和物を形成し硬化する化合物などが含まれる。
一般に、水硬性化合物、例えばセメントクリンカーを粉砕すると、結晶粒界破壊と結晶粒内破壊が起こる。結晶粒内破壊が起こると、Ca−O間のイオン結合が切断され、陽イオン(Ca2+)が過剰に存在する表面と陰イオン(O2-)が過剰に存在する表面とが生じ、これらが粉砕機の衝撃作用によって静電気引力がおよぶ距離まで圧縮されて、凝集(アグロメレーション)することで、粉砕効率が悪くなるとされている。粉砕助剤は、粒子破壊表面の表面エネルギーを小さくし、アグロメレーションを抑制することで、粉砕効率を上げていると考えられている。
本発明では、化合物(a)を、水硬性化合物を粉砕する際に存在させることで、早い速度で所望の粒径にまで粉砕することができる。詳しい作用機作は不明なるも、粉砕助剤としての化合物(a)の液粘性(粘度)が低下し被粉砕物への濡れ広がり性が良くなり、被粉砕物に対して、より早く、表面に均一に付着することができるために、粉砕効率が上がると推定される。
また、保水機能がある化合物(a)の存在下に水硬性化合物を粉砕することで、水硬性化合物の風化を抑制し、ひいては、水硬性粉体の劣化による強度低下を抑制できるものと推定される。
化合物(a)は、安全性の面からアミノ基を含まず活性水素を有する化合物の炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物(ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールを除く)であり、好ましくは所定の粘度を有する化合物である。アミノ基を含まず活性水素を有する化合物としては、アルコール、糖類及び有機酸(好ましくは脂肪酸)等が挙げられ、アルコールが好ましい。アルコールとしては、炭素数3〜20の炭化水素基(好ましくはアルキル基)を有する1価アルコール、水酸基数2〜25個の多価アルコール(好ましくは炭素数3〜10、水酸基数2〜6個の多価アルコール)が挙げられる。アルキレンオキサイドは、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドであり、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドが好ましく、エチレンオキサイドがより好ましい。
多価アルコールが有する水酸基数としては、2個以上が好ましく、3個以上がより好ましい。また、25個以下が好ましい。2個以上であれば化合物(a)の機能が充分に発揮され、25個以下であれば、化合物(a)の分子量が適度であり、少ない添加量で機能が発揮される。また、化合物(a)の水酸基数は、好ましくは20個以下であり、より好ましくは10個以下であり、更に好ましくは6個以下である。
また、化合物(a)の炭素数は、好ましくは4個以上であり、より好ましくは5個以上であり、更に好ましくは6個以上である。化合物(a)のより好ましい形態としては、多価アルコールが炭素、水素、酸素の3つの元素から構成される化合物から得られたものである。
多価アルコールとしては、ポリグリシドール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−ペンタトリオール、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビトール、ソルビタン、ソルビトールグリセリン縮合物、アドニトール、アラビトール、キシリトール、マンニトールが好適である。また、糖類として、グルコース、フルクトース、マンノース、インドース、ソルボース、グロース、タロース、タガトース、ガラクトース、アロース、プシコース、アルトロース等のヘキソース類の糖類;アラビノース、リブロース、リボース、キシロース、キシルロース、リキソース等のペントース類の糖類;トレオース、エリトルロース、エリトロース等のテトロース類の糖類;ラムノース、セロビオース、マルトース、イソマルトース、トレハロース、シュウクロース、ラフィノース、ゲンチアノース、メレジトース等のその他糖類;これらの糖アルコール、糖酸(糖類;グルコース、糖アルコール;グルシット、糖酸;グルコン酸)も好適である。更に、これら例示化合物の部分エーテル化物や部分エステル化物等の誘導体も好適である。これらは1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、本発明においては、ソルビトール、ポリグリセリン、グリセリンが好適であり、グリセリンが更に好適である。ポリグリセリンの場合、グリセリン縮合度は2〜5が好ましく、2〜4がより好ましく、2〜3が更に好ましい。
化合物(a)は、粒子破壊表面の表面エネルギーを小さくし、粉砕効率が向上するという観点から、活性水素を有する化合物1モルあたり平均0.5〜6モル、好ましくは1〜5モル、より好ましくは1〜4モルのアルキレンオキサイドを付加した化合物が好ましい。
化合物(a)からなる粉砕助剤としては、アルコールの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物が好ましく、グリセリンの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物、更に、グリセリンのエチレンオキサイド(以下、EOと表記する)及び/又はプロピレンオキサイド(以下、POと表記する)付加物が好ましい。アルキレンオキサイドが2種以上の場合はブロック状でもランダム状でも良い。グリセリンのアルキレンオキサイド付加物の中でも、グリセリンに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを平均で0.5〜6モル付加して得られる化合物(a1)が好ましく、化合物(a1)におけるアルキレンオキサイドの平均付加モル数は1〜5、更に1〜4が好ましい。化合物(a1)において、アルキレンオキサイドはEO及び/又はPOが好ましく、EO及び/又はPOの平均付加モル数は、グリセリン1モルあたり、0.5〜6、より1〜5、更に1〜4が好ましい。化合物(a1)は、グリセリンにEOを平均で0.5〜6モル、より1〜5モル、更に1〜4モル付加して得られる化合物が好ましい。
化合物(a)は、アミノ基を含まず活性水素を有する、水、エチレングリコール、プロピレングリコール以外の化合物に炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加させて得られる。その製造方法は、公知の方法に準じて行うことができる。
通常、ポルトランドセメントは、石灰石、粘土、鉄さい等の原料を焼成して得られた水硬性化合物であるクリンカー(セメントクリンカーとも言い、石膏が入っている場合もある。)を予備粉砕し、適量の石膏を加え、仕上粉砕して、ブレーン値2500cm2/g以上の比表面積を有する粉体として製造される。本発明の化合物(a)は、前記粉砕の際の粉砕助剤として、好適には仕上粉砕での粉砕助剤として用いられる。化合物(a)は、水硬性化合物、なかでもセメントクリンカー100重量部に対して0.001〜0.2重量部、更に0.005〜0.1重量部用いることが、早い速度で所望の粒径に粉砕する観点から好ましい。水硬性化合物、なかでもクリンカーの粉砕、なかでも仕上粉砕は、水硬性化合物、なかでもクリンカーを含む原料に化合物(a)を添加して行うことが好ましい。添加する方法としては、化合物(a)の液状物、もしくは化合物(a)と他の成分とを含む液状混合物を、滴下、噴霧等により供給する方法が挙げられる。
本発明において、化合物(a)は、取扱い性、及び粉砕効率の観点から、低粘度の液状物が好ましい。具体的には、25℃における粘度が1000mPa・s以下の液状化合物が好ましい。この粘度は(株)東京計器製VISCOMETER(BM型)により測定されたものである。また化合物(a)は、取扱いを容易にする観点から、水溶液として用いても良い。その場合の化合物(a)の濃度は50〜99重量%が好ましい。化合物(a)の水溶液を用いることは、化合物(a)を均一に早く水硬性化合物に行き渡らせる点で重要であるが、水硬性化合物と接触すると水溶液中の水が急速に水硬性化合物に吸収もしくは水硬性化合物と反応するため、粉砕の比較的初期の段階で化合物(a)が濃縮され、ほぼ100%品となった状態で水硬性化合物と共存して粉砕が進行する。そのため、化合物(a)自体の粘度が低いことが粉砕効果の発現のためには、より重要となる。この点で、グリセリンのような、それ自体の粘度が高い粉砕助剤は、単独では、実機レベルの粉砕効率の向上において十分な効果を得ることができない。
本発明では、原料、用途等により、適当な粒径の粉体が得られるよう、粉砕の条件を調整すればよい。一般に、比表面積、ブレーン値が2500〜5000cm2/gの粉体となるまで、水硬性化合物、なかでもクリンカーの粉砕を行うことが好ましい。
本発明において、水硬性化合物、なかでもクリンカーの粉砕、なかでも仕上粉砕に使用される粉砕装置は、特に限定されないが、例えばセメントなどの粉砕で汎用されているボールミルを挙げることができる。該装置の粉砕媒体(粉砕ボール)の材質は、被粉砕物(例えばセメントクリンカーの場合、カルシウムアルミネート)と同等又はそれ以上の硬度を有するものが望ましく、一般に入用可能な市販品では、例えば鋼、アルミナ、ジルコニア、チタニア、タングステンカーバイド等を挙げることができる。
本発明の化合物(a)、なかでも化合物(a1)は、水硬性化合物、なかでもクリンカー粉砕助剤として好適である。すなわち、水硬性化合物、なかでもクリンカーを粉砕、なかでも仕上げ粉砕する際に、粉砕助剤として、化合物(a1)を用いる水硬性化合物、なかでもクリンカーの粉砕方法が提供される。その場合、水硬性化合物、なかでもクリンカー100重量部に対して、前記化合物(a1)0.001〜0.2重量部、より0.005〜0.1重量部、更に0.02〜0.06重量部を用いることが好ましい。化合物(a1)において付加するアルキレンオキサイドは、EO及び/又はPOが好ましい。
本発明の粉砕助剤は、2種以上を併用してもよい。さらに、その他の粉砕助剤と併用して使用することができる。例えば、その他の粉砕助剤は、粉砕助剤全体の40重量%以下の量を配合して用いることができる。その他の粉砕助剤は、化合物(a)より低粘度の化合物であることが取り扱い性の観点から好ましい。少量で低粘度化効果のあるジエチレングリコールやトリエタノールアミン、安全性の観点から天然成分であるグリセリンを配合しても良い。よって、本発明は化合物(a)、なかでも化合物(a1)と、グリセリンとからなる粉砕助剤を提供する。その場合の化合物(a)とグリセリンの重量比は、化合物(a)/グリセリン=99/1〜50/50、更に99/1〜70/30が好ましい。本発明の製造方法では、化合物(a)とグリセリンとの存在下で、水硬性化合物を粉砕することが好ましく、その場合の化合物(a)とグリセリンの重量比も上記の範囲が好ましい。また、水硬性化合物、なかでもクリンカー100重量部に対して、グリセリン0.0001〜0.05重量部、より0.001〜0.03重量部、更に0.005〜0.02重量部を用いることが好ましい。
本発明の製造方法により得られた水硬性粉体は、劣化による強度低下が抑制されたものとなる。水硬性粉体としては、ポルトランドセメント、高炉スラグ、アルミナセメント、フライアッシュ、石灰石、石膏等が挙げられ、粉砕に供する水硬性化合物は、これら水硬性粉体の原料である。
〔実施例1及び比較例1〕
以下の使用材料を以下の配合量で用いて、一括仕込みし、ボールミルにより粉砕したときの粉砕効率(到達粉砕時間)と得られたセメントの強度試験を以下のように評価した。結果を表1に示す。
(1−1)使用材料
・クリンカー:成分が、CaO:約65%、SiO2:約22%、Al23:約5%、Fe23:約3%、MgO他:約3%(重量基準)となるように、石灰石、粘土、けい石、酸化鉄原料等を組み合わせて焼成したものを、クラッシャー及びグラインダーにより一次粉砕して得た、普通ポルトランドセメント用クリンカー
・二水石膏:SO3量44.13%の二水石膏
・粉砕助剤:表1及び下記製造例参照
製造例1(グリセリンEO平均1モル付加物の製造)
2リットルのオートクレーブにグリセリンとKOHをぞれぞれ230.3g、1.4g仕込み、約600rpmの撹拌速度で130℃になるまで昇温した。次いで130℃、1.3kPa条件で30分間脱水を行った。その後、155℃になるまで昇温した。上記反応混合物にEOを110.1g(グリセリン1モルに対し、EO1モル相当)反応させた。この時の反応条件は温度155℃、圧力0.1〜0.3MPa(ゲージ圧)であった。反応終了後、温度を80℃まで冷却し、グリセリンEO平均1モル付加物を得た。なお本製造例のEO分布は、未反応グリセリン(EO=0モル):36.1%、EO=1モル:37.0%、EO=2モル:19.1%、EO=3モル:6.1%、EO=4モル:1.3%、EO=5モル:0.2%(%は重量基準、以下同様)であった。
製造例2(グリセリンEO平均3モル付加物の製造)
製造例1において、グリセリンと反応させるEOを330.5g(グリセリン1モルに対し、EO3モル相当)とした以外は同様にして、グリセリンEO平均3モル付加物を得た。なお本製造例のEO分布は、未反応グリセリン(EO=0モル):2.9%、EO=1モル:11.3%、EO=2モル:22.4%、EO=3モル:26.1%、EO=4モル:19.7%、EO=5モル:10.7%、EO=6モル:4.6%、EO=7モル:1.7%、EO=8モル:0.5%、EO=9モル:0.2%であった。
製造例3(グリセリンEO平均6モル付加物の製造)
製造例1において、グリセリンと反応させるEOを661.0g(グリセリン1モルに対し、EO6モル相当)とした以外は同様にして、グリセリンEO平均6モル付加物を得た。
製造例4(グリセリンEO平均9モル付加物の製造)
製造例1において、グリセリンと反応させるEOを991.4g(グリセリン1モルに対し、EO9モル相当)とした以外は同様にして、グリセリンEO平均9モル付加物を得た。なお本製造例のEO分布は、EO=3モル:0.2%、EO=4モル:1.2%、EO=5モル:3.6%、EO=6モル:7.2%、EO=7モル:11.2%、EO=8モル:14.5%、EO=9モル:15.9%、EO=10モル:15.0%、EO=11モル:12.3%、EO=12モル:8.9%、EO=13モル:5.4%、EO=14モル:2.9%、EO=15モル:1.1%、EO=16モル:0.1%であった。
製造例5(グリセリンPO平均1モル付加物の製造)
2リットルのオートクレーブにグリセリンとKOHをぞれぞれ230.3g、4.2g仕込み、約600rpmの撹拌速度で130℃になるまで昇温した。次いで130℃、1.3kPa条件で30分間脱水を行った。上記反応混合物にPOを145.2g(グリセリン1モルに対し、PO1モル相当)反応させた。この時の反応条件は温度130℃、圧力0.1〜0.3MPa(ゲージ圧)であった。反応終了後、温度を80℃まで冷却し、グリセリンPO平均1モル付加物を得た。なお本製造例のPO分布は、未反応グリセリン(PO=0モル):26.3%、PO=1モル:44.0%、PO=2モル:23.9%、PO=3モル:4.6%、PO=4モル:0.2%であった。
製造例6(グリセリンPO平均6モル付加物の製造)
製造例5において、KOHの仕込量を7.0gとし、グリセリンと反応させるPOを871.5g(グリセリン1モルに対し、PO6モル相当)とした以外は同様にして、グリセリンPO平均6モル付加物を得た。なお本製造例のPO分布は、PO=3モル:2.6%、PO=4モル:5.6%、PO=5モル:22.6%、PO=6モル:24.6%、PO=7モル:19.3%、PO=8モル:11.2%、PO=9モル:4.8%、PO=10モル:1.5%、PO=11モル:0.1%であった。
製造例7(グリセリンPO平均9モル付加物の製造)
製造例5において、KOHの仕込量を7.0gとし、グリセリンと反応させるPOを1307.2g(グリセリン1モルに対し、PO9モル相当)とした以外は同様にして、グリセリンPO平均9モル付加物を得た。なお本製造例のPO分布は、PO=4モル:0.2%、PO=5モル:1.8%、PO=6モル:2.5%、PO=7モル:10.6%、PO=8モル:18.0%、PO=9モル:22.1%、PO=10モル:19.6%、PO=11モル:13.1%、PO=12モル:3.7%、PO=13モル:2.4%、PO=14モル:0.4%であった。
(1−2)配合量
・クリンカー:1000g
・二水石膏:38.5g、添加SO3量を1.7%とした(1000g×1.7%/44.13%=38.5g)
・粉砕助剤:表1の化合物を50重量%水溶液として使用した。
(1−3)ボールミル
株式会社セイワ技研製AXB−15を用い、セラミックポット容量は15リットル(外径300mm)とし、ジルコニアボールは38mmφを6.8kg、32mmφを2.2kg、30mmφを1.3kgの合計10.2kgを使用し、ボールミルの回転数は、38rpmとした。また粉砕途中で粉砕物を排出する時間を1分間と設定した。
(1−4)粉砕到達時間
目標ブレーン値を3300±100cm2/gとし、粉砕開始から30分、45分、60分、75分、90分後のブレーン値を測定し、目標ブレーン値3300cm2/gに達する時間を二次回帰式により求め、最終到達時間(粉砕到達時間)とした。なおブレーン値の測定は、セメントの物理試験方法(JIS R 5201)に定められるブレーン空気透過装置を使用した。この試験での粉砕到達時間の相違は、実機レベルではより大きな差となってあらわれる。なお、評価は比較例1−1の粉砕到達時間を100とした場合の相対値で行い、相対値が90以下を「◎」、90超〜95を「○」、95超〜98を「△」、98超を「×」とした。本評価では、比較例1−1の粉砕到達時間は、114分であった。比較例1−1は表1では基準と表記した。
(1−5)強度試験
セメントの物理試験方法(JIS R 5201)附属書2(セメントの試験方法−強さの測定)に準じた。用いたセメントは前記で得られたブレーン値3300±100cm2/gのものである。なお、評価は比較例1−1の圧縮強度を100とした場合の相対値で行い、相対値が110超を「◎」、90超〜110以下を「○」、90以下を「×」とした。本評価では、比較例1−1の圧縮強度は、3日後が30.6N/mm2、7日後が44.1N/mm2であった。比較例1−1は表1では基準と表記した。
Figure 2009062261
表中、EOpはエチレンオキサイド平均付加モル数、POpはプロピレンオキサイド平均付加モル数である(以下同様)。また、比較例1−1は、水のみをクリンカー重量に対して0.04重量%添加して行った。表中、添加量は、クリンカーに対する化合物の重量%である(以下同様)。
なお、表中、安全性は、(i)PRTR対象物質であるもの、(ii)安全衛生法第57条の2に基づく通知対象物質であるもの、さらに(iii)国際化学物質安全性カードで短期暴露の影響に重要な記載があるものを「×」とし、前記(i)〜(iii)の何れにも該当しないものを「○」とした(以下同様)。
また、表中、粘度は、取扱いの観点、及びスケールアップした場合の拡がり性による粉砕効率への観点から、当該物質(100%品)について測定し、粘度が1000mPa・s以下を「○」とし、1000mPa・s超を「×」とした(以下同様)。粘度の測定条件は、前記の条件で測定したものである(以下同様)。
(1−6)セメント劣化試験
またセメント劣化抑制効果を評価する目的で、実施例及び比較例の一部で得られたセメントを耐熱ガラス容器中に密封し、70℃に保った恒温器中に6日間保存し、保存前後の各セメントについて、セメントの物理試験方法(JIS R 5201)附属書2(セメントの試験方法−強さの測定)に準じ、モルタル圧縮強さを比較した。なお、上記密封保存は、貯蔵サイロの条件を考慮し、セメント中に含有される二水石膏からの結合水の脱離水分によりセメントが風化を受けやすい条件となっている。結果を表2に示す。なお、評価は保存前後の圧縮強度から劣化試験による低下率として求め、低下率6%以下を「◎」、低下率6超〜12%以下を「○」、低下率12%超を「×」とした。
Figure 2009062261
表2の結果から、保存前後の圧縮強度、特に7日後の圧縮強度は、本発明の方法で粉砕を行った実施例1−1、1−4〜1−6の方が、比較例1−1、1−3、1−5と比べて変動が少ない、すなわち強度の低下度合いが小さいことがわかる。従って、本発明の粉砕助剤は、セメントの劣化による強度低下を抑制することができる。
〔実施例2及び比較例2〕
以下の使用材料を以下の配合量で用いて、一括仕込みし、ボールミルにより粉砕したときの粉砕効率(到達粉砕時間)と得られたセメントの強度試験を以下のように評価した。結果を表3に示す。
(2−1)使用材料
実施例1及び比較例1と同じ(ただし、一部の粉砕助剤の粘度は、混合物について測定したものである。)
(2−2)配合量
実施例1及び比較例1と同じ
(2−3)ボールミル
株式会社セイワ技研製AXB−15を用い、ステンレスポット容量は18リットル(外径300mm)とし、ステンレスボールは30mmφ(呼び1・3/16)を70個、20mmφ(呼び3/4)を70個の合計140個のボールを使用し、ボールミルの回転数は、45rpmとした。また粉砕途中で粉砕物を排出する時間を1分間と設定した。
(2−4)粉砕到達時間
目標ブレーン値を3300±100cm2/gとし、粉砕開始から60分、75分、90分後のブレーン値を測定し、目標ブレーン値3300cm2/gに達する時間を二次回帰式により求め、最終到達時間(粉砕到達時間)とした。なおブレーン値の測定は、セメントの物理試験方法(JIS R 5201)に定められるブレーン空気透過装置を使用した。この試験での粉砕到達時間の相違は、実機レベルではより大きな差となってあらわれる。なお、評価は比較例2−1の粉砕到達時間を100とした場合の相対値で行い、相対値が90以下を「◎」、90超〜95を「○」、95超〜98を「△」、98超を「×」とした。本評価では、比較例2−1の粉砕到達時間は、124分であった。比較例2−1は表3では基準と表記した。
(2−5)強度試験
セメントの物理試験方法(JIS R 5201)附属書2(セメントの試験方法−強さの測定)に準じた。用いたセメントは前記で得られたブレーン値3300±100cm2/gのものである。なお、評価は比較例2−1の圧縮強度を100とした場合の相対値で行い、相対値が110超を「◎」、90超〜110以下を「○」、90以下を「×」とした。本評価では、比較例2−1の圧縮強度は、3日後が29.9N/mm2、7日後が44.2N/mm2であった。比較例2−1は表3では基準と表記した。
(2−6)セメント劣化試験
実施例1及び比較例1と同じ
Figure 2009062261
表中、比較例2−1は、水のみをクリンカー重量に対して0.04重量%添加して行った。

Claims (9)

  1. アミノ基を含まず活性水素を有する化合物に炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加させて得られる化合物(a)(ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールを除く)の存在下で、水硬性化合物を粉砕する工程を有する、水硬性粉体の製造方法。
  2. 前記化合物(a)の25℃における粘度が1000mPa・s以下である、請求項1記載の水硬性粉体の製造方法。
  3. 前記化合物(a)が、アルコールの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物である、請求項1又は2記載の水硬性粉体の製造方法。
  4. アルコールの炭素数2〜4のアルキレンオキサイド付加物が、グリセリンのエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイド付加物である、請求項3記載の水硬性粉体の製造方法。
  5. 前記化合物(a)が、活性水素を有する化合物1モルあたり平均0.5〜6モルのアルキレンオキサイドを付加して得られる化合物である、請求項1〜4の何れか1項記載の水硬性粉体の製造方法。
  6. 前記化合物(a)を、水硬性化合物100重量部に対して0.001〜0.2重量部用いる、請求項1〜5の何れか1項記載の水硬性粉体の製造方法。
  7. 更に、グリセリンの存在下で水硬性化合物を粉砕する請求項1〜6の何れか1項記載の水硬性粉体の製造方法。
  8. グリセリンに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを平均で0.5〜6モル付加して得られる化合物(a1)からなる、水硬性化合物用粉砕助剤。
  9. 請求項1〜7の何れか1項記載の製造方法で得られた水硬性粉体。
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