JP2009045395A - 角度調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無段階に角度を調節することができる上、更に可動金具を回転不能方向に回転させるための操作を容易に行うことができる角度調節装置を提供する。
【解決手段】角度調節装置80は、回転ボス部20の一端部23に回転ボス部20と一体回転可能に設けられた可動金具10と、回転ボス部20を回転可能に保持した円筒状の固定ボス部50の一端部52に回転不能に設けられた固定金具30と、固定ボス部50の外周面に圧接されるとともに、一端部2が回転ボス部20に回転ボス部と一体回転可能に取り付けられた捻りコイルばね1と、を備える。さらに、角度調節装置80は、捻りコイルばね1の他端部3を巻き開き方向に回転させて捻りコイルばね1の固定ボス部50外周面への圧接力を低減させることにより、可動金具10の逆回転方向への回転を可能とする解除レバー60を備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、家具(例:リクライニングシート)等に用いられる角度調節装置に関する。
例えば、座椅子、車両座席等のリクライニングシートの背凭れ部の傾倒角度を調節するための角度調節装置には様々な構成のものが知られており、例えば、その一つに特開平4−160219号に開示されたものが知られている(特許文献1)。
この公報に開示された角度調節装置(軸ロック装置)によれば、角度を調節するための歯車やラチェットを用いておらず、無段階に角度を調節することができるという利点がある。
特開平4−160219号公報(請求項2、第4及び5図)
しかしながら、この角度調節装置では、可動金具(可動部材)の回転が可能な方向とは反対の方向(即ち、回転が不能となる方向)に可動金具を回転させたい場合には、可動金具をロック力を超える負荷力で回転不能方向に押すことにより、可動金具を強制的に回転させる必要があった。そのため、可動金具を回転不能方向に回転させる際には、極めて大きな操作力が必要であり、その作業が極めて大変であった。
本発明は、上述した技術背景に鑑みてなされたもので、その目的は、無段階に角度を調節することができる上、更に可動金具を回転不能方向に回転させるための操作を容易に行うことができる角度調節金具を提供することにある。
本発明は以下の手段を提供する。
[1] 第1部材に取り付けられる第1部材取付け部、及び、回転ボス部を有するとともに、回転ボス部の一端部に回転ボス部を中心に回転ボス部と一体回転可能に設けられた可動金具と、
第2部材に取り付けられる第2部材取付け部、及び、中空部に回転ボス部が挿入されて該回転ボス部を回転可能に保持した円筒状の固定ボス部を有するとともに、固定ボス部の一端部に固定ボス部に対して回転不能に設けられた固定金具と、
巻き締め方向に付勢された状態に固定ボス部に外挿されて固定ボス部の外周面に圧接されるとともに、一端部が回転ボス部に回転ボス部と一体回転可能に取り付けられた捻りコイルばねと、を備えており、
可動金具に正回転方向の荷重が加わった場合には、該正回転方向の荷重が可動金具から回転ボス部を介して捻りコイルばねの一端部に巻き開き方向の回転力として加わることにより、捻りコイルばねの固定ボス部外周面への圧接力が低減して、可動金具の正回転方向への回転が可能となる一方、
可動金具に逆回転方向の荷重が加わった場合には、該逆回転方向の荷重が可動金具から回転ボス部を介して捻りコイルばねの一端部に巻き締め方向の回転力として加わることにより、捻りコイルばねの固定ボス部外周面への圧接力が増加して、可動金具の逆回転方向への回転が不能となるように構成されており、
捻りコイルばねの他端部を巻き開き方向に回転させて捻りコイルばねの固定ボス部外周面への圧接力を低減させることにより、可動金具の逆回転方向への回転を可能とする解除レバーを備えていることを特徴とする角度調節装置。
[2] 解除レバーは、捻りコイルばねの他端部を巻き締め方向に回転させる方向に解除レバー付勢手段により常時付勢されている前項1記載の角度調節装置。
[3] 解除レバーの基端部が固定ボス部に固定ボス部を中心に固定ボス部に対して回転可能に取り付けられており、
解除レバーにより捻りコイルばねの他端部を巻き開き方向に回転させる方向を、解除レバーの解除方向とするとき、
解除レバーが解除方向に回転されて可動金具の正回転方向への回転が可能とされた際に、解除レバーが可動金具に設けられたストッパ凸部に衝合することにより、可動金具に対する解除レバーの解除方向への更なる回転が停止されるとともに、
解除レバーがストッパ凸部に衝合した状態のもとで引き続き解除レバーに解除方向の操作力が加えられた場合、解除レバーがストッパ凸部に衝合した状態のままで可動金具と一体に固定ボス部を中心に解除方向に回転されるものとなされている前項1又は2記載の角度調節装置。
[4] 解除レバーに、ストッパ凸部に衝合する衝合部と、固定ボス部を中心として衝合部から円弧状に連続して延びたスライド縁部とが設けられており、
解除レバーは、該解除レバーに解除方向の操作力が加わった場合、該操作力によってスライド縁部が順次ストッパ凸部に摺接しながら解除レバーが解除方向に回転したのち、衝合部がストッパ凸部に衝合するように構成されており、
ストッパ凸部の先端部に設けられた係止爪部がスライド縁部の側面に係止されることにより、解除レバーの側方への屈曲が防止されている前項3記載の角度調節装置。
[5] 捻りコイルばねは、筒状のばねケース内に配置されており、
解除レバーによって捻りコイルばねの他端部が巻き開き方向に回転されることにより、捻りコイルばねの複数の巻き条部がばねケースの内周面に当接して該複数の巻き条部の巻き開き量が規制されるものとなされている前項1〜4のいずれかに記載の角度調節装置。
本発明は以下の効果を奏する。
[1]の発明では、角度調節金具は、可動金具に正回転方向の荷重が加わった場合には、該正回転方向の荷重が可動金具から回転ボス部を介して捻りコイルばねの一端部に巻き開き方向の回転力として加わることにより、捻りコイルばねの固定ボス部外周面への圧接力が低減して、可動金具の正回転方向への回転が可能となる一方、可動金具に逆回転方向の荷重が加わった場合には、該逆回転方向の荷重が可動金具から回転ボス部を介して捻りコイルばねの一端部に巻き締め方向の回転力として加わることにより、捻りコイルばねの固定ボス部外周面への圧接力が増加して、可動金具の逆回転方向への回転が不能となるように構成されている。したがって、無段階に角度を調節することができるし、更に、可動金具の逆回転方向への回転を確実に不能にすることができる。
さらに、この角度調節金具は、捻りコイルばねの他端部を巻き開き方向に回転させて捻りコイルばねの固定ボス部外周面への圧接力を低減させることにより、可動金具の逆回転方向への回転を可能とする解除レバーを備えている。したがって、可動金具を逆回転方向(即ち回転不能方向)に回転させる場合には、この解除レバーを操作することにより、可動金具の逆回転方向の回転操作を容易に行うことができる。
[2]の発明では、解除レバーは、捻りコイルばねの他端部を巻き締め方向に回転させる方向に解除レバー付勢手段により常時付勢されている。すなわち、捻りコイルばねの他端部は、捻りコイルばね自身が有する巻き締め方向の弾性復元力だけではなく更に解除レバー付勢手段の付勢力によって、巻き締め方向に常時付勢されている。したがって、可動金具の逆回転方向への回転が不能とされた状態のもとで、もし仮に可動金具に逆回転方向の荷重が加わった場合であっても、可動金具に当該荷重が加わった直後に生じることのある可動金具の逆回転方向への不慮の回転を確実に防止することができる。
さらに、上述したように、捻りコイルばねの他端部は、捻りコイルばね自身が有する弾性復元力だけではなく更に解除レバー付勢手段の付勢力によって、巻き締め方向に付勢されていることから、捻りコイルばねを固定ボス部に外挿する際において、捻りコイルばねの内径を固定ボス部の外径よりも極度に小さく設定しなくても、捻りコイルばねを固定ボス部の外周面に圧接させた状態にすることができる。そのため、捻りコイルばねの内径をなるべく大きく設定することができ、もって、捻りコイルばねの固定ボス部への外挿作業を容易に行うことができる。さらに、捻りコイルばね自身が有する巻き締め方向の弾性復元力(即ち、捻りコイルばねの固定ボス部外周面への圧接力)が長期の使用によって低減した場合であっても、解除レバー付勢手段の付勢力によって可動金具の逆回転方向への回転を確実に不能とすることができ、もって、長期に亘って角度調節装置を良好に使用できる。
[3]の発明では、解除レバーが解除方向に回転されて可動金具の正回転方向への回転が可能とされた際に、解除レバーが可動金具に設けられたストッパ凸部に衝合することにより、可動金具に対する解除レバーの解除方向への更なる回転が停止されるものとなされている。したがって、解除レバーを解除方向に回転させる際に、もし仮に解除レバーに対して過度の解除方向への回転操作が行われることで、捻りコイルばねがその他端部から過度に巻き開かれてしまって該捻りコイルばねが塑性変形した結果、捻りコイルばね自身が有する巻き締め方向の弾性復元力が低減するという不具合について、これを防止することができる。
さらに、解除レバーがストッパ凸部に衝合した状態のもとで引き続き解除レバーに解除方向の操作力が加えられた場合、解除レバーがストッパ凸部に衝合した状態のままで可動金具と一体に固定ボス部を中心に解除方向に回転されるものとなされている。したがって、解除レバーを手で掴んだ状態のままで解除レバーを解除方向に回転操作するだけで、可動金具を逆回転方向に回転させることができる。すなわち、解除レバーから手を離さなくても可動金具を逆回転方向に回転させることができる。そのため、可動金具の逆回転方向への回転操作を更に容易に行うことができる。
[4]の発明では、解除レバーが不慮に側方へ屈曲するのを防止することができる。
[5]の発明では、 解除レバーによって捻りコイルばねの他端部が巻き開き方向に回転されることにより、捻りコイルばねの複数の巻き条部がばねケースの内周面に当接して該複数の巻き条部の巻き開き量が規制されるものとなされている。したがって、解除レバーが解除方向に回転された場合には、捻りコイルばねの他端部に加わった巻き開き方向の回転力が該捻りコイルばねの複数の巻き条部に捻りコイルばねの他端部側から一端部側に向かって迅速に伝達されるようになる。これにより、捻りコイルばねの固定ボス部外周面への圧接力を迅速に低減させることができ、もって解除操作を迅速に行うことができる。
次に、本発明の幾つかの実施形態について図面を参照して以下に説明する。
図1〜図14は、本発明の一実施形態に係る角度調節装置を説明する図である。この角度調節装置(80)は、図10に示すように、リクライニングシートに用いられるものであり、具体的にはリクライニングシートとして座椅子(90)に用いられるものである。
この角度調節装置(80)は、座椅子(90)の背フレーム(91)の右側(又は左側)の下端部(91a)と座フレーム(93)の右側(又は左側)の後端部(93a)との間に介在されるものである。背フレーム(91)の少なくとも右側の下端部(91a)は断面円形状の金属製パイプ材から形成されており、また同じく、座フレーム(93)の少なくとも右側の後端部(93a)は断面円形状の金属製パイプ材から形成されている。そして、背フレーム(91)の右側の下端部(91a)と座フレーム(93)の右側の後端部(93a)とがこの角度連結装置(80)を介して互いに連結されている。そして、この角度調節装置(80)によって背フレーム(91)(背凭れ部)の傾倒角度は、座フレーム(93)(座部)に対して例えば約70°の角度と約180°開いた角度との間を無段階に調節されるものとなされている。ただし本発明では、この角度調節装置(80)による背フレーム(91)の座フレーム(93)に対する傾倒角度は、上記の範囲内であることに限定されるものではない。
なお、図示していないが、座椅子(90)の背フレーム(91)の左側(又は右側)の下端部と座フレーム(93)の左側(又は右側)の後端部とは、フリーに回転可能な回転金具(図示せず)を介して互いに連結されている。
この角度調節金具(80)は、図1〜9に示すように、固定金具(30)と、該固定金具(30)に対して相対的に回転(回動)可能な可動金具(10)と、捻りコイルばね(1)と、解除レバー(60)と、ばねケース(70)となどを備えている。
固定金具(30)は、図9に示すように、互いに平行に離間して配置された一対の外側板部(31a)(31b)と、他の部材(第2部材)としての座フレーム(93)の右側の後端部(93a)に取り付けられる座フレーム取付け部(第2部材取付け部)(37)と、円筒状の固定ボス部(50)と、を有している。各外側板部(31a)(31b)及び座フレーム取付け部(37)は、ステンレス鋼等の鋼材からなる金属板をプレス成形により一体形成されたものである。固定ボス部(50)は、剛性を有する材料からなり、例えば、ステンレス鋼等の鋼材からなる。
座フレーム取付け部(37)は、両外側板部(31a)(31b)の基端部に突出して筒状(詳述すると円筒状)に一体形成されている。
そして、固定金具(30)は、両外側板部(31a)(31b)と、その上面の上壁部(35)と、その下面の下壁部(36)とによって、先端側に開口した袋状に形成されている。
さらに、両外側板部(31a)(31b)のうち一方の外側板部(31a)(これを「第1外側板部(31a)」という。)の先端部の中央部には、断面多角形状(詳述すると断面六角形状)の第1固定ボス部嵌合孔(33)が設けられている。他方の外側板部(31b)(これを「第2外側板部(31b)」という。)の先端部の中央部には、後述する回転ボス部(20)(詳述すると回転ボス部(20)の嵌合支持部(23))を回転自在に挿通保持する断面円形状の軸受け孔(34)が設けられている。
さらに、固定金具(30)の両外側板部(31a)(31b)の間には、円板状の固定板(40)と、略三角形状のスぺーサ板(43)とが挿入配置されている(図7及び8参照)。固定板(40)とスぺーサ板(43)は、剛性を有する材料からなり、例えば、ステンレス鋼等の鋼材からなる。
固定板(40)の中央部には、断面多角形状(詳述する断面六角形状)の第2固定ボス部嵌合孔(41)が設けられている。この第2固定ボス部嵌合孔(41)は、第1外側板部(31a)の第1固定ボス部嵌合孔(33)と同一形状である。
さらに、この固定板(40)の外周縁部の一部には、その半径方向外向きに突出した、スぺーサ板(43)と同一形状の基部(42)が一体形成されている。
スぺーサ板(43)の一辺(43a)は、可動金具(10)の後述する回転板部(11)の外周縁部に対応した凹円弧状に形成されている。
そして、図8及び9に示すように、スぺーサ板(43)が固定板(40)の基部(42)の裏面(片面)に重合した状態で両者(43)(40)が両外側板部(31a)(31b)の間に配置されており、更に、この状態で、リベット(47)によって固定板(40)の基部(42)とスぺーサ板(43)とが両外側板部(31a)(31b)に一体的に固定されている。さらに、固定板(40)とスぺーサ板(43)は、固定金具(30)の上壁部(35)と下壁部(36)とに間に配置されることで、固定金具(30)に対して回転不能に固定金具(30)に固定されている。
なお図9において、(48)、(49)及び(39)は、固定板(40)の基部(42)、スぺーサ板(43)及び各外側板部(31a)(31b)にそれぞれ設けられたリベット挿通孔である。また、(45)及び(46)は、固定板(40)の基部(42)及びスぺーサ板(43)にそれぞれ設けられた互いに嵌合連結される連結用凹部及び凸部である。
固定ボス部(50)は、上述したように円筒状に形成されており、その軸方向に貫通して延びた断面円形状の中空部(51)を有している。この中空部(51)は、後述する回転ボス部(20)(詳述すると回転ボス部(20)の小径軸部(21))を回転可能に挿通保持する軸受け孔として機能している。
この固定ボス部(50)の一端部には、第1及び第2固定ボス部嵌合孔(33)(41)に対応する断面形状である断面多角形状(詳述すると断面六角形状)の嵌合支持部(52)が形成されている。
そして、図7〜9に示すように、固定ボス部(50)の嵌合支持部(52)が第1外側板部(31a)の第1固定ボス部嵌合孔(33)と固定板(40)の第2固定ボス部嵌合孔(41)とに適合状態に嵌合されている。これにより、固定金具(30)が固定ボス部(50)の一端部(嵌合支持部(52))に固定ボス部(52)に対して回転不能に取り付けられて支持されている。
また、固定ボス部(50)の他端面(先端面)(53)には、摩擦力を高めるためのナシ地処理等の粗面化処理が施されている。
可動金具(10)は、図9に示すように、円板状の回転板部(11)と、他の部材(第1部材)としての背フレーム(91)の右側の下端部(91a)に取り付けられる背フレーム取付け部(第1部材取付け部)(13)と、回転ボス部(20)となどを有している。回転板部(11)及び背フレーム取付け部(13)は、ステンレス鋼等の鋼材からなる金属板から一体形成されたものである。回転ボス部(20)は、剛性を有する材料からなり、例えば、ステンレス鋼等の鋼材からなる。
回転板部(11)の直径は、固定金具(30)の固定板(40)の直径と等しく設定されている。また、回転板部(11)の中心部には、断面多角形状(詳述すると断面六角形状)の回転ボス部嵌合孔(12)が設けられている。この回転ボス部嵌合孔(12)の口径は、固定金具(30)の第1外側板部(31a)の第1固定ボス部嵌合孔(33)及び固定板(40)の第2固定ボス部嵌合孔(41)の口径よりも小さく設定されている。
そして、回転板部(11)は、図7及び8に示すように、固定金具(30)の両外側板部(31a)(31b)の間に、固定板(40)の裏面(片面)に回転板部(11)が固定板(40)に対して摺動回転可能に重合した状態で配置されている。
背フレーム取付け部(13)は、図9に示すように、円筒状に形成されたものであり、詳述すると、2個の半円筒状の取付け部構成片部(13a)(13a)が円筒状に一体的に組み付けられて形成されたものである。
この背フレーム取付け部(13)は、回転板部(11)の外周縁部にその半径方向外向きに突出して一体形成されたものである。詳述すると、この背フレーム取付け部(13)を構成する2個の取付け部構成片部(13a)(13a)のうち、一方の取付け部構成片部(13a)が、回転板部(11)の外周縁部にその半径方向外向きに突出して一体形成されている。他方の取付け部構成片部(13a)の基端縁部(13b)は、回転板部(11)には重合されないで、回転板部(11)の外周縁部に沿って配置されるとともに、固定金具(30)の固定板(40)の外周縁部に対応した凹円弧状に形成されている。
回転ボス部(20)は、その軸方向の一端側に断面円形状の小径軸部(21)が形成されるとともに、軸方向の他端側に断面円形状の大径軸部(22)が形成されている。小径軸部(21)と大径軸部(22)は互いに同軸に形成されている。
小径軸部(21)の直径は、固定ボス部(50)の中空部(51)の直径と等しいか又は若干小さく設定されており、これにより、小径軸部(21)が固定ボス部(50)の中空部(51)に挿入された状態のもとで、小径軸部(21)が固定ボス部(50)に対して回転可能に保持されている。一方、大径軸部(22)の直径は、固定ボス部(50)の直径と等しく設定されている。小径軸部(21)と大径軸部(22)との間の段差部の環状段面(24)は、回転軸部(20)の回転に伴い固定ボス部(50)の他端面(53)と摺接する面であり、この段面(24)には、摩擦力を高めるためのナシ地処理等の粗面化処理が施されている。
この回転ボス部(20)の一端部、すなわち回転ボス部(20)の小径軸部(21)側の端部には、可動金具(10)の回転板部(11)の回転ボス部嵌合孔(12)に対応する断面形状である断面多角形状(詳述すると断面六角形状)の嵌合支持部(23)が形成されている。
そして、図7〜9に示すように、回転ボス部(20)の小径軸部(21)が固定ボス部(50)の中空部(51)に挿通(挿入)されて回転ボス部(20)が固定ボス部(50)に対して回転可能に保持されており、更に、回転ボス部(20)の嵌合支持部(23)が回転板部(11)の回転ボス部嵌合孔(12)に適合状態に嵌合されている。これにより、可動金具(10)が回転ボス部(20)の一端部(嵌合支持部(23))に回転ボス部(20)を中心に回転ボス部(20)と一体回転可能に取り付けられて支持されている。さらに、回転ボス部(20)の嵌合支持部(23)が回転ボス部嵌合孔(12)を貫通して固定金具(30)の第2外側板部(31b)の軸受け孔(34)に固定金具(30)に対して回転可能に挿通保持されている。
このように回転ボス部(20)の小径軸部(21)が固定ボス部(50)の中空部(51)に回転可能に挿通保持された状態において、回転ボス部(20)の段差部の段面(24)は固定ボス部(50)の他端面(53)に摺動回転可能に当接しており、更に、回転ボス部(20)の大径軸部(22)の外周面と固定ボス部(50)の外周面とが回転ボス部(20)の軸方向に面一(つらいち)に連接している。
また、回転ボス部(20)には、その軸方向に貫通して延びた断面円形状の支軸挿通孔(26)が設けられている。
また、回転ボス部(20)の他端部(詳述すると他端面)、すなわち回転ボス部(20)の大径軸部(22)側の端部(詳述すると端面)には、捻りコイルばね(1)の一端部(2)が係止される断面凹状の係止溝部(25)が設けられている。
解除レバー(60)は、その基端部に円環板部(61)が設けられている。さらに、円環板部(61)の外周縁部には、その半径方向外向きに突出したハンドル取付け部(67)が一体形成されている。円環板部(61)とハンドル取付け部(67)は、剛性を有する金属板から一体に屈曲成形されたものである。ハンドル取付け部(67)には、プラスチック製のハンドル部(68)がねじ(図示せず)等により固定状態に取り付けられている。
この解除レバー(60)の円環板部(61)は、図7及び8に示すように、固定金具(30)の第1外側板部(31a)の外面に沿うように配置されるとともに、固定ボス部(50)に該固定ボス部(50)に対して回転可能に外挿されている。
すなわち詳述すると、解除レバー(60)の円環板部(61)の中空部(62)に固定ボス部(50)が、固定ボス部(50)に対して円環板部(61)が回転可能になるように挿入されるとともに、円環板部(61)が第1外側板部(31a)の外面に沿うように配置されている。これにより、円環板部(61)が固定ボス部(50)に固定ボス部(50)に対して回転可能に且つ第1外側板部(31a)の外面に対して摺動回転可能に取り付けられている。
さらに、図9に示すように、解除レバー(60)の円環板部(61)の外周縁部には、固定ボス部(50)を中心とした延びた円弧状の長孔(63)が設けられている。そして、図8及び9に示すように、この長孔(63)に、断面円形状の剛性ピンからなるストッパ凸部(16)が挿通されており、更に、該ストッパ凸部(16)の一端部(基端部)が可動金具(10)に設けられたストッパ凸部挿通孔(14)に挿通されたのち外側膨出状に押し潰されてかしめ固定されることにより、ストッパ凸部(16)が可動金具(10)に固定状態に設けられている。
長孔(63)の長さ方向両端部のうち、一方(図9では上側)の端部は、ストッパ凸部(16)に衝合する衝合部(64)として機能している。以下では、この端部を衝合部(64)という。
さらに、長孔(63)の一対の対向する円弧状側縁部のうち、固定ボス部(50)に近い方の側縁部は、スライド縁部(65)として機能している。以下では、この側縁部をスライド縁部(65)という。このスライド縁部(65)は、固定ボス部(50)を中心として衝合部(64)から円弧状に連続して延びて形成されたものである。このスライド縁部(65)は、解除レバー(60)が固定ボス部(50)を中心に固定ボス部(50)に対して回転するのに伴い、ストッパ凸部(16)(詳述するとストッパ凸部(16)の周面)に順次摺接しながら移動するものである。
また、ストッパ凸部(16)の先端部(頭部)には、全周に亘って係止爪部(17)が外側膨出状に一体形成されている。そして、この係止爪部(17)が長孔(63)のスライド縁部(65)の側面と残りの側縁部の側面とに係止されることにより、ストッパ凸部(16)が長孔(63)から抜出不能とされるとともに、解除レバー(60)が側方へ屈曲するのが防止されている。
捻りコイルばね(1)は、複数の巻き条部(1a)を有する円筒型のものである。本実施形態では、巻き条部(1a)の数は6〜12である。そして、この捻りコイルばね(1)は、解除レバー(60)の円環板部(61)の外面側において、巻き締め方向に付勢された状態に固定ボス部(50)と回転ボス部(20)の大径軸部(22)とに外挿されて、固定ボス部(50)の外周面と回転ボス部(20)の大径軸部(22)の外周面とに常時圧接されている。
すなわち詳述すると、この捻りコイルばね(1)は、固定ボス部(50)と回転ボス部(20)の大径軸部(22)とに外挿される前の状態では、その内径が固定ボス部(50)の直径及び回転ボス部(20)の大径軸部(22)の直径よりも小さく設定されている。そして、解除レバー(60)の円環板部(61)の外面側において、捻りコイルばね(1)の内側に固定ボス部(50)と回転ボス部(20)の大径軸部(22)とが圧入されて、捻りコイルばね(1)が固定ボス部(50)と大径軸部(22)とに外挿されることにより、捻りコイルばね(1)が巻き締め方向に付勢されて固定ボス部(50)の外周面と大径軸部(22)の外周面とに常時圧接されている。
さらに、捻りコイルばね(1)の一端部(2)は、回転ボス部(20)の他端部の係止溝部(25)に回転ボス部(20)と一体回転可能に係止されて取り付けられている。
一方、捻りコイルばね(1)の他端部(3)は、解除レバー(60)の円環板部(61)の外周縁部に設けられた係止凹部(66)に解除レバー(60)と一体回転可能に係止されて取り付けられている。
ここで本発明では、捻りコイルばね(1)が固定ボス部(50)と回転ボス部(20)の大径軸部(22)とに外挿された状態において、捻りコイルばね(1)を構成する複数の巻き条部(1a)における固定ボス部(50)に外挿された巻き条部(1a)の巻き数と、回転ボス部(20)の大径軸部(22)に外挿された巻き条部(1a)の巻き数とは、例えば5:5〜8:2に設定されるのが望ましい。こうすることにより、捻りコイルばね(1)の複数の巻き条部(1a)に加わることのある巻き条部(1a)に沿う方向の引張荷重により捻りコイルばね(1)が破断されるのを確実に防止することができ、もって角度調節装置(80)の長寿命化を図ることができる。ただし本発明では、固定ボス部(50)に外挿された巻き条部(1a)の巻き数と大径軸部(22)に外挿された巻き条部(1a)の巻き数とが上記の範囲であることに限定されるものではない。
また、解除レバー(60)は、捻りコイルばね(1)の他端部(3)を巻き締め方向に回転させる方向に解除レバー付勢ばね(5)(解除レバー付勢手段)によって常時付勢されている。この解除レバー付勢ばね(5)は、比較的小さな捻りコイルばねからなるものであり、そのコイル部の内側にストッパ凸部(16)が挿通された状態で、その一端部が解除レバー(60)に他端部が可動金具(10)に架け渡されて取り付けられている。
ばねケース(70)は、ポリアセタール等のプラスチック製の円筒状のものである。ばねケース(70)の内径は、固定ボス部(50)と回転ボス部(20)の大径軸部(22)とに外挿された状態の捻りコイルばね(1)の外径よりも若干大きく設定されている。そして、解除レバー(60)の円環板部(61)の外面側において、このばねケース(70)内に捻りコイルばね(1)が収容配置されている。
さらに、このばねケース(70)の天壁部には、断面円形状の支軸挿通孔(71)が設けられている。そして、断面円形状の支軸(72)がこの支軸挿通孔(71)と回転ボス部(20)の支軸挿通孔(26)とに回転可能に順次挿通されるとともに、支軸(72)の一端部(基端部)が丸形平ワッシャ(73)を介して外側膨出状に押し潰されてかしめ固定され、もって支軸(72)の抜け止めが図られている。支軸(72)の他端部(先端部)は予め外側膨出状に形成されている。この支軸(72)によって、ばねケース(70)と回転ボス部(20)と固定ボス部(50)と解除レバー(60)とが固定金具(30)から脱落不能に固定金具(30)に取り付けられている。
以上の構成の角度調節装置(80)では、図10に示すように、固定金具(30)の筒状の座フレーム取付け部(37)内に、座フレーム(93)の右側の後端部(93a)が嵌合挿入されており、更に、この状態で、連結リベット(図示せず)によって座フレーム(93)の後端部(93a)に座フレーム取付け部(37)が固定状態に取り付けられている。なお、(38)は、この連結リベットを挿通するリベット挿通孔である。
一方、可動金具(10)の背フレーム取付け部(13)は、背フレーム(91)の右側の下端部(91a)に連結パイプ(92)を介して固定状態に取り付けられている。すなわち、背フレーム取付け部(13)が連結パイプ(92)の一端部(下端部)内に嵌合挿入された状態で、連結パイプ(92)の一端部に背フレーム取付け部(13)が2個の連結リベット(図示せず)によって固定状態に取り付けられている。さらに、背フレーム(91)の右側の下端部(91a)が連結パイプ(92)の他端部(上端部)内に嵌合挿入された状態で、連結パイプ(92)の他端部が背フレーム(91)の下端部(91a)に連結リベット(図示せず)によって固定状態に取り付けられている。なお、(15)は、この連結リベットを挿通するリベット挿通孔である。
だたし本発明では、座フレーム(93)と座フレーム取付け部(37)との取付け方法は、上記の方法であることに限定されるものではなく、その他に、例えば、両者(93)(37)を溶接により固着して取り付けても良いし、かしめにより固定して取り付けても良いし、ボルトにより連結して取り付けても良い。また同じく、背フレーム(91)と背フレーム取付け部(13)との取付け方法は、上記の方法であることに限定されるものではなく、その他に、例えば、両者(91)(13)を溶接により固着して取り付けても良いし、かしめにより固定して取り付けても良いし、ボルトにより連結して取り付けても良い。
次に、本実施形態の角度調節装置(80)の動作について、図11〜14を参照して以下に説明する。なお、これらの図には、角度調節装置(80)の動作を理解し易くするために、ばねケース(70)は図示していない。
また本実施形態では、説明の便宜上、可動金具(10)の固定金具(30)に対する角度(傾倒角度)が小さくなる方向を「正回転方向」といい、その反対の方向を「逆回転方向」という。
図11及び12に示した角度調節装置(80)では、可動金具(10)の背フレーム取付け部(13)は、後方に若干傾倒した斜め立ち上がり状に配置されている。
この状態の角度調節装置(80)において、もし仮に背フレーム(91)(背凭れ部)がその後側から手の力で前方へ押されることで可動金具(10)の背フレーム取付け部(13)に正回転方向の荷重(R)が加わった場合には、該正回転方向の荷重(R)が可動金具(10)から回転ボス部(20)を介して捻りコイルばね(1)の一端部(2)に巻き開き方向の回転力として伝達されて加わる(図7及び8参照)。すると、この回転力によって捻りコイルばね(1)の複数の巻き条部(1a)が、捻りコイルばね(1)自身が有する巻き締め方向の弾性復元力に抗してばねケース(70)内で一端部(2)側から他端部(3)側へ向かって順次巻き開かれることにより、捻りコイルばね(1)の固定ボス部(50)外周面への圧接力が低減し、もって可動金具(10)の正回転方向への回転が可能となる。したがって、可動金具(10)の背フレーム取付け部(13)に正回転方向の荷重(R)が加わると、該正回転方向の荷重(R)によって、捻りコイルばね(1)が固定ボス部(50)の外周面を周方向に摺動しながら可動金具(10)が解除レバー(60)と共に正回転方向に回転する。
そして、可動金具(10)の背フレーム取付け部(13)に正回転方向の荷重(R)を加えるのをやめると、捻りコイルばね(1)自身が有する弾性復元力によって捻りコイルばね(1)は元の状態、即ち固定ボス部(50)の外周面と回転ボス部(20)の大径軸部(22)の外周面とに圧接した状態に戻る。その結果、可動金具(10)の固定金具(30)に対する角度が保持される。さらに、この状態では、解除レバー(60)は、解除レバー付勢ばね(5)の付勢力によって、捻りコイルばね(1)の他端部(3)を巻き締め方向に回転させる方向に付勢されており、これにより可動金具(10)の固定金具(30)に対する角度が強固に保持されている。
ここで、もし仮に可動金具(10)の背フレーム取付け部(13)に逆回転方向の荷重(L)が加わった場合には、該逆回転方向の荷重(L)が可動金具(10)から回転ボス部(20)を介して捻りコイルばね(1)の一端部(2)に巻き締め方向の回転力として伝達されて加わる。すると、この回転力によって捻りコイルばね(1)の複数の巻き条部(1a)が一端部(2)側から他端部(3)側へ向かって順次巻き締められていくことにより、捻りコイルばね(1)の固定ボス部(50)外周面への圧接力が増加し、もって可動金具(10)の逆回転方向への回転が不能となる。
また、この角度調節装置(80)において、可動金具(10)を逆回転方向に回転させたい場合には、図13及び14に示すように、解除レバー(60)のハンドル部(68)を手で掴んで、手の力で解除レバー(60)を、捻りコイルばね(1)自身が有する巻き締め方向の弾性復元力と解除レバー付勢ばね(5)の付勢力とに抗して、捻りコイルばね(1)の他端部(3)を巻き開き方向に回転させる方向(A)に、固定ボス部(50)を中心に固定ボス部(50)に対して回転させる。このとき、解除レバー(60)は、そのスライド縁部(65)が順次ストッパ凸部(16)(詳述するとストッパ凸部(16)の周面)に摺接しながら、所定方向(A)に回転される。ここで本明細書では、解除レバー(60)により捻りコイルばね(1)の他端部(3)を巻き開き方向に回転させる方向(A)を、解除レバー(60)の「解除方向(A)」という。
このように解除レバー(60)を解除方向(A)に回転させることにより、捻りコイルばね(1)の他端部(3)が巻き開き方向に回転され、これにより、捻りコイルばね(1)の複数の巻き条部(1a)が、捻りコイルばね(1)自身が有する巻き締め方向の弾性復元力に抗して、ばねケース(70)内で他端部(3)側から一端部(2)側へ向かって順次巻き開かれることにより、捻りコイルばね(1)の固定ボス部(50)外周面への圧接力が低減し、もって可動金具(10)の逆回転方向への回転が可能となる。このとき、捻りコイルばね(1)の複数の巻き条部(1a)は、ばねケース(70)の内周面に捻りコイルばね(1)の他端部(3)側から一端部(2)側へ向かって順次当接することで、該複数の巻き条部(1a)の巻き開き量が規制される。
そして、このように可動金具(10)の逆回転方向への回転が可能とされたとき、解除レバー(60)の衝合部(64)が可動金具(10)のストッパ凸部(16)に衝合し、これにより、可動金具(10)に対する解除レバー(60)の解除方向(A)への更なる回転が停止される。
さらに、この状態のもとで、引き続き解除レバー(60)に解除方向(A)の操作力を加えた場合、該操作力が解除レバー(60)からストッパ凸部(16)を介して可動金具(10)に逆回転方向の回転力として加わる。その結果、解除レバー(60)の衝合部(64)がストッパ凸部(16)に衝合した状態のままで、捻りコイルばね(1)が固定ボス部(50)の外周面を周方向に摺動しながら解除レバー(60)が可動金具(10)と一体に解除方向(A)に固定ボス部(50)を中心に固定ボス部(50)に対して回転されることとなる。
そして、可動金具(10)の固定金具(30)に対する角度が所望する角度になったとき、解除レバー(60)のハンドル部(68)から手を離して解除レバー(60)に解除方向(A)の操作力を加えるのをやめると、解除レバー(60)は、捻りコイルばね(1)自身が有する巻き締め方向の弾性復元力と解除レバー付勢ばね(5)の付勢力とによって、解除方向(A)とは反対の方向に固定ボス部(50)を中心に固定ボス部(50)に対して回転する。そして、捻りコイルばね(1)が元の状態、即ち固定ボス部(50)の外周面と回転ボス部(20)の大径軸部(22)の外周面とに圧接した状態に戻ったとき、解除レバー(60)の回転が停止する。
而して、本実施形態の角度調節装置(80)には次のような利点がある。
この角度調節金具(80)は、可動金具(10)に正回転方向の荷重(R)が加わった場合には、該正回転方向の荷重(R)が可動金具(10)から回転ボス部(20)を介して捻りコイルばね(1)の一端部(2)に巻き開き方向の回転力として加わることにより、捻りコイルばね(1)の固定ボス部(50)外周面への圧接力が低減して、可動金具(10)の正回転方向への回転が可能となる一方、可動金具(10)に逆回転方向の荷重(L)が加わった場合には、該逆回転方向の荷重(L)が可動金具(10)から回転ボス部(20)を介して捻りコイルばね(1)の一端部(2)に巻き締め方向の回転力として加わることにより、捻りコイルばね(1)の固定ボス部(50)外周面への圧接力が増加して、可動金具(10)の逆回転方向への回転が不能となるように構成されている。したがって、無段階に角度を調節することができるし、更に、可動金具(10)の逆回転方向への回転を確実に不能にすることができる。
さらに、この角度調節金具(80)は、捻りコイルばね(1)の他端部(3)を巻き開き方向に回転させて捻りコイルばね(1)の固定ボス部(50)外周面への圧接力を低減させることにより、可動金具(10)の逆回転方向への回転を可能とする解除レバー(60)を備えている。したがって、可動金具(10)を逆回転方向(即ち回転不能方向)に回転させる場合には、この解除レバー(60)を操作することにより、可動金具(10)の逆回転方向の回転操作を容易に行うことができる。
また、解除レバー(60)は、捻りコイルばね(1)の他端部(3)を巻き締め方向に回転させる方向に解除レバー付勢ばね(5)によって常時付勢されている。すなわち、捻りコイルばね(1)の他端部(3)は、捻りコイルばね(1)自身が有する巻き締め方向の弾性復元力だけではなく更に解除レバー付勢ばね(5)の付勢力によって、巻き締め方向に常時付勢されている。したがって、可動金具(10)の逆回転方向への回転が不能とされた状態のもとで、もし仮に可動金具(10)に逆回転方向の荷重(L)が加わった場合であっても、可動金具(10)に当該荷重(L)が加わった直後に生じることのある可動金具(10)の逆回転方向への不慮の回転を確実に防止することができる。
さらに、上述したように、捻りコイルばね(1)の他端部(3)は、捻りコイルばね(1)自身が有する巻き締め方向の弾性復元力だけではなく更に解除レバー付勢ばね(5)の付勢力によって、巻き締め方向に付勢されていることから、次のような有利な効果を奏する。
すなわち、この角度調節装置(80)では、捻りコイルばね(1)が固定ボス部(50)の外周面を周方向に不慮に摺動しないようにするため、捻りコイルばね(1)を固定ボス部(50)の外周面に所定の値以上の圧接力で常時圧接させなければならない。しかるに、捻りコイルばね(1)を固定ボス部(50)に外挿する際において、捻りコイルばね(1)自身が有する巻き締め方向の弾性復元力だけで捻りコイルばね(1)の固定ボス部(50)外周面への圧接力を所定の値以上にする場合には、捻りコイルばね(1)の内径を極度に小さく設定する必要がある。一方、本実施形態のように捻りコイルばね(1)自身が有する巻き締め方向の弾性復元力だけではなく更に解除レバー付勢ばね(5)の付勢力によって、捻りコイルばね(1)の固定ボス部(50)外周面への圧接力を所定の値以上にする場合には、捻りコイルばね(1)の内径をそのように極度に小さくする必要がない。この結果、捻りコイルばね(1)の内径をなるべく大きく設定することができ、もって、捻りコイルばね(1)の固定ボス部(50)への外挿作業(即ち、固定ボス部(50)の捻りコイルばね(1)内側への圧入作業)を容易に行うことができる。さらに、捻りコイルばね(1)自身が有する巻き締め方向の弾性復元力(即ち、捻りコイルばね(1)の固定ボス部(50)外周面への圧接力)が長期の使用によって低減した場合であっても、解除レバー付勢ばね(5)の付勢力によって可動金具(10)の逆回転方向への回転を確実に不能とすることができ、もって、長期に亘って角度調節装置(80)を良好に使用できる。
また、この角度調整装置(80)は、解除レバー(60)が解除方向(A)に回転されて可動金具(10)の正回転方向への回転が可能とされた際に、解除レバー(60)が可動金具(10)のストッパ凸部(16)に衝合することにより、可動金具(10)に対する解除レバー(60)の解除方向(A)への更なる回転が停止されるものとなされている。したがって、解除レバー(60)を解除方向(A)に回転させる際に、もし仮に解除レバー(60)に対して過度の解除方向(A)への回転操作が行われることで、捻りコイルばね(1)がその他端部(3)から過度に巻き開かれてしまって該捻りコイルばね(1)が塑性変形した結果、捻りコイルばね(1)自身が有する巻き締め方向の弾性復元力が低減するという不具合について、これを防止することができる。すなわち、解除レバー(60)に過度の解除方向(A)の操作力が加えられた場合であっても、捻りコイルばね(1)自身が有する巻き締め方向の弾性復元力が減少するような捻りコイルばね(1)の塑性変形を防止することができ、もって、捻りコイルばね(1)が巻き締め方向に付勢された状態(即ち、捻りコイルばね(1)が固定ボス部(50)の外周面に圧接された状態)に確実に維持することができる。
さらに、この角度調節装置(80)は、解除レバー(60)(詳述すると、解除レバー(60)の衝合部(64))がストッパ凸部(16)に衝合した状態のもとで引き続き解除レバー(60)に解除方向(A)の操作力が加えられた場合、解除レバー(60)がストッパ凸部(16)に衝合した状態のままで可動金具(10)と一体に固定ボス部(50)を中心に解除方向(A)に固定ボス部(50)に対して回転されるものとなされている。したがって、解除レバー(60)のハンドル部(68)を手で掴んだ状態のままで解除レバー(60)を解除方向(A)に回転操作するだけで、可動金具(10)を逆回転方向に回転させることができる。すなわち、解除レバー(60)から手を離さなくても可動金具(10)を逆回転方向に回転させることができる。そのため、可動金具(10)の逆回転方向への回転操作を更に容易に行うことができる。
また、ストッパ凸部(16)の先端部の係止爪部(17)が解除レバー(60)のスライド縁部(65)の側面に係止されることにより、解除レバー(60)の側方への屈曲が防止されている。したがって、例えば、解除レバー(60)を解除操作する際に、その操作力で解除レバー(60)が不慮に側方へ屈曲するという不具合について防止することができる。
また、この角度調節装置(80)は、解除レバー(60)によって捻りコイルばね(1)の他端部(3)が巻き開き方向に回転されることにより、捻りコイルばね(1)の複数の巻き条部(1a)がばねケース(70)の内周面に当接して複数の巻き条部(1a)の巻き開き量が規制されるものとなされている。したがって、解除レバー(60)が解除方向(A)に回転された場合には、捻りコイルばね(1)の他端部(3)に加わった巻き開き方向の回転力が該捻りコイルばね(1)の複数の巻き条部(1a)に捻りコイルばね(1)の他端部(3)側から一端部(2)側に向かって迅速に伝達されるようになる。これにより、捻りコイルばね(1)の固定ボス部(50)外周面への圧接力を迅速に低減させることができ、もって解除操作を迅速に行うことができる。
さらに、回転ボス部(20)の段差部の段面(24)と、該段面(24)に摺接する固定ボス部(50)の他端面(先端面)(53)とには、それぞれ粗面化加工が施されているので、両方の面(24)(53)間に生じる摩擦力が高められている。したがって、可動金具(10)に逆回転方向の荷重(L)が加わった場合には、捻りコイルばね(1)の巻き締め動作に伴い両方の面(24)(53)が互いに密着する方向に移動することによる両方の面(24)(53)間に生じる摩擦力によって、可動金具(10)の逆回転方向への回転をより強く阻止することができる。
なお、上記とは逆に、可動金具(10)に正回転方向の荷重(R)が加わった場合には、捻りコイルばね(1)の巻き開き動作に伴い両方の面(24)(53)は互いに離間する方向に移動しようとすることから、本実施形態のように両方の面(24)(53)に摩擦力を高めるための粗面化加工が施されていても、可動金具(10)の正回転方向への回転に支障をきたすことはない。
図15は、上記角度調節装置(80)の一変形例を説明する図である。
この角度調節装置(80)においては、解除レバー付勢ばね(5)は、そのコイル部内にばねケース(70)が挿入された状態で、その一端部が解除レバー(60)に他端部が可動金具(10)のストッパ凸部(16)に架け渡されて取り付けられている。
また、解除レバー(60)の長孔(63)の外周縁部の一部が切り欠かれており、そのため、長孔の長さ方向両端部のうち衝合部(64)とは反対側の端部と、長孔のスライド縁部(65)に対向する円弧状側縁部とが欠如している。
この角度調節装置(80)の他の構成は、上記実施形態と同じである。
以上で、本発明の実施形態及び変形例について説明したが、本発明は上記実施形態や変形例に示したものであることに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、角度調節装置(80)は座椅子に用いられるものであるが、本発明では、角度調節装置(80)は座椅子に用いられるものであることに限定されるものではなく、その他に、例えば、肘掛け付き椅子における肘掛けの角度調節装置として用いられるものであっても良いし、机の天板の傾斜角度調節装置として用いられるものであっても良い。さらに、折り畳み式ベッドに用いられるものであっても良いし、液晶ディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネル、有機ELディスプレイパネル等のパネルを支持するための支持アーム装置に用いられるものであっても良い。
また上記実施形態では、角度調節装置(80)における可動金具(10)の固定金具(30)に対する変更可能な角度範囲は、約70°〜約180°であるが、本発明では、この角度範囲は上記範囲であることに限定されるものではなく、使用目的に応じて様々に変更されるものである。
本発明は、家具(例:リクライニングシート、折り畳み式ベッド)を始め、パネルの支持アーム装置等に用いられる角度調節装置に利用可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る角度調節装置を斜め上から見た斜視図である。 図2は、同角度調節装置を斜め下から見た斜視図である。 図3は、同角度調節装置の一方の側面図である。 図4は、同角度調節装置の他方の側面図である。 図5は、同角度調節装置の上面図である。 図6は、同角度調節装置の底面図である。 図7は、図3中のX−X線断面図である。 図8は、図3中のY−Y線断面図である。 図9は、同角度調節装置の分解斜視図である。 図10は、同角度調節装置を座椅子に取り付けた状態で示す側面図である。 図11は、同角度調節装置の動作を説明する、角度調節装置の側面図である。 図12は、図11に示した角度調節装置の斜視図である。 図13は、同角度調節装置の可動金具を逆回転方向に回転させる場合の側面図である。 図14は、図13に示した角度調節装置の斜視図である。 図15は、角度調節装置の一変形例を示す側面図である。
符号の説明
1…捻りコイルばね
1a…巻き条部
2…一端部
3…他端部
5…解除レバー付勢ばね(解除レバー付勢手段)
10…回転金具
12…回転ボス部嵌合孔
13…背フレーム取付け部(第1部材取付け部)
16…ストッパ凸部
17…係止爪部
20…回転ボス部
23…嵌合支持部(一端部)
25…係止溝部
30…固定金具
33…第1回転ボス部嵌合孔
37…座フレーム取付け部(第2部材取付け部)
41…第2固定ボス部嵌合孔
50…固定ボス部
52…嵌合支持部(一端部)
60…解除レバー
64…衝合部
65…スライド縁部
66…係止凹部
68…ハンドル部
70…ばねケース
80…角度調節装置
90…座椅子
91…背フレーム(第1部材)
93…座フレーム(第2部材)
R…正回転方向の荷重
L…逆回転方向の荷重
A…解除方向

Claims (5)

  1. 第1部材(91)に取り付けられる第1部材取付け部(13)、及び、回転ボス部(20)を有するとともに、回転ボス部(20)の一端部(23)に回転ボス部を中心に回転ボス部と一体回転可能に設けられた可動金具(10)と、
    第2部材(93)に取り付けられる第2部材取付け部(37)、及び、中空部(51)に回転ボス部(20)が挿入されて該回転ボス部を回転可能に保持した円筒状の固定ボス部(50)を有するとともに、固定ボス部(50)の一端部(52)に固定ボス部に対して回転不能に設けられた固定金具(30)と、
    巻き締め方向に付勢された状態に固定ボス部(50)に外挿されて固定ボス部(50)の外周面に圧接されるとともに、一端部(2)が回転ボス部(20)に回転ボス部と一体回転可能に取り付けられた捻りコイルばね(1)と、を備えており、
    可動金具(10)に正回転方向の荷重(R)が加わった場合には、該正回転方向の荷重(R)が可動金具(10)から回転ボス部(20)を介して捻りコイルばね(1)の一端部(2)に巻き開き方向の回転力として加わることにより、捻りコイルばね(1)の固定ボス部外周面への圧接力が低減して、可動金具(10)の正回転方向への回転が可能となる一方、
    可動金具(10)に逆回転方向の荷重(L)が加わった場合には、該逆回転方向の荷重(L)が可動金具(10)から回転ボス部(20)を介して捻りコイルばね(1)の一端部(2)に巻き締め方向の回転力として加わることにより、捻りコイルばね(1)の固定ボス部外周面への圧接力が増加して、可動金具(10)の逆回転方向への回転が不能となるように構成されており、
    捻りコイルばね(1)の他端部(3)を巻き開き方向に回転させて捻りコイルばね(1)の固定ボス部外周面への圧接力を低減させることにより、可動金具(10)の逆回転方向への回転を可能とする解除レバー(60)を備えていることを特徴とする角度調節装置。
  2. 解除レバー(60)は、捻りコイルばね(1)の他端部(3)を巻き締め方向に回転させる方向に解除レバー付勢手段(5)により常時付勢されている請求項1記載の角度調節装置。
  3. 解除レバー(60)の基端部(61)が固定ボス部(50)に固定ボス部を中心に固定ボス部に対して回転可能に取り付けられており、
    解除レバー(60)により捻りコイルばね(1)の他端部(3)を巻き開き方向に回転させる方向を、解除レバーの解除方向(A)とするとき、
    解除レバー(60)が解除方向(A)に回転されて可動金具(10)の正回転方向への回転が可能とされた際に、解除レバー(60)が可動金具(10)に設けられたストッパ凸部(16)に衝合することにより、可動金具(10)に対する解除レバー(60)の解除方向(A)への更なる回転が停止されるとともに、
    解除レバー(60)がストッパ凸部(16)に衝合した状態のもとで引き続き解除レバー(60)に解除方向(A)の操作力が加えられた場合、解除レバー(60)がストッパ凸部(16)に衝合した状態のままで可動金具(10)と一体に固定ボス部(50)を中心に解除方向(A)に回転されるものとなされている請求項1又は2記載の角度調節装置。
  4. 解除レバー(60)に、ストッパ凸部(16)に衝合する衝合部(64)と、固定ボス部(50)を中心として衝合部(64)から円弧状に連続して延びたスライド縁部(65)とが設けられており、
    解除レバー(60)は、該解除レバーに解除方向(A)の操作力が加わった場合、該操作力によってスライド縁部(65)が順次ストッパ凸部(16)に摺接しながら解除レバー(60)が解除方向(A)に回転したのち、衝合部(64)がストッパ凸部(16)に衝合するように構成されており、
    ストッパ凸部(16)の先端部に設けられた係止爪部(17)がスライド縁部(65)の側面に係止されることにより、解除レバー(60)の側方への屈曲が防止されている請求項3記載の角度調節装置。
  5. 捻りコイルばね(1)は、筒状のばねケース(70)内に配置されており、
    解除レバー(60)によって捻りコイルばね(1)の他端部(3)が巻き開き方向に回転されることにより、捻りコイルばね(1)の複数の巻き条部(1a)がばねケース(70)の内周面に当接して該複数の巻き条部(1a)の巻き開き量が規制されるものとなされている請求項1〜4のいずれかに記載の角度調節装置。
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