JP2009019843A - コンテナ用冷凍装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテナ内を冷却するコンテナ用冷凍装置において、そのケーシングに搭載される各機器の配置や形状、メンテナンス性等に影響を及ぼすことなく、該ケーシングの剛性を高めることのできるケーシング構造を得る。
【解決手段】ケーシング(11)を構成する庫外ケーシング(12)の庫内側に、該庫外ケーシング(12)のコンテナ幅方向両端部で上下方向に延びるフランジ(34)を設ける。上記フランジ(34)は、上記庫外ケーシング(12)に沿って上下方向に延びる角筒部(34a)を備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は、コンテナ内を冷却するコンテナ用冷凍装置に関し、特にケーシングの強度向上対策に係るものである。
従来より、海上輸送等に用いるコンテナ内を冷却するためにコンテナ用冷凍装置が用いられている。
特許文献1には、この種のコンテナ用冷凍装置の一例が開示されている。このコンテナ用冷凍装置は、一端が開放されたコンテナの開口部に設けられている。すなわち、上記コンテナ用冷凍装置は、コンテナの開口端部を閉塞するケーシングを有している。このケーシングの下部には、コンテナの庫外に臨む庫外収納空間が形成されていて、該庫外収納空間内には、圧縮機、凝縮器、庫外ファン等が収容されている。
一方、上記ケーシングの上部には、コンテナの庫内に臨む庫内収納空間が形成されている。この庫内収納空間は、コンテナの庫内空間に対して仕切板によって区画された空間である。仕切板は、ケーシングの庫内側の両側端部にそれぞれ設けられたサイドステーによって支持されている。また、上記庫内収納空間には、庫内ファンや蒸発器が配設されていて、庫内空気の通風路が形成されている。
上記コンテナ用冷凍装置の運転時には、庫内ファンによってコンテナ庫内の空気が上記庫内収納空間内の通風路に導かれ、蒸発器を通過する際に冷却される。冷却後の空気は通風路を流出し、コンテナの庫内へ再び送られる。以上のように、コンテナ用冷凍装置では、庫内空気を通風路で冷却しながら循環させることで、コンテナ庫内の冷蔵や冷凍を行うようにしている。
特開2007−93122号公報
ところで、上述のような構成を有するコンテナ用冷凍装置では、コンテナの開口端部を塞ぐケーシングが板状の部材によって構成されているため、或る程度の強度を確保できるような補強構造が必要となる。特に、このような板状のケーシングでは、その厚み方向の剛性や曲げ剛性を高める必要がある。
そのような補強構造として、ケーシング上に、斜め方向に延びて交差する梁部材からなる筋交い構造を設けることが考えられるが、上述のようにケーシングの庫外側及び庫内側には様々な機器が配設されるため、上記筋交い構造を設けると、梁部材によって機器の配置や形状が制約を受けたり、庫内側の機器へのアクセスが制限されてメンテナンス性が悪化したりするという問題が生じる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コンテナ内を冷却するコンテナ用冷凍装置において、そのケーシングに搭載される各機器の配置や形状、メンテナンス性等に影響を及ぼすことなく、該ケーシングの剛性を高めることのできるケーシング構造を得ることにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るコンテナ用冷凍装置(10)では、庫外ケーシング(12)の庫内側のコンテナ幅方向両端部に、上下方向に延びる角筒部(34a)を有する補強部材(34)を設けた。これにより、該庫外ケーシング(12)の剛性を向上することができる。
第1の発明は、コンテナ箱体(1)の開口端面を塞ぐように該コンテナ箱体(1)に周縁部で固定される庫外ケーシング(12)と、該庫外ケーシング(12)との間に発泡剤(60)を発泡させるための発泡空間(V)を形成するように該庫外ケーシング(12)の庫内側を覆う庫内ケーシング(13)と、を備えたコンテナ用冷凍装置を対象とする。
そして、上記庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)との間で且つ該庫外ケーシング(12)の庫内側には、該庫外ケーシング(12)のコンテナ幅方向両端部で上下方向に延びる補強部材(34)が設けられていて、上記補強部材(34)は、上記庫外ケーシング(12)に沿って上下方向に延びる角筒部(34a)を備えているものとする。
以上の構成により、上記庫外ケーシング(12)の庫内側でコンテナ幅方向両端部に設けられた角筒部(34a)によって該庫外ケーシング(12)の面直交方向の剛性を向上できる。すなわち、上述のような構成にすることで、ケーシング(11)に、梁部材が斜めに延びて交差する筋交い構造を設けることなく、上記角筒部(34a)によって該ケーシング(11)の強度を向上できるので、筋交い構造の場合のようにケーシング(11)に搭載される機器の形状や配置が制約を受けたり機器のメンテナンス性が悪化したりするのを防止できる。
ところで、コンテナ(C)が船上に積載されている場合、箱体であるコンテナ(C)の上部には横方向に大きな力が加わり、該コンテナ(C)に剪断方向の変形を生じさせる場合がある。そのため、コンテナ(C)の製品出荷前には、コンテナ(C)上部の角部の1つ若しくは該角部の同じ側の2つに対して実際よりもかなり大きな力を作用させて、コンテナ(C)の強度試験を行うようにしている。
これらの強度試験の中でも、コンテナ(C)上部の同じ側の2つの角部に対して大きな力を作用させる試験では、該コンテナ(C)の上部が下部に対して大きく横方向に変位してコンテナ(C)全体が剪断変形を生じるため、該コンテナ(C)の一方の端面を構成するコンテナ用冷凍装置(10)のケーシング(11)にも剪断方向に大きな力が作用することになる。このように、コンテナ(C)の端部に接続固定された上記コンテナ用冷凍装置(10)のケーシング(11)の上部に対してコンテナ幅方向に力が加わると、該ケーシング(11)は面直交方向(コンテナの長手方向)に波打つように変形を生じる。
そうすると、上述のように庫外収納空間(S1)及び庫内収納空間(S2)の形成された複雑な形状を有する上記ケーシング(11)では、部分的に大きな応力が作用するため、試験時にかける力によっては、樹脂(FRP)製の庫内ケーシング(13)の一部に変形や微小な傷等が発生する虞があった。
これに対して、上記角筒部(34a)は、断面視でコンテナ長手方向の長さがコンテナ幅方向の長さよりも長くなるように構成されているものとする。
この構成により、上記角筒部(34a)のコンテナ長手方向の剛性を高めることができるため、コンテナ箱体(1)の開口端部を塞ぐように設けられたケーシング(11)の上下方向の曲げ剛性を高めることができる。これにより、コンテナ(C)の同じ側の2つの角部に実際よりも大きな力が作用した場合でも、上記ケーシング(11)の樹脂製の庫内ケーシング(13)に部分的に応力が集中して当該部分が損傷を受けるのを防止できる。
また、上記補強部材(34)は、断面視で上記角筒部(34a)の一辺が延長された略P字状に形成されていて、その延長された長辺が上記庫外ケーシング(12)の庫内側の面に当接するように該庫外ケーシング(12)に固定されているものとする(第の発明)。こうすることで、庫外ケーシング(12)に対して補強部材(34)をより広い面積で当接させて、該庫外ケーシング(12)を広い範囲で補強することができる。
また、上記角筒部(34)は、その内部に発泡剤注入用の注入ホース(65)を挿入可能に構成されていて、上記角筒部(34)の側面には、上記発泡空間(V)内へ発泡剤(60)を充填する際に該発泡剤(60)が通過するための貫通穴(34d,34e)が形成されているのが好ましい(第の発明)。
これにより、発泡空間(V)内に発泡剤(60)を充填する際に、補強部材(34)の角筒部(34a)を注入ホース(65)のガイドとして利用できるとともに、発泡剤(60)の充填しにくい該角筒部(34a)内に確実に発泡剤(60)を充填することができる。このとき、上記角筒部(34a)内に充填された発泡剤(60)は、該角筒部(34a)の側面に形成された貫通穴(34d,34e)を介して上記発泡空間(V)内に充填されるため、該発泡空間(V)内に確実に発泡剤(60)を充填することができる。
また、上記庫外ケーシング(12)の庫内側のコンテナ幅方向中央部分には、断面略L字状の第2補強部材(38)が設けられていてもよい(第の発明)。このように、庫外ケーシング(12)の庫内側に第2補強部材(38)を設けることで、該庫外ケーシング(12)の剛性をさらに高めることができるとともに、該第2補強部材(38)を断面略L字状にすることで、断面が略コの字状の場合等に比べて発泡空間(V)内に発泡剤(60)をより確実且つ容易に充填することができる。なお、コンテナ(C)がトラックによって搬送される場合、急ブレーキ等によって該コンテナ(C)内の荷物が車両前方側、すなわちコンテナ用冷凍装置側に移動して上記庫内ケーシング(13)及び庫外ケーシング(12)に大きな力が作用することが考えられるが、上述のように、上記庫外ケーシング(12)の庫内側のコンテナ幅方向中央部分に第2補強部材(38)を設けることで、該庫外ケーシング(12)の端壁強度を向上することができる。
の発明に係るコンテナ用冷凍装置の製造方法は、庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)との間の発泡空間(V)内に発泡剤(60)を充填する際に、該庫外ケーシング(12)の庫内側に設けられた補強用の角筒部(34a)を利用することで、該発泡空間(V)内に効率良く且つ確実に発泡剤(60)を充填できるようにした。
具体的には、第の発明は、コンテナ箱体(1)の開口端面を塞ぐように該コンテナ箱体(1)に周縁部で固定される庫外ケーシング(12)と、該庫外ケーシング(12)の庫内側を覆う庫内ケーシング(13)と、を備え、該庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)との間の発泡空間(V)内に発泡剤(60)を充填発泡させてなるコンテナ用冷凍装置の製造方法を対象とする。
そして、上記庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)との間で該庫外ケーシング(12)の庫内側に、コンテナ幅方向両端部で上下方向に延びるとともにコンテナ長手方向の長さがコンテナ幅方向の長さよりも長い断面を有する補強用の角筒部(34a)を設け、上記庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)とを組み合わせた状態で、上記角筒部(34a)内に外部から発泡剤注入用の注入ホース(65)を挿入し、上記角筒部(34a)を介して上記発泡空間(V)内に発泡剤(60)を充填するものとする。
この方法により、ケーシング(11)の上下方向の曲げ剛性を高めるために、庫外ケーシング(12)の庫内側のコンテナ幅方向両端部に、上下方向に延びるとともにコンテナ長手方向の長さがコンテナ幅方向の長さよりも長い補強用の角筒部(34a)が設けられていて、該角筒部(34a)の周りに注入ホース(65)を挿入する十分なスペースがない構成であっても、該角筒部(34a)内に注入ホース(65)を挿入することで、該角筒部(34a)を介して発泡空間(V)内に発泡剤(60)を充填することができる。しかも、上記角筒部(34a)を注入ホース(65)のガイドとして利用することでき、該注入ホース(65)を発泡空間(V)内の所定位置に確実に位置付けることができる。また、上述のように、発泡剤(60)の充填されにくい上記角筒部(34a)内に最初に発泡剤(60)を充填することで、発泡空間(V)内に隙間無く発泡剤(60)を充填することができる。
上述の方法において、上記発泡空間(V)内に発泡剤(60)を充填する際には、上記庫外ケーシング(12)及び庫内ケーシング(13)を上記注入ホース(65)の挿入側よりもその反対側が下方に位置するように傾けた状態で、上記発泡剤(60)を注入するのが好ましい(第の発明)。
これにより、注入ホース(65)から庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)との間の発泡空間(V)内に注入された発泡剤(60)は、重力によって、ホース挿入側よりも下方に位置する反対側へ流れ、該反対側から順に充填されていく。したがって、上述の方法によって発泡剤(60)を充填することで、上記発泡空間(V)内の隅々までより確実に発泡剤(60)を充填することができる。
第1の発明によれば、コンテナ箱体(1)の開口端面を塞ぐように固定された庫外ケーシング(12)の庫内側には、そのコンテナ幅方向の両端部で上下方向に延びる角筒部(34a)を備えた補強部材(34)が設けられているため、ケーシング(11)の剛性を高めることができる。したがって、筋交い構造の場合のように、ケーシング(11)に搭載される機器の配置や形状が制約を受けたり機器のメンテナンス性が悪化したりするのを防止しつつ、該ケーシング(11)の剛性の向上を図れる。
また、上記角筒部(34a)は、断面視でコンテナ長手方向の長さがコンテナ幅方向の長さよりも長いため、該角筒部(34a)のコンテナ長手方向の剛性を向上できる。これにより、ケーシング(11)の上下方向の曲げ剛性を大きくすることができるため、例えばコンテナ(C)の同じ側の角部の2点に過大な荷重が作用した場合でも、樹脂製の庫内ケーシング(13)の一部に過大な応力が集中して当該部分が損傷を受けるのを防止できる。
また、第の発明によれば、上記補強部材(34)は、断面視で上記角筒部(34a)の一辺が延びた略P字状で形成されていて、その延長された長辺が庫外ケーシング(12)の庫内側の面に当接した状態で固定されるため、該庫外ケーシング(12)の広い範囲を補強部材(34)によって補強することができる。
また、第の発明によれば、上記角筒部(34a)は、その内部に発泡剤注入用の注入ホース(65)を挿入可能に構成されているとともに、該角筒部(34a)の側面には、発泡空間(V)内に発泡剤(60)を充填する際に該発泡剤(60)が通過するための貫通穴(34d,34e)が形成されている。これにより、上記角筒部(34a)をガイドとして注入ホース(65)を発泡空間(V)内の所定位置まで容易に挿入できるとともに、発泡剤(60)の充填されにくい上記角筒部(34a)内を最初に充填した後、上記貫通穴(34d,34e)を介して該発泡空間(V)内に発泡剤(60)を確実に充填することができる。したがって、上述の構成により、発泡空間(V)内への発泡剤充填作業の作業性の向上を図れるとともに、該発泡空間(V)内に発泡剤(60)を確実且つ効率良く充填することができる。
また、第の発明によれば、上記庫外ケーシング(12)の庫内側のコンテナ幅方向中央部分には、断面略L字状の第2補強部材(38)が設けられているため、該庫外ケーシング(12)の剛性をより高めることができるとともに、上記第2補強部材(38)によって発泡空間(V)内での発泡剤(60)の移動が妨げられるのを防止でき、該発泡空間(V)内に効率良く発泡剤(60)を充填することができる。具体的には、上記庫外ケーシング(12)の庫内側のコンテナ幅方向中央部分に第2補強部材(38)を設けることで、コンテナ(C)の端壁強度を向上することができる。
の発明によれば、コンテナ箱体(1)の開口端面を塞ぐように固定された庫外ケーシング(12)の庫内側には、そのコンテナ幅方向の両端部で上下方向に延びるとともにコンテナ長手方向の長さがコンテナ幅方向の長さよりも長い断面を有する角筒部(34a)を備えた補強部材(34)が設けられており、この角筒部(34a)内に外部から注入ホース(65)を挿入して、発泡空間(V)内に発泡剤(60)を充填するようにしたため、該角筒部(34a)の周辺に注入ホース(65)の挿入スペースがほとんどない場合でも、該角筒部(34a)をガイドとして注入ホース(65)を所定の位置まで確実に位置付けて発泡空間(V)内に発泡剤(60)を効率良く充填することができる。しかも、発泡剤(60)が充填されにくい上記角筒部(34a)内から発泡剤(60)を充填することで、上記発泡空間(V)内の隅々まで確実に発泡剤(60)を充填することができる。
また、第の発明によれば、上記角筒部(34a)内に発泡剤(60)を注入する際に、注入ホース(65)の挿入側とは反対側が下方に位置するように庫外ケーシング(12)及び庫内ケーシング(13)を傾けるようにしたため、発泡空間(V)内の隅々まで発泡剤(60)を充填することができ、該発泡剤(60)を効率良く充填できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
本実施形態に係るコンテナ用冷凍装置(10)は、海上輸送等に用いられるコンテナ(C)内の冷蔵又は冷凍を行うものであり、有底筒状に形成されたコンテナ箱体(1)の開口端を塞ぐように配設される。より詳しくは、上記コンテナ用冷凍装置(10)のケーシング(11)は、上記コンテナ箱体(1)の開口端部に複数のボルトによって締結固定されている。
また、上記コンテナ用冷凍装置(10)は、図示しない冷媒回路を備えている。すなわち、上記コンテナ用冷凍装置(10)は、冷媒回路の冷凍サイクルを利用してコンテナ(C)の庫内の空気を冷却するように構成されている。以下で、上記コンテナ用冷凍装置(10)の全体構成について説明する。
〈コンテナ用冷凍装置の全体構成〉
図1及び図2に示すように、上記コンテナ用冷凍装置(10)は、有底筒状に形成されたコンテナ箱体(1)の開口端面を塞ぐように周縁部がコンテナ箱体(1)に取り付けられるケーシング(11)を備えている。このケーシング(11)の下部は、コンテナ(C)の庫内側に向かって膨出するように形成されていて、これにより、該ケーシング(11)の下部の庫外側には庫外収納空間(S1)が、該ケーシング(11)の上部の庫内側には庫内収納空間(S2)が、それぞれ形成されている。
上記庫外収納空間(S1)内には、圧縮機(21)、凝縮器(23)、庫外ファン(24)等が設けられている。これらの圧縮機(21)及び凝縮器(23)は、図示しない上記冷媒回路に接続されている。上記庫外ファン(24)は、庫外の空気を庫外収納空間(S1)内へ誘引して凝縮器(23)へ送るものである。該凝縮器(23)では、この庫外空気と冷媒との間で熱交換が行われるように構成されている。すなわち、上記庫外収納空間(S1)は、外側通風路を構成している。
図2及び図3に示すように、上記ケーシング(11)の庫内側には、サイドステー(40)や枠支持部材(43)、仕切板支持部材(44,44,…)に支持された仕切板(50)が配設されている。この仕切板(50)によって、コンテナ(C)の庫内と上記庫内収納空間(S2)とが区画される。なお、上記仕切板(50)は、コンテナ箱体(1)の内面に対し、その上下に隙間が設けられるように配設されている(図2参照)。
上記庫内収納空間(S2)には、ケーシング(11)の庫内側の上部に蒸発器(25)及び庫内ファン(26)が設けられている。この蒸発器(25)も、上記凝縮器(23)と同様、図示しない冷媒回路に接続されている。上記庫内ファン(26)は、コンテナ(C)の庫内の空気を上記仕切板(50)の上側の隙間から誘引して蒸発器(25)へ送るものである。そして、この蒸発器(25)において冷媒との間で熱交換が行われた庫内空気は、上記庫内ファン(26)によって、上記仕切板(50)の下側の隙間から庫内側へ戻される。したがって、上記庫内収納空間(S2)は、内側通風路を構成している。
図3に示すように、ケーシング(11)の庫内側上部には、上記庫内ファン(26)及び蒸発器(25)を保持するための蒸発器保持枠(15)が設けられている。この蒸発器保持枠(15)は、上記庫内ファン(26)により庫内空気が蒸発器(25)に対して上方から下方に向かって流れるように、該蒸発器(25)の上方で庫内ファン(26)を保持するよう構成されている。上記蒸発器保持枠(15)は、その幅方向両端部に上記サイドステー(40,40)の上部を構成する拡大板部(42,42)の一面が接続されている。また、上記蒸発器保持枠(15)の幅方向中央部分は、上記ケーシング(11)の庫内側の幅方向中央部に固定され且つ上下方向に伸びる枠支持部材(43)の上端部と接続されている。
上記サイドステー(40)は、上記ケーシング(11)の庫内側に固定されている。詳しくは、このサイドステー(40)は、庫内側に膨出したケーシング(11)下部に接続される柱部(41)と、該柱部(41)上に載置された状態で該柱部(41)の上端部及び上記ケーシング(11)の上部に接続される拡大板部(42)とを備えている。
これにより、上記蒸発器保持枠(15)は、その幅方向両端部を上記サイドステー(40)によって支持されるとともに、幅方向中央部を上記枠支持部材(43)によって支持されている。
上記枠支持部材(43)及び仕切板支持部材(44)は、断面略コの字状に形成された柱状部材であり、該仕切板支持部材(44)よりも枠支持部材(43)の方が長くなるように形成されている。また、上記枠支持部材(43)は、上記ケーシング(11)下部の庫内側の幅方向中央部分に上下方向に延びるように設けられている一方、上記仕切板支持部材(44)は、該枠支持部材(43)の両脇に該枠支持部材(43)に略平行に並設されている。上記枠支持部材(43)及び仕切板支持部材(44)は、いずれもコンテナ幅方向の一方(図3では紙面向かって右側)に向かって開口状態になるように上記ケーシング(11)の庫内側に取り付けられている。
そして、上述のとおり、上記サイドステー(40)、枠支持部材(43)及び仕切板支持部材(44)に、庫内収納空間(S2)とコンテナ(C)の庫内とを仕切る上記仕切板(50)が接続固定されている。これにより、詳しくは後述するように、該仕切板(50)に作用する荷重は、上記サイドステー(40)、枠支持部材(43)及び仕切板支持部材(44)を介して上記ケーシング(11)側に伝えられることになる。
上記ケーシング(11)には、図1に示すように、その上側寄りの部位に、メンテナンス時に開閉可能な扉の設けられた覗き窓(27)及びベンチレータ(28)が設けられている。このベンチレータ(28)は、庫内の換気を行うための換気装置を構成している。また、上記ケーシング(11)の庫外収納空間(S1)内には、庫外ファン(24)と隣接する位置に電装品ボックス(29)が配設されている。
上記ケーシング(11)は、図2に示すように、庫外側に位置する庫外ケーシング(12)と庫内側に位置する庫内ケーシング(13)とを備えている。上記庫外ケーシング(12)は、アルミニウム合金によって構成されていて、コンテナ箱体(1)の端面を塞ぐように該コンテナ箱体(1)の周縁部に取り付けられる。上記庫内ケーシング(13)は、繊維強化プラスチック(FRP)によって構成されていて、上記庫外ケーシング(12)の庫内側を覆うように取り付けられる。
上記庫外ケーシング(12)は、図4に示すように、下部が庫内側へ膨出するように形成されている。この庫外ケーシング(12)は、略平面状に形成された上部(32)と、庫内側に略直方体形状に膨らんだ下側膨出部(33)と、それらを囲むように庫外ケーシング(12)の外周端部に位置する正面視矩形状の取付部(31)と、を備えている。この取付部(31)のうち上下方向に延びる部分(庫外ケーシングの幅方向両端部)には、詳しくは後述するアルミ合金製の断面略P字状のフランジ(34)(補強部材)が溶接されているとともに、複数のボルト用の穴が設けられている(図4参照)。なお、上記取付部(31)のうち横方向に延びる部分(庫外ケーシングの上下方向両端部)には、図示しないアルミ合金製の断面略F字状のフランジが設けられている。
この構成により、上記庫外ケーシング(12)は、フランジ(34)上に庫内ケーシング(13)を固定した状態(図6参照)で、上記取付部(31)のボルト用の穴にボルトを挿通させることによってコンテナ箱体(1)の開口の周縁部に取り付けられる。
詳細は後述するが、上記フランジ(34)は、図6に示すように、ロの字状の断面を有する角筒部(34a)と、該角筒部(34a)の一面を延長するように外方に向かって延びる舌部(34b)とを備えており、全体として断面略P字状に形成されている。そして、上記フランジ(34)は、角筒部(34a)及び舌部(34b)が上記庫外ケーシング(12)の取付部(31)に当接するように該取付部(31)上に溶接固定されていて、上記舌部(34b)上に上記庫内ケーシング(13)の外周端が位置付けられるように配置されている。このように、上記角筒部(34a)及び舌部(34b)を庫外ケーシング(12)に溶接固定することで、上記フランジ(34)をより安定した状態で該庫外ケーシング(12)に固定することができる。また、上述のように上記フランジ(34)を庫外ケーシング(12)に取り付けることで、該庫外ケーシング(12)を広い範囲で補強することができる。
上記フランジ(34)を庫外ケーシング(12)に設けることで、該庫外ケーシング(12)の剛性の向上を図れるとともに、上記図6に示すように、上記角筒部(34a)に対応して、上記庫内ケーシング(13)と庫外ケーシング(12)との間に発泡空間(V)を形成することができる。
上記庫外ケーシング(12)の上部(32)は、図4に示すように、下側膨出部(33)の上側に連続するように形成されていて、上寄りの位置に覗き窓用の開口(32a,32a)が2つ形成されている。詳しくは、これらの開口(32a,32a)は、略長方形状に形成され、上部(32)に横方向に並んで形成されている。そして、上記上部(32)に形成された開口(32a,32a)は、後述するように、上記庫内ケーシング(13)に形成された開口とともに上記覗き窓(27)を構成する。
上記下側膨出部(33)は、上面部(33a)と2つの側面部(33b,33c)と下面部(33d)と底面部(33e)とによって構成されている。具体的には、上面部(33a)、下面部(33d)、及び底面部(33e)は、それぞれ略長方形状に形成されている一方、上記側面部(33b,33c)は、一方の脚部が傾斜した略台形状に形成されている。これにより、上記下側膨出部(33)は、図4に示すように、上面部(33a)が庫内下側に向かって斜め下方へ延びる箱状になるように該上面部(33a)、側面部(33b,33c)、下面部(33d)及び底面部(33e)が接続されてなる。
なお、上記底面部(33e)には、庫外収納空間(S1)内に収納された庫外ファン(24)のモータ(図示省略)と干渉しないように、該モータをかわすための穴部(33f)が形成されている。
また、上記下面部(33d)は、図1に示すように、その上に上記圧縮機(21)が設置されるため、上記庫外ケーシング(12)の他の部分よりも厚い板部材によって構成されている。すなわち、上記庫外ケーシング(12)の下面部(33d)以外の部分は、軽量化のために薄肉化(例えば厚みを約3.5mm→3.3mm)が可能だが、圧縮機(21)の振動により高サイクル疲労が発生する、下面部(33d)と他の部分との溶接部では、該下面部(33d)を他の部分と同様に薄肉化すると疲労強度が大きく低下するため、該下面部(33d)の厚みを他の部分よりも大きくする(例えば厚みを3.5mmのままにする)必要がある。なお、例えば、上記下面部(33d)の厚みを3.5mmから3.3mmに変更すると、高サイクル疲労で考慮すべき応力は約4倍になる。
上記庫内ケーシング(13)は、図5に示すように、上記庫外ケーシング(12)に沿うように形成されていて、該庫外ケーシング(12)に対応して庫内側へ膨出する下側被覆部(37)と平板状の上側被覆部(36)とを備えている。これらの下側被覆部(37)と上側被覆部(36)とは、一体に形成されており、上側被覆部(36)が下側被覆部(37)の上側に連続するように設けられている。
上記上側被覆部(36)は、被覆部本体(36a)と、該被覆部本体(36a)を囲むように略コの字状に設けられた上枠部(36b)及び横枠部(36c,36d)とを備えている。これらの上枠部(36b)及び横枠部(36c,36d)は、それぞれ、上記被覆部本体(36a)の上側及び側方に位置していて、上枠部(36b)の両端から横枠部(36c,36d)がそれぞれ下側に延びることで全体として略コの字状に形成されている。また、上記上枠部(36b)及び横枠部(36c,36d)は、上記被覆部本体(36a)に対して僅かに庫内側に突出している。なお、上記被覆部本体(36a)には、上記庫外ケーシング(13)の上部(32)の各開口(32a)に対応するように覗き窓用の開口が2つ形成されている。
上記下側被覆部(37)は、上記庫外ケーシング(12)の下側膨出部(33)と概ね同じ形状で、上面部(37a)と2つの側面部(37b,37c)と下面部(37d)と底面部(37e)とを備えている。上記下側被覆部(37)は、庫外ケーシング(12)の下側膨出部(33)を庫内側から覆うことができるように、該下側膨出部(33)よりも僅かに大きく形成されている。
上記下面部(37d)には、庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)との間の空間(V)(発泡空間)内に発泡剤(60)を注入するための注入ホース(65)を挿入可能な複数の注入口(61,62,63)が形成されている。具体的には、図8に示すように、上記下面部(37d)において、上記フランジ(34)の角筒部(34a)の内部空間(34c)に対応する位置に第1注入口(61)が形成されているとともに、該下面部(37d)の幅方向両端部で上記発泡空間(V)に直接、連通する位置に第2及び第3注入口(62,63)がそれぞれ形成されている。すなわち、上記第1注入口(61)に近い位置には第2注入口(62)が、該第1注入口(61)のコンテナ幅方向反対側の位置には第3注入口(63)がそれぞれ形成されている。なお、上記第1注入口(61)は、第2及び第3注入口(62,63)よりも庫外ケーシング(12)側の位置に設けられている。
このように、上記庫内ケーシング(13)の下面部(37d)に、コンテナ幅方向に亘って複数の注入口(61,62,63)を設けることで、上記庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)との間の空間(V)(発泡空間)内により均一に発泡剤(60)を注入することができる。なお、上記図8において、上記下面部(37d)のコンテナ幅方向中央部分に設けられた貫通穴(64)は、発泡剤(60)を充填する際に内部の空気を抜くための空気穴である。
また、上記庫内ケーシング(13)は、上記図6に示すように、外周端部(13a)が庫外側(庫外ケーシング側)に折り曲げられていて、上記庫外ケーシング(12)と組み合わせられた状態で、該庫内ケーシング(13)の外周端は、フランジ(34)の舌部(34b)上に位置付けられている。
これにより、庫外ケーシング(12)に庫内ケーシング(13)が取り付けられると、該庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)との間に断熱層(14)のための発泡空間(V)が形成されるように、上記上側被覆部(36)が上部(32)の庫内側を覆い、上記下側被覆部(37)が下側膨出部(33)の庫内側を覆うことになる。そして、上記発泡空間(V)には、上記庫内ケーシング(13)の注入口(61,62,63)から発泡剤(60)を注入して該発泡剤(60)を発泡させることで、上記図2に示すような断熱層(14)が形成される。
ここで、図4に示すように、上記庫外ケーシング(12)の庫内側には、上記発泡空間(V)に臨むように上下方向に延びる断面L字状のL型補強材(38,38,…)(第2補強部材)が設けられている。具体的には、これらのL型補強材(38,38,…)は、上記庫外ケーシング(12)下部の庫内側の面におけるコンテナ幅方向中央部分に、互いに略平行で対になったものが上下に2対、並んで設けられている。各L型補強材(38)は、その外面の一面が上記庫外ケーシング(12)の庫外側の面に当接した状態で溶接固定されており、その状態で、突出高さが上記発泡空間(V)の間隔よりも小さくなるように構成されている。すなわち、上記L型補強材(38,38,…)は、庫内ケーシング(13)との間に隙間が生じるように設けられている。これにより、上記庫外ケーシング(12)の上下方向の剛性を高めることができるとともに、上記発泡空間(V)内への発泡剤(60)の充填を阻害しないようなL型補強材(38,38,…)を得ることができる。
また、上記発泡空間(V)内には、上記庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)とに挟持されるように複数の木枠(39,39,…)が配設されている。具体的には、上記木枠(39,39,…)は、上記図4に破線で示すように、上記庫外ケーシング(12)の下部の幅方向両端部に、それぞれ、左右方向に延びるように且つ互いに並列になるように3本ずつ配設されている。また、これらの木枠(39,39,…)は、いずれも上記L型補強材(38,38,…)よりも幅方向外方に配置される。なお、上記木枠(39,39,…)のうち、上記庫外ケーシング(12)の下側膨出部(33)の底面部(33e)に形成された穴部(33f)の近傍に配置される木枠(39)は、他の木枠よりも短くなっている。これにより、該穴部(33f)の周辺に設けられた補強材との干渉を回避するために木枠(39)の一部の厚みを薄くする場合に比べて、該木枠(39)を単純な形状にすることができ、製造コストの低減を図れる。
以上のように木枠(39)を設けることで、上記庫内ケーシング(13)に加わった力を該木枠(39)によって上記庫外ケーシング(12)に伝えることができる。そして、上記L型補強材(38,38,…)によって庫外ケーシング(12)の強度向上を図ることで、そのような力が庫内ケーシング(13)側から伝えられた場合でも、該庫外ケーシング(12)の変形を抑制することができる。
例えば、このような力としては、コンテナ(C)がトラック等によって搬送されている際の急ブレーキ等により荷物がコンテナ用冷凍装置(10)側に偏った場合、その荷物によって該コンテナ用冷凍装置(10)のケーシング(11)側へ与えられる衝撃荷重が考えられる。
上述のとおり、上記庫内ケーシング(13)の庫内側には、上記仕切板(50)を支持するサイドステー(40)、枠支持部材(43)及び仕切板支持部材(44)が接続固定されているため、該仕切板(50)に入力された上記衝撃荷重は、サイドステー(40)や枠支持部材(43)、仕切板支持部材(44)を介して庫内ケーシング(13)に伝えられる。その後、上記木枠(39)を介して庫外ケーシング(12)に伝わるが、該庫外ケーシング(12)は、上記L型補強材(38,38,…)によって補強されているため、該庫外ケーシング(12)の変形は抑制される。すなわち、以上の構成により、コンテナ用冷凍装置(10)のケーシング(11)の端壁強度を向上することができる。
−フランジの構成−
次に、上記フランジ(34)の構成について、以下で詳細に説明する。
上記フランジ(34)は、上述のとおり、ロの字状の断面を有する角筒部(34a)と、該角筒部(34a)の一面を延長するように外方に向かって延びる舌部(34b)とを備えた断面略P字状に形成されている。このように上記角筒部(34a)を設けることで、上記庫外ケーシング(12)の上下方向の曲げ剛性を高めることができる。すなわち、上記フランジ(34)の角筒部(34a)が上下方向に延びていることで、該庫外ケーシング(12)に上下方向の曲げモーメントが作用しても該庫外ケーシング(12)が大きく変形して損傷を受けるのを防止できる。
ところで、一般的に、積み重ねられたコンテナ(C)には船の傾き等によって剪断変形を生じさせるような力が作用するため、その状態を模擬する製品試験として、該コンテナ(C)の角部に実際よりも過大な力を加えて、該コンテナ(C)に剪断変形を生じさせ、そのときのコンテナ(C)の強度を確認する試験が行われている。このような試験において、特に、上記コンテナ(C)の同じ側の2つの角部に力を加える場合には、コンテナ箱体(1)の開口端に位置するコンテナ用冷凍装置(10)のケーシング(11)には過大な力が作用する。すなわち、このような試験では、図7(a)のように上記ケーシング(11)の上部に対してのみコンテナ幅方向の力を加えることになり、該ケーシング(11)の板状の上部では、図7(b)のように、面直交方向に波打つような変形を生じることになる。そうすると、FRP製の上記庫内ケーシング(13)でも同様に波打つような変形が生じることになるため、該庫内ケーシング(13)の上側被覆部(36)と下側被覆部(37)との間の角部(X)(特に庫内側から見た場合の該下側被覆部の角部)に応力が集中し、試験時に加える荷重によっては当該角部が損傷を受ける虞があった。
これに対し、本発明の特徴部分として、図6に示すように、上記フランジ(34)の角筒部(34a)は、コンテナ幅方向の長さMに対して、コンテナ長手方向の長さLの方が大きくなっている。これにより、上記角筒部(34a)のコンテナ長手方向の剛性を高めることができ、上記フランジ(34)の上下方向(長手方向)の曲げ剛性を高めることができる。したがって、上記フランジ(34)によって庫外ケーシング(12)の上下方向の曲げ剛性を高めることができるため、上述のようにコンテナ(C)が剪断変形を生じた場合でも、コンテナ用冷凍装置(10)のケーシング(11)に部分的に応力が集中して庫内ケーシング(13)が局所的に変形したり損傷を受けたりするのを防止できる。
なお、上記図6に示すように、上記フランジ(34)の角筒部(34a)のコンテナ長手方向の高さLは、上記庫内ケーシング(13)の折り曲げられた外周端部(13a)の高さとほぼ同等であり、該庫内ケーシング(13)を庫外ケーシング(12)上に取り付けた状態では、上記角筒部(34a)が該庫内ケーシング(13)の庫内面に近接するような高さになっている。
ここで、この実施形態では、上記角筒部(34a)は、上記舌部(34b)が延設される一面を除いて、ほぼ同じ肉厚に形成されている。そのため、上記角筒部(34a)の内部の空間(34c)の断面も、コンテナ長手方向の寸法がコンテナ幅方向の寸法よりも大きくなっている。この角筒部(34a)の内部空間(34c)は、後述するように発泡剤(60)を注入するための注入ホース(65)が挿入可能な大きさに形成されている。
一方、上記舌部(34b)及び該舌部(34b)が延設される上記角筒部(34a)の一面の肉厚は、該角筒部(34a)の他の辺の肉厚よりも大きくなっている。これにより、上記角筒部(34a)だけでなく上記舌部(34b)によっても、上記ケーシング(11)の剛性を高めることができる。
また、図6及び図9に示すように、上記角筒部(34a)の側面のうち、上記舌部(34b)の延設される面とは反対側に位置する側面(図において上面)、及び該舌部(34b)の延出方向とは反対側に位置する側面(図において左側面)には、長手方向に並ぶように複数の貫通穴(34d,34e)が形成されている。すなわち、上記フランジ(34)を庫外ケーシング(12)に取り付けた状態(図6の状態)で、上記角筒部(34a)の庫内側の面及びコンテナ幅方向中央側の面に、それぞれ貫通穴(34d,34e)が形成されている。これらの貫通穴(34d,34e)を設けることで、後述するように、上記角筒部(34a)内に注入ホース(65)を挿入して発泡剤(60)を注入する際に、上記貫通穴(34d,34e)を介して該角筒部(34a)の内部空間(34c)から発泡空間(V)内へ発泡剤(60)が溢れ出すため、該角筒部(34a)の内部空間(34c)を介して発泡空間(V)内に発泡剤(60)を充填することが可能になる。特に、上記角筒部(34a)のコンテナ幅方向中央側の面に貫通穴(34e)を形成することで、上記発泡空間(V)のコンテナ幅方向中央側への発泡剤(60)の移動が容易になり、該発泡空間(V)内に効率良く発泡剤(60)を充填することができる。
−ケーシングの製造方法−
上述のような構成を有するケーシング(11)の製造方法について以下で説明する。このケーシング(11)は、庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)とを組み合わせた状態で、各穴部等をシーリング処理した後、両ケーシング(12,13)間の発泡空間(V)内に発泡剤(60)を注入ホース(65)により注入し、該発泡剤(60)を発泡させることにより形成される。
具体的には、まず、プレス加工等によって樹脂製(FRP製)の庫内ケーシング(13)を成形するとともに、アルミ部品の溶接等によってアルミ合金製の庫外ケーシング(12)を形成する。それぞれのケーシング(12,13)に穴加工等の各種加工を施すとともに、上記庫外ケーシング(12)の取付部(31)にフランジ(34)を溶接する。
そして、上記庫外ケーシング(12)及び庫内ケーシング(13)の穴部や隙間等をシーリング材によってシーリング処理した後、該庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)とを組み合わせる。このとき、上記庫内ケーシング(13)の外周端部(13a)を上記庫外ケーシング(12)のフランジ(34)上に位置付ける(図6参照)。なお、特に図示しないが、上記庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)との合わせ目にもシーリング材を塗布してシーリング処理を施す。
上記庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)とを組み合わせて横に寝かした状態で、これらのケーシング(12,13)の上部を下部よりも下方に位置付ける。そして、上記庫内ケーシング(13)の下側被覆部(37)の下面部(37d)に形成された複数の注入口(61,62,63)のうち、上記フランジ(34)の角筒部(34a)の内部空間(34c)に対応して形成された第1注入口(61)内に注入ホース(65)を挿入する。このとき、該注入ホース(65)は、上記内部空間(34c)内のケーシング(11)上部に対応する位置まで挿入される(図9参照)。そして、その位置で上記注入ホース(65)を介して上記内部空間(34c)内に発泡剤(60)を注入する。このとき、発泡剤(60)は、上記角筒部(34a)の外部からは充填されにくい該角筒部(34a)の内部空間(34c)内に優先的に充填されるとともに、上記角筒部(34a)の端部や該角筒部(34a)の側面に形成された貫通穴(34d,34e)から発泡空間(V)内に溢れ出す。これにより、上記角筒部(34a)をガイドとして上記注入ホース(65)をケーシング内部まで確実且つ容易に挿入することができるとともに、上記角筒部(34a)内及び発泡空間(V)内の隅々まで発泡剤(60)を確実に充填することができる。
なお、効率良く且つ確実に発泡剤(60)を充填するために、上記内部空間(34c)内での注入ホース(65)の位置を発泡剤(60)の注入時間や注入量に応じて変えるのが好ましい。
上記注入ホース(65)を介して所定時間(若しくは所定量)、発泡剤(60)を注入した後は、上記第1注入口(61)から注入ホース(65)を取り出して、その近傍に位置する第2注入口(62)に挿入する。この第2注入口(62)は、直接、発泡空間(V)に連通しているため、該第2注入口(62)に挿入した注入ホース(65)から注入される発泡剤(60)は、該発泡空間(V)内に効率良く充填される。
このようにして、上記第2注入口(62)からも発泡剤(60)を所定時間(若しくは所定量)、注入した後、該第2注入口(62)から注入ホース(65)を取り出して、コンテナ幅方向反対側に位置する第3注入口(63)に上記注入ホース(65)を挿入する。この第3注入口(63)も上記発泡空間(V)に直接、連通しているため、該発泡空間(V)内のコンテナ幅方向反対側からも効率良く且つ確実に発泡剤(60)を充填することができる。上記第3注入口(63)からの発泡剤(60)の充填は、上記庫内ケーシング(13)の下面部(37d)に形成された空気穴(64)から発泡剤(60)が溢れ出すまで行われる。
上述のように発泡空間(V)内に発泡剤(60)を充填した後、該発泡剤(60)を発泡させて断熱層(14)を構成する。
−運転動作−
コンテナ用冷凍装置(10)は、圧縮機(21)、庫外ファン(24)、及び庫内ファン(26)を起動させることによって運転が開始される。コンテナ用冷凍装置(10)の冷媒回路では、圧縮機(21)の吐出冷媒が凝縮器(23)へ送られる。この凝縮器(23)では、内部を流通する冷媒が庫外ファン(24)によって送られる庫外空気と熱交換する。その結果、冷媒は庫外空気に放熱して凝縮する。
上記凝縮器(23)で凝縮した冷媒は、膨張弁で減圧された後、蒸発器(25)へ送られる。この蒸発器(25)では、内部を流通する冷媒が庫内ファン(26)によって送られる庫内空気と熱交換する。その結果、冷媒は庫内空気から吸熱して蒸発し、庫内空気が冷却される。なお、庫内空気は、図2に示すように、仕切板(50)の上側から庫外側収納空間(S1)に流入して蒸発器(25)を通過する。そして、蒸発器(25)で冷却された後に仕切板(50)の下側から庫内へ戻っていく。蒸発器(25)で蒸発した冷媒は、圧縮機(21)に吸入されて再び圧縮される。
−実施形態の効果−
以上より、この実施形態では、庫外ケーシング(12)の取付部(31)に、コンテナ長手方向の長さLがコンテナ幅方向の長さMよりも長い角筒部(34a)を有するフランジ(34)を溶接固定するようにしたため、コンテナ長手方向の剛性が高い該角筒部(34a)によって庫外ケーシング(12)の上下方向の曲げ剛性を大きくすることができる。よって、コンテナ(C)の同じ側の2つの角部に力を加えて該コンテナ(C)に剪断変形を生じさせる試験を行った場合でも、コンテナ箱体(1)の開口端に位置するコンテナ用冷凍装置(10)のケーシング(11)に部分的に大きな応力が集中してFRP製の庫内ケーシング(13)の一部が局所的に変形したり損傷を受けたりするのを防止できる。
しかも、上記フランジ(34)は、上記角筒部(34a)と該角筒部(34a)の一辺と連続する舌部(34b)とが一体形成された断面略P字状の部材であり、上記庫外ケーシング(12)に対して角筒部(34a)及び舌部(34b)が接合されるため、上記フランジ(34)を該庫外ケーシング(12)に安定した状態で取り付けることができるとともに、上記角筒部(34a)だけでなく舌部(34b)によっても庫外ケーシング(12)の広い範囲で剛性を高めることができる。
また、上記フランジ(34)の角筒部(34a)は、その内部空間(34c)内に発泡剤注入用の注入ホース(65)を挿入可能に構成されているため、該内部空間(34c)に対応して庫内ケーシング(13)の下側被覆部(37)の下面部(37d)に形成された第1注入口(61)から上記注入ホース(65)を挿入する場合に、該注入ホース(65)のガイドとして機能し、内部空間(34c)内のケーシング内方まで確実且つ容易に挿入することができる。そのうえ、上記角筒部(34a)の内部空間(34c)内から発泡剤(60)を充填することで、角筒部(34a)の外側から発泡剤(60)の充填し難い当該内部空間(34c)内に発泡剤(60)を隅々まで確実に充填することができる。さらに、上記角筒部(34a)には、庫内側の面やコンテナ幅方向中央側の面に発泡剤(60)を通過させるための貫通穴(34d,34e)が形成されているため、該貫通穴(34d,34e)を介して発泡空間(V)内へ発泡剤(60)を効率良く充填することができる。
また、上記発泡空間(V)内に発泡剤(60)を充填する際に、上記第1注入口(61)からだけでなく、上記庫内ケーシング(13)の下面部(37d)にコンテナ幅方向に亘って且つ上記発泡空間(V)と直接、連通するように形成された第2及び第3注入口(62,63)からも順に発泡剤(60)を注入することで、上記発泡空間(V)内に発泡剤(60)を効率良く且つ隅々まで確実に充填することができる。
さらに、上記発泡空間(V)内に発泡剤(60)を充填する際に、上記庫外ケーシング(12)及び庫内ケーシング(13)の上部が下部よりも下方になるように該ケーシング(12,13)を横に寝かして設置することで、発泡剤(60)をより隅々まで確実に充填することができる。
また、上記庫外ケーシング(12)の庫内側のコンテナ幅方向中央部分には、平行且つ上下方向に延びる2対の断面略L字状のL型補強材(38,38,…)が設けられているため、該庫外ケーシング(12)の剛性を向上することができる。これにより、コンテナ(C)がトラック等によって輸送される場合の急ブレーキ等によって該コンテナ(C)内の荷物が偏ってコンテナ用冷凍装置(10)のケーシング(11)に力が加わった場合でも、上記庫外ケーシング(12)が大きく変形するのを防止できる。しかも、上記L型補強材(38,38,…)は、庫内ケーシング(13)との間に隙間が生じるように構成されており、且つ上述のように断面略L字状に形成されているため、断面略コの字状の場合に比べて、発泡空間(V)内の発泡剤(60)の流れを阻害しにくくなる。したがって、上述の構成により、上記庫外ケーシング(12)の強度向上と、発泡空間(V)内での発泡剤(60)の充填性の向上との両立を図ることができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、庫内ケーシング(13)の下側被覆部(37)の下面部(37d)に、注入口(61,62,63)を形成しているが、この限りではなく、該庫外ケーシング(13)の他の部分に注入口を形成してもよい。なお、他の部分に注入口を形成する場合も、発泡剤(60)を発泡空間(V)内に注入する際は、その注入口が最も高い位置になるように庫外ケーシング(12)及び庫内ケーシング(13)を配置するのが好ましい。
さらに、上記実施形態では、上記庫内ケーシング(13)の下面部(37d)に形成される3つの注入口(61,62,63)のうち、1つの注入口(61)のみがフランジ(34)の内部空間(34c)に対応するように形成されているが、この限りではなく、庫外ケーシング(12)のコンテナ幅方向両端部にそれぞれ取り付けられるフランジ(34,34)の内部空間(34c)に対応する注入口を、上記下面部(37d)のコンテナ幅方向両端部に設けるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、コンテナ内を冷却するコンテナ用冷凍装置に関し、特に該コンテナ用冷凍装置のケーシングの強度向上対策として有用である。
図1は、本実施形態に係るコンテナ用冷凍装置を庫外側から視た斜視図である。 図2は、図1のII-II線断面図である。 図3は、仕切板を取り外した状態のコンテナ用冷凍装置を庫内側からみた斜視図である。 図4は、庫外ケーシングを庫内側からみた斜視図である。 図5は、庫外ケーシングの庫内側を庫内ケーシングで覆ってなるケーシングを庫内側からみた斜視図である。 図6は、図5のVI-VI線断面図である。 図7は、(a)試験時にケーシングにかける荷重の位置を示す庫外側からみた平面図、(b)(a)におけるVIIb-VIIb線断面図である。 図8は、ケーシングの発泡空間内に発泡剤を注入する際の該ケーシングの配置を示す斜視図である。 図9は、フランジを庫内側からみた斜視図である。
符号の説明
10 コンテナ用冷凍装置
11 ケーシング
12 庫外ケーシング
13 庫内ケーシング
34 フランジ(補強部材)
34a 角筒部
34b 舌部
34c 内部空間
34d,34e 貫通穴
38 L型補強材(第2補強部材)
60 発泡剤
61 第1注入口
65 注入ホース
C コンテナ
V 発泡空間

Claims (7)

  1. コンテナ箱体(1)の開口端面を塞ぐように該コンテナ箱体(1)に周縁部で固定される庫外ケーシング(12)と、該庫外ケーシング(12)との間に発泡剤(60)を発泡させるための発泡空間(V)を形成するように該庫外ケーシング(12)の庫内側を覆う庫内ケーシング(13)と、を備えたコンテナ用冷凍装置であって、
    上記庫外ケーシング(12)の庫内側には、該庫外ケーシング(12)のコンテナ幅方向両端部で上下方向に延びる補強部材(34)が設けられていて、
    上記補強部材(34)は、上記庫外ケーシング(12)に沿って上下方向に延びる角筒部(34a)を備えていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置。
  2. 請求項1において、
    上記角筒部(34a)は、断面視でコンテナ長手方向の長さがコンテナ幅方向の長さよりも長くなるように構成されていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置。
  3. 請求項1または2において、
    上記補強部材(34)は、断面視で上記角筒部(34a)の一辺が延長された略P字状に形成されていて、その延長された長辺が上記庫外ケーシング(12)の庫内側の面に当接するように該庫外ケーシング(12)に固定されていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一つにおいて、
    上記角筒部(34)は、その内部に発泡剤注入用の注入ホース(65)を挿入可能に構成されていて、
    上記角筒部(34)の側面には、上記発泡空間(V)内へ発泡剤(60)を充填する際に該発泡剤(60)が通過するための貫通穴(34d,34e)が形成されていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一つにおいて、
    上記庫外ケーシング(12)の庫内側のコンテナ幅方向中央部分には、断面略L字状の第2補強部材(38)が設けられていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置。
  6. コンテナ箱体(1)の開口端面を塞ぐように該コンテナ箱体(1)に周縁部で固定される庫外ケーシング(12)と、該庫外ケーシング(12)の庫内側を覆う庫内ケーシング(13)と、を備え、該庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)との間の発泡空間(V)内に発泡剤(60)を充填発泡させてなるコンテナ用冷凍装置の製造方法であって、
    上記庫外ケーシング(12)の庫内側に、コンテナ幅方向両端部で上下方向に延びるとともにコンテナ長手方向の長さがコンテナ幅方向の長さよりも長い断面を有する補強用の角筒部(34a)を設け、
    上記庫外ケーシング(12)と庫内ケーシング(13)とを組み合わせた状態で、上記角筒部(34a)内に外部から発泡剤注入用の注入ホース(65)を挿入し、
    上記角筒部(34a)を介して上記発泡空間(V)内に発泡剤(60)を充填することを特徴とするコンテナ用冷凍装置の製造方法。
  7. 請求項6において、
    上記発泡空間(V)内に発泡剤(60)を充填する際には、上記庫外ケーシング(12)及び庫内ケーシング(13)を上記注入ホース(65)の挿入側よりもその反対側が下方に位置するように傾けた状態で、上記発泡剤(60)を注入することを特徴とするコンテナ用冷凍装置の製造方法。
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