JP2009053894A - 静電容量型入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造プロセスの簡素化を図りながら、透光性電極パターンの交差部を目立たなくすることのできる静電容量型入力装置を提供すること。
【解決手段】入力装置付き表示装置の入力装置10は静電容量型のタッチパネルであり、透光性電極パターン11、12の表面には、下層側の光散乱性付与用の凹凸15eが反映されて凹凸11e、12eが形成されている。また、透光性電極パターン11、12の交差部分18において、中継電極5aの表面には、凹凸形成膜として形成された層間絶縁膜4の光散乱性付与用の凹凸4eが反映されて凹凸5eが形成されている。このため、透光性電極パターン11、12および中継電極5aが形成されている領域は他の領域と同等の反射率である。
【選択図】図3

Description

本発明は、指による指示位置を静電容量の変化として検出可能な静電容量型入力装置に関するものである。
携帯電話、カーナビゲーション、パーソナルコンピュータ、券売機、銀行の端末などの電子機器では、近年、液晶装置などの表面にタブレット型の入力装置が配置され、液晶装置の画像表示領域に表示された指示画像を参照しながら、この指示画像が表示されている箇所に指などを接触あるいは接近させることで、指示画像に対応する情報の入力が行えるものがある。
このような入力装置(タッチパネル)には、抵抗膜型、静電容量型などがあるが、抵抗膜型の入力装置は、フィルムとガラスの2枚構造でフィルムを押下してショートさせる構造のため、動作温度範囲の狭さや、経時変化に弱いという欠点を有している。
これに対して、静電容量型の入力装置は、一枚の基板に透光性導電膜を形成すればよいという利点がある。かかる静電容量型の入力装置では、例えば、互いに交差する方向に電極パターンを延在させて、指などが接近した際、電極間の静電容量が変化することを検知して入力位置を検出するタイプのものがある(例えば、特許文献1)。
また、静電容量型の入力装置としては、透光性導電膜の両端に同相、同電位の交流を印加し、指が接近してキャパシタが形成される際に流れる微弱電流を検知して入力位置を検出するタイプのものもある。
特開2007−122326号公報
静電容量型入力装置を構成するにあたって、第1の方向で延在する第1の透光性電極パターンと、第1の方向に交差する第2の方向で延在する第2の透光性電極パターンを透光性基板の表面および裏面に各々形成すると、製造プロセスが煩雑になるなどの問題点がある。また、静電容量型入力装置においては、液晶装置で表示された画像を入力装置の入力面側から透過して視認するため、入力装置の入力領域には透光性に優れたものが用いられるが、それでも領域によって反射率が大きく異なると、反射率の高い領域の存在が目立ってしまい、好ましくない。
ここに、本発明の発明者は、上記2つの問題点を解消することを目的に、第1の透光性電極パターンおよび第2の透光性電極パターンを透光性基板の同一面上に形成し、かつ、透光性電極パターンが形成されている領域の反射率を他の領域と同等とすることにより、製造プロセスの簡素化を図るとともに、透光性電極パターンが形成されている領域の存在が目立つことを防止することを提案するものである。
しかしながら、かかる構成を採用した場合、第1の透光性電極パターンと第2の透光性電極パターンとの交差部分では、他の領域と層構成が相違するため、交差部分の反射率が高く、交差部分の存在が目立ってしまうという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、製造プロセスの簡素化を図りながら、透光性電極パターンの交差部を目立たなくすることのできる静電容量型入力装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、透光性基板の入力領域に、第1の方向に延在する第1の透光性電極パターンと、前記第1の方向に交差する第2の方向に延在する第2の透光性電極パターンとが形成された静電容量型入力装置において、前記第1の透光性電極パターンと前記第2の透光性電極パターンとは前記透光性基板の同一面上に形成され、前記第1の透光性電極パターンと前記第2の透光性電極パターンとの交差部分では、前記第1の透光性電極パターンおよび前記第2の透光性電極パターンのうちの一方の電極パターンが繋がっている一方、他方の電極パターンは途切れており、少なくとも前記交差部分における前記一方の電極パターンの上層側に透光性の層間絶縁膜が形成されているとともに、当該層間絶縁膜の上層には、当該交差部分で途切れている前記他方の電極パターン同士を電気的に接続する透光性の中継電極が形成されており、前記層間絶縁膜は、表面に光散乱性付与用の凹凸を備えた凹凸形成膜からなり、前記中継電極の表面は、前記凹凸が反映されて光散乱性が付与されていることを特徴とする。
本発明に係る静電容量型入力装置では、透光性基板の同一面上に第1の透光性電極パターンおよび第2の透光性電極パターンが形成されているため、透光性基板の表面および裏面の各々に第1の透光性電極パターンおよび第2の透光性電極パターンを形成した場合と比較して製造プロセスを簡素化できる。ここで、第1の透光性電極パターンおよび第2の透光性電極パターンを透光性基板の同一面側に形成すると、第1の透光性電極パターンと第2の透光性電極パターンとを交差させる必要があり、かかる交差部分の膜構成は、第1の透光性電極パターンおよび第2の透光性電極パターンと相違してしまう。このため、液晶装置などで表示された画像を入力装置の入力面側からみた際、透光性電極パターンなどが形成されている領域と、透光性電極パターンなどが形成されていない領域との間での反射率の差が小さくなるように透光性電極パターンを形成して、透光性電極パターンを目立たなくしても交差部分が目立ってしまうことになる。しかるに本発明では、交差部分において電極パターンが途切れており、かかる途切れた電極パターン同士は、透光性の層間絶縁膜の上層に形成された透光性の中継電極によって電気的に接続されているため、交差部分が占める面積が狭い。また、中継電極の表面は、層間絶縁膜の凹凸が反映されて光散乱性が付与されているため、反射率(光沢度)が低下している。それ故、中継電極が形成されている領域と、他の領域との反射率の差を解消できるので、中継電極の存在が目立つことがない。
本発明において、前記第1の透光性電極パターンと前記第2の透光性電極パターンとは同一部材により形成されていることが好ましい。このように第1の透光性電極パターンと第2の透光性電極パターンとを同一の層により形成すると、第1の透光性電極パターンおよび第2の透光性電極パターンを異なる層により形成した場合と比較して製造プロセスを簡素化することができる。
本発明において、前記第1の透光性電極パターンおよび前記第2の透光性電極パターンは各々、前記交差部分で挟まれた領域に大面積部分を備え、前記一方の電極パターンにおいて前記交差部分での接続部分、および前記中継電極は、前記大面積部分より幅の狭い細幅形状を有していることが好ましい。第1の透光性電極パターンおよび第2の透光性電極パターンに対して大面積部分を設ければ、入力位置を精度よく検出することができる一方、一方の電極パターンにおいて交差部分に位置する部分、および中継電極を細幅にすれば、交差部分の存在を目立たなくすることができる。
本発明において、前記第1の透光性電極パターンおよび前記第2の透光性電極パターンは、前記透光性基板よりも屈折率が高い透光性導電膜によって形成され、前記第1の透光性電極パターンおよび前記第2の透光性電極パターンの下層側には光散乱性付与用の凹凸が形成され、前記第1の透光性電極パターンの表面および前記第2の透光性電極パターンの表面は、前記凹凸が反映されて光散乱性が付与されていることが好ましい。このように構成すると、透光性電極パターンの表面には光散乱性が付与されるため、反射率(光沢度)が低下する。それ故、透光性電極パターンが形成されている領域と、透光性電極パターンが形成されていない領域との反射率の差を解消できるので、透光性電極パターンの存在が目立つことがない。
本発明において、前記第1の透光性電極パターンおよび前記第2の透光性電極パターンは、異なる屈折率を備えた透光性薄膜同士が重なるように形成された多層膜からなることが好ましい。この場合、透光性薄膜として、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などの透光性の導電性金属酸化膜、およびシリコン酸化膜やシリコン窒酸化膜などといった透光性のシリコン化合物が積層されてなる構成を採用することができ、例えば、前記多層膜は、膜厚が10〜20nmの第1のITO(Indium Tin Oxide)膜、膜厚が40〜60nmのシリコン酸化膜、および膜厚が10〜20nmの第2のITO膜が順に積層されてなる構成を採用することができる。このように構成すると、第1の透光性電極パターンおよび第2の透光性電極パターンが形成されている領域と、これらの透光性電極パターンが形成されていない領域との反射率の差を小さくできるので、入力装置をその入力面側からみた場合、電極パターンが目立たない。すなわち、屈折率が小さな媒体から屈折率が大きな媒体を進行する際、入射光は、媒体間の界面で反射する。従って、透光性基板上に透光性電極パターンが形成されている場合には、入力面側の空気層/透光性電極パターンの界面と、透光性電極パターン/透光性基板との界面とが存在するため、透光性電極パターンが形成されている領域と、透光性電極パターンが形成されていない領域とでは反射率に差が発生し、透光性電極パターンの存在が見えてしまう結果になるが、多層膜を用い、各界面で反射した光の位相を逆転させ打ち消し合うようにすれば、透光性電極パターンが形成されている領域と、透光性電極パターンが形成されていない領域との反射率の差を解消できる。それ故、透光性電極パターンの存在が目立たなくすることができる。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1(a)、(b)は各々、本発明を適用した入力装置付き表示装置の構成を模式的に示す説明図、およびこの入力装置付き表示装置の平面的な構成を模式的に示す説明図である。なお、図1(b)において、第1の透光性電極パターンおよび第2の透光性電極パターンについて実線で簡略化して示してあり、それらの数も減らして示してある。
図1(a)において、本形態の入力装置付き表示装置100は概ね、画像生成装置としての液晶装置50と、この画像生成装置において表示光を出射する側の面に重ねて配置されたパネル状の入力装置10(タッチパネル)とを有している。液晶装置50は、透過型、反射型あるいは半透過反射型のアクティブマトリクス型液晶パネル50aを備えており、透過型あるいは半透過反射型の液晶パネルの場合、表示光の出射側とは反対側にバックライト装置(図示せず)が配置される。また、液晶装置50においては、液晶パネル50aに対して位相差板や偏光板(図示せず)が重ねて配置される。液晶パネル50aは、素子基板51と、素子基板51に対して対向配置された対向基板52と、対向基板52と素子基板51との間に保持された液晶層とを備えており、素子基板51において、対向基板52の縁から張り出した領域にはフレキシブル基板53が接続されている。素子基板51には駆動用ICがCOG実装されることもある。いずれの場合も、液晶装置50は動画や静止画を表示可能であり、入力装置付き表示装置100に対する入力を行う際、入力情報に対応する指示画像を表示する。従って、利用者は、入力装置付き表示装置100で表示された指示画像を指で操作すれば、情報の入力を行うことができる。
入力装置10は静電容量型のタッチパネルであり、後述する透光性電極パターンが形成された透光性基板15を備えている。入力装置10においては、透光性基板15の上面側が入力面10bになっており、入力面10bの略中央領域が、指先による入力が行われる入力領域10aになっている。透光性基板15において、入力領域10aの外周側領域15fにはフレキシブル基板19が接続されており、フレキシブル基板19には、入力装置10において入力位置の検出を行うための駆動回路(図示せず)が接続されている。
本形態の入力装置10では、透光性基板15において、透光性電極パターンが形成された上面側には、粘着剤層30を介してシート状あるいは板状の透光性カバー20が接合されている。
図1(b)に示すように、透光性基板15の入力面10bのうち、入力領域10aには、矢印Xで示す第1の方向に延在する複数列の第1の透光性電極パターン11と、矢印Yで示す第1の方向に交差する第2の方向に延在する複数列の第2の透光性電極パターン12とが形成されている。
このような構成の入力装置10では、複数の第1の透光性電極パターン11および複数の第2の透光性電極パターン12に順次、電圧印加して電荷を与えた際、いずれかの箇所に導電体である指が接触または近接すると、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12と、指との間で容量が形成され、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12を介して検出される静電容量が低下するので、いずれの箇所に指が触れたかを検出することができる。
(入力装置10の詳細構成)
図2は、本発明の実施の形態1に係る入力装置に形成した第1の透光性電極パターンおよび第2の透光性電極パターンの平面的な構成を示す説明図である。図3(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る入力装置のA1−A1′断面図、および透光性電極パターンと金属配線との接続構造を示す断面図である。なお、図2においては、第1の透光性電極パターンおよび第2の透光性電極パターンの一部を抜粋して示してある。
図1(b)、図2および図3(a)に示すように、本形態の入力装置10において、第1の透光性電極パターン11と第2の透光性電極パターン12とは透光性基板15の同一面上に同一層により形成されている。また、透光性基板15の入力領域10aにおいて、第1の透光性電極パターン11と第2の透光性電極パターン12とは透光性基板15の同一面上に同一層により形成されているため、第1の透光性電極パターン11と第2の透光性電極パターン12との交差部分18が複数、存在する。
本形態では、複数の交差部分18のいずれにおいても、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12のうちの一方の電極パターンは、交差部分18でも繋がっている一方、他方の電極パターンは途切れている構成になっている。本形態では、複数の交差部分18のいずれにおいても、第1の透光性電極パターン11が繋がっている一方、第2の透光性電極パターン12は途切れている構成になっている。
また、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の上層側には、透光性の層間絶縁膜4が入力領域10aの略全体に形成されている。また、層間絶縁膜4の上層には、層間絶縁膜4のコンタクトホール4cを介して、交差部分18で途切れている第2の透光性電極パターン12同士を電気的に接続する透光性の中継電極5aが形成されている。このため、第2の透光性電極パターン12は第2の方向で電気的に接続されている。
本形態において、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12は各々、交差部分18で挟まれた領域に菱形形状の大面積のパッド部11a、12a(大面積部分)を備えており、第1の透光性電極パターン11において交差部分18に位置する接続部分11cは、パッド部11aより幅の狭い細幅形状になっている。また、中継電極5aも、パッド部11a、12aより幅の狭い細幅形状で短冊状に形成されている。
本形態では、透光性基板15において、透光性電極パターン11、12が形成された上面側のうち、入力領域10aに対しては、粘着剤層30を介して透光性カバー20が接合されている。
図1(a)、(b)、および図3(b)に示すように、透光性基板15において入力領域10aの外周側領域15fには、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の各々に電気的に接続する複数の金属配線9aが形成されており、これらの金属配線9aの端部は、フレキシブル基板19を接続するための端子19aを構成している。金属配線9aは、例えば、厚さが200nm程度の銀−パラジウム−銅−ゲルマニウム膜などからなる。また、透光性基板15の外周側領域15fには、透光性基板15に対してフレキシブル基板19を実装する際や透光性カバー20を接合する際に用いられるアライメントマーク15gが形成されている。なお、アライメントマーク15gの位置は、各々の用途に最適な位置に形成される。本形態では、層間絶縁膜4は、少なくとも入力領域10aに形成され、外周側領域15fのうち端子19aが形成された領域には形成されていない。但し、層間絶縁膜4は端子19a以外の金属配線9aを被覆していても良い。このように構成すると、金属配線9aの耐湿性が向上する。
(透光性電極パターン11、12における反射対策)
このように構成した入力装置10において、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12が形成されている領域と、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12が形成されていない領域とで反射率に大きな差があると、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の存在が見えてしまう。ここで、透光性基板15は、ガラス基板(屈折率=1.52)であり、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12は、膜厚が35nm程度のITO膜(屈折率=1.80)からなる。層間絶縁膜4は、厚さが1〜2μm程度のアクリル樹脂(屈折率=1.52)からなる。粘着剤層30はアクリル樹脂系の粘着剤(屈折率=1.48)からなり、透光性カバー20はアクリル樹脂製(屈折率=1.48)である。従って、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12は、他の層に比して屈折率が極めて高く、その表面での反射率が高い。
そこで、本形態では、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の下層側には、入力領域10aの全面に光散乱性付与用の凹凸15eが形成されており、かかる凹凸15eは、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の表面まで反映されている。本形態では、透光性基板15の表面が粗面化されており、かかる粗面化により凹凸15eが形成されている。凹凸15eは、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の表面まで反映されている結果、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の表面には凹凸11e、12eが形成され、光散乱性が付与されている。このため、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の表面は、凹凸11e、12eが形成されている分、光沢度(反射率)が低下している。
本形態において、凹凸15eの高低は0.5〜1.0μmであり、凹凸15eの形成ピッチは、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の膜厚に比して十分広い値、例えば約10μmであり、凹凸15eが形成されている領域における光沢度は60±10%に設定されている。従って、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の表面の光沢度(反射率)が適正な範囲に設定され、それ故、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12が形成されている領域と、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12が形成されていない領域との間の反射率が略同等である。なお、「光沢度」とは、反射光の強度を平滑なガラスと相対比較した値であり、平滑なガラスを100%として、凹凸を付した後の反射光の強度を%表示した値である。
但し、本形態において、凹凸15eは、入力領域10aのみに形成され、入力領域10aの外周側領域15fには形成されていない。このため、図1(a)、(b)に示す透光性基板15の外周側領域15fにおいて、端子19aおよびアライメントマーク15gは平滑な面上に形成されている。
(中継電極5aにおける反射対策)
本形態の入力装置10において、中継電極5aが形成されている領域と、中継電極5aが形成されていない領域とで反射率に大きな差があると、中継電極5aの存在が見えてしまう。ここで、中継電極5aは、膜厚が20nm程度のITO膜(屈折率=1.80)からなる。従って、中継電極5aも、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12と同様、他の層に比して屈折率が極めて高く、その表面での反射率が高い。一方、本形態では、透光性基板15の表面が粗面化されており、かかる粗面化により形成された凹凸15eは、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の表面まで反映されているが、層間絶縁膜4は、厚さが1〜2μmの感光性樹脂からなるため、凹凸15eは、層間絶縁膜4の表面にはほとんど反映されない。
そこで、本形態では、層間絶縁膜4については、表面に光散乱性付与用の凹凸4eを備えた凹凸形成膜として形成され、層間絶縁膜4の凹凸4eは、中継電極5aの表面まで反映されている結果、中継電極5aの表面にも凹凸5eが形成されている。それ故、中継電極5aの表面でも、光沢度(反射率)が低下している。ここで、凹凸4eの高低は0.5〜1.0μmであり、凹凸4eの形成ピッチは、中継電極5aの膜厚に比して十分広い値、例えば約10μmである。従って、中継電極5aの表面の光沢度(反射率)が適正な範囲に設定されており、それ故、中継電極5aが形成されている領域と、中継電極5aが形成されていない領域との間の反射率が略同等である。
(入力装置10の製造方法)
図4(a)〜(d)は、本発明の実施の形態1に係る入力装置に用いた透光性基板15に凹凸15eを形成する方法を示す工程断面図である。図5(a)〜(g)は、図4に示す方法で凹凸15eを形成した透光性基板15を用いて本発明の実施の形態1に係る入力装置を製造する方法を示す工程断面図である。なお、図4(a)〜(d)には、透光性基板15の入力領域10aおよび外周側領域15fの双方を示し、図5(a)〜(g)には、入力領域10aのみを示してある。
本形態の入力装置10を製造するには、まず、図4(a)に示すように、透光性基板15(ガラス基板)を準備する。次に、図4(b)に示すように、一方面側には、透光性基板15の外周側領域15fを覆うようにレジストマスク41を形成する一方、他方面側には保護シート42を貼る。この状態で、透光性基板15において入力領域10aとなる領域は、露出した状態にある。
次に、透光性基板15を酸処理液に接触させて、図4(c)に示すように、一方面側で露出する入力領域10aにエッチングを行なう。その結果、透光性基板15において入力領域10aとなる領域には微細な凹凸15dが形成される。かかる酸処理液は、例えば、フッ化水素酸およびリン酸水素二アンモニウムの水溶液である。
次に、図4(d)に示すように、レジストマスク41を除去した後、フッ酸およびフッ化アンモニウム酸の水溶液などからなるエッチング液を透光性基板15に接触させて等方性エッチングを行い、凹凸15dの形状を整え、光散乱性付与用の凹凸15eを形成する。最後に保護シート42を剥離する。その結果、透光性基板15において凹凸15eが形成されている領域の光沢度は60±10%となる。
次に、図5(a)に示すように、透光性基板15の一方面側に膜厚が35nm程度の多結晶のITO膜からなる透光性導電膜1を形成する。次に、透光性導電膜1の上層に、金属配線9aを形成するための金属膜(図示せず)を積層する。
次に、金属膜の表面に感光性樹脂などからなるエッチングマスクを形成した状態で金属膜をエッチングし、図1(b)に示すように、金属配線9aをパターニング形成した後、エッチングマスクを除去する。その際、アライメントマーク15gを同時形成する。
次に、金属配線9aおよび透光性導電膜1などの上層側に感光性樹脂などからなるエッチングマスクを形成した状態で、透光性導電膜1をエッチングし、図5(b)に示すように、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12をパターニング形成し、その後、エッチングマスクを除去する。ここで、第1の透光性電極パターン11と第2の透光性電極パターン12との交差部分18においては、第1の透光性電極パターン11は接続部分11cを介して繋がっている一方、第2の透光性電極パターン12は途切れている。
次に、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の表面側に、図3(a)を参照して説明した層間絶縁膜4(凹凸形成膜)を形成する。
それには、図5(c)に示すように、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の表面側全面に感光性樹脂を塗布した後、露光、現像し、所定パターンで分布する第1層4sを形成する。次に、図5(d)に示すように、第1層4sを覆うように感光性樹脂を塗布した後、露光、現像して第2層4tを形成する。その際、ポジ型の感光性樹脂を用いた場合には、点線4xで示すように、コンタクトホール4cを形成すべき箇所を露光する。その結果、図5(e)に示すように、第1層4sの形成パターンに対応した凹凸4eを表面に備えた層間絶縁膜4を形成することができ、かつ、層間絶縁膜4にはコンタクトホール4cが形成される。
次に、図5(f)に示すように、層間絶縁膜4の上層側に膜厚が20nm程度の多結晶のITO膜からなる透光性導電膜5を形成した後、透光性導電膜5の表面に感光性樹脂などからなるエッチングマスクを形成した状態で透光性導電膜5をエッチングし、図5(g)に示すように、層間絶縁膜4の上層に、第2の透光性電極パターン12の途切れ部分を繋ぐ中継電極5aを形成する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、透光性基板15の同一面上に第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12が形成されているため、透光性基板15の表面および裏面の各々に第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12を形成した場合と比較して製造プロセスを簡素化できる。しかも、第1の透光性電極パターン11と第2の透光性電極パターン12とが同一層により形成されているため、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12を異なる層により形成した場合と比較して製造プロセスを簡素化することができる。
また、透光性電極パターン11、12は、透光性基板15よりも屈折率が高い透光性導電膜(ITO膜)によって形成されているが、かかる透光性電極パターン11、12の表面には、下層側の光散乱性付与用の凹凸15eが反映されて凹凸11e、12eが形成されている。このため、透光性電極パターン11、12が形成されている領域では、透光性電極パターン11、12の表面に形成された凹凸11e、12eによって反射率が低下し、透光性電極パターン11、12が形成されていない領域と同等の反射率となる。従って、透光性電極パターン11、12を厚いITO膜の単層膜で形成した場合でも、透光性電極パターン11、12の存在が目立つことがない。特に本形態では、透光性電極パターン11、12が大面積のパッド部11a、12aを備えているため、入力位置を精度よく検出できる一方、目立ちやすい形状であるが、本形態によれば、かかる透光性電極パターン11、12であっても透光性電極パターン11、12の存在が目立たない。それ故、液晶装置50などで表示された画像を入力装置10の入力面10b側からみた際、画像の品位が高い。また、透光性電極パターン11、12を厚いITO膜の単層膜で形成することができるので、透光性電極パターン11、12の電気抵抗を低減することができる。従って、動作速度の向上およびノイズに起因する誤動作の発生防止を図ることができるとともに、入力装置10の大面積化にも対応することができる。
ここで、透光性基板15において凹凸15eが形成されている領域の光沢度が50%未満である場合には、光沢度が低くなる一方、透明性が低下するので、品位の高い画像を表示できなくなる。これに対して、光沢度が70%を越えると、光沢度を十分低下できず、透光性電極パターン11、12が形成されている領域と、透光性電極パターン11、12が形成されていない領域との反射率の差を十分に解消できない。それ故、透光性基板15において凹凸15eが形成されている領域の光沢度については60±10%に設定することが好ましい。
また、透光性基板15において透光性電極パターン11、12が形成されている側の面が、屈折率が低い粘着層30(低屈折率層)で覆われ、透光性基板15の屈折率と粘着層30の屈折率との差が小さいので、透光性電極パターン11、12が形成されていない領域では、凹凸15eを形成したとしても反射率が大きく低下しない。それ故、入力領域10aの全面に凹凸15eを形成した場合でも、透光性電極パターン11、12が形成されている領域と、透光性電極パターン11、12が形成されていない領域との間での反射率の差を解消することができる。それ故、入力領域10aの全面に凹凸15eを形成してもよいので、透光性電極パターン11、12が形成されている領域のみに凹凸15eを形成する場合と比較して工程の簡素化を図ることができる。
さらに、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12を透光性基板15の同一面側に同一層により形成すると、第1の透光性電極パターン11と第2の透光性電極パターン12とを交差させる必要があり、かかる交差部分18の膜構成は、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12と相違してしまう。このため、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の存在を目立たなくしても、交差部分18の存在が目立ってしまう。しかるに本形態では、第2の透光性電極パターン12の途切れ部分については、層間絶縁膜4の上層に形成された中継電極5aによって、電気的に接続する構成を採用し、かつ、第1の透光性電極パターン11において交差部分18に位置する接続部分11c、および中継電極5aを細幅にしたため、交差部分18が占める面積が狭い。また、本形態において、中継電極5aの表面は、層間絶縁膜4の凹凸4eが反映されて光散乱性が付与されているため、反射率(光沢度)が低下している。それ故、中継電極5aについても、膜厚が20nmのITO膜により構成して電気的抵抗を低減した場合でも、中継電極5aが形成されている領域と、他の領域との反射率の差を解消できるので、中継電極5aの存在が目立つことがない。それ故、液晶装置50などで表示された画像を入力装置10の入力面10b側からみた際、画像の品位が高い。
また、透光性基板15において入力領域10aを囲む外周側領域15fにおいて、端子19aやアライメントマーク15gが形成されている領域には凹凸15eが形成されていない。このため、アライメントマーク15gを確認しやすいという利点がある。さらに、凹凸15eは、透光性基板15の表面に対する粗面化により形成されており、かかる凹凸15eであれば、いわゆるフロスト加工を透光性基板15に施せばよいので、透光性基板15を多数取りできる大型基板の基板に対して凹凸15eを形成する場合や、複数枚の透光性基板15に凹凸15eを形成する場合に、凹凸15eの形成を効率よく行なうことができる。
しかも、透光性基板15において凹凸15eが形成されている領域の光沢度は60±10%であるため、透光性電極パターン11、12が形成されている領域と、透光性電極パターン11、12が形成されていない領域との間での反射率の差を解消することができるとともに、十分な透光性を確保できるので、透光性電極パターン11、12を透過する光により品位の高い画像を視認することができる。
[実施の形態1の変形例1]
図6(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1の変形例1に係る入力装置に用いた層間絶縁膜の別の形成方法を示す工程断面図である。なお、本形態の基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示することにしてそれらの説明を省略する。
実施の形態1では、図5(c)、(d)に示す第1層4sおよび第2層4tによって、凹凸4eを表面に備えた層間絶縁膜4を形成したが、本形態では、図6(a)に示すように、透光性電極パターン11、12を形成した後、ポジタイプの感光性樹脂4uを塗布し、次に、点線4yで示す箇所にはハーフ露光を行なう一方、点線4zで示す箇所(コンタクトホール4cを形成すべき箇所)には全露光を行なう。次に、感光性樹脂4uを現像した後、感光性樹脂4uを加熱して流動させれば、図6(b)に示すように、ハーフ露光パターンに対応した凹凸4eを表面に備えた層間絶縁膜4の表面に形成することができるとともに、層間絶縁膜4にはコンタクトホール4cが形成される。
[実施の形態1の変形例2]
図7は、本発明の実施の形態1の変形例2に係る入力装置の断面図である。上記実施の形態1では、透光性基板15の表面を粗面化して凹凸15eを形成し、かかる凹凸15eを透光性電極パターン11、12の表面に反映させたが、図7に示すように、透光性基板15の表面に凹凸形成膜16を形成し、この凹凸形成膜16の表面に形成されている凹凸16eを透光性電極パターン11、12の表面に反映させてもよい。
かかる構成の凹凸形成膜16は、図5(c)、(d)を参照して説明した方法、あるいは図6(a)、(b)を参照して説明した方法と同様な方法で形成することができる。すなわち、透光性基板15の表面に感光性樹脂を塗布、露光、現像して、所定パターンで分布する第1層を形成した後、第1層を覆うように感光性樹脂を塗布して第2層を形成すれば、第1層に対応した凹凸16eを表面に備えた凹凸形成膜16を形成することができる。また、透光性基板15の表面に感光性樹脂を塗布、ハーフ露光、現像した後、プリベークして半硬化させ、しかる後に、感光性樹脂を加熱して流動させれば、ハーフ露光パターンに対応した凹凸16eを表面に備えた凹凸形成膜16を形成することができる。
[実施の形態2]
図8(a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態2に係る入力装置の断面図、透光性電極パターンと金属配線との接続構造を示す断面図、および光学干渉を利用した反射防止技術の説明図である。なお、図8(a)は、図2のA1−A1′断面図に相当する。なお、本形態の基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示することにしてそれらの説明を省略する。
実施の形態1では、透光性電極パターン11、12表面の光沢度を低下させて透光性電極パターン11、12の存在が見えてしまうことを防止したが、本形態では、図8(c)を参照して以下に説明する光学干渉を利用した反射防止技術に基づいて、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の材質および厚さを設定し、透光性電極パターン11、12の存在が見えてしまうことを防止する。
まず、光学干渉を利用した反射防止技術とは、入射光が薄膜の表面、および基板と薄膜の界面で反射した際、この表面反射光と界面反射光の位相を逆転させ打ち消しあうことで反射光を軽減する技術である。すなわち、図8(c)において、薄膜の屈折率(n1)と膜厚(d1)と、基板の屈折率(n2)が、下記の式
(n12=n0×n2
1×d1=λ/4
を満たす場合、波長λ(nm)における反射率が0%となる。ここで、反射防止効果は波長依存性があり、薄膜の膜依存性もあることから、光学シミュレーションを行ったところ、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12を、異なる屈折率を備えた透光性薄膜同士が重なるように形成された多層膜、例えば、透光性の導電性金属酸化膜、および透光性のシリコン化合物が積層されてなる構造を採用すれば、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12が形成されている領域と、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12が形成されていない領域との反射率の差が解消され、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の存在を見えなくできるという結論を得た。
そこで、本形態では、図8(a)、(b)に示すように、透光性基板15がガラス基板(屈折率=1.52)であることから、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12を構成する多層膜については、膜厚が10〜20nmの第1のITO膜1a(屈折率=1.80)、膜厚が40〜60nmのシリコン酸化膜2a(屈折率=1.46)、および膜厚が10〜20nmの第2のITO膜3a(屈折率=1.80)が順に積層されてなる構造を採用してある。より具体的には、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12を構成する多層膜については、第1のITO膜1a、シリコン酸化膜2a、および第2のITO膜3aの膜厚を各々10nm、40nmおよび10nmの条件、あるいは15nm、50nmおよび15nmの条件に設定してある。
このため、本形態の入力装置10において、中継電極5aは、第2の透光性電極パターン12において最上層に積層された第2のITO膜3aに接続されていることになる。また、金属配線9aは、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12において最上層に積層された第2のITO膜3aに接続されていることになる。
このように、本形態では、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12は、異なる屈折率を備えた透光性薄膜同士が重なるように形成された多層膜からなるため、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12が形成されている領域と、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12が形成されていない領域との反射率の差を解消することできる。すなわち、本形態では、透光性基板15がガラス基板であって、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12を構成する多層膜は、膜厚が10〜20nmの第1のITO膜1a、膜厚が40〜60nmのシリコン酸化膜2a、および膜厚が10〜20nmの第2のITO膜3aが順に積層されてなる構成を有しているため、各界面で反射した光の位相を逆転させ打ち消し合う構成になっている。このため、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12が形成されている領域と、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12が形成されていない領域との反射率の差を解消できるので、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の存在が見えてしまうことを防止することができる。
また、実施の形態1と同様、交差部分18において、中継電極5aは、膜厚が20nmのITO膜からなり、細幅形状で面積が小さく、その存在が目立たないようになっている。また、中継電極5aの表面は、層間絶縁膜4の凹凸4eが反映されて光散乱性が付与されているため、反射率(光沢度)が低下している。それ故、中継電極5aについても、膜厚が20nmのITO膜により構成して電気的抵抗を低減した場合でも、中継電極5aが形成されている領域と、他の領域との反射率の差を解消できるので、中継電極5aの存在が目立つことがない。それ故、液晶装置50などで表示された画像を入力装置10の入力面10b側からみた際、画像の品位が高い。
(入力装置10の製造方法)
図9(a)〜(e)は、本発明の実施の形態2に係る入力装置の製造方法を示す工程断面図である。本形態の入力装置10を製造するには、まず、図9(a)に示すように、透光性基板15(ガラス基板)の一方の面全体に、膜厚が10〜20nmの多結晶の第1のITO膜1、膜厚が40〜60nmのシリコン酸化膜2、および膜厚が10〜20nmの多結晶の第2のITO膜3を形成した後、金属膜9(図示せず)を形成する。
次に、金属膜の表面に感光性樹脂などからなるエッチングマスクを形成した状態で金属膜をエッチングし、図8(b)に示すように、金属配線9aをパターニング形成した後、エッチングマスクを除去する。
次に、金属配線9aおよび第2のITO膜3などの上層側に感光性樹脂などからなるエッチングマスクを形成した状態で、第1のITO膜1、シリコン酸化膜2、および第2のITO膜3をエッチングし、図9(b)に示すように、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12をパターニング形成した後、エッチングマスクを除去する。このようにして形成した第1の透光性電極パターン11と第2の透光性電極パターン12との交差部分18において、第1の透光性電極パターン11は、パッド部11aが接続部分11cを介して繋がっている一方、第2の透光性電極パターン12は途切れている。
次に、図5(c)、(d)を参照して説明した方法、あるいは図6(a)、(b)を参照して説明した方法と同様な方法により、図9(c)に示すように、第1の透光性電極パターン11および第2の透光性電極パターン12の表面側に層間絶縁膜4(凹凸形成膜)を形成する。
次に、図9(d)に示すように、層間絶縁膜4の上層側に膜厚が20nm程度の多結晶のITO膜からなる透光性導電膜5を形成した後、透光性導電膜5の表面に感光性樹脂などからなるエッチングマスクを形成した状態で透光性導電膜5をエッチングし、図9(e)に示すように、層間絶縁膜4の上層に、第2の透光性電極パターン12の途切れ部分を繋ぐ中継電極5aを形成する。
なお、薄膜光学干渉を用いた多層膜構成の例として、下層から順に膜厚が10〜20nmの多結晶の第1のITO膜、膜厚が40〜60nmのシリコン酸化膜、膜厚が10〜20nmの多結晶の第2のITO膜とした上記の例の他に、下層から順に膜厚が30nmのシリコン酸化膜(屈折率=1.46)、膜厚が10nmの多結晶のITO膜を積層する場合や、下層から順に膜厚が100nmのシリコン酸化窒化膜(屈折率=1.60)、膜厚が10nmの多結晶のITO膜を積層する場合も有効である。この場合、透光性電極パターン部分は、シリコン酸化膜/ITO膜、またはシリコン酸化窒化膜/ITO膜であり、透光性電極パターンが形成されない部分には、それぞれ、膜厚が30nmのシリコン酸化膜、または、膜厚が100nmのシリコン酸化窒化膜が残り、両者の反射率差が無くなるように構成される。
[その他の実施の形態]
上記形態では、金属配線9aの端部をそのまま、端子19aとして利用したが、金属配線9aの端部の上層にITO層を中継電極5aと同時形成し、端子19aとしてもよい。また、入力領域10aのみに層間絶縁膜4bを形成したが、端子19aの表面を除く略全面に層間絶縁膜4bを形成してもよい。この場合、金属配線9aを層間絶縁膜4bで被覆すれば、耐湿性も向上する。
上記形態では、画像生成装置としての液晶装置50を用いたが、有機エレクトロルミネッセンス装置やプラズマ表示装置を画像生成装置として用いてもよい。
[電子機器への搭載例]
次に、上述した実施形態に係る入力装置付き表示装置100を適用した電子機器について説明する。図10(a)に、入力装置付き表示装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての入力装置付き表示装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。図10(b)に、入力装置付き表示装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての入力装置付き表示装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、入力装置付き表示装置100に表示される画面がスクロールされる。図10(c)に、入力装置付き表示装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての入力装置付き表示装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が入力装置付き表示装置100に表示される。
なお、入力装置付き表示装置100が適用される電子機器としては、図10に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した入力装置付き表示装置100が適用可能である。
(a)、(b)は各々、本発明を適用した入力装置付き表示装置の構成を模式的に示す説明図、およびこの入力装置付き表示装置の平面的な構成を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る入力装置に形成した第1の透光性電極パターンおよび第2の透光性電極パターンの平面的な構成を示す説明図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る入力装置のA1−A1′断面図、および透光性電極パターンと金属配線との接続構造を示す断面図である。 (a)〜(d)は、本発明の実施の形態1に係る入力装置に用いた透光性基板に凹凸を形成する方法を示す工程断面図である。 (a)〜(g)は、図4に示す方法で凹凸を形成した透光性基板を用いて本発明の実施の形態1に係る入力装置を製造する方法を示す工程断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1の変形例1に係る入力装置に用いた層間絶縁膜の別の形成方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態1の変形例2に係る入力装置の断面図である。 (a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態2に係る入力装置の断面図、透光性電極パターンと金属配線との接続構造を示す断面図、および光学干渉を利用した反射防止技術の説明図である。 (a)〜(e)は、図5(c)、(d)あるいは図6(a)、(b)に示す方法で凹凸を形成した透光性基板を用いて本発明の実施の形態2に係る入力装置を製造する方法を示す工程断面図である。 本発明に係る入力装置付き表示装置を用いた電子機器の説明図である。
符号の説明
4・・層間絶縁膜、4e、5e、11e、12e、15e、16e・・凹凸、5a・・中継電極、9a・・金属配線、10・・入力装置、11・・第1の透光性電極パターン、11a、12a・・パッド部(大面積部分)、11c・・接続部分、12・・第2の透光性電極パターン、15・・透光性基板、18・・交差部分、30・・粘着剤層(低屈折率層)、50・・液晶装置(画像生成装置)、100・・入力装置付き表示装置

Claims (6)

  1. 透光性基板の入力領域に、第1の方向に延在する第1の透光性電極パターンと、前記第1の方向に交差する第2の方向に延在する第2の透光性電極パターンとが形成された静電容量型入力装置において、
    前記第1の透光性電極パターンと前記第2の透光性電極パターンとは前記透光性基板の同一面上に形成され、
    前記第1の透光性電極パターンと前記第2の透光性電極パターンとの交差部分では、前記第1の透光性電極パターンおよび前記第2の透光性電極パターンのうちの一方の電極パターンが繋がっている一方、他方の電極パターンは途切れており、
    少なくとも前記交差部分における前記一方の電極パターンの上層側に透光性の層間絶縁膜が形成されているとともに、当該層間絶縁膜の上層には、当該交差部分で途切れている前記他方の電極パターン同士を電気的に接続する透光性の中継電極が形成されており、
    前記層間絶縁膜は、表面に光散乱性付与用の凹凸を備えた凹凸形成膜からなり、前記中継電極の表面は、前記凹凸が反映されて光散乱性が付与されていることを特徴とする静電容量型入力装置。
  2. 前記第1の透光性電極パターンと前記第2の透光性電極パターンとは同一部材により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の静電容量型入力装置。
  3. 前記第1の透光性電極パターンおよび前記第2の透光性電極パターンは各々、前記交差部分で挟まれた領域に大面積部分を備え、
    前記一方の電極パターンにおいて前記交差部分での接続部分、および前記中継電極は、前記大面積部分より幅の狭い細幅形状を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の静電容量型入力装置。
  4. 前記第1の透光性電極パターンおよび前記第2の透光性電極パターンは、前記透光性基板よりも屈折率が高い透光性導電膜によって形成され、
    前記第1の透光性電極パターンおよび前記第2の透光性電極パターンの下層側には光散乱性付与用の凹凸が形成され、
    前記第1の透光性電極パターンの表面および前記第2の透光性電極パターンの表面は、当該凹凸が反映されて光散乱性が付与されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の静電容量型入力装置。
  5. 前記第1の透光性電極パターンおよび前記第2の透光性電極パターンは、異なる屈折率を備えた透光性薄膜同士が重なるように形成された多層膜からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の静電容量型入力装置。
  6. 前記多層膜は、膜厚が10〜20nmの第1のITO膜、膜厚が40〜60nmのシリコン酸化膜、および膜厚が10〜20nmの第2のITO膜が順に積層されてなることを特徴とする請求項5に記載の静電容量型入力装置。
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