JP2009028304A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別役物に当選しなくてもATを発動することができる遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の遊技機では、制御手段が、二組以上の普通役物と小役との組み合わせを重複抽選し、いずれかの組み合わせが重複当選した場合、その重複当選した組み合わせのうちの普通役物しか揃わないように前記複数のリール停止手段が操作されたときは当該普通役物を有効な入賞ライン上に停止させ、その重複当選した組み合わせのうちの小役しか揃わないように前記複数のリール停止手段が操作されたときは当該小役を有効な入賞ライン上に停止させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、スロットマシンなどの遊技機に関する。
従来から、スロットマシンなどの遊技機(以下、単に「スロットマシン」ともいう。)は、世に多く存在し、多くの遊技者によって遊技されている。スロットマシンは図柄が配列された複数(たとえば3個)のリールを備えており、遊技者がメダル(たとえば3枚)を投入してスタートレバーを押下することで複数のリールが回転する。そして、回転中の各リールは遊技者によるリール停止ボタンの操作によって停止し、すべてのリールの回転が停止したときに現れる図柄の組み合わせ(以下、「図柄組み合わせ」という。)に基づいて入賞が決定され、所定枚数のメダルが払い出される。
そして、スロットマシンの機種ごとに、図柄組み合わせの種類に対応する入賞役が予め決められており、それらの図柄が入賞ライン上に停止した場合には、その入賞役に応じた払い出しがなされる。また、停止した図柄がビッグボーナス(BB)、あるいはレギュラーボーナス(RB)であった場合は、それぞれBB遊技、RB遊技などの特別遊技に移行し、遊技者は多くのメダルを獲得することができる。遊技者が獲得するメダル数は、たとえば、BB遊技で300枚程度、RB遊技で100枚程度である。
また、近年、スロットマシンでは、いわゆるAT(アシストタイム)という遊技状態(機能)が採用されることも多い。ATを採用したスロットマシンでは、たとえば、通常遊技中(非AT中)は、12種類のAT小役(AT用の小役)のいずれかが高確率で当選するが、遊技者には当選したAT小役の対応図柄がわからないため、そのAT小役を揃えることができる可能性は低い。一方、AT中は、その当選したAT小役の対応図柄が告知手段(液晶表示機など)によって告知(表示など)されるため、遊技者は確実にそのAT小役を揃えることができる。
たとえば、特許文献1では、普通役物(払い出し0枚)と小役を重複抽選し、重複当選した場合は普通役物を優先して揃え、特別役物(BBなど)当選後や特別役物遊技中には普通役物の抽選をやめて小役の単独抽選とし、さらに、当選した小役をアシスト(告知)することでATを実現する技術が開示されている。また、この特許文献1の技術によれば、検査機関によるシミュレーション試験もクリアすることができる。つまり、シミュレーション試験では、所定ゲーム数における出玉率の上限値が設けられるが、普通役物と小役が重複当選した場合、優先順位の高い普通役物が揃うものと扱われ、出玉率が抑制されるからである。
特開2007−105270号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、特別役物に当選しなければATを発動(開始)することができないため、遊技性が単調になってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、特別役物に当選しなくてもATを発動することができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、外周に図柄が配列された複数のリールと、複数のリールを個々に回転させるためのリール駆動手段と、複数のリールに対応し、複数のリールを個々に停止させるために操作される複数のリール停止手段と、遊技ごとに再遊技および所定の入賞役の抽選を行う抽選手段と、抽選手段の抽選の結果、再遊技または所定の入賞役に当選した場合、その対応する図柄組み合わせを、有効な入賞ライン上に、所定の図柄数の引き込み制御によって揃えることが可能な場合には揃える図柄停止制御手段と、遊技を制御する制御手段と、を備える遊技機である。
入賞役である普通役物と小役との組み合わせが二組以上あり、それぞれの組み合わせにおける普通役物と小役とは、リール停止手段の各操作のタイミングまたは各操作の順序によっては図柄停止制御手段によりいずれかしか有効な入賞ライン上に揃わないように、複数のリールにおける図柄配列、または、図柄停止制御手段によるリール停止制御設定がなされている。
そして、制御手段は、二組以上の普通役物と小役との組み合わせを重複抽選し、いずれかの組み合わせが重複当選した場合、図柄停止制御手段によって、その重複当選した組み合わせのうちの普通役物しか揃わないように複数のリール停止手段が操作されたときは当該普通役物を有効な入賞ライン上に停止させ、その重複当選した組み合わせのうちの小役しか揃わないように複数のリール停止手段が操作されたときは当該小役を有効な入賞ライン上に停止させる。
本発明の遊技機によれば、特別役物に当選しなくてもATを発動することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を参照しながら説明する。
まず、図1および図2を参照しながら、本実施形態のスロットマシンの構成について説明する。図1は、本実施形態のスロットマシンの外観図であり、図2は、本実施形態のスロットマシンにおけるハードウェアの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、スロットマシン1の前扉2には、前面パネルが取り付けられている。遊技者は、この前面パネル内の透明な3つの表示窓7〜9(以下、「枠内」ともいう。)を通して、スロットマシン1の内部に並設されている3個のリール4〜6を視認することができる。
各リール4〜6の外周面には、たとえば21個の図柄が等間隔で配列されている。図柄は、たとえば、ビッグボーナス(BB)図柄、小役図柄、リプレイ(再遊技)図柄などから構成される(詳細は図3で後記)。そして、各リール4〜6はそれぞれ異なる図柄配列となっており、遊技者は、表示窓7〜9から各リール4〜6の上段、中段および下段にそれぞれ描かれた3個、合計9個の図柄を視認可能となっている。つまり、これらの表示窓7〜9は、図柄表示領域を構成するものである。
表示窓7〜9には、入賞ラインが、横方向に3本(L1,L2aおよびL2b)、および、斜め方向に2本(L3aおよびL3b)の合計5本、表示されるようになっている。各リール4〜6が順次停止し、この入賞ライン上のいずれかに特定の図柄が揃った場合に入賞となり、所定のメダル(遊技媒体)の払い出しが行われる。
入賞ライン数は、メダル投入口3から投入されたメダル枚数、あるいは、BETスイッチ49の操作(押下)によって設定されたメダル投入数(クレジットメダル表示部20にメダルがクレジット(貯留)されている場合)に応じて、その有効本数が異なる。たとえば、1枚のメダルが投入された場合は、入賞ライン表示ランプ10の数字「1」が点灯し、1本の入賞ラインL1が表示される。2枚のメダルが投入された場合は、入賞ライン表示ランプ10の数字「2」が点灯し、3本の入賞ラインL1,L2aおよびL2bが表示される。そして、3枚のメダルが投入された場合は、入賞ライン表示ランプ10の数字「3」が点灯し、5本すべての入賞ラインが表示される。
なお、入賞ラインの数は、ここでは5本としたが、4本以下や6本以上であってもよい。
前扉2の両側にはサイドランプ18およびサイドスピーカ11aが設けられ、前扉2の上方には上部ランプ16が設けられている。また、表示窓7〜9の上方には液晶表示部17が設けられ、表示窓7〜9の下方右側にはゲーム回数や入賞回数などを表示するためのLED表示部23,24が設けられている。これらは、各駆動回路を介して駆動され、ゲーム中の一般的な入賞報知やマシン動作の効果音、効果サウンドなどを出力する他、様々な内部抽選の結果を遊技者に報知するための表示手段として機能する。なお、ゲーム中の内部当選の報知は、上記表示手段の他に、別途個別の専用の告知表示部を設け、それにより行うようにしてもよい。
スロットマシン1の前面中央には、各リール4〜6を回転させるときに操作するスタートレバー12が設けられ、さらに、各リール4〜6の回転を停止させるためのリール停止ボタン13〜15(リール停止手段)が各リール4〜6に対応して3個設けられている。
また、スロットマシン1の前面下部には、メダル受皿25が設けられている。メダル受皿25は、投入されたメダルを返却する返却口(図示せず)や入賞時にメダルを払い出すメダル払出口(図示せず)から排出されたメダルを貯留するためのものである。
リール4〜6は、リールユニットとして構成され、各リール4〜6ごとにリール駆動手段の一部であるステッピングモータ27(図2参照)が連結されている。ステッピングモータ27の駆動によって各リール4〜6は回転し、各表示窓7〜9内に各リール4〜6を移動表示させる。各リール4〜6の内部には3個のランプケース(図示せず)がそれぞれ設けられており、各ランプケース内にバックライト29(図2参照)が取り付けられている。各バックライト29はランプ駆動回路(図示せず)を介して個別に点灯制御され、各リール4〜6ごとに3個ずつ図柄を背面(内部)から照らすことができる。
また、リールユニットの下方には、メダルホッパー30(図2参照)と、電力供給用の電源ユニット31(図2参照)が設けられている。電源ユニット31(図2参照)は、内部抽選の当選確率の設定値(たとえば設定1から設定6までの6段階)を変更するための設定段階選択スイッチ32(図2参照)、設定段階選択スイッチ32(図2参照)の操作を有効とするための設定キースイッチ33(図2参照)、BB遊技終了後を打ち止め(所定の解除操作をするまで遊技停止)の状態にするか否かを設定する打ち止め設定スイッチ52(図2参照)、および、BB遊技終了後に自動精算(クレジットの払い出し)を実行するか否かを設定する自動精算設定スイッチ53(図2参照)と接続されている。
図2に示すように、スロットマシン1は、制御手段としてメイン制御部34とサブ制御部35とを備えている。メイン制御部34は、CPU(Central Processing Unit)36、クロック発生回路37、ROM(Read Only Memory)38、RAM(Random Access Memory)39、抽選処理部40(抽選手段)、遊技制御部41、遊技数カウント部42、サブ制御部35にデータを送出するための送出タイミング制御回路43、データ送出回路44などから構成されている。
CPU36(図柄停止制御手段:制御手段)は、入力ポート45および出力ポート46を備えており、入力ポート45を介してメダルセンサ47、各リール停止ボタン13〜15、スタートレバー12、第1,2,3リールインデックス48、BETスイッチ49などと接続している。また、出力ポート46には、メダルブロックソレノイド50、スタートレバーLED51、BET表示ランプ21、LED表示部23,24、ステッピングモータ27などの周辺装置が電気的に接続されている。
3つのステッピングモータ27は、リール4〜6と同軸で連結されており、一定のステップ角で各リール4〜6を回転させる。第1,2,3リールインデックス48は、各リール4〜6が一回転するごとに発生するリセットパルスを検出し、その所定の基準位置からの回転角度をリール4〜6の各回転位置として計数し、その計数値を入力ポート45経由でCPU36に入力する。
また、ROM38には、スロットマシン1で実行されるゲームシーケンスプログラムの他、図柄テーブル(図柄停止制御用のテーブルなど)、入賞組み合わせテーブル、抽選確率テーブルなど、CPU36が各制御(処理)を行うための固定データが格納されている。RAM39は、CPU36が実行するプログラムの一時的なデータ記憶領域として使用される。
サブ制御部35は、CPU54、音声LSI55、データ入力回路56、クロック発生回路57、制御用ROM58、RAM59、音声用ROM60、アンプ回路61などを備える。また、サブ制御部35は、上部ランプ16、液晶(ドット)表示部17、サイドランプ18、バックライト29、スピーカ11(サイドスピーカ11aを含む)などと接続されている。
メイン制御部34のCPU36は、ゲームの状況に応じて、データ送出回路44に出力タイミング情報信号を出力する。データ送出回路44は、この出力タイミング情報信号を、一時的に蓄えた後、送出タイミング制御回路43からの出力信号に基づいて、サブ制御部35のデータ入力回路56に出力する。
さらに、CPU36は、ゲームの進行状況に応じて、ROM38に記憶されている固定データの中から必要なデータを呼び出すとともに、入力ポート45および出力ポート46と接続されている各周辺機器からの入出力信号に基づいてスロットマシン1の動作を制御する。
次に、本実施形態のスロットマシン1に関する遊技方法の概要について説明する。まず、遊技者は、メダル投入口3からメダルを投入するか、クレジットメダル表示部20にクレジットされたメダルがある場合にはBETスイッチ49を操作して、投入するメダル枚数(たとえば3枚)を任意に決定する。その投入されたメダル枚数に応じて入賞ラインが有効化され(以下、有効化された入賞ラインを「有効ライン」ともいう。)、スタートレバー12の操作によってゲームがスタートする。
スタートレバー12が操作されるとリール4〜6が回転を開始し、遊技者は各リール4〜6に対応するリール停止ボタン13〜15を操作してリール4〜6の回転を停止させる。また、通常、スタートレバー12の操作直後に、抽選処理部40により乱数がサンプリングされる。このサンプリングによる内部抽選の結果、所定の入賞役に当選し、かつ、すべてのリール4〜6が停止したときに特定の図柄が5本の入賞ラインのいずれかに揃った場合に入賞となる。図柄組み合わせの種類に対応する役は、予め決められており、その役に応じてメダルの払い出しが行われる。
次に、図3と図4を参照しながら、スロットマシンのリール配列、図柄組み合わせおよび抽選仕様について説明する(適宜図1および図2参照)。図3は、(1)がリール配列の一例を示す図であり、(2)がそのときの図柄組み合わせを示す図である。図4は、抽選仕様を示す図である。なお、図4の円グラフにおいて、各役の角度は、各役のおおよその確率比を表している。
図3(1)に示すように、リール4a(4),5a(5)および6a(6)において、各図柄が図柄番号1〜21の位置にそれぞれ配置されている。図柄は、青7、白7、BAR、リプレイ(REP)、チェリー、青プラム、白プラム、ブランク(八角形)の8種類である。
なお、図3(2)に示した各払い出し枚数は、特別遊技(BB)以外の遊技状態における数値であり、特別遊技における払い出し枚数は別の数値(たとえば、チェリーが7枚など)を別途設定してもよい。
特別役物として、第1BB、第2BBおよび第3BBの3種のBBが設けられている。それぞれの対応図柄は図3(2)に示した通りである。特別役物は、遊技者に通常よりも高配当の遊技(有利な遊技)を連続させるための遊技であり、それ以降の数十ゲームほどの間にメダルが400枚程度払い出される。また、特別役物の抽選確率は、たとえば1/300程度である。なお、BBに当選した場合、遊技者がその対応図柄を揃えなかった場合でも、その対応図柄が揃うまでフラグ(当選結果)を次以降のゲームに持ち越す。BB以外の役のフラグは、そのゲームでのみ有効であり、次以降のゲームには持ち越されない。
普通役物としては、第1SB、第2SBおよび第3SBの3種のSB(シングルボーナス)が設けられている。それぞれの対応図柄は図3(2)に示した通りである。普通役物は、次の1ゲームのみ、小役などの確率をアップさせることができる(あるいは、アップさせなければならない)ゲームである。ただし、本実施形態では、この確率アップには特に意味がなく、国等の規則を守るために、たとえば、チェリーの抽選確率を500/65536から501/65536にアップさせるなどすればよい(つまり、実質的には抽選確率に変化なし)。また、普通役物は、払い出しが0枚である。
次に、小役について説明する。小役として、リプレイ、チェリーおよびAT小役が設けられている。それぞれの対応図柄は図3(2)に示した通りである。
リプレイは、払い出しが0枚であるが、メダルを使用することなしに、次の1ゲームをプレイすることができる。チェリーは、メダルが2枚払い出される。
AT小役は、12種類あり、それぞれが等しい確率で抽選される。各AT小役の抽選確率は、たとえば、4625/65536であり、その場合、全AT小役の合成確率はその12倍の55500/65536(≒1/1.18)となる。
また、図4に示すように、普通役物とAT小役は重複抽選が行われる。つまり、第1SBが当選するときは第5プラム〜第8プラムのいずれかが同時に当選し、第2SBが当選するときは第9プラム〜第12プラムのいずれかが同時に当選し、第3SBが当選するときは第1プラム〜第4プラムのいずれかが同時に当選する。
次に、図5A、図5Bを参照しながら、スロットマシンの処理について説明する(適宜他図参照)。図5A、図5Bは、スロットマシンの処理を示すフローチャートである。
まず、CPU36は、スタートレバー12からの操作信号を、入力ポート45を介して受信したか否かを判断し(ステップS501)、受信しない場合(No)、ステップS501の処理を継続し、受信した場合(Yes)、ステップS502に進む。
ステップS502において、CPU36は、抽選処理部40によって内部抽選を行う。
ステップS503において、CPU36は、リプレイに当選したか否かを判断し、当選していれば(Yes)遊技者によるリール停止ボタン13〜15の押下を契機にステッピングモータ27による最大4図柄分のリール引き込み制御(いわゆる「スベリ制御」)によって有効ライン上にリプレイを揃えて次の1ゲームを再遊技とするリプレイ処理を行い(ステップS504)、当選していなければ(No)ステップS505に進む。
ステップS505において、CPU36は、特別役物(BB)に当選したか否かを判断し、当選していれば(Yes)BB処理を開始して(ステップS506)処理を終了し、当選していなければ(No)ステップS507に進む。
ステップS507において、CPU36は、「普通役物+AT小役」の重複当選があったか否かを判断し、当選していれば(Yes)ステップS508に進み、当選していなければ(No)ステップS514に進む。
ステップS508において、CPU36は、AT小役ナビの条件を充足しているか否かを判断し、充足していれば(Yes)液晶表示部17など(告知手段)によって、当選したAT小役の対応図柄のナビ(告知)を行って(ステップS509)ステップS510に進み、当選していなければ(No)直接ステップS510に進む。
なお、AT小役ナビの条件は、たとえば、チェリーが揃ったことなどとすればよく、また、その後20ゲームの間AT小役の対応図柄をナビすることとすればよい。AT小役ナビの条件は、その他、BBや専用の図柄組み合わせが揃ったことなど、多様に設定および採用することができる。
ステップS510において、CPU36は、遊技者によるリール停止ボタン13〜15の操作が、当選した普通役物の揃うタイミングであったか否かを判断し、当該タイミングであれば(Yes)有効ライン上にその普通役物を揃えるためのステッピングモータ27の制御処理を含む普通役物処理を行って(ステップS511)ステップS501に戻り、当該タイミングでなければ(No)ステップS512に進む。
ステップS512において、CPU36は、遊技者によるリール停止ボタン13〜15の操作が、当選したAT小役の揃うタイミングであったか否かを判断し、当該タイミングであれば(Yes)有効ライン上にそのAT小役を揃えるためのステッピングモータ27の制御処理やメダルの払い出し処理などを含むAT小役処理を行って(ステップS513)ステップS501に戻り、当該タイミングでなければ(No)ステップS516に進む。
つまり、ステップS507で「普通役物+AT小役」が重複当選しても、ステップS509によるAT小役の対応図柄のナビがなければ、遊技者は1/12の運任せでしかそのAT小役を揃えることができないが、ステップS509によるAT小役の対応図柄のナビがあれば、遊技者は少しの目押し技術(適切なタイミングでリール停止ボタン13〜15を押下すること)でAT小役を揃えることができる。
たとえば、重複当選したのが「第3SB+第2プラム」の場合、AT小役ナビとして液晶表示部17に「青7→白プラム→青プラム」という表示が出るので、遊技者はそれを見て、リール4aの枠内に青7(図柄番号「3」)、リール5aの枠内に白プラム(図柄番号「1」または「5」)、リール6aの枠内に青プラム(図柄番号「13」または「17」)を、それぞれ停止させることができるタイミングで各リール停止ボタン13〜15を押下することで、第2プラムを有効ライン上に停止させ、12枚のメダルの払い出しを受けることができる。
また、この場合、リール4aにおいては、枠内に青7(図柄番号「3」)を停止させるタイミングでリール停止ボタン13を押下するので、枠内にBAR(図柄番号「10」)が停止することはなく、第3SBは有効ライン上に停止しない(取りこぼす)。つまり、それぞれの組み合わせにおける普通役物と小役とは、最左のリールにおける図柄が異なっており、それらの図柄同士が所定以上離れていることで、リール停止ボタン13をいかなるタイミングで押下しても、普通役物と小役のいずれかしか有効な入賞ライン上に揃えることができない。
図5A、図5Bのフローチャートに戻り、ステップS514において、CPU36は、チェリーに当選したか否かを判断し、当選していれば(Yes)、遊技者によるリール停止ボタン13〜15の押下を契機に、有効ライン上にチェリーを揃えるためのステッピングモータ27の制御処理やチェリーが揃ったときのメダルの払い出し処理などを含むチェリー処理を行って(ステップS515)ステップS501に戻り、当選していなければ(No)、ステップS516に進む。
ステップS516において、CPU36は、遊技者によるリール停止ボタン13〜15の押下を契機に、最大4図柄分のリール引き込み制御を使って有効ライン上に何も揃えないようにするためのステッピングモータ27の制御処理などを含むハズレ処理を行って、ステップS501に戻る。
次に、図6を参照しながら、スロットマシンにおける通常時(BB非当選時)のゲーム展開例について説明する(適宜他図参照)。図6は、通常時のゲーム展開例に関する図であり、(1)が抽選結果、(2)がAT小役ナビなしの場合(ランダム打ち試験も同様)、(3)がAT小役ナビありの場合、(4)がシミュレーション試験の場合である。なお、ランダム打ち試験とは、検査機関による、シミュレーション試験とは別の試験で、成立役の有無や優先順位と関係なくリール停止ボタン13〜15をランダムなタイミングで押下することによって行う試験である。
図6(1)に示すように、ある16ゲーム間(ステップS101〜ステップS116)において、抽選結果が、ステップS104とステップS115ではリプレイ、ステップS110ではハズレ、ステップS112ではチェリー、それ以外では「普通役物+AT小役」であった、と仮定する。なお、図6(2)〜(4)に示すように、リプレイとハズレはいずれの場合もそのまま現出するものであり(取りこぼしゼロ)、チェリーも故意または偶然にそのまま現出した(揃った)ものとする。
このような仮定の下、図6(2)に示すように、AT小役ナビなしの場合、「普通役物+AT小役」の当選ゲームにおいて、AT小役は1/12の運任せでしか当たらないため、ここではステップS206でのみ揃っており、その他のゲームではハズレまたは普通役物(いずれも払い出し0枚)となっている。つまり、遊技者のメダルは徐々に減っていくことになる。
一方、図6(3)に示すように、AT小役ナビありの場合、「普通役物+AT小役」の当選ゲームにおいて、遊技者はAT小役を多少の目押し技術によりすべて揃えることができるため、遊技者のメダルは速いペース(7,8枚程度/ゲーム)で増えていくことになる。
また、図6(4)に示すように、シミュレーション試験では、「普通役物+AT小役」の当選ゲームにおいて、予め決められた優先度の高い普通役物が揃ったと見なされるため、遊技者のメダルは徐々に減っていくことになる。つまり、メダルが増えすぎてシミュレーション試験に合格できない(出玉率が上限値を超えてしまう)、という事態を回避することができる。
このようにして、本実施形態によれば、特別役物に当選しなくてもATを発動することができるスロットマシン1を実現することができる。また、このスロットマシン1によれば、検査機関におけるランダム打ち試験およびシミュレーション試験をクリアすることができる。
なお、AT小役は12種類でなくても、複数であれば何種類であってもよい。また、普通役物は3種類でなくても、複数であれば何種類であってもよい。さらに、当選したAT小役や普通役物が揃うか否かは、各リールの停止タイミングでなくても、各リールの押し順、あるいは、その組み合わせなどによって決定されてもよい。
また、普通役物は、払い出しを0枚としたが、1枚や2枚など、少ない枚数であれば払い出しをありとしてもよい。
さらに、AT小役のナビは、図柄そのものの表示によるものでなくても、図柄の色の表示によるものなどであってもよい。また、表示でなくても、音によってAT小役のナビを行ってもよい。
以上で本実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれらに限定されるものではない。
たとえば、BBと小役などを重複当選してもよく、その場合は、揃える優先度(たとえば、小役>BBなど)に応じてフローチャートの処理の流れや内容を適宜変更すればよい。
また、本実施形態では、12種類のAT小役すべてを普通役物との重複抽選としたが、それ以外に、たとえば、第4プラム、第8プラムおよび第12プラムは単独抽選とし、その他の9種類のAT小役を普通役物との重複抽選としてもよい。
さらに、ATに突入(移行)した場合、AT小役ナビは、その後すぐに開始してもよいし、さらに別の所定条件(1/20の抽選など)をクリアした後に開始するものとしてもよい。
その他、ハードウェアやフローチャートなどの具体的な構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
本実施形態のスロットマシンの外観図である。 本実施形態のスロットマシンにおけるハードウェアの構成を示すブロック図である。 (1)がリール配列の一例を示す図であり、(2)がそのときの図柄組み合わせを示す図である。 抽選仕様を示す図である。 スロットマシンの処理を示すフローチャートである。 スロットマシンの処理を示すフローチャートである。 通常時のゲーム展開例に関する図であり、(1)が抽選結果、(2)がAT小役ナビなしの場合、(3)がAT小役ナビありの場合、(4)がシミュレーション試験の場合である。
符号の説明
1 スロットマシン
4,5,6 リール
13,14,15 リール停止ボタン
17 液晶表示部
27 ステッピングモータ
34 メイン制御部
36 CPU
40 抽選処理部

Claims (4)

  1. 外周に図柄が配列された複数のリールと、
    前記複数のリールを個々に回転させるためのリール駆動手段と、
    前記複数のリールに対応し、前記複数のリールを個々に停止させるために操作される複数のリール停止手段と、
    遊技ごとに再遊技および所定の入賞役の抽選を行う抽選手段と、
    前記抽選手段の抽選の結果、再遊技または所定の入賞役に当選した場合、その対応する図柄組み合わせを、有効な入賞ライン上に、所定の図柄数の引き込み制御によって揃えることが可能な場合には揃える図柄停止制御手段と、
    遊技を制御する制御手段と、
    を備える遊技機であって、
    入賞役である普通役物と小役との組み合わせが二組以上あり、
    それぞれの組み合わせにおける普通役物と小役とは、前記リール停止手段の各操作のタイミングまたは各操作の順序によっては前記図柄停止制御手段によりいずれかしか有効な入賞ライン上に揃わないように、前記複数のリールにおける図柄配列、または、前記図柄停止制御手段によるリール停止制御設定、がなされており、
    前記制御手段は、
    前記二組以上の普通役物と小役との組み合わせを重複抽選し、いずれかの組み合わせが重複当選した場合、前記図柄停止制御手段によって、その重複当選した組み合わせのうちの普通役物しか揃わないように前記複数のリール停止手段が操作されたときは当該普通役物を有効な入賞ライン上に停止させ、その重複当選した組み合わせのうちの小役しか揃わないように前記複数のリール停止手段が操作されたときは当該小役を有効な入賞ライン上に停止させる
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記普通役物は、有効な入賞ライン上に揃っても遊技媒体の払い出しのない入賞役であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記制御手段は、所定の条件を充足した際、
    前記いずれかの組み合わせが重複当選した場合、表示または音による告知手段によって、その重複当選した小役に対応する図柄またはその色を遊技者に告知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記それぞれの組み合わせにおける普通役物と小役とは、最左のリールにおける対応図柄が異なっており、それらの図柄同士が所定以上離れていることで、いずれかしか有効な入賞ライン上に揃わないように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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