JP2002003014A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002003014A
JP2002003014A JP2000193947A JP2000193947A JP2002003014A JP 2002003014 A JP2002003014 A JP 2002003014A JP 2000193947 A JP2000193947 A JP 2000193947A JP 2000193947 A JP2000193947 A JP 2000193947A JP 2002003014 A JP2002003014 A JP 2002003014A
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Yoshio Kanzaki
芳夫 神崎
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業効率を向上させることができる画像形成
装置を提供することである。 【解決手段】 収納されている用紙を含む用紙収納部2
8,29,30の重量を測定する重量センサと、この重
量センサからの出力に応じて用紙収納部28,29,3
0内の用紙残量枚数を算出する用紙残量算出手段と、こ
の用紙残量算出手段によって算出された用紙残量枚数を
報知する残量枚数報知手段と、を備え、画像形成前に用
紙収納部28,29,30を引き出して用紙の残量を予
め確認しなくとも用紙収納部28,29,30内の用紙
残量枚数を確認することができるようにした。これによ
り、画像形成前に用紙収納部28,29,30を無駄に
引き出す必要がなくなるとともに、用紙が無くなる前の
適切なタイミングで用紙を補充しさえすれば用紙切れを
生じさせずに画像形成動作を続けることができるので、
作業効率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状の用紙を
積載状態から一枚ずつ分離して給紙搬送する給紙装置を
備える複写機やプリンタ装置、ファクシミリ装置等の画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ装置、ファクシミリ装
置等の画像形成装置においては、シート状の用紙を積載
状態から一枚ずつ分離して給紙搬送する給紙装置を有し
ており(一般には、用紙サイズ毎に複数の給紙装置を有
している。)、この給紙装置から給紙された用紙に画像
形成が行われるようになっている。例えば、電子写真方
式で画像を形成する画像形成装置の場合、給紙装置から
給紙された用紙は、一旦レジストローラで待機し、感光
体上に形成されたトナー像先端と同期を取って転写部に
送り出され、転写器の作用を受けて用紙上にトナー像が
転写される。トナー像が転写された用紙は、定着器に搬
送され、ここでトナー像が用紙上に溶融定着される。そ
の後、用紙は排紙トレイに排紙されるようになってい
る。
【0003】手差し給紙台は別として、一般の給紙装置
は、装置筐体内部に設けられていてユーザ(オペレー
タ)の目には触れないため、給紙装置内に用紙があるの
かどうかについては、給紙装置を筐体外に引き出さない
限りはユーザには判らないようになっている。
【0004】そこで、複写機やプリンタ装置、ファクシ
ミリ装置等の画像形成装置においては、用紙の有無を検
知する用紙有無センサを給紙装置内に設け、給紙装置内
に用紙が無いことを用紙有無センサで検知した場合に
は、操作パネル上の表示等によってユーザに対して給紙
装置内に用紙が無いことを報知するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の複写
機やプリンタ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置
においては、例えば複数ページ分の画像データに従って
画像形成動作をしている際に給紙装置内の用紙が無くな
ってしまった場合、画像形成装置は給紙装置内に用紙が
補充されるまで次ページ以降の画像形成動作を中止する
ようにしている。
【0006】しかしながら、給紙装置内の用紙が無くな
る度に画像形成動作を中止するのでは、作業効率が低下
してしまうという問題がある。
【0007】加えて、大量に画像形成する場合には、ユ
ーザは、画像形成前に給紙装置を筐体外に引き出し、用
紙の残量を予め確認する必要があった。
【0008】なお、一の給紙装置内に用紙が無い場合に
は、他の給紙装置内に収納されている同一サイズの用紙
に自動的に切り替えて給紙することも考えられている
が、用紙サイズが同一であっても用紙方向が異なる場合
があり、このように用紙方向が異なってしまうとソート
処理やステープル処理を行っている場合には不都合を生
じてしまっていた。
【0009】本発明の目的は、作業効率を向上させるこ
とができる画像形成装置を提供することである。
【0010】本発明の目的は、例えば複数ページ分の画
像データに従って画像形成している際に給紙装置内の用
紙が無くなってしまった場合に給紙装置の用紙収納部内
に用紙が補充されるまで次ページ以降の画像形成動作を
中止するというような非効率的な処理が発生しなくなる
画像形成装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像形成装置は、シート状の用紙を積載して収納する用紙
収納部と、この用紙収納部に収納された前記用紙を積載
状態から一枚ずつ分離して給紙搬送する給紙搬送手段
と、を少なくとも1以上有する給紙装置と、この給紙装
置から給紙搬送された前記用紙に対して所定の画像を形
成する画像形成部と、前記用紙収納部に収納されている
前記用紙の重量を測定する重量センサと、この重量セン
サからの出力に応じて前記用紙収納部内の用紙残量枚数
を算出する用紙残量算出手段と、この用紙残量算出手段
によって算出された用紙残量枚数を報知する残量枚数報
知手段と、を備える。
【0012】したがって、画像形成前に用紙収納部を引
き出して用紙の残量を予め確認しなくとも用紙収納部内
の用紙残量枚数を確認することが可能になる。これによ
り、画像形成前に用紙収納部を無駄に引き出す必要がな
くなるとともに、用紙が無くなる前の適切なタイミング
で用紙を補充しさえすれば用紙切れを生じさせずに画像
形成動作を続けることが可能になるので、作業効率を向
上させることが可能になる。
【0013】請求項2記載の発明の画像形成装置は、シ
ート状の用紙を積載して収納する用紙収納部と、この用
紙収納部に収納された前記用紙を積載状態から一枚ずつ
分離して給紙搬送する給紙搬送手段と、を少なくとも1
以上有する給紙装置と、この給紙装置から給紙搬送され
た前記用紙に対して所定の画像を形成する画像形成部
と、所定の位置から前記用紙収納部に収納されている前
記用紙の中で最上位に位置する前記用紙までの距離を測
定する距離センサと、この距離センサからの出力に応じ
て前記用紙収納部内の用紙残量枚数を算出する用紙残量
算出手段と、この用紙残量算出手段によって算出された
用紙残量枚数を報知する残量枚数報知手段と、を備え
る。
【0014】したがって、画像形成前に用紙収納部を引
き出して用紙の残量を予め確認しなくとも用紙収納部内
の用紙残量枚数を確認することが可能になる。これによ
り、画像形成前に用紙収納部を無駄に引き出す必要がな
くなるとともに、用紙が無くなる前の適切なタイミング
で用紙を補充しさえすれば用紙切れを生じさせずに画像
形成動作を続けることが可能になるので、作業効率を向
上させることが可能になる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の画像形成装置において、前記画像形成部で画像形
成に供される前記用紙の設定枚数が、前記用紙残量算出
手段によって算出された前記用紙収納部内の用紙残量枚
数で足りるか否かを確認する画像形成可否確認手段と、
画像形成に供される前記用紙の設定枚数が前記用紙収納
部内の用紙残量枚数では足りないことが前記画像形成可
否確認手段により確認された場合には、画像形成不可で
ある旨を報知するエラー報知手段と、を備える。
【0016】したがって、画像形成途中で用紙切れが発
生することを事前に察知した場合には、画像形成不可で
ある旨を報知して画像形成は行わない。これにより、例
えば複数ページ分の画像データに従って画像形成してい
る際に給紙装置内の用紙が無くなってしまった場合、給
紙装置の用紙収納部内に用紙が補充されるまで次ページ
以降の画像形成動作を中止するというような非効率的な
処理が発生しなくなる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の画像形成装置において、前記画像形成部で画像形
成に供される前記用紙の設定枚数が、前記用紙残量算出
手段によって算出された前記用紙収納部内の用紙残量枚
数で足りるか否かを確認する画像形成可否確認手段と、
画像形成に供される前記用紙の設定枚数が一の前記給紙
装置の前記用紙収納部内の用紙残量枚数では足りないこ
とが前記画像形成可否確認手段により確認された場合に
は、同一サイズの用紙が収納されている他の前記給紙装
置があるか否かを判断する同一用紙検出手段と、この同
一用紙検出手段によって同一サイズの用紙が収納されて
いる他の前記給紙装置があった場合には、画像形成に供
される前記用紙の枚数が、他の前記給紙装置の前記用紙
収納部内の用紙残量枚数で足りるか否かを確認する画像
形成可否再確認手段と、画像形成に供される前記用紙の
枚数が他の前記給紙装置の前記用紙収納部内の用紙残量
枚数でも足りないことが前記画像形成可否確認手段によ
り確認された場合には、画像形成不可である旨を報知す
るエラー報知手段と、を備える。
【0018】したがって、画像形成途中で用紙切れが発
生することを事前に察知した場合には、画像形成不可で
ある旨を報知して画像形成は行わない。これにより、例
えば複数ページ分の画像データに従って画像形成してい
る際に給紙装置内の用紙が無くなってしまった場合に給
紙装置の用紙収納部内に用紙が補充されるまで次ページ
以降の画像形成動作を中止するというような非効率的な
処理が発生しなくなる。
【0019】加えて、同一サイズの用紙が収納されてい
る他の給紙装置があり、かつ、画像形成に供される用紙
の枚数が他の給紙装置の用紙収納部内の用紙残量枚数で
足りる場合には、他の給紙装置の用紙収納部内に収納さ
れている用紙を積載状態から一枚ずつ分離して給紙搬送
して画像形成に供するので、作業効率の向上を図ること
が可能になる。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項1または2
記載の画像形成装置において、前記画像形成部で画像形
成に供される前記用紙の設定枚数が、前記用紙残量算出
手段によって算出された前記用紙収納部内の用紙残量枚
数で足りるか否かを確認する画像形成可否確認手段と、
画像形成に供される前記用紙の設定枚数が一の前記給紙
装置の前記用紙収納部内の用紙残量枚数では足りないこ
とが前記画像形成可否確認手段により確認された場合に
は、同一サイズかつ同一給紙方向の用紙が収納されてい
る他の前記給紙装置があるか否かを判断する同一用紙検
出手段と、この同一用紙検出手段によって同一サイズか
つ同一給紙方向の用紙が収納されている他の前記給紙装
置があった場合には、画像形成に供される前記用紙の枚
数が、他の前記給紙装置の前記用紙収納部内の用紙残量
枚数で足りるか否かを確認する画像形成可否再確認手段
と、画像形成に供される前記用紙の枚数が他の前記給紙
装置の前記用紙収納部内の用紙残量枚数でも足りないこ
とが前記画像形成可否確認手段により確認された場合に
は、画像形成不可である旨を報知するエラー報知手段
と、を備える。
【0021】したがって、画像形成途中で用紙切れが発
生することを事前に察知した場合には、画像形成不可で
ある旨を報知して画像形成は行わない。これにより、例
えば複数ページ分の画像データに従って画像形成してい
る際に給紙装置内の用紙が無くなってしまった場合に給
紙装置の用紙収納部内に用紙が補充されるまで次ページ
以降の画像形成動作を中止するというような非効率的な
処理が発生しなくなる。
【0022】加えて、同一サイズかつ同一給紙方向の用
紙が収納されている他の給紙装置があり、かつ、画像形
成に供される用紙の枚数が他の給紙装置の用紙収納部内
の用紙残量枚数で足りる場合には、他の給紙装置の用紙
収納部内に収納されている用紙を積載状態から一枚ずつ
分離して給紙搬送して画像形成に供するので、作業効率
の向上を図ることが可能になる。
【0023】さらに、同一サイズかつ同一給紙方向の用
紙が収納されている場合に限り他の給紙装置に収納され
ている用紙を用いるので、ソート処理やステープル処理
の際に用紙サイズが同一であっても用紙の給紙方向が異
なることによる不都合が生じることはない。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図4に基づいて説明する。本実施の形態は、画像
形成装置として複写機へと適用した一例である。
【0025】図1は、複写機1を示す縦断面図である。
複写機1の筐体2内には、筐体2の上側に配置された画
像読取ユニット3と、画像読取ユニット3の下側に配置
された画像形成部である画像形成ユニット4と、筐体2
内下側に配置された給紙装置としての給紙ユニット5と
から形成されている。
【0026】画像読取ユニット3には、上面に原稿が載
置されるコンタクトガラス6が設けられている。このコ
ンタクトガラス6の下側には、照明ランプ7とミラー8
とが搭載された第1走行体9と、ミラー10、11が搭
載された第2走行体12とが、図示しないモータによっ
て副走査方向に2:1の速度比で移動可能に設けられて
いる。ミラー11からの反射光路上には、結像レンズ1
3を介してCCD(Charge Coupled Device)14が配
置されている。
【0027】画像形成ユニット4内には、給紙ユニット
5から給紙された用紙を画像形成部15、定着器16を
経由して排紙トレイ17へ案内する用紙案内路18が形
成されている。画像形成部15には、感光体19が配置
されている。この感光体19の周囲には、感光体19の
表面を一様に帯電させる帯電器20、感光体19の表面
を露光走査することで潜像を形成するLD(レーザダイ
オード)を有する露光器21、潜像に対してトナーを付
着させることでトナー像を形成する現像器22、このト
ナー像を給紙ユニット5から給紙された用紙に転写させ
る転写器23、一対のローラ24、25に巻回されて用
紙を所定方向へ搬送する搬送ベルト26、および、感光
体19表面に残存するトナーを除去するクリーナー27
が設けられている。画像形成部15によりトナー像が転
写された用紙は、定着器16により加圧および加熱され
ることによりトナー像が定着される。
【0028】給紙ユニット5には、筐体2に対して、図
1中紙面手前側にスライド自在に収納されて、それぞれ
が複数枚のシート状の用紙を積載して収納する用紙収納
部である給紙トレイ28、29および大量給紙トレイ3
0が設けられている。
【0029】これらの給紙トレイ28、29および大量
給紙トレイ30に積層保持された用紙は、給紙方向下流
側(図1中右側)にそれぞれ設けられた給紙搬送手段とし
て機能する給紙部32により、画像形成ユニット4に向
けて1枚ずつ分離給送される。なお、給紙部32は、圧
接された最上位の用紙を給紙方向下流側へ向けて送り出
すピックアップローラ33、ピックアップローラ33に
より送り出された用紙を1枚ずつ分離する分離ローラ3
4、35により形成されている。
【0030】給紙部32によって分離された用紙は、搬
送ローラ37によって給紙ユニット5中の所定の搬送経
路を搬送されて画像形成ユニット4に排紙される。
【0031】なお、大量給紙トレイ30については詳細
な説明を省略するが、給紙トレイ28、29では、給紙
トレイ28、29の下方に設けられた付勢部材36によ
って用紙を上方へ付勢することにより、ピックアップロ
ーラ33に用紙を圧接させている。
【0032】次に、複写機1に内蔵された各部の電気的
接続について図2を参照して説明する。なお、図2にお
いて太線で記した矢印は、画像データの移動を示したも
のである。複写機1には、各部を集中的に制御するCP
U(Central Processing Unit)41、ROM(Read On
ly Memory)42、RAM(Random Access Memory)4
3、不揮発性RAM44、タイマーTが備えられてい
る。ROM42には、制御プログラムのほかに、後述す
る操作パネルを形成するLCD48の表示用の言語デー
タ(文字フォント、テキスト、アイコン用ビットマップ
データ)も格納されている。RAM43は、プログラム
実行用のワークメモリとして機能する。不揮発性RAM
44は、電源が遮断されても覚えておく必要のある設定
内容や機械状態を記憶しておくためのものである。タイ
マーTは、経過時間や一定時間の算出に利用される。
【0033】CPU41には、CCD14の他、読取制
御部45、画像処理部46、書込制御部47の各制御部
がアドレスバス、データバスを介して接続されており、
各部はROM42に格納された制御プログラムに基づい
てCPU41により制御される。詳細には、コンタクト
ガラス6上にセットされた原稿はCCD14にて読み取
られ、読取制御部45に送られる。この読取制御部45
では、画像データのA/D変換等が行われる。画像デー
タは、読取制御部45から画像処理部46に送られて所
定の画像処理がなされた後、書込制御部47へと送信さ
れる。そして、画像データは、書込制御部47からLD
21に出力され、LD21により感光体19に静電潜像
の光書き込みが行われることになる。
【0034】また、CPU41には各種のステッピング
モータMが接続されており、ステッピングモータMによ
り駆動される画像読取ユニット3内の第1走行体9や第
2走行体12、および、画像形成ユニット4内の感光体
19等の画像形成系の各部や給紙部32等の給紙系の各
部は、ROM42に格納された制御プログラムに基づい
てCPU41により制御される。
【0035】さらに、複写機1には操作パネルを形成す
るLCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレ
イ)48が設けられており、LCD制御部49は、この
LCD制御部49を介してCPU41によってVRAM
50に展開されたビットマップをLCD48に転送表示
することにより、LCD48上に表示される操作画面を
切り替える。このLCD48には、タッチパネル(図示
せず)が備えられており、各種キー51としての機能が
備えられている。これらのキー51としては、置数キ
ー、スタートキーなどがあり、これらのキー51は入力
ポート52を介してCPU41がリードする。
【0036】加えて、本実施の形態の複写機1の給紙ト
レイ28、29および大量給紙トレイ30には、収納さ
れている用紙を含む給紙トレイ28、29および大量給
紙トレイ30の各部の総重量を測定するための重量セン
サであるセンサS1、給紙トレイ28、29および大量
給紙トレイ30が筐体2に収納されているのを検出する
ためのセンサS2、給紙トレイ28、29および大量給
紙トレイ30に用紙が収納されているか否かの有無を検
出するセンサS3、給紙トレイ28、29および大量給
紙トレイ30に収納されている用紙のサイズを検出する
センサS4がそれぞれ設けられており、これらのセンサ
S1,S2,S3,S4も、ROM42に格納された制
御プログラムに基づいてCPU41により制御される。
【0037】続いて、制御プログラムがCPU41に実
行させる機能の中で、本実施の形態の複写機1において
実行される特長的な機能について、給紙トレイ28での
処理を例に以下において説明する。
【0038】ここで、図3は複写機1における用紙残量
算出処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
かかる処理は、用紙残量算出手段の機能を実現するもの
である。図3に示すように、用紙残量算出処理は、ま
ず、給紙トレイ28が筐体2に収納されたことをセンサ
S2で検出すると(ステップS1のY)、給紙トレイ2
8内に用紙が収納されているか否かがセンサS3の検出
に基づいて判断される(ステップS2)。
【0039】給紙トレイ28内に用紙が収納されていな
い場合には(ステップS2のN)、給紙トレイ28の重
量やセンサS1の検出のばらつきを補正するため、給紙
トレイ28内に用紙をセットしない状態のセンサ入力値
(初期値)N1をセンサS1により測定し(ステップS
3)、測定結果を不揮発性RAM44へ記憶し(ステッ
プS4)、ステップS8に進む。
【0040】一方、給紙トレイ28内に用紙が収納され
ている場合には(ステップS2のY)、画像形成のため
に用紙が一枚ずつ給紙される度にこの給紙トレイ28の
総重量であるセンサ入力値N2をセンサS1により測定
し(ステップS5)、測定結果を不揮発性RAM44へ
記憶する(ステップS6)。
【0041】続くステップS7においては、用紙が一枚
ずつ給紙される際のセンサ入力値N2の変化量から用紙
残量がゼロとなる初期値N1に達するまでの枚数が算出
され、その用紙残量枚数がLCD48上に表示される。
ここに、残量枚数報知手段の機能が実行される。
【0042】ここで、図4は用紙残量とセンサ入力値の
関係を示すグラフである。画像形成が行われると図4に
示すように変化するデータが得られることより、単純計
算では、X回目の測定時には、 (NX−N1)/(NX+1−NX) が残量用紙枚数となる。
【0043】前述したステップS5〜S7の処理は、給
紙トレイ28が筐体2から引き出されたことをセンサS
2で検出するまで(ステップS8のY)、繰り返され
る。
【0044】ここに、画像形成前に給紙トレイ28、2
9または大量給紙トレイ30を引き出して用紙の残量を
予め確認しなくとも給紙トレイ28、29または大量給
紙トレイ30内の用紙残量枚数を確認することが可能に
なる。これにより、画像形成前に給紙トレイ28、29
または大量給紙トレイ30を無駄に引き出す必要がなく
なるとともに、用紙が無くなる前の適切なタイミングで
用紙を補充しさえすれば用紙切れを生じさせずに画像形
成動作を続けることが可能になるので、作業効率を向上
させることが可能になる。
【0045】本発明の第二の実施の形態を図5および図
6に基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施の形
態において説明した部分と同一部分については同一符号
を用い、説明も省略する。第一の実施の形態の複写機1
では、給紙トレイ28、29および収納されている用紙
を含む給紙トレイ28、29および大量給紙トレイ30
の各部の総重量を測定するための重量センサをセンサS
1として用いたが、本実施の形態の複写機1において
は、給紙トレイ28、29および大量給紙トレイ30の
各部の上方に位置し、給紙トレイ28、29および大量
給紙トレイ30の各部に収納されている用紙の中で最上
位に位置する用紙までの距離を測定する距離センサをセ
ンサS1として用いたものである。
【0046】ここで、図5は複写機1における用紙残量
算出処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
かかる処理は、用紙残量算出手段の機能を実現するもの
である。図5に示すように、用紙残量算出処理は、ま
ず、給紙トレイ28が筐体2に収納されたことをセンサ
S2で検出すると(ステップS11のY)、給紙トレイ
28内に用紙が収納されているか否かがセンサS3の検
出に基づいて判断される(ステップS12)。
【0047】給紙トレイ28内に用紙が収納されていな
い場合には(ステップS12のN)、給紙トレイ28の
位置やセンサS1の検出のばらつきを補正するため、給
紙トレイ28内に用紙をセットしない状態のセンサ入力
値(初期値)L1をセンサS1により測定し(ステップ
S13)、測定結果を不揮発性RAM44へ記憶し(ス
テップS14)、ステップS18に進む。
【0048】一方、給紙トレイ28内に用紙が収納され
ている場合には(ステップS12のY)、画像形成のた
めに用紙が一枚ずつ給紙される度にこの給紙トレイ28
の最上位に位置する用紙までの距離であるセンサ入力値
L2をセンサS1により測定し(ステップS15)、測
定結果を不揮発性RAM44へ記憶する(ステップS1
6)。
【0049】続くステップS17においては、用紙が一
枚ずつ給紙される際のセンサ入力値L2の変化量から用
紙残量がゼロとなる初期値L1に達するまでの枚数が算
出され、その用紙残量枚数がLCD48上に表示され
る。ここに、残量枚数報知手段の機能が実行される。
【0050】ところで、画像形成が行われると図6に示
すように変化するデータが得られるが、用紙の残量が多
い場合は用紙の自重により給紙トレイ28内の用紙同士
の密度が高まっているので、用紙が一枚ずつ給紙される
毎の最上面の用紙までの距離の変化は必ずしも一定では
ない。つまり、通紙一枚あたりの変化量を1次直線で表
すことができない。通紙一枚あたりの変化量を1次直線
で表すことができれば、単純計算では、X回目の測定時
には、 (LX−L1)/(LX+1−LX) が残量用紙枚数となるが、多次元の曲線で予測しなけれ
ばならないことから、N回分の測定データがあれば、N
次方程式の解が得られることになる。
【0051】前述したステップS15〜S17の処理
は、給紙トレイ28が筐体2から引き出されたことをセ
ンサS2で検出するまで(ステップS18のY)、繰り
返される。
【0052】ここに、画像形成前に給紙トレイ28、2
9または大量給紙トレイ30を引き出して用紙の残量を
予め確認しなくとも給紙トレイ28、29または大量給
紙トレイ30内の用紙残量枚数を確認することが可能に
なる。これにより、画像形成前に給紙トレイ28、29
または大量給紙トレイ30を無駄に引き出す必要がなく
なるとともに、用紙が無くなる前の適切なタイミングで
用紙を補充しさえすれば用紙切れを生じさせずに画像形
成動作を続けることが可能になるので、作業効率を向上
させることが可能になる。
【0053】本発明の第三の実施の形態を図7に基づい
て説明する。なお、本発明の第一の実施の形態または第
二の実施の形態において説明した部分と同一部分につい
ては同一符号を用い、説明も省略する。
【0054】ここで、図7は複写機1における画像形成
処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図7
に示すように、画像形成処理において、画像形成命令が
あったページ数よりも給紙トレイ28に収納されている
現在の用紙残量が少ない場合には(ステップS21の
N)、ステップS22に進み、給紙トレイ29または大
量給紙トレイ30に同一サイズの用紙があるか否かを判
断する。つまり、ステップS21において画像形成可否
確認手段の機能が実行され、ステップS22において同
一用紙検出手段の機能が実行される。なお、本実施の形
態においては、同一サイズの用紙であっても用紙方向が
異なる場合には、同一サイズの用紙ではないものとす
る。
【0055】そして、給紙トレイ29または大量給紙ト
レイ30に同一サイズの用紙が無い場合には(ステップ
S22のN)、LCD48に用紙が足りない旨のエラー
メッセージを表示し(ステップS23)、画像形成を行
わずに処理を終了する。つまり、ステップS23におい
てエラー報知手段の機能が実行される。
【0056】また、給紙トレイ29または大量給紙トレ
イ30に同一サイズの用紙が有った場合には(ステップ
S22のY)、ステップS24に進み、画像形成命令が
あったページ数よりも収納されている用紙残量が多いか
否かを判断する。ここに、画像形成可否再確認手段の機
能が実行される。
【0057】画像形成命令があったページ数よりも収納
されている用紙残量が多い、または、同数の場合には
(ステップS24のY)、同一サイズの用紙が有る給紙
トレイ29または大量給紙トレイ30から給紙し(ステ
ップS25)、画像形成を行う(ステップS26)。
【0058】また、画像形成命令があったページ数より
も収納されている用紙残量が少ない場合には(ステップ
S24のN)、LCD48に用紙が足りない旨のエラー
メッセージを表示し(ステップS23)、画像形成を行
わずに処理を終了する。
【0059】一方、画像形成命令があったページ数より
も給紙トレイ28に収納されている現在の用紙残量が多
い、または、同数の場合には(ステップS21のY)、
そのまま画像形成を行う(ステップS27)。
【0060】ここに、画像形成途中で用紙切れが発生す
ることを事前に察知した場合には、画像形成不可である
旨を報知して画像形成は行わない。これにより、例えば
複数ページ分の画像データに従って画像形成している際
に用紙収納部(例えば、給紙トレイ28)内の用紙が無
くなってしまった場合に用紙収納部(例えば、給紙トレ
イ28)内に用紙が補充されるまで次ページ以降の画像
形成動作を中止するというような非効率的な処理が発生
しなくなる。
【0061】加えて、同一サイズかつ同一給紙方向の用
紙が収納されている他の用紙収納部(例えば、給紙トレ
イ29または大量給紙トレイ30)があり、かつ、画像
形成に供される用紙の枚数が他の用紙収納部(例えば、
給紙トレイ29または大量給紙トレイ30)内の用紙残
量枚数で足りる場合には、他の用紙収納部(例えば、給
紙トレイ29または大量給紙トレイ30)内に収納され
ている用紙を積載状態から一枚ずつ分離して給紙搬送し
て画像形成に供するので、作業効率の向上を図ることが
可能になる。
【0062】さらに、同一サイズかつ同一給紙方向の用
紙が収納されている場合に限り他の用紙収納部(例え
ば、給紙トレイ29または大量給紙トレイ30)に収納
されている用紙を用いるので、ソート処理やステープル
処理の際に用紙サイズが同一であっても用紙の給紙方向
が異なることによる不都合が生じることはない。
【0063】なお、ソート処理やステープル処理を実行
していない場合には、他の用紙収納部(例えば、給紙ト
レイ29または大量給紙トレイ30)に収納されている
用紙が、一の用紙収納部(例えば、給紙トレイ28)に
収納されている用紙と同一サイズであれば良く、必ずし
も同一給紙方向でなくとも良い。
【0064】なお、複数の画像形成装置がネットワーク
接続されている場合には、他の給紙装置として一の画像
形成装置に限らずに、他の画像形成装置の給紙装置を選
択対象としても良い。これは、プリンタドライバやユー
ティリティの仕様によって実現できる。
【0065】なお、各実施の形態においては、画像形成
装置として複写機1を例にとって説明したが、これに限
るものではなく、他にプリンタ装置やファクシミリ装置
等であっても良い。さらに、画像形成方式についても電
子写真方式に限るものではなく、インクジェット方式、
昇華型熱転写方式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、
溶融型熱転写方式などの他の方式であっても良い。
【0066】また、画像形成装置としてパーソナルコン
ピュータ等に接続されたプリンタ装置等を適用した場合
には、用紙が足りない旨のエラーメッセージをパーソナ
ルコンピュータのディスプレイに表示するようにしても
良い。
【0067】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像形成装置によ
れば、シート状の用紙を積載して収納する用紙収納部
と、この用紙収納部に収納された前記用紙を積載状態か
ら一枚ずつ分離して給紙搬送する給紙搬送手段と、を少
なくとも1以上有する給紙装置と、この給紙装置から給
紙搬送された前記用紙に対して所定の画像を形成する画
像形成部と、前記用紙収納部に収納されている前記用紙
の重量を測定する重量センサと、この重量センサからの
出力に応じて前記用紙収納部内の用紙残量枚数を算出す
る用紙残量算出手段と、この用紙残量算出手段によって
算出された用紙残量枚数を報知する残量枚数報知手段
と、を備え、画像形成前に用紙収納部を引き出して用紙
の残量を予め確認しなくとも用紙収納部内の用紙残量枚
数を確認することができるようにしたことにより、画像
形成前に用紙収納部を無駄に引き出す必要がなくなると
ともに、用紙が無くなる前の適切なタイミングで用紙を
補充しさえすれば用紙切れを生じさせずに画像形成動作
を続けることができるので、作業効率を向上させること
ができる。
【0068】請求項2記載の発明の画像形成装置によれ
ば、シート状の用紙を積載して収納する用紙収納部と、
この用紙収納部に収納された前記用紙を積載状態から一
枚ずつ分離して給紙搬送する給紙搬送手段と、を少なく
とも1以上有する給紙装置と、この給紙装置から給紙搬
送された前記用紙に対して所定の画像を形成する画像形
成部と、所定の位置から前記用紙収納部に収納されてい
る前記用紙の中で最上位に位置する前記用紙までの距離
を測定する距離センサと、この距離センサからの出力に
応じて前記用紙収納部内の用紙残量枚数を算出する用紙
残量算出手段と、この用紙残量算出手段によって算出さ
れた用紙残量枚数を報知する残量枚数報知手段と、を備
え、画像形成前に用紙収納部を引き出して用紙の残量を
予め確認しなくとも用紙収納部内の用紙残量枚数を確認
することができることにより、画像形成前に用紙収納部
を無駄に引き出す必要がなくなるとともに、用紙が無く
なる前の適切なタイミングで用紙を補充しさえすれば用
紙切れを生じさせずに画像形成動作を続けることができ
るので、作業効率を向上させることができる。
【0069】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の画像形成装置において、前記画像形成部で
画像形成に供される前記用紙の設定枚数が、前記用紙残
量算出手段によって算出された前記用紙収納部内の用紙
残量枚数で足りるか否かを確認する画像形成可否確認手
段と、画像形成に供される前記用紙の設定枚数が前記用
紙収納部内の用紙残量枚数では足りないことが前記画像
形成可否確認手段により確認された場合には、画像形成
不可である旨を報知するエラー報知手段と、を備え、画
像形成途中で用紙切れが発生することを事前に察知した
場合には、画像形成不可である旨を報知して画像形成は
行わないことにより、例えば複数ページ分の画像データ
に従って画像形成している際に給紙装置内の用紙が無く
なってしまった場合、給紙装置の用紙収納部内に用紙が
補充されるまで次ページ以降の画像形成動作を中止する
というような非効率的な処理が発生しなくなる。
【0070】請求項4記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の画像形成装置において、前記画像形成部で
画像形成に供される前記用紙の設定枚数が、前記用紙残
量算出手段によって算出された前記用紙収納部内の用紙
残量枚数で足りるか否かを確認する画像形成可否確認手
段と、画像形成に供される前記用紙の設定枚数が一の前
記給紙装置の前記用紙収納部内の用紙残量枚数では足り
ないことが前記画像形成可否確認手段により確認された
場合には、同一サイズの用紙が収納されている他の前記
給紙装置があるか否かを判断する同一用紙検出手段と、
この同一用紙検出手段によって同一サイズの用紙が収納
されている他の前記給紙装置があった場合には、画像形
成に供される前記用紙の枚数が、他の前記給紙装置の前
記用紙収納部内の用紙残量枚数で足りるか否かを確認す
る画像形成可否再確認手段と、画像形成に供される前記
用紙の枚数が他の前記給紙装置の前記用紙収納部内の用
紙残量枚数でも足りないことが前記画像形成可否確認手
段により確認された場合には、画像形成不可である旨を
報知するエラー報知手段と、を備え、画像形成途中で用
紙切れが発生することを事前に察知した場合には、画像
形成不可である旨を報知して画像形成は行わないことに
より、例えば複数ページ分の画像データに従って画像形
成している際に給紙装置内の用紙が無くなってしまった
場合に給紙装置の用紙収納部内に用紙が補充されるまで
次ページ以降の画像形成動作を中止するというような非
効率的な処理が発生しなくなる。加えて、同一サイズの
用紙が収納されている他の給紙装置があり、かつ、画像
形成に供される用紙の枚数が他の給紙装置の用紙収納部
内の用紙残量枚数で足りる場合には、他の給紙装置の用
紙収納部内に収納されている用紙を積載状態から一枚ず
つ分離して給紙搬送して画像形成に供するので、作業効
率の向上を図ることができる。
【0071】請求項5記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の画像形成装置において、前記画像形成部で
画像形成に供される前記用紙の設定枚数が、前記用紙残
量算出手段によって算出された前記用紙収納部内の用紙
残量枚数で足りるか否かを確認する画像形成可否確認手
段と、画像形成に供される前記用紙の設定枚数が一の前
記給紙装置の前記用紙収納部内の用紙残量枚数では足り
ないことが前記画像形成可否確認手段により確認された
場合には、同一サイズかつ同一給紙方向の用紙が収納さ
れている他の前記給紙装置があるか否かを判断する同一
用紙検出手段と、この同一用紙検出手段によって同一サ
イズかつ同一給紙方向の用紙が収納されている他の前記
給紙装置があった場合には、画像形成に供される前記用
紙の枚数が、他の前記給紙装置の前記用紙収納部内の用
紙残量枚数で足りるか否かを確認する画像形成可否再確
認手段と、画像形成に供される前記用紙の枚数が他の前
記給紙装置の前記用紙収納部内の用紙残量枚数でも足り
ないことが前記画像形成可否確認手段により確認された
場合には、画像形成不可である旨を報知するエラー報知
手段と、を備え、画像形成途中で用紙切れが発生するこ
とを事前に察知した場合には、画像形成不可である旨を
報知して画像形成は行わないことにより、例えば複数ペ
ージ分の画像データに従って画像形成している際に給紙
装置内の用紙が無くなってしまった場合に給紙装置の用
紙収納部内に用紙が補充されるまで次ページ以降の画像
形成動作を中止するというような非効率的な処理が発生
しなくなる。加えて、同一サイズかつ同一給紙方向の用
紙が収納されている他の給紙装置があり、かつ、画像形
成に供される用紙の枚数が他の給紙装置の用紙収納部内
の用紙残量枚数で足りる場合には、他の給紙装置の用紙
収納部内に収納されている用紙を積載状態から一枚ずつ
分離して給紙搬送して画像形成に供するので、作業効率
の向上を図ることができる。さらに、同一サイズかつ同
一給紙方向の用紙が収納されている場合に限り他の給紙
装置に収納されている用紙を用いるので、ソート処理や
ステープル処理の際に用紙サイズが同一であっても用紙
の給紙方向が異なることによる不都合が生じることはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の複写機を示す縦断
面図である。
【図2】複写機に内蔵された各部の電気的接続を示すブ
ロック図である。
【図3】複写機における用紙残量算出処理の流れを概略
的に示すフローチャートである。
【図4】用紙残量とセンサ入力値の関係を示すグラフで
ある。
【図5】本発明の第二の実施の形態の複写機における用
紙残量算出処理の流れを概略的に示すフローチャートで
ある。
【図6】用紙残量とセンサ入力値の関係を示すグラフで
ある。
【図7】本発明の第三の実施の形態の複写機における画
像形成処理の流れを概略的に示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置 4 画像形成部 5 給紙装置 28,29,30 用紙収納部 32 給紙搬送手段 S1 重量センサ、距離センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 370 G03G 21/00 370 386 386 Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ06 AS02 HK11 HK16 HN15 LL03 2H027 DA36 DA42 DC18 DC19 EC20 EE07 EF06 FA02 FA05 GA42 GB03 2H072 AA01 AA12 AA24 AA25 AA27 AB22 AB27 3F048 AA02 AA04 AA05 AB01 BA02 BA03 BA07 BC03 CA01 CB03 DA01 EB02 3F343 FA02 FB02 FB03 FB04 GA03 GB01 GC01 GD01 HA37 HC28 HD18 LC04 LC17 MA02 MA03 MA24 MA26 MA28 MC21 MC27 MC28

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の用紙を積載して収納する用紙
    収納部と、この用紙収納部に収納された前記用紙を積載
    状態から一枚ずつ分離して給紙搬送する給紙搬送手段
    と、を少なくとも1以上有する給紙装置と、 この給紙装置から給紙搬送された前記用紙に対して所定
    の画像を形成する画像形成部と、 前記用紙収納部に収納されている前記用紙の重量を測定
    する重量センサと、 この重量センサからの出力に応じて前記用紙収納部内の
    用紙残量枚数を算出する用紙残量算出手段と、 この用紙残量算出手段によって算出された用紙残量枚数
    を報知する残量枚数報知手段と、を備える画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 シート状の用紙を積載して収納する用紙
    収納部と、この用紙収納部に収納された前記用紙を積載
    状態から一枚ずつ分離して給紙搬送する給紙搬送手段
    と、を少なくとも1以上有する給紙装置と、 この給紙装置から給紙搬送された前記用紙に対して所定
    の画像を形成する画像形成部と、 所定の位置から前記用紙収納部に収納されている前記用
    紙の中で最上位に位置する前記用紙までの距離を測定す
    る距離センサと、 この距離センサからの出力に応じて前記用紙収納部内の
    用紙残量枚数を算出する用紙残量算出手段と、 この用紙残量算出手段によって算出された用紙残量枚数
    を報知する残量枚数報知手段と、を備える画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成部で画像形成に供される前
    記用紙の設定枚数が、前記用紙残量算出手段によって算
    出された前記用紙収納部内の用紙残量枚数で足りるか否
    かを確認する画像形成可否確認手段と、 画像形成に供される前記用紙の設定枚数が前記用紙収納
    部内の用紙残量枚数では足りないことが前記画像形成可
    否確認手段により確認された場合には、画像形成不可で
    ある旨を報知するエラー報知手段と、を備える請求項1
    または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成部で画像形成に供される前
    記用紙の設定枚数が、前記用紙残量算出手段によって算
    出された前記用紙収納部内の用紙残量枚数で足りるか否
    かを確認する画像形成可否確認手段と、 画像形成に供される前記用紙の設定枚数が一の前記給紙
    装置の前記用紙収納部内の用紙残量枚数では足りないこ
    とが前記画像形成可否確認手段により確認された場合に
    は、同一サイズの用紙が収納されている他の前記給紙装
    置があるか否かを判断する同一用紙検出手段と、 この同一用紙検出手段によって同一サイズの用紙が収納
    されている他の前記給紙装置があった場合には、画像形
    成に供される前記用紙の枚数が、他の前記給紙装置の前
    記用紙収納部内の用紙残量枚数で足りるか否かを確認す
    る画像形成可否再確認手段と、 画像形成に供される前記用紙の枚数が他の前記給紙装置
    の前記用紙収納部内の用紙残量枚数でも足りないことが
    前記画像形成可否確認手段により確認された場合には、
    画像形成不可である旨を報知するエラー報知手段と、を
    備える請求項1または2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成部で画像形成に供される前
    記用紙の設定枚数が、前記用紙残量算出手段によって算
    出された前記用紙収納部内の用紙残量枚数で足りるか否
    かを確認する画像形成可否確認手段と、 画像形成に供される前記用紙の設定枚数が一の前記給紙
    装置の前記用紙収納部内の用紙残量枚数では足りないこ
    とが前記画像形成可否確認手段により確認された場合に
    は、同一サイズかつ同一給紙方向の用紙が収納されてい
    る他の前記給紙装置があるか否かを判断する同一用紙検
    出手段と、 この同一用紙検出手段によって同一サイズかつ同一給紙
    方向の用紙が収納されている他の前記給紙装置があった
    場合には、画像形成に供される前記用紙の枚数が、他の
    前記給紙装置の前記用紙収納部内の用紙残量枚数で足り
    るか否かを確認する画像形成可否再確認手段と、 画像形成に供される前記用紙の枚数が他の前記給紙装置
    の前記用紙収納部内の用紙残量枚数でも足りないことが
    前記画像形成可否確認手段により確認された場合には、
    画像形成不可である旨を報知するエラー報知手段と、を
    備える請求項1または2記載の画像形成装置。
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