JP2009021318A - コンデンサ用リード端子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】錫を主体とした金属めっき層2を形成した金属線1とアルミニウム線5とを当接させ、金属線1とアルミニウム線5とをアーク溶接するコンデンサ用リード端子の製造方法において、金属線1の一端に金属めっき層の無い部分9を設け、この金属線1の一端とアルミニウム線5の一端とを互いに当接させ、アーク溶接を行うとともに、金属線1とアルミニウム線5との溶接部10を金型14aにて所望の形状に成形する。
【選択図】図2
Description
錫を主体とした金属めっき層を形成した金属線とアルミニウム線とを当接させ、前記金属線とアルミニウム線とをアーク溶接するコンデンサ用リード端子の製造方法において、
前記金属線の一端に金属めっき層の無い部分を設け、該金属線の一端と前記アルミニウム線の一端とを互いに当接させ、前記アーク溶接を行うとともに、金属線とアルミニウム線との溶接部を金型にて所望の形状に成形することを特徴としている。
この特徴によれば、アーク溶接により形成される金属線とアルミニウム線との溶接部には、アルミニウムと錫が混合されずに済むようになり、溶接部のウィスカの発生が抑制され、かつ金属線の溶接部の表面には、金属めっき層が無いため表面のぬれ性が低下しているものの、金属線とアルミニウム線との溶接部を金型で成形することで所望の溶接部形状を安定して形成でき、リード端子の溶接部の機械的強度を向上できる。
尚、金属線に金属めっき層の無い部分を形成する際には、マスキング等によって予め金属めっき層を形成しないようにしてもよいし、金属線の全面に金属めっき層を形成し、機械的除去等の手段によって、金属めっき層を除去してもよい。特に機械的除去により、金属線の表面の金属めっき層が確実に除去されるため、溶接部において金属めっき層とアルミニウムとの混合層が形成されないようになり、溶接部のウィスカの発生を効果的に抑制することができる。
錫を主体とした金属めっき層を形成した金属線とアルミニウム線とを当接させ、前記金属線とアルミニウム線とをアーク溶接するコンデンサ用リード端子の製造方法において、
前記金属線の一端より金属めっき層及び金属めっき層の無い部分を連続して設け、該金属線の一端と前記アルミニウム線の一端とを互いに当接させ、前記アーク溶接を行うとともに、金属線とアルミニウム線との溶接部を金型にて所望の形状に成形することを特徴としている。
この特徴によれば、金属線とアルミニウム線とが当接されてアーク溶接される際に、金属めっき層を介して金属線とアルミニウム線が当接することで、金属線とアルミニウム線との接触抵抗が低い状態で電流を流すことができ、そのため溶接不良が低減されるようになるとともに、アーク溶接により形成される金属線とアルミニウム線との溶接部は、錫の混合割合が低くなり、リード端子における溶接部のウィスカの発生が抑制される。そして、金属線の溶接部の表面には、金属めっき層が殆ど無いため表面のぬれ性が低下しているものの、金属線とアルミニウム線との溶接部を金型で成形することで所望の溶接部形状を安定して形成でき、リード端子の溶接部の機械的強度を向上できる。
前記金型が、前記金属線を保持するチャックに設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、リード端子の製造時に、金属線の保持作業と金型の配置作業とを同時に行うことができるようになるとともに、アーク溶接時の通電具としても利用でき、アーク溶接作業を速やかに行うことができる。
前記金型が、前記金属めっき層の無い部分を覆うように配置され、該金型によって前記アーク溶接により形成される溶接部と前記金属めっき層とが隔てられることを特徴としている。
この特徴によれば、金属めっき層の錫がアーク溶接により溶融された溶接部に混じらないようになり、溶接部に錫が混合されず、リード端子における溶接部のウィスカの発生が抑制される。
前記金属線の一端に設けられた金属めっき層が、前記アーク溶接により形成される溶接部によって覆われることを特徴としている。
この特徴によれば、錫が含まれる金属線の一端に設けられた金属めっき層が溶接部内に埋没され、溶接部の表面近傍には、錫が混合されずに済むようになり、リード端子における溶接部のウィスカの発生が抑制される。
2 錫めっき層(金属めっき層)
2a 錫めっき部(金属めっき層)
3 銅被覆層
4 鋼線
5 アルミニウム線
6 丸棒部
7 扁平部
8 カッター
9 錫めっき層の無い部分(金属めっき層の無い部分)
10 溶接部
11 テーパ面
12 凹部
13 固定チャック
14 可動チャック
14a 金型部
Claims (5)
- 錫を主体とした金属めっき層を形成した金属線とアルミニウム線とを当接させ、前記金属線とアルミニウム線とをアーク溶接するコンデンサ用リード端子の製造方法において、
前記金属線の一端に金属めっき層の無い部分を設け、該金属線の一端と前記アルミニウム線の一端とを互いに当接させ、前記アーク溶接を行うとともに、金属線とアルミニウム線との溶接部を金型にて所望の形状に成形することを特徴とするコンデンサ用リード端子の製造方法。 - 錫を主体とした金属めっき層を形成した金属線とアルミニウム線とを当接させ、前記金属線とアルミニウム線とをアーク溶接するコンデンサ用リード端子の製造方法において、
前記金属線の一端より金属めっき層及び金属めっき層の無い部分を連続して設け、該金属線の一端と前記アルミニウム線の一端とを互いに当接させ、前記アーク溶接を行うとともに、金属線とアルミニウム線との溶接部を金型にて所望の形状に成形することを特徴とするコンデンサ用リード端子の製造方法。 - 前記金型が、前記金属線を保持するチャックに設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のコンデンサ用リード端子の製造方法。
- 前記金型が、前記金属めっき層の無い部分を覆うように配置され、該金型によって前記アーク溶接により形成される溶接部と前記金属めっき層とが隔てられることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ用リード端子の製造方法。
- 前記金属線の一端に設けられた金属めっき層が、前記アーク溶接により形成される溶接部によって覆われることを特徴とする請求項2に記載のコンデンサ用リード端子の製造方法。
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