JP2703966B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2703966B2
JP2703966B2 JP64000447A JP44789A JP2703966B2 JP 2703966 B2 JP2703966 B2 JP 2703966B2 JP 64000447 A JP64000447 A JP 64000447A JP 44789 A JP44789 A JP 44789A JP 2703966 B2 JP2703966 B2 JP 2703966B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、たとえばパーソナルコンピュータなどの外
部のホスト機器と電気的に接続され、そのホスト機器か
ら送られる画像情報に応じた画像形成を電子写真プロセ
スを用いて行なう電子写真方式のレーザープリンタなど
の画像形成装置に関する。
(従来の技術) 周知のようにプリンタは、インパクト方式のドットプ
リンタとノンインパクト方式のレーザープリンタ、LED
プリンタ、液晶プリンタなどがある。しかし、これらの
プリンタは、印字を行なうための用紙を供給する給紙カ
セットを1つしか持たない場合が多く、また複数の給紙
カセットを持っていたとしても、当該プリンタの操作部
(操作パネル)、あるいは当該プリンタが接続されてい
る外部のホスト機器(パーソナルコンピュータ、ワード
プロセッサなど)から給紙カセットを指定し、直接、用
紙サイズなどを指定することはできなかった。
(発明が解決しようとする課題) 上記したように操作部あるいは外部のホスト機器から
直接、被画像形成媒体のサイズを指定することができな
いという問題点を解決すべくなされたもので、操作部あ
るいは外部のホスト機器から直接、被画像形成媒体のサ
イズを指定し、その指定されたサイズの被画像形成媒体
を自動的に選択して画像形成することができ、しかも指
定されたサイズ被画像形成媒体が無い場合、それに最も
近いサイズの被画像形成媒体を自動的に選択して画像形
成することができる画像形成装置を提供することを目的
とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の画像形成装置は、外部のホスト機器と電気的
に接続され、前記ホスト機器から送られる画像情報に応
じた画像形成を行なう画像形成装置において、画像形成
される被画像形成媒体を供給する複数の供給手段と、こ
の複数の供給手段が供給すべき被画像形成媒体のサイズ
を指定する指定手段と、この指定手段にて指定されたサ
イズの被画像形成媒体が前記複数の供給手段に存在する
ことを判断する判断手段と、この判断手段の判断結果が
肯定的なとき、前記指定手段にて指定されたサイズの被
画像形成媒体が収納されている供給手段を前記複数の供
給手段の中から選択する第1選択手段と、前記判断手段
の判断結果が否定的なとき、前記指定手段にて指定され
たサイズに対してあらかじめ定められた最も近いサイズ
であって、互いに他方を近いサイズのものとして切換え
可能なサイズの被画像形成媒体が収納されている供給手
段を前記複数の供給手段の中から選択する第2選択手段
と、これら第1選択手段および第2選択手段で選択され
た供給手段によって供給される被画像形成媒体上に前記
ホスト機器から送られる画像情報に応じた画像形成を行
なう画像形成手段とを具備している。
(作用) 本発明によれば、指示手段によって被画像形成媒体の
サイズが指定されたとき、その指定されたサイズの被画
像形成媒体が存在するか否かを判断し、この判断結果が
肯定的なとき、指定されたサイズの被画像形成媒体が収
納されている被画像性媒体の供給手段を選択し、上記判
断結果が否定的なとき、指定されたサイズに対してあら
かじめ定められた最も近いサイズであって、互いに他方
を近いサイズのものとして切換え可能なサイズの被画像
形成媒体が収納されている被画像形成媒体の供給手段を
選択し、この選択した供給手段によって供給される被画
像形成媒体上に外部のホスト機器から送られる画像情報
に応じた画像形成を行なうようにしたものである。これ
により、操作部あるいは外部ホスト機器から直接、被画
像形成媒体のサイズを指定し、その指定されたサイズの
被画像形成媒体を自動的に選択して画像形成することが
できる。また、指定されたサイズの被画像形成媒体が無
い場合、それに最も近いサイズの被画像形成媒体を自動
的に選択して画像形成することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第2図および第3図は、本発明に係る画像形成装置の
一例として、たとえば電子写真方式のレーザプリンタの
外観および内部構成を示すものである。すなわち、この
レーザープリンタは、たとえばパーソナルコンピュータ
などのホスト機器とインタフェイスケーブルなどを介し
て電気的に接続され、そのホスト機器から送られる画像
情報に応じた画像形成(印字)を行なうもので、プリン
タ本体1、このプリンタ本体1の載置台を兼ね、プリン
タ本体1に対して被画像形成媒体としての用紙Pを供給
する複数カセット給紙装置(供給手段)2、プリンタ本
体1の後部側に装着され、プリンタ本体1に対して封筒
Aを供給する封筒給送装置(供給手段)3から構成され
ている。
プリンタ本体1は次のように構成されている。すなわ
ち、4は筺体で、この筺体4の上面後部は一段高くなっ
ており、その上面中央部には排紙部としての凹部5が形
成されている。凹部5には、受台(ジョガートレイ)6
を備えたジョガー装置7が設けられている。そして、凹
部5の右側には操作部(操作パネル)8が設けられ、ま
た、筺体4の前面側には排紙トレイ9が装着されてい
る。
筺体4内には画像形成機構が設けられている。すなわ
ち、10はドラム状の感光体で、その周囲部にはその回転
方向に沿って帯電用帯電器11、レーザ光学系12、現像装
置13、転写用帯電器14、剥離用帯電器15、クリーニング
装置16、および除電装置17が順次配設されている。
レーザ光学系12は、ドットイメージデータに応じて変
調されたレーザビーム光を発生するレーザダイオードな
どの半導体レーザ発振器(図示しない)、このレーザ発
振器から出力されるレーザビーム光を平行光化するコリ
メータレンズ(図示しない)、このコリメータレンズか
らの出力光を走査する回転ミラー(ポリゴンミラー)1
8、この回転ミラー18で走査されたレーザビーム光を通
過させるfθレンズ19、このfθレンズ19を通過したレ
ーザビーム光を感光体10の方向へ反射させる反射ミラー
20,21、この反射ミラー20,21で反射されたレーザビーム
光を感光体10の表面へ導く補正レンズ22などから構成さ
れている。
筺体4内には、感光体10と転写用帯電器14との間の画
像転写部23を経て前方に延びる搬送路24が形成されてお
り、筺体4内の底部に収納された給紙カセット(以降、
第1給紙カセットと言うこともある)25から給紙ローラ
26およびアライニングローラ対27などを介して自動給紙
された用紙P、複数カセット給紙装置2から自動給紙さ
れた用紙P、手差しトレイ28から手差しで供給された用
紙P、あるいは封筒給送装置3から自動給送された封筒
Aを画像転写部23に導くようになっている。なお、給紙
カセット25には、用紙Pとして標準紙の他に厚紙、薄
紙、OHP(プラスチックシート)を収納セットすること
ができる。
搬送路24の画像転写部23の上流側にはアライニングロ
ーラ対29が配置され、下流側には定着装置としてのヒー
トローラ対30、排紙セレクタ31,および排紙ローラ対32
が配置されている。また、搬送路24の終端部には、排紙
セレクタ31により振分けられた用紙P、封筒Aなどを排
紙部としての凹部5に導く排紙ローラ対33を備えた分岐
搬送路34が形成されている。
複数カセット給紙装置2は、たとえば2つの給紙カセ
ット(以降、第2,第3給紙カセットと言うこともある)
35,36を備えている。そして、これら給紙カセット35,36
内の用紙Pは、給紙ローラ37,38によって1枚ずつ取出
され、アライニングローラ対39,40および案内路41を介
してプリンタ本体1内の案内ローラ対42に導かれ、この
案内ローラ対42によってアライニングローラ対29へ導か
れるようになっている。なお、給紙カセット35,36に
は、用紙Pとして標準紙の他に厚紙、薄紙、OHPを収納
セットすることができる。
封筒給送装置3は、封筒Aを積層収納したスタッカ43
を備えている。そして、スタッカ43内の封筒Aは、給送
ローラ44で1つずつ取出され、案内路45を介してプリン
タ本体1内の案内ローラ対42に導かれ、この案内ローラ
対42によってアライニングローラ対29へ導かれるように
なっている。なお、この封筒給送装置3は、封筒以外に
標準紙、薄紙、OHPを収納セットすることができる。
このような構成において、印字動作に当たっては、ま
ず感光体10が回転されるとともに、帯電用帯電器11が動
作して感光体10の表面が一様に帯電され、次いでレーザ
光学系12によって感光体10上にドットイメージデータに
対応した露光が行われて静電潜像が形成される。感光体
10上の静電潜像は、トナーとキャリアとからなる二成分
現像剤を使用する現像装置13によって現像され、トナー
像として画像転写部23へ送られる。
一方、上記トナー像形成動作に同期して給紙カセット
25,35,36から選択的に取出された用紙P、あるいは手差
しで供給された用紙P、あるいは封筒給送装置3から供
給された封筒Aがアライニングローラ対29を介して送り
込まれ、前記したように感光体10上に形成されたトナー
像が転写用帯電器14の作用で用紙Pあるいは封筒Aに転
写される。
トナー像が転写された用紙Pあるいは封筒Aは、剥離
用帯電器15の作用で感光体10の表面から剥離され、搬送
路24を通過してヒートローラ対30に送り込まれ、ここを
通過することによりトナー像が溶融定着される。定着後
の用紙Pあるいは封筒Aは、排紙セレクタ31によって排
出方向が振分けられ、上部のジョガー装置7の受台6上
もしくは下部の排紙トレイ9上に排出される。
なお、用紙Pあるいは封筒A上にトナー像を転写した
後、感光体10上の残留トナーはクリーニング装置16によ
って清掃され、次ぎの印字動作が可能な状態となる。
第4図は操作部8を示すもので、液晶表示部51、複数
の状態表示ランプ52、およびキーボード53からなってい
る。キーボード53は、テンキー54、イエスキー55、ノー
キー56、用紙サイズおよび用紙の種類の指定をオンライ
ンで行なうかオフラインで行なうかを選択するオンライ
ンキー57、オフラインキー58、および印字条件などを選
択する際に使用する選択キー59などからなっている。
第1図は、上記のように構成されたレーザプリンタの
電気回路を示すものである。すなわち、プリンタ本体1
において、61は全体的な制御を司る制御部で、CPU(セ
ントラル・プロセッシング・ユニット)などを主体に構
成されており、これには前記操作部8が接続されるとと
もに、インタフェイスケーブル62を介して外部のホスト
機器(たとえばパーソナルコンピュータ、ワードプロセ
ッサなど)63が接続される。
そして、制御部61には、給紙カセット25に対して設け
られ、収納されている用紙のサイズを検出する用紙サイ
ズ検出手段64、標準紙,厚紙,薄紙,OHPなどの収納され
ている用紙の種類を検出する用紙の種類検出手段65、用
紙の有無を検出する用紙有無検出手段66からの各検出信
号がそれぞれ入力されている。また、制御部61には、給
紙ローラ26を駆動する給紙モータ67などが接続されてい
る。さらに、制御部61には、ヒートローラ対30のヒータ
68、および転写用帯電器14を駆動する転写用高圧電源69
が接続され、制御部61からの信号によってそれぞれ温
度、転写電圧(出力電圧)を切換えることができるよう
になっている。
なお、図面上では省略されているが、制御部61は、そ
の外に各種センサなどからの信号が入力されるととも
に、感光体10、現像装置13、ヒートローラ対30、搬送路
24などを駆動する少なくとも1つ以上のモータ、各種伝
達機構などを制御する電磁クラッチおよびソレノイド、
転写用帯電器以外の各種帯電器を駆動する高圧電源、レ
ーザ発振器、回転ミラーなどもそれぞれ制御するように
なっている。
複数カセット給紙装置2において、71は全体的な制御
を司る制御部で、CPUなどを主体に構成されており、こ
れには、給紙カセット35,36に対してそれぞれ設けら
れ、収納されている用紙のサイズを検出する用紙サイズ
検出手段72,73、標準紙,厚紙,薄紙,OHPなどの収納さ
れている用紙の種類を検出する用紙の種類検出手段74,7
5、用紙の有無を検出する用紙有無検出手段76,77からの
各検出信号がそれぞれ入力されている。また、制御部71
には、給紙ローラ37,38を駆動する給紙モータ78,79など
が接続されている。
封筒給送装置3において、81は全体的な制御を司る制
御部で、CPUなどを主体に構成されており、これには、
スタッカ43に対して設けられ、収納されている用紙(封
筒A)のサイズを検出する用紙サイズ検出手段82、封
筒,標準紙,薄紙,OHPなどの収納されている用紙の種類
を検出する用紙の種類検出手段83、用紙の有無を検出す
る用紙有無検出手段84からの各検出信号がそれぞれ入力
されている。また、制御部81には、給送ローラ44を駆動
する給送モータ85などが接続されている。
第5図は、前記用紙サイズ検出手段64,72,73および用
紙の種類検出手段65,74,75の一具体例を示すものであ
る。すなわち、91は給紙カセット(第3図の給紙カセッ
ト25,35,36に相当)で、その先端部には複数の磁石収納
部92,…が設けられていて、これら磁石収納部92,…に対
する永久磁石93の収納位置で用紙のサイズを表示するよ
うになっている。一方、プリンタ本体1および複数カセ
ット給紙装置2内の給紙カセット91がセットされたとき
磁石収納部92,…と相対向する部位には、複数の磁力検
出素子(リードスイッチなど)94,…が設けられてお
り、これら磁力検出素子94,…で磁石93の磁力を検出す
ることにより、給紙カセット91に収納されている用紙P
のサイズを検出(識別)できるようになっている。
また、給紙カセット91の一側面には複数の磁石収納部
95,…が設けられていて、これら磁石収納部95,…に対す
る永久磁石96の収納位置で用紙の種類を表示するように
なっている。一方、プリンタ本体1および複数カセット
給紙装置2内の給紙カセット91がセットされたとき磁石
収納部95,…と相対向する部位には、複数の磁力検出素
子(リードスイッチなど)97,…が設けられており、こ
れら磁力検出素子97,…で磁石96の磁力を検出すること
により、給紙カセット91に収納されている用紙Pの種類
を検出(識別)できるようになっている。
なお、磁石93,96は、ユーザがその収納位置を任意に
変えることができ、同じ給紙カセットに用紙サイズ、用
紙の種類の違った用紙を収納したとき設定できるように
なっている。
なお、封筒給送装置3の用紙サイズ検出手段82および
用紙の種類検出手段83は、図示を省略してあるが、第5
図のものとほぼ同様な構成となっている。
次に、上記のような構成において第6図に示すフロー
チャートを参照して動作を説明する。今、電源が投入さ
れると、制御部61は、ヒータ68に通電することにより、
ヒートローラ対30のウォームアップを開始する(S1)。
そして、ヒートローラ対30が定着可能温度に達すると、
ヒートローラ対30から制御部61にウォームアップ終了信
号が送られ、これにより制御部61はウォームアップを終
了する(S2)。
こうしてウォームアップが終了すると(S2)、制御部
61は、第1ないし第3給紙カセット25,35,36および封筒
給送装置3からの各種信号、すなわち用紙サイズ検出手
段64,72,73,82、用紙の種類検出手段65,74,75,83、およ
び用紙有無検出手段66,76,77,84の各出力をそれぞれチ
ェックする(S3〜S6)。このチェックが終了すると、制
御部61は、操作部8の状態表示ランプ52内のレディラン
プを点灯し(S7)、使用者にレディ状態になったことを
知らせるとともに、ホスト機器63に対してレディ信号を
送信する(S8)。
この後、操作部8あるいはホスト機器63から用紙サイ
ズおよび用紙の種類を指定するキー入力あるいはコマン
ド入力が可能な状態となる(S9,S10)。なお、操作部8
からオフラインで用紙サイズおよび用紙の種類を指定す
る場合、操作部8内のオフラインキー58を押下し、ホス
ト機器63からオンラインで用紙サイズおよび用紙の種類
を指定する場合、操作部8内のオンラインキー57を押下
しておく。
さて、操作部8からのキー入力あるいはホスト機器63
からのコマンド入力があると(S9,S10)、制御部61は、
指定された用紙サイズの用紙が第1ないし第3給紙カセ
ット25,35,36および封筒給送装置3内にあるか否かをチ
ェックし(S11)、あるならば次に指定された用紙の種
類があるか否かをチェックし(S12)、指定された用紙
の種類があるならばステップS31に進む。
ステップS11において、指定された用紙サイズの用紙
が無い場合、制御部61は、それに近い用紙サイズの用紙
があるか否かをチェックし(S13)、なければ操作部8
の表示部51に「指定の用紙無し」を表示するとともに
(S14)、ホスト機器63に対して指定の用紙無しステー
タスを送信し(S15)、ステップS3に戻って待機状態
(キー入力あるいはコマンド待ち)となる。
ステップS13において、近い用紙サイズの用紙がある
場合、制御部61は、操作部8の表示部51に「近い用紙有
り」を表示するとともに(S16)、ホスト機器63に対し
て近い用紙有りステータスを送信する(S17)。そし
て、操作部8内のイエスキー55が押下されるか(S1
8)、ホスト機器63からイエスコマンドがくれば(S2
0)、制御部61は指定された用紙の種類があるか否かを
チェックし(S12)、あるならばステップS31に進む。ま
た、操作部8内のノーキー56が押下されるか(S19)、
ホスト機器63からノーコマンドがくれば(S21)、制御
部61はステップS3に戻って待機状態となる。
ステップS12において、指定された用紙の種類がない
場合、制御部61は、それに近い用紙の種類があるか否か
をチェックし(S22)、近い用紙の種類がなければ操作
部8の表示部51に「指定の用紙の種類無し」を表示する
とともに(S23)、ホスト機器63に対して指定の用紙の
種類無しステータスを送信し(S24)、ステップS3に戻
って待機状態となる。
ステップS22において、近い用紙の種類がある場合、
制御部61は、操作部8の表示部51に「近い用紙有り」を
表示するとともに(S25)、ホスト機器63に対して近い
用紙有りステータスを送信する(S26)。そして、操作
部8内のイエスキー55が押下されるか(S27)、ホスト
機器63からイエスコマンドがくれば(S29)、制御部61
はステップS31に進む。また、操作部8内のノーキー56
が押下されるか(S28)、ホスト機器63からノーコマン
ドがくれば(S30)、制御部61はステップS3に戻って待
機状態となる。
ここで、近い用紙サイズおよび近い用紙の種類の選択
方法について説明する。近い用紙サイズとは、第7図に
示すように寸法的に近い用紙のことであり、この表を制
御部61内にデータとして持つことにより選択する。OHP
および封筒も、この用紙サイズと同様にして選択する。
また、近い用紙の種類は、下記に示すように指定された
用紙の種類がなければ矢印の順に選択する。ただし、OH
Pおよび封筒の種類は、この実施例においては1種類で
説明する。なお、種類を増やすことは制御部61内に持つ
データを増やすだけであり、技術的には可能である。
選択順 : 標準紙→厚紙→薄紙 厚紙→標準紙→薄紙 薄紙→標準紙→厚紙 OHP 封筒 次に、ステップS31以降について説明する。一般に、
ホスト機器63からの画像情報は、ポートレイト指定の場
合は第8図(a)に示すように送られてくる。また、ラ
ンドスケープ指定の場合は第9図(a)に示すように送
られてくる。印字に要する時間は、用紙の進行方向に対
する用紙の長さが短い方が速い。したがって、ホスト機
器63からの画像情報が第8図(a)の場合、その画像情
報を同図(b)のように変換して印字した方が速く印字
することができる。
そこで、長手方向の用紙があるか否かをチェックし
(S32,S34)、長手方向の用紙がある場合、制御部61
は、第8図あるいは第9図のように変換するためのステ
ータスをセットする(S33,S35)。次に、制御部61は、
指定された用紙Pが収納された給紙手段(給紙カセッ
ト)を選択し(S36)、さらに第10図に示すように用紙
の種類に応じて、最適なプロセス条件を得るために、転
写用帯電器14に印加する転写電圧およびヒートローラ対
30の温度(定着温度)をそれぞれ設定する(S37)。
ステップS37の処理が終了すると、制御部61は、印字
する画像情報がホスト機器63から送られてくるのを待機
する(S38)。そして、たとえば10秒以内に画像情報が
送られてくれば(S39)、制御部61は、画像方向変換ス
テータスがセットされているか否かをチェックする(S4
0)。このチェックの結果、画像方向変換ステータスが
セットされていれば、制御部61は、第11図に示すように
画像情報をイメージデータへ変換し(S41)、画像方向
変換ステータスがセットされていなければ、第12図に示
すように画像情報をイメージデータへ変換する(S4
2)。
こうして、イメージデータへの変換が終了すると、制
御部61は、選択した給紙カセットの給紙ローラを駆動す
る給紙モータを一定時間だけオンすることにより(S43
〜S45)、指定された用紙Pを供給し、その用紙P上に
ドットイメージデータを転写する(S46)。ドットイメ
ージデータの転写が終了すると(S47)、制御部61は、
同一画像情報の連続印字か異なる画像情報の印字かを判
断して(S48,S49)、それぞれの処理へ進む。もし、た
とえば10秒経過しても次の画像情報を受信しない場合、
制御部61は、ステップS3に戻って待機状態となり、印字
動作を終了する。
このように、操作部からキー操作によって用紙サイズ
が指定されたとき、あるいは外部のホスト機器から用紙
サイズを指定する信号を受取ると、その指定されたサイ
ズの用紙が存在するか否かを判断し、この判断結果が肯
定的なとき、その指定されたサイズの用紙が収納されて
いる給紙手段(給紙カセット)を選択し、上記判断結果
が否定的なとき、その指定されたサイズに最も近いサイ
ズの用紙が収納されている給紙手段を選択し、この選択
した給紙手段によって供給される用紙上に外部のホスト
機器から送られる画像情報に応じた印字を行なうもので
ある。これにより、操作部あるいは外部のホスト機器か
らの直接、用紙サイズを指定し、その指定されたサイズ
の用紙を自動的に選択して印字することができる。ま
た、指定されたサイズの用紙が無い場合、それに最も近
いサイズの用紙を自動的に選択して印字することができ
る。
なお、前記実施例では、レーザプリンタに適用した場
合について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
でなく、たとえばLEDプリンタあるいは液晶プリンタな
どにも同様に適用できる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、操作部あるいは
外部のホスト機器から直接、被画像形成媒体のサイズを
指定し、その指定されたサイズの被画像形成媒体を自動
的に選択して画像形成することができ、しかも指定され
たサイズの被画像形成媒体が無い場合、それに最も近い
サイズの被画像形成媒体を自動的に選択して画像形成す
ることができる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を説明するためのもので、第1図
はレーザプリンタの電気回路を示すブロック図、第2図
はレーザプリンタの外観斜視図、第3図はレーザプリン
タの内部構造を示す概略的縦断側面図、第4図は操作部
の平面図、第5図は用紙サイズ検出手段および用紙の種
類検出手段の一具体例を説明する平面図、第6図は動作
を説明するフローチャート、第7図は近い用紙サイズを
説明する図、第8図および第9図は画像情報の方向変換
を説明する図、第10図は用紙の種類によるプロセス条件
の選定を説明する図、第11図および第12図は画像情報の
イメージデータへの変換を説明する図である。 1……プリンタ本体、2……複数カセット給紙装置(供
給手段)、3……封筒給送装置(供給手段)、8……操
作部、10……感光体、12……レーザ光学系、25……プリ
ンタ本体の給紙カセット、35,36……複数カセット給紙
装置の給紙カセット、43……封筒給送装置のスタッカ、
61……プリンタ本体の制御部、63……外部のホスト機
器、64……プリンタ本体の用紙サイズ検出手段、65……
プリンタ本体の用紙の種類検出手段、71……複数カセッ
ト給紙装置の制御部、72,73……複数カセット給紙装置
の用紙サイズ検出手段、74,75……複数カセット給紙装
置の用紙の種類検出手段、81……封筒給送装置の制御
部、82……封筒給送装置の用紙サイズ検出手段、83……
封筒給送装置の用紙の種類検出手段、P……用紙(被画
像形成媒体)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部のホスト機器と電気的に接続され、前
    記ホスト機器から送られる画像情報に応じた画像形成を
    行なう画像形成装置において、 画像形成される被画像形成媒体を供給する複数の供給手
    段と、 この複数の供給手段が供給すべき被画像形成媒体のサイ
    ズを指定する指定手段と、 この指定手段にて指定されたサイズの被画像形成媒体が
    前記複数の供給手段に存在することを判断する判断手段
    と、 この判断手段の判断結果が肯定的なとき、前記指定手段
    にて指定されたサイズの被画像形成媒体が収納されてい
    る供給手段を前記複数の供給手段の中から選択する第1
    選択手段と、 前記判断手段の判断結果が否定的なとき、前記指定手段
    にて指定されたサイズに対してあらかじめ定められた最
    も近いサイズであって、互いに他方を近いサイズのもの
    として切換え可能なサイズの被画像形成媒体が収納され
    ている供給手段を前記複数の供給手段の中から選択する
    第2選択手段と、 これら第1選択手段および第2選択手段で選択された供
    給手段によって供給される被画像形成媒体上に前記ホス
    ト機器から送られる画像情報に応じた画像形成を行なう
    画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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