JP2001075352A - 電子写真画像形成装置 - Google Patents

電子写真画像形成装置

Info

Publication number
JP2001075352A
JP2001075352A JP24662099A JP24662099A JP2001075352A JP 2001075352 A JP2001075352 A JP 2001075352A JP 24662099 A JP24662099 A JP 24662099A JP 24662099 A JP24662099 A JP 24662099A JP 2001075352 A JP2001075352 A JP 2001075352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
electrode
image forming
forming apparatus
electrophotographic image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24662099A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Tomioka
康弘 冨岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP24662099A priority Critical patent/JP2001075352A/ja
Publication of JP2001075352A publication Critical patent/JP2001075352A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度による現像剤残量検出結果のバラツキを
抑制し、精度の高い、ユーザーにとってより好ましい現
像剤残量の表示を行うことのできる電子写真画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 現像剤容器9A内の現像剤残量を逐次に
検知するための電極対をなす第一及び第二の電極を備え
た測定電極手段20Aと、現像剤担持体9aに現像バイ
アス電圧を印加することによって発生する、第一の電極
と第二の電極との間の静電容量に応じた電気的信号に基
いて現像剤容器内の現像剤の残量を算出する現像剤残量
測定手段と、を有する。電子写真画像形成装置の画像形
成状況に応じて、第一の電極と第二の電極との間の静電
容量に応じた電気的信号に補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、電子写
真方式により像担持体に静電潜像を形成し、この静電潜
像を現像装置に収容した現像剤にて顕像化する電子写真
画像形成装置に関し、特に、現像剤容器に収容した現像
剤の残量を逐次検知することのできる現像剤残量検知手
段、更には現像剤有無検知手段をも備えた現像剤量検出
装置を有する電子写真画像形成装置に関し、特に、プロ
セスカートリッジを備えた電子写真画像形成装置に好適
に具現化し得る。
【0002】ここで電子写真画像形成装置としては、例
えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、L
EDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真
ファクシミリ装置、及び電子写真ワードプロセッサー等
が含まれる。
【0003】又、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも一つ
と、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、こ
のカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着
脱可能とするものであるか、又は、少なくとも現像手段
と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、この
カートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱
可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置において、電子写真感光体及び電子写真
感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ
化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体
に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用され
ている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置
のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身
で行うことができるので、格段に操作性を向上させるこ
とができる。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、
電子写真画像形成装置において広く用いられている。
【0005】このようなプロセスカートリッジ方式の電
子写真画像形成装置ではユーザー自身がカートリッジを
交換しなければならないため、現像剤が消費された場合
にユーザーに報知する手段、即ち、現像剤量検出装置が
必要となる。
【0006】更に説明すると、図19に従来のプロセス
カートリッジBが装着された画像形成装置Aの一例を示
す。プロセスカートリッジBにて現像手段を構成する現
像装置9は、像担持体としての感光体ドラム7上に形成
された潜像に現像剤Tを収容した現像剤容器9Aを有し
ている。
【0007】この現像剤容器9Aには、感光体ドラム7
と対向する現像位置まで現像剤Tを搬送する円筒形の現
像剤担持体である現像ローラ9aが、感光体ドラム7に
近接して配置されており、現像ローラ9aの表面上には
現像剤Tが付着保持され、現像ローラ9aの回転により
現像剤Tを感光体ドラム7に対向した現像位置まで搬送
する。又、現像剤容器9A内の現像剤Tは、重力及び攪
拌装置又はその他の現像剤搬送手段(図示せず)によっ
て現像ローラ9aへと供給される。
【0008】現像剤Tは搬送される途中でドクターブレ
ード等の現像剤規制手段9dにより現像剤Tの量及び高
さが制限されると共に、現像ローラ9a上に均一に塗布
され、現像ローラ9a上に搬送される過程で現像ローラ
9a、現像剤規制手段9d、或は現像剤自身に摺擦され
て帯電する。
【0009】そして、現像ローラ9aによって感光体ド
ラム7との対向部、即ち、現像位置まで搬送された現像
剤Tは感光体ドラム7と現像ローラ9aとの間にバイア
ス印加手段としての現像バイアス電源101にて印加さ
れた適正な現像バイアス電圧により、感光体ドラム7上
に転移し、感光体ドラム7上の静電潜像を現像し、トナ
ー像となす。
【0010】現像に供されなかった現像剤Tは、現像ロ
ーラ9a上に残ったまま搬送されて、再び現像部内に収
容される。
【0011】一方、トナー像の形成と同期して給紙カセ
ット2にセットした記録媒体Pをピックアップローラ
3、及び、搬送ローラ対、レジストローラなど(図示せ
ず)で転写位置へと搬送する。転写位置には、転写手段
としての転写ローラ4が配置されており、電圧を印加す
ることによって、感光体ドラム7上のトナー像を記録媒
体2に転写する。
【0012】トナー像の転写を受けた記録媒体Pは、定
着手段5へと搬送する。定着手段5は、ヒータ5bを内
蔵した定着ローラ5a及び駆動ローラ5cなどを備えた
定着器とされ、通過する記録媒体Pに熱及び圧力を印加
して転写されたトナー像を記録媒体P上に定着する。そ
の後、記録媒体Pは、機外へと排出される。
【0013】転写ローラ4によってトナー像を記録媒体
Pに転写した後の感光体ドラム7は、クリーニング手段
10によって感光体ドラム7上に残留した現像剤を除去
した後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニン
グ手段10は、感光体ドラム7に当接して設けられた弾
性クリーニングブレード10aによって感光体ドラム7
上の残留現像剤を掻き落として廃現像剤溜め10bへと
集める。
【0014】以上のように、現像装置10においては、
現像動作を繰り返して行う毎に現像剤Tが消費され、現
像剤が不足すると、画像濃度低下や画像欠落などの不良
が生じる。このため、現像剤不足が生じないように、随
時現像剤Tの現像剤容器9Aでの有無を監視する必要が
ある。
【0015】そこで、従来の現像装置9は、現像剤残量
を検知する手段として現像剤量検出装置を有しており、
現像剤量検出装置は、現像剤Tの残量を検知するための
電極手段として、現像剤容器9Aの内部に水平方向に配
置された棒状の現像剤残量検知用アンテナ電極30Aを
備えている。
【0016】現像剤量検出装置は、更に、現像剤量測定
回路50を有しており、この現像剤量測定回路50は、
アンテナ電極30Aと現像ローラ9aとの間の静電容量
を測定する手段としての静電容量検出回路52を備え、
この静電容量検出回路52にアンテナ電極30Aが接続
される。これによって、現像バイアス電源101により
現像ローラ9aに供給される現像バイアス電圧をアンテ
ナ電極30Aにより検出することでアンテナ電極30A
と現像ローラ9aとの間の静電容量を測定している。
【0017】又、現像剤量測定回路50は、比較の基準
となる静電容量を設定する手段としての基準静電容量3
0Bと、基準静電容量30Bを測定する手段としての静
電容量検出回路51とを備え、基準静電容量30Bと現
像バイアス電源101とを接続し、基準静電容量30B
を介して現像バイアス電圧を検出することで、未知の静
電容量を測定する上の基準となる静電容量を得ている。
【0018】現像剤量検出装置は、静電容量検出回路5
1の出力と、基準静電容量の静電容量検出回路52の出
力とを、比較手段としての比較回路53により比較して
その差分を検出し、その差分が一定値より下回った場合
に、現像剤量警告回路54にて現像剤切れと判断し、ユ
ーザーに現像剤Tが残り少ないことを告知する。
【0019】この方式は、構成が簡単で比較的安価であ
ることから、プロセスカートリッジが装着された小型の
画像形成装置に多く用いられている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上説
明したように、従来の画像形成装置では、現像剤残量検
知用アンテナ電極30Aが現像剤容器9Aに配置されて
おり、この検知方法では、現像剤が無くなる寸前を精度
良く検知(ニアエンド検知)することはできるが、プロ
セスカートリッジBのように現像剤の補給がプロセスカ
ートリッジBの交換を意味する場合、検知信号によって
現像剤が少ないことを突如として告知されたユーザー
は、予備のプロセスカートリッジを用意していない限
り、多量に印字することを断念せざるを得なかった。
【0021】また、上記の現像剤残量検知方法を用いた
画像形成装置では、現像剤残量検知レベルが1から多く
て3レベルであり、更に、従来の回路では検出精度が悪
かったため、ニアエンド検知に重きを置いた電極配置を
余儀なくされていた。従って、現像剤が無くなる直前の
精度は高いが、それ以前の現像剤残量を正確に知ること
はできなかった。
【0022】更に、近年、画像形成装置に記録媒体とし
て多量の転写材を積載し、高スピードで印字できる技術
が開発され、これらの機器がコンピュータネットワーク
によって複数のユーザーにシェアされて使用される状況
下では、プロセスカートリッジB内の現像剤の残量が、
これから大量に印字する印字枚数分、印字可能かどうか
を判断することが要求されるようになった。
【0023】すなわち、従来の現像剤残量検知は、自動
車で言う燃料警告であり、警告後の最低印字枚数は見積
もることができるものの、警告が出ていない状態では現
状の現像剤残量でどのくらい印字できるかをユーザーが
判断できる状態ではなかった。従って、上記使用環境の
変化により、現像剤残量のガスゲージ表示が強く望まれ
るようになってきた。
【0024】つまり、従来の現像剤量検出装置は、現像
剤容器内の現像剤の有無を検出するものであり、つま
り、現像剤容器内の現像剤を使い切る直前に現像剤が少
ないことを検出できるのみであり、現像剤容器内にどの
程度の現像剤が残っているかを検出することはできなか
った。
【0025】これに対して、現像剤容器内の現像剤残量
を逐次検出することができれば、現像剤容器内の現像剤
使用状態をユーザーが知ることが可能となり、交換時期
に合わせて新しいプロセスカートリッジを用意すること
ができ、ユーザーにとって極めて好便である。
【0026】そこで、本発明者らは、より精度の高い現
像剤残量検知を行うために、基板上に櫛歯状或は渦巻き
状に形成された電極パターンを有する電極対からなる検
知手段を現像剤担持体に直交するように或は平行に配置
して、この電極対が形成する静電容量の変化を測定する
ことによって、現像剤容器内の現像剤残量を逐次に検知
する逐次残量検知方式を採用した現像装置、プロセスカ
ートリッジ及び電子写真画像形成装置を提案した。
【0027】しかしながら、本発明者らの研究実験の結
果によると、櫛歯状或は渦巻き状に形成された電極パタ
ーンを有する電極対検知手段は、温度の影響を受け、そ
の静電容量が変動し、その結果、現像剤残量検出結果が
ばらつくことが分かった。
【0028】本発明は斯かる現像装置、プロセスカート
リッジ及び電子写真画像形成装置の更なる改良に関する
ものである。
【0029】つまり、本発明の主たる目的は、温度によ
る現像剤残量検出結果のバラツキを抑制し、精度の高
い、ユーザーにとってより好ましい現像剤残量の表示を
行うことのできる電子写真画像形成装置を提供すること
である。
【0030】本発明の他の目的は、特別な温度検知手段
を設けることなく、温度による現像剤残量検出結果を補
正し、コストアップを生じることなく、高精度のリアル
タイムの現像剤残量検出が可能な電子写真画像形成装置
を提供することである。
【0031】本発明の他の目的は、画像上の弊害を起こ
すことなく、しかも、ユーザーの手を煩わせることもな
く、無駄なく現像剤を使用することができる電子写真画
像形成装置を提供することである。
【0032】更に、本発明の他の目的は、高寿命な現像
装置或はプロセスカートリッジであっても現像剤の満タ
ンの状態から印字不良直前のニアエンド状態までをより
正確に且つ精度良く検知することのできる簡単な構造の
現像剤量検出装置を備え、ユーザーの装置使用に際して
の利便性を更に向上させることのできる安価な電子写真
画像形成装置を提供することである。
【0033】本発明の更に他の目的は、複数人で使用し
たり、大規模なプリントジョブを行なう場合において
も、現像剤の消費状態を正確にモニターすることがで
き、現像装置或はプロセスカートリッジの交換時期を正
確に把握することが可能な現像剤量検出装置を備え、ユ
ーザーの装置使用に際しての利便性を更に向上させるこ
とのできる安価な電子写真画像形成装置を提供すること
である。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
電子写真画像形成装置にて達成される。要約すれば、本
発明の第1の態様によれば、記録媒体に画像を形成する
ための電子写真画像形成装置において、(a)電子写真
感光体と、(b)前記電子写真感光体に静電潜像を形成
するための静電潜像形成手段と、(c)前記電子写真感
光体に形成された静電潜像を現像するために現像剤を収
容し、この現像剤を前記電子写真感光体へ搬送するため
の現像剤担持体を備えた現像剤容器と、前記現像剤容器
内の現像剤残量を逐次に検知するための電極対をなす第
一及び第二の電極を備えた測定電極手段と、を有する現
像装置と、(d)前記現像剤担持体に現像バイアス電圧
を印加する現像バイアス印加手段と、(e)前記現像剤
担持体に現像バイアス電圧を印加することによって発生
する、前記第一の電極と第二の電極との間の静電容量に
応じた電気的信号に基いて前記現像剤容器内の現像剤の
残量を算出する現像剤残量測定手段と、(f)電子写真
画像形成装置の画像形成状況に応じて、前記第一の電極
と第二の電極との間の静電容量に応じた電気的信号に補
正を行う補正手段と、を有することを特徴とする電子写
真画像形成装置が提供される。
【0035】本発明の第2の態様によれば、プロセスカ
ートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成
するための電子写真画像形成装置において、(a)(i)
電子写真感光体と、(ii)前記電子写真感光体に形成され
た静電潜像を現像するために現像剤を収容し、この現像
剤を前記電子写真感光体へ搬送するための現像剤担持体
を備えた現像剤容器と、前記現像剤容器内の現像剤残量
を逐次に検知するための電極対をなす第一及び第二の電
極を備えた測定電極手段と、を有する現像装置と、を有
するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着するた
めの装着手段と、(b)前記現像剤担持体に現像バイア
ス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、(c)前記
現像剤担持体に現像バイアス電圧を印加することによっ
て発生する、前記第一の電極と第二の電極との間の静電
容量に応じた電気的信号に基いて前記現像剤容器内の現
像剤の残量を算出する現像剤残量測定手段と、(d)電
子写真画像形成装置の画像形成状況に応じて、前記第一
の電極と第二の電極との間の静電容量に応じた電気的信
号に補正を行う補正手段と、を有することを特徴とする
電子写真画像形成装置が提供される。
【0036】本発明の一実施態様によれば、前記補正手
段は、電子写真画像形成装置の連続画像形成枚数を基に
して補正量を決定するか、電子写真画像形成装置の指定
された画像形成モードを基にして補正量を決定するか、
又は、指定された記録媒体の種類或はサイズを基にして
補正量を決定する。
【0037】本発明の他の実施態様によると、更に、前
記測定電極手段の前記第一の電極及び第二の電極からの
電気的信号と比較するための基準の電気的信号を発生す
る基準電極手段を有する。前記基準電極手段は、既定の
容量を有したインピーダンス素子であるか、或は、前記
現像剤容器内の現像剤と接触することのない位置に配置
された第一の電極及び第二の電極を備えた電極対とさ
れ、前記第一の電極と第二の電極との間に既定の静電容
量を有するものとすることができる。又、前記基準電極
手段の前記インピーダンス素子、或いは、前記基準電極
手段の前記第一の電極には前記現像バイアス電圧が印加
される。
【0038】本発明の他の実施態様によると、前記測定
電極手段及び前記基準電極手段の前記第一の電極と第二
の電極は、櫛歯状或いは渦巻き状に互いに組み合わさっ
て形成される。
【0039】本発明の他の実施態様によると、更に、前
記現像剤容器内の現像剤の有無を検知するための現像剤
有無検知手段を有することができる。又、一実施態様に
よると、前記現像剤有無検知手段は、前記現像剤担持体
に対して所定の間隔で配置されたアンテナ電極を有して
いる。更に他の実施態様によると、前記アンテナ電極か
らの電気的信号と比較するための基準の電気的信号を発
生する既定の容量を有したインピーダンス素子を有する
ことができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子写真画像
形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0041】実施例1 先ず、図1及び図2を参照して、本発明に従って構成さ
れるプロセスカートリッジを装着可能な電子写真画像形
成装置の一実施例について説明する。本実施例にて、電
子写真画像形成装置は、電子写真式のレーザービームプ
リンタAとされ、電子写真画像形成プロセスによって記
録媒体、例えば、記録紙、OHPシート、布などに画像
を形成するものである。
【0042】レーザービームプリンタAは、ドラム形状
の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム7を有する。感
光体ドラム7は、帯電手段である帯電ローラ8によって
帯電され、次いで、光源としての半導体レーザ1a、ス
キャナモータ1bによって回転する回転多面鏡1c、反
射ミラー1dを有した光学手段1から画像情報に応じた
レーザ光を照射することによって、感光体ドラム7に画
像情報に応じた潜像が形成される。この潜像は、現像手
段9によって現像され、可視像、即ち、トナー像とされ
る。
【0043】つまり、現像手段9は、現像剤担持体とし
ての現像ローラ9aを備えた現像剤容器を有している。
又、現像ローラ9aは、固定磁石9cを内蔵しており、
現像ローラ9aを回転することによって現像剤は搬送さ
れ、現像ブレード9dにて摩擦帯電電荷が付与されると
共に所定厚の現像剤層とされ、感光体ドラム7の現像領
域へと供給される。この現像領域へと供給された現像剤
は、前記感光体ドラム7上の潜像へと転移され、トナー
像を形成する。現像ローラ9aは、現像バイアス回路に
接続されており、通常、交流電圧に直流電圧が重畳され
た現像バイアス電圧が印加される。
【0044】一方、トナー像の形成と同期して給紙カセ
ット2aにセットした、例えば普通紙のような記録媒体
Pを給紙ローラ3aにより搬送路へと送り出す。搬送路
に送り出された記録媒体Pは、搬送ローラ対6a、6b
及び転写前ローラ対6cにより転写位置へと搬送する。
転写位置には、転写手段としての転写ローラ4が配置さ
れており、電圧を印加することによって、感光体ドラム
7上のトナー像を記録媒体Pに転写する。
【0045】トナー像の転写を受けた記録媒体Pは、定
着手段5へと搬送する。定着手段5は、ヒータ5aを内
蔵した定着ローラ5b及び駆動ローラ5cを備え、通過
する記録媒体Pに熱及び圧力を印加して転写されたトナ
ー像を記録媒体P上に定着する。
【0046】定着された記録媒体Pは、排出ローラ対6
dにより、レーザービームプリンタAの装置本体の上面
に設けられた排出トレイ11へと排出される。
【0047】なお、本実施例のプリンタAは、画像形成
モードとして片面画像形成(片面印字)モード及び両面
画像形成(両面印字)モードを有しており、揺動可能な
フラッパ6eを動作させ、印字された記録媒体Pの搬送
先を上記排出トレイ11へと、或は、両面画像形成ユニ
ット12へと切り換えることができる。両面画像形成ユ
ニット12.へと搬送された記録媒体Pは、搬送ローラ
6fにて反転部へと搬送される。反転部に搬送された記
録媒体Pは、反転ローラ6gにて正転/逆転をシーケン
シャルに動作させることで、記録媒体Pを反転させ、再
給紙部に返送する。再給紙部の記録媒体Pは、再給紙ロ
ーラ6hで再び搬送ローラ対6a、6bなどを備えた搬
送路へと送り込まれる。
【0048】又、本実施例では、給紙カセット2aの他
に、着脱可能で記録媒体Pのサイズを識別する機能を有
し、記録媒体Pを搬送路に送り込む給紙ローラ3bを備
えたオプションの給紙カセット2b、記録媒体Pを搬送
路へと送り込む手差し給紙ローラ3cを備えた手差し給
紙口2c、着脱可能で封筒のみ積載可能な、封筒を1枚
づつ搬送路に送り込む給紙ローラ3dを備えた封筒フィ
ーダ2d、が更に設けられている。
【0049】記録媒体Pの搬送路には、本実施例による
と、封筒フィーダ2d以外から給紙された記録媒体Pの
先端と後端とを検出するためのプレフィードセンサ13
aと、給紙された記録媒体Pに対し、感光体ドラム7へ
の画像書き込み(記録/印字)と記録媒体搬送の同期を
とると共に、給紙された記録媒体Pの搬送方向の長さを
測定するためのトップセンサ13bと、定着後の記録媒
体Pの有無を検出するための排紙センサ13cと、反転
部に搬送された記録媒体Pの先端/後端を検出する反転
センサ13dと、再給紙部の記録媒体Pの有無を検出す
る再給紙センサ13eなどが配置される。
【0050】転写ローラ4によってトナー像を記録媒体
Pに転写した後の感光体ドラム7は、クリーニング手段
10によって感光体ドラム7上に残留した現像剤を除去
した後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニン
グ手段10は、感光体ドラム7に当接して設けられた弾
性クリーニングブレード10aによって感光体ドラム7
上の残留現像剤を掻き落として廃現像剤溜め10bへと
集める。
【0051】上記構成の各機構部を制御するための制御
系の回路構成のブロック図を図2に示す。図2におい
て、制御系200は、プリンタコントローラ201及び
エンジン制御部202を有する。プリンタコントローラ
201は、ホストコンピュータなどの外部機器から送ら
れる画像コードデータをプリンタの印字に必要なビット
データに展開すると共に、プリンタ内部情報を読み取り
それを表示する。プリンタエンジン制御部202は、プ
リンタエンジンの各部をプリンタコントローラ201の
指示に従って、動作制御すると共に、プリンタコントロ
ーラ201へプリンタ内部情報を報知する。又、エンジ
ン制御部202には、センサ入力部206を介して各セ
ンサからの信号が入力される。
【0052】制御系200には更に、プリンタエンジン
制御部202の指示に従い、記録媒体搬送のためのモー
タ、ローラなどの駆動/停止を行う用紙搬送制御部20
3と、帯電、現像、転写など各工程における各高圧の出
力制御をプリンタエンジン制御部202の指示に従って
行う高圧制御部204と、スキャナモータの駆動/停
止、レーザビームの点灯をエンジン制御部202の指示
に従って制御する光学系制御部205と、定着器の温度
をプリンタエンジン制御部202の指定した温度に調整
するための定着器温調制御部207とを有する。制御系
は更に、プリンタエンジン制御部202の指示により駆
動系の駆動/停止を行うと共に、記録媒体の有無状態、
紙サイズ情報をプリンタエンジン制御部202に報知す
る、着脱可能なオプションカセットの制御部208と、
プリンタエンジン制御部202の指示に従って記録媒体
の反転及び再給紙動作を行うと同時に、その動作状態を
プリンタエンジン制御部202に報知する、着脱可能な
着脱可能な両面ユニット制御部209と、プリンタエン
ジン制御部202の指示により駆動系の駆動/停止を行
うと共に、記録媒体の有無状態をプリンタエンジン制御
部202に報知する、着脱可能な封筒フィーダ制御部2
10と、を有する。
【0053】一方、本実施例にては、プロセスカートリ
ッジBは、図1に示すように、現像剤を収納する現像剤
容器(現像剤収納部)9A、現像ローラ9a及び現像ブ
レード9dなどの現像手段9を一体として現像ユニット
を形成し、更にこの現像ユニットに、感光体ドラム7、
クリーニングブレード10aなどのクリーニング手段1
0及び帯電ローラ8を取り付けて一体に結合することに
よってカートリッジ化されている。
【0054】このプロセスカートリッジBは、ユーザー
によって画像形成装置本体に設けたカートリッジ装着手
段40に対して取り外し可能に装着される。
【0055】本発明によれば、プロセスカートリッジB
は、現像剤容器9A内の現像剤の有無を検知し、又、現
像剤の消費に従ってその残量を逐次検知することのでき
る現像剤量検出装置を備えている。
【0056】本実施例によれば、現像剤量検出装置は、
図3に示すように、現像剤残量検出手段100Aと現像
剤有無検出手段110Aとを有する。現像剤有無検出手
段110Aは、図19を参照して説明した従来の現像剤
有無検出手段と同様の構成とされ、従来使用されている
現像剤のエンドを検知する丸棒のアンテナ電極30A
と、基準用信号を出力する既定の容量を有した容量素
子、即ち、基準インピーダンス素子30Bと、更には、
アンテナ電極30A及び基準インピーダンス素子30B
が接続されたトナー有無検出回路110とを備えてい
る。アンテナ電極30Aは、現像ローラ9aと所定間隔
をもって現像ローラ9aの長手方向に所定の長さだけ延
在して設けられる。この構成により、現像ローラ9aと
アンテナ電極30Aとの間の静電容量の変化を検知する
ことによって現像剤エンドを検知できる。
【0057】又、現像剤残量検出手段100Aは、現像
剤量を検知する測定電極手段20Aと、基準用信号を出
力する基準電極手段20Bと、更には、測定電極手段2
0Aと基準電極手段20Bとが接続された現像剤残量検
出回路100とを有する。
【0058】測定電極手段20Aは、例えば図5に示す
ように、現像手段9の現像剤容器9Aの内部側面、或い
は底面などの、現像剤と接触する位置であって、しか
も、現像剤が減少するに従って、現像剤との接触面積が
変動するような方向に配置される。
【0059】測定電極手段20Aは、図6に示すよう
に、基板22の上に所定の間隔をもって平行に形成され
た電極対をなす一対の電極、即ち、入力側電極23及び
出力側電極24を有する。本実施例では、電極23、2
4は、所定間隔Gにて平行に並置された少なくとも一対
の電極部分23a〜23f、24a〜24fを有し、各
電極部分23a〜23f、24a〜24fは、連結電極
部分23g、24gにて互いに連結されており、2つの
電極23及び24は、互いに組み合わさった多数の凹凸
形状、即ち、櫛歯形状とされている。勿論、測定電極手
段20Aの電極パターンは、これに限定されるものでは
なく、図7に示すように一対の電極23、24を互いに
所定の間隔にて平行に配置された渦巻き形状に形成する
こともできる。
【0060】測定電極手段20Aは、一対の平行電極2
3、24間の静電容量を測定することにより現像剤容器
9A内の現像剤残量を逐次検知することができる。つま
り、現像剤は空気より誘電率が大きいために測定電極手
段20Aの表面に現像剤が接触することにより一対の電
極23、24間の静電容量が増加する。
【0061】尚、図5に示すように、現像剤容器9A内
には現像剤の攪拌のために現像ローラ9aに対向して攪
拌棒45が配置されているが、この攪拌棒45にマイラ
ーシート46などを取り付け、このシート46の端面で
測定電極手段20Aの表面を払拭するように構成し、測
定電極手段20Aの表面に現像剤が偏って付着しないよ
うにするのが好ましい。このような構成により、より正
確な静電容量Caを測定することができる。
【0062】上述のように、本発明によれば、上記構成
の測定電極手段20Aを用いることにより、測定電極手
段20Aの表面に接する現像剤の面積から所定の較正曲
線を適用することにより現像剤容器9Aの断面形状や測
定電極手段20Aの形状によらず現像剤容器9A内の現
像剤量を測定することができる。
【0063】斯かる測定電極手段20Aの電極パターン
23、24は、例えば厚さ0.4〜1.6mmの、例え
ば紙フェノール、ガラスエポキシなどの硬質プリント基
板22、或いは、厚さ0.1mm程度のポリエステル、
ポリイミドなどの可撓性のプリント基板22上にエッチ
ング或いは印刷にて銅などの導体金属パターン23、2
4を形成することによって得ることができ、通常のプリ
ント基板の配線パターン形成方法と同一の方法で製造す
ることができる。従って、図6及び図7に示すような複
雑な電極パターン形状であっても容易に製造することが
でき、製造コストも簡単なパターンのものと殆ど変わり
はない。
【0064】又、図6及び図7に示すような複雑なパタ
ーン形状を用いることにより、電極23、24間の対向
長さを長くでき、更にエッチングなどのパターン形成方
法を用いることにより電極23、24間の間隔Gを数十
μm程度まで狭くすることも可能であり、大きな静電容
量を得ることが可能となる。又、静電容量の変化量を大
きくすることができ、検知精度を上げることができる。
具体的には、電極23、24は、幅0.1〜0.5m
m、厚さ17.5〜70μmとされ、又、間隔Gは0.
1〜0.5mmとされる。更に、金属パターン形成面
は、例えば12.5〜125μm程度の薄い樹脂フィル
ムにてラミネートすることも可能である。
【0065】上述のように、本発明の現像剤量検出装置
によれば、現像剤容器9Aの内部の側面若しくは底面の
現像剤が減少する方向に設置された測定電極手段20A
に対する現像剤の接触面積の変化、即ち、測定電極手段
20Aの静電容量の変化を測定し、その値により現像剤
容器全体の現像剤量を逐次に検出する。
【0066】つまり、現像剤の誘電率は空気より大きい
ため、測定電極手段20Aに現像剤が接触している部分
(現像剤が有る部分)は、接触していない部分(現像剤
が無い部分)に比べて出力される静電容量が大きい。従
って、その静電容量の変化を測定すれば現像剤容器11
A内の現像剤量を推定できる。
【0067】次いで、本発明に従った現像剤量検出装置
を、図3及び図4を参照して更に説明する。図3は、現
像剤残量検出手段100A及び現像剤有無検出手段11
0Aを備えた現像剤量検出装置の全体構成を示し、図4
は、現像剤残量検出回路100及び現像剤有無検出回路
110の具体的回路図を示す。現像剤残量検出回路10
0及び現像剤有無検出回路110は、それぞれ制御回路
102、112及び増幅回路103、113を有してい
る。
【0068】本実施例の現像剤量検出装置は、現像ロー
ラ9aに現像バイアス電圧を印加するための現像バイア
ス印加手段としての現像バイアス回路101を有する。
現像バイアス電圧は、通常、交流電圧に直流電圧が重畳
されたものが使用される。
【0069】現像バイアス回路101は、現像ローラ9
aに接続されると共に、測定電極手段20A及び基準電
極手段20Bを介して現像剤残量検出回路100の制御
回路102に接続される。本実施例では、基準電極手段
20Bとしては、既定の容量Cbを有した容量素子、即
ち、インピーダンス素子とされる。
【0070】つまり、現像剤量に応じて変動する静電容
量Caを有する検知部材としての測定電極手段20A、
及び静電容量Cbを有する比較部材としての基準電極手
段20Bは、それぞれ、その一方の入力側電極は、現像
バイアス印加手段としての現像バイアス回路101に接
続され、他方の出力側電極は、現像剤量検出回路100
の制御回路102に接続される。
【0071】基準電極手段20Bは、AC(交番)電流
I1を用い、現像剤残量を検出する上での基準電圧V1
を設定する。即ち、制御回路102は、図4に示すよう
に、基準電極手段20B、即ち、インピーダンス素子に
印加されるAC電流I1をボリュームVR1で分流した
値であるAC電流I4と抵抗R2で生じる電圧降下分V
2を、抵抗R3、R4で設定されたV3に加算し、基準
電圧V1を決めている。
【0072】従って、測定電極手段20Aに印加される
AC(交番)電流I2は、増幅回路103に入力され、
現像剤残量の検出値V4(V1−I2×R5)として出
力される。
【0073】このようにして、現像剤残量検出回路10
0で検出された検出電圧V4の最大値、最小値、若しく
は平均値を検知し、その値より現像剤残量を算出する。
【0074】現像剤有無検出回路110も上記現像剤残
量検出回路100と同様に構成され、同じように作動す
る。
【0075】つまり、現像バイアス回路101は、現像
剤量に応じて変動する静電容量CAを有するアンテナ電
極30A、及び既定の静電容量CBを有する基準インピ
ーダンス素子30Bを介して制御回路112に接続され
る。
【0076】アンテナ電極30Aは、AC(交番)電流
i1を用い、現像剤残量を検出する上での基準電圧V5
を設定する。即ち、制御回路112は、図4に示すよう
に、インピーダンス素子30Bに印加されるAC電流i
1をボリュームVR2で分流した値であるAC電流i4
と抵抗R7で生じる電圧降下分V6を、抵抗R8、R9
で設定されたV7に加算し、基準電圧V5を決めてい
る。
【0077】従って、アンテナ電極30Aに印加される
AC(交番)電流i2は、増幅回路203に入力され、
現像剤残量の検出値V8(V5−i2×R10)として
出力される。
【0078】このようにして、現像剤有無検出回路11
0で検出された検出電圧V8が所定値に達したとき、現
像剤無しの信号を出力する。
【0079】上述のように、本発明によると、現像剤量
検出装置により、現像剤残量が逐次検知されると共に、
現像剤が消費されたときは、現像剤無しが検出される。
【0080】しかしながら、本発明者らの研究、実験の
結果、現像剤残量検出手段100Aの測定電極手段20
Aは、基板22上に形成された電極23、24からなる
電極パターンが温度の影響を受け、その特性が変動する
ことが分かった。特に、レーザービームプリンタの場
合、電源の消費電力や、定着器の消費電力が大きいた
め、連続でプリントを行うと、次第に機内温度が上昇す
る傾向にある。
【0081】そこで、本発明では、この温度変化を単位
時間当たりの画像形成(プリント)枚数にて推測し、こ
の温度変化に応じて検出されたトナー残量を補正する。
【0082】図8は、本発明に従った現像剤残量検知方
法の一実施例を説明するためのフロー図である。
【0083】本実施例によると、プリントが開始される
と、プリント開始が判断され(ステップ1)、タイマの
カウントがスタートする(ステップ2)。連続プリント
枚数が所定の枚数以上、例えば、限定されるものではな
いが、10枚以上となったかどうかを判断し(ステップ
3)、10枚以上となった場合には、現像剤残量検出回
路からの検出値V4に対して、補正電圧Vhを加算し
(ステップ4)、そして連続プリント枚数をカウントす
るカウンタをクリアすると共に、タイマカウンタをリセ
ットする(ステップ6)。10枚以下である場合には、
タイマカウントが終了しているか否かを判断し(ステッ
プ5)、終了していない場合には上記ステップ3に戻
る。終了している場合には、連続プリント枚数をカウン
トするカウンタをクリアすると共に、タイマカウンタを
リセットする(ステップ6)。
【0084】次に、プリント終了であるか否かを判断し
(ステップ7)、プリント終了である場合には、温度が
下がるまでの一定時間待機し(ステップ8)、そして検
出値V4から補正した値分Vhを減算し、検出値を元に
戻す。ステップ7でプリント終了でない場合には、上記
ステップ3に戻る。
【0085】上記現像剤残量検知方法を実施すること
で、温度変化に左右されず、安定した現像剤残量の検出
が可能となる。
【0086】本発明の画像形成装置によれば、上述のよ
うに、現像剤容器9A内部の現像剤量を逐次に検知し
て、その情報をもとにして現像剤の消費量を表示するこ
とにより、ユーザーに現像剤補給カートリッジの準備を
促し、更に、現像剤エンドの検知情報により現像剤補給
を促すことができる。
【0087】現像剤量表示方法について説明すると、例
えば、上述の現像剤量検出装置による検知情報は、ユー
ザーのパソコンなどの端末画面上に、図9及び図10に
示すように表示される。図9及び図10においては、現
像剤量に応じて動く針41がゲージ42のどの部分を指
しているかによって現像剤量がユーザーに報知される。
【0088】又、図11に示すように、電子写真画像形
成装置本体に直接、LED等による表示部を設け、現像
剤量に応じてLED43を点滅させても良い。
【0089】実施例2 実施例1で説明したレーザービームプリンタは、画像形
成(プリント)モードとして両面印字モードを備えたプ
リンタである。このようなプリンタにて両面印字モード
を実行した場合には、カートリッジの温度を大きく上昇
させる。
【0090】つまり、両面印字を行う場合に、先ず始め
に、片面印字を行うために記録媒体Pは定着器5を通過
する。その後、記録媒体Pは反転され、再び、画像形成
が行われる。このように、両面印字モードでは、カート
リッジに対して、一度定着器5を通過した暖かい記録媒
体Pが再度給紙され、通常の片面印字に比べてカートリ
ッジの温度が急激に上昇する。
【0091】そこで、本実施例では、プリントモードに
よって温度を推測し、検出されたトナー残量を示す静電
容量値、即ち、現像剤残量検出電圧V4を補正する。
【0092】図12は、本実施例に係る現像剤残量検知
方法を説明するためのフロー図である。
【0093】本実施例によると、プリントが開始される
と、プリント開始が判断され(ステップ1)、現像剤残
量検出電圧V4に対して、補正電圧Vhを加算する(ス
テップ2)。次に、プリント枚数カウンタが所定の枚数
以上、例えば、限定されるものではないが、500枚以
上となったかどうかを判断する(ステップ3)。ここで
いう500枚という数字は、連続して両面プリントを行
ったときに、カートリッジの温度が飽和するまでのプリ
ント枚数であり、このように設定されるのが好ましい。
既に500枚以上であると判断された場合には、ステッ
プ10に進み、プリントが終了されたか否かを判断し、
プリント終了であれば、後述のステップ6に進み、そう
でなければ上記ステップ3に戻る。
【0094】上記ステップ3にて500枚に達していな
いと判断された場合には、プリント枚数カウントに1だ
け加算されたか否かを判断し(ステップ4)、加算され
ていないときは、上記ステップ2に戻る。加算されてい
る場合には、次にプリント終了であるか否かを判断し
(ステップ5)、プリント終了でないと判断された場合
には、後述のステップ8に進む。プリント終了であると
判断された場合には、タイマをスタートさせ(ステップ
6)、タイマ終了を待って(ステップ7)、補正済みの
現像剤残量検出電圧V4からVhを減算し、又、同時
に、プリント枚数カウンタから1だけ減算する(ステッ
プ8)。
【0095】このようにして、プリント終了後、一定時
間を経過する毎に補正値を元に戻して行く。プリント枚
数カウンタがゼロになったことを判断したら(ステップ
9)、本処理を終了する。
【0096】このように、本実施例によれば、両面プリ
ント時にカートリッジの温度が飽和するまでのプリント
枚数分だけ、一枚毎に現像剤量検出結果を補正すること
で、温度上昇の影響を受けずに精度の良い現像剤残量を
検出することが可能となる。
【0097】本実施例では、印字モードにより現像剤量
検出結果を補正するものとして述べたが、定着モード、
即ち、記録媒体の種類についても(即ち、封筒や厚紙な
どを指定したときには定着温度を上げるため、機内昇温
が通常より大となるため)、更には、記録媒体のサイズ
についても(即ち、小サイズ紙の場合、定着器の端部昇
温が起こるため、普通紙に比べてスループットを落とす
必要があり、機内昇温が普通紙より少なくなるため)、
同様の制御を行うことができ、温度変化に左右されず、
安定した現像剤残量の検出が可能となる。
【0098】本実施例においても、現像剤容器9A内部
の現像剤量を逐次に検知して、その情報をもとにして現
像剤の消費量を表示することにより、ユーザーに現像剤
補給カートリッジの準備を促し、更に、現像剤エンドの
検知情報により現像剤補給を促すことができる。又、現
像剤量検出装置による検知情報は、実施例1と同様に、
図9〜図11に示す表示態様にて現像剤量を表示するこ
とができる。
【0099】実施例3 本発明によれば、現像剤残量検出手段100Aの基準電
極手段20Bは、その一実施例によれば、上記測定電極
手段20Aと同様の電極版を使用することができる。つ
まり、基準電極手段20Bは、図6に示すように、基板
22の上に所定の間隔Gをもって平行に形成された電極
対をなす一対の入力側電極23(23a〜23f)及び
出力側電極24(24a〜24f)を有し、2つの電極
23及び24が互いに組み合わさった多数の凹凸形状、
即ち、櫛歯形状とすることもできるし、又、図7に示す
ように渦巻き形状に形成することもできる。基準電極手
段20Bも又、通常のプリント基板の配線パターン形成
方法と同一の方法で製造し得る。
【0100】このような構成の基準電極手段20Bは、
温度、湿度などの環境条件によって静電容量が変動し、
測定電極手段20Aに対して基準用の比較部材として機
能する。測定電極手段20Aの出力は、環境の変化によ
り変動する基準電極手段20Bの出力と比較される。例
えば基準電極手段20Bの所定の静電容量を現像剤が無
いときの測定電極手段20Aと同じ値に設定して基準電
極手段20Bと測定電極手段20Aの出力の差分を取る
ことにより、現像剤による静電容量の変化分のみの出力
を得ることが可能になるため、現像剤残量検知の精度を
高めることができる。
【0101】本実施例の基準電極手段20Bを使用した
現像剤量検知原理について更に説明すると、測定電極手
段20Aは、パターン表面の接触部分の静電容量を測定
して現像剤容器11A内の現像剤量を推測しているた
め、その値は、環境(湿度、温度など)の変化により変
動する。
【0102】例えば、湿度が高くなると空気中の水蒸気
量が多くなるので検知部材としての測定電極手段20A
に触れている大気の誘電率も増加する。そのため同一の
現像剤量の時でも環境が変化すると測定電極手段20A
からの出力も変わってくる。又、パターンを形成してい
る基板22も吸湿する材質では吸湿により誘電率が変化
するため環境変動となる。
【0103】そのため測定電極手段20Aと同じ環境変
動をする比較部材としての基準電極手段20B、即ち、
例えば測定電極手段20Aと同一な構成とされ現像剤と
は接していない構成とされる基準電極手段20Bを、測
定電極手段20Aと同じ環境下に置いて両方の出力を比
較して差分を取り環境変動をうち消すことにより、環境
変動に影響されずに現像剤残量を測定することができ
る。
【0104】図13の一番左側の棒グラフに示されるよ
うに、現像剤量を検出する検知部材である測定電極手段
20Aから測定される静電容量は、検知部材表面に接し
ている現像剤による変動分に環境変動分が上乗せされて
出力される。そして、そのものを高温高湿環境下に移す
と、図14の一番左側の棒グラフに示されるように現像
剤による変動分は変わらないが環境変動分が増加するた
め結果的に同一現像剤量であるにもかかわらず、静電容
量が増加してしまう。
【0105】そこで、図13及び図14の中央棒グラフ
のように測定電極手段(検知部材)20Aと同一な環境
変動を持つ基準電極手段(比較部材)20Bを配置して
その差分(右側の棒グラフ)を取ることにより現像剤に
よる静電容量のみを測定することができる。
【0106】又、本実施例によれば、図15〜図17に
示すように、現像手段9の現像剤容器9Aに、測定電極
手段20Aと、比較用として測定電極手段20Aと同一
な構成とされる基準電極手段20Bとが配置される。こ
の構成では現像剤容器9Aに測定電極手段20Aと基準
電極手段20Bとを有するため、環境による変動をキャ
ンセルすることができると共に、更に測定電極手段20
Aと基準電極手段20Bをほぼ同一環境下に置くことが
できるので検知精度を高くすることが可能になる。
【0107】更に説明すると、本実施例によれば、図1
6及び図17を参照すると理解されるように、測定電極
手段20A及び基準電極手段20Bは、フレキシブルプ
リント基板のような屈曲可能な一枚の基板22の片面に
各々の電極23、24が形成され、折り返して現像剤容
器9A内に配置することができる。又、本実施例では、
測定電極手段20A及び基準電極手段20Bは同じ電極
パターンとされる。つまり、測定電極手段20A及び基
準電極手段20Bの両電極23、24のパターンは、静
電容量がほぼ等しく、パターン幅、長さ、間隔及び対向
面積がほぼ等しいパターン形状とされる。このようにし
て作製された基準電極手段20Bは、基板のほぼ中央部
にて折り返されて、測定電極手段20Aが配置された現
像剤容器11Aの内部であって仕切壁21にて区画され
た、現像剤とは接触しない箇所に配置される。
【0108】上述のように、測定電極手段20A及び基
準電極手段20Bは、通常のプリント基板製造工程と同
様にて製造され、そのために機材の吸湿率や、誘電率の
ばらつきや、エッチング条件の違いにより電極パターン
幅や高さのばらつきにより基板の静電容量にばらつきが
生じる。本実施例では、基板の同一表面に測定電極手段
20A及び基準電極手段20Bとを形成したことによ
り、1枚の基板で検知部材と比較部材を兼ねているの
で、基板が1枚で済みコストを安くすることができる。
又、同じ材質のものに電極パターンを形成するために基
材差によるばらつきを抑えることができ、更に同一面に
パターンを形成するので、エッチングなどのパターン形
成時のばらつきを抑えることができる。更には、上記構
成とすることにより、現像剤容器の上方まで検知パター
ンを配置することができ、そのため、ほぼ現像剤が現像
剤容器内で満杯状態から現像剤量を測定することが可能
である。
【0109】上記実施例の説明では、測定電極手段20
A及び基準電極手段20Bの両電極23、24のパター
ンは、静電容量がほぼ等しく、パターン幅、長さ、間隔
及び対向面積がほぼ等しいパターン形状が形成されてい
るものとして説明したが、比較用の基準電極手段20B
の電極パターン23、24の面積を測定電極手段20A
の電極パターン23、24の面積と異ならせることも可
能である。この場合は、基準電極手段20Bの出力は所
定の係数を掛けた出力に変換され、この変換後の出力が
測定電極手段20Aの出力と比較される。このような構
成にすることにより、基準電極手段20Bを小さくでき
るので、検知部材配置のためのスペースが小さくて済
む。又、両部材20A及び20Bを現像剤容器11Aの
同じ側の同一壁面に設け、基準電極手段20Bは現像剤
と接触しないように区画する構成とすることもできる
が、この場合には、限られた面積内での検知部材20A
側のパターンの比率を大きく取ることが可能になり、静
電容量の変化量や精度を高めることができる。
【0110】図18に、本実施例に従って構成される測
定電極及び基準電極手段を使用した場合の、特に、現像
剤残量検出回路100のみを示し、現像剤有無検出回路
110は省略されている。
【0111】図18に示すように、現像剤量に応じて変
動する静電容量Caを有する検知部材としての測定電極
手段20A、及び環境条件に応じて変動する静電容量C
bを有する比較部材としての基準電極手段20Bは、そ
れぞれ、インピーダンス素子としてその一方の入力側電
極23は、接点30C(装置本体側接点32C)によ
り、現像バイアス回路101に接続され、他方の出力側
電極24は、接点30A(装置本体側接点32A)及び
30B(装置本体側接点32B)により現像剤量検出回
路100の制御回路102に接続される。
【0112】本実施例のその他の現像剤残量検出手段1
00A及び現像剤有無検出手段110Aの構成及び作動
は実施例1と同じであるので、再度の説明は省略する。
【0113】尚、本明細書において、電極手段に電圧を
加えた際に発生する静電容量の値が同じであると記載し
たが、前記値が全く同じである場合のみならず、同じ値
になるように意図して製造されたものは含まれる。従っ
て、例えば、電極手段の製造上のばらつき等による誤差
は、前記値が同じであることに含まれる。
【0114】又、同様に、前記電極間の間隔が一定であ
る、電極の対向長さが同じである、対向部の間隔が同一
である、並びに、測定電極手段及び基準電極手段の形状
が同じであるなど、数値及び形状が同じであるとの記載
は、同じ値、或いは、同じ形状になるように意図して製
造されたものは含まれる。従って、例えば、製造上のば
らつき等による数値の誤差、及び、形状の違いは、前記
値が同じである、或いは、形状が同じであることに含ま
れる。
【0115】本実施例においても、現像剤容器9A内部
の現像剤量を逐次に検知して、その情報をもとにして現
像剤の消費量を表示することにより、ユーザーに現像剤
補給カートリッジの準備を促し、更に、現像剤エンドの
検知情報により現像剤補給を促すことができる。又、現
像剤量検出装置による検知情報は、実施例1と同様に、
図9〜図11に示す表示態様にて現像剤量を表示するこ
とができる。
【0116】尚、本発明は、当初、容器内に収納されて
いる現像剤の量を100%としたときに、現像剤の量を
100%〜0%までの全領域にわたって逐次に検出する
ことに限定されるものではない。例えば、容器内の現像
剤の残量が50%〜0%までの領域にわたって逐次に検
出するようにしても良い。ここで、現像剤の残量が0%
とは、現像剤が完全になくなったことのみを意味するも
のではない。例えば、現像剤の残量が0%とは、容器内
に現像剤が残っていたとしても、所定の画像品質(現像
品質)が得られなくなる程度まで現像剤の残量が減った
ことも含まれる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子写真
画像形成装置は、現像剤容器内の現像剤残量を逐次に検
知するための電極対をなす第一及び第二の電極を備えた
測定電極手段と、第一の電極と第二の電極との間の静電
容量に応じた電気的信号に基いて現像剤容器内の現像剤
の残量を算出する現像剤残量測定手段とを有し、補正手
段により、電子写真画像形成装置の画像形成状況に応じ
て、第一の電極と第二の電極との間の静電容量に応じた
電気的信号に補正を行う構成とされるので、 (1)温度による現像剤残量検出結果のバラツキを抑制
し、精度の高い、ユーザーにとってより好ましい現像剤
残量の表示を行うことができる。 (2)特別な温度検知手段を設けることなく、温度によ
る現像剤残量検出結果を補正し、コストアップを生じる
ことなく、高精度のリアルタイムの現像剤残量検出が可
能である。 (3)画像上の弊害を起こすことなく、しかも、ユーザ
ーの手を煩わせることもなく、無駄なく現像剤を使用す
ることができる。 (4)高寿命な現像装置或はプロセスカートリッジであ
っても、簡単な構造にて、現像剤の満タンの状態から印
字不良直前のニアエンド状態までを正確に且つ精度良く
検知することができ、又、ユーザーの装置使用に際して
の利便性を向上させることができ、しかも安価である。 (5)複数人で使用したり、大規模なプリントジョブを
行なう場合においても、現像剤の消費状態を正確にモニ
ターすることができ、現像装置或はプロセスカートリッ
ジの交換時期を正確に把握することが可能であり、ユー
ザーの装置使用に際しての利便性を向上させることがで
き、しかも安価である。という効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真画像形成装置の一実施例
の概略構成図である。
【図2】本発明に係る電子写真画像形成装置の制御系を
示すブロック図である。
【図3】本発明に従った現像剤量検出装置の現像剤量検
出手段及び現像剤有無検出手段の概略構成を示す図であ
る。
【図4】図3の現像剤量検出回路及び現像剤有無検出回
路の一実施例の具体的回路図である。
【図5】本発明に従った現像剤量検出装置を説明するた
めの現像剤容器の斜視図である。
【図6】測定電極手段及び基準電極手段の一実施例を示
す正面図である。
【図7】測定電極手段及び基準電極手段の他の実施例を
示す正面図である。
【図8】本発明に従った現像剤残量検出電圧値の補正方
法の一実施例を説明するためのフロー図である。
【図9】現像剤量表示の一実施例を示す図である。
【図10】現像剤量表示の他の実施例を示す図である。
【図11】現像剤量表示の他の実施例を示す図である。
【図12】本発明に従った現像剤残量検出電圧値の補正
方法の他の実施例を説明するためのフロー図である。
【図13】本発明に従った現像剤量検知原理を説明する
ためのグラフである。
【図14】本発明に従った現像剤量検知原理を説明する
ためのグラフである。
【図15】測定電極部材及び基準電極部材の配置構成の
一実施例を説明するための図である。
【図16】測定電極部材及び基準電極部材の配置構成の
他の実施例を説明するための図である。
【図17】図16と同様の図で、基準電極部材を現像剤
容器内に設置した態様を説明するための現像剤容器の斜
視図である。
【図18】図16に示す本発明に従った現像剤量検出装
置のための現像剤残量検出回路の一実施例を示す図であ
る。
【図19】従来の電子写真画像形成装置の一例の概略構
成図である。
【符号の説明】
1 光学手段 2 記録媒体 4 転写手段 7 感光体ドラム(電子写真
感光体) 8 帯電ローラ(帯電手段) 9 現像手段(現像装置) 9A 現像剤容器 9a 現像ローラ(現像剤担持
体) 9d 現像ブレード(現像剤量
規制部材) 10 クリーニング手段 20A 測定電極手段 20B 基準電極手段 23 第一の電極 24 第二の電極 30A アンテナ電極 30B 基準インピーダンス素子 40 カートリッジ装着手段 100A 現像剤残量検出手段 100 現像剤残量検出回路 101 現像バイアス印加手段
(現像バイアス回路) 102 制御回路 103 増幅回路 110A 現像剤有無検出手段 110 現像剤有無検出回路 112 制御回路 113 増幅回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DD02 DE04 EC14 ED08 ED09 ED10 EF09 GA54 GA60 GB03 GB05 GB10 HB15 2H073 BA04 BA13 2H077 AD06 AD36 BA08 BA09 DA15 DA16 DA22 DA42 DA58 DA59 DA80 DA86 DB02 DB10 DB14

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に画像を形成するための電子写
    真画像形成装置において、(a)電子写真感光体と、
    (b)前記電子写真感光体に静電潜像を形成するための
    静電潜像形成手段と、(c)前記電子写真感光体に形成
    された静電潜像を現像するために現像剤を収容し、この
    現像剤を前記電子写真感光体へ搬送するための現像剤担
    持体を備えた現像剤容器と、前記現像剤容器内の現像剤
    残量を逐次に検知するための電極対をなす第一及び第二
    の電極を備えた測定電極手段と、を有する現像装置と、
    (d)前記現像剤担持体に現像バイアス電圧を印加する
    現像バイアス印加手段と、(e)前記現像剤担持体に現
    像バイアス電圧を印加することによって発生する、前記
    第一の電極と第二の電極との間の静電容量に応じた電気
    的信号に基いて前記現像剤容器内の現像剤の残量を算出
    する現像剤残量測定手段と、(f)電子写真画像形成装
    置の画像形成状況に応じて、前記第一の電極と第二の電
    極との間の静電容量に応じた電気的信号に補正を行う補
    正手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 プロセスカートリッジを着脱可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成
    装置において、(a)(i)電子写真感光体と、(ii)前記
    電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するために
    現像剤を収容し、この現像剤を前記電子写真感光体へ搬
    送するための現像剤担持体を備えた現像剤容器と、前記
    現像剤容器内の現像剤残量を逐次に検知するための電極
    対をなす第一及び第二の電極を備えた測定電極手段と、
    を有する現像装置と、を有するプロセスカートリッジを
    取り外し可能に装着するための装着手段と、(b)前記
    現像剤担持体に現像バイアス電圧を印加する現像バイア
    ス印加手段と、(c)前記現像剤担持体に現像バイアス
    電圧を印加することによって発生する、前記第一の電極
    と第二の電極との間の静電容量に応じた電気的信号に基
    いて前記現像剤容器内の現像剤の残量を算出する現像剤
    残量測定手段と、(d)電子写真画像形成装置の画像形
    成状況に応じて、前記第一の電極と第二の電極との間の
    静電容量に応じた電気的信号に補正を行う補正手段と、
    を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、電子写真画像形成装置
    の連続画像形成枚数を基にして補正量を決定することを
    特徴とする請求項1又は2の電子写真画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、電子写真画像形成装置
    の指定された画像形成モードを基にして補正量を決定す
    ることを特徴とする請求項1又は2の電子写真画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記補正手段は、指定された記録媒体の
    種類或はサイズを基にして補正量を決定することを特徴
    とする請求項1又は2の電子写真画像形成装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記測定電極手段の前記第一の電
    極及び第二の電極からの電気的信号と比較するための基
    準の電気的信号を発生する基準電極手段を有することを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の電子写
    真画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記基準電極手段は、既定の容量を有し
    たインピーダンス素子であることを特徴とする請求項6
    の電子写真画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記基準電極手段は、前記現像剤容器内
    の現像剤と接触することのない位置に配置された第一の
    電極及び第二の電極を備えた電極対とされ、前記第一の
    電極と第二の電極との間に既定の静電容量を有している
    ことを特徴とする請求項6の電子写真画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記基準電極手段の前記インピーダンス
    素子、或いは、前記基準電極手段の前記第一の電極には
    前記現像バイアス電圧が印加されることを特徴とする請
    求項7又は8の電子写真画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記測定電極手段の前記第一の電極と
    第二の電極は、櫛歯状或いは渦巻き状に互いに組み合わ
    さって形成されることを特徴とする請求項1〜9のいず
    れかの項に記載の電子写真画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記基準電極手段の前記第一の電極と
    第二の電極は、櫛歯状或いは渦巻き状に互いに組み合わ
    さって形成されることを特徴とする請求項8、9又は1
    0の電子写真画像形成装置。
  12. 【請求項12】 更に、前記現像剤容器内の現像剤の有
    無を検知するための現像剤有無検知手段を有することを
    特徴とする請求項1〜11のいずれかの項に記載の電子
    写真画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記現像剤有無検知手段は、前記現像
    剤担持体に対して所定の間隔で配置されたアンテナ電極
    を有することを特徴とする請求項1〜11のいずれかの
    項に記載の電子写真画像形成装置。
  14. 【請求項14】 更に、前記アンテナ電極からの電気的
    信号と比較するための基準の電気的信号を発生する既定
    の容量を有したインピーダンス素子を有することを特徴
    とする請求項12又は13の電子写真画像形成装置。
JP24662099A 1999-08-31 1999-08-31 電子写真画像形成装置 Pending JP2001075352A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24662099A JP2001075352A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 電子写真画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24662099A JP2001075352A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 電子写真画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001075352A true JP2001075352A (ja) 2001-03-23

Family

ID=17151125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24662099A Pending JP2001075352A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 電子写真画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001075352A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1143306A2 (en) 2000-04-07 2001-10-10 Canon Kabushiki Kaisha Developer container, developer amount detecting system, process cartridge, developing device, and image forming apparatus
JP2002328515A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Canon Inc 現像剤量検知システム及び画像形成装置
JP2002328521A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Canon Inc 現像剤量検知システム、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2002328517A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Canon Inc 電極結合容器および現像剤容器および現像カートリッジおよびプロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置
JP7321866B2 (ja) 2019-09-30 2023-08-07 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1143306A2 (en) 2000-04-07 2001-10-10 Canon Kabushiki Kaisha Developer container, developer amount detecting system, process cartridge, developing device, and image forming apparatus
EP1143306A3 (en) * 2000-04-07 2006-02-08 Canon Kabushiki Kaisha Developer container, developer amount detecting system, process cartridge, developing device, and image forming apparatus
JP2002328515A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Canon Inc 現像剤量検知システム及び画像形成装置
JP2002328521A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Canon Inc 現像剤量検知システム、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2002328517A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Canon Inc 電極結合容器および現像剤容器および現像カートリッジおよびプロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置
JP7321866B2 (ja) 2019-09-30 2023-08-07 キヤノン株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3530752B2 (ja) 電子写真画像形成装置、プロセスカートリッジ、現像装置、現像剤供給容器及び測定部品
JP3530751B2 (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
KR100363808B1 (ko) 화상 현상 장치, 프로세스 카트리지, 전자사진 화상 형성장치 및 현상 유닛 프레임
JP2001092335A (ja) プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置及び現像剤量検出部材
US6584291B1 (en) Image forming apparatus for calculating a printable number of sheets and a cartridge detachably mountable to the apparatus comprising a memory for storing data representing a present amount of developer
US20040042804A1 (en) Image forming apparatus, cartridge detachably mountable to the image forming apparatus, developer remainder displaying method and system
JP2001051490A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP3943772B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP3442015B2 (ja) 画像形成装置、カートリッジ及びユニット
JP3897504B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2001075352A (ja) 電子写真画像形成装置
JP3984759B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2001215782A (ja) 電子写真画像形成装置
JP2001125362A (ja) プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置、画像形成装置、現像装置、現像剤容器及び測定部品
JP2001075351A (ja) 電子写真画像形成装置
JP2001027842A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP4769368B2 (ja) 画像形成装置
JP2001290356A (ja) 電子写真画像形成装置
JP3912947B2 (ja) 異常検知システム
JP2001042581A (ja) 電子写真画像形成装置
JP2001092231A (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP4724310B2 (ja) 現像剤量検知システム及び画像形成装置
JP2001215783A (ja) 電子写真画像形成装置
JP2000338763A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2001125464A (ja) プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置、現像装置、現像剤量検出装置及び現像剤残量検出部材