JPH0810081A - シートリクライニング装置 - Google Patents

シートリクライニング装置

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JPH0810081A
JPH0810081A JP17033794A JP17033794A JPH0810081A JP H0810081 A JPH0810081 A JP H0810081A JP 17033794 A JP17033794 A JP 17033794A JP 17033794 A JP17033794 A JP 17033794A JP H0810081 A JPH0810081 A JP H0810081A
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Japan
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pole
plate
pin
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operation lever
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JP17033794A
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Yukifumi Yamada
幸史 山田
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 シートリクライニング機構を操作する操作レ
バーに外力が作用すると、操作レバーが回転軸を中心と
して大きく変形しようとするので、これを防止する。 【構成】 ロアアーム(2)とアッパアーム(4)とを
結合する回転軸(3)に固定した操作レバー(24)の
カム穴(27)を通るポール(6)に固定したピン(1
7)の先端にプレート(30)を配す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートクッション側の
ロアアームに対し、シートバック側のアッパアームを回
動自在としたシートリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シートリクライニング装置は、実公平5
−20193号公報にみられる如く、シートクッション
側のロアアームに回転軸を介してアッパアームを支承さ
せかつ両アーム間にシートバック角度調整機構としての
両アームをロックさせる機構とロックを解除する機構を
介在させる基本構成を有す。当該機構として、前述の公
報は遊星ギア式減速ギヤを示すが、これとは別にポール
とラチェットの組合せ等も用いられる。いずれの場合に
おいても、当該機構の操作には操作レバーやハンドルを
用いる。操作レバーについて云うと(特開昭58−38
511号公報参照)、操作レバーは回転軸に同回転可能
に支持され、この操作レバーの回転軸の軸心まわりの回
動が操作レバーに穿けたカム長穴を通るピンを介してポ
ールをラチェットに対し係脱させる。このため、操作レ
バーの運動軌跡は常に一定であることが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した如き従来例で
は、操作レバーが、ロアアームの側部に沿って前方へと
延在し、操作レバーの前方部は左右から該レバーを握る
ことができるようになっている。このため、操作レバー
に操作レバーをロアアームから離す方向に外力が作用し
たとき、操作レバーは回転軸を中心にして大きく変形し
かつ回転軸まわりでこじり、操作レバーの円滑な操作を
困難にする。それ故に、本発明は、前述した従来技術の
不具合を解消させることを解決すべき課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、基本的には、操作レバーの一側にプ
レートを配する手段を採用する。
【0005】具体的には、本発明は、シートクッション
に固定されるロアアームとシートバックに固定されるア
ッパアームと、両アームを貫通しかつ操作レバーを支持
する回転軸と、両アームに設けた凹部内に位置しかつ回
転軸に非回転関係に支持されたカム部材と、アッパアー
ムの凹部のラチェット部の歯と係脱自在な歯を有しかつ
操作レバーに穿けたカム長穴を通るピンを有するポール
と、および操作レバーをポールとは反対側から当接自在
なプレートとを有するシートリクライニング装置を提供
する。
【0006】好ましくは、プレートをポールに固定した
ピンに取付け、ピンヘッド、ボルトヘッド、ワッシャ又
はE−リングとする。
【0007】
【作用】操作レバーは、プレートとロアアームの側部と
の間を通って回転軸に支承されるので、操作レバーの側
方から外力が作用すると、この外力をロアアームの側部
又はプレートで受けるので、操作レバーの変形を効率よ
く防止できる。
【0008】
【実施例】車輛に装備されるシートのシートリクライニ
ング装置1は、シートクッション(図示なし)に固定さ
れるロアアーム2と、ロアアーム2に対し回動自在に回
転軸3を介して支持されかつシートバック(図示なし)
に固定されるアッパアーム4とを有す。ロアアーム2
は、両アーム2、4の合せ面に対し突出する円弧状凸部
6と、それとは反対方向のくぼんだ凹部5とを備える。
凹部5は、図1に示される如く、長方形部7と半円部8
とよりなり、半円部8は回転軸3用の穴9を中心とする
カム面10′を有する。凸部6は穴9の中心と同心の円
弧をなす。アッパアーム4は、ロアアームの凹部5と対
向するくぼんだ凹部14を備える。凹部14は、図1に
示される如く、扇状部11と半円部12とよりなり、半
円部12には、ロアアーム2の凸部を受ける円弧状凹部
10が形成されている。凹部10の中心は、回転軸3の
ための穴13の中心と同心である。
【0009】ロアアーム2の円弧状凸部6は、アッパア
ーム4の円弧状凹部10と半円部12の上部の半抜き壁
との間で滑合されており、これによって、両アーム2、
4間の相対的回転の案内と軸受機能を果たす。アッパア
ーム4の凹部14の扇状部11の下部に半抜きのラチェ
ット部15を設ける。ロアアーム2の凹部5の長方形部
7内にポール16を摺動自在に配す。ポール16にピン
17を固定し、このピン17をロアアーム2の穴18′
を介して側方へ延在させる。ポール16の歯はラチェッ
ト部15の歯と係脱自在である。凹部5の半円部8内に
カム部材18を配す。カム部材18はポール16のカム
面19と摺接するカム面20と、半円部8のカム面1
0′に摺接するカム面21とを有し、回転軸3に対し二
面巾を介して結合され、回転軸3の回転に追従する。図
4から明らかなように、ポール16とカム部材18はそ
の略半分をアッパアーム4の凹部14内に位置させる。
【0010】両アーム2、4の穴9、13およびカム部
材18を貫通する回転軸3に対向突片22、22付のブ
ラケット23と、操作レバー24を支持させる。操作レ
バー24は二面巾を介して回転軸3に固定される。シー
トバックを常に前傾させようとするスパイラルスプリン
グ25の一端をアッパアーム4に固定したピン26に係
止させ、他端をブラケット23の一方の突片22に係止
させる。操作レバー24のカム長穴27にピン17を通
す。
【0011】28は、操作レバー24を常時図2の位置
に保持するスプリングで、このスプリング28は操作レ
バー24とブラケット23に係止される。スプリング2
8は、ブラケット23の突片22、22内に入り、この
突片22、22により保護される。
【0012】ロアアーム2の凹部5内に納められたポー
ル16の厚みの略半分はアッパアーム4の凹部14内に
入り、その両側面が凹部14の扇状部11の側面29と
対向し、アッパアーム4のロアアーム2に対する回転角
が規定値以上になろうとすると、ポール16の側面が扇
状部11の側面29に当接し、アッパアーム2の回転角
を規制する。
【0013】図2の状態において、操作レバー24を時
計方向にスプリング28の付勢力に抗して回転軸3を中
心に回動させると、操作レバー24と固定関係の回転軸
3が回転しかつカム部材18が回転する。このため、カ
ム部材18のカム面20、21は対向するカム面19、
10′との摺接関係を変え、ポール16の回転軸3方向
へ移動を可能にする。一方、操作レバー24の回動は、
ピン17を長穴27に沿って径方向へ移動させるので、
該ピン17と一体のポール16が回転軸方向へと移動す
ることになる。この結果、ポール16の歯とラチェット
部15の歯は離脱し、アッパアーム4のロアアーム2へ
のロック関係は解除せられ、アッパアーム4がスパイラ
ルスプリング25の付勢力で前傾し可能となりかつこの
付勢力に抗して乗員の力で後傾可能となる。即ち、図示
しないシートバックを好みの位置に選定できる。アッパ
アーム4の前傾と後傾の最大限はポール16の側面のア
ッパアーム4の凹部14の側面29に当接することで規
制される。
【0014】アッパアーム4即ちシートバックを好みの
位置へと移動させた後、操作レバー24を元の位置に戻
すと、ピン17が長穴27に案内されてボール16をラ
チェット部15方向へ戻すとともに、カム部材18を回
動させるので、やがて、ポール16の歯とラチェット部
15の歯とが再びかみ合い、両アーム2、4をロック状
態とする図2の位置に戻る。かくして、両アーム2、4
は新しい位置でロック関係となる。
【0015】図3に示すように、ピン17の先端にプレ
ート30を固定する。操作レバー24はロアアーム2の
側部とプレート30との間を通って回転軸3に支承され
る。かくして、図3にFで示す側方の外力が操作レバー
24に作用しても、この外力Fはプレート30で受ける
ので、操作レバー24の変形はない。
【0016】図4に示す例は、プレート30として、ワ
ッシャ31をピン17の先端に配したものである。図5
に示す例はプレート30として、ピン17と一体のヘッ
ド32を用いたものである。図6の例は、ワッシャ31
に代えて、E−リング33を用いたものである。
【0017】図7の例は、ピン17としてボルトを用
い、ボルトのヘッド34をプレート30としたものであ
る。図8の例はワッシャ31に代えて、コーンワッシャ
35を用いたもので、その内周縁をピン外周面にくい込
ませている。図9に示す例は、ワッシャ36の内周縁に
放射状の切欠き37を複数個配し、その内周縁のピン1
7の外周面へのくい込みに弾力性を与え、かつその外周
縁に小さな外向きのフランジ38を付け、強度を高めた
ものである。いずれのプレート30においても、操作レ
バー24に作用する外力Fをピン17とともに受けるの
で、操作レバー24の変形はない。
【0018】
【効果】本発明によれば、操作レバーの側方に簡便な手
段でプレートを配したのでシートリクライニング機構を
大きくすることなく、操作レバーの変形を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例のシートリクライニング装置の分
解斜視図である。
【図2】本発明の一例の組立状態時の正面図である。
【図3】図2矢視A−Aよりみた断面図である。
【図4】プレートの変形例を示す部分断面図である。
【図5】プレートとしてピンヘッドを用いた例の部分断
面図である。
【図6】プレートとしてE−リングを用いた例の部分断
面図である。
【図7】プレートとしてボルトヘッドを用いた例の部分
断面図である。
【図8】プレートとしてコーンワッシャを用いた例の部
分断面図である。
【図9】プレートとして変形ワッシャを用いた例の部分
断面図である。
【図10】図9の例の正面図である。
【符号の説明】
2 ロアアーム 3 回転軸 4 アッパアーム 5、14 凹部 15 ラチェット部 16 ポール 17 ピン 18 カム部材 22 突片 23 ブラケット 24 操作レバー 25 スパイラルスプリング 27 カム長穴 28 スプリング 29 当接側面 30 プレート 31 ワッシャ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションに固定されるロアアー
    ムとシートバックに固定されるアッパアームと、両アー
    ムを貫通しかつ操作レバーを支持する回転軸と、両アー
    ムに設けた凹部内に位置しかつ回転軸に非回転関係に支
    持されたカム部材と、アッパアームの凹部のラチェット
    部の歯と係脱自在な歯を有しかつ操作レバーに穿けたカ
    ム長穴を通るピンを有するポールと、および操作レバー
    をポールとは反対側から当接自在なプレートとを有する
    シートリクライニング装置。
  2. 【請求項2】 操作レバーと当接自在なプレートが操作
    レバーのカム長穴を通るピンの先端に固定される請求項
    1記載のシートリクライニング装置。
  3. 【請求項3】 プレートがピンヘッド又はボルトヘッド
    或いはワッシャ又はE−リングである請求項1記載のシ
    ートリクライニング装置。
JP17033794A 1994-06-30 1994-06-30 シートリクライニング装置 Expired - Lifetime JP3555185B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009045395A (ja) * 2007-08-23 2009-03-05 Hikari:Kk 角度調節装置

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