JP2011086734A - 電解コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】鉛を含まない電解コンデンサの製造方法において、ウィスカの発生を防ぐことができ、かつ金属線の変色等が防止できる電解コンデンサを提供すること。
【解決手段】金属線1とアルミニウム線5とを当接させ、金属線1とアルミニウム線5とを溶接することにより製造されたコンデンサ用リード端子Tを用いた電解コンデンサにおいて、金属線1の一端とアルミニウム線5の一端とが互いに当接されて溶接され、溶接された状態で、金属線1の少なくとも一部に金属めっき層2が形成され、金属めっき層の無い部分9が被覆部12’により覆われたコンデンサ用リード端子Tを用いる。
【選択図】図3
【解決手段】金属線1とアルミニウム線5とを当接させ、金属線1とアルミニウム線5とを溶接することにより製造されたコンデンサ用リード端子Tを用いた電解コンデンサにおいて、金属線1の一端とアルミニウム線5の一端とが互いに当接されて溶接され、溶接された状態で、金属線1の少なくとも一部に金属めっき層2が形成され、金属めっき層の無い部分9が被覆部12’により覆われたコンデンサ用リード端子Tを用いる。
【選択図】図3
Description
本発明は、コンデンサ素子に接続されるアルミニウム線に、金属線を溶接して構成されるコンデンサ用リード端子を用いた電解コンデンサ及びその製造方法に関する。
従来、電子部品のリード端子においては、鉛めっき層を形成した銅被覆鋼線を、アルミニウム線にアーク溶接にて接合したものを用いている。しかしながら、鉛を含む銅被覆鋼線では、鉛は人体に有害であるばかりか自然環境に悪影響を与える物質であり、近年、環境保護の観点から、鉛を一切使用しない電子部品の開発が進められている。例えば、特許文献1に示すアルミ電解コンデンサのように、錫100%からなる錫めっきを施した銅被覆鋼線を、アルミニウム線の一端に設けた凹部に挿入してアーク溶接により接合している。このアルミ電解コンデンサでは、銅被覆鋼線とアルミニウム線との接合部に、銅被覆鋼線と錫めっきとアルミニウム線とが加熱されることで生成される銅と錫とアルミニウムの合金層が形成されている。
しかし、鉛を使用しないリード線においては、アルミニウム線と錫めっき銅被覆鋼線との接続部(溶接部)に生成された合金層には、アルミニウムと錫との混合層が含まれ、この混合層の存在によって錫のウィスカが発生してしまう虞がある。このウィスカは直径が1μmに対して1mm以上の長さに達することがあり、このウィスカがコンデンサ等電子部品の端子間を短絡させる虞がある。
このウィスカの発生を防ぐことができるコンデンサ用リード線として、例えば、特許文献2に示すように、錫めっきが無く、かつ銅めっきが施された鉄線(金属線)とアルミニウム線とを溶接し、溶接後に、電気めっき法を用いて鉄線に錫めっきを施すことで、溶接部に錫が混合されることを防止したものがある。
しかしながら、アルミニウム線や溶接部に錫めっき層が形成された場合に、その錫めっき層は剥がれやすくなる性質があり、電解コンデンサの製造工程において、剥がれた錫めっき層が他の電解コンデンサに付着する虞がある。特許文献2に記載のコンデンサ用リード線にあっては、アルミニウム線及び溶接部に錫めっき層が形成されることを防止するために、アルミニウム線及び溶接部にめっき液が付着しないように、めっき液の液面からアルミニウム線及び溶接部を離してめっきを施す必要があり、鉄線(金属線)における溶接部近傍には、錫めっき層が施されない所定領域が形成されてしまう。この所定領域に、銅めっき層が露出されることになり、製品使用環境に応じて露出された銅めっき層に変色等の不具合が生じる虞がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、鉛を含まない電解コンデンサの製造方法において、ウィスカの発生を防ぐことができ、かつ金属線の変色等が防止できる電解コンデンサ及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の電解コンデンサは、
金属線とアルミニウム線とを当接させ、前記金属線とアルミニウム線とを溶接することにより製造されたコンデンサ用リード端子を用いた電解コンデンサにおいて、
前記金属線の一端と前記アルミニウム線の一端とが互いに当接されて溶接され、該溶接された状態で、前記金属線の少なくとも一部に金属めっき層が形成され、該金属めっき層の無い部分が被覆部により覆われた前記コンデンサ用リード端子を用いたことを特徴としている。
この特徴によれば、溶接により形成される金属線とアルミニウム線との溶接部には、めっき用金属が全く混合されずに済むようになり、溶接部のウィスカの発生が抑制され、かつ金属線の金属めっき層の無い部分は、被覆部により覆われるため、金属線の酸化や変色や腐食が防止できる。
金属線とアルミニウム線とを当接させ、前記金属線とアルミニウム線とを溶接することにより製造されたコンデンサ用リード端子を用いた電解コンデンサにおいて、
前記金属線の一端と前記アルミニウム線の一端とが互いに当接されて溶接され、該溶接された状態で、前記金属線の少なくとも一部に金属めっき層が形成され、該金属めっき層の無い部分が被覆部により覆われた前記コンデンサ用リード端子を用いたことを特徴としている。
この特徴によれば、溶接により形成される金属線とアルミニウム線との溶接部には、めっき用金属が全く混合されずに済むようになり、溶接部のウィスカの発生が抑制され、かつ金属線の金属めっき層の無い部分は、被覆部により覆われるため、金属線の酸化や変色や腐食が防止できる。
本発明の電解コンデンサは、
前記被覆部は、絶縁樹脂またはセラミックで構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、絶縁樹脂またはセラミックで形成された被覆部は酸化や変色や腐食の虞がなく、かつ被覆部は絶縁性を有するため、被覆部がリード端子の電気特性に影響を与えずに済むようになる。
前記被覆部は、絶縁樹脂またはセラミックで構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、絶縁樹脂またはセラミックで形成された被覆部は酸化や変色や腐食の虞がなく、かつ被覆部は絶縁性を有するため、被覆部がリード端子の電気特性に影響を与えずに済むようになる。
本発明の電解コンデンサは、
前記被覆部は、前記金属めっき層が前記金属めっき層の無い部分に向かって圧延されることで形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、金属線やアルミニウム線以外のその他の部材を用いることなく、金属めっき層を利用して被覆部を形成することができる。
前記被覆部は、前記金属めっき層が前記金属めっき層の無い部分に向かって圧延されることで形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、金属線やアルミニウム線以外のその他の部材を用いることなく、金属めっき層を利用して被覆部を形成することができる。
本発明の電解コンデンサの製造方法は、
金属線とアルミニウム線とを当接させ、前記金属線とアルミニウム線とを溶接することにより製造されたコンデンサ用リード端子を用いた電解コンデンサの製造方法において、
前記金属線の一端と前記アルミニウム線の一端とを互いに当接させて溶接を行い、該溶接を行った後に、前記金属線の少なくとも一部に金属めっき層を形成し、該金属めっき層の無い部分を被覆部により覆うことにより前記コンデンサ用リード端子を製造することを特徴としている。
この特徴によれば、溶接により形成される金属線とアルミニウム線との溶接部には、めっき用金属が全く混合されずに済むようになり、溶接部のウィスカの発生が抑制され、かつ金属線の金属めっき層の無い部分は、被覆部により覆われるため、金属線の酸化や変色や腐食が防止できる。
金属線とアルミニウム線とを当接させ、前記金属線とアルミニウム線とを溶接することにより製造されたコンデンサ用リード端子を用いた電解コンデンサの製造方法において、
前記金属線の一端と前記アルミニウム線の一端とを互いに当接させて溶接を行い、該溶接を行った後に、前記金属線の少なくとも一部に金属めっき層を形成し、該金属めっき層の無い部分を被覆部により覆うことにより前記コンデンサ用リード端子を製造することを特徴としている。
この特徴によれば、溶接により形成される金属線とアルミニウム線との溶接部には、めっき用金属が全く混合されずに済むようになり、溶接部のウィスカの発生が抑制され、かつ金属線の金属めっき層の無い部分は、被覆部により覆われるため、金属線の酸化や変色や腐食が防止できる。
本発明に係る電解コンデンサ及びその製造方法を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る電解コンデンサの製造方法につき、図1から図4を参照して説明する。本実施例のコンデンサとして、電解コンデンサを例示して説明する。この電解コンデンサは、アルミニウムで形成された複数の電極箔をセパレータを介して巻回又は積層したコンデンサ素子を、駆動用電解液とともに有底筒状の外装ケースに収納し、この外装ケースに形成された開口を封口体で密封するとともに、コンデンサ素子から導いたリード端子を封口体に貫通させて外部に導出させている。
リード端子Tは、コンデンサ素子に接続されるアルミニウム線5と、軟鋼線4を心材とする金属線1(CP線)とにより構成されている(図1(a)参照)。図1に示すように、金属線1は、軟鋼線4を心材としてその外周に金属材料としての銅を厚くめっきした銅被覆層3が形成されている。この金属線1を構成する材質には、鉛が一切使用されていないとともに、アルミニウム線5やコンデンサ素子などを構成する材質にも、鉛が一切使用されておらず、本実施例におけるアルミ電解コンデンサは、鉛を含まずに自然環境に対する悪影響を与えない鉛フリーの電子部品となっている。
次に、金属線1を製造する際のアルミニウム線5と金属線1との接続方法について説明する。まず、図1(a)に示すように、アルミニウム線5は、その一端に略円柱形状をなす丸棒部6が形成されている。この丸棒部6が本発明の製造方法により金属線1に接続される。また、アルミニウム線5の他端には、プレス加工等により略扁平形状をなす扁平部7が形成されている。この扁平部7がコンデンサ素子の電極箔に接続される。このアルミニウム線5の端部近傍を固定チャック13により固定するとともに、金属線1の端部近傍を可動チャック14により保持して、その先端部を一定間隔で対向配置する。この場合、金属線1及びアルミニウム線5には、アーク溶接装置が接続されている。尚、固定チャック13や可動チャック14をアーク溶接装置の通電具としても利用することができる。
図1(b)に示すように、半割りに構成された固定チャック13及び可動チャック14は、それぞれ上下方向からアルミニウム線5及び金属線1を挟み込むように保持するようになっている。尚、可動チャック14には、略半球形状をなす成型部14aが形成されている。この可動チャック14は金属線1の先端部を挟み込むように保持するようになっており、成型部14aが先端部の周囲を覆うように配置される。
次に、金属線1を可動チャック14によってアルミニウム線5方向に移動させ、その先端部をアルミニウム線5の端面の所定位置に衝突させて端面と当接させる。この状態において、溶接装置を動作させると、金属線1とアルミニウム線5との間に溶接電流が流れ、金属線1とアルミニウム線5との接触点、即ち、金属線1の先端部とアルミニウム線5の端面との間にアーク溶接電流が流れ始める。
このような溶接電流の通電開始から、金属線1の先端部をアルミニウム線5の端面から離し、両者間に間隔を設定すると、金属線1の先端部とアルミニウム線5の端面との間にアークが生じ、対向する金属線1及びアルミニウム線5の双方が部分的に溶融する。
この状態で、金属線1をアルミニウム線5の端面側に移動させて当接させ、さらに押し込むと、溶融した金属間の融合が生じ、金属線1とアルミニウム線5の端面とが溶着する。この際に可動チャック14の成型部14aが、アルミニウム線5の端面側に移動するため、この成型部14a内の形状に沿って、前記溶融金属が成型されて半球状の溶接部10が形成され、図1(c)に示すように、金属線1とアルミニウム線5とが一体化されたリード端子Tが形成される。この場合、溶接部10は、金属線1を構成する金属とアルミニウム線5を構成する金属との融合により合金層を形成している。
次に、リード端子Tに対して電気めっき法を用いて本実施例における電気めっき層としての錫めっき層2を形成する(図2(b)参照)。図2(a)に示すように、本実施例においてリード端子Tに錫めっき層2を形成する際には、まずリード端子Tを陰極に接続するとともに、めっき用の金属材料である錫のプレート20を陽極に接続する。この状態でリード端子Tの金属線1を電気めっき槽21内の電気めっき液22に浸す。
尚、金属線1を電気めっき液22に浸す際には、溶接部10が電気めっき液22に浸からないように、且つ電気めっき液22の這い上がりも考慮して、溶接部10を0.3mm以上電気めっき液22の液面から離した状態でリード端子Tを浸すようにするとよい。これによると電気めっき時に電気めっき液22の液面が多少変動されても、溶接部10には、電気めっき液22が着かないようになっている。
図2(b)に示すように、リード端子Tの金属線1には、その外周に金属材料としての錫100%からなる錫めっき層2が形成される。尚、錫めっき層2の厚みは2μm以上となっており、この錫めっき層2が施された部位は、はんだ付けを行うために充分な厚みを有している。更に尚、この錫めっき層2の厚みは、2〜15μmの範囲で任意の厚さとなっている。
次に、溶接後において露出した錫めっき層の無い部分9を被覆する際の被覆方法について説明する。先ず、図3(a)に示すように、金属線1とアルミニウム線5との溶接後には、溶接部10と錫めっき層2とが錫めっき層の無い部分9を介して離間されており、この錫めっき層の無い部分9が露出されている。
図3(b)に示すように、本実施例における塗布部材としてのクリーム半田12を錫めっき層の無い部分9に塗布する。このクリーム半田12は、金属線1の錫めっき層の無い部分9の外面全周に渡って塗布される。
そして、図3(c)に示すように、金属線1の錫めっき層の無い部分9は、クリーム半田12によって覆われて被覆部12’が形成される。このようにすれば、クリーム半田12の塗布により被覆部12’を錫めっき層の無い部分9に容易に形成することができる。
尚、本実施例では、露出した錫めっき層の無い部分9に塗布する塗布部材として、クリーム半田12を用いたが、クリーム半田12以外にも、PP、PET、PPS、フッ素樹脂等の絶縁樹脂層によって被覆部12’を形成してもよい。
更に尚、クリーム状のセラミック材料を露出した錫めっき層の無い部分9に塗布し、その後、このセラミック材料を焼き固めることで、被覆部12’をセラミックで構成するようにしてもよい。
次に、錫めっき層の無い部分9を被覆する際の被覆方法の変形例について説明する。先ず、図4(a)に示すように、金属線1とアルミニウム線5との溶接後には、溶接部10と錫めっき層2とが錫めっき層の無い部分9を介して離間されており、この錫めっき層の無い部分9が露出されている。
図4(b)に示すように、圧延金型11を金属線1の錫めっき層2に押し付けながら、錫めっき層の無い部分9まで移動させる。すると、圧延金型11によって錫めっき層2が錫めっき層の無い部分9に向かって圧延される。尚、錫めっき層2が圧延される際には、錫めっき層2に熱が加えられ、錫めっき層2を軟化させた状態で圧延金型11により圧延される。
更に尚、圧延金型11による圧延によって、金属線1の錫めっき層の無い部分9の外面全周に渡って錫めっき層2が圧延される。そして、図4(c)に示すように、金属線1の錫めっき層の無い部分9は、圧延された錫めっき層2によって覆われて被覆部2’が形成される。なお、さらに熱を加えることで、この圧延された錫めっき層2の錫めっき層の無い部分9への被覆安定性を高めることもできる。
尚、アルミニウム線5や溶接部10に錫めっき層2が形成されてしまうと、錫めっき層2が剥がれやすくなってしまい、電解コンデンサの製造工程において、剥がれた錫めっき層2が他の電解コンデンサに付着する虞があるが、本実施例では、金属線1のみに錫めっき層2が形成されるため、錫めっき層2が剥がれてしまうことを防止できる。
以上、本実施例における電解コンデンサでは、金属線1とアルミニウム線5とを当接させ、金属線1とアルミニウム線5とを溶接することにより製造されたコンデンサ用リード端子Tを用いた電解コンデンサにおいて、金属線1の一端とアルミニウム線5の一端とが互いに当接されて溶接され、溶接された状態で、金属線1の少なくとも一部に錫めっき層2が形成され、錫めっき層の無い部分9が被覆部2’,12’により覆われたコンデンサ用リード端子Tを用いたことで、溶接により形成される金属線1とアルミニウム線5との溶接部10には、めっき用金属が全く混合されずに済むようになり、溶接部10のウィスカの発生が抑制され、かつ金属線の錫めっき層の無い部分9は、被覆部2’,12’により覆われるため、金属線1の酸化や変色や腐食が防止できる。
また、被覆部12’は、錫めっき層の無い部分9にクリーム半田12(塗布部材)が塗布されることで形成されることで、被覆部12’をクリーム半田12の塗布により容易に形成することができる。
また、被覆部12’は、絶縁樹脂またはセラミックで構成されることで、絶縁樹脂またはセラミックで形成された被覆部12’は酸化や変色や腐食の虞がなく、かつ被覆部12’は絶縁性を有するため、被覆部12’がリード端子Tの電気特性に影響を与えずに済むようになる。
また、被覆部2’は、錫めっき層2が錫めっき層の無い部分9に向かって圧延されることで形成されることで、金属線1やアルミニウム線5以外のその他の部材を用いることなく、錫めっき層2を利用して被覆部2’を形成することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、各実施例では、金属線1の外周に錫100%からなる錫めっき層2が形成されているが、必ずしも100%の金属材料でめっき層を形成する必要はなく、例えば、錫にビスマス等の金属を添加した合金でめっき層を形成してもよい。
また、各実施例では、固定チャックにてアルミニウム線5を保持し、可動チャックにて金属線1を保持しているが、これに限らず、固定チャックにて金属線1を保持し、可動チャックにてアルミニウム線5を保持し、金属線1に可動チャックにて保持されたアルミニウム線5を移動させて溶接することもできる。
また、各実施例のアーク溶接方法の他の形態として、アルミニウム線5と金属線1とを当接した状態で、溶接電流を流し、この状態でアークを生じさせて金属線1及びアルミニウム線5を部分的に溶融させ、さらに金属線1(又はアルミニウム線5)を押し込むことで、溶融した金属間の融合が生じさせ、金属線1とアルミニウム線5を溶接してもよい。
また、各実施例では、金属線1とアルミニウム線5との溶接として、アーク溶接を例示したが、これに限らず、金属線1とアルミニウム線5とを当接又は一方を他方の端面に形成した凹部に圧入した状態で、加熱溶接、超音波溶接や抵抗溶接等を行うこともできる。
また、各実施例では、被覆部12’は、錫めっき層の無い部分9に形成されているが、これに限らず、金属線1とアルミニウム線5との溶接部10を含めて形成することもできる。
1 金属線
2 錫めっき層(金属めっき層)
2’ 被覆部
3 銅被覆層
4 鋼線
5 アルミニウム線
6 丸棒部
7 扁平部
9 錫めっき層の無い部分(金属めっき層の無い部分)
10 溶接部
11 圧延金型
12 クリーム半田(塗布部材)
12’ 被覆部
13 固定チャック
14 可動チャック
14a 成型部
20 錫のプレート
21 電気めっき槽
22 電気めっき液
T リード端子
2 錫めっき層(金属めっき層)
2’ 被覆部
3 銅被覆層
4 鋼線
5 アルミニウム線
6 丸棒部
7 扁平部
9 錫めっき層の無い部分(金属めっき層の無い部分)
10 溶接部
11 圧延金型
12 クリーム半田(塗布部材)
12’ 被覆部
13 固定チャック
14 可動チャック
14a 成型部
20 錫のプレート
21 電気めっき槽
22 電気めっき液
T リード端子
Claims (4)
- 金属線とアルミニウム線とを当接させ、前記金属線とアルミニウム線とを溶接することにより製造されたコンデンサ用リード端子を用いた電解コンデンサにおいて、
前記金属線の一端と前記アルミニウム線の一端とが互いに当接されて溶接され、該溶接された状態で、前記金属線の少なくとも一部に金属めっき層が形成され、該金属めっき層の無い部分が被覆部により覆われた前記コンデンサ用リード端子を用いたことを特徴とする電解コンデンサ。 - 前記被覆部は、絶縁樹脂またはセラミックで構成されることを特徴とする請求項1に記載の電解コンデンサ。
- 前記被覆部は、前記金属めっき層が前記金属めっき層の無い部分に向かって圧延されることで形成されることを特徴とする請求項1に記載の電解コンデンサ。
- 金属線とアルミニウム線とを当接させ、前記金属線とアルミニウム線とを溶接することにより製造されたコンデンサ用リード端子を用いた電解コンデンサの製造方法において、
前記金属線の一端と前記アルミニウム線の一端とを互いに当接させて溶接を行い、該溶接を行った後に、前記金属線の少なくとも一部に金属めっき層を形成し、該金属めっき層の無い部分を被覆部により覆うことにより前記コンデンサ用リード端子を製造することを特徴とする電解コンデンサの製造方法。
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