JP2009057106A - プラスチックキャップ、それを装着した容器及びその装着方法 - Google Patents
プラスチックキャップ、それを装着した容器及びその装着方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009057106A JP2009057106A JP2007228235A JP2007228235A JP2009057106A JP 2009057106 A JP2009057106 A JP 2009057106A JP 2007228235 A JP2007228235 A JP 2007228235A JP 2007228235 A JP2007228235 A JP 2007228235A JP 2009057106 A JP2009057106 A JP 2009057106A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- cap
- inner cap
- plastic
- container mouth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Closing Of Containers (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明に係るプラスチックキャップ3は、アウターシェル1と、インナーキャップ2とを備え、アウターシェルに開栓回転方向に回転力を加えてシェルネジ山10の終端でインナーキャップを容器口部上方に持ち上げて気密を解除するように構成された2ピース構造を有し、インナーキャップと容器口部とが融着されて容器が密封されてなり、かつ、開栓トルクが140N・cm以下である。
【選択図】図1
Description
(数1)リーク解除角度(θBL)=密封が開放される回転角度(θ1)−タンパーエビデンスバンドが破断する角度(θ2)
(数1)リーク解除角度(θBL)=密封が開放される回転角度(θ1)−タンパーエビデンスバンドが破断する角度(θ2)
開栓トルクを140N・cm以下と小さくするためのアウターシェルの具体的形態は例えば次のとおりである。
)。融着方法は、前述したインパルスシーリング法、高周波溶接法、振動溶接法、スピン溶接法、超音波溶接法、熱風溶接法又はヒートシール法を適用することができる。そして、インナーキャップ2と容器口部4aとはレーザー溶接によって融着されていることが好ましい。ここでアウターシェル1は、レーザー光線23に対して透過率が50%以上であることが好ましい。レーザー光線23に対して透過率が50%以上であれば、アウターシェル1にレーザー光線23を透過させ、インナーキャップ2までレーザー光線23を到達させることができる。これによって、インナーキャップ2と容器口部4aとの当接箇所にレーザー光線23を照射して融着を行なうことができる。レーザー溶接法に拠れば、アウターシェル1の中に内蔵した2ピース構造のプラスチックキャップ3の状態で容器口部4aに装着した場合でも、レーザー光線23がアウターシェル1を透過するため、容易にインナーキャップ2と容器口部4aとを融着することができる。そして、容器がインナーキャップ2によって精度良く密封される。なお、アウターキャップ1がインナーキャップ2をはずれない程度に抑えているため、溶接が完了し、かつ、融着箇所5における温度が室温にもどり接着強度が得られるまでアウターシェル押え手段(不図示)によって押さえつけておいてもよい。
2 インナーキャップ
3 プラスチックキャップ
4 容器本体
4a 容器口部
5 融着箇所
6 タンパーエビデンスバンド
7 鉤状突起
8 ネックサポートの下端面
9 ブリッジ
10,13 シェルネジ山
11 インナーキャップの周端部
12,14 容器ネジ山
20 突き出し部
21 テーパー面
22 突起部
23 レーザー光線
Claims (18)
- 容器口部の外周面に形成された容器ネジ山と螺合するシェルネジ山を内周面に有するプラスチック製アウターシェルと、容器口部を密封するように設けられたプラスチック製インナーキャップとを備え、前記アウターシェルに開栓回転方向に回転力を加えて前記シェルネジ山の終端で前記インナーキャップを容器口部上方に持ち上げて気密を解除するように構成された2ピース構造のプラスチックキャップにおいて、
前記インナーキャップと前記容器口部とが融着されて容器が密封されてなり、かつ、開栓トルクが140N・cm以下であることを特徴とするプラスチックキャップ。 - 前記アウターシェルのシェルネジ山を設けたネジ谷部分での厚さの最小値を0.8mm以下としたことを特徴とする請求項1に記載のプラスチックキャップ。
- ネックサポートの下端面から容器口部の端面までの高さで定義されるネジ部高さを18mm以下としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のプラスチックキャップ。
- 前記インナーキャップと容器口部とはレーザー溶接によって融着されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のプラスチックキャップ。
- 前記インナーキャップの厚さが88μm以上であることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のプラスチックキャップ。
- 前記アウターシェルは、レーザー光線に対して透過率が50%以上であることを特徴とする請求項4に記載のプラスチックキャップ。
- 前記アウターシェルは、複数の破断可能なブリッジを介して一体的に連接されたタンパーエビデンスバンドを有し、数1で定義されるリーク解除角度θBLが0より大きいことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載のプラスチックキャップ。
(数1)リーク解除角度(θBL)=密封が開放される回転角度(θ1)−タンパーエビデンスバンドが破断する角度(θ2) - 前記インナーキャップがポリエチレンテレフタレート製であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載のプラスチックキャップ。
- 前記アウターシェル及び前記インナーキャップの両方がポリエチレンテレフタレート製であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載のプラスチックキャップ。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載のプラスチックキャップを容器口部に装着していることを特徴とする容器。
- 容器ネジ山を設けた部分のうちネジ山谷部分の厚さの最小値が1.1mm以下であることを特徴とする請求項10に記載の容器。
- 前記容器口部の上端に、容器口部の外壁法線方向に突き出した突き出し部を設け、該突き出し部の上端面の幅が1mm以上であり、かつ、該突き出し部の上端面が融着面であることを特徴とする請求項10又は11に記載の容器。
- 前記容器口部は、その上端の外側にテーパー面を有し、かつ、該テーパー面が融着面であることを特徴とする請求項10又は11に記載の容器。
- 容器本体がポリエチレンテレフタレート製であることを特徴とする請求項10、11、12又は13に記載の容器。
- 容器口部の外周面に形成された容器ネジ山と螺合するシェルネジ山を内周面に有するプラスチック製アウターシェルと、容器口部を密封するように設けられたプラスチック製インナーキャップとを備え、前記アウターシェルに開栓回転方向に回転力を加えて前記シェルネジ山の終端で前記インナーキャップを容器口部上方に持ち上げて気密を解除するように構成された2ピース構造のプラスチックキャップの装着方法において、
前記インナーキャップを前記容器口部に装着する工程と、
前記インナーキャップを前記容器口部に融着する工程と、
前記アウターシェルを前記インナーキャップの上から被せて前記容器口部に装着する工程と、を有することを特徴とするプラスチックキャップの装着方法。 - 前記インナーキャップと容器口部とをレーザー溶接によって融着することを特徴とする請求項15に記載のプラスチックキャップの装着方法。
- 容器口部の外周面に形成された容器ネジ山と螺合するシェルネジ山を内周面に有するプラスチック製アウターシェルと、容器口部を密封するように設けられたプラスチック製インナーキャップとを備え、前記アウターシェルに開栓回転方向に回転力を加えて前記シェルネジ山の終端で前記インナーキャップを容器口部上方に持ち上げて気密を解除するように構成された2ピース構造のプラスチックキャップの装着方法において、
前記インナーキャップを前記アウターシェルの中に内蔵した2ピース構造のプラスチックキャップ状態で前記容器口部に装着する工程と、
前記インナーキャップと前記容器口部とを融着する工程と、を有することを特徴とするプラスチックキャップの装着方法。 - 前記アウターシェルは、レーザー光線に対して透過率が50%以上であり、かつ、前記インナーキャップと前記容器口部とを融着する工程において、前記アウターシェルにレーザー光線を透過させ、前記インナーキャップと前記容器口部との当接箇所に前記レーザー光線を照射して融着を行なうことを特徴とする請求項17に記載のプラスチックキャップの装着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007228235A JP5064941B2 (ja) | 2007-09-03 | 2007-09-03 | プラスチックキャップの装着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007228235A JP5064941B2 (ja) | 2007-09-03 | 2007-09-03 | プラスチックキャップの装着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009057106A true JP2009057106A (ja) | 2009-03-19 |
JP5064941B2 JP5064941B2 (ja) | 2012-10-31 |
Family
ID=40553220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007228235A Expired - Fee Related JP5064941B2 (ja) | 2007-09-03 | 2007-09-03 | プラスチックキャップの装着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5064941B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160108360A (ko) * | 2013-12-24 | 2016-09-19 | 큐보 커피 게엠베하 | 브루잉 추출물을 제조하기 위한 일회분 캡슐 |
JP2017065706A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 東洋製罐株式会社 | 密封包装体 |
JP2018016379A (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | キョーラク株式会社 | 収容容器 |
WO2020039851A1 (ja) * | 2018-08-20 | 2020-02-27 | 日本山村硝子株式会社 | 合成樹脂製キャップ |
JP2020075767A (ja) * | 2014-05-05 | 2020-05-21 | コーニング インコーポレイテッド | 気密密封チャンバを開け易くする装置及び気密シールを開けるための方法 |
JP2020179888A (ja) * | 2019-04-25 | 2020-11-05 | メビウスパッケージング株式会社 | 蓋付き容器 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2080775A (en) * | 1980-06-09 | 1982-02-10 | Baxter Travenol Lab | Plastics container and closure device |
JP2002205752A (ja) * | 2000-10-26 | 2002-07-23 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ヒートシール蓋付きキャップ及びヒートシール蓋 |
CA2572379A1 (en) * | 2004-07-01 | 2006-01-12 | Rainer Ammann | Method for detaching or separating a sealing film or foil sealingly attached to the rim of the neck of a bottle, or the like, and a screw cap for implementation of said method |
WO2007018055A1 (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Kirin Beer Kabushiki Kaisha | リシール性を有する密封容器 |
JP2007204092A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Hosokawa Yoko Co Ltd | 容器口部の閉止機構 |
EP2000417A1 (en) * | 2007-06-05 | 2008-12-10 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Closure for a sealed container of a pourable food product, and method of producing thereofs |
-
2007
- 2007-09-03 JP JP2007228235A patent/JP5064941B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2080775A (en) * | 1980-06-09 | 1982-02-10 | Baxter Travenol Lab | Plastics container and closure device |
JP2002205752A (ja) * | 2000-10-26 | 2002-07-23 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ヒートシール蓋付きキャップ及びヒートシール蓋 |
CA2572379A1 (en) * | 2004-07-01 | 2006-01-12 | Rainer Ammann | Method for detaching or separating a sealing film or foil sealingly attached to the rim of the neck of a bottle, or the like, and a screw cap for implementation of said method |
WO2007018055A1 (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Kirin Beer Kabushiki Kaisha | リシール性を有する密封容器 |
JP2007204092A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Hosokawa Yoko Co Ltd | 容器口部の閉止機構 |
EP2000417A1 (en) * | 2007-06-05 | 2008-12-10 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Closure for a sealed container of a pourable food product, and method of producing thereofs |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160108360A (ko) * | 2013-12-24 | 2016-09-19 | 큐보 커피 게엠베하 | 브루잉 추출물을 제조하기 위한 일회분 캡슐 |
JP2017508492A (ja) * | 2013-12-24 | 2017-03-30 | キュー・ビー・オー・コーヒー・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングQbo Coffee Gmbh | 醸造製品を準備するための部分カプセル |
KR102282609B1 (ko) | 2013-12-24 | 2021-07-28 | 큐보 커피 게엠베하 | 브루잉 추출물을 제조하기 위한 일회분 캡슐 |
JP2020075767A (ja) * | 2014-05-05 | 2020-05-21 | コーニング インコーポレイテッド | 気密密封チャンバを開け易くする装置及び気密シールを開けるための方法 |
JP2017065706A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 東洋製罐株式会社 | 密封包装体 |
JP2018016379A (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | キョーラク株式会社 | 収容容器 |
WO2020039851A1 (ja) * | 2018-08-20 | 2020-02-27 | 日本山村硝子株式会社 | 合成樹脂製キャップ |
JPWO2020039851A1 (ja) * | 2018-08-20 | 2021-08-10 | 日本山村硝子株式会社 | 合成樹脂製キャップ |
JP7348902B2 (ja) | 2018-08-20 | 2023-09-21 | 日本山村硝子株式会社 | 合成樹脂製キャップ |
JP2020179888A (ja) * | 2019-04-25 | 2020-11-05 | メビウスパッケージング株式会社 | 蓋付き容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5064941B2 (ja) | 2012-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5064941B2 (ja) | プラスチックキャップの装着方法 | |
JP4757793B2 (ja) | 密封容器及びその製造方法 | |
AU2006277421B2 (en) | Sealed container | |
US8393484B2 (en) | Closure for a sealed container of a pourable food product, and method of producing thereof | |
US8910811B2 (en) | Closure for a sealed container of a pourable food product, and method of producing thereof | |
JP2008207358A (ja) | 熱可塑性樹脂から成る層を有する部材の溶着方法及び蓋付熱可塑性樹脂容器 | |
JP2009113867A (ja) | 容器の閉鎖物 | |
TWI661983B (zh) | 注出孔塞及包裝容器 | |
JP5062749B2 (ja) | 破断開口容易な容器およびその製造方法 | |
KR101227299B1 (ko) | 재밀봉성을 갖는 밀봉 용기 | |
GB2142911A (en) | Sealing containers | |
JP5736704B2 (ja) | リシール性を有する密封容器 | |
JP2005515125A (ja) | 容器の閉鎖物 | |
JP7190870B2 (ja) | ボトル | |
JP5555991B2 (ja) | 容器 | |
JP5376955B2 (ja) | 流動食品の密閉容器用のプラスチック製頂部の製造方法およびその方法で製造された容器のプラスチック製頂部 | |
JP4721244B2 (ja) | 外巻きカール部を備えた鋼板製ボトル型缶のカール部被覆方法 | |
JP2007091327A (ja) | キャップ及びキャップ付ボトル缶 | |
JP6662051B2 (ja) | 注出用口栓、および注出用口栓を有するフィルム製容器 | |
JPH10297657A (ja) | 不正開封防止付き栓形密閉蓋 | |
JP2023081660A (ja) | 口栓、口栓を備えた容器、および、その製造方法 | |
US20070157561A1 (en) | Induction sealing heat profile improvement |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111227 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120807 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120809 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |