JP2009025434A - 画像形成装置 - Google Patents

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雅夫 大森
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Abstract

【課題】像保持体を帯電させる帯電部材に供給する交流電流の適切な振幅を効率的に検出する。
【解決手段】画像形成装置は、画像形成速度が200mm/sであり、交流電流Iacの周波数が2000Hzである印刷指示を取得すると、画像形成速度を200mm/sに設定した状態で、交流電流Iacの周波数を2000Hz、1000Hz及び500Hzに順次変更し、交流電流Iacの各周波数に対応する帯電飽和点をそれぞれ検出し、記憶装置に記憶させる。ここで、画像形成装置は、帯電飽和点を検出する周期を、像保持体の回転周期に同期させてあるので、画像形成速度が200mm/sであり交流電流Iacの周波数が2000Hzである場合に帯電飽和点を検出する検出周期の3倍の周期(3検出周期)で交流電流Iacの3種類の周波数に対する帯電飽和点を検出することになる。
【選択図】図8

Description

本発明は、プリンタ、複写機又はファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
特許文献1は、DC電流値が飽和したAC電流のポイントに対して所定の比率を乗じることにより、感光体を帯電させる帯電バイアスを決定する画像形成装置を開示する。また、特許文献2は、感光体の回転速度を変更しても、変更前の帯電交流周波数に対する変更後の帯電交流周波数の比率が、変更前の感光体の回転速度に対する変更後の感光体の回転速度の比率と同一比率となるように、帯電交流周波数を変更する画像形成装置を開示する。
特開2004−333789号公報 特許第3357099号
本発明は、像保持体を帯電させる帯電部材に供給する交流電流の適切な振幅を効率的に検出することができる画像形成速度可変の画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る本発明は、表面を被覆層により被覆された像保持体と、この像保持体に接触又は近接して該像保持体を帯電させる帯電部材とを具備し、変更可能な速度で画像を形成する画像形成部と、振幅及び周波数を変更可能な交流電流と直流電流とを重畳させた電流を前記帯電部材に供給する給電手段と、前記画像形成部が画像を形成する画像形成速度に対し、前記給電手段が供給する交流電流の周波数を一意に対応させるよう制御する一意対応制御手段と、前記給電手段が供給する電流により帯電する前記像保持体の帯電状態を示す帯電情報を検出する帯電情報検出手段と、この帯電情報検出手段が検出する帯電情報に基づいて、前記給電手段が供給する交流電流の振幅に対して前記像保持体の帯電量が略飽和する帯電飽和点を検出する帯電飽和点検出手段と、この帯電飽和点検出手段が帯電飽和点を検出する場合に、前記一意対応制御手段が画像形成速度に対応させる周波数とは異なる1通り以上の周波数の交流電流を前記給電手段が供給するよう制御する周波数制御手段と、前記帯電飽和点検出手段が検出した帯電飽和点に基づいて、前記給電手段が供給する交流電流の振幅を制御する振幅制御手段とを有する画像形成装置である。
請求項2に係る本発明は、前記周波数制御手段が、前記一意対応制御手段が画像形成速度に対応させる周波数よりも低い1通り以上の周波数の交流電流を前記給電手段が供給するよう制御する請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に係る本発明は、前記周波数制御手段が、前記一意対応制御手段が画像形成速度に対応させる周波数と同じ周波数の交流電流も前記給電手段が供給するよう制御する請求項2記載の画像形成装置である。
請求項4に係る本発明は、前記帯電飽和点検出手段が検出した帯電飽和点を記憶する記憶手段と、帯電飽和点の変動要因を検出する変動要因検出手段と、この変動要因検出手段が検出する変動要因に基づいて、前記記憶手段が記憶する帯電飽和点を補正する補正手段とをさらに有する請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置である。
請求項5に係る本発明は、前記変動要因検出手段が、前記像保持体の環境条件、動作量及び被覆層厚の少なくともいずれかの変化を帯電飽和点の変動要因として検出する請求項4記載の画像形成装置である。
請求項6に係る本発明は、前記帯電情報検出手段が、前記給電手段が供給する電流の直流成分を帯電情報として検出する請求項1乃至5いずれか記載の画像形成装置である。
請求項1に係る本発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、像保持体を帯電させる帯電部材に供給する交流電流の適切な振幅を効率的に検出することができる。
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合よりも帯電飽和点の検出時間を短縮することができる。
請求項3に係る本発明によれば、請求項2に係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合よりも帯電飽和点の検出頻度を減らすことができる。
請求項4に係る本発明によれば、請求項1乃至3いずれかに係る本発明の効果に加えて、帯電飽和点が変動要因に応じて変動しても、補正により、像保持体を帯電させる帯電部材に供給する交流電流の適切な振幅を精度よく検出することができる。
請求項5に係る本発明によれば、像保持体の環境条件、動作量及び被覆層厚の少なくともいずれかの変化しても、補正により、像保持体を帯電させる帯電部材に供給する交流電流の適切な振幅を精度よく検出することができる。
請求項6に係る本発明によれば、請求項1乃至5いずれかに係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合よりも帯電情報を容易に精度よく検出することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12内に画像形成部14が搭載され、この画像形成装置本体12の上部に後述する排出部16が設けられていると共に、この画像形成装置本体12の下部に例えば2段の給紙ユニット18a,18bが配置されている。さらに、画像形成装置本体12の下方には、オプションとして着脱装着される2段の給紙ユニット18c,18dが配置されている。
それぞれの給紙ユニット18a〜18dは、給紙ユニット本体20と、用紙が収納される給紙カセット22とを有する。給紙カセット22は、給紙ユニット本体20に対して摺動自在に装着され、正面方向(図1の右方向)に引き出される。また、給紙カセット22の奥端近傍上部には給紙ロール24が配置され、この給紙ロール24の前方にリタードロール26及びフィードロール28が配置されている。さらにオプションの給紙ユニット18c,18dには、それぞれ対をなす送りロール30が設けられている。
搬送路32は、最下端の給紙ユニット18dの送りロール30から排出口34までの用紙通路であり、この搬送路32は、画像形成装置本体12の裏面(図1の左側面)近傍にあって、最下端の給紙ユニット18dの送りロール30から後述する定着装置36まで略垂直に形成されている部分を有する。この搬送路32の定着装置36の上流側に後述する転写装置42と像保持体44が配置され、さらに転写装置42と像保持体44の上流側にレジストロール38が配置されている。さらに、搬送路32の排出口34の近傍には排出ロール40が配置されている。
したがって、給紙ユニット18a〜18dの給紙カセット22から送りロール24により送り出された記録媒体は、リタードロール26びフィードロール28により捌かれて搬送路32に導かれ、レジストロール38により一次停止され、タイミングをとって後述する転写装置42と像保持体44との間を通って現像剤像が転写され、この転写された現像剤像が定着装置36により定着され、排出ロール40により排出口34から排出部16へ排出される。
ただし、両面印刷の場合は、反転路に戻される。即ち、搬送路30の排出ロール40の手前は2股に別れ、その分かれた部分に切換爪46が設けられていると共に、分かれた部分からレジストロール38まで戻る反転路48が形成されている。この反転路48には搬送ロール50a〜50cが設けられており、両面印刷の場合には、切換爪46が反転路48を開く側に切り換えられ、排出ロール40に記録媒体の後端手前がかかる時点で排出ロール40が反転し、記録媒体が反転路48に導かれ、レジストロール38、転写装置42と像保持体44及び定着装置36を通って排出口34から排出部16へ排出されるものである。
排出部16は、画像形成装置本体に対して回動自在の傾斜部52を有する。この傾斜部52は、排出口部分が低く、正面方向(図1の右方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜しており、排出口部分を下端とし、高くなった先端を上端としている。この傾斜部52は下端を中心に回動自在であるよう画像形成装置本体12に支持されている。図1で2点鎖線で示すように、傾斜部52を上方に回転して開いたときには、開放部54が形成され、この開放部54を介して後述するプロセスカートリッジ64が脱着できるようにしてある。
画像形成部14は、例えば電子写真方式のもので、感光体からなる像保持体44と、この像保持体44を圧接によって一様帯電させる例えば帯電ロールからなる帯電部材56と、この帯電部材56により帯電された像保持体44に、光により潜像を書き込む光書込み装置58と、この光書込み装置58により形成された像保持体44の潜像を現像剤により可視化する現像装置60と、この現像装置60による現像剤像を用紙に転写する例えば転写ロールからなる転写装置42と、像保持体44に残存する現像剤をクリーニングする例えばブレードからなるクリーニング装置62と、転写装置42により転写された用紙上の現像剤像を用紙に定着させる例えば加圧ロールと加熱ロールとからなる定着装置36とから構成されている。光書込み装置58は例えば走査型のレーザ露光装置からなり、前述した給紙ユニット18a〜18dと平行で画像形成装置本体12の正面近傍に配置され、現像装置60内を横切って像保持体44を露光する。この像保持体44の露光位置が潜像書込み位置Pとなる。なお、この実施形態においては、光書込み装置58として走査型のレーザ露光装置を用いたが、他の実施形態としてLEDや面発光レーザ等を用いることができる。
プロセスカートリッジ64は、像保持体44、帯電部材56、現像装置60及びクリーニング装置62を一体化したものである。このプロセスカートリッジ64は、排出部16の傾斜部52の直近下方に配置されており、前述したように、傾斜部52を開いたときに形成される開放部54を介してを脱着される。
また、画像形成装置10は、表示装置及びキーボードなどを含むユーザインタフェース装置(UI装置)66、HDD・CD装置などの記憶装置68、通信装置70、制御ユニット72及び温度湿度センサ73などを有する。制御ユニット72は、CPU74及びメモリ76などを含み、画像形成装置10を構成する各部を制御する。温度湿度センサ73は、画像形成装置10が配置された環境の温度及び湿度(環境条件)を検出し、制御ユニット72に対して出力する。
つまり、画像形成装置10は、コンピュータとしての機能を含み、記憶媒体78又は通信装置70を介して受け入れたプログラムを実行することにより、印刷などの処理を行う。
次に、像保持体44、帯電部材56及びその周辺について詳述する。
図3は、像保持体44、帯電部材56及びその周辺の構成の詳細を示す模式図である。像保持体44は、例えば接地されたアルミニウムなどからなる円筒状の部材の表面に感光層を設けたものである。帯電部材56には、電源部80が接続されており、帯電部材56と電源部80との間には、帯電情報検出部82が設けられている。電源部80は、直流電源84及び交流電源86を有し、制御ユニット72の制御に応じて、所定の直流電圧Vdcに交流電圧Vacを重畳した電圧を帯電部材56に印加する。例えば、電源部80は、交流電源86が500〜2000Hzの周波数でピーク間電圧Vppが800〜2500V程度の交流電圧を帯電部材56に対して印加し、直流電源84が−750V程度の直流電圧Vdcを帯電部材56に対して印加して、所定の電流を帯電部材56に供給するようにされている。帯電情報検出部82は、像保持体44の帯電状態を示す帯電情報として、例えば電源部80が帯電部材56に対して流す直流電流を検出し、制御ユニット72に対して出力する。なお、帯電情報検出部82が検出する直流電流には、電源部80が印加する電圧値に応じて変化するリーク電流と、電源部80が印加する電圧値によらず流れるリーク電流とが含まれている。また、帯電情報検出部82は直流電流検出する場合には、直流電源84とグランドの間や、像保持体44とグランドの間に設けてもよい。
電源部80及び帯電情報検出部82には、制御ユニット72が接続されている。また、制御ユニット72は、交流電流(定電流)制御部88、帯電飽和点検出部90、一意対応制御部92、周波数制御部94、振幅制御部96及び補正部98を有し、上述したように記憶装置68及び温度湿度センサ73も接続されている。
交流電流(定電流)制御部88は、交流電源86が出力する交流電流が所定の定電流(可変)となるように、交流電源86を制御する。帯電飽和点検出部90は、交流電源86が出力する交流電流Iacの振幅の変化に対し、帯電情報検出部82が検出する直流電流の変曲点を検出することにより、交流電流Iacの振幅に対して像保持体44の帯電量が略飽和する帯電飽和点を検出し、例えば記憶装置68に対して出力する。
図4は、画像形成速度(像保持体44上に画像を形成する速度:プロセス速度)を一定にした場合に、交流電源86が出力する交流電流Iacの周波数の変化に応じて、帯電飽和点検出部90が検出する帯電飽和点を示すグラフである。
図5は、交流電流Iacの周波数を一定にした場合に、画像形成速度の変化に応じて、帯電飽和点検出部90が検出する帯電飽和点を示すグラフである。
図4に示すように、画像形成速度(プロセス速度)が一定である場合、交流電源86が出力する交流電流Iacの周波数の変化に応じて、帯電飽和点検出部90が検出する帯電飽和点に対応する交流電流Iacの振幅は、それぞれ異なる。ここで、帯電飽和点に対応する交流電流Iacの振幅の変化は、交流電源86が出力する交流電流Iacの周波数の変化に略比例している。
一方、図5に示すように、交流電流Iacの周波数を一定にした場合、画像形成速度が変化しても、帯電飽和点検出部90が検出する帯電飽和点に対応する交流電流Iacの振幅は、略一定である。
帯電飽和点に対応する交流電圧(飽和交流電圧:Vsat)は、放電開始電圧の略2倍である。また、交流電圧Vacと交流電流Iacとの関係は、帯電部材56と像保持体44の負荷容量をC、交流周波数に対応する角速度をωとすると、下式1のように示される。
Vac≒(1/ωC)×Iac ・・・(1)
電源80出力端からグランド間の負荷容量Cが一定であると仮定すると、飽和交流電圧Vsatに対応する交流電流Iacの振幅は、交流電流Iacの周波数に依存し、画像形成速度の影響をほどんど受けない。
一意対応制御部92(図3)は、画像形成装置10が画像を形成する場合の画像形成速度に対し、電源部80が出力する交流電流Iacの周波数を一意に対応させるよう制御する。例えば、一意対応制御部92は、像保持体44の周速度(画像形成速度)を200mm/sにする場合には電源部80が出力する交流電流Iacの周波数を2000Hzに設定し、像保持体44の周速度(画像形成速度)を100mm/sにする場合には電源部80が出力する交流電流Iacの周波数を1000Hzに設定し、像保持体44の周速度(画像形成速度)を50mm/sにする場合には電源部80が出力する交流電流Iacの周波数を500Hzに設定する。
周波数制御部94は、帯電飽和点検出部90が帯電飽和点を検出する場合に、一意対応制御部92が画像形成速度に対応させる周波数と同じ周波数及び異なる周波数の交流電流Iacを電源部80が出力するよう制御する。例えば、周波数制御部94は、像保持体44の周速度を200mm/sにする場合に、電源部80が出力する交流電流Iacの周波数を2000Hz、1000Hz及び500Hzに設定する。
振幅制御部96は、帯電飽和点検出部90が検出し、記憶装置68が記憶した帯電飽和点に対応する交流電流Iacの振幅を交流電源86に対して設定する。例えば、検出した帯電飽和点に対して予め決めた所定の比率を乗じて、交流電流Iacの振幅を設定する。
補正部98は、温度湿度センサ73が検出する環境の温度及び湿度(環境条件)、像保持体44の動作量(サイクル数)又は像保持体44の感光層の層厚の少なくともいずれか(変動要因)に応じて、記憶装置68が記憶した帯電飽和点を補正する必要があるか否かを判定し、補正する必要がある場合に、予め変動要因に対応させて測定された補正用データに応じて帯電飽和点を補正する。
なお、補正部98が帯電飽和点を補正した場合には、振幅制御部96は、補正された帯電飽和点に対応する交流電流Iacの振幅を交流電源86に対して設定するようにされている。
次に、画像形成装置10が交流電流Iacの複数の周波数に対して帯電飽和点を検出し、交流電流Iacの振幅をそれぞれ設定して画像を形成する処理について説明する。
図6は、画像形成装置10が交流電流Iacの複数の周波数に対して帯電飽和点を検出し、交流電流Iacの振幅をそれぞれ設定するために行う処理例(S10)を示すフローチャートである。
図6に示すように、ステップ100(S100)において、制御ユニット72は、画像形成速度を最高速度(例えば200mm/s)に設定する。
ステップ102(S102)において、帯電情報検出部82は、電源部80が帯電部材56に対して供給する電流の直流成分を検出する。
ステップ104(S104)において、帯電飽和点検出部90は、交流電源86が出力する交流電流Iacの振幅の変化に対し、帯電情報検出部82が検出する直流電流の変曲点を検出することにより、交流電流Iacの振幅に対して像保持体44の帯電量が略飽和する帯電飽和点を検出し、記憶装置68に対して出力する。
ステップ106(S106)において、記憶装置68は、帯電飽和点検出部90が出力する帯電飽和点を記憶する。
ステップ108(S108)において、制御ユニット72は、複数の画像形成速度(プロセス速度)にそれぞれ対応する交流電流Iacの各周波数に対する帯電飽和点の検出を終了したか否かを判定し、各周波数での帯電飽和点の検出が終了していない場合にはS110の処理に進み、各周波数での帯電飽和点の検出が終了した場合には処理を終了する。
ステップ110(S110)において、周波数制御部94は、交流電源86に対して設定可能であり、帯電飽和点を検出されていない周波数の交流電流Iacを交流電源86が出力するように、交流電源86を制御する。
図7は、画像形成装置10が画像を形成する場合に行う処理例(S20)を示すフローチャートである。
図7に示すように、ステップ200(S200)において、制御ユニット72は、例えばUI装置66を介し、印刷指示を取得する。
ステップ202(S202)において、温度湿度センサ73は、環境の温度及び湿度を帯電飽和点の変動要因として検出する。
ステップ204(S204)において、補正部98は、S202の処理により検出した変動要因に応じて、帯電飽和点を補正する必要があるか否かを判定し、補正する必要がある場合にはS206の処理に進み、補正する必要がない場合にはS208の処理に進む。
ステップ206(S206)において、補正部98は、S202の処理により検出した変動要因に応じて、記憶装置68が記憶した帯電飽和点を補正する。
ステップ208(S208)において、振幅制御部96は、記憶装置68が記憶した帯電飽和点に対応する交流電流Iacの振幅を交流電源86に対して設定する。
ステップ210(S210)において、一意対応制御部92は、S200の処理で取得した印刷指示に応じた画像形成速度に対し、電源部80が出力する交流電流Iacの周波数を一意に対応させるよう制御する。
ステップ212(S212)において、画像形成部14は、画像形成速度と交流電流Iacの周波数とが一意に対応させられ、交流電流Iacの振幅が設定された状態で、S200の処理で取得した印刷指示に応じた画像を形成(印刷)する。
図8は、画像形成装置10が図6及び図7に示した処理を実施し、帯電飽和点を検出して画像を印刷するシーケンスの実施例を示すチャートである。
図8に示すように、画像形成装置10は、例えば画像形成速度が200mm/sであり、交流電流Iacの周波数が2000Hzである印刷指示を取得すると、画像形成速度を200mm/sに設定した状態で、交流電流Iacの周波数を2000Hz、1000Hz及び500Hzに順次変更し、交流電流Iacの各周波数に対応する帯電飽和点をそれぞれ検出し、記憶装置68に記憶させる。ここで、画像形成装置10は、帯電飽和点を検出する周期を、像保持体44の回転周期に同期させてあるので、画像形成速度が200mm/sであり交流電流Iacの周波数が2000Hzである場合に帯電飽和点を検出する検出周期の3倍の周期(3検出周期)で交流電流Iacの3種類の周波数に対する帯電飽和点を検出することになる。
そして、画像形成装置10は、画像形成速度が200mm/sであり、交流電流Iacの周波数が2000Hzである印刷指示(例えば普通紙に対する印刷)に応じて、交流電流Iacの振幅が設定された状態で画像を形成する。
厚紙又はOHPシートなどに対する印刷を行うために、画像形成速度が100mm/s又は50mm/sに変更される場合には、図示しないモータの速度を速度切替期間に切替え、画像形成速度と交流電流Iacの周波数とが一意に対応させられ、交流電流Iacの振幅が設定された状態で画像を形成する。なお、交流電流Iacの周波数に対する交流電流Iacの振幅は、記憶装置68にすでに記憶されているので、帯電飽和点は新たに検出されず、補正が必要である場合に補正され、設定される。
図9は、帯電飽和点を検出して画像を印刷するシーケンスの比較例を示すチャートである。
図9に示すように、画像形成装置が図6及び図7に示した処理を実施しない場合、画像形成速度が200mm/s、100mm/s及び50mm/sにそれぞれ設定される度に、画像形成速度と交流電流Iacの周波数とが一意に対応させられ、帯電飽和点が検出される。したがって、帯電飽和点を検出する回数は、画像形成速度を設定する回数と同じになっている。また、帯電飽和点を検出する周期を、像保持体44の回転周期に同期させると、画像形成速度が100mm/sの場合には画像形成速度が200mm/sの場合に対して2倍(2検出周期)の帯電飽和点検出期間が必要になり、画像形成速度が50mm/sの場合には画像形成速度が200mm/sの場合に対して4倍(4検出周期)の帯電飽和点検出期間が必要になる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概要を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の概要を示す構成図である。 像保持体、帯電部材及びその周辺の構成の詳細を示す模式図である。 画像形成速度を一定にした場合に、交流電源が出力する交流電流Iacの周波数の変化に応じて、帯電飽和点検出部が検出する帯電飽和点を示すグラフである。 交流電流Iacの周波数を一定にした場合に、画像形成速度の変化に応じて、帯電飽和点検出部が検出する帯電飽和点を示すグラフである。 画像形成装置が交流電流Iacの複数の周波数に対して帯電飽和点を検出し、交流電流Iacの振幅をそれぞれ設定するために行う処理例(S10)を示すフローチャートである。 画像形成装置が画像を形成する場合に行う処理例(S20)を示すフローチャートである。 画像形成装置が図6及び図7に示した処理を実施し、帯電飽和点を検出して画像を印刷するシーケンスの実施例を示すチャートである。 帯電飽和点を検出して画像を印刷するシーケンスの比較例を示すチャートである。
10 画像形成装置
14 画像形成部
44 像保持体
56 帯電部材
68 記憶装置
72 制御ユニット
73 温度湿度センサ
74 CPU
76 メモリ
80 電源部
82 帯電情報検出部
84 直流電源
86 交流電源
88 交流電流(定電流)制御部
90 帯電飽和点検出部
92 一意対応制御部
94 周波数制御部
96 振幅制御部
98 補正部

Claims (6)

  1. 表面を被覆層により被覆された像保持体と、この像保持体に接触又は近接して該像保持体を帯電させる帯電部材とを具備し、変更可能な速度で画像を形成する画像形成部と、振幅及び周波数を変更可能な交流電流と直流電流とを重畳させた電流を前記帯電部材に供給する給電手段と、前記画像形成部が画像を形成する画像形成速度に対し、前記給電手段が供給する交流電流の周波数を一意に対応させるよう制御する一意対応制御手段と、前記給電手段が供給する電流により帯電する前記像保持体の帯電状態を示す帯電情報を検出する帯電情報検出手段と、この帯電情報検出手段が検出する帯電情報に基づいて、前記給電手段が供給する交流電流の振幅に対して前記像保持体の帯電量が略飽和する帯電飽和点を検出する帯電飽和点検出手段と、この帯電飽和点検出手段が帯電飽和点を検出する場合に、前記一意対応制御手段が画像形成速度に対応させる周波数とは異なる1通り以上の周波数の交流電流を前記給電手段が供給するよう制御する周波数制御手段と、前記帯電飽和点検出手段が検出した帯電飽和点に基づいて、前記給電手段が供給する交流電流の振幅を制御する振幅制御手段とを有する画像形成装置。
  2. 前記周波数制御手段は、前記一意対応制御手段が画像形成速度に対応させる周波数よりも低い1通り以上の周波数の交流電流を前記給電手段が供給するよう制御する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記周波数制御手段は、前記一意対応制御手段が画像形成速度に対応させる周波数と同じ周波数の交流電流も前記給電手段が供給するよう制御する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記帯電飽和点検出手段が検出した帯電飽和点を記憶する記憶手段と、帯電飽和点の変動要因を検出する変動要因検出手段と、この変動要因検出手段が検出する変動要因に基づいて、前記記憶手段が記憶する帯電飽和点を補正する補正手段とをさらに有する請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置。
  5. 前記変動要因検出手段は、前記像保持体の環境条件、動作量及び被覆層厚の少なくともいずれかの変化を帯電飽和点の変動要因として検出する請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記帯電情報検出手段は、前記給電手段が供給する電流の直流成分を帯電情報として検出する請求項1乃至5いずれか記載の画像形成装置。
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