JP2014153987A - タッチパネル基板、及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位置検知用の透明電極のパターンを追加的な層を設けずに目立ち難くできるタッチパネル基板と表示装置を提供する。
【解決手段】タッチパネル基板10は、透光性基板1の一方の面上に、位置検知用の透明電極2としてのX方向に延びる第1透明電極2a及びY方向に延びる第2透明電極2bを有し、さらにこれらの交差部2Cで層間に介在してこれらを互いに絶縁し、交差部以外の透明電極の形成部及び非形成部を含む位置検知領域の全域にわたって、(A)交差部以外の透明電極と透光性基板との間に位置するように形成されるか、(B)交差部以外の透明電極上に位置するように形成されるか、又は(C)これら両方で形成され、透光性基板の屈折率n1以上で且つ透明電極の屈折率n2以下となる屈折率n3の絶縁層兼屈折率調整層3を有する。表示装置は、このタッチパネル基板を用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、タッチパネル基板、及び表示装置に関する。特に、追加的な層を設けずに位置検知用の透明電極のパターンを目立ち難くできるタッチパネル基板と、これを備えた表示装置に関する。
近年、スマートフォン、タブレットPC(パーソナルコンピュータ)など各種表示装置において、表示パネルと組み合わせて使用される位置入力装置として、タッチパネルが急速に普及してきている。タッチパネルは、以前から、電磁誘導方式、抵抗膜方式など各種方式のものが知られ、各種用途で使用されてきたが、最近その中でも特に注目されてきているのは、マルチタッチ(多点同時入力)が可能な静電容量式のタッチパネルである。
図11(a)は、従来のタッチパネル基板20を、裏側からみた平面図である。同図に示すタッチパネル基板20は、位置検知用の電極が、静電容量式の場合である。
図11(b)の部分拡大平面図は、静電容量方式における電極のパターン形状の一例を模式的に示す図である。図12は、静電容量方式における電極のパターン形状の一例の詳細を模式的に示し、図12(a)は部分拡大平面図、図12(b)は図12(a)中、B−B線での部分拡大断面図である。
一般に静電容量式タッチパネルでは、図11〜図12に例示するように、位置検知領域Apに位置検知用の透明電極2として、図面で左右方向であるX方向に延びる複数の第1透明電極2aと、X方向とは直交し図面で上下方向であるY方向に延びる複数の第2透明電極2bとを有する。X方向に延びる複数の第1透明電極2aはY方向に配列し、Y方向に延びる複数の第2透明電極2bはX方向に配列している。ここでは、X方向に延びる電極を第1透明電極2aと呼び、Y方向に延びる電極を第2透明電極2bと呼ぶことにする。
静電容量式タッチパネルとしては、第1透明電極2a及び第2透明電極2bは、それぞれが別の透光性基板に形成される形態もあるが、同一基板、それも、同一基板の同一面上に形成される形態とすることで、互いの相対的位置精度を向上できる利点がある。
同図に例示した従来のタッチパネル基板20も、第1透明電極2a及び第2透明電極2bを、一つの透光性基板の同一面上に形成した形態である。
第1透明電極2a及び第2透明電極2bのパターンとしては、投影型静電容量方式では各種パターンが知られているが、同図に例示するパターンでは、一つの第1透明電極2aは、図12(a)に示すように、菱形形状の複数の第1透明電極要素2aEと、互いに隣接する第1透明電極要素2aE同士を接続し第1透明電極要素2aEに比べて面積が小さい第1接続部2aCと、不図示の、位置検知領域Apの外周部まで延びて配線5に第1透明電極要素2aEを電気的に接続する為の取出し部と、から構成される。同様に、一つの第2透明電極2bも、図12(a)に示すように、菱形形状の複数の第2透明電極要素2bEと、互いに隣接する第2透明電極要素2bE同士を接続し第1透明電極要素2aEに比べて面積が小さい第2接続部2bCと、第2透明電極要素2bEを配線5に電気的に接続する不図示の取出し部と、から構成される。
図12(b)の部分拡大断面図で示すように、延在方向が互いに交差する第1透明電極2a及び第2透明電極2bは、第1接続部2aCと第2接続部2bCとが交差する交差部2Cの部分で、層間に絶縁層6を介するブリッジ構造によって、互いに絶縁されて形成されている。この絶縁層6は、その絶縁の必要性から交差部2Cのみに形成されている。
第1透明電極2a及び第2透明電極2bなどの透明電極2は、通常は、ITO(Indium Tin Oxide;インジウム錫酸化物)などの層自体が透明な透明導電体膜でパターン形成されている。
しかし、透明電極2を層自体が透明な透明導電体膜でパターン形成しても、ITOなどの透明導電体膜は屈折率が通常1.8〜2.2程度と、透光性基板1として一般的なガラスの屈折率1.5前後に比べると大きく、透明電極2が形成されている形成部と、非形成部とでは、反射率が異なるために、透明電極2のパターンが目立ちやすい。
すなわち、図11(b)中、A−A線での部分拡大断面図である図13に示すように、透明電極2の形成部からの光Lの反射光Lr1は、非形成部からの反射光Lr2よりも強い光となる。こうした、反射光の強度差は、物質界面での光反射が、界面を構成する2物質間の屈折率差が大きいほど、大きくなるからである。
そこで、透明電極2を目立ち難くさせる不可視化技術が各種提案されている(特許文献1、特許文献2、特許文献3など参照)。
特許文献1は、図14の断面図で示すように、透光性基板1上に、透明電極2として導電性酸化物微粒子層を用いることで、透明電極2の屈折率を1.60〜1.75と低めにした上で、この透明電極2上に、透明電極2の非形成部も含めて、屈折率が透明電極2の屈折率よりも小さく1.57〜1.65の透明誘電体層7を設け、透明電極2の形成部と非形成部との光反射強度差を小さくする構成を提案している。
特許文献2は、図15の断面図で示すように、透光性基板1上に、互いに導通され同じ
パターンの2層の透明電極2U及び透明電極2Lを、間にこれと同じパターンで透明電極2U及び透明電極2Lとは異なる屈折率の絶縁層6を介して積層した多層膜によって、透明電極2の形成部自体の光反射を小さくする構成を提案している。したがって、この構成は、透明電極2U及び透明電極2Lの2層で、一般的な1層の透明電極2を構成する。
特許文献3は、図示はしないが、透光性基板1の面を、エッチング処理或いは凹凸形成層付与により、光散乱性凹凸面としておくことで、透明電極2の面に光散乱性の凹凸を付与して、透明電極2からの光を散乱させることで、正反射成分の光反射を小さくした構成を提案している。
特開2012−81663号公報 特許第4998919号公報 特開2009−53893号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2及び特許文献3のような従来の不可視化技術は、いずれも、追加の層或いは追加の処理が必要となるものであった。このため、工程数が増えてその分、コストを押し上げるという問題があった。
そこで、本発明の課題は、追加的な層を設けずに、位置検知用の透明電極のパターンを目立ち難くできるタッチパネル基板を提供することである。また、これを備えた表示装置を提供することである。
本発明では、次のような構成のタッチパネル基板、及び表示装置とした。
(1)第1面とこの第1面とは反対側の第2面とを有する透光性基板と、
前記透光性基板の第1面及び第2面のいずれか一方の面上に形成された位置検知用の透明電極として、第1方向に延びる第1透明電極と、この第1透明電極と絶縁され前記第1方向と交差する第2方向に延びる第2透明電極と、
前記透明電極の第1透明電極及び第2透明電極が互いに交差する交差部においては、前記第1透明電極及び第2透明電極を互いに絶縁し、前記交差部以外の前記透明電極の形成部及び非形成部を含む位置検知領域にわたって、
(A)前記交差部以外の透明電極と前記透光性基板との間に位置するように形成されるか、
(B)前記交差部以外の透明電極上に位置するように形成されるか、又は、
(C)前記(A)及び(B)の両方で形成され、
前記透光性基板の屈折率n1以上で且つ前記透明電極の屈折率n2以下となる屈折率n3の絶縁層兼屈折率調整層と、
を有する、タッチパネル基板。
(2)前記透光性基板の一方の面上であって前記位置検知領域の外周部に、加飾部を形成する遮光層を有する、前記(1)のタッチパネル基板。
(3)前記透光性基板の一方の面上であって前記遮光層上に、不透明な配線を有し、
前記透明電極が前記配線に接続されるように延びている、前記(2)のタッチパネル基板。
(4)表示パネルと、この表示パネルの観察者側に配置された前記(1)〜(3)のいずれかのタッチパネル基板と、を含む、表示装置。
本発明のタッチパネル基板によれば、追加的な層を設けずに、位置検知用の透明電極のパターンを目立ち難くすることができる。
本発明の表示装置によれば、それが備えるタッチパネル基板が、前記効果を有する。
本発明によるタッチパネル基板の第1の実施形態(先形成のブリッジ接続部)を示す部分拡大平面図(a)と、平面図中C−C線での部分拡大断面図(b)。 図1のタッチパネル基板に対する各層の積層順序を説明する部分拡大平面図。 本発明によるタッチパネル基板の第2の実施形態(後形成のブリッジ接続部2B)を示す部分拡大平面図(a)と、平面図中C−C線での部分拡大断面図(b)。 図3のタッチパネル基板に対する各層の積層順序を説明する部分拡大平面図。 本発明によるタッチパネル基板の第3の実施形態(加飾部付き)の全体を示す裏側からみた平面図。 図5のタッチパネル基板の平面図中C−C線での部分拡大断面図。 本発明によるタッチパネル基板の第4の実施形態(ブリッジ接続部なしスルーホールなし)を示す部分拡大平面図(a)と、平面図中C−C線での部分拡大断面図(b)。 図7のタッチパネル基板に対する各層の積層順序を説明する部分拡大平面図。 本発明による表示装置の一実施形態を説明する断面図。 本発明による表示装置の別の実施形態(前面保護板一体型タッチパネル基板)を説明する断面図。 従来のタッチパネル基板の一例を示す裏側からみた平面図(a)と、透明電極の電極パターンの一例を示す部分拡大平面図(b)。 従来の透明電極の電極パターンの一例の詳細を示す部分拡大平面図(a)と、平面図(a)中B−B線での交差部周辺の部分拡大断面図。 従来のタッチパネル基板で透明電極が目立つ理由を説明する断面図。 従来のタッチパネル基板における透明電極の不可視化技術の一例(特許文献1)を示す断面図。 従来のタッチパネル基板における透明電極の不可視化技術の別の一例(特許文献2)を示す断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面は概念図であり、説明上の都合に応じて適宜、構成要素の縮尺関係、縦横比等は誇張されていることがある。
〔A〕用語の定義:
以下に、本発明において用いる主要な用語について、その定義をここで説明しておく。
「表側」とは、タッチパネル基板或いはその他の構成要素において、タッチパネル基板を表示パネルと組み合わせて使用したときに、表示パネルからの表示光が出光する側であり、表示パネルの表示を観察する観察者の側を意味する。
「裏側」とは、前記「表側」とは反対側を意味し、タッチパネル基板或いはその他の構成要素において、表示パネルからの表示光が入光する側を意味する。
「第1面」と「第2面」とは、何れかが前記「表側」となり、何れの面が前記「表側」となるかは任意である。
「第1面」と「第2面」とは、何れかが「一方の面」となり、何れの面が「他方の面」となるかは任意である。
ただし、本明細書においては、位置検知用の透明電極を必ず有する側の面を「一方の面」と呼ぶことにしており、この一方の面が裏側として使用される面となる。「一方の面」乃至は「裏側」の面を「第1面S1」とも呼び、「他方の面」乃至は「表側」の面を「第2面S2」とも呼ぶ。
〔B〕タッチパネル基板10:
本発明によるタッチパネル基板10を、実施形態ごとに説明する。
《第1の実施形態:ブリッジ接続部2B先形成》
本実施形態は、透明電極が投影型静電容量方式用の場合で、透明電極2のうちブリッジ接続部2Bは他の部分の透明電極2よりも先に形成する形態である。
図1(a)は、本実施形態のタッチパネル基板10における透明電極2のパターンを示す裏側からみた部分拡大平面図である。図1(b)は、図1(a)中のC−C線での部分拡大断面図である。
図2は、図1のタッチパネル基板10に対する各層の積層順序を説明する部分拡大平面図である。
図1(a)、図1(b)、及び図2は、互いに、左右方向などの各構成要素間の寸法の大小関係は、維持されていない。
これらの図面表記に関することは、本発明に係る他の実施形態における図面についても同様である。
図1に示す実施形態のタッチパネル基板10は、
第1面S1とこの第1面S1とは反対側の第2面S2とを有する透光性基板1と、
透光性基板1の第1面S及び第2面S2のいずれか一方の面として、第1面S1の面上に形成された位置検知用の透明電極2とを有し、この透明電極2は、第1方向に延びる第1透明電極2aと、第1透明電極2aと絶縁され第1方向と交差する第2方向に延びる第2透明電極2bとを有する。
さらに、タッチパネル基板10は、第1透明電極2a及び第2透明電極2bが互いに交差する交差部2Cにおいては、第1透明電極2a及び第2透明電極2bを互いに絶縁し、交差部2C以外の透明電極2の部分においては、当該透明電極2と透光性基板1との層間に位置するように当該透明電極2及び透光性基板1に接して形成され、透光性基板1の屈折率n1以上で且つ透明電極2の屈折率n2以下となる屈折率n3の絶縁層兼屈折率調整層3を有する、構成となっている。
本実施形態においては、透光性基板1の一方の面となる第1面S1は、図1(b)の断面図において図面上方の面である。したがって、タッチパネル基板10は、この断面図において、図面下側の第2面S2を、表側として、タッチパネルの操作者でもある表示パネルの観察者Vに向けて、用いられることを想定した形態である。
本実施形態においては、位置検知用の透明電極2は、投影型静電容量方式のパターンの例である。透明電極2のパターンは、図1(a)に示す、第1方向としてX方向に延びる複数の第1透明電極2aと、第2方向としてY方向に延びる複数の第2透明電極2bとが、互いに絶縁されて交差するように形成されている。
図1では、XY直交座標系において、第1方向であるX方向が図面左右方向であり、第2方向であるY方向が図面上下方向である。
一つの第1透明電極2aは、図1(a)に示すように、菱形形状の複数の第1透明電極要素2aEと、互いに隣接する第1透明電極要素2aE同士を接続し第1透明電極要素2aEに比べて面積が小さい第1接続部2aCと、不図示の、位置検知領域の外周部まで延びて配線5(後述図5参照)に第1透明電極要素2aEを電気的に接続する為の取出し部と、から構成される。同様に、一つの第2透明電極2bも、図1(a)に示すように、菱形形状の複数の第2透明電極要素2bEと、互いに隣接する第2透明電極要素2bE同士を接続し第1透明電極要素2aEに比べて面積が小さい第2接続部2bCと、第2透明電極要素2bEを配線5に電気的に接続する不図示の取出し部と、から構成される。
前記取出し部については、後述第3の実施形態を説明する部分拡大断面図である図6中の符号2Dが、それである。
本実施形態においては、タッチパネルの位置検知方式は投影型静電容量方式の例であるが、本発明においては、位置検知方式は投影型静電容量方式に限定されず、その他の位置検知方式であってもよい。
本実施形態においては、第1透明電極2aを構成する第1透明電極要素2aE、第1接続部2aC、及び取出し部の全ては、ITOで形成された透明導電体膜から構成され、同様に第2透明電極2bを構成する、第2透明電極要素2bE、第2接続部2bC、及び取出し部も、全てITOで形成された透明導電体膜から構成されている。
〔交差部2Cとブリッジ構造〕
本実施形態においては、互いに異なる方向に延びる第1透明電極2aと第2透明電極2bとを、その第1透明電極要素2aEと第2透明電極要素2bEとを同一面に形成する形態例である関係上、第1透明電極2aと第2透明電極2bとが交差する交差部2Cは、絶縁層兼屈折率調整層3を層間に介して互いに絶縁されるブリッジ構造を有する。
交差部2Cは、本実施形態の透明電極2は、図1及び図2に示すパターンであるので、第1接続部2aC及び第2接続部2bCによって形成される。
本実施形態においては、交差部2Cを形成する第1接続部2aCが、絶縁層兼屈折率調整層3の下をくぐりぬけるブリッジ接続部2Bを形成している。したがって、ブリッジ接続部2Bを形成する第1接続部2aCは、互いに離間して形成される第1透明電極要素2aE同士を接続する。
[ブリッジ接続部2B]
本発明においては、「ブリッジ接続部2B」とは、ブリッジ構造を有する交差部2Cにおいて、交差部2C以外の部分と連続層として形成されてなく、互いに離間して形成されている電極部分を接続する部分を意味する。
本発明においては、ブリッジ接続部2Bは、ブリッジ構造において、厚み方向で絶縁層兼屈折率調整層3の上を跨ぐ構造となる形態と、絶縁層兼屈折率調整層3の下をくぐりぬける形態がある。絶縁層兼屈折率調整層3の上とは、絶縁層兼屈折率調整層3よりも透光性基板1から遠い位置を意味し、絶縁層兼屈折率調整層3の下とは絶縁層兼屈折率調整層3と透光性基板1との間の位置を意味する。
本実施形態は、ブリッジ接続部2Bは、絶縁層兼屈折率調整層3の下をくぐりぬける形態例である。換言すると、ブリッジ構造において、ブリッジ接続部2Bは、絶縁層兼屈折率調整層3を形成する前に形成する形態である。
ブリッジ接続部2Bの外形形状の寸法は、例えば、図1に示す本実施形態においては、幅5〜200μm、長さ20〜500μmの長方形である。前記幅とは、第2方向(図面Y方向)の寸法であり、前記長さとは、第1方向(図面X方向)の寸法である。
本実施形態においては、透明電極2は、交差部2Cのブリッジ構造において、絶縁層兼屈折率調整層3の下を通るブリッジ下側部(第1接続部2aC)も、絶縁層兼屈折率調整層3の上を通るブリッジ上側部(第2接続部2bC)も、共に、ITOで形成された透明導電体膜を用いてある。
ただ、本発明においては、交差部2C以外の部分と連続層として形成されていないブリッジ接続部2Bについては、透明電極2全体の面積からすれば小さいので、ブリッジ接続部2Bを構成する第1接続部2aC又は第2接続部2bCは、配線5を構成する金属層などを用いてもよい。
このように、本発明においては、透明電極2は、第1透明電極2a或いは第2透明電極2bは、その全ての部分が透明である必要はない。
〔絶縁層兼屈折率調整層3〕
透明電極2の電極パターンが本実施形態のようなパターンであるとき、図12に示した従来の構成例のように、交差部2Cのブリッジ構造を絶縁するための絶縁層6は、交差部2Cのみに形成されればよく、したがって、透明電極2のパターン中、その主要な面積を占める第1透明電極要素2aE及び第2透明電極要素2bEの部分には形成される必要がない。
一方、本実施形態においては、交差部2Cの絶縁を兼ねる絶縁層兼屈折率調整層3は、交差部2Cに形成されると共に、透明電極2のパターン中、第1透明電極要素2aE及び第2透明電極要素2bEの部分、及びこれらの透明電極2の非形成部の部分も含めて位置検知領域Apの全面にわたって形成される。絶縁層兼屈折率調整層3は、とりわけ、交差部2C以外の部分、換言すると位置検知領域Ap内で面積的に主要な部分においては、物質界面での光反射が減るように屈折率差を調整する機能を有する。しかも、絶縁層兼屈折率調整層3は、交差部2Cの部分と交差部2C以外の部分とが連続した連続層として同時に形成されている。したがって、本実施形態においては、絶縁層兼屈折率調整層3が、交差部2C以外の部分にまで形成されても、追加の層が必要になることもなく、また、追加の工程が必要になることもなく、位置検知用の透明電極2のパターンを目立ち難くすることができることになる。
〔製造方法〕
図1に示す本実施形態のタッチパネル基板10に対する製造方法について、図2の部分拡大平面図で示す各層の積層順序で説明する。
図2(A)に示すように先ず、透光性基板1にブリッジ接続部2Bを形成する。
次に、図2(B)に示すように、ブリッジ接続部2B上も含めて位置検知領域Apの全面に、ブリッジ接続のためのスルーホール3hを有する絶縁層兼屈折率調整層3を形成する。位置検知領域Apは、同図では明示していないが、後述する図5を参照されたい。
次に、図2(C)に示すように、ブリッジ接続部2B以外の透明電極2を形成して、スルーホール3h部分でブリッジ接続を完成させて、本実施形態のタッチパネル基板10が得られる。
〔本実施形態における効果〕
以上のような構成とすることで、本実施形態におけるタッチパネル基板10では、交差部2Cのブリッジ構造の絶縁を兼ねる絶縁層兼屈折率調整層3が、交差部2C以外の部分での透明電極2の形成部と共に非形成部にも形成されているので、透明電極2の形成部と非形成部との光反射の強度差を小さくすることができる。その結果、追加的な層を設けずに、位置検知用の透明電極2のパターンを目立ち難くすることができる。
<材料及び形成法>
以下、本実施形態で用いられる各層ごとに材料及び形成法を説明する。
〔透光性基板1〕
前記透光性基板1は、公知の材料を用いることができ、代表的にはガラス板であるが、
ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂などの樹脂材料でもよい。
透光性基板1の屈折率n1は、ガラスを用いた場合、通常、1.45〜1.65程度であり、樹脂を用いた場合、通常、1.45〜1.60程度である。屈折率n1の具体例を挙げれば、ガラスでは1.52、樹脂では、アクリル系樹脂は1.49、ポリカーボネート系樹脂は1.59、ポリエステル系樹脂は1.58である。
〔透明電極2〕
透明電極2には、層自体が透明である透明導電体膜を用いることができる。
透明導電体膜からなる透明電極2としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide;インジウム錫酸化物)、IZO(登録商標;出光興産株式会社)(Indium Zinc Oxide;インジウム亜鉛化物)、AZO(Aluminum Zinc Oxide;アルミニウム亜鉛酸化物)、IGZO(登録商標;シャープ株式会社)(Indium Gallium Zinc Oxide、インジウムガリウム亜鉛酸化物)、等の透明導電体膜をパターン形成したものを用いることができる。
透明電極2の厚みは、例えば、10〜200nmである。
透明電極2の屈折率n2は、具体例を挙げれば、ITOは1.7〜2.2、通常は1.8〜1.9であり、IZOは1.9〜2.4であり、AZOは1.9である。
〔絶縁層兼屈折率調整層3〕
絶縁層兼屈折率調整層3は、透明で絶縁性の層であると共に、その屈折率n3が,透光性基板1の屈折率n1以上で透明電極2の屈折率n2以下となる層である。
絶縁層兼屈折率調整層3には、透明で絶縁性であり、且つ前記屈折率関係を満たすことができるものであれば、公知の材料及び形成法を採用することができる。
なお、本明細書において、「絶縁」及び「接続する」とは、いずれも電気的な意味での用語として用いる。
絶縁層兼屈折率調整層3は、透明であるが、これは、タッチパネル基板10の透明性を低下させないためである。
絶縁層兼屈折率調整層3には、樹脂中に、屈折率が透光性基板1の屈折率n1以上の高屈折率粒子を含有させた高屈折率粒子含有樹脂層、或いは、物質自体が透光性基板1の屈折率n1以上の屈折率を示す高屈折率無機化合物層を用いることができる。
絶縁層兼屈折率調整層3の厚みは、例えば、0.05〜2μmである。
高屈折率粒子含有樹脂層の樹脂としては、例えば、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂などの硬化性樹脂を用いることができる。硬化性樹脂としては、例えば、熱硬化性のエポキシ樹脂、光硬化性のアクリル系の感光性樹脂などを用いることができる。高屈折率粒子含有樹脂層の樹脂として、感光性樹脂を用いるときは、フォトリソグラフィ法を利用して、スルーホール3hを非形成部としてパターン形成することができる。例えば、高屈折率粒子含有樹脂層は、感光性樹脂として紫外線硬化型アクリル系樹脂を用いてフォトリソグラフィ法によりパターン形成することができる。
高屈折率粒子含有樹脂層の高屈折率粒子としては、その屈折率が透光性基板1の屈折率n1以上となる粒子であればよく、例えば、酸化チタン、酸化ジルコニウムなどの粒子を用いることができる。これら粒子は、1種単独使用又は2種以上を併用することができる。
屈折率は、例えば、酸化チタンは2.5〜2.7、酸化ジルコニウムは2.1である。
前記高屈折率無機化合物層を形成する無機化合物としては、例えば、酸窒化ケイ素、窒化ケイ素、五酸化ニオブ、酸化ジルコニウム、などを用いることができる。これらは、単独で或いは2種以上の混合層として形成することができる。屈折率は、例えば、酸窒化ケイ素は1.5〜2.0、窒化ケイ素は1.8〜2.1、五酸化ニオブは2.3である。
こうした、高屈折率無機化合物層は、エッチングレジスト及びフォトリソグラフィ法を利用して、スルーホール3hを非形成部としてパターン形成することができる。
絶縁層兼屈折率調整層3の屈折率n3は、透光性基板1の屈折率n1以上、透明電極2の屈折率n2以下である。すなわち、n1≦n3≦n2である。
絶縁層兼屈折率調整層3の屈折率n3を、透光性基板1及び透明電極2の屈折率に対して前記関係とすることによって、透明電極2と他の物質との界面での屈折率差を小さくすることができる結果、当該界面で生じる光反射量を減らすことができる。
本発明において、各屈折率は、波長550nmにおける屈折率とする。屈折率は、市販の屈折率計を用いて測定することができる。
〔材料及び屈折率の組み合わせ例〕
本実施形態において、透光性基板1、透明電極2、及び絶縁層兼屈折率調整層3の各層の材料及び屈折率の組み合わせの例を以下に示す。
・透光性基板1:ガラス板、屈折率n1は1.52。
・透明電極2:ITO、屈折率n2は1.80。
・絶縁層兼屈折率調整層3:酸化ジルコニウム粒子を含むアクリル系感光性樹脂で形成した高屈折率粒子含有樹脂層、屈折率n3は1.62。
・屈折率関係:n1<n3<n2。
透光性基板1の屈折率n1よりも大きく且つ透明電極2の屈折率n2よりも小さい屈折率n3の絶縁層兼屈折率調整層3となっている。
・厚みは、例えば、透明電極2は35nm、絶縁層兼屈折率調整層3は1μmである。
《第2の実施形態:ブリッジ接続部2B後形成》
図3に示す本実施形態は、交差部2Cにおけるブリッジ構造のブリッジ接続部2Bの上下関係を、前記図1及び図2に示した第1の実施形態に対して、逆構造とした形態である。
図3(a)は、本実施形態のタッチパネル基板10における透明電極2のパターンを示す裏側からみた部分拡大平面図である。図3(b)は、図3(a)中のC−C線での部分拡大断面図である。
図4は、図3のタッチパネル基板10に対する各層の積層順序を説明する部分拡大平面図である。
本実施形態は、前記した第1の実施形態に対して、次の点が異なる以外は、同じである。よって、同じ部分の説明は省略する。
a)交差部2Cにおけるブリッジ構造が、絶縁層兼屈折率調整層3の上下で逆構造となっている点。この結果、ブリッジ接続部2Bは、絶縁層兼屈折率調整層3よりも後に形成される点。
b)上記a)に関連して、交差部2C以外の透明電極2の部分では、絶縁層兼屈折率調整層3はこの透明電極2と透光性基板1との間ではなく、この透明電極2上に形成される点。
〔製造方法〕
以上のようなタッチパネル基板10は、次のようにして製造することができる。
図4(A)に示すように先ず、透光性基板1にブリッジ接続部2Bとなる部分を除く透明電極2を形成する。
次に、図4(B)に示すように、位置検知領域Apの全面に、ブリッジ接続のためのスルーホール3hを有する絶縁層兼屈折率調整層3を形成する。位置検知領域Apは、同図では明示していないが、後述する図5を参照されたい。
次に、図4(C)に示すように、ブリッジ接続部2Bを形成して、スルーホール3h部分でブリッジ接続を完成させて、本実施形態のタッチパネル基板10が得られる。
〔本実施形態における効果〕
以上のような構成とすることで、本実施形態におけるタッチパネル基板10では、交差部2Cのブリッジ構造の絶縁を兼ねる絶縁層兼屈折率調整層3が、交差部2C以外の部分での透明電極2の形成部と共に非形成部にも形成されているので、透明電極2の形成部と非形成部との光反射の強度差を小さくすることができる。その結果、追加的な層を設けずに、位置検知用の透明電極2のパターンを目立ち難くすることができる。
なお、本実施形態においては、絶縁層兼屈折率調整層3は交差部2C以外の部分で透明電極2上に形成されるが、透明電極2と空気との界面での屈折率差を小さくする意味では、絶縁層兼屈折率調整層3の屈折率n3は、透光性基板1の屈折率n1よりも小さくてもよいことになる。透光性基板1の屈折率n1よりも小さいものを用いることも可能ではあるが、実用上、コスト、入手の容易さなどを考慮すると、絶縁層兼屈折率調整層3の下限は、透光性基板1の屈折率n1とするのが好ましい。
また、タッチパネル基板10を表示装置などに適用したときに、絶縁層兼屈折率調整層3と表示パネルなど他の構成部材との間に空隙を設けずに、他の構成部材との間を樹脂層で埋め尽くして空気層との界面での光反射を抑える構成に適用することを考慮すると、樹脂層の屈折率は樹脂製の透光性基板1と同程度とみなすこともできる。
よって、本実施形態においても、絶縁層兼屈折率調整層3の屈折率n3は透光性基板1の屈折率n1以上となっている。
《第3の実施形態:加飾部付加;前面保護板一体型タッチパネル基板》
図5に示す本実施形態は、タッチパネル基板10が、表示装置用前面保護板も兼用する形態であり、位置検知領域Apの外周部に加飾部4を有し、さらに加飾部4上に透明電極2に接続されている不透明な配線5を有する形態である。
図5は、本実施形態によるタッチパネル基板10の全体を裏側からみた平面図であり、図6は、図5中、C−C線での部分拡大断面図である。
本実施形態では、前記図1及び図2で説明した第1の実施形態に対する変形形態として、加飾部4及び配線5も有する形態例である。
本実施形態は、前記第1の実施形態に対して、次の点が異なる以外は、同じである。よって、同じ部分の説明は省略する。
a)位置検知領域Apの外周部に加飾部4として遮光層4aが形成されている点。
b)加飾部4の遮光層4a上に、配線5を有し、この配線5に接続するように、透明電極2が位置検知領域Apから延びている点。
〔加飾部4の付加と、表示装置用前面保護板との兼用〕
本実施形態で例示するように、本発明において、タッチパネル基板10は、位置検知領域Apの外周部に加飾部4を有することができる。加飾部4は、配線5などを隠すために、遮光性を有する遮光層4aを少なくとも有する。換言すると、加飾部4は、少なくとも遮光層4aから形成されている。
加飾部4は、タッチパネル基板10を含むタッチパネル、このタッチパネルを用いた表示装置において、位置検知領域Apの外周部に位置する配線5や制御回路などを、表示装置の観察者V乃至はタッチパネルの操作者から、見えないように隠して、外観が損なわれないようにすると共に、任意の意匠を表現する部分である。
タッチパネル基板10は、位置検知領域Apの外周部に加飾部4を有することで、カバーガラスなど表示装置用前面保護板としての機能を担うことができ、表示装置用前面保護板と兼用させることができる。
表示装置用前面保護板を兼用した構成のタッチパネル基板10は、「前面保護板一体型タッチパネル基板」ということもできる。
タッチパネル基板10は、表示装置用前面保護板を兼用し一体化することで、さらに、部品点数の低減、薄型化の効果が得られる。
[遮光層4a]
遮光層4aそれ自体としての遮光性は、要求仕様、表現色にもよるが、透過率で言えば大きくても3%以下(光学濃度ODにて1.5以上)、より好ましくは透過率で1%以下(光学濃度OD2.0以上)、さらに好ましくは透過率で0.01%以下(光学濃度OD4.0以上)が望ましい。透過率が上記値を超えると、隠すべき部品などが見えてしまうことがあるからである。
遮光層4aは、公知の材料及び形成法で形成することができる。例えば、遮光層4aは、着色顔料を硬化性樹脂の硬化物からなる樹脂バインダ中に含む層から形成することができる。硬化性樹脂としては紫外線硬化型アクリル系樹脂などの感光性樹脂を用いることができる。
遮光層4aに用いる着色顔料としては、遮光層4aで表現する色に応じたものを用いればよく、特に制限はない。例えば、着色顔料としては、黒色顔料、白色顔料、赤色顔料、黄色顔料、青色顔料、緑色顔料、紫色顔料などを用いることができる。着色顔料は、1種単独で用いてもよいし、同種類の色、或いは異なる色の着色顔料を複数種類用いてもよい。
〔配線5〕
配線5には、公知の材料及び形成法を採用することができる。例えば、配線5には、銀、金、銅、クロム、プラチナ、アルミニウム、パラジウム、モリブデンなどの金属(含むその合金)などを用いることができる。配線5は、例えば、銀、パラジウム及び銅からなる銀合金(APCとも言う)の金属層としてスパッタ法により製膜後、フォトリソグラフィ法によりパターン形成することができる。
配線5には、モリブデン(Mo)/アルミニウム(Al)/モリブデン(Mo)と3層積層構造の導電性層(MAMと呼ばれている)を用いることもできる。
本実施形態においては、配線5は、銀、パラジウム及び銅からなる銀合金(APCとも言う)によって、導電性金属層として形成されている。
配線5の形成法としては、特に制限はなく、フォトリソグラフィ法以外に、スクリーン印刷法、インクジェット印刷法などの印刷法によって形成してもよい。
〔製造方法〕
以上のようなタッチパネル基板10は、次のようにして製造することができる。
先ず、透光性基板1に加飾部4の遮光層4aを形成し、次いで配線5を形成する。
後は、第1の実施形態の場合と同様にして、透明電極2、絶縁層兼屈折率調整層3を形成する。
こうして、本実施形態のタッチパネル基板10が得られる。
〔本実施形態における効果〕
以上のような構成とすることでも、本実施形態におけるタッチパネル基板10は、交差部2Cのブリッジ構造の絶縁を兼ねる絶縁層兼屈折率調整層3が、交差部2C以外の部分での透明電極2の形成部と共にその非形成部にも形成されているので、透明電極2の形成部と非形成部との光反射の強度差を小さくすることができる。その結果、追加的な層を設けずに、位置検知用の透明電極2のパターンを目立ち難くすることができる。
しかも、こうした前記第1の実施形態で説明した効果に加えて、加飾部4を設けて表示装置用前面保護板を兼用するタッチパネル基板10としてあるので、部品点数の低減、薄型化の効果が得られる。
《第4の実施形態:ブリッジ接続部2Bなしスルーホール3hなし》
図7に示す本実施形態は、交差部2Cにおけるブリッジ構造がなく、したがってブリッジ接続部2B及びスルーホール3hがない形態である。
図7(a)は、本実施形態のタッチパネル基板10における透明電極2のパターンを示す裏側からみた部分拡大平面図である。図7(b)は、図7(a)中のC−C線での部分拡大断面図である。
図8は、図7のタッチパネル基板10に対する各層の積層順序を説明する部分拡大平面図である。
本実施形態は、前記した第1の実施形態に対して、次の点が異なる以外は、同じである。よって、同じ部分の説明は省略する。
a)交差部2Cにおけるブリッジ構造がない点。この結果、透明電極2はブリッジ接続部2Bを有さず、絶縁層兼屈折率調整層3はスルーホール3hを有さない点。
b)上記a)に関連して、第1透明電極2aと第2透明電極2bの形成面は、共に透光性基板1の第1面S1上ではあるが異なる面であり、具体的には第1透明電極2aは絶縁層兼屈折率調整層3の面、第2透明電極2bは透光性基板1の面である点。換言すると、常に絶縁層兼屈折率調整層3の面上(表側)に第1透明電極2aがあり、常に絶縁層兼屈折率調整層3の透光性基板1側(裏側)に第2透明電極2bがある点。さらに換言すると、絶縁層兼屈折率調整層3は、(A)交差部2C以外の透明電極2として第1透明電極2aと透光性基板1との間に位置するように形成される部分を有し、(B)交差部2C以外の透明電極2として第2透明電極2b上に位置するように形成される部分を有し、結局、(C)前記(A)及び(B)の両方で形成され、交差部2Cにおいても、第1透明電極2a或いは第2透明電極2bに対して同様に形成される。
〔透明電極2の完全層間に位置する絶縁層兼屈折率調整層3〕
本実施形態では、絶縁層兼屈折率調整層3は、第1透明電極2aに対しては、常に第1透明電極2aと透光性基板1との間に位置し、第2透明電極2bに対しては、常に第2透明電極2bの面上に位置する。
本実施形態のように、透光性基板1の一方の面上に形成する透明電極2として、その第1透明電極2aと第2透明電極2bとの形成面を前記一方の面上ではあるが、全ての部分で完全に異なる面に形成する形態は、以前から知られている。ただ、従来は、第1透明電極2aと第2透明電極2bとを互いに絶縁するために、これらの間に介在する絶縁層は、単なる樹脂層で形成するなど、その屈折率まで考慮されているとは言えない。
一方、本実施形態では、前記〔材料及び屈折率の組み合わせ例〕欄で示したような樹脂中に高屈折率粒子を含有する高屈折率粒子含有樹脂層を、絶縁層兼屈折率調整層3として用いている。
このため、本実施形態では、透明電極2のパターンを目立ち難くすることが可能となる。
〔製造方法〕
以上のようなタッチパネル基板10は、次のようにして製造することができる。
図8(A)に示すように先ず、透光性基板1に第2透明電極2bを形成する。
次に、図8(B)に示すように、位置検知領域Apの全面に、絶縁層兼屈折率調整層3を形成する。位置検知領域Apは、同図では明示していないが、前述した図5を参照されたい。この絶縁層兼屈折率調整層3にはスルーホール3hがない。
次に、図8(C)に示すように、第1透明電極2aを形成して、本実施形態のタッチパネル基板10が得られる。
〔本実施形態における効果〕
以上のような構成とすることで、本実施形態におけるタッチパネル基板10では、交差部2Cにブリッジ構造を用いずに、交差部2Cの絶縁を兼ねる絶縁層兼屈折率調整層3が、全域の形成部と共にその非形成部にも形成されているので、透明電極2の形成部と非形成部との光反射の強度差を小さくすることができる。その結果、追加的な層を設けずに、位置検知用の透明電極2のパターンを目立ち難くすることができる。
しかも、この絶縁層兼屈折率調整層3によって、追加的な層を設けずに、位置検知用の透明電極2のパターンを目立ち難くすることができる。
《変形形態》
本発明のタッチパネル基板10は、上記した形態以外のその他の形態をとり得る。以下、その一部を説明する。
[配線5付きのタッチパネル基板10]
前記第3の実施形態のタッチパネル基板10では、配線5は、位置検知領域Apの外周部の加飾部4を構成する遮光層4a上に形成された例であった。
しかし、本発明においては、透明電極2に接続される配線5は、加飾部4を有さない形態においても、位置検知領域Apの外周部に形成されていてもよい。こうした形態のタッチパネル基板10は、表示装置用前面保護板を兼用しない、配線5付きのタッチパネル基板10である。
配線5付きのタッチパネル基板10に、例えば、コネクタ、制御回路なとのタッチパネルとして必要な機能の全部を一体化させれば、このタッチパネル基板10は、タッチパネルと言うこともできる。こうした形態により、部品点数の低減、薄型化の効果も得られる。或いは、タッチパネルとして必要な機能の一部を一体化する形態としても、その分に応じた部品点数の低減、薄型化の効果は得られる。
〔オーバーコート層〕
本発明においては、図示はしないが、例えば配線5及び透明電極2が形成された後の面上など、透明電極2が形成される側である第1面S1側の最表層として、オーバーコート層が形成されていてもよい。オーバーコート層は位置検知領域Ap及びその外周部にわたって形成されていてもよい。この場合、オーバーコート層は、表示に支障を来たさないように、透明な層として形成される。透明電極2に接して形成されるオーバーコート層は絶縁性とする。
オーバーコート層によって、絶縁性、耐傷付き性など信頼性を向上させることができる。
オーバーコート層は、遮光層4a上にまで透明電極2を延長して形成する際に、遮光層4aの段差部分での断線を減らすために、設けることもできる。
オーバーコート層には、公知の材料及び形成法を採用することができる。例えば、オーバーコート層は、透明な樹脂、それも耐熱性の点で硬化性樹脂が好ましく、熱硬化型エポキシ樹脂、紫外線硬化型アクリル系樹脂などを用いることができる。パターン形成する場合は、フォトリソグラフィ法で形成することができる。
〔加飾部4:可視情報〕
本発明においては、図示はしないが、加飾部4が形成されている部分に、可視情報が形成されていてもよい。可視情報は、加飾部4の領域内において、製品ロゴマーク、操作説明用の文字や記号、模様などの任意の目視可能な情報である。可視情報には、公知の材料及び形成法を採用することができる。
〔加飾部4:通知窓〕
本発明においては、図示はしないが、加飾部4が形成されている部分に、通知窓が形成されていてもよい。通知窓は、タッチパネル基板10を適用する表示装置が携帯電話の場合で言えば、着信や電池の充電状態などの各種動作状態を、光の点滅、点灯、及び色などにより、使用者に通知する部分である。通知窓には、公知の構成、材料及び形成法を採用することができる。
〔加飾部4:赤外透過窓〕
本発明においては、図示はしないが、加飾部4が形成されている部分に、赤外透過窓が形成されていてもよい。赤外透過窓は、タッチパネル基板10を適用する表示装置が携帯電話の場合で言えば、通話時に携帯電話を耳にあてがったときに、タッチパネルの誤作動を防ぐ必要から、また、表示パネルの表示を消して電池寿命を長くする観点などから、人肌の接近を感知する人感センサとして設ける赤外線センサの前方の部分に設けられる。赤外透過窓は、可視光に対しては遮光性を示すと共に赤外光に対しては透過性を示す。赤外透過窓には、公知の構成、材料及び形成法を採用することができる。
〔C〕表示装置:
本発明による表示装置は、表示パネルと、この表示パネルの観察者側に配置された上記したタッチパネル基板10と、を少なくとも含む表示装置である。以下、代表的な2形態を例に説明する。
《第1の実施形態》
図9に例示する本発明による表示装置100は、表示パネル40と、この表示パネル40の観察者V側に、前記したタッチパネル基板10を含むタッチパネル30と、カバーガラスなど表示装置用前面保護板50とを少なくとも、この順に備える構成例である。
表示パネル40は、液晶表示パネル、電界発光(EL)パネルが代表的であるが、この他、電子ペーパーパネル、ブラウン管でもよく、公知の各種表示パネルでよい。
タッチパネル30は、タッチパネル基板10を含み、さらに、タッチパネル機能を実現する為の制御回路、コネクタなどの公知の必要な部品を含む。
表示装置用前面保護板50には、公知のものを採用することができ、例えば、化学強化ガラスなどのガラス板、アクリル樹脂などの樹脂板を透明な基材として用い、この基材の中央部は表示用領域として、この表示用領域の外周部に不透明な加飾部4を黒色など任意の色及び模様で加飾したものを採用することができる。
表示装置用前面保護板50としては、タッチパネル基板10を含むタッチパネル30が、位置検知領域Apの外周部に加飾部4を含む場合には、加飾部4は省略する構成もあり得る。
このような構成とすることで、タッチパネル30が備えるタッチパネル基板10における透明電極2のパターンを、追加的な層を設けずに目立ち難くした表示装置とすることができる。
《第2の実施形態》
図10に例示する本発明による表示装置100は、表示パネル40と、この表示パネル40の観察者V側に、カバーガラスなど表示装置用前面保護板50を兼用する形態の前記したタッチパネル基板10を含むタッチパネル30を少なくとも備える構成例である。
このような構成とすることで、前記表示装置としての第1の実施形態による効果であるタッチパネル基板10における透明電極2のパターンを、追加的な層を設けずに目立ち難くした表示装置とすることができる効果に加えて、部品点数の低減、薄型化の効果が得られる。
《変形形態》
本発明の表示装置100は、上記した形態以外のその他の形態をとり得る。以下、その一部を説明する。
〔粘着シートなどの樹脂層の介在〕
例えば、図9で例示した実施形態による表示装置100では、タッチパネル基板10を含むタッチパネル30と表示パネル40との間、及び前記タッチパネル30と表示装置用前面保護板50との間は、空隙を有し空気層が存在する構造となっているが、本発明においては、各構成部材の間は、粘着剤層など公知の樹脂層で埋め尽くしてもよい。樹脂層によって部材表面での光反射が減ることで、表示をより見易くすることができる。
〔D〕用途:
本発明によるタッチパネル基板10、及び表示装置100の用途は、特に限定されない。例えば、スマートフォンなどの携帯電話、タブレットPCなどの携帯情報端末、パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション装置、デジタルカメラ、電子手帳、電子書籍端末、電子看板、電子黒板、ゲーム機器、自動券売機、ATM端末、POS端末、自販機、などである。
1 透光性基板
2 透明電極
2a 第1透明電極
2aC 第1接続部
2aE 第1透明電極要素
2b 第2透明電極
2bC 第2接続部
2bE 第2透明電極要素
2B ブリッジ接続部
2C 交差部
2D 取出し部
3 絶縁層兼屈折率調整層
4 加飾部
4a 遮光層
5 配線
6 絶縁層
7 透明誘電体層
10 タッチパネル基板
20 従来のタッチパネル基板
30 タッチパネル
40 表示パネル
50 表示装置用前面保護板
100 表示装置
Ap 位置検知領域
L 光
Lr1、Lr2 反射光
n1 透光性基板の屈折率
n2 透明電極の屈折率
n3 絶縁層兼屈折率調整層の屈折率
S1 第1面
S2 第2面
V 観察者

Claims (4)

  1. 第1面とこの第1面とは反対側の第2面とを有する透光性基板と、
    前記透光性基板の第1面及び第2面のいずれか一方の面上に形成された位置検知用の透明電極として、第1方向に延びる第1透明電極と、この第1透明電極と絶縁され前記第1方向と交差する第2方向に延びる第2透明電極と、
    前記透明電極の第1透明電極及び第2透明電極が互いに交差する交差部においては、前記第1透明電極及び第2透明電極を互いに絶縁し、前記交差部以外の前記透明電極の形成部及び非形成部を含む位置検知領域にわたって、
    (A)前記交差部以外の透明電極と前記透光性基板との間に位置するように形成されるか、
    (B)前記交差部以外の透明電極上に位置するように形成されるか、又は、
    (C)前記(A)及び(B)の両方で形成され、
    前記透光性基板の屈折率n1以上で且つ前記透明電極の屈折率n2以下となる屈折率n3の絶縁層兼屈折率調整層と、
    を有する、タッチパネル基板。
  2. 前記透光性基板の一方の面上であって前記位置検知領域の外周部に、加飾部を形成する遮光層を有する、請求項1に記載のタッチパネル基板。
  3. 前記透光性基板の一方の面上であって前記遮光層上に、不透明な配線を有し、
    前記透明電極が前記配線に接続されるように延びている、請求項2に記載のタッチパネル基板。
  4. 表示パネルと、この表示パネルの観察者側に配置された請求項1〜3のいずれかに記載のタッチパネル基板と、を含む、表示装置。
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