以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態による画像形成装置の機械的構成を主に示す側面概略図である。本画像形成装置は、本体部200と、本体部200の左側に配設された用紙後処理部300と、ユーザが種々の操作指令等を入力するための操作部400と、本体部200の上部に配設された原稿読取り部500と、原稿読取り部500の上方に配設された原稿給送部600とから構成される。
操作部400は、操作パネル401、スタートキー402及びテンキー403等を備える。操作パネル401は、種々の操作画面を表示するとともに、ユーザが種々の操作指令を入力するための種々の操作ボタン等を表示する。スタートキー402は、ユーザが印刷実行指令等を入力するために用いられ、テンキー403は、印刷部数等を入力するために用いられる。
原稿給送部600は、原稿載置部601、原稿排出部602、給紙ローラ603及び原稿搬送部604、コンタクトガラス605、及び原稿検出センサ606、607等を備え、原稿読取り部500は、スキャナ501等を備える。給紙ローラ603は、原稿載置部601にセットされた原稿を繰り出し、原稿搬送部604は、繰り出される原稿を1枚ずつ順にスキャナ501上に搬送する。スキャナ501は搬送される原稿を順次読取り、読取られた原稿は原稿排出部602に排出される。また、スキャナ501は、コンタクトガラス605に載置された原稿を読み取る場合は、A方向にスライドして原稿を読み取る。原稿検出センサ606は、記録紙の幅方向(紙面と直交する方向)に一定の間隔を設け複数個配列されている。原稿検出センサ607は、コンタクトガラス605の裏面に複数個配列されている。
本体部200は、複数の給紙カセット201、複数の給紙ローラ202、転写ローラ203、中間転写体ローラ204、感光体ドラム205、露光装置206、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色用の現像装置207Y,207M,207C,207K、定着ローラ208、排出口209、排出トレイ210、記録紙搬送部211、残量センサ212等を備える。本実施形態では、給紙カセット201は、それぞれ、異なるサイズの記録紙を収納する。残量センサ212は、各給紙カセット201に配設され、給紙カセット201に収納された記録紙の存在の有無を検出する。
感光体ドラム205は、矢印方向に回転しながら帯電装置(図示省略)によって一様に帯電される。露光装置206は、原稿読取り部500において読み取られた原稿の画像データに基づいて生成された変調信号をレーザ光に変換して出力し、感光体ドラム205に各色別に静電潜像を形成する。現像装置207Y,207M,207C,207Kは、各色の現像剤を感光体ドラム205に供給して各色別のトナー像を形成する。
中間転写体ローラ204は、感光体ドラム205から各色のトナー像が転写され、中間転写体ローラ204上にカラーのトナー像が形成される。
一方、給紙ローラ202は、記録紙が収納された給紙カセット201から記録紙を引き出し、記録紙搬送部211は、引き出された記録紙を転写ローラ203へと搬送する。転写ローラ203は、搬送された記録紙に中間転写体ローラ204上のトナー像を転写させる。トナー像が転写された記録紙は、記録紙搬送部211により定着ローラ208へと搬送され、定着ローラ208は、転写されたトナー像を加熱して記録紙に定着させる。その後、記録紙は、記録紙搬送部211により排出口209へと搬送され用紙後処理部300に搬入される。また、記録紙は、必要に応じて排出トレイ210へも排出される。
用紙後処理部300は、搬入口301、記録紙搬送部302、搬出口303及びスタックトレイ304等を備える。記録紙搬送部302は、排出口209から搬入口301に搬入された記録紙を順次搬送し、最終的に搬出口303からスタックトレイ304へ記録紙を排出する。スタックトレイ304は、搬出口303から搬出された記録紙の集積枚数に応じて矢印方向に上下動可能に構成されている。
図2は、本画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。本画像形成装置は、原稿画像取得部11、操作画面記憶部12、表示部13、操作部14、印刷部15、及び制御部20を備えている。
原稿画像取得部11は、図1に示す原稿読取り部500から構成され、原稿載置部601又はコンタクトガラス605に載置された原稿の画像を読取り、原稿画像を取得する。
操作画面記憶部12は、ユーザが本画像形成装置を操作する際に表示部13に表示される種々の操作画面を記憶している。表示部13は、図1に示す操作パネル401から構成される。操作部14は、図1に示す操作部400から構成され、本画像形成装置の動作モードを設定する操作指令、原稿画像の倍率を設定する操作指令、及び原稿画像を印刷する記録紙のサイズを設定する操作指令等を受付ける。
制御部20は、CPU、制御プログラムを記憶するROM、CPUの作業領域として使用されるRAM等から構成され、CPUが制御プログラムを実行することにより、モード設定部21、倍率設定部22、原稿サイズ変更部23、原稿サイズ検出部24、記録紙選定部25、表示制御部26、印刷制御部27、及び原稿サイズ設定部28として機能する。なお、制御部20に示す機能ブロックは、本発明に関するもののみを表し、本発明に関係しないものを省略している。
モード設定部21は、操作部14により受付けられた動作モードを設定するためのユーザからの操作指令に基づいて、本画像形成装置の動作モードを設定する。本画像形成装置は、最適サイズモード、原稿同一サイズモード、原稿倍率変動モード、及びマニュアルモードの4種類の動作モードを備えている。
最適サイズモードは、ユーザにより設定された倍率に応じて、適合するサイズの記録紙を選定し、選定した記録紙に原稿画像を印刷するモードである。原稿同一サイズモードは、ユーザにより設定された倍率に関わらず、原稿と同一サイズの記録紙に原稿画像を印刷するモードである。原稿倍率変動モードは、原稿のサイズとユーザにより設定された記録紙のサイズとから適切な原稿画像の倍率を設定するモードである。マニュアルモードは、原稿画像の倍率及び記録紙のサイズをユーザが設定するモードである。
なお、従来の画像形成装置の原稿同一サイズモードでは、原稿のサイズを検出する前に、ユーザにより原稿画像の倍率が設定されると、動作モードがマニュアルモードに移行されていたが、本画像形成装置の原稿同一サイズモードは、原稿のサイズを検出する前に、ユーザにより原稿画像の倍率が設定されても、動作モードがマニュアルモードに移行されない。
倍率設定部22は、操作部14を介してユーザにより入力された原稿画像の倍率を設定する操作指令に基づいて、原稿画像の倍率を設定する。原稿サイズ変更部23は、最適サイズモード、原稿同一サイズモード、及びマニュアルモードが設定されている場合は、倍率設定部22により設定された原稿画像の倍率にしたがって、原稿画像取得部11により取得された原稿画像のサイズを変更する。
また、原稿サイズ変更部23は、倍率変動モードが設定されている場合は、記録紙選定部25により選定されたサイズの記録紙(ユーザにより設定されたサイズの記録紙)の余白領域が最小となるように原稿画像の倍率を設定する。
原稿サイズ検出部24は、コピー対象となる原稿が原稿載置部601に載置されている場合は、原稿検出センサ606が記録紙の先端を検出してから終端を検出するまでの時間を測定し、測定した時間に予め定められた原稿搬送速度を乗じて原稿の搬送方向のサイズを算出し、算出した搬送方向のサイズと、記録紙の幅方向に配列された複数の原稿検出センサ606のうち、原稿を検出した原稿検出センサ606の検出パターンとから、原稿がA3、A4、B3等の定形サイズのうち、どの定形サイズに該当するかを判定し、原稿のサイズを検出する。
また、原稿サイズ検出部24は、原稿がコンタクトガラス605に載置されている場合は、コンタクトガラス605の裏面に配列された複数の原稿検出センサ607のうち、原稿を検出した原稿検出センサ607の検出パターンから原稿のサイズを検出する。
記録紙選定部25は、モード設定部21が現在設定している動作モードに応じて、原稿画像を印刷する記録紙のサイズを選定し、選定したサイズの記録紙が印刷部15に搬送されるように給紙ローラ202を制御する。ここで、記録紙選定部25は、最適サイズモードが設定されている場合は、原稿サイズ変更部23によりサイズが変更された原稿画像に対し、記録紙の余白部分の面積が最小となるサイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として選定する。
また、記録紙選定部25は、原稿同一サイズモードが設定されている場合は、原稿サイズ検出部24により検出された原稿のサイズと同一サイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として選定する。
さらに、記録紙選定部25は、倍率変動モード及びマニュアルモードが設定されている場合は、操作部14を介してユーザにより設定されたサイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として設定する。
表示制御部26は、操作画面記憶部12に記憶されている種々の操作画面を読み出し表示部13に表示させる。また、表示制御部26は、モード設定部21がユーザからの動作モードを設定するための操作指令を受付ける際、ユーザに動作モードを設定させるための操作画面を操作画面記憶部12から読み出し、表示部13に表示させる。
印刷制御部27は、原稿サイズ変更部23によりサイズが変更された原稿画像が記録紙に印刷されるように印刷部15を制御する。原稿サイズ設定部28は、操作部14を介して入力されたユーザによる操作指令に従って、読取り対象となる原稿のサイズを設定する。
本実施の形態では、原稿画像取得部11が原稿画像取得手段に相当し、操作部14、倍率設定部22及び原稿サイズ変更部23がサイズ変更手段に相当し、操作部14及び原稿サイズ設定部28が原稿サイズ設定手段に相当し、モード設定部21がモード設定手段に相当し、記録紙選定部25が記録紙選定手段に相当し、表示部13及び表示制御部26が表示手段及び報知手段に相当する。
図3〜図5は、本画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図3〜図5に示すフローチャートに従って本画像形成装置の動作を説明する。まず、ステップS1において、表示制御部26は、操作画面記憶部12に予め記憶されている動作モードを設定するための操作画面を読み出し、表示部13に表示させる。
ステップS2において、操作部14が、ユーザにより動作モードを設定するための操作指令を受付けた場合(ステップS2でYES)、モード設定部21は、操作指令が示す動作モードに、本画像形成装置の動作モードを設定する(S3)。
図7はユーザが動作モードを同一サイズモードに設定する際に表示部13に表示される操作画面を示した図面である。図7に示す操作画面は、以下の手順を経て表示される。まず、ユーザにより操作部14に配設されたシステムボタン(図略)が押されると、表示制御部26は図9に示す操作画面を表示部13に表示させる。
図9に示す操作画面には、本画像形成装置に対して種々の設定を行うための種々の操作ボタンが表示されている。そして、図9に示す操作画面において、「コピー初期設定」のボタンが押されると、表示制御部26は、図10に示す操作画面を表示部13に表示させる。
図10に示す操作画面には、複数の設定項目及び各設定項目に対する設定値が表示されている。設定項目の欄には、用紙選択、自動用紙選択設定、用紙種類の指定等の項目が表示されている。また、図10に示す操作画面の右側には、上矢印マークが付されたボタンと下矢印マークが付されたボタンとが表示されている。ユーザは、両ボタンを押すことで、設定項目の欄に表示された設定項目のうち、いずれかの設定項目を選択することができる。そして、ユーザは、設定項目を選択した状態で、画面右下に表示された設定値変更と付されたボタンを押す。すると、表示制御部26により図7(a)に示す操作画面が表示部13に表示されることになる。
図7(a)に示す操作画面には5種類の設定項目と各設定項目に対する設定値とが表示されている。図7(a)の1段目に示すように自動用紙選択設定の設定項目に対して最適サイズの設定値が設定されており、現在、画像形成装置の動作モードが最適サイズモードに設定されていることが分かる。図7(a)に示す操作画面の右側の「設定値変更」と表示されたボタンが押されると、表示制御部26は、図7(b)に示す操作画面を表示部13に表示させる。
図7(b)に示す操作画面では、自動用紙選択設定との標題が付され、画面中央には最適サイズと記載されたボタンB1及び原稿サイズと同じと記載されたボタンB2が表示されている。ユーザによりボタンB1が押されたとき、操作部14は動作モードを最適サイズモードに設定するための操作指令を受付ける。これにより、モード設定部21は動作モードを最適サイズモードに設定する。一方、ユーザによりボタンB2が押されたとき、操作部14は動作モードを原稿同一サイズモードに設定するための操作指令を受付ける。これにより、モード設定部21は動作モードを同一サイズモードに設定する。
図7(b)に示す操作画面の右上の閉じると記載されたボタン、又は元に戻すと記載されたボタンが押されると、表示制御部26は図7(a)に示す操作画面を表示部13に表示させる。
一方、ステップS2において、操作部14がユーザからの動作モードを設定するための操作指令を受付けなかった場合(S2でNO)、処理がステップS4に進められる。この場合、デフォルトの動作モード、或いは前回設定されていた動作モードが動作モードとして設定される。
ステップS4において、ユーザにより原稿載置部601、或いはコンタクトガラス605に原稿が載置され、原稿サイズ検出部24が、載置された原稿のサイズを検出した場合(S4でYES)、原稿画像取得部11は、載置された原稿を光学的に読取り原稿画像を取得する(S5)。一方、ユーザにより原稿載置部601、或いはコンタクトガラス605に原稿に原稿が載置されず、原稿サイズ検出部24が、原稿のサイズを検出しなかった場合(S4でNO)、処理がステップS4に戻される。
ステップS6において、操作部14がユーザからの原稿画像の倍率を設定する操作指令を受付けた場合(S6でYES)、倍率設定部22は、操作指令が示す倍率を原稿画像の倍率として設定する(S7)。一方、ステップS6において、操作部14がユーザからの原稿画像の倍率を設定するための操作指令を受付けなかった場合(S6でNO)、処理がステップS8に進められる。この場合、倍率は、1倍(100%)が設定される。
ステップS8において、倍率設定部22は、原稿画像取得部11により取得された原稿画像のサイズを、倍率設定部22により設定された倍率で変更する。ステップS9において、最適サイズモードが設定されている場合(S9でA)、記録紙選定部25は、サイズが変更された原稿画像に適合するサイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として選定する(S10)。ここで、記録紙選定部25は、給紙カセット201に収納された記録紙の中から、サイズが変更された原稿画像の余白領域の面積が最小となるサイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として選定する。
ステップS9において、原稿同一サイズモードが設定されている場合(S9でB)、処理がステップS11に進められる。ステップS11において、操作部14が原稿のサイズを設定するための操作指令を受付けた場合(S11でYES)、原稿サイズ設定部28は受付けられた操作指令に従って原稿のサイズを設定し、記録紙選定部25は原稿サイズ設定部28により設定された原稿のサイズを出力する記録紙のサイズとして選定する(S12)。
この場合、表示制御部26は原稿のサイズを設定するための図8に示す操作画面を表示部13に表示させる。図10に示す操作画面は、以下のようにして表示される。図6は、表示部13に表示されるデフォルトの操作画面の一例を示した図面である。図6に示す操作画面において、下部に配置された機能リストと付されたボタンが押されると、表示制御部26は、画像形成装置に対して種々の設定を行うための種々のボタンが配置された図略の操作画面を表示部13に表示させる。
この図略の操作画面には原稿サイズ設定と付されたボタンが配置されている。そして、ユーザは、この原稿サイズ設定と付されたボタンを押す。すると、表示制御部26により表示部13に図8に示す操作画面が表示されることとなる。
図8に示す操作画面はA4,B5,A3,B4,A5と記載された5個のボタンが表示されている。操作部14が例えばA4のボタンを押すユーザからの操作指令を受付けたとき、原稿サイズ設定部28は、読取り対象となる原稿のサイズをA4に設定する。このようにユーザはこれら5個のボタンの中からいずれかのボタンを押すことにより読取り対象となる原稿のサイズを設定する。
一方、ステップS11において、操作部14が原稿のサイズを設定するための操作指令を受付けなかった場合(S11でNO)、記録紙選定部25は原稿サイズ検出部24により検出された原稿のサイズを出力する記録紙のサイズとして選定する(S14)。
一方、倍率変動モード、及びマニュアルモードが設定されている場合(S9でC)、操作部14は、記録紙のサイズを設定するための操作指令をユーザから受け付け(S15でYES)、記録紙選定部25は、操作指令が示すサイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として選定する(S16)。
ステップS17において、記録紙選定部25は、ステップS10、S13、S14、S16において選定した記録紙と同一サイズの記録紙が存在するか否かを残量センサ212の検出信号から判定し、存在する場合(S17でYES)、記録紙選定部25は、選定したサイズの記録紙に対応する給紙ローラ202を駆動させ、選定した記録紙を印刷部15に搬送し(S18)、印刷制御部27は、原稿サイズ変更部23によりサイズが変更された原稿画像が、記録紙選定部25により選定された記録紙に印刷されるように印刷部15を制御する(S19)。
一方、ステップS17において、記録紙選定部25が、選定した記録紙と同一サイズの記録紙が存在しないと判定した場合(S17でNO)、表示制御部26は、記録紙選定部25により選定された記録紙と同一サイズの記録紙が存在しないことをユーザに提示するための操作画面を操作画面記憶部12から読み出し、表示部13に表示させる(S20)。この操作画面には、印刷を行うか否かのユーザからの操作指令を受付けるための操作ボタンが表示されている。
ステップS21において、操作部14が、ユーザから印刷を許可する操作指令を受付けた場合(S21でYES)、記録紙選定部25は、選定した記録紙のサイズに最も近いサイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として選定する(S22)。例えば、記録紙選定部25は、最初に選定した記録紙に対して面積が最も近いサイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として選定する。具体的には、A4、B4等の各々のサイズに対して、面積が近い順に、1又は複数の記録紙のサイズが記載された選定テーブルをROM等の記憶装置に予め記憶させておき、この選定テーブルを参照することにより、記録紙を選定すればよい。
なお、記録紙選定部25は、最初に選定した記録紙よりも面積が大きく、かつ、面積が最も近いサイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として選定しても良い。これにより、原稿同一サイズモード、或いはマニュアルモードが設定されている場合において、サイズが変更された原稿画像が記録紙からはみ出してしまう領域をより少なくすることができる。
一方、ステップS21において、操作部14が、ユーザから印刷を許可しない操作指令を受付けた場合(S21でNO)、処理が終了される。
ステップS22の処理が終了されると、引き続いてステップS18及びS19の処理が実行され、記録紙選定部25により選定された記録紙に、原稿サイズ変更部23によりサイズが変更された原稿画像が印刷され、処理が終了される。
図11及び図12はユーザが原稿載置部601或いはコンタクトガラス605に原稿を載置した後で原稿の倍率を設定したときの画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS121において、表示制御部26は、操作画面記憶部12に予め記憶されている動作モードを設定するための操作画面を読み出し、表示部13に表示させる。
ステップS122において、操作部14が、ユーザにより動作モードを設定するための操作指令を受付けた場合(ステップS122でYES)、モード設定部21は、操作指令が示す動作モードに、本画像形成装置の動作モードを設定する(S123)。
一方、ステップS122において、操作部14がユーザからの動作モードを設定するための操作指令を受付けなかった場合(S122でNO)、処理がステップS124に進められる。この場合、デフォルトの動作モード、或いは前回設定されていた動作モードが動作モードとして設定される。
ステップS124において、ユーザにより原稿載置部601、或いはコンタクトガラス605に原稿が載置され、原稿サイズ検出部24が、載置された原稿のサイズを検出した場合(S124でYES)、原稿画像取得部11は、載置された原稿を光学的に読取り原稿画像を取得する(S125)。一方、ユーザにより原稿載置部601、或いはコンタクトガラス605に原稿に原稿が載置されず、原稿サイズ検出部24が、原稿のサイズを検出しなかった場合(S124でNO)、処理がステップS124に戻される。
ステップS126において、操作部14がユーザからの原稿画像の倍率を設定する操作指令を受付けた場合(S126でYES)、倍率設定部22は、操作指令が示す倍率を原稿画像の倍率として設定する(S127)。一方、ステップS126において、操作部14がユーザからの原稿画像の倍率を設定するための操作指令を受付けなかった場合(S126でNO)、処理がステップS128に進められる。この場合、倍率は、1倍(100%)が設定される。
ステップS128において、倍率設定部22は、原稿画像取得部11により取得された原稿画像のサイズを、倍率設定部22により設定された倍率で変更する。ステップS129において、最適サイズモードが設定されている場合(S129でA)、記録紙選定部25は、サイズが変更された原稿画像に適合するサイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として選定する。ここで、記録紙選定部25は、給紙カセット201に収納された記録紙の中から、サイズが変更された原稿画像の余白領域の面積が最小となるサイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として選定する。
ステップS129において、原稿同一サイズモードが設定されている場合(S129でB)、記録紙選定部25は、原稿サイズ検出部24により検出された原稿のサイズと同一サイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として選定する(S131)。また、倍率変動モード、及びマニュアルモードが設定されている場合(S129でC)、操作部14は、記録紙のサイズを設定するための操作指令をユーザから受け付け(S132でYES1)、記録紙選定部25は、操作指令が示すサイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として選定する(S133)。なお、ステップS132において、操作部14が記録紙のサイズを設定するためのユーザからの操作指令を受付けなかった場合(S132でNO)、処理がステップS132に戻される。
ステップS134において、記録紙選定部25は、ステップS130、S131、S133において選定した記録紙と同一サイズの記録紙が存在するか否かを残量センサ212の検出信号から判定し、存在する場合(S134でYES)、記録紙選定部25は、選定したサイズの記録紙に対応する給紙ローラ202を駆動させ、選定した記録紙を印刷部15に搬送し(S135)、印刷制御部27は、原稿サイズ変更部23によりサイズが変更された原稿画像が、記録紙選定部25により選定された記録紙に印刷されるように印刷部15を制御する(S136)。
一方、ステップS114において、記録紙選定部25が、選定した記録紙と同一サイズの記録紙が存在しないと判定した場合(S134でNO)、表示制御部26は、記録紙選定部25により選定された記録紙と同一サイズの記録紙が存在しないことをユーザに提示するための操作画面を操作画面記憶部12から読み出し、表示部13に表示させる(S137)。この操作画面には、印刷を行うか否かのユーザからの操作指令を受付けるための操作ボタンが表示されている。
ステップS138において、操作部14が、ユーザから印刷を許可する操作指令を受付けた場合(S138でYES)、記録紙選定部25は、選定した記録紙のサイズに最も近いサイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として選定する(S139)。例えば、記録紙選定部25は、最初に選定した記録紙に対して面積が最も近いサイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として選定する。具体的には、A4、B4等の各々のサイズに対して、面積が近い順に、1又は複数の記録紙のサイズが記載された選定テーブルをROM等の記憶装置に予め記憶させておき、この選定テーブルを参照することにより、記録紙を選定すればよい。
なお、記録紙選定部25は、最初に選定した記録紙よりも面積が大きく、かつ、面積が最も近いサイズの記録紙を、原稿画像を印刷する記録紙として選定しても良い。これにより、原稿同一サイズモード、或いはマニュアルモードが設定されている場合において、サイズが変更された原稿画像が記録紙からはみ出してしまう領域をより少なくすることができる。一方、ステップS138において、操作部14が、ユーザから印刷を許可しない操作指令を受付けた場合(S138でNO)、処理が終了される。
ステップS139の処理が終了されると、引き続いてステップS135及びS136の処理が実行され、記録紙選定部25により選定された記録紙に、原稿サイズ変更部23によりサイズが変更された原稿画像が印刷され、処理が終了される。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置によれば、読取り対象となる原稿と同一サイズの記録紙に原稿画像を印刷させたい場合は、同一サイズモードを設定し、サイズが変更された原稿画像を途切れることなく印刷させたい場合は、最適サイズモードを設定することができるため、ユーザは、画像形成装置に設定されている動作モードを正確に把握することができる。その結果、ユーザの意図に反するサイズの記録紙に原稿画像が印刷されるような事態を回避することができる。
また、ユーザにより原稿のサイズが設定されると、設定されたサイズと同一サイズの記録紙に原稿画像が印刷されるため、ユーザは別途記録紙のサイズを設定する作業を行わなくとも、原稿と同一サイズの記録紙に原稿画像を印刷させることができる。また、原稿のサイズを設定することにより、実際に読取られる原稿とは異なり、かつ、所望するサイズの記録紙に原稿画像を印刷させることができる。
また、録紙選定部25が最初に選定した記録紙と同一サイズの記録紙が存在しない場合は、当該サイズに最も近いサイズの記録紙が選定されるため、ユーザが所望するサイズにより近い記録紙に原稿画像を印刷させることができる。
また、原稿同一サイズモードが設定されている状態において、原稿のサイズが検出された後でユーザにより倍率の設定がなされても、動作モードが変更されないため、ユーザは、倍率を設定する操作に引き続いて記録紙のサイズを設定する操作を行う必要が無く、ユーザに対する操作負担の軽減を図ることができる。
なお、原稿同一サイズモード、或いはマニュアルモードが設定されている場合において、表示制御部26は、記録紙選定部25により選定された記録紙に原稿サイズ変更部23によりサイズが変更された原稿画像を印刷した状態を印刷前にユーザに提示するプレビュー画像を生成して表示部13に表示させ、ユーザから印刷を許可する操作指令が入力されたときに、原稿画像を記録紙に印刷するようにしても良い。これにより、ユーザが所望する画像が記録紙に印刷されないようなコピーミスを減少させることができる。