JPS5920627B2 - セメント・クリンカ−の粉砕方法 - Google Patents
セメント・クリンカ−の粉砕方法Info
- Publication number
- JPS5920627B2 JPS5920627B2 JP17721180A JP17721180A JPS5920627B2 JP S5920627 B2 JPS5920627 B2 JP S5920627B2 JP 17721180 A JP17721180 A JP 17721180A JP 17721180 A JP17721180 A JP 17721180A JP S5920627 B2 JPS5920627 B2 JP S5920627B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cement
- grinding
- clinker
- lignin sulfonate
- glycerin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はセメント・クリンカーを粉砕する際に粉砕助剤
としてリグニンスルホン酸塩とグリセリンとを併用する
ことを特徴とするセメント・クリンカーの粉砕方法に関
するものである。
としてリグニンスルホン酸塩とグリセリンとを併用する
ことを特徴とするセメント・クリンカーの粉砕方法に関
するものである。
舷でリグニンスルホン酸塩とは亜硫酸パルプ排液ないし
、それから分別して得られるリグニンスルホン酸塩を指
す。
、それから分別して得られるリグニンスルホン酸塩を指
す。
セメント・クリンカーの粉砕時に消費電力を節減し生産
性を向上させる目的で粉砕助剤を添加される様になつて
から未だ歴史は浅いが粉砕助剤の効果は認識されて来で
いる。
性を向上させる目的で粉砕助剤を添加される様になつて
から未だ歴史は浅いが粉砕助剤の効果は認識されて来で
いる。
粉砕助剤としては従来種々の物質が提案されているが、
現在実用されているものとしではジエチ5 レングリコ
ール、トリエタノールアミン、酢酸アミン塩、リグニン
スルホン酸塩などが挙げられる。
現在実用されているものとしではジエチ5 レングリコ
ール、トリエタノールアミン、酢酸アミン塩、リグニン
スルホン酸塩などが挙げられる。
中でもジエチレングリコールが最も汎く使用されており
、一般に之等の粉砕助剤のセメント・クリンカーに対す
る添加量は0.01〜0.04重量%程10度である。
しかしながらリグニンスルホン酸塩以外のものは何れも
石油を原料とするものであるから今後益益価格の高騰が
予測されるし、たとえ粉砕効率の向上が認められても粉
砕コスト自体の改善は望み15得ない状況下にある。
、一般に之等の粉砕助剤のセメント・クリンカーに対す
る添加量は0.01〜0.04重量%程10度である。
しかしながらリグニンスルホン酸塩以外のものは何れも
石油を原料とするものであるから今後益益価格の高騰が
予測されるし、たとえ粉砕効率の向上が認められても粉
砕コスト自体の改善は望み15得ない状況下にある。
リグニンスルホン酸塩は木材を原料とするリニユーワブ
ル資源であつで比較的価格も安定しでいるが、ジエチレ
ングリコールやトリエタノールアミンと比較して粉砕助
剤としての効果は可成り劣20つている。
ル資源であつで比較的価格も安定しでいるが、ジエチレ
ングリコールやトリエタノールアミンと比較して粉砕助
剤としての効果は可成り劣20つている。
従つてリグニンスルホン酸塩を粉砕助剤として単独に使
用するケースは殆んど無く、ジエチレングリコールやト
リエタノールアミンの補助剤としての使用に限られてい
るのが現状である。
用するケースは殆んど無く、ジエチレングリコールやト
リエタノールアミンの補助剤としての使用に限られてい
るのが現状である。
25本発明者等はリグニンスルホン酸塩の粉砕助剤とし
ての性能向上策について鋭意研究を重ねた結果、リグニ
ンスルホン酸塩を主剤とし、補助的にグリセリンを併用
することによつでセメント・クリ/カーの粉砕効率を格
段に向上させ得ることを“ 見出し本発明を完成するに
至つたものである。
ての性能向上策について鋭意研究を重ねた結果、リグニ
ンスルホン酸塩を主剤とし、補助的にグリセリンを併用
することによつでセメント・クリ/カーの粉砕効率を格
段に向上させ得ることを“ 見出し本発明を完成するに
至つたものである。
本発明において補助剤として使用するグリセリンもまた
過去に粉砕助剤として提案されたことはあるが、その効
果が小さく実用されでいないものの一つである。五 即
ち本発明の特徴はリニユーワブル資源ではあるが粉砕助
剤としての性能の低いリグニンスルホン酸塩と非石油原
料からも製造可能であるが同様、ιり、に粉砕助剤とし
ての性能の低いグリセリンとを併用することによつて各
々を単独に使用した場合の結果から(』全く予想し得な
かつた結果を得た点にある。
過去に粉砕助剤として提案されたことはあるが、その効
果が小さく実用されでいないものの一つである。五 即
ち本発明の特徴はリニユーワブル資源ではあるが粉砕助
剤としての性能の低いリグニンスルホン酸塩と非石油原
料からも製造可能であるが同様、ιり、に粉砕助剤とし
ての性能の低いグリセリンとを併用することによつて各
々を単独に使用した場合の結果から(』全く予想し得な
かつた結果を得た点にある。
リグニンスルホン酸塩としては亜硫酸パルプ排液を水酸
化カルシウムや苛性ソーダ、トリエタノールアミンなど
の塩基で中件PHにまで中和したものを用いるのが経済
的である。
化カルシウムや苛性ソーダ、トリエタノールアミンなど
の塩基で中件PHにまで中和したものを用いるのが経済
的である。
リグニンスルホン酸塩とグリセリンとの使用割合(』セ
メント・クリンカーの品質,粉砕機種などによつて任意
に選定されるが一般に9:1〜6:4(重量比、但しリ
グニンスルホン酸塩は絶乾重量換算)の範囲で最大の効
果が得られる。
メント・クリンカーの品質,粉砕機種などによつて任意
に選定されるが一般に9:1〜6:4(重量比、但しリ
グニンスルホン酸塩は絶乾重量換算)の範囲で最大の効
果が得られる。
セメント・クリンカーに対する添加量はリグニンスルホ
ン酸塩(絶乾重量換算)とグリセリンとの合計量で通常
0.002〜0.05重量%、好ましくはO、005〜
0,02重量%である。
ン酸塩(絶乾重量換算)とグリセリンとの合計量で通常
0.002〜0.05重量%、好ましくはO、005〜
0,02重量%である。
0.002%よりも少ない添加量では粉砕効率は余り向
上しないし、0.05%よりも多量に添加してもそれに
よる効果の増大は小さく、加えて粉砕によつて得られた
セメントの品質に悪影響を及ぼす恐れもあり好ましくな
い。
上しないし、0.05%よりも多量に添加してもそれに
よる効果の増大は小さく、加えて粉砕によつて得られた
セメントの品質に悪影響を及ぼす恐れもあり好ましくな
い。
粉砕助剤の添加はセメント・クリンカーの粉砕前或いは
粉砕時に滴下若しくは散布形式で行なう。
粉砕時に滴下若しくは散布形式で行なう。
リグニンスルホン酸塩水溶液とグリセリン若しくはその
水溶液を別々に添加しても、或いは混合水溶液として添
加しても、何れの場合もその効果は変わらない。以下に
実施例を挙げて更に本発明の効果を詳述Jする。
水溶液を別々に添加しても、或いは混合水溶液として添
加しても、何れの場合もその効果は変わらない。以下に
実施例を挙げて更に本発明の効果を詳述Jする。
実施例及び比較例
実施例
内径305mm,長さ(内法)305mmの鉄製円筒状
ボールミルにセメント・クリンカー11<G,二水石こ
う30gと所定量の粉砕助剤を入れ、鋼球を用いて常法
により粉砕を行ない、目標粉末度(ブレーン値で310
0±1500I1L/g)に到達するまでの粉砕時間、
その時の88μブルー残留量および得られたセメントの
圧縮強さを測定した。
ボールミルにセメント・クリンカー11<G,二水石こ
う30gと所定量の粉砕助剤を入れ、鋼球を用いて常法
により粉砕を行ない、目標粉末度(ブレーン値で310
0±1500I1L/g)に到達するまでの粉砕時間、
その時の88μブルー残留量および得られたセメントの
圧縮強さを測定した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 セメント・クリンカーの粉砕に当り、粉砕助剤とし
てリグニンスルホン酸塩とグリセリンとを併用すること
を特徴とするセメント・クリンカーの粉砕方法。 2 リグニンスルホン酸塩とグリセリンとの使用割合が
9:1〜6:4である特許請求の範囲第1項記載のセメ
ント・クリンカーの粉砕方法。 3 粉砕助剤の添加量がセメント・クリンカーに対し0
.002〜0.05重量%である特許請求の範囲第1項
または第2項記載のセメント・クリンカーの粉砕方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17721180A JPS5920627B2 (ja) | 1980-12-17 | 1980-12-17 | セメント・クリンカ−の粉砕方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17721180A JPS5920627B2 (ja) | 1980-12-17 | 1980-12-17 | セメント・クリンカ−の粉砕方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57100952A JPS57100952A (en) | 1982-06-23 |
JPS5920627B2 true JPS5920627B2 (ja) | 1984-05-14 |
Family
ID=16027107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17721180A Expired JPS5920627B2 (ja) | 1980-12-17 | 1980-12-17 | セメント・クリンカ−の粉砕方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5920627B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1357260B (it) * | 2004-11-12 | 2009-03-10 | Univ Degli Studi Milano | Cementi con aumentata resistenza alla compressione |
AU2006255754B2 (en) * | 2005-06-02 | 2011-08-25 | Gcp Applied Technologies Inc. | Biomass-derived grinding aids |
JP5055219B2 (ja) | 2007-08-10 | 2012-10-24 | 花王株式会社 | 水硬性粉体の製造方法 |
JP5122390B2 (ja) | 2007-08-10 | 2013-01-16 | 花王株式会社 | 水硬性粉体の製造方法 |
MX2010013576A (es) | 2008-07-18 | 2011-02-15 | Kao Corp | Metodo para producir polvo hidraulico. |
JP5192343B2 (ja) * | 2008-10-03 | 2013-05-08 | 花王株式会社 | 水硬性組成物の製造方法 |
JP5478988B2 (ja) * | 2009-08-24 | 2014-04-23 | 株式会社トクヤマ | セメントの製造方法 |
JP6371574B2 (ja) * | 2013-05-09 | 2018-08-08 | 花王株式会社 | 水硬性粉体用強度向上剤組成物 |
-
1980
- 1980-12-17 JP JP17721180A patent/JPS5920627B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57100952A (en) | 1982-06-23 |
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