JP2001215782A - 電子写真画像形成装置 - Google Patents

電子写真画像形成装置

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JP2001215782A
JP2001215782A JP2000022801A JP2000022801A JP2001215782A JP 2001215782 A JP2001215782 A JP 2001215782A JP 2000022801 A JP2000022801 A JP 2000022801A JP 2000022801 A JP2000022801 A JP 2000022801A JP 2001215782 A JP2001215782 A JP 2001215782A
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JP2000022801A
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English (en)
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Masaki Mochizuki
正貴 望月
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部環境変動による現像剤残量或は現像剤有
無の検出結果のバラツキを抑制し、精度の高い現像剤残
量検知或は現像剤有無検知を行う。 【解決手段】 プロセスカートリッジBの近傍に温度湿
度計30を設け、温度湿度計30による環境情報を随時
CPU320に入力する。現像ローラ9aと平行に電極
対20を配置し、現像バイアス回路400から現像ロー
ラ9aと電極対20に現像バイアスを印加し、現像ロー
ラ9a・電極20a間の容量C1、電極対20間の容量
C2を検知して検出回路310にて電流値として加算す
る。この加算電流値と、現像バイアス印加時のインピー
ダンス素子330の容量CLに応じた電流値とにより得
られた値を、CPU320にて環境情報により補正し、
その値を現像剤量に換算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、電子写
真方式により像担持体に静電潜像を形成し、この静電潜
像を現像装置に収容した現像剤にて顕像化する電子写真
画像形成装置に関し、特に、現像剤容器に収容した現像
剤の残量を逐次検知することのできる現像剤残量検知手
段或は現像剤の有無を検知する現像剤有無検知手段、更
にはこれら両検知手段を備えた現像剤量検出装置を有す
る電子写真画像形成装置に関し、特に、プロセスカート
リッジを備えた電子写真画像形成装置に好適に具現化し
得る。
【0002】ここで電子写真画像形成装置としては、例
えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、L
EDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真
ファクシミリ装置、及び電子写真ワードプロセッサー等
が含まれる。
【0003】又、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも一つ
と、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、こ
のカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着
脱可能とするものであるか、又は、少なくとも現像手段
と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、この
カートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱
可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置において、電子写真感光体及び電子写真
感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ
化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体
に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用され
ている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置
のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身
で行うことができるので、格段に操作性を向上させるこ
とができる。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、
電子写真画像形成装置において広く用いられている。
【0005】このようなプロセスカートリッジ方式の電
子写真画像形成装置ではユーザー自身がカートリッジを
交換しなければならないため、現像剤が消費された場合
にユーザーに報知する手段、即ち、現像剤量検出装置が
必要となる。
【0006】更に説明すると、図10に従来のプロセス
カートリッジBが装着された画像形成装置Aの一例を示
す。プロセスカートリッジBにて現像手段を構成する現
像装置9は、像担持体としての感光体ドラム7上に形成
された潜像に現像剤Tを収容した現像剤容器9Aを有し
ている。
【0007】この現像剤容器9Aには、感光体ドラム7
と対向する現像位置まで現像剤Tを搬送する円筒形の現
像剤担持体である現像ローラ9aが、感光体ドラム7に
近接して配置されており、現像ローラ9aの表面上には
現像剤Tが付着保持され、現像ローラ9aの回転により
現像剤Tを感光体ドラム7に対向した現像位置まで搬送
する。又、現像剤容器9A内の現像剤Tは、重力及び攪
拌装置又はその他の現像剤搬送手段(図示せず)によっ
て現像ローラ9aへと供給される。
【0008】現像剤Tは搬送される途中でドクターブレ
ード等の現像剤規制手段9dにより現像剤Tの量及び高
さが制限されると共に、現像ローラ9a上に均一に塗布
され、現像ローラ9a上に搬送される過程で現像ローラ
9a、現像剤規制手段9d、或は現像剤自身に摺擦され
て帯電する。
【0009】そして、現像ローラ9aによって感光体ド
ラム7との対向部、即ち、現像位置まで搬送された現像
剤Tは感光体ドラム7と現像ローラ9aとの間にバイア
ス印加手段としての現像バイアス電源101にて印加さ
れた適正な現像バイアス電圧により、感光体ドラム7上
に転移し、感光体ドラム7上の静電潜像を現像し、トナ
ー像となす。
【0010】現像に供されなかった現像剤Tは、現像ロ
ーラ9a上に残ったまま搬送されて、再び現像部内に収
容される。
【0011】一方、トナー像の形成と同期して給紙カセ
ット2にセットした記録媒体Pをピックアップローラ
3、及び、搬送ローラ対、レジストローラなど(図示せ
ず)で転写位置へと搬送する。転写位置には、転写手段
としての転写ローラ4が配置されており、電圧を印加す
ることによって、感光体ドラム7上のトナー像を記録媒
体Pに転写する。
【0012】トナー像の転写を受けた記録媒体Pは、定
着手段5へと搬送する。定着手段5は、ヒータ5bを内
蔵した定着ローラ5a及び駆動ローラ5cなどを備えた
定着器とされ、通過する記録媒体Pに熱及び圧力を印加
して転写されたトナー像を記録媒体P上に定着する。そ
の後、記録媒体Pは、機外へと排出される。
【0013】転写ローラ4によってトナー像を記録媒体
Pに転写した後の感光体ドラム7は、クリーニング手段
10によって感光体ドラム7上に残留した現像剤を除去
した後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニン
グ手段10は、感光体ドラム7に当接して設けられた弾
性クリーニングブレード10aによって感光体ドラム7
上の残留現像剤を掻き落として廃現像剤溜め10bへと
集める。
【0014】以上のように、現像装置10においては、
現像動作を繰り返して行う毎に現像剤Tが消費され、現
像剤が不足すると、画像濃度低下や画像欠落などの不良
が生じる。このため、現像剤不足が生じないように、随
時現像剤Tの現像剤容器9Aでの有無を監視する必要が
ある。
【0015】そこで、従来の現像装置9は、現像剤残量
を検知する手段として現像剤量検出装置を有しており、
現像剤量検出装置は、現像剤Tの残量を検知するための
電極手段として、現像剤容器9Aの内部に水平方向に配
置された棒状の現像剤残量検知用アンテナ電極30Aを
備えている。
【0016】現像剤量検出装置は、更に、現像剤量測定
回路50を有しており、この現像剤量測定回路50は、
アンテナ電極30Aと現像ローラ9aとの間の静電容量
を測定する手段としての静電容量検出回路52を備え、
この静電容量検出回路52にアンテナ電極30Aが接続
される。これによって、現像バイアス電源101により
現像ローラ9aに供給される現像バイアス電圧をアンテ
ナ電極30Aにより検出することでアンテナ電極30A
と現像ローラ9aとの間の静電容量を測定している。
【0017】又、現像剤量測定回路50は、比較の基準
となる静電容量を設定する手段としての基準静電容量3
0Bと、基準静電容量30Bを測定する手段としての静
電容量検出回路51とを備え、基準静電容量30Bと現
像バイアス電源101とを接続し、基準静電容量30B
を介して現像バイアス電圧を検出することで、未知の静
電容量を測定する上の基準となる静電容量を得ている。
【0018】現像剤量検出装置は、静電容量検出回路5
1の出力と、基準静電容量の静電容量検出回路52の出
力とを、比較手段としての比較回路53により比較して
その差分を検出し、その差分が一定値より下回った場合
に、現像剤量警告回路54にて現像剤切れと判断し、ユ
ーザーに現像剤Tが残り少ないことを告知する。
【0019】この方式は、構成が簡単で比較的安価であ
ることから、プロセスカートリッジが装着された小型の
画像形成装置に多く用いられている。
【0020】以上説明した検知方法では、現像剤が無く
なる寸前を精度良く検知(ニアエンド検知)することは
できるが、プロセスカートリッジBのように現像剤の補
給がプロセスカートリッジBの交換を意味する場合、検
知信号によって現像剤が少ないことを突如として告知さ
れたユーザーは、予備のプロセスカートリッジを用意し
ていない限り、多量に印字することを断念せざるを得な
かった。
【0021】また、上記の現像剤残量検知方法を用いた
画像形成装置では、現像剤残量検知レベルが1から多く
て3レベルであり、更に、従来の回路では検出精度が悪
かったため、ニアエンド検知に重きを置いた電極配置を
余儀なくされていた。従って、現像剤が無くなる直前の
精度は高いが、それ以前の現像剤残量を正確に知ること
はできなかった。
【0022】更に、近年、画像形成装置に記録媒体とし
て多量の転写材を積載し、高スピードで印字できる技術
が開発され、これらの機器がコンピュータネットワーク
によって複数のユーザーにシェアされて使用される状況
下では、プロセスカートリッジB内の現像剤の残量が、
これから大量に印字する印字枚数分、印字可能かどうか
を判断することが要求されるようになった。
【0023】すなわち、従来の現像剤残量検知は、自動
車で言う燃料警告であり、警告後の最低印字枚数は見積
もることができるものの、警告が出ていない状態では現
状の現像剤残量でどのくらい印字できるかをユーザーが
判断できる状態ではなかった。従って、上記使用環境の
変化により、現像剤残量のゲージ表示が強く望まれるよ
うになってきた。
【0024】つまり、従来の現像剤量検出装置は、現像
剤容器内の現像剤の有無を検出するものであり、つま
り、現像剤容器内の現像剤を使い切る直前に現像剤が少
ないことを検出できるのみであり、現像剤容器内にどの
程度の現像剤が残っているかを検出することはできなか
った。
【0025】これに対して、現像剤容器内の現像剤残量
を逐次検出することができれば、現像剤容器内の現像剤
使用状態をユーザーが知ることが可能となり、交換時期
に合わせて新しいプロセスカートリッジを用意すること
ができ、ユーザーにとって極めて好便である。
【0026】そこで、本発明者らは、より精度の高い現
像剤残量検知を行うために、基板上に櫛歯状或は渦巻き
状に形成された電極パターンを有する電極対からなる検
知手段を現像剤担持体に直交するように或は平行に配置
して、この電極対が形成する静電容量の変化を測定する
ことによって、現像剤容器内の現像剤残量を逐次に検知
する逐次残量検知方式を採用した現像装置、プロセスカ
ートリッジ及び電子写真画像形成装置を提案した。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らの研究実験の結果によると、上記アンテナ電極、或
は、櫛歯状或は渦巻き状に形成された電極パターンを有
する電極対検知手段などの容量値は、温度、湿度の影響
を受け、その静電容量が変動し、その結果、現像剤有無
或は現像剤残量検出結果がばらつくことが分かった。
又、現像剤自体の誘電率も温度、湿度の影響を受けて変
動し、高精度の現像剤残量或は現像剤有無を検知するこ
とが困難であることが分かった。
【0028】本発明は斯かる現像装置、プロセスカート
リッジ及び電子写真画像形成装置の更なる改良に関する
ものである。
【0029】従って、本発明の目的は、外部環境変動に
よる現像剤残量或は現像剤有無の検出結果のバラツキを
抑制し、精度の高い現像剤残量検知或は現像剤有無検知
を行うことのできる電子写真画像形成装置を提供するこ
とである。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
電子写真画像形成装置にて達成される。要約すれば、本
発明は、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像
形成装置において、(a)電子写真感光体と、(b)前
記電子写真感光体に静電潜像を形成するための静電潜像
形成手段と、(c)前記電子写真感光体に形成された静
電潜像を現像するために現像剤を収容し、この現像剤を
前記電子写真感光体へ搬送するための現像剤担持体を備
えた現像剤容器と、前記現像剤容器内の現像剤と接触し
て現像剤残量を逐次に検知するための電極対をなす第1
及び第2の電極を備えた電極手段、とを有する現像装置
と、(d)現像剤と接触しない位置に配置された基準容
量手段と、(e)外部環境情報を検知するための外部環
境検知手段と、(f)前記現像剤担持体、前記第2の電
極、及び前記基準容量手段に交流バイアス電圧を印加す
るためのバイアス印加手段と、(g)前記現像剤担持体
及び前記第2の電極に交流バイアスを印加することによ
って発生する前記現像剤担持体及び前記第1の電極間の
静電容量と、前記電極対間の静電容量とに応じた各電気
的信号を検知し、かつ前記各電気的信号を加算し、この
加算された電気的信号と、前記基準容量手段に印加され
た交流バイアスに応じた電気的信号とを比較する現像剤
残量検出制御手段と、(h)前記現像剤残量検出制御手
段によって得られた値を、前記外部環境検知手段によっ
て検知された情報によって補正する補正手段と、(i)
前記補正手段によって補正された値を前記現像剤容器内
の現像剤量として算出する算出手段と、を有することを
特徴とする電子写真画像形成装置が提供される。
【0031】本発明による第2の態様によれば、 記録
媒体に画像を形成するための電子写真画像形成装置にお
いて、(a)電子写真感光体と、(b)前記電子写真感
光体に静電潜像を形成するための静電潜像形成手段と、
(c)前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像
するために現像剤を収容し、この現像剤を前記電子写真
感光体へ搬送するための現像剤担持体を備えた現像剤容
器と、前記現像剤容器内の現像剤と接触して現像剤残量
を逐次に検知するための電極対をなす第1及び第2の電
極を備えた電極手段、とを有する現像装置と、(d)現
像剤と接触しない位置に配置された基準容量手段と、
(e)外部環境情報を検知するための外部環境検知手段
と、(f)前記現像剤担持体、前記第2の電極、及び前
記基準容量手段に交流バイアス電圧を印加するためのバ
イアス印加手段と、(g)前記現像剤担持体及び前記第
2の電極に交流バイアスを印加することによって発生す
る前記現像剤担持体及び前記第1の電極間の静電容量
と、前記電極対間の静電容量とに応じた各電気的信号を
検知し、かつ前記各電気的信号を加算し、この加算され
た電気的信号と、前記基準容量手段に印加された交流バ
イアスに応じた電気的信号とを、前記外部環境検知手段
によって検知された情報に基づき補正手段によってそれ
ぞれ補正し、更に比較する現像剤残量検出制御手段と、
(h)前記現像剤残量検出制御手段によって得られた値
を前記現像剤容器内の現像剤量として算出する算出手段
と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置が
提供される。
【0032】本発明による第3の態様によれば、プロセ
スカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を
形成するための電子写真画像形成装置において、(a)
(i)電子写真感光体と、(ii)前記電子写真感光体
に形成された静電潜像を現像するために現像剤を収容
し、この現像剤を前記電子写真感光体へ搬送するための
現像剤担持体を備えた現像剤容器と、前記現像剤容器内
の現像剤と接触して現像剤残量を逐次に検知するための
電極対をなす第1及び第2の電極を備えた電極手段、と
を有する現像装置と、を有するプロセスカートリッジを
取り外し可能に装着するための装着手段と、(b)現像
剤と接触しない位置に配置された基準容量手段と、
(c)外部環境情報を検知するための外部環境検知手段
と、(d)前記現像剤担持体、前記第2の電極、及び前
記基準容量手段に交流バイアス電圧を印加するためのバ
イアス印加手段と、(e)前記現像剤担持体及び前記第
2の電極に交流バイアスを印加することによって発生す
る前記現像剤担持体及び前記第1の電極間の静電容量
と、前記電極対間の静電容量とに応じた各電気的信号を
検知し、かつ前記各電気的信号を加算し、この加算され
た電気的信号と、前記基準容量手段に印加された交流バ
イアスに応じた電気的信号とを比較する現像剤残量検出
制御手段と、(f)前記現像剤残量検出制御手段によっ
て得られた値を、前記外部環境検知手段によって検知さ
れた情報によって補正する補正手段と、(g)前記補正
手段によって補正された値を前記現像剤容器内の現像剤
量として算出する算出手段と、を有することを特徴とす
る電子写真画像形成装置が提供される。
【0033】本発明による第4の態様によれば、プロセ
スカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を
形成するための電子写真画像形成装置において、(a)
(i)電子写真感光体と、(ii)前記電子写真感光体
に形成された静電潜像を現像するために現像剤を収容
し、この現像剤を前記電子写真感光体へ搬送するための
現像剤担持体を備えた現像剤容器と、前記現像剤容器内
の現像剤と接触して現像剤残量を逐次に検知するための
電極対をなす第1及び第2の電極を備えた電極手段、と
を有する現像装置と、を有するプロセスカートリッジを
取り外し可能に装着するための装着手段と、(b)現像
剤と接触しない位置に配置された基準容量手段と、
(c)外部環境情報を検知するための外部環境検知手段
と、(d)前記現像剤担持体、前記測定電極手段の第2
の電極、及び前記基準容量手段に交流バイアス電圧を印
加するためのバイアス印加手段と、(e)前記現像剤担
持体及び前記測定電極手段の第2の電極に交流バイアス
を印加することによって発生する前記現像剤担持体及び
前記第1の電極間の静電容量と、前記電極対間の静電容
量とに応じた各電気的信号を検知し、かつ前記各電気的
信号を加算し、この加算された電気的信号と、前記基準
容量手段に印加された交流バイアスに応じた電気的信号
とを、前記外部環境検知手段によって検知された情報に
基づき補正手段によってそれぞれ補正し、更に比較する
現像剤残量検出制御手段と、(f)前記現像剤残量検出
制御手段によって得られた値を前記現像剤容器内の現像
剤量として算出する算出手段と、を有することを特徴と
する電子写真画像形成装置が提供される。
【0034】上記各発明において、前記外部環境検知情
報に基づいて補正する補正量を現像剤残量と共に変化さ
せる手段を有する。別の態様によれば、前記補正手段は
現像剤残量が多い時には補正量を少なくし、現像剤残量
が少ないときには補正量を大きくする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子写真画像
形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0036】実施例1 先ず、図1〜図3を参照して、本発明に従って構成され
るプロセスカートリッジを装着可能な電子写真画像形成
装置の一実施例について説明する。本実施例にて、電子
写真画像形成装置は、電子写真式のレーザービームプリ
ンタAとされ、電子写真画像形成プロセスによって記録
媒体、例えば、記録紙、OHPシート、布などに画像を
形成するものである。
【0037】レーザービームプリンタAは、ドラム形状
の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム7を有する。感
光体ドラム7は、帯電手段である帯電ローラ8によって
帯電され、次いで、光源としての半導体レーザ1a、ス
キャナモータ1bによって回転する回転多面鏡1c、反
射ミラー1dを有した光学手段1から画像情報に応じた
レーザ光を照射することによって、感光体ドラム7に画
像情報に応じた潜像が形成される。この潜像は、現像手
段9によって現像され、可視像、即ち、トナー像とされ
る。
【0038】つまり、現像手段9は、現像剤担持体とし
ての現像ローラ9aを備えた現像剤容器9Aを有してい
る。又、現像ローラ9aは、固定磁石9cを内蔵してお
り、現像ローラ9aを回転することによって現像剤は搬
送され、現像ブレード9dにて摩擦帯電電荷が付与され
ると共に所定厚の現像剤層とされ、感光体ドラム7の現
像領域へと供給される。この現像領域へと供給された現
像剤は、上記感光体ドラム7上の潜像へと転移され、ト
ナー像を形成する。現像ローラ9aは、現像バイアス回
路に接続されており、通常、交流電圧に直流電圧が重畳
された現像バイアス電圧が印加される。
【0039】一方、トナー像の形成と同期して給紙カセ
ット2aにセットした、例えば普通紙のような記録媒体
Pを給紙ローラ3aにより搬送路へと送り出す。搬送路
に送り出された記録媒体Pは、搬送ローラ対6a、6b
及び転写前ローラ対6cにより転写位置へと搬送する。
転写位置には、転写手段としての転写ローラ4が配置さ
れており、電圧を印加することによって、感光体ドラム
7上のトナー像を記録媒体Pに転写する。
【0040】トナー像の転写を受けた記録媒体Pは、定
着手段5へと搬送する。定着手段5は、ヒータ5bを内
蔵した定着ローラ5a及び駆動ローラ5cを備え、通過
する記録媒体Pに熱及び圧力を印加して転写されたトナ
ー像を記録媒体P上に定着する。
【0041】定着された記録媒体Pは、排出ローラ対6
dにより、レーザービームプリンタAの装置本体の上面
に設けられた排出トレイ11へと排出される。
【0042】なお、本実施例のプリンタAは、画像形成
モードとして片面画像形成(片面印字)モード及び両面
画像形成(両面印字)モードを有しており、揺動可能な
フラッパ6eを動作させ、印字された記録媒体Pの搬送
先を上記排出トレイ11へと、或は、両面画像形成ユニ
ット12へと切り換えることができる。両面画像形成ユ
ニット12へと搬送された記録媒体Pは、搬送ローラ6
fにて反転部へと搬送される。反転部に搬送された記録
媒体Pは、反転ローラ6gにて正転/逆転をシーケンシ
ャルに動作させることで、記録媒体Pを反転させ、再給
紙部に返送する。再給紙部の記録媒体Pは、再給紙ロー
ラ6hで再び搬送ローラ対6a、6bなどを備えた搬送
路へと送り込まれる。
【0043】又、本実施例では、給紙カセット2aの他
に、着脱可能で記録媒体Pのサイズを識別する機能を有
し、記録媒体Pを搬送路に送り込む給紙ローラ3bを備
えたオプションの給紙カセット2b、記録媒体Pを搬送
路へと送り込む手差し給紙ローラ3cを備えた手差し給
紙口2c、着脱可能で封筒のみ積載可能な、封筒を1枚
づつ搬送路に送り込む給紙ローラ3dを備えた封筒フィ
ーダ2d、が更に設けられている。
【0044】記録媒体Pの搬送路には、本実施例による
と、封筒フィーダ2d以外から給紙された記録媒体Pの
先端と後端とを検出するためのプレフィードセンサ13
aと、給紙された記録媒体Pに対し、感光体ドラム7へ
の画像書き込み(記録/印字)と記録媒体搬送の同期を
とると共に、給紙された記録媒体Pの搬送方向の長さを
測定するためのトップセンサ13bと、定着後の記録媒
体Pの有無を検出するための排紙センサ13cと、反転
部に搬送された記録媒体Pの先端/後端を検出する反転
センサ13dと、再給紙部の記録媒体Pの有無を検出す
る再給紙センサ13eなどが配置される。
【0045】転写ローラ4によってトナー像を記録媒体
Pに転写した後の感光体ドラム7は、クリーニング手段
10によって感光体ドラム7上に残留した現像剤を除去
した後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニン
グ手段10は、感光体ドラム7に当接して設けられた弾
性クリーニングブレード10aによって感光体ドラム7
上の残留現像剤を掻き落として廃現像剤溜め10bへと
集める。
【0046】上記構成の各機構部を制御するための制御
系の回路構成のブロック図を図2に示す。図2におい
て、制御系200は、プリンタコントローラ201及び
エンジン制御部202を有する。プリンタコントローラ
201は、ホストコンピュータなどの外部機器から送ら
れる画像コードデータをプリンタの印字に必要なビット
データに展開すると共に、プリンタ内部情報を読み取り
それを表示する。プリンタエンジン制御部202は、プ
リンタエンジンの各部をプリンタコントローラ201の
指示に従って、動作制御すると共に、プリンタコントロ
ーラ201へプリンタ内部情報を報知する。又、エンジ
ン制御部202には、センサ入力部206を介して各セ
ンサからの信号が入力される。
【0047】制御系200には更に、プリンタエンジン
制御部202の指示に従い、記録媒体搬送のためのモー
タ、ローラなどの駆動/停止を行う用紙搬送制御部20
3と、帯電、現像、転写など各工程における各高圧の出
力制御をプリンタエンジン制御部202の指示に従って
行う高圧制御部204と、スキャナモータの駆動/停
止、レーザビームの点灯をエンジン制御部202の指示
に従って制御する光学系制御部205と、定着器の温度
をプリンタエンジン制御部202の指定した温度に調整
するための定着器温調制御部207とを有する。制御系
は更に、プリンタエンジン制御部202の指示により駆
動系の駆動/停止を行うと共に、記録媒体の有無状態、
紙サイズ情報をプリンタエンジン制御部202に報知す
る、着脱可能なオプションカセットの制御部208と、
プリンタエンジン制御部202の指示に従って記録媒体
の反転及び再給紙動作を行うと同時に、その動作状態を
プリンタエンジン制御部202に報知する、着脱可能な
着脱可能な両面ユニット制御部209と、プリンタエン
ジン制御部202の指示により駆動系の駆動/停止を行
うと共に、記録媒体の有無状態をプリンタエンジン制御
部202に報知する、着脱可能な封筒フィーダ制御部2
10と、を有する。
【0048】一方、本実施例にては、プロセスカートリ
ッジBは、図1、及び図3に示すように、現像剤を収納
する現像剤容器(現像剤収納部)9A、現像ローラ9a
及び現像ブレード9dなどの現像手段9を一体として現
像ユニットを形成し、更にこの現像ユニットに、感光体
ドラム7、クリーニングブレード10aなどのクリーニ
ング手段10及び帯電ローラ8を取り付けて一体に結合
することによってカートリッジ化されている。
【0049】このプロセスカートリッジBは、図1に示
したように、ユーザーによって画像形成装置本体に設け
たカートリッジ装着手段40に対して取り外し可能に装
着される。
【0050】次に、本実施例の現像剤量検出制御装置に
ついて説明する。
【0051】本実施例において、プロセスカートリッジ
Bには、図3に示すように、現像剤容器9A内の現像剤
の消費に従ってその残量を逐次検知するための電極部材
である電極対20が現像ローラ9aに対して平行に配置
されている。また、外気環境検知を行なうための外部環
境検知手段である温度・湿度計30がプロセスカートリ
ッジBの近傍に配置されている(図1参照)。
【0052】本実施例の現像剤残量検出制御装置300
は、概略、図4に示すような構成を備えている。
【0053】電極手段を構成する電極対20は現像ロー
ラ9a側に配置された第1電極20aと、第1電極20
aと所定の間隔をおいて配置された第2電極20bとか
らなり、第1電極20aは現像剤残量検出制御手段とし
ての検出回路310と接続され、第2電極20bは現像
ローラ9aに現像バイアスを印加するバイアス印加手段
としての現像バイアス回路400に接続され、また基準
容量手段であるインピーダンス素子330を介して検出
回路310に接続されている。
【0054】そして、現像剤容器9A内の現像剤量に応
じて、第1電極20a・現像ローラ9a間の静電容量C
1と、電極対20間の静電容量C2とが変動する。
【0055】また、検出回路310はCPU320に接
続され、温度・湿度計30もCPU320に接続され、
温度・湿度計30による環境情報が随時CPU320に
入力されている。
【0056】つぎに、検出回路310の内部を示す図5
をも参照して、現像剤量検知制御について説明する。
【0057】現像バイアス回路400から現像バイアス
が現像ローラ9aに印加されると、第1電極20a・現
像ローラ9a間の静電容量C1に応じて電流I1が流
れ、電極対20の静電容量C2に応じて電流I2が流れ
る。これらの電流I1、I2が加算された電流I4が検
出回路310の制御回路312を流れる。
【0058】一方、現像バイアスが現像ローラ9aに印
加されると、インピーダンス素子330を介して容量C
Lに応じた電流I3が制御回路312に流れる。この電
流I3は抵抗R12によって電流I5と電流I6とに分
流される。この分流された電流I6と抵抗R11によっ
て基準電圧V4が決定される。
【0059】そして、現像剤量は、検出回路310の増
幅回路314において、V4−I4×R10=V6の検
出値として出力される。
【0060】この検出値V6はCPU320に入力さ
れ、ここで、予め温度・湿度計30から入力された情報
をもとに補正がなされ、この補正値を現像剤容器9A内
の現像剤残量に換算する。補正は次のように行なわれ
る。
【0061】図5に示すように、予め各環境、すなわち
高温高湿環境、常温常湿環境、低温低湿環境にお
けるトナー残量推移の制御式を決めておき、外気環境情
報に基づき現像剤量によって換算値を決め、この換算値
によって検出値V6の補正を行なう。このときの補正量
は現像剤残量と共に変化し、現像剤残量が多い時には少
なく、現像剤残量が少ない時には大きい。
【0062】なお、CPU320は、上記のように、検
出値V6を温度・湿度計30の情報をもとに補正する補
正手段、およびこの補正手段から得られた補正値を現像
剤残量に換算する算出手段を備えている。
【0063】つぎに、図7のフローチャートにより本実
施例の現像剤検知制御の流れについて説明する。
【0064】現像剤残量検知制御すなわちトナー残検が
開始されると(S1)、まず、温度・湿度計30により
外部環境を検知し、その情報をCPU320に入力する
(S2)。次いで、現像ローラ9a及び電極対20に現
像バイアスを印加し(S3)、現像ローラ9a・第1電
極20a間と、電極対20間の容量C1、C2をそれぞ
れ検知する(S4、S5)。これらの検知容量に応じた
電流I1、I2を加算し(S6)、上述したようにして
現像剤残量検出電圧V6を算出する(S7)。この検出
電圧V6を、上記のように、ステップS2にてCPU3
20に入力しておいた外部環境情報によって補正を行な
う(S8)。そして、検出電圧V6の補正値の最大値、
最小値もしくは平均値を算出し、現像剤容器9A内の正
確な現像剤量を得る(S9)。
【0065】上記のように、本実施例によれば、現像剤
残量を検知するために静電容量を測定する機能を備えた
系と、外部環境を検知する温度・湿度計とを用いること
により、環境に応じて現像剤残量の推移(推移の傾き)
を補正することができ、外部環境変動による現像剤残量
或いは現像剤有無の検出結果のバラツキを抑制し、精度
の高い現像剤残量検知或は現像剤有無検知を行うことが
できる。
【0066】実施例2 次に、本発明の第2実施例について図8と図9により説
明する。
【0067】図8に示すように、本実施例の検出回路3
10Aは第1実施例の検出回路310と概略同様の構成
を備えているが、環境変動に応じて基準電圧値及び測定
側電圧値を補正する手段として、CPU320に接続さ
れた第1、及び第2スイッチSW1、SW2と、第1ス
イッチSW1に接続されたトランジスタTr1、Tr3
及び抵抗R14、R16と、第2スイッチSW2に接続
されたトランジスタTr2、Tr4及び抵抗R13、R
15とを備えており、それぞれ、測定側の抵抗R10
と、基準側の抵抗R11とを分圧するものである。
【0068】図8に示した検出回路310Aを参照し
て、現像剤残量検知制御について説明する。
【0069】現像バイアス回路400から現像バイアス
が現像ローラ9aに印加されると、第1電極20a・現
像ローラ9a間の静電容量C1に応じて電流I1が流
れ、電極対20間の静電容量C2に応じて電流I2が流
れ、これらの電流I1、I2が加算されて電流I4が検
出回路310Aの制御回路312Aを流れる。その結
果、測定側電圧はV5=I4×R10となる。
【0070】一方、現像バイアスが現像ローラ9aに印
加されると、インピーダンス素子330を介して容量C
Lに応じた電流I3が制御回路312Aに流れる。この
電流I3は抵抗R12によって電流I5と電流I6とに
分流される。この分流された電流I6と抵抗R11によ
って基準電圧V4が決定される。
【0071】ここで、本実施例では、温度・湿度計30
による外部環境の変動に応じて抵抗R10と抵抗R11
を分圧する。すなわち、外部環境に応じて第1、第2ス
イッチSW1、SW2をそれぞれ切り換え、トランジス
タTr1、Tr3;Tr2、Tr4をオンオフさせて、
抵抗R10、R11を分圧することにより補正をかけ
る。なお、通常は、常温常湿状態の抵抗値になってお
り、予め決めておいた高温高湿状態あるいは低温低湿状
態に応じてCPU320によって上記作用を行なわせ
る。
【0072】これにより、基準電圧V4と測定側電圧V
5は共に補正されるので、補正された値が検出値V6と
して出力される。
【0073】この検出値V6の最大値、最小値もしくは
平均値を算出し、その値からトナー残量を算出する。
【0074】つぎに、図9のフローチャートを参照して
現像剤量検知制御について説明する。
【0075】第1実施例のステップS1〜S6と同様の
工程をステップS11〜S16にて行ない、現像ローラ
9a・第1電極20a間と、電極対20間の容量C1、
C2をそれぞれ検知し、これらの検知容量に応じた電流
I1、I2を加算して検知電流I4を得た後、基準電圧
値V4と測定側電圧値V5を、外部環境に応じて上記操
作を行なうことによって補正する(S17)。この補正
済みトナー残量検出電圧V6を算出し(S18)、これ
をトナー残量に換算する(S19)。
【0076】上記のような補正を行なうことにより、ト
ナー残量推移の傾きが補正され、正確なトナー残量が検
知できる。
【0077】なお、上記実施例では、電極対が現像ロー
ラと平行する形状、あるいはくしば状の形状においても
同様の処理を行ないトナー残量を検出することが可能で
ある。
【0078】また、上記実施例では、高温高湿、常温常
湿、低温低湿の3種の環境状態で補正を行なったが、分
圧する抵抗を増やし多数の環境において補正することも
可能である。
【0079】更に、上記実施例では、外気環境検知を行
なう温度・湿度計をプロセスカートリッジ付近に設置し
ているが、外気環境を検知できる場所であれば他の場所
に設置することも可能である。
【0080】また、上記実施例では、プロセスカートリ
ッジを、現像剤を収納する現像剤容器9A、現像ローラ
9a及び現像ブレード9dなどの現像手段9を一体とし
て現像ユニットを形成し、更にこの現像ユニットに、感
光体ドラム7、クリーニングブレード10aなどのクリ
ーニング手段10及び帯電ローラ8を取り付けて一体に
結合することによってカートリッジ化されたものとした
が、現像剤容器9A、現像手段9、及び感光体ドラム7
とを一体に結合してカートリッジ化したものであっても
よい。更には、プロセスカートリッジの代わりに、現像
剤容器9Aと現像手段9を一体に結合した現像カートリ
ッジを採用することもできる。
【0081】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電子写真画像形成装置によれば、現像剤容器内の現像
剤と接触して現像剤残量を逐次に検知するための電極対
をなす第1及び第2の電極を備えた電極手段と、現像剤
と接触しない位置に配置された基準容量手段と、外部環
境情報を検知するための外部環境検知手段と、前記現像
剤担持体、前記測定電極手段の第2の電極、及び前記基
準容量手段に交流バイアス電圧を印加するためのバイア
ス印加手段と、前記現像剤担持体及び前記測定電極手段
の第2の電極に交流バイアスを印加することによって発
生する前記現像剤担持体及び前記第1の電極間の静電容
量と、前記電極対間の静電容量とに応じた各電気的信号
を検知し、かつ前記各電気的信号を加算し、この加算さ
れた電気的信号と、前記基準容量手段に印加された交流
バイアスに応じた電気的信号とを比較する現像剤残量検
出制御手段と、前記現像剤検出手段によって得られた値
を、前記外部環境検知手段によって検知された情報によ
って補正する補正手段と、前記補正手段によって補正さ
れた値を前記現像剤容器内の現像剤量として算出する算
出手段と、を有することにより、外部環境変動による現
像剤残量或は現像剤有無の検出結果のバラツキを抑制
し、精度の高い現像剤残量検知或は現像剤有無検知を行
うことができる。
【0082】また、現像剤容器内の現像剤と接触して現
像剤残量を逐次に検知するための電極対をなす第1及び
第2の電極を備えた電極手段と、現像剤と接触しない位
置に配置された基準容量手段と、外部環境情報を検知す
るための外部環境検知手段と、前記現像剤担持体、前記
測定電極手段の第2の電極、及び前記基準容量手段に交
流バイアス電圧を印加するためのバイアス印加手段と、
前記現像剤担持体及び前記測定電極手段の第2の電極に
交流バイアスを印加することによって発生する前記現像
剤担持体及び前記第1の電極間の静電容量と、前記電極
対間の静電容量とに応じた各電気的信号を検知し、かつ
前記各電気的信号を加算し、この加算された電気的信号
と、前記基準容量手段に印加された交流バイアスに応じ
た電気的信号とを、前記外部環境検知手段によって検知
された情報に基づき補正手段によってそれぞれ補正し、
更に比較する現像剤残量検出制御手段と、前記現像剤残
量検出制御手段によって得られた値を前記現像剤容器内
の現像剤量として算出する算出手段と、を有することに
より、外部環境変動による現像剤残量或は現像剤有無の
検出結果のバラツキを抑制し、精度の高い現像剤残量検
知或は現像剤有無検知を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真画像形成装置の一実施例
を示す概略構成図である。
【図2】本発明に係る電子写真画像形成装置の制御系を
示すブロック図である。
【図3】本発明に係るプロセスカートリッジの一実施例
を示す概略構成図である。
【図4】本発明に従った現像剤量検出装置の一実施例の
概略構成を示す図である。
【図5】図4の現像剤量検出装置の一実施例の具体的回
路図である。
【図6】高温高湿、常温常湿、および低温低湿の各環境
におけるトナー残量の推移の傾きを補正するための制御
式を表すグラフである。
【図7】本発明に従った現像剤量検知方法の一実施例を
説明するためのフロー図である。
【図8】本発明に従った現像剤量検出装置の他の実施例
の概略構成を示す図である。
【図9】本発明に従った現像剤量検知方法の他の実施例
を説明するためのフロー図である。
【図10】従来の電子写真画像形成装置の一例を示す概
略構成図である。
【符号の説明】
1 光学手段(静電潜像形成手段) 7 感光体ドラム(電子写真感光体) 9 現像装置(現像手段) 9A 現像剤容器 9a 現像ローラ(現像剤担持体) 20 電極対(電極手段) 20a 第1の電極 20b 第2の電極 30 温度・湿度計(外部環境検知手段) 310 検出回路(現像剤残量検出制御手段) 320 CPU(補正手段/算出手段) 330 インピーダンス素子(基準容量手段) 400 現像バイアス回路(バイアス印加手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に画像を形成するための電子写
    真画像形成装置において、(a)電子写真感光体と、
    (b)前記電子写真感光体に静電潜像を形成するための
    静電潜像形成手段と、(c)前記電子写真感光体に形成
    された静電潜像を現像するために現像剤を収容し、この
    現像剤を前記電子写真感光体へ搬送するための現像剤担
    持体を備えた現像剤容器と、前記現像剤容器内の現像剤
    と接触して現像剤残量を逐次に検知するための電極対を
    なす第1及び第2の電極を備えた電極手段、とを有する
    現像装置と、(d)現像剤と接触しない位置に配置され
    た基準容量手段と、(e)外部環境情報を検知するため
    の外部環境検知手段と、(f)前記現像剤担持体、前記
    第2の電極、及び前記基準容量手段に交流バイアス電圧
    を印加するためのバイアス印加手段と、(g)前記現像
    剤担持体及び前記第2の電極に交流バイアスを印加する
    ことによって発生する前記現像剤担持体及び前記第1の
    電極間の静電容量と、前記電極対間の静電容量とに応じ
    た各電気的信号を検知し、かつ前記各電気的信号を加算
    し、この加算された電気的信号と、前記基準容量手段に
    印加された交流バイアスに応じた電気的信号とを比較す
    る現像剤残量検出制御手段と、(h)前記現像剤残量検
    出制御手段によって得られた値を、前記外部環境検知手
    段によって検知された情報によって補正する補正手段
    と、(i)前記補正手段によって補正された値を前記現
    像剤容器内の現像剤量として算出する算出手段と、を有
    することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に画像を形成するための電子写
    真画像形成装置において、(a)電子写真感光体と、
    (b)前記電子写真感光体に静電潜像を形成するための
    静電潜像形成手段と、(c)前記電子写真感光体に形成
    された静電潜像を現像するために現像剤を収容し、この
    現像剤を前記電子写真感光体へ搬送するための現像剤担
    持体を備えた現像剤容器と、前記現像剤容器内の現像剤
    と接触して現像剤残量を逐次に検知するための電極対を
    なす第1及び第2の電極を備えた電極手段、とを有する
    現像装置と、(d)現像剤と接触しない位置に配置され
    た基準容量手段と、(e)外部環境情報を検知するため
    の外部環境検知手段と、(f)前記現像剤担持体、前記
    第2の電極、及び前記基準容量手段に交流バイアス電圧
    を印加するためのバイアス印加手段と、(g)前記現像
    剤担持体及び前記第2の電極に交流バイアスを印加する
    ことによって発生する前記現像剤担持体及び前記第1の
    電極間の静電容量と、前記電極対間の静電容量とに応じ
    た各電気的信号を検知し、かつ前記各電気的信号を加算
    し、この加算された電気的信号と、前記基準容量手段に
    印加された交流バイアスに応じた電気的信号とを、前記
    外部環境検知手段によって検知された情報に基づき補正
    手段によってそれぞれ補正し、更に比較する現像剤残量
    検出制御手段と、(h)前記現像剤残量検出制御手段に
    よって得られた値を前記現像剤容器内の現像剤量として
    算出する算出手段と、を有することを特徴とする電子写
    真画像形成装置。
  3. 【請求項3】 プロセスカートリッジを着脱可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成
    装置において、(a)(i)電子写真感光体と、(i
    i)前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像す
    るために現像剤を収容し、この現像剤を前記電子写真感
    光体へ搬送するための現像剤担持体を備えた現像剤容器
    と、前記現像剤容器内の現像剤と接触して現像剤残量を
    逐次に検知するための電極対をなす第1及び第2の電極
    を備えた電極手段、とを有する現像装置と、を有するプ
    ロセスカートリッジを取り外し可能に装着するための装
    着手段と、(b)現像剤と接触しない位置に配置された
    基準容量手段と、(c)外部環境情報を検知するための
    外部環境検知手段と、(d)前記現像剤担持体、前記測
    定電極手段の第2の電極、及び前記基準容量手段に交流
    バイアス電圧を印加するためのバイアス印加手段と、
    (e)前記現像剤担持体及び前記測定電極手段の第2の
    電極に交流バイアスを印加することによって発生する前
    記現像剤担持体及び前記第1の電極間の静電容量と、前
    記電極対間の静電容量とに応じた各電気的信号を検知
    し、かつ前記各電気的信号を加算し、この加算された電
    気的信号と、前記基準容量手段に印加された交流バイア
    スに応じた電気的信号とを比較する現像剤残量検出制御
    手段と、(f)前記現像剤残量検出制御手段によって得
    られた値を、前記外部環境検知手段によって検知された
    情報によって補正する補正手段と、(g)前記補正手段
    によって補正された値を前記現像剤容器内の現像剤量と
    して算出する算出手段と、を有することを特徴とする電
    子写真画像形成装置。
  4. 【請求項4】 プロセスカートリッジを着脱可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成
    装置において、(a)(i)電子写真感光体と、(i
    i)前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像す
    るために現像剤を収容し、この現像剤を前記電子写真感
    光体へ搬送するための現像剤担持体を備えた現像剤容器
    と、前記現像剤容器内の現像剤と接触して現像剤残量を
    逐次に検知するための電極対をなす第1及び第2の電極
    を備えた電極手段、とを有する現像装置と、を有するプ
    ロセスカートリッジを取り外し可能に装着するための装
    着手段と、(b)現像剤と接触しない位置に配置された
    基準容量手段と、(c)外部環境情報を検知するための
    外部環境検知手段と、(d)前記現像剤担持体、前記測
    定電極手段の第2の電極、及び前記基準容量手段に交流
    バイアス電圧を印加するためのバイアス印加手段と、
    (e)前記現像剤担持体及び前記測定電極手段の第2の
    電極に交流バイアスを印加することによって発生する前
    記現像剤担持体及び前記第1の電極間の静電容量と、前
    記電極対間の静電容量とに応じた各電気的信号を検知
    し、かつ前記各電気的信号を加算し、この加算された電
    気的信号と、前記基準容量手段に印加された交流バイア
    スに応じた電気的信号とを、前記外部環境検知手段によ
    って検知された情報に基づき補正手段によってそれぞれ
    補正し、更に比較する現像剤残量検出制御手段と、
    (f)前記現像剤残量検出制御手段によって得られた値
    を前記現像剤容器内の現像剤量として算出する算出手段
    と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記外部環境検知情報に基づいて補正す
    る補正量を現像剤残量と共に変化させる手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1から4のいずれかの電子写真画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記補正手段は現像剤残量が多い時には
    補正量を少なくし、現像剤残量が少ないときには補正量
    を大きくすることを特徴とする請求項1から4のいずれ
    かの電子写真画像形成装置。
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