JP2009040169A - 洗車機 - Google Patents

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Abstract

【課題】前部本体と後部本体との間の隙間に対する好適な密閉性を、凍結による引っ付きがない状態で行える洗車機を提供する。
【解決手段】被洗浄車両1に対して洗車機本体10を相対移動させながら、洗浄手段20および乾燥手段60により被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機である。洗車機本体は、門型状の前部本体11と門型状の後部本体51とからなり、別個に走行可能とした。前部本体に前面開口部11Aを開閉する前部開閉装置36を設け、後部本体に後面開口部51Bを開閉する後部開閉装置66を設けた。前部本体の後部側と後部本体の前部側とのそれぞれに、前部本体と後部本体とが最接近したときに対向自在なパネル部材80,90を設けた。洗車機本体の内部空間を密閉状にでき、前部本体と後部本体との間の隙間に対する好適な密閉性を、凍結による引っ付きがない状態で行うことができ、以て外気(冷気)が洗車機本体の内部に侵入するのを遮断できて保温効果を高めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば給油所に設置され、洗車に使用される洗車機に関するものである。
従来、この種のものとしては、次のような構成が提供されている。すなわち、被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動させながら、被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、前記洗車機本体を、被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体とに分離し、前部本体と後部本体とを、それぞれ別個に走行可能としている。このような構成によれば、被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動しながら、前部本体に設けた洗浄手段による被洗浄車両の洗浄と、後部本体に設けた乾燥手段による被洗浄車両の乾燥とを、離れて実行し得る。そして、所期の洗車を終えて次の洗車への待ち時間や、1日の洗車を終えて翌日の洗車開始までの間においては、前部本体と後部本体とは、ホームポジションに停止して待機する状態となる(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2006−51924号公報(第1−2頁、図1、図8−9)
非分離形式の通常の洗車機において、寒冷地における凍結防止対策としては、テープヒーターによる保温や赤外線ランプによる保温が一般的であり、また洗車機内に温風を入れて保温する方法も取られている。しかし、氷点下20度以下で強風が吹き付ける条件下では、いずれの対策方法も十分な効果がなく、このような地域では、洗車機を屋内に入れたり、洗車機の前後にカーテンやシャッターを設けて凍結防止対策を行っている。
しかし上記した従来構成のように、洗浄と乾燥とを向上させるために、前部本体と後部本体とに切り離して洗車を行うセパレイト洗車システムの洗車機においては、ホームポジションに停止させた状態でシャッターなどを作用させたとしても、前部本体と後部本体との間での密閉性が悪いと、その隙間から冷気が入り込み、シャッターなどによる凍結対策効果を十分に発揮することができない。そのため、前部本体と後部本体との間の隙間などにカバーを取り付ける必要がある。
ところで、隙間を密閉するカバーを使用する場合、カバーが凍結して引っ付いてしまうと洗車動作の障害になってしまうため、カバーの凍結防止が必要である。しかし、カバーの凍結防止として、ヒーターや保温ランプを使う場合は、消防法上、600mm以上の高さに設置することが規制されるため下部保温が十分に行えないという問題がある。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、前部本体と後部本体との間の隙間に対する好適な密閉性を、凍結による引っ付きがない状態で行える洗車機を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の洗車機は、被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動させながら、洗浄手段および乾燥手段により被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、洗車機本体は、門型状の前部本体と門型状の後部本体とからなるとともに、それぞれ別個に走行可能とし、前部本体の前部側に前面開口部を開閉する前部開閉装置を設けるとともに、後部本体の後部側に後面開口部を開閉する後部開閉装置を設け、前部本体の後部側と後部本体の前部側とのそれぞれに、前部本体と後部本体とが最接近したときに対向自在なパネル部材を設けたことを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、前部本体と後部本体とをホームポジションに停止して待機させている状態において、前部開閉装置と後部開閉装置を全閉作動させることで、前部本体の前面開口部と後部本体の後面開口部とを閉塞し得る。そして前部本体と後部本体との間においては、両パネル部材を相対向させることによって、前部本体の後面開口部と後部本体の前面開口部との間を、外部と遮断したほぼ密閉状態にし得る。このような閉塞とほぼ密閉状態とによって、前部本体と後部本体とにより形成される内部空間、すなわち洗車機本体の内部空間を密閉状にし得る。
また本発明の請求項2記載の洗車機は、上記した請求項1記載の構成において、前部本体の後部を門型状のパネル枠体により形成するとともに、後部本体の前部は、前記パネル枠体に外嵌自在な門型状のカバー枠体により形成し、パネル枠体の外周面とカバー枠体の内周面とのそれぞれに、前部本体と後部本体とが最接近したときに隙間を置いて対向自在な積層式パネル部材を設けたことを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、前部本体と後部本体とをホームポジションに停止して待機させている状態において、後部本体に設けたカバー枠体と前部本体に設けたパネル枠体とが嵌合された状態になる。これにより、パネル枠体側の積層式パネル部材とカバー枠体側の積層式パネル部材とを、走行方向に対して直交方向で相対向し得、以て前部本体の後面開口部と後部本体の前面開口部との間を、入り組んだ重ね構造により形成された隙間を介して外部に連通させたほぼ密閉状態(シール状態)にし得る。
そして本発明の請求項3記載の洗車機は、上記した請求項1記載の構成において、前部本体の後面側と後部本体の前面側とのいずれか一方に積層式パネル部材を設けるとともに、他方には、積層式パネル部材に当接したときに弾性変形自在な弾性式パネル部材を設けたことを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、前部本体と後部本体とをホームポジションに停止して待機させている状態において、前部本体と後部本体との間においては、一方に設けた積層式パネル部材と他方に設けた弾性式パネル部材とを当接して、この弾性式パネル部材を弾性に抗して変形させ得、これにより、弾性反発力によって弾性式パネル部材を積層式パネル部材に圧接させることになり、以て前部本体の後面開口部と後部本体の前面開口部との間を、隙間の生じない密閉状態にし得る。このような密閉状態と、前部開閉装置や後部開閉装置による閉塞とによって、前部本体と後部本体とにより形成される内部空間、すなわち洗車機本体の内部空間を密閉状にし得る。
また洗車を行うに際して、前部本体と後部本体とを離間移動させたとき、積層式パネル部材と弾性式パネル部材とが離間動することになる。このとき、冷気によって積層式パネル部材と弾性式パネル部材に凍結が生じても、双方が強固に引っ付くことがないため簡単に剥がれることになる。これは、弾性式パネル部材の柔軟性により離間動時に氷が剥がれる現象と、密閉状空間により保温力を保つため積層式パネル部材の表面に氷が付き難いためである。
さらに本発明の請求項4記載の洗車機は、上記した請求項2または3記載の構成において、積層式パネル部材を、本体側への連結用プラスチック体と、中間のスペース形成体と、外側の対向用プラスチック体とにより、両プラスチック体間に密閉状空間を形成して構成したことを特徴としたものである。
したがって請求項4の発明によると、密閉状空間を有する積層式パネル部材を、プラスチックにより容易に得られる。
しかも本発明の請求項5記載の洗車機は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の構成において、前部本体と後部本体とを、それぞれ前後、左右に振り分けて設けた輪体群を介して床側の左右複数のレールに支持案内させ、前部本体の前部分と両側部分、後部本体の後部分と両側部分には、各本体と床面との間に形成される隙間を覆う裾カバー体を設けたことを特徴としたものである。
したがって請求項5の発明によると、前部本体における両側下部や前面下部と床面との隙間や、後部本体における両側下部や後面下部と床面との隙間を、それぞれ裾カバー体により覆って、外気が入り難いように密閉状態にし得る。
また本発明の請求項6記載の洗車機は、上記した請求項1〜5のいずれか1項に記載の構成において、前部本体と後部本体のいずれか一方に温風ヒーターを設けたことを特徴としたものである。
したがって請求項6の発明によると、温風ヒーターを作動させることで、凍結防止を、より促進し得、この場合に温風ヒーターとしては簡易型の簡単な装置でよい。
そして本発明の請求項7記載の洗車機は、上記した請求項1記載の構成において、洗車機本体は、洗浄手段としてブラシを備えるとともに、退避したブラシが接触する箇所に積層式パネル部材を設け、この積層式パネル部材を、本体側への連結用プラスチック体と、中間のスペース形成体と、外側の対向用プラスチック体とにより、両プラスチック体間に密閉状空間を形成して構成したことを特徴としたものである。
したがって請求項7の発明によると、1日の洗車を終えて、前部本体と後部本体とにより形成される内部空間、すなわち洗車機本体の内部空間を密閉状にしたとき、退避したブラシが積層式パネル部材の対向用プラスチック体に接触しているが、このとき積層式パネル部材は、密閉状空間により保温力を保って表面に氷が付き難い構造であることから、氷結したブラシが積層式パネル部材、すなわち洗車機本体側に引っ付くことを防止し得る。
上記した本発明の請求項1によると、前部本体と後部本体とをホームポジションに停止して待機させている状態において、前部開閉装置と後部開閉装置を全閉作動させることで、前部本体の前面開口部と後部本体の後面開口部とを閉塞できる。そして前部本体と後部本体との間においては、両パネル部材を相対向させることによって、前部本体の後面開口部と後部本体の前面開口部との間を、外部と遮断したほぼ密閉状態にできる。このような閉塞とほぼ密閉状態とによって、前部本体と後部本体とにより形成される内部空間、すなわち洗車機本体の内部空間を密閉状にできるとともに、前部本体と後部本体との間の隙間に対する好適な密閉性を、凍結による引っ付きがない状態で行うことができ、以て外気(冷気)が洗車機本体の内部に侵入するのを遮断できて保温効果を高めることができる。したがって、寒冷地などにおいては、洗車機本体の内部の機構部や各ブラシなどの凍結を防止することができる。
また上記した本発明の請求項2によると、前部本体と後部本体とをホームポジションに停止して待機させている状態において、後部本体に設けたカバー枠体と前部本体に設けたパネル枠体とが嵌合された状態になる。これにより、パネル枠体側の積層式パネル部材とカバー枠体側の積層式パネル部材とを、走行方向に対して直交方向で相対向でき、以て前部本体の後面開口部と後部本体の前面開口部との間を、入り組んだ重ね構造により形成された隙間を介して外部に連通させたほぼ密閉状態(シール状態)にできて、前部本体と後部本体とにより形成される内部空間、すなわち洗車機本体の内部空間をほぼ密閉状態にできる。
そして上記した本発明の請求項3によると、前部本体と後部本体とをホームポジションに停止して待機させている状態において、前部本体と後部本体との間においては、一方に設けた積層式パネル部材と他方に設けた弾性式パネル部材とを当接して、この弾性式パネル部材を弾性に抗して変形させた状態にでき、これにより、弾性反発力によって弾性式パネル部材を積層式パネル部材に圧接させることになり、以て前部本体の後面開口部と後部本体の前面開口部との間を、隙間の生じない密閉状態にできる。このように、積層式パネル部材と弾性式パネル部材とによる密閉状構造と、両開閉装置による閉塞構造とによって、外気(冷気)が洗車機本体の内部に侵入するのを防止して、保温効果を高めることができる。したがって、寒冷地などにおいては、洗車機本体の内部の機構部や各ブラシなどの凍結を防止することができる。
また洗車を行うに際して、前部本体と後部本体とを離間移動させたとき、積層式パネル部材と弾性式パネル部材とが離間動することになる。このとき、冷気によって積層式パネル部材と弾性式パネル部材に凍結が生じても、双方が強固に引っ付くことがないため簡単に剥がれることになる。これは、弾性式パネル部材の柔軟性により離間動時に氷が剥がれる現象と、密閉状空間により保温力を保つため積層式パネル部材の表面に氷が付き難いためである。これらのことで、待機時には、前部本体と後部本体との間の隙間を密閉でき、前部本体と後部本体とが離れる時は、双方の引っ付きによる障害が発生することもなく保温性を保つことができて、洗車動作を常に円滑に行うことができる。
さらに上記した本発明の請求項4によると、密閉状空間を有する積層式パネル部材を、プラスチックにより容易に得ることができる。
しかも上記した本発明の請求項5によると、前部本体における両側下部や前面下部と床面との隙間や、後部本体における両側下部や後面下部と床面との隙間を、それぞれ裾カバー体により覆って、外気が入り難いように密閉状態にでき、以て前部本体と後部本体とにより形成される内部空間、すなわち洗車機本体の内部空間を、より一層密閉状にできる。このように、パネル部材と弾性部材とによる密閉状構造と、裾カバー体による密閉状構造と、両開閉装置による閉塞構造とによって、外気(冷気)が洗車機本体の内部に侵入するのを防止して、保温効果を高めることができる。
また上記した本発明の請求項6によると、温風ヒーターを作動させることで、凍結防止を、より促進でき、この場合に温風ヒーターとしては、簡易型の簡単な装置でよい。
そして上記した本発明の請求項7によると、1日の洗車を終えて、前部本体と後部本体とにより形成される内部空間、すなわち洗車機本体の内部空間を密閉状にしたとき、退避したブラシが積層式パネル部材の対向用プラスチック体に接触(当接)しているが、このとき積層式パネル部材は、密閉状空間により保温力を保って表面に氷が付き難い構造であることから、氷結したブラシが積層式パネル部材、すなわち洗車機本体側に引っ付くことを防止できる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を、ドライブスルータイプの洗車機(前方から洗車機本体内へ進入した被洗浄車両を洗車終了後に後方へ通り抜け退場させる方式のセルフ洗車機など)に採用した状態として、図1〜図12に基づいて説明する。
図1〜図6において、10は被洗浄車両である車両1を跨ぎ、車両1の前後方向に走行する洗車機本体であり、この洗車機本体10は、車両1の洗浄を行う洗浄手段(後述する。)を備えた前部本体11と、車両1の乾燥を行う乾燥手段(後述する。)を備えた後部本体51に分離されている。ここで前部本体11や後部本体51は、左右一対の側枠部11a,51aと天枠部11b,51bとにより門型状に構成されている。このような門型状の構成によって、前部本体11には前面開口部11Aと後面開口部11Bとが形成され、そして後部本体51には前面開口部51Aと後面開口部51Bとが形成される。
前部本体11と後部本体51との下部左右には、それぞれ、前後に振り分けて駆動輪体(輪体)12,52と従動輪体(輪体)13,53とが設けられ、これら駆動輪体12,52と従動輪体13,53とを介して、床2側の床面2a上に敷設された左右一対(左右複数)のレール3に支持案内されるように構成されている。なお、前部本体11では前側に駆動輪体12が位置され、後部本体51では後側に駆動輪体52が位置されている。このような走行支持構造によって、左右一対の側枠部11a,51aと床面2aとの間には隙間Sが生じている。
ここでレール3は、上部に左右傾斜面3aを有する断面山型状に形成されている。また駆動輪体12,52と従動輪体13,53とは、左右傾斜面3aに嵌合するV溝部12a,52a、13a,53aを形成したV型ローラ状に構成されている。そして前部本体11と後部本体51には、それぞれ、駆動輪体12,52に連動した走行駆動装置14,54が設けられ、以てそれぞれ別個に走行可能とされている。ここで走行駆動装置14,54は、減速機付きで正逆駆動自在なモータなどからなり、チェーン形式の巻き掛け伝動装置15,55を介して駆動輪体12,52に連動連結されている。
前部本体11の後部は、後述するアーチを取り付けるためのパネル枠体(風防)16が突設されることで形成され、その際にパネル枠体16は、後面視(背面視)で門型状に構成されている。また前部本体11の前側上部には、車両1の存在および車両1の車高を検出する超音波センサからなる車両検出センサ17が設けられている。
上記パネル枠体16を含む前部本体11内には、上記車両1の洗浄手段20の一例として、前面側より順に、前端部上方に配置され、高圧水を車両1の上方から車両1へ噴射する高圧水スプレーノズル21と、洗浄水(リンス)を車両1の上面と両側面へ噴射する第1洗浄水(プレリンス)アーチ22と、前部本体11の走行方向と直角な左右方向に出退自在で車両1のタイヤおよび下部側面を洗浄する左右一対のロッカーブラシ23と、上下方向に移動自在で車両1の上面を洗浄するトップブラシ24と、通常の洗剤を車両1の上面へ噴射する第1洗剤(前洗剤)アーチ25と、洗浄水(リンス)を車両1の上面と両側面へ噴射する第2洗浄水(ファイナルリンス)アーチ26と、ワックス液(下地ワックス)を車両1の上面と両側面へ噴霧する第1ワックスアーチ27と、左右方向に横行自在で車両1の前後面および両側面を洗浄する一対のサイドブラシ28と、パネル枠体16の近くに配置され、高発泡洗剤を車両1の上面へ噴霧する高発泡洗剤アーチ29と、撥水コート液を車両1の上面と両側面へ噴霧する撥水コートアーチ30と、通常の洗剤を車両1の上面と両側面へ噴射する第2洗剤(後洗剤)アーチ31と、ワックス液(仕上げワックス)を車両1の上面と両側面へ噴霧する第2ワックスアーチ32とが設けられている。
上記ロッカーブラシ23とトップブラシ24とサイドブラシ28によりブラッシング手段が構成され、高圧水スプレーノズル21と第1洗浄水アーチ22と第1洗剤アーチ25と第2洗浄水アーチ26と第1ワックスアーチ27と高発泡洗剤アーチ29と撥水コートアーチ30と第2洗剤アーチ31と第2ワックスアーチ32によりスプレー装置が構成されている。そして撥水コートアーチ30と第2洗剤アーチ31と第2ワックスアーチ32とがパネル枠体16に取り付けられている。
また前部本体11の前面側部分には、起動、停止指令や洗車モードなどを入力する操作スイッチなどが配列された操作ボックス33が設けられ、さらに車両1の運転者に車両1の進入および停止を報知する手段として、緑色ランプからなる進入信号灯34と赤色ランプからなる停止信号灯35が設けられている。またサイドブラシ28には、サイドブラシ28が車両1に接触して傾いたことにより動作して車両1を検出するリミットスイッチからなる車体検出センサ(図示せず。)が設けられている。
上記後部本体51内には、車両1の乾燥手段60の一例として、上下方向に移動自在で車両1の上面を乾燥するトップノズル61と、左右方向に横行自在で車両1の両側面を乾燥する左右一対のサイドノズル62が設けられ、さらに両ノズル61,62に同時に連通して風を供給する左右一対のブロワ装置63が、上部の両側に設けられている。
図1〜図3、図7に示すように、前部本体11の前部側には、前面開口部11Aを開閉する前部開閉装置36が設けられ、また後部本体51の後部側には、後面開口部51Bを開閉する後部開閉装置66が設けられている。すなわち前部開閉装置36は、前部本体11の前面開口部11Aを開閉する昇降自在な前部シャッター(前部開閉体の一例)37と、この前部シャッター37を巻き取りおよび送り出す前部巻取装置38と、前部シャッター37を上下方向に案内する左右一対の前部案内レール39などで構成されている。同様に、後部開閉装置66は、後部本体51の後面開口部51Bを開閉する昇降自在な後部シャッター(後部開閉体の一例)67と、後部巻取装置68と、左右一対の後部案内レール69などで構成されている。
図1〜図7に示すように、前部本体11の前部分と両側部分、後部本体51の後部分と両側部分には、各本体11,51の下端と床面2aとの間に形成される隙間Sを覆う裾カバー体40,70が設けられている。すなわち、前部本体11の裾カバー体40は、左右の側部裾カバー41と前部裾カバー42とからなり、また後部本体51の裾カバー体70は、左右の側部裾カバー71と後部裾カバー72とからなり、これら各裾カバー41,42、71,72の材質にはゴム(弾性材の一例)が用いられている。前部本体11の裾カバー体40における側部裾カバー41は、両方の側枠部11aの外側面下部にそれぞれ設けられ、前部裾カバー42は両方の側枠部11aの前面下部にそれぞれ設けられ、また後部本体51の裾カバー体70における側部裾カバー71は、両方の側枠部51aの外側面下部にそれぞれ設けられ、後部裾カバー72は両方の側枠部51aの後面下部にそれぞれ設けられている。
各裾カバー41,42、71,72の上部にはそれぞれ、上下方向に長い取付用孔41a,42a、71a,72aが複数形成されている。また、前部裾カバー42と後部裾カバー72とにはそれぞれ、レール3の断面形状と同じ山形状の切欠部43,73と、複数のスリット44,74とが形成され、切欠部43,73にはレール3が挿通されている。また、各スリット44,74は、上下方向に形成されており、前部裾カバー42および後部裾カバー72の幅方向(左右方向)に平行に並べられているとともに、下端が前部裾カバー42および後部裾カバー72の下端に達して(開放して)いる。そして、各裾カバー41,42、71,72の取付けは同様であって、ワッシャー45,75から取付用孔41a,42a、71a,72aへと通した連結具(ボルト・ナットなど)46、76を側枠部11a,51a側に連結作用させることで、取付用孔41a,42a、71a,72aの許容範囲内で上下方向に位置調整自在として設けられている。
図1〜図3、図7、図8に示すように、前部本体11の後部側と後部本体51の前部側とのそれぞれに、前部本体11と後部本体51とが最接近したときに対向自在なパネル部材が設けられている。すなわち後部本体51の前部は、カバー枠体56が前方に突設されることで形成され、その際にカバー枠体56は前面視で門型状に構成されるとともに、最接近したときに前記パネル枠体16に外嵌自在に形成されている。そして、パネル枠体16の外周面(上向き面と両側外向き面)16aに外向きの積層式パネル部材(パネル部材の一例)80が設けられるとともに、カバー枠体56の内周面(下向き面と両側内向き面)56aに内向きの積層式パネル部材(パネル部材の一例)90が設けられ、これら積層式パネル部材80,90は、前部本体11と後部本体51とが最接近して外嵌状態になったときに、走行方向に対して直交方向で隙間SSを置いて対向自在に構成されている。
ここで積層式パネル部材80,90は、本体11,51側への連結用プラスチック体81,91と、中間のスペース形成体82,92と、外側の対向用プラスチック体83,93とにより、両プラスチック体81,83、91,93間に密閉状空間84,94を形成して構成されている。すなわち、連結用プラスチック体81,91と対向用プラスチック体83,93とは平板状であり、これらプラスチック体81,83、91,93間に、プラスチックにより波板状に成形されたスペース形成体82,92を位置させて相当接間を連結固定させることで、積層式パネル部材80,90はダンボール構造とされて、両プラスチック体81,83、91,93間に密閉状空間84,94が形成されることになる。これにより、密閉状空間84,94を有する積層式パネル部材80,90を、プラスチックにより容易に得ることができる。
このように構成された積層式パネル部材80,90は、スペース形成体82,92の波方向を狭い幅方向として長尺帯状に形成され、そしてパネル枠体16の外周面16aとカバー枠体56の内周面56aに門型状として配置されている。その際に、パネル枠体16の外周面16aやカバー枠体56の内周面56aに連結用プラスチック体81,91が当て付けられた状態で、連結具(ブッシュリベットやボルト・ナットなど)85,95を介して連結固定されている。
図1、図2に示すように、前部本体11における門型状の内面側で、退避したブラシ23,24,28が接触する箇所にはパネル部材が設けられている。すなわち、前部本体11の側内面には、退避した(非回転で外側に移動した)ロッカーブラシ23が接触可能なロッカー用積層式パネル部材101が設けられるとともに、退避した(非回転で外側に移動した)サイドブラシ28が接触可能なサイド用積層式パネル部材103が設けられている。そして前部本体11の天井内面には、退避した(非回転で上方に移動した)トップブラシ24が接触可能なトップ用積層式パネル部材102が設けられている。
ここでロッカー用積層式パネル部材101、トップ用積層式パネル部材102、サイド用積層式パネル部材103は上記積層式パネル部材80,90と同様であって、それぞれ連結用プラスチック体とスペース形成体と対向用プラスチック体とにより、両プラスチック体間に密閉状空間を形成して構成されている。そして、ロッカー用積層式パネル部材101は縦向きに配設されて、その対向用プラスチック体にロッカーブラシ23が接触可能であり、サイド用積層式パネル部材103は縦向きに配設されて、その対向用プラスチック体にサイドブラシ28が接触可能であり、トップ用積層式パネル部材102は側面視でハの字状に配設されて、一対の対向用プラスチック体にトップブラシ24が接触可能とされている。
後部本体51内には簡易型の温風ヒーター105が設けられている。さらに前部本体11内の中間部や下部には、液剤タンクや高圧ポンプ(いずれも図示せず。)が設けられている。図6に示すように、レール3の先端前方に、車両1の洗車位置への進入をコントロールする遮断機5と、車両1を検出するとともに車高が洗車機本体10の制限高さ以下の車両1であるかどうかを検出する進入センサ6が設けられ、またレール3の後端後方には車両1の運転者へ洗車終了による退場(洗車位置からの脱出)を促す出口信号灯7が設けられている。
前部本体11内にはマイクロコンピュータからなる制御手段(図示せず。)が設けられている。この制御手段は、洗車機全体の動作を統括するとともに、進入信号灯34と停止信号灯35と遮断機5と出口信号灯7とを駆動するシーケンス制御部と、シーケンス制御部から指令される、前部本体11の前進指令,後進指令、後部本体51の前進指令,後進指令に応じてそれぞれの走行駆動装置14,54を駆動して前部本体11と後部本体51の走行を制御する走行制御部と、シーケンス制御部から指令されるブラシの駆動指令に応じてロッカーブラシ23とトップブラシ24とサイドブラシ28とスプレー装置とを駆動する洗浄制御部と、シーケンス制御部から指令されるノズルなどの駆動指令に応じてトップノズル61とサイドノズル62とブロワ装置63とを駆動する乾燥制御部から構成されている。
以下に、上記した実施の形態1における作用、すなわち、制御手段のシーケンス制御部による前部本体11と後部本体51とブラシ23,24,28と乾燥用のノズル61,62の動作を、図9、図10のフローチャートおよび図11、図12に示す動作説明図に基づいて説明する。
1日の洗車を行う前に、前部本体11と後部本体51はホームポジションHPに停止しており、このとき前部シャッター37と後部シャッター67は、その下端が床面2aに接する状態の全閉位置(図1〜図3、図7参照)まで下降している。このような状態で、まず、温風ヒーター105を停止させ、そして前部開閉装置36と後部開閉装置66の巻取装置38,68を作動させて、案内レール39,69により案内しながら、前部シャッター37と後部シャッター67とを全開位置(図8参照)まで上昇させる。
そして1日の洗車を行うに際し、操作ボックス33により洗車に必要な洗車モードが設定され、図11(a)に示すように、開放された遮断機5を通って車両1が進入してきているものとする(このとき、進入信号灯34は点灯している)。また選択される洗車のモードやコースおよびブラシ23,24,28の駆動に合わせて駆動されるスプレー装置の駆動の説明は省略している。
まず、洗車位置まで進入してきた車両1の幅が適正でありかつ車両1が所定の位置に停車していることを確認する(ステップ−1)。そして、車両検出センサ17により車両1が洗車位置まで進入してきたことを確認すると(ステップ−2)、停止信号灯35を点灯し、進入信号灯34を消灯して車両1の停止を報知する(ステップ−3)。続いて操作ボックス33により洗車に必要な洗車モードが設定され、洗車モードを確認すると(ステップ−4)、遮断機5へ閉指令を出力し(ステップ−5)、次に洗浄制御部へブラシ23,24,28の回転指令信号を出力し(ステップ−6)、続いてロッカーブラシ23による洗車指令信号を出力し(ステップ−7)、走行制御部へ前部本体11の前進指令を出力する(ステップ−8)。これにより、停止信号灯35の点灯により車両1が停止位置へ停止され、洗浄制御部により、前記回転指令信号に応答してブラシ23,24,28が回転駆動され、図11(b)に示すように、遮断機5が閉じられて次の車両1の進入が阻止され、走行制御部により前部本体11の前進が開始され、洗浄制御部によりロッカーブラシ23による車両1のタイヤと側面下部の洗浄が実行される。
続いて図11(c)に示すように、サイドブラシ28が閉じた状態で、車両1の前面に接触して傾いたことにより動作する車体検出センサの検出信号を入力すると(ステップ−9)、走行制御部へ出力している前進指令をオフとし、すなわち前部本体11の停止指令を出力し(ステップ−10)、続いて前部本体11の後進指令を出力し(ステップ−11)、車体検出センサの信号がオフとなると(ステップ−12)、前部本体11の後進指令をオフとし、すなわち前部本体11の停止指令を出力し(ステップ−13)、洗浄制御部へサイドブラシ28の開指令を出力する(ステップ−14)。これにより、前部本体11は前進した後、車体検出センサの信号により停止し、続いて前部本体11が後進し、図11(d)に示すようにサイドブラシ28が車両1の前面に対し適した面圧で接触した状態となったときに停止し、サイドブラシ28により車両1の前面が洗浄される。
続いてトップブラシ24が車両1の先端に位置するように、走行制御部へ前部本体11の後進指令を出力し(ステップ−15)、洗浄制御部へトップブラシ24の下降指令を出力する(ステップ−16)。これにより、前部本体11が後進し、トップブラシ24が車両1に向けて下降する。そして前部本体11の走行距離により車両1の先端位置にトップブラシ24が位置したことを確認すると(ステップ−17)、走行制御部へ前部本体11の停止指令を出力する(ステップ−18)。これにより図11(e)に示すように、前部本体11が、トップブラシ24が車両1の先端に位置した状態で停止する。このときサイドブラシ28は開状態にあり、前部本体11と後部本体51との距離は前部本体11が後進した距離だけ縮まっている。
続いて、洗浄制御部へトップブラシ24とサイドブラシ28の洗車指令信号を出力し(ステップ−19)、走行制御部へ前部本体11の前進指令を出力する(ステップ−20)。これにより、トップブラシ24とサイドブラシ28により車両1の上面および両側面の洗浄を実行しながら前部本体11は前進を開始する。さらに前部本体11が前進して、図11(f)に示すように、設定離間距離(最大離間距離)Lに離れて、走行制御部より離間距離検出信号を入力すると(ステップ−21)、走行制御部へ後部本体51の前進指令を出力し(ステップ−22)、図11(g)に示すように、後部本体51の移動が開始される。これにより走行制御部により前部本体11と後部本体51間に最大の設定離間距離Lが設けられた状態で、前部本体11と後部本体51がともに前進することになり、このとき、ブラシ23,24,28による車両1の洗浄が実行されており、以てブラシ23,24,28とノズル61,62との距離は設定離間距離(最大離間距離)Lとされている。
続いて、乾燥制御部へ乾燥用のブロワ装置63の送風指令を出力し(ステップ−23)、乾燥制御部へノズル61,62の駆動指令を出力する(ステップ−24)。これにより図11(h)に示すように、トップノズル61は車両1の先端まで下降し、乾燥用のノズル61,62による車両1の上面と両側面の乾燥が開始される。この後において、図12(i)に示すように、サイドブラシ28が車両1の背面まで移動し、背面へ回って車両1の背面の洗浄が終了すると(ステップ−25)、洗浄制御部へ各ブラシ23,24,28へ駆動停止指令を出力し(ステップ−26)、これにより各ブラシ23,24,28の駆動が停止される。
そして図12(j)に示すように、前部本体11が前進したのち、前部本体EP検出センサの動作により前部本体11が、エンドポジション(走行終了位置)に到達したことを確認すると(ステップ−27)、走行制御部へ出力していた前部本体11の前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−28)、これにより図12(k)に示すように、エンドポジションに位置する状態で前部本体11が停止される。このとき、乾燥用のノズル61,62による車両1の乾燥が実行されながら、後部本体51は前進を続ける。
続いて後部本体51がエンドポジション(走行終了位置)に到達したことを後部本体停止手段の動作により確認すると(ステップ−29)、走行制御部へ出力していた後部本体51の前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−30)、乾燥制御部へ乾燥用のノズル61,62およびブロワ装置63の駆動停止指令を出力する(ステップ−31)。これにより図12(l)に示すように、前部本体11と後部本体51がともにエンドポジションへ停止し、各ノズル61,62およびブロワ装置63の駆動が停止される。
続いて出口信号灯7へ点灯指令を出力する(ステップ−32)。これにより出口信号灯7が点灯し、図12(m)に示すように、車両1の運転者は車両1を退場させる。続いて車両1の退出を確認すると(ステップ−33)、出口信号灯7へ消灯指令を出力し(ステップ−34)、走行制御部へ前部本体11および後部本体51の後進指令を出力する(ステップ−35)。
そして、前部本体HP検出センサの動作により前部本体11が、ホームポジションに到達したことを確認すると(ステップ−36)、走行制御部へ出力していた前部本体11の後進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−37)、後部本体HP検出センサの動作により後部本体51が、ホームポジションに到達したことを確認すると(ステップ−38)、走行制御部へ出力していた後部本体51の後進指令をオフとし、停止指令を出力する(ステップ−39)。上記車両1の退出の確認は、たとえば車両1の車輪が移動したことを検出するセンサ等の動作により確認される。これにより図12(n)に示すように、前部本体11と後部本体51がともにホームポジションへ戻る。
続いて、進入センサ6により遮断機5の前に車両1が停止しており、その車高が洗車機本体10(前部本体11,後部本体51)へ進入可能な許容高さ以下であることを確認し(ステップ−40)、遮断機5へ開指令を出力し(ステップ−41)、進入表示灯34を点灯し(ステップ−42)、次の洗車に備える。これにより図12(o)に示すように、遮断機5が開かれ、次の車両1の進入が許可される。なお、[ステップ−42]において車両1の車高が許容できない高さのとき、停止表示灯35を点滅させて洗車できないことを報知する(ステップ−43)。この報知は車両1が進入センサ6により検出されている間続行される。また、[ステップ−1]において、洗車位置まで進入してきた車両1の幅が許容できない幅でありかつ車両1が許容できない位置に停車したとき、同様に洗車できないことが報知される。
なお、走行用モータの異常停止や故障などに基づいて、走行制御部より異常停止信号を入力すると、洗浄制御部と乾燥制御部へ動作停止指令が出力され、洗車機全ての動作が停止される。
このように、前部本体11と後部本体51をそれぞれ別個に走行駆動し、図11(h)、図12(i)、図12(j)に示すように、洗浄中の洗浄手段20と乾燥中の乾燥手段60との距離を最大距離(設定離間距離)Lに離間することができ、すなわち、前部本体11に設けた洗浄手段20による車両1の洗浄と、後部本体51に設けた乾燥手段60による車両1の乾燥を、離れて実行することができる。これによって、洗浄手段20と乾燥手段60を同時に駆動しても、乾燥手段60による乾燥が、洗浄の際に発生する水しぶきの影響を受けて阻害されることを防止でき、また洗浄手段20による洗浄が、乾燥手段60の送風の影響を受けて阻害されることを防止できることから、洗車の仕上がりが悪くなることを防止できて、常に良好な洗浄を行うことができる。また洗浄手段20と乾燥手段60を同時に駆動することにより、1往路で洗車を終了することができ、洗車時間を短縮できて、洗車効率を向上させることができる。
また、上記ブラッシング洗浄工程および乾燥工程において、前部本体11や後部本体51が前後方向へ走行している際、図4、図5に示すように、レール3が前部裾カバー42や後部裾カバー72の各切欠部43,73内に挿通されるため、前部裾カバー42と後部裾カバー72とは前部本体11や後部本体51と共に前後方向へ円滑に移動し、前部裾カバー42と後部裾カバー72との移動がレール3によって妨げられることはない。
また、前部裾カバー42や後部裾カバー72にはそれぞれ複数のスリット44,74が形成されているため、たとえば、床面2a上に植込みボルト等の突起物が固定されている場合、前部本体11や後部本体51が前後方向へ走行している際に、前部裾カバー42または後部裾カバー72が突起物に当接しても、前部裾カバー42または後部裾カバー72は、全体的に変形するのではなく、スリット44,74間の部分ごとに容易に弾性変形して突起物上を通過することができる。これにより、前部裾カバー42や後部裾カバー72の破損を防止することができる。さらに、床面2a上に小石などの異物が落ちている場合には、前部裾カバー42または後部裾カバー72が異物に当接して、異物を押し退けることも可能である。
また、各裾カバー41,42、71,72の取付用孔41a,42a、71a,72aはそれぞれ上下方向に長い長孔形状であるため、連結具46、76を緩めて、各裾カバー41,42、71,72を取付用孔41a,42a、71a,72aに沿って上下方向にずらした後、連結具46、76を締め付けて各裾カバー41,42、71,72を前部本体11や後部本体51に固定することにより、各裾カバー41,42、71,72の取付位置を上下方向に調節することができる。これにより、各裾カバー41,42、71,72の下端と床面2aとの隙間を容易に狭くすることができ、密閉状効果(後述する。)を向上させることができる。
上述したように、所期の洗車を終えて次の洗車への待ち時間や、1日の洗車を終えて翌日の洗車開始までの待機時において、前部本体11と後部本体51とは、図12(o)に示すように、ホームポジションに停止して待機する状態となる。その際に、図1、図6、図7に示すように、後部本体51の前部側に設けたカバー枠体56に、前部本体11の後部側に設けたパネル枠体16が差し込まれた(内嵌された)状態になる。これにより、パネル枠体16側の積層式パネル部材80とカバー枠体56側の積層式パネル部材90とが走行方向に対して直交方向で相対向し、以て前部本体11の後面開口部11Bと後部本体51の前面開口部51Aとの間を、入り組んだ重ね構造により形成された隙間SSを介して外部に連通させたほぼ密閉状態(シール状態)にできる。
したがって、1日の洗車を終えたときに、前部開閉装置36と後部開閉装置66の巻取装置38,68を逆作動させ、案内レール39,69により案内しながら、前部シャッター37と後部シャッター67とを、その下端が床面2aに接する状態の全閉位置(図1、図7参照)まで下降させることで、前部本体11の前面開口部11Aと後部本体51の後面開口部51Bとを閉塞できる。このとき上述したように、パネル枠体16側の積層式パネル部材80とカバー枠体56側の積層式パネル部材90とによって、前部本体11の後面開口部11Bと後部本体51の前面開口部51Aとの間を、入り組んだ重ね構造により形成された隙間SSを介して外部に連通させたほぼ密閉状態(遮断、シール状態)にしており、これにより前部本体11と後部本体51とにより形成される内部空間、すなわち洗車機本体10の内部空間をほぼ密閉状態にできる。
さらに図1、図2、図4に示すように、前部本体11の一対の側枠部11aの外側面下部と床面2aとの隙間Sを側部裾カバー41によって覆うとともに、側枠部11aの前面下部と床面2aとの間の隙間Sを前部裾カバー42によって覆い、同様に、図1、図3、図5に示すように、後部本体51の一対の側枠部51aの外側面下部と床面2aとの隙間Sを側部裾カバー71によって覆うとともに、側枠部51aの後面下部と床面2aとの間の隙間Sを後部裾カバー72によって覆っているため、すなわち、前部本体11と後部本体51との下部(裾部)に生じる隙間Sをゴムなどの柔軟性のある裾カバー体40,70により覆って、外気が入り難いように密閉状態(シール状態)にしているため、前部本体11と後部本体51とにより形成される内部空間、すなわち洗車機本体10の内部空間を、より一層密閉状態にできる。
このように、パネル枠体16側の積層式パネル部材80とカバー枠体56側の積層式パネル部材90とによるほぼ密閉状構造と、裾カバー体40,70による密閉状構造と、両開閉装置36,66による閉塞状構造とによって、外気(冷気)が洗車機本体10の内部に侵入するのを防止して、保温効果を高めることができ、さらに隙間SSを形成する積層式パネル部材80,90は、密閉状空間84,94(ダンボール構造)により保温力を保つことができる。したがって、寒冷地などにおいては、洗車機本体10の内部の機構部や各ブラシ23,24,28などの凍結を防止することができる。また温風ヒーター105を、洗車機本体10内の温度に応じて自動的に作動(運転)させたときには、各ブラシ23,24,28などの凍結防止を、より促進でき、この場合に温風ヒーター105としては、簡易型の簡単な装置でよい。
翌日、最初の洗車を行うに際して、図11(b)に示すように前部本体11の前進を開始したとき、図8に示すように、後部本体51の前部側に設けたカバー枠体56に対して、前部本体11の後部側に設けたパネル枠体16が抜出される状態になる。
また上記のように、1日の洗車を終えて、前部本体11と後部本体51とにより形成される内部空間、すなわち洗車機本体10の内部空間をほぼ密閉状にしたとき、図1,図2に示すように、退避したロッカーブラシ23の外向き部分がロッカー用積層式パネル部材101の内向きの対向用プラスチック体に接触(当接)し、また退避したトップブラシ24の上部分がトップ用積層式パネル部材102の下向きの対向用プラスチック体に接触(当接)し、そして退避したサイドブラシ28の外向き部分がサイド用積層式パネル部材103の内向きの対向用プラスチック体に接触(当接)しているが、このとき各積層式パネル部材101〜103は、密閉状空間(ダンボール構造)により保温力を保って表面に氷が付き難い構造であることから、氷結したブラシ23,24,28が積層式パネル部材101〜103に引っ付くことを防止できる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2を、図13、図14に基づいて説明する。
図13に示すように、前部本体11の後面側には積層式パネル部材(パネル部材の一例)110が設けられるとともに、後部本体51の前面側には、積層式パネル部材110に当接したときに弾性変形自在な弾性式パネル部材(パネル部材の一例)116が設けられている。ここで積層式パネル部材110は、前部本体11側への連結用プラスチック体111と、中間のスペース形成体112と、弾性式パネル部材116への対向用プラスチック体113とにより、両プラスチック体111,113間に密閉状空間114を形成して構成されている。
このように構成された積層式パネル部材110は、スペース形成体112の波方向を狭い幅方向として長尺帯状に形成され、そして前部本体11の後面側、すなわちパネル枠体16の後面16bに門型状として配置されている。その際に、パネル枠体16の後面16bに連結用プラスチック体111が当て付けられた状態で、連結具115を介して連結固定されている。
後部本体51の前面側に設けられる弾性式パネル部材116はゴム製であって、帯状のものを幅方向において曲げることで、その断面をU字状(横向きU字状)として、両遊端部分が取付板体117の一面に連結固定されている。そして取付板体117は後部本体51の前面に門型状として配置され、その際に後部本体51の前面に取付板体117の他面が当て付けられた状態で配置されたのち、連結具(ボルト・ナットなど)118を介して連結固定されている。これにより、弾性式パネル部材116の円弧外面116aが前面側に向いて、積層式パネル部材110の対向用プラスチック体113に対向されることになる。
以下に、上記した実施の形態2における作用を説明する。
所期の洗車を終えて次の洗車への待ち時間や、1日の洗車を終えて翌日の洗車開始までの待機時において、前部本体11と後部本体51とは、ホームポジションに停止して待機する状態となる。その際に、図14に示すように、後部本体51の前面側に設けた弾性式パネル部材116の円弧外面116aに、前部本体11の後面側に設けた積層式パネル部材110の対向用プラスチック体113が当接して、弾性式パネル部材116を弾性に抗して変形させた状態になる。これにより、弾性反発力によって弾性式パネル部材116を対向用プラスチック体113に圧接させることになり、以て前部本体11の後面開口部11Bと後部本体51の前面開口部51Aとの間を、隙間の生じない密閉状態(シール状態)にできる。
したがって、1日の洗車を終えて、前部シャッター37と後部シャッター67とにより前部本体11の前面開口部11Aと後部本体51の後面開口部51Bとを閉塞したとき、上述したように積層式パネル部材110と弾性式パネル部材116とによって、前部本体11の後面開口部11Bと後部本体51の前面開口部51Aとの間を、隙間の生じない密閉状態(シール状態)にしており、これにより前部本体11と後部本体51とにより形成される内部空間、すなわち洗車機本体10の内部空間を密閉状にできる。さらに図13(a)に示すように、前部本体11と後部本体51との下部(裾部)に生じる隙間Sをゴムなどの柔軟性のある裾カバー体40,70によって覆って、外気が入り難いように密閉状態(シール状態)にしているため、前部本体11と後部本体51とにより形成される内部空間、すなわち洗車機本体10の内部空間を、より一層密閉状にできる。
このように、積層式パネル部材110と弾性式パネル部材116とによる密閉状構造と、裾カバー体40,70による密閉状構造と、両開閉装置36,66による閉塞構造とによって、外気(冷気)が洗車機本体10の内部に侵入するのを防止して、保温効果を高めることができる。したがって、寒冷地などにおいては、洗車機本体10の内部の機構部や各ブラシ23,24,28などの凍結を防止することができる。また温風ヒーター105を作動させたときには、各ブラシ23,24,28などの凍結防止を、より促進できる。
翌日、最初の洗車を行うに際して、前部本体11の前進を開始したとき、図13(b)に示すように、後部本体51の前面側に設けた弾性式パネル部材116に対して前部本体11の後面側に設けた積層式パネル部材110の対向用プラスチック体113が離間動することになる。このとき、夜中の冷気によって積層式パネル部材110と弾性式パネル部材116に凍結が生じても、双方が強固に引っ付くことがないため簡単に剥がれることになる。これは、ゴムなどの弾性式パネル部材116の柔軟性により離間動時に氷が剥がれる現象と、密閉状空間84(ダンボール構造)により保温力を保つため積層式パネル部材110の表面に氷が付き難いためである。
これらのことで、前部本体11と後部本体51との間の隙間は、待機時は密閉でき、前部本体11と後部本体51とが離れる時は、双方の引っ付きによる障害が発生することもなく行うことができ、以て保温性を保つことができる。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3を、図15に基づいて説明する。
すなわち、積層式パネル部材(パネル部材の一例)120は、本体11,51側への連結用プラスチック体121と、中間のスペース形成体122と、外側の対向用プラスチック体123とにより、両プラスチック体121,123間に密閉状空間124を形成して構成されている。ここで、連結用プラスチック体121と対向用プラスチック体123とは平板状であり、これらプラスチック体121,123間に、プラスチックにより平板状に成形されたスペース形成体122が、プラスチック体121,123とは直交状でかつ複数枚平行状に位置された状態で、相当接間を連結固定されている。これにより、積層式パネル部材120は筒状構造とされて、両プラスチック体121,123間に密閉状空間124が形成されることになる。
上記した実施の形態1では、洗車機本体10として、洗浄手段20を備えた前部本体11と、乾燥手段60を備えた後部本体51とに分離された形式が示されているが、これは前部本体11に乾燥手段60の一部が組み込まれた形式、後部本体51に洗浄手段20の一部が組み込まれた形式、乾燥手段60を備えた前部本体11と、洗浄手段20を備えた後部本体51とに分離された形式などであってもよい。
上記した実施の形態1、2では、開閉装置36,66としてシャッター37,67を用いた形式が示されているが、これはカーテンなどを用いた形式などであってもよい。
上記した実施の形態1、2では、積層式パネル部材80,90、120の配設として、パネル枠体16やカバー枠体56に連結用プラスチック体81,91、121が当て付けられた状態で、連結具85,95、125を介して連結固定された形式が示されているが、これはパネル枠体16やカバー枠体56に連結用プラスチック体81,91、121が当て付けられた状態で、接着により連結固定される形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、後部本体51の前部にカバー枠体56が前方に突設されることで形成されているが、このカバー枠体56を後部本体51に対して位置調整自在に取り付ける構成にしたときには、パネル枠体16に対する外嵌状態、すなわち積層式パネル部材80,90間の隙間SSを好適に調整できる。
上記した実施の形態1、2では、前部本体11の前部分と両側部分、後部本体51の後部分と両側部分に、各本体11,51と床面2aとの間に形成される隙間Sを覆う裾カバー体40,70を設けた形式が示されているが、これは前部本体11の前部分と後部本体51の後部分とにのみ裾カバー体40,70を設けた形式、前部本体11と後部本体51の両側部分にのみ裾カバー体40,70を設けた形式、全ての裾カバー体40,70を省略した形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、後部本体51に温風ヒーター105を設けた形式が示されているが、これは前部本体11に温風ヒーター105を設けた形式や、温風ヒーター105を省略した形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、ロッカーブラシ23が接触可能なロッカー用積層式パネル部材101と、サイドブラシ28が接触可能なサイド用積層式パネル部材103と、トップブラシ24が接触可能なトップ用積層式パネル部材102とを設けた形式が示されているが、これは積層式パネル部材101〜103の一部、または全部を省略した形式などであってもよい。
上記した実施の形態1において、設定離間距離(最大離間距離)Lは任意に設定されるものであり、また洗車毎に多少不揃いとなっても何ら支障はない。
上記した実施の形態1では、洗車機本体10(前部本体11と後部本体51)のみを移動させることで、車両1に対して相対移動させて車両1の洗車を行う形式が示されているが、これは前部本体11と後部本体51を移動させるとともに、ローラコンベヤ(車両移動手段)を用いて車両1を移動させることで、相対移動するようにした形式などであってもよい。
上記した実施の形態2では、前部本体11の後面側に積層式パネル部材110を設けるとともに、後部本体51の前面側に弾性式パネル部材116を設けた形式が示されているが、これは前部本体11の後面側に弾性式パネル部材116を設けるとともに、後部本体51の前面側に積層式パネル部材110を設けた形式などであってもよい。
上記した実施の形態2では、ゴム製の弾性式パネル部材116を使用した形式が示されているが、これはスポンジ製の弾性式パネル部材を使用した形式などであってもよい。
本発明の実施の形態1を示し、洗車機を密閉状としたときの縦断側面図である。 同洗車機における前部本体の背面図である。 同洗車機における後部本体の正面図である。 同洗車機の前部本体であって、裾カバー体を配設した部分の正面図である。 同洗車機の後部本体であって、裾カバー体を配設した部分の背面図である。 同洗車機の概略側面図である。 同洗車機を密閉状としたときであって、(a)は斜視図、(b)は要部の断面図である。 同洗車機を開放状としたときの斜視図である。 同洗車機における制御方法の手順を順に示すフローチャートである。 同洗車機における制御方法の手順を順に示すフローチャートである。 同洗車機における制御方法の手順を順に示す説明図である。 同洗車機における制御方法の手順を順に示す説明図である。 本発明の実施の形態2を示し、洗車機を開放状としたときであって、(a)は斜視図、(b)は要部の断面図である。 同洗車機を密閉状としたときの要部の断面図である。 本発明の実施の形態3を示し、積層式パネル部材の断面図である。
符号の説明
1 車両(被洗浄車両)
2 床
2a 床面
3 レール
10 洗車機本体
11 前部本体
11a 側枠部
11b 天枠部
11A 前面開口部
11B 後面開口部
12 駆動輪体(輪体)
13 従動輪体(輪体)
14 走行駆動装置
16 パネル枠体
16a 外周面
20 洗浄手段
23 ロッカーブラシ
24 トップブラシ
28 サイドブラシ
33 操作ボックス
36 前部開閉装置
37 前部シャッター(前部開閉体)
40 裾カバー体
41 側部裾カバー
42 前部裾カバー
51 後部本体
51a 側枠部
51b 天枠部
51A 前面開口部
51B 後面開口部
52 駆動輪体(輪体)
53 従動輪体(輪体)
54 走行駆動装置
56 カバー枠体
56a 内周面
60 乾燥手段
66 後部開閉装置
67 後部シャッター(後部開閉体)
70 裾カバー体
71 側部裾カバー
72 後部裾カバー
80 積層式パネル部材(パネル部材)
81 連結用プラスチック体
82 スペース形成体
83 対向用プラスチック体
84 密閉状空間
90 積層式パネル部材(パネル部材)
91 連結用プラスチック体
92 スペース形成体
93 対向用プラスチック体
94 密閉状空間
101 ロッカー用積層式パネル部材(パネル部材)
102 トップ用積層式パネル部材(パネル部材)
103 サイド用積層式パネル部材(パネル部材)
105 温風ヒーター
110 積層式パネル部材(パネル部材)
111 連結用プラスチック体
112 スペース形成体
113 対向用プラスチック体
114 密閉状空間
116 弾性式パネル部材(パネル部材)
116a 円弧外面
120 積層式パネル部材(パネル部材)
121 連結用プラスチック体
122 スペース形成体
123 対向用プラスチック体
124 密閉状空間
S 隙間
SS 隙間
L 設定離間距離

Claims (7)

  1. 被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動させながら、洗浄手段および乾燥手段により被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、洗車機本体は、門型状の前部本体と門型状の後部本体とからなるとともに、それぞれ別個に走行可能とし、前部本体の前部側に前面開口部を開閉する前部開閉装置を設けるとともに、後部本体の後部側に後面開口部を開閉する後部開閉装置を設け、前部本体の後部側と後部本体の前部側とのそれぞれに、前部本体と後部本体とが最接近したときに対向自在なパネル部材を設けたことを特徴とする洗車機。
  2. 前部本体の後部を門型状のパネル枠体により形成するとともに、後部本体の前部は、前記パネル枠体に外嵌自在な門型状のカバー枠体により形成し、パネル枠体の外周面とカバー枠体の内周面とのそれぞれに、前部本体と後部本体とが最接近したときに隙間を置いて対向自在な積層式パネル部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の洗車機。
  3. 前部本体の後面側と後部本体の前面側とのいずれか一方に積層式パネル部材を設けるとともに、他方には、積層式パネル部材に当接したときに弾性変形自在な弾性式パネル部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の洗車機。
  4. 積層式パネル部材を、本体側への連結用プラスチック体と、中間のスペース形成体と、外側の対向用プラスチック体とにより、両プラスチック体間に密閉状空間を形成して構成したことを特徴とする請求項2または3記載の洗車機。
  5. 前部本体と後部本体とを、それぞれ前後、左右に振り分けて設けた輪体群を介して床側の左右複数のレールに支持案内させ、前部本体の前部分と両側部分、後部本体の後部分と両側部分には、各本体と床面との間に形成される隙間を覆う裾カバー体を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗車機。
  6. 前部本体と後部本体のいずれか一方に温風ヒーターを設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗車機。
  7. 洗車機本体は、洗浄手段としてブラシを備えるとともに、退避したブラシが接触する箇所に積層式パネル部材を設け、この積層式パネル部材を、本体側への連結用プラスチック体と、中間のスペース形成体と、外側の対向用プラスチック体とにより、両プラスチック体間に密閉状空間を形成して構成したことを特徴とする請求項1記載の洗車機。
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