JP2010072398A - 画像形成装置及びトナー補給制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】二成分現像剤に含まれるキャリアに依存する現像剤保持体の抵抗値の相違から生じる基準像の濃度の違いを相殺して、トナーコンディションを安定させる。
【解決手段】所定のバイアスを現像ロール140に印加し、このときに現像ロール140に流れる電流を検知することで、現像剤の磁気ブラシ抵抗を算出する。次に、磁気ブラシ抵抗と交流バイアス振幅Vppの関係を示すマップから決定されたVppに基づいて、基準となるパッチを作成し、パッチの濃度を検知することでトナーの補給量を決定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置及びトナー補給制御プログラムに関するものである。
従来、電子写真方式を適用した複写機やプリンタ等の画像形成装置において、磁性キャリアとトナーとからなる二成分現像剤が用いられている。
この二成分現像剤を用いた画像形成装置においては、トナー消費量の著しい変動、未露光部が黒化する所謂かぶりや機内汚れ、BCO(Bead Carry Over;キャリアの一部が静電吸引力によって像保持体表面に転移してしまう現象)や白抜け等の発生を防止するために、現像剤中のトナー重量比であるトナー濃度(toner concentration、以下、「TC」という)を安定させるようにしている。
例えば、各現像器に設置されたセンサによって、現像剤の透磁率を検知しTCを制御する方法がある。一方、各現像剤にセンサを設置しない場合には、各色の基準となるパッチ(基準像)を形成し、このパッチの濃度を検出することにより、TCを制御する方法が一般化している。
トナー濃度調整時において、現像スリーブ(外層)に印加する交流バイアスの振幅を、印刷画像濃度調整時と異ならせて基準トナー像(基準像)を形成し、濃度検知して現像装置へのトナー補給が行われる技術として特許文献1がある。
また、基準トナー像を作成、検知して、この結果からトナー濃度制御するとともに画像形成条件を段階的に設定変更する技術として特許文献2がある。
特開平7−056424号公報 特開平8−123110号公報
本発明は二成分現像剤に含まれるキャリアに依存する現像剤保持体の抵抗値の相違から生じる基準像の濃度の違いを相殺して、トナーコンディションを安定させることができる画像形成装置及びトナー補給制御プログラムを得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、トナーとキャリアを備えた二成分現像剤を収容する現像部、及び交流バイアスを印加された現像剤保持体を備え、前記現像剤保持体を介してトナーを静電潜像が形成された像保持体へ供給して当該静電潜像を現像するための現像ユニットと、少なくとも現像ユニットの装着時に、前記二成分現像剤に含まれるキャリアに依存する現像剤保持体の抵抗値に基づいて、前記基準像を生成するときの前記交流バイアスの振幅を決定する振幅決定手段と、予め設定された時期に、前記振幅決定手段で決定された交流バイアスの振幅の下で基準像を生成する基準像生成手段と、前記基準像生成手段により生成された基準像の濃度を検出する濃度検出手段と、前記濃度検出手段で検出した基準像の濃度に基づき、前記トナーの補給動作を制御して前記トナーの電荷量を含むトナーコンディションを所定の範囲内に維持する補給動作制御手段と、を有している。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記キャリアに依存する現像剤保持体の抵抗値により決定された交流バイアスの振幅が調整可能な許容範囲を逸脱している場合に、前記基準像の像密度を変更する像密度変更手段をさらに有している。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2記載の発明において、前記現像剤保持体に流れる電流を検知することによって前記キャリアに依存する現像剤保持体の抵抗値を取得する。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1〜請求項3記載の発明において、前記振幅決定手段は、複数の現像ユニットが交流バイアスを印加する交流電源を共用する場合に、各現像ユニットの振幅を仮値として算出し、各仮値に基づいて複数の現像ユニットに印加する交流バイアスの振幅を決定する。
請求項5に記載の発明は、前記請求項4記載の発明において、前記像密度変更手段は、前記現像ユニット毎に、前記仮値と前記決定された振幅との差分に応じて基準像の像密度を変更する。
請求項6に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、前記キャリアに依存する現像剤保持体の抵抗値データが、前記現像ユニットに取り付けられた記憶媒体に記憶されている。
請求項7に記載の発明は、コンピュータを、請求項1〜請求項6のいずれか1項記載のトナーコンディション制御として機能させるためのトナー補給制御プログラムである。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、二成分現像剤に含まれるキャリアに依存する現像剤保持体の抵抗値の相違から生じる基準像の濃度の違いを相殺して、トナーコンディションを安定させることができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、交流バイアスの振幅を調整可能範囲に維持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、例えば透磁率センサ等新たな部品が不要である。
請求項4に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、交流電源が共用されていても対応可能である。
請求項5に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、交流電源が共用されていても各現像ユニットにおける適正交流バイアスの振幅を設定することができる。
請求項6に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、その都度キャリアに依存する現像剤保持体の抵抗値を取得する手段が不要である。
請求項7に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、二成分現像剤に含まれるキャリアに依存する現像剤保持体の抵抗値の相違から生じる基準像の濃度の違いを相殺して、トナーコンディションを安定させることができる。
図1は、本実施の形態に係る画像形成処理装置10の概略構成図である。
本実施形態に係る画像形成装置10は、いわゆるタンデム方式であり、4つの感光体ドラム(像保持体)12a〜12dの周囲に、その回転方向に沿って順次、帯電装置14a〜14d、光走査装置16a〜16d、現像ロール140a〜140dと現像器40a〜40dとからなる現像ユニット152a〜152d、1次転写ロール18a〜18d、感光体ドラムクリーニング装置20a〜20dが配置されている。なお、転写後の感光体ドラム12a〜12dの表面に残留している残留電位を除去するために除電器を備えていてもよい。以下、感光体ドラム12a〜12d、帯電装置14a〜14d、光走査装置16a〜16d、現像ロール140a〜140d、現像器40a〜40d、現像ユニット152a〜152dのそれぞれを総称する場合には、「感光体ドラム12」、「帯電装置14」、「光走査装置16」、「現像ロール140」、「現像器40」、「現像ユニット152」という。
また、中間転写ベルト22が、テンションロール24a〜24d、ドライブロール26およびバックアップロール28に張架されている。これらのテンションロール24a〜24d、ドライブロール26およびバックアップロール28により、中間転写ベルト22は、各感光体ドラム12a〜12dの表面に接触しながら各感光体ドラム12a〜12dと1次転写ロール18a〜18dとの間を矢印Aの方向に移動することができる。感光体ドラム12a〜12dと1次転写ロール18a〜18dとの接触部には1次転写電圧が印加される。
また、中間転写ベルト22および2次転写ベルト30を介してバックアップロール28と2次転写ロール32が対向配置されている。用紙34が中間転写ベルト22の表面に接触しながら中間転写ベルト22と2次転写ロール32との間を矢印Bの方向に移動し、その後、定着部36を通過する。2次転写ロール32とバックアップロール28との接触部には2次転写電圧が印加される。更に、転写後の中間転写ベルト22と接触するように、中間転写ベルトクリーニング装置38a及び38bが配置されている。
この構成の画像形成装置10では、感光体ドラム12aが矢印Cの方向に回転するとともに、その表面が帯電装置14aによって一様に帯電された後、レーザー光等の光走査装置16aにより第1色目の静電潜像が形成される。形成された静電潜像はその色に対応するトナーを収容した現像器40aにより、トナーで現像(顕像化)されてトナー像が形成される。なお、現像器40a〜40dには、各色の静電潜像に対応するトナー(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)がそれぞれ収容されている。
感光体ドラム12a上に形成されたトナー像は、1次転写部を通過する際に、1次転写ロール18aによって中間転写ベルト22上に静電的に転写(1次転写)される。以降、第1色目のトナー像を保持した中間転写ベルト22上に、1次転写ロール18b〜18dによって、第2色目、第3色目、第4色目のトナー像が順次重ね合わせられるよう1次転写され、最終的にフルカラーの多重トナー像が得られる。
中間転写ベルト22上に形成された多重トナー像は、2次転写部を通過する際に、用紙34に静電的に一括転写される。トナー像が転写された用紙34は、定着部36に搬送され、加熱および/または加圧により定着処理された後、機外に排出される。
1次転写後の感光体ドラム12a〜12dは、感光体ドラムクリーニング装置20a〜20dにより残留トナーが除去される。一方、2次転写後の中間転写ベルト22は、中間転写ベルトクリーニング装置38a及び38bにより残留トナーが除去され、次の画像形成プロセスに備える。
図2に示される如く、画像形成装置10は、画像形成制御コントローラ100によって制御されるようになっている。
画像形成制御コントローラ100は、全ての処理を総括管理し、かつ制御するメインコントローラ102を備えている。
メインコントローラ102は、CPU104、RAM106、ROM108、I/O(入出力部)110、及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス112を有している。
CPU104は、ROM108に格納されたTC(トナーコンディション)の制御を行うための各種プログラムを読み出して、後述する処理の実行を行う。尚、当該プログラムをCD−ROM等の搬送可能な記憶媒体に格納して提供することも可能である。
I/O110には、画像形成制御部114が接続されている。画像形成制御部114には、図示しない搬送制御部、露光制御部、現像制御部、転写制御部、定着制御部が含まれている。これらの各制御部の制御により、前記帯電装置14へ所定の電圧を印加することで感光体ドラム12の表面を一様に帯電し、光走査装置16からの光ビームによって静電潜像を形成し、現像ユニット152においてトナーを含む現像剤を供給して現像し、画像を用紙34へ転写して、画像が転写された用紙34は排出口までの搬送中に定着部36において定着処理されることとなる。
前記I/O110には、GUI(グラフィック・ユーザー・インターフェイス)118が接続されている。GUI118は、ユーザーからの入力指示を受け付け、かつユーザーへ画像形成処理に関する情報を報知する役目を有している。
ところで、本実施の形態では、上記画像形成装置10において、画像形成処理の状態、例えば高濃度画像、低濃度画像のバランスの偏り等に起因してTCが劣悪(機内汚れやキャリア飛散等)になる場合がある。そこで、所定の枚数毎に基準像(以下、「パッチ」という)を生成するようにしている。前記パッチは、図1に示す中間転写ベルト22に形成され、濃度センサ126によって検出されるようになっている。この検出値に基づいてトナー補給量を制御することで、前記TCの安定化を図っている。すなわち、パッチの濃度はTCの安定化には重要な要素となっている。
図3には、上記で説明した画像形成制御コントローラ100におけるトナー補給量の制御を実行するための機能ブロック図が示されている。なお、この機能ブロック図は、画像形成制御コントローラ100のハード構成を限定するものではなく、あくまでも、機能別に分類したものである。
画像形成制御部114は、前記所定の枚数を表すPV(プリントボリューム)をカウントするPVカウンタ120、現像ロール制御部122、パッチ生成部124、濃度センサ126、トナー補給制御部128を備えている。なお、画像形成制御部114に含まれているものとして、上記のPVカウンタ120、現像ロール制御部122、パッチ生成部124、濃度センサ126、トナー補給制御部128は一例にすぎず、先述したように搬送制御部、露光制御部、現像制御部、転写制御部、定着制御部等も含まれる。
PVカウンタ120は、プリント枚数をカウントする。PVカウンタ120は、パッチ形成時期判定部130と接続されている。PVカウンタ120は、プリント枚数のカウント情報をパッチ形成時期判定部130へ出力する。
パッチ形成時期判定部130は、カウント情報に基づいて、パッチ形成時期であるか否かを判定する。具体的には、カウント情報から所定の用紙サイズで所定のプリント枚数(例えば、A4用紙、10000枚印刷)を検知すると、パッチ形成時期であると判定する。パッチ形成時期判定部130は、現像ロール制御部122と接続されている。パッチ形成時期判定部130は、判定時期であることを現像ロール制御部122へ出力する。
現像ロール制御部122は、パッチ生成部124、と接続されている。現像ロール制御部122は、パッチ形成時期判定部130からの入力に基づき、パッチ生成部124へパッチ生成命令信号を出力する。
パッチ生成部124は、パッチ生成命令信号に基づいて、基準となるパッチを生成する。図示しない露光制御部や現像制御部等を制御することにより、予め設定された設定値に基づいてパッチが生成される。
パッチは、例えば中間転写ベルト22に、予め設定された像密度Cin(input Coverage)に基づいて、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の現像剤毎に生成される。各パッチが生成されると、濃度センサ126がRADC(Ratio Auto Density Control)をそれぞれ検出する。なお、RADCは中間転写ベルト22のベース面の濃度とパッチ濃度との比を表す。
濃度センサ126は、濃度センサ検出値取込部132と接続されている。濃度センサ126は、検出した各RADCを濃度センサ検出値取込部132へ出力する。濃度センサ検出値取込部132は、トナー補給量設定部134と接続されている。濃度センサ検出値取込部132は、取り込んだ各RADCをトナー補給量設定部134へ出力する。
トナー補給量設定部134には、RADC−補給量マップメモリ136が接続されている。図4には、RADCとトナー補給量との関係を示すRADC−補給量マップが示されており、ここではパッチ濃度が濃いときにRADCが低くなり、パッチ濃度が薄いときにRADCが高くなる正反射型の濃度センサ126を用いた場合を示している。具体的には、RADCが高いほどトナー補給量は多くなるように設定されており、RADCが低いほどトナー補給量は少なくなるように設定されている。なお、本実施の形態ではトナーを補給することでRADCを調整しているが、これに限らず、撹拌動作やトナー排出を併用してもよい。
トナー補給量設定部134は、RADC−補給量マップに基づいて、トナー補給量を設定する。トナー補給量設定部134は、トナー補給量送出部138と接続されている。トナー補給量設定部134は、設定したトナー補給量をトナー補給量送出部138へ出力する。
トナー補給量送出部138は、トナー補給制御部128と接続されている。トナー補給量送出部138は、トナー補給制御部128へトナー補給量を出力する。これにより、トナー補給が実行される。
ところで、現像ユニット152に取り付けられる現像ロール140と感光体ドラム12とを通過する閉回路(等価回路)(図5参照)では、適用される現像剤の物性を含めて磁気ブラシ抵抗(キャリアに依存する現像剤保持体の抵抗値)が異なる場合がある。なお、磁気ブラシ抵抗とは、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を担持する現像ロール140と感光体ドラム12とを含む閉回路の抵抗をいう。(図5(A)参照)。この磁気ブラシ抵抗が変化するとTCも変動することとなる。
例えば、図6には、TCとRADCとの関係が示されている。RADCを目標値になるようにトナー供給量を調整する場合において、磁気ブラシ抵抗が低抵抗である現像剤のときには、TCは図6(A)に示す状態となる。一方、磁気ブラシ抵抗が高抵抗である現像剤のときには、TCは図6(B)に示す状態となる。
通常、RADCに基づくトナー補給量は磁気ブラシ抵抗が設計値であることを前提として決められているため、図6に示すように磁気ブラシ抵抗が変化するとTCがばらつくこととなる。その結果、TCが図6(C)に示す状態であると、BCOや白抜け等が生じる原因となり、TCが図6(E)に示す状態であると、かぶりが発生する原因となる。
そこで、本実施の形態では磁気ブラシ抵抗の差によるTCのばらつきを相殺するために(図6(D)参照)、現像ロール140に印加するバイアス電圧の交流成分のピーク間電圧Vpp(ピークトゥピーク)を変更するようにしている。
すなわち、図7に示される如く、磁気ブラシ抵抗の高低によってVppに基づくRADCの検出値が異なっている。従って、現像剤の磁気ブラシ抵抗が分かれば、現像ロール140に印加する交流バイアスのVppを調整することで磁気ブラシ抵抗に依存しないパッチが生成される。なお、図7(A)はCin100%、図7(B)はCin50%、図7(C)はCin30%を示しており、何れであっても同様の特性を表している。
図3に示される如く、画像形成制御部114の現像ロール制御部122は、前記パッチ形成時期判定部130からの入力に基づいて各現像ロール140を制御する。現像ロール制御部122は、予め設定されている所定のバイアスを各現像ロール140へ印加する。これにより、各現像ロール140に流れる電流を検出する。
現像ロール制御部122は、磁気ブラシ抵抗情報取得部142と接続されている。現像ロール制御部122は、検出した各現像ロール140の電流値を磁気ブラシ抵抗情報取得部142へ出力する。
磁気ブラシ抵抗情報取得部142は、磁気ブラシ抵抗演算部144と接続されている。磁気ブラシ抵抗情報取得部142は、磁気ブラシ抵抗演算部144へ取得した各現像ロール140の電流値を出力する。
磁気ブラシ抵抗演算部144は、取得した各現像ロール140の電流値と予め設定されている電圧とに基づいて、各現像剤の磁気ブラシ抵抗を演算する。磁気ブラシ抵抗演算部144は、パッチ生成時Vpp設定部146と接続されている。磁気ブラシ抵抗演算部144は、演算した各現像剤の抵抗値をパッチ生成時Vpp設定部146へ出力する。
また、パッチ生成時Vpp設定部146は、抵抗値−Vppマップメモリ148と接続されている。パッチ生成時Vpp設定部146は、抵抗値−Vppマップに基づき、現像ユニット152毎にパッチ生成時のVppを決定する。磁気ブラシ抵抗が大の場合にはVppも大に決定され、磁気ブラシ抵抗が小の場合にはVppも小に決定される。
図3に示される如く、パッチ生成時Vpp設定部146は、Vppデータ送出/パッチ生成指示部150と接続されている。パッチ生成時Vpp設定部146は、セットした各現像ロール140のVppを、Vppデータ送出/パッチ生成指示部150へ出力する。
Vppデータ送出/パッチ生成指示部150は、パッチ生成部124と接続されている。Vppデータ送出/パッチ生成指示部150は、入力に基づきパッチ生成部124へ各データとパッチ生成指示を出力する。これにより、パッチ生成部124で生成されたパッチを検知した濃度に基づいてトナー補給量が決定される。
以下に本実施の形態の作用を図8のフローチャートに従い説明する。
図8には、TC制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ200では、TC制御時期であるか否かが判断される。ステップ200で否定判定されるとこのルーチンは終了する。一方、ステップ200で肯定判定されると、ステップ202へ移行して、磁気ブラシ抵抗に依存しないVppを読み出しステップ204へ移行する。
前記磁気ブラシ抵抗に依存しないVppは図9に示されるように、現像ユニット152が交換されるときに実行されるVpp設定処理によって設定される。
図9は、Vpp設定処理制御ルーチンを示しており、図5に示されるような現像ロール140と感光体ドラム12とを含む閉回路を用いている。
ステップ219では、現像ユニット152が交換されたか否かが判断され、否定判定された場合は、このルーチンは終了する(図8のステップ204へ移行)。一方、ステップ219で肯定判定されると、ステップ220へ移行して、前記閉回路に所定の電圧を印加する(閉回路内のACバイアス電源158)。
次のステップ222では、閉回路内の電流計158で電流値を計測し、ステップ224へ移行する。
ステップ224では、計測した電流値に基づいて磁気ブラシ抵抗を演算し、ステップ226へ移行する。
ステップ226では、図3の抵抗値−Vppマップメモリ148に記憶された抵抗値−Vppマップに基づいて前記演算された磁気ブラシ抵抗からVppを設定し、このルーチンは終了する(図8のステップ204へ移行)。
ステップ204では、基準となるパッチが生成される。このとき、前記ステップ202(又は前記ステップ226)で決定されたVppに基づいて、現像剤毎にパッチが生成されることとなる(例えば、像密度Cin50%)。
次のステップ206では、濃度センサ126により前記ステップ204で生成された各パッチのRADCが読み取られ、ステップ208へ移行する。
ステップ208では、トナー補給量が決定される。このとき、予め設定されているRADCとトナー補給量との関係を示すマップ(図4参照)からトナーの補給量が決定される。
次のステップ210では、前記ステップ208で決定されたトナー補給量に基づきトナー補給処理がなされる。これにより、TC制御が実行されこのルーチンは終了する。
なお、本実施の形態では、現像ロール140に印加するバイアス電圧のVppについて設定可能範囲を設けなかったが、画像形成装置10によってはVppの設定範囲が定まっているものがある。かかる場合に、予めセットされている像密度Cinと磁気ブラシ抵抗とに基づいて出されたVppが上記設定可能範囲に含まれなかったとき、パッチの像密度Cinを変更することでVppを設定可能範囲に含まれるようにする。
例えば、図10に示される如く、Vppの設定可能範囲が1400v〜2200vの場合で、Cin50%、かつY色の現像剤の磁気ブラシ抵抗がY=「7.5乗(7.5×10)」を検出したとき、抵抗値−VppマップによるとVppは1.0kvとなる(図10(A)参照)。このとき、Vppは設定可能範囲に含まれないため、像密度をCin30%へ変更する。この結果、Y色の磁気ブラシ抵抗はY=7.5乗なので、Vppは1.4kvとなり(図10(A’)参照)、Vppは設定可能範囲に含まれることとなる。
また、本実施の形態では、各現像ユニット152が独立にACバイアス電源154を有することを前提としたが、複数の現像ユニット152に対してACバイアス電源154を共用するようにしてもよい。この場合、算出された各現像ロール140のVpp(Vpp、Vpp、Vpp)の平均値((Vpp+Vpp+Vpp)/3)をパッチ生成時のVppと設定すればよい。
さらに、平均値を得た上で、各現像ユニット152のVpp(Vpp、Vpp、Vpp)とVppとの差分を算出し、この差分に応じてパッチの像密度(Cin)を変更すれば各現像ユニット152に対応した最適なVppに、より近づけることができる。
具体的には、予めパッチの像密度がCin50%にセットされ、かつ各現像ユニット152のACバイアス電源154がYMCで共用の場合において、Yの現像剤の磁気ブラシ抵抗がY=7.5乗を検出したとき、抵抗値−VppマップによるとVppは1.0kvとなる。また、Mの現像剤の磁気ブラシ抵抗がM=「8.5乗」を検出したときのVppは1.4kvとなる。さらに、Cの現像剤の磁気ブラシ抵抗がC=「9.8乗」を検出したときのVppは1.8kvとなる。この上で、パッチ生成時Vpp設定部146は、平均をとってVpp=1.4kvをセットする。
このとき、Mは算出したVpp(1.4kv)とVppとに差がないので像密度Cin=50%のままセットされる。一方、Yは算出したVpp(1.0kv)に対してVpp=1.4kvなので、像密度をCin50%からCin30%へ変更する。また、Cは算出したVpp(1.8kv)に対してVpp=1.4kvなので、像密度をCin50%からCin100%へ変更する。
また、算出された各現像ロール140のVpp(Vpp、Vpp、Vpp)の平均値Vppをパッチ生成時の設定値とする、或いはその平均値VppをCinに基づいて変更した最適値をパッチ生成時の設定値としたが、各現像ユニットでのパッチ生成時期をずらして、それぞれの最適なVpp(Cin一定)に設定するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、出荷後を前提として現像ユニット152の交換の際に現像剤の磁気ブラシ抵抗を演算するようにしたが、出荷前に磁気ブラシ抵抗を演算し、例えばRFID(無線タグ等)を現像ユニット152に貼り付けその演算結果を記憶させ、読み出して適用するようにしてもよい。出荷前に磁気ブラシ抵抗を演算する場合、図5に示した感光体ドラム12は、アルミ製等の導電性金属管であってもよい。
さらに、所定のタイミングで磁気ブラシ抵抗を演算しなくても、演算した値を格納しておくようにしてもよい。例えば、前記現像ユニット152に取り付けられたメモリ等でもよいし、画像形成装置10に設けられたメモリ等でもよい。
また、本実施の形態ではパッチ生成時のVppを設定する場合、出荷当初のVppの値を基準として設定してもよいし(デフォルトVpp基準)、更新されたVppを基準として設定しても良い(更新Vpp基準)。
本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の制御系のハード構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る画像形成装置のTC制御を実行するための機能ブロック図である。 本実施の形態に係る画像形成装置のRADCとトナー補給量との関係を示すRADC−補給量マップである。 本実施の形態に係る画像形成装置の磁気ブラシ抵抗を示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置のTCとRADCとの関係を示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置のCin毎のVppとRADCとの関係を示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置のTC制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る画像形成装置のVpp設定処理制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る画像形成装置の抵抗値−Vppマップである。
符号の説明
10 画像形成装置
12a〜12d 感光体ドラム(像保持体)
14a〜14d 帯電装置
16a〜16d 光走査装置
18a〜18d 1次転写ロール
20a〜20d 感光体ドラムクリーニング装置
22 中間転写ベルト
24a〜24d テンションロール
26 ドライブロール
28 バックアップロール
30 2次転写ベルト
32 2次転写ロール
34 用紙
36 定着部
38a、38b 中間転写ベルトクリーニング装置
40a〜40d 現像器
100 画像形成制御コントローラ
102 メインコントローラ
104 CPU
106 RAM
108 ROM
110 I/O
112 バス
114 画像形成制御部
118 GUI
120 PVカウンタ
122 現像ロール制御部
124 パッチ生成部(基準像生成手段)
126 濃度センサ(濃度検出手段)
128 トナー補給制御部
130 パッチ形成時期判定部
132 濃度センサ検出値取込部(補給動作制御手段)
134 トナー補給量設定部(補給動作制御手段)
136 RADC−補給量マップメモリ(補給動作制御手段)
138 トナー補給量送出部(補給動作制御手段)
140 現像ロール(現像ユニット)
140a〜140d 現像ロール(現像ユニット)
142 磁気ブラシ抵抗情報取得部
144 磁気ブラシ抵抗演算部
146 パッチ生成時Vpp設定部(振幅決定手段)
148 抵抗値−Vppマップメモリ
150 Vppデータ送出/パッチ生成指示部
152 現像ユニット(現像ユニット)
152a〜152d 現像ユニット(現像ユニット)
154 ACバイアス電源
158 電流計

Claims (7)

  1. トナーとキャリアを備えた二成分現像剤を収容する現像部、及び交流バイアスを印加された現像剤保持体を備え、前記現像剤保持体を介してトナーを静電潜像が形成された像保持体へ供給して当該静電潜像を現像するための現像ユニットと、
    少なくとも現像ユニットの装着時に、前記二成分現像剤に含まれるキャリアに依存する現像剤保持体の抵抗値に基づいて、前記基準像を生成するときの前記交流バイアスの振幅を決定する振幅決定手段と、
    予め設定された時期に、前記振幅決定手段で決定された交流バイアスの振幅の下で基準像を生成する基準像生成手段と、
    前記基準像生成手段により生成された基準像の濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記濃度検出手段で検出した基準像の濃度に基づき、前記トナーの補給動作を制御して前記トナーの電荷量を含むトナー濃度を所定の範囲内に維持する補給動作制御手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記キャリアに依存する現像剤保持体の抵抗値により決定された交流バイアスの振幅が調整可能な許容範囲を逸脱している場合に、前記基準像の像密度を変更する像密度変更手段をさらに有する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記現像剤保持体に流れる電流を検知することによって前記キャリアに依存する現像剤保持体の抵抗値を取得する請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記振幅決定手段は、複数の現像ユニットが交流バイアスを印加する交流電源を共用する場合に、各現像ユニットの振幅を仮値として算出し、各仮値に基づいて複数の現像ユニットに印加する交流バイアスの振幅を決定する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記像密度変更手段は、前記現像ユニット毎に、前記仮値と前記決定された振幅との差分に応じて基準像の像密度を変更する請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記キャリアに依存する現像剤保持体の抵抗値データが、前記現像ユニットに取り付けられた記憶媒体に記憶されている請求項1〜請求項5の何れか1項記載の画像形成装置。
  7. コンピュータを、請求項1〜請求項6のいずれか1項記載のトナー濃度制御として機能させるためのトナー補給制御プログラム。
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JP2012103582A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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