JP4877649B2 - 帯電制御装置、帯電装置、画像形成装置及び帯電制御プログラム - Google Patents

帯電制御装置、帯電装置、画像形成装置及び帯電制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、帯電制御装置、帯電装置、画像形成装置及び帯電制御プログラムに関するものである。
特許文献1は、DC電流値が飽和したAC電流のポイントに対して所定の比率を乗じることにより、感光体を帯電させる帯電バイアスを決定する画像形成装置を開示する。また、特許文献2は、像担持体と帯電部材との間に流れる電流と、予め設定される電流値との差分が所定の値となるように、交流電源の出力を制御して放電電流量の変動を抑える画像形成装置を開示する。また、特許文献3は、直流成分と交流成分とを重畳して印加するバイアス電源の直流成分の変動幅を変動基準値と比較し、変動幅が変動基準値より低い値になる時のピーク・ピーク電圧値をバイアス電圧として帯電を行う画像形成装置を開示する。
特開2004−333789号公報 特開2002−072633号公報 特許第3416826号
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示された画像形成装置は、予め実験によって決められた所定値を用いて制御を行っており、画質に相関のない所定値を決めるために非常に労力が必要になるという問題があった。また、特許文献3に開示された画像形成装置は、直流成分の電流値の変動幅と、変動幅が変動基準値より低い値になる時のピーク・ピーク電圧値を検出しなければならないという問題があった。
本発明は、画質の低下及び像保持体の短寿命化を容易に防止することができる帯電制御装置、帯電装置、画像形成装置及び帯電制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る本発明は、被帯電体を帯電させる帯電部材に供給される交流電流に応じて発生する放電の電荷量を検出する放電電荷量検出手段と、この放電電荷量検出手段が検出した電荷量のばらつきを、交流電流値に対応させて取得するばらつき取得手段と、交流電流の変化に対する変化量を、前記ばらつき取得手段が取得したばらつきに対して取得する変化量取得手段と、この変化量取得手段が取得した変化量に応じて、帯電部材に供給される交流電流を調整する交流電流調整手段と、を有し、前記交流電流調整手段は、交流電流の増加又は減少にともなって、前記変化量取得手段が取得する変化量が負の値から正の値に転じる場合に、前記放電電荷量検出手段が検出する電荷量が維持されるように交流電流を調整する帯電制御装置である。
請求項2に係る本発明は、前記ばらつき取得手段は、放電電荷量検出手段が検出した電荷量のうち負の値の交流電流に対する電荷量のばらつきを取得する請求項記載の帯電制御装置である。
請求項3に係る本発明は、前記ばらつき取得手段は、電荷量の標準偏差、分散、又は最大値と最小値の差をばらつきとして交流電流値に対応させて取得する請求項1又は2記載の帯電制御装置である。
請求項4に係る本発明は、被帯電体を帯電させる帯電部材と、この帯電部材に供給される交流電流に応じて発生する放電の電荷量を検出する放電電荷量検出手段と、この放電電荷量検出手段が検出した電荷量のばらつきを、交流電流値に対応させて取得するばらつき取得手段と、交流電流の変化に対する変化量を、前記ばらつき取得手段が取得したばらつきに対して取得する変化量取得手段と、この変化量取得手段が取得した変化量に応じて、帯電部材に供給される交流電流を調整する交流電流調整手段と、を有し、前記交流電流調整手段は、交流電流の増加又は減少にともなって、前記変化量取得手段が取得する変化量が負の値から正の値に転じる場合に、前記放電電荷量検出手段が検出する電荷量が維持されるように交流電流を調整する帯電装置である。
請求項5に係る本発明は、前記ばらつき取得手段は、放電電荷量検出手段が検出した電荷量のうち負の値の交流電流に対する電荷量のばらつきを取得する請求項4記載の帯電装置である。
請求項6に係る本発明は、前記ばらつき取得手段は、電荷量の標準偏差、分散、又は最大値と最小値の差をばらつきとして交流電流値に対応させて取得する請求項4又は5記載の帯電装置である。
請求項7に係る本発明は、像保持体と、この像保持体を帯電させる帯電部材と、この帯電部材に供給される交流電流に応じて発生する放電の電荷量を検出する放電電荷量検出手段と、この放電電荷量検出手段が検出した電荷量のばらつきを、交流電流値に対応させて取得するばらつき取得手段と、交流電流の変化に対する変化量を、前記ばらつき取得手段が取得したばらつきに対して取得する変化量取得手段と、この変化量取得手段が取得した変化量に応じて、帯電部材に供給される交流電流を調整する交流電流調整手段と、を有し、前記交流電流調整手段は、交流電流の増加又は減少にともなって、前記変化量取得手段が取得する変化量が負の値から正の値に転じる場合に、前記放電電荷量検出手段が検出する電荷量が維持されるように交流電流を調整する画像形成装置である。
請求項8に係る本発明は、前記ばらつき取得手段は、放電電荷量検出手段が検出した電荷量のうち負の値の交流電流に対する電荷量のばらつきを取得する請求項7記載の画像形成装置である。
請求項9に係る本発明は、前記ばらつき取得手段は、電荷量の標準偏差、分散、又は最大値と最小値の差をばらつきとして交流電流値に対応させて取得する請求項7又は8記載の画像形成装置である。
請求項10に係る本発明は、被帯電体を帯電させる帯電部材に供給される交流電流に応じて発生する放電の電荷量を検出するステップと、検出した電荷量のばらつきを、交流電流値に対応させて取得するステップと、交流電流の変化に対するばらつきの変化量を取得するステップと、交流電流の増加又は減少にともなって、取得した変化量が負の値から正の値に転じる場合に、検出した電荷量が維持されるように帯電部材に供給される交流電流を調整するステップと、をコンピュータに実行させる帯電制御プログラムである。
本発明によれば、画質の低下及び像保持体の短寿命化を容易に防止することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12内に像形成手段14が搭載され、この画像形成装置本体12の上部に後述する排出部16が設けられていると共に、この画像形成装置本体12の下部に例えば2段の給紙ユニット18a,18bが配置されている。さらに、画像形成装置本体12の下方には、オプションとして着脱装着される2段の給紙ユニット18c,18dが配置されている。
それぞれの給紙ユニット18a〜18dは、給紙ユニット本体20と、用紙が収納される給紙カセット22とを有する。給紙カセット22は、給紙ユニット本体20に対して摺動自在に装着され、正面方向(図1の右方向)に引き出される。また、給紙カセット22の奥端近傍上部には給紙ロール24が配置され、この給紙ロール24の前方にリタードロール26及びフィードロール28が配置されている。さらにオプションの給紙ユニット18c,18dには、それぞれ対をなす送りロール30が設けられている。
搬送路32は、最下端の給紙ユニット18dの送りロール30から排出口34までの用紙通路であり、この搬送路32は、画像形成装置本体12の裏面(図1の左側面)近傍にあって、最下端の給紙ユニット18dの送りロール30から後述する定着装置36まで略垂直に形成されている部分を有する。この搬送路32の定着装置36の上流側に後述する転写装置42と像保持体44が配置され、さらに転写装置42と像保持体44の上流側にレジストロール38が配置されている。さらに、搬送路32の排出口34の近傍には排出ロール40が配置されている。
したがって、給紙ユニット18a〜18dの給紙カセット22から送りロール24により送り出された記録媒体は、リタードロール26びフィードロール28により捌かれて搬送路32に導かれ、レジストロール38により一次停止され、タイミングをとって後述する転写装置42と像保持体44との間を通って現像剤像が転写され、この転写された現像剤像が定着装置36により定着され、排出ロール40により排出口34から排出部16へ排出される。
ただし、両面印刷の場合は、反転路に戻される。即ち、搬送路30の排出ロール40の手前は2股に別れ、その分かれた部分に切換爪46が設けられていると共に、分かれた部分からレジストロール38まで戻る反転路48が形成されている。この反転路48には搬送ロール50a〜50cが設けられており、両面印刷の場合には、切換爪46が反転路48を開く側に切り換えられ、排出ロール40に記録媒体の後端手前がかかる時点で排出ロール40が反転し、記録媒体が反転路48に導かれ、レジストロール38、転写装置42と像保持体44及び定着装置36を通って排出口34から排出部16へ排出されるものである。
排出部16は、画像形成装置本体に対して回動自在の傾斜部52を有する。この傾斜部52は、排出口部分が低く、正面方向(図1の右方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜しており、排出口部分を下端とし、高くなった先端を上端としている。この傾斜部52は下端を中心に回動自在であるよう画像形成装置本体12に支持されている。図1で2点鎖線で示すように、傾斜部52を上方に回転して開いたときには、開放部54が形成され、この開放部54を介して後述するプロセスカートリッジ64が脱着できるようにしてある。
像形成手段14は、例えば電子写真方式のもので、感光体からなる像保持体44と、この像保持体44を圧接によって一様帯電させる例えば帯電ロールからなる帯電部材56と、この帯電部材56により帯電された像保持体44に、光により潜像を書き込む光書込み装置58と、この光書込み装置58により形成された像保持体44の潜像を現像剤により可視化する現像装置60と、この現像装置60による現像剤像を用紙に転写する例えば転写ロールからなる転写装置42と、像保持体44に残存する現像剤をクリーニングする例えばブレードからなるクリーニング装置62と、転写装置42により転写された用紙上の現像剤像を用紙に定着させる例えば加圧ロールと加熱ロールとからなる定着装置36とから構成されている。光書込み装置58は例えば走査型のレーザ露光装置からなり、前述した給紙ユニット18a〜18dと平行で画像形成装置本体12の正面近傍に配置され、現像装置60内を横切って像保持体44を露光する。この像保持体44の露光位置が潜像書込み位置Pとなる。なお、この実施形態においては、光書込み装置58として走査型のレーザ露光装置を用いたが、他の実施形態としてLEDや面発光レーザ等を用いることができる。
プロセスカートリッジ64は、像保持体44、帯電部材56、現像装置60及びクリーニング装置62を一体化したものである。このプロセスカートリッジ64は、排出部16の傾斜部52の直近下方に配置されており、前述したように、傾斜部52を開いたときに形成される開放部54を介してを脱着される。
また、画像形成装置10は、表示装置及びキーボードなどを含むユーザインタフェース装置(UI装置)66、HDD・CD装置などの記憶装置68、通信装置70及び制御ユニット72などを有する。制御ユニット72は、CPU74及びメモリ76などを含み、画像形成装置10を構成する各部を制御する。
つまり、画像形成装置10は、コンピュータとしての機能を含み、記憶媒体78又は通信装置70を介して受け入れたプログラムを実行することにより、印刷などの処理を行う。
次に、帯電部材56に高電圧を印加する高圧給電部80と、この高圧給電部80が帯電部材56に供給する電流を制御する帯電制御装置82について詳述する。
図3において、高圧給電部80、帯電制御装置82及びその周辺の詳細が示されている。
高圧給電部80は、直流電源84及び交流電源85を有し、帯電部材56に対して所定の電圧を印加して、直流成分及び交流成分を重畳した電流を帯電部材56に供給する。例えば、交流電源85は、1000Hzの周波数でピーク間電圧Vppが1000〜2500V程度の電圧を帯電部材56に対して印加し、約1〜2mA程度の交流電流(Iac)を帯電部材56に供給するようにされている。
帯電制御装置82は、例えば交流電流検出部86、放電電荷量検出部88、ばらつき取得(算出)部90、変化量取得部92、変曲点特定部94、目標交流電流値算出部96、目標放電電荷量定義部98、比較判定部100及び交流電流量制御部102を有し、制御ユニット72の一部を構成する。
交流電流検出部86は、高圧給電部80が帯電部材56に対して供給する交流電流(Iac)を検出し、検出結果を放電電荷量検出部88に対して出力する。
放電電荷量検出部88は、交流電流検出部86が検出した交流電流(検出電流)を受け入れ、図4に示すように、放電による歪みを伴う検出電流と歪みがない正弦波(参照正弦波)との差分(実放電電流)を時間積分することによって+側及び−側の放電電荷量Qをそれぞれ検出し、検出結果をばらつき取得部90及び比較判定部100に対して出力する。例えば放電電荷量検出部88は、交流電流の各周期ごとの放電電荷量をそれぞれ検出し、平均値を交流電流値に対する放電電荷量とする。
なお、放電電荷量検出部88は、ローパスフィルタ又は積分回路などを用いたアナログ回路によって積分するように構成されてもよいし、A/D変換後にデジタル回路(CPU74など)を用いて積分するように構成されてもよい。
ばらつき取得部90は、放電電荷量検出部88から入力される放電電荷量の交流電流に対する+側及び−側のばらつきσQを取得(算出)し、取得結果を変化量取得部92に対して出力する。例えば、ばらつき取得部90は、CPU74によって実行されるプログラムとして構成され、放電電荷量の標準偏差、分散又は最大値と最小値の差などをばらつきとして取得する。
変化量取得部92は、交流電流の変化に対する変化量(傾き)を、ばらつき取得部90から入力されるばらつきσQに対して取得し、取得結果を変曲点特定部94に対して出力する。例えば、変化量取得部92は、CPU74によって実行されるプログラムとして構成される。
変曲点特定部94は、変化量取得部92が出力する変化量を受け入れ、交流電流の増加(又は減少)にともなって、−側のばらつきσQの変化量(傾き)が負の値から正の値に転じる点を変曲点として特定し、特定結果を目標交流電流値算出部96に対して出力する。例えば、変曲点特定部94は、CPU74によって実行されるプログラムとして構成される。
目標交流電流値算出部96は、変曲点特定部94から入力される変曲点に対応する交流電流値を目標交流電流値として算出し、算出結果を目標放電電荷量定義部98に対して出力する。例えば、目標交流電流値算出部96は、CPU74によって実行されるプログラムとして構成される。
目標放電電荷量定義部98は、目標交流電流値算出部96から入力される目標交流電流値に対応する−側の放電電荷量Qを目標放電電荷量として定義し、定義した目標放電電荷量を比較判定部100に対して出力する。例えば、目標放電電荷量定義部98は、CPU74によって実行されるプログラムとして構成される。また、目標放電電荷量定義部98は、定義した目標放電電荷量を例えばメモリ76(図2参照)などに記憶させ、メモリ76を介して目標放電電荷量を比較判定部100に対して出力するようにされてもよい。さらに、目標放電電荷量定義部98は、変曲点特定部94から変曲点の特定結果を受け入れて、変曲点に対応する−側の放電電荷量Qを目標放電電荷量として定義するようにされてもよい。
比較判定部100は、目標放電電荷量定義部98が出力する目標放電電荷量と、放電電荷量検出部88が出力する放電電荷量とをそれぞれ受け入れ、放電電荷量検出部88が出力する−側の放電電荷量Qと目標放電電荷量とを絶対値で比較し、比較結果を交流電流量制御部102に対して出力する。ここで、比較判定部100は、例えば”|放電電荷量|=|目標放電電荷量|”、”|放電電荷量|>|目標放電電荷量|”又は”|放電電荷量|<|目標放電電荷量|”のいずれかを比較結果として出力する。
なお、比較判定部100は、CPU74によって実行されるプログラムとして構成されてもよいし、コンパレータなどを用いたアナログ回路によって構成されてもよい。
交流電流量制御部102は、比較判定部100から入力される比較結果に応じて、比較判定部100の比較結果が|放電電荷量|=|目標放電電荷量|に近づくように交流電源85を制御し、交流電源85が出力する交流電流(Iac)を調整する。
なお、交流電流量制御部102は、CPU74によって実行されるプログラムとして構成されており、最初に目標放電電荷量を定義するために、交流電源85が出力する交流電流を所定の範囲で増加(又は減少)させ、目標放電電荷量が定義された後に、比較判定部100の判定結果に応じて交流電源85が出力する交流電流を調整するようにされている。
次に、高圧給電部80が出力する交流電流を帯電制御装置82が調整する処理について説明する。
図5は、高圧給電部80が出力する交流電流を最適値に調整するために、帯電制御装置82が行う動作(S10)を示すフローチャートである。
図6は、図5に示した交流電流(Iac)の調整処理(S20)の詳細を示すフローチャートである。
図5に示すように、ステップ100(S100)において、帯電制御装置82は、例えば電源投入時などに、Iacを例えば1mAから1.3mA程度まで増加(又は減少)させて、Iacに対応する放電電荷量をそれぞれ検出する。
ステップ102(S102)において、ばらつき取得部90は、放電電荷量のIacに対するばらつきを取得する。
ステップ104(S104)において、変化量取得部92は、Iacの変化に対するばらつきの変化量(傾き)を取得する。
ステップ106(S106)において、変曲点特定部94は、ばらつきの変曲点を特定する。
ステップ108(S108)において、目標交流電流値算出部96は、変曲点におけるIac(目標交流電流値)を算出する。
ステップ110(S110)において、目標放電電荷量定義部98は、目標交流電流値算出部96が算出したIacに対応する放電電荷量を目標放電電荷量として定義(記憶)し、S20の処理に進む。
ステップ200(S200:図6)において、交流電流量制御部102は、用紙に形成される画像の質に影響を与えない程度に、高圧給電部80が出力するIacを増加させる。例えば、交流電流量制御部102は、Iacを1mAから約0.03mA単位で2mA程度まで増加可能にされている。
ステップ202(S202)において、放電電荷量検出部88は、交流電流検出部86を介して放電電荷量を検出する。
ステップ204(S204)において、比較判定部100は、目標放電電荷量定義部98が定義した目標放電電荷量と、放電電荷量検出部88から入力される−側の放電電荷量Qとを絶対値で比較し、放電電荷量の絶対値が目標放電電荷量の絶対値よりも小さい場合にはS200の処理に進み、放電電荷量の絶対値が目標放電電荷量の絶対値よりも大きい場合にはS206の処理に進み、放電電荷量の絶対値が目標放電電荷量の絶対値と同じ(所定の許容範囲をもって略同じ場合を含む)場合にはS212の処理に進む。
ステップ206(S206)において、交流電流量制御部102は、用紙に形成される画像の質に影響を与えない程度に、高圧給電部80が出力するIacを減少させる。例えば、交流電流量制御部102は、Iacを約−0.03mA単位で減少させる。
ステップ208(S208)において、放電電荷量検出部88は、交流電流検出部86を介して放電電荷量を検出する。
ステップ210(S210)において、比較判定部100は、目標放電電荷量定義部98が定義した目標放電電荷量と、放電電荷量検出部88から入力される−側の放電電荷量Qとを絶対値で比較し、放電電荷量の絶対値が目標放電電荷量の絶対値よりも小さい場合にはS200の処理に進み、放電電荷量の絶対値が目標放電電荷量の絶対値よりも大きい場合にはS206の処理に進み、放電電荷量の絶対値が目標放電電荷量の絶対値と同じ(所定の許容範囲をもって略同じ場合を含む)場合にはS212の処理に進む。
ステップ212(S212)において、帯電制御装置82は、放電電荷量の絶対値が目標放電電荷量の絶対値と同じになるIacを、交流電源85が出力すべきIacとして設定し、設定したIacを交流電源85が出力するように高圧給電部80を調整する。
図7は、目標放電電荷量定義部98(図3)が目標放電電荷量を定義した実施例を示すグラフである。
図8は、図7に示した実施例における−側のばらつきσQの変曲点近傍を拡大して示すグラフである。放電電荷量検出部88が検出する放電電荷量は、+側及び−側ともにIacの増加に応じて絶対値が大きくなるように変化している。
ばらつき取得部90が取得した−側の放電電荷量のばらつきσQは、+側の放電電荷量のばらつきよりもIacの変化に対する変化量が大きくなっている。また、図7に示すように、例えばIacが1.20mAから1.21mAまで増加した場合、−側の放電電荷量のばらつきσQは、変化量(傾き)が負になっており、Iacが1.21mAからさらに増加した場合には、−側の放電電荷量のばらつきσQは、変化量(傾き)が正になっている。変曲点特定部94は、変化量取得部92を介して−側の放電電荷量のばらつきσQの変化量を受け入れ、Iacが1.21mAである場合のように、変化量が負から正へ大きく変化する点を変曲点として特定する。
目標放電電荷量定義部98は、図8に示すように、−側の放電電荷量のばらつきσQの変曲点に対応する放電電荷量を目標放電電荷量(制御目標)として定義する。そして、放電電荷量検出部88が目標放電電荷量と同じ大きさの−側の放電電荷量を検出する状態のIacの大きさが目標交流電流値となる。
このように、帯電制御装置82は、放電電荷量検出部88が検出する−側の放電電荷量と目標放電電荷量とが同じになる(放電電荷量を維持する)ように、高圧給電部80を制御することにより、高圧給電部80が帯電部材56に対して供給する交流電流が目標交流電流になるように調整している。
なお、上記実施形態においては、1つの像保持体44を帯電させる1つの帯電部材56を有する画像形成装置10について説明したが、これに限定されることなく、例えば4つの像保持体を有するカラー画像形成装置において、像保持体をそれぞれ帯電させる4つの帯電装置に対して放電電荷量を調整することにより、交流電流を制御するようにしてもよい。
また、制御ユニット72が制御を行うために実行するプログラムは、通信装置70を介して提供されてもよいし、CD−ROM等の記憶媒体に格納されて提供されてもよい。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概要を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の概要を示す構成図である。 高圧給電部、帯電制御装置及びその周辺の詳細を示すブロック図である。 検出電流と参照正弦波との差分を積分した結果として放電電荷量を示すグラフである。 高圧給電部が出力する交流電流を最適値に調整するために、帯電制御装置が行う動作(S10)を示すフローチャートである。 図5に示した交流電流(Iac)の調整処理(S20)の詳細を示すフローチャートである。 目標放電電荷量定義部(図3)が目標放電電荷量を定義した実施例を示すグラフである。 図7に示した実施例における−側のばらつきσQの変曲点近傍を拡大して示すグラフである。
符号の説明
10 画像形成装置
44 像保持体
56 帯電部材
72 制御ユニット
74 CPU
76 メモリ
80 高圧給電部
82 帯電制御装置
84 直流電源
85 交流電源
86 交流電流検出部
88 放電電荷量検出部
90 ばらつき取得部
92 変化量取得部
94 変曲点特定部
96 目標交流電流値算出部
98 目標放電電荷量定義部
100 比較判定部
102 交流電流量制御部

Claims (10)

  1. 被帯電体を帯電させる帯電部材に供給される交流電流に応じて発生する放電の電荷量を検出する放電電荷量検出手段と、
    この放電電荷量検出手段が検出した電荷量のばらつきを、交流電流値に対応させて取得するばらつき取得手段と、
    交流電流の変化に対する変化量を、前記ばらつき取得手段が取得したばらつきに対して取得する変化量取得手段と、
    この変化量取得手段が取得した変化量に応じて、帯電部材に供給される交流電流を調整する交流電流調整手段と、
    を有し、
    前記交流電流調整手段は、交流電流の増加又は減少にともなって、前記変化量取得手段が取得する変化量が負の値から正の値に転じる場合に、前記放電電荷量検出手段が検出する電荷量が維持されるように交流電流を調整する帯電制御装置。
  2. 前記ばらつき取得手段は、放電電荷量検出手段が検出した電荷量のうち負の値の交流電流に対する電荷量のばらつきを取得する請求項1記載の帯電制御装置。
  3. 前記ばらつき取得手段は、電荷量の標準偏差、分散、又は最大値と最小値の差をばらつきとして交流電流値に対応させて取得する請求項1又は2記載の帯電制御装置。
  4. 被帯電体を帯電させる帯電部材と、
    この帯電部材に供給される交流電流に応じて発生する放電の電荷量を検出する放電電荷量検出手段と、
    この放電電荷量検出手段が検出した電荷量のばらつきを、交流電流値に対応させて取得するばらつき取得手段と、
    交流電流の変化に対する変化量を、前記ばらつき取得手段が取得したばらつきに対して取得する変化量取得手段と、
    この変化量取得手段が取得した変化量に応じて、帯電部材に供給される交流電流を調整する交流電流調整手段と、
    を有し、
    前記交流電流調整手段は、交流電流の増加又は減少にともなって、前記変化量取得手段が取得する変化量が負の値から正の値に転じる場合に、前記放電電荷量検出手段が検出する電荷量が維持されるように交流電流を調整する帯電装置。
  5. 前記ばらつき取得手段は、放電電荷量検出手段が検出した電荷量のうち負の値の交流電流に対する電荷量のばらつきを取得する請求項4記載の帯電装置。
  6. 前記ばらつき取得手段は、電荷量の標準偏差、分散、又は最大値と最小値の差をばらつきとして交流電流値に対応させて取得する請求項4又は5記載の帯電装置。
  7. 像保持体と、
    この像保持体を帯電させる帯電部材と、
    この帯電部材に供給される交流電流に応じて発生する放電の電荷量を検出する放電電荷量検出手段と、
    この放電電荷量検出手段が検出した電荷量のばらつきを、交流電流値に対応させて取得するばらつき取得手段と、
    交流電流の変化に対する変化量を、前記ばらつき取得手段が取得したばらつきに対して取得する変化量取得手段と、
    この変化量取得手段が取得した変化量に応じて、帯電部材に供給される交流電流を調整する交流電流調整手段と、
    を有し、
    前記交流電流調整手段は、交流電流の増加又は減少にともなって、前記変化量取得手段が取得する変化量が負の値から正の値に転じる場合に、前記放電電荷量検出手段が検出する電荷量が維持されるように交流電流を調整する画像形成装置。
  8. 前記ばらつき取得手段は、放電電荷量検出手段が検出した電荷量のうち負の値の交流電流に対する電荷量のばらつきを取得する請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記ばらつき取得手段は、電荷量の標準偏差、分散、又は最大値と最小値の差をばらつきとして交流電流値に対応させて取得する請求項7又は8記載の画像形成装置。
  10. 被帯電体を帯電させる帯電部材に供給される交流電流に応じて発生する放電の電荷量を検出するステップと、
    検出した電荷量のばらつきを、交流電流値に対応させて取得するステップと、
    交流電流の変化に対するばらつきの変化量を取得するステップと、
    交流電流の増加又は減少にともなって、取得した変化量が負の値から正の値に転じる場合に、検出した電荷量が維持されるように帯電部材に供給される交流電流を調整するステップと、
    をコンピュータに実行させる帯電制御プログラム。
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