JPH0749336Y2 - コンテナ用冷凍装置のモータ取付構造 - Google Patents

コンテナ用冷凍装置のモータ取付構造

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JPH0749336Y2
JPH0749336Y2 JP6924690U JP6924690U JPH0749336Y2 JP H0749336 Y2 JPH0749336 Y2 JP H0749336Y2 JP 6924690 U JP6924690 U JP 6924690U JP 6924690 U JP6924690 U JP 6924690U JP H0749336 Y2 JPH0749336 Y2 JP H0749336Y2
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克行 沢井
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば海上輸送用コンテナなどのコンテナ個
々に設置するコンテナ用冷凍装置におけるモータ取付構
造に関する。
(従来の技術) 従来、この種コンテナ用冷凍装置においては、例えば実
開昭58-196776号公報に開示されるように、正面板をコ
ンテナボックスの庫内側となし、該正面板を除く本体を
庫外側となしたケーシングに上下方向略中間部の仕切板
によって上部の庫内側ユニット室と下部の庫外側ユニッ
ト室とをそれぞれ区画形成し、上記庫内側ユニット室に
は少なくとも蒸発器および庫内側ファン(例えばプロペ
ラファンなど)を収納する一方、上記庫外側ユニット室
には少なくとも凝縮器、庫外側ファンおよび圧縮機を収
納する。そして、上記正面板の上下端部にはコンテナボ
ックス内の空気を吸入する庫内空気吸入口およびコンテ
ナボックス内へ空気を吸出す庫内空気吹出口をそれぞれ
設け、上記庫内空気吸入口と庫内空気吹出口とを、上記
庫内側ユニット室内におけるケーシングの正面板と本体
との間の側方(左右端側)を上下方向に延びる空気通路
によって連通している。この場合、正面板上端部の庫内
空気吸入口から庫内側ファンにより吸引された空気は、
空気通路を介して正面板下端部の庫内空気吹出口から吹
出された後、コンテナボックス内(庫内)を上下方向に
循環して再び庫内空気吸入口から吸込まれるようになっ
ている。また、背面板には断熱構造、つまり背面板が庫
内側面と庫外側面とその間に介在させた断熱材を一体的
に固着する構造となっていて、この庫内側面と庫外側面
とがその周縁部全域に設けられたフランジ部材により固
定されている。
そして、このようなコンテナ用冷凍装置の庫内側ファン
は、空調風の流通経路の関係上、モータより延びる軸の
下端部(一端側)に取付けられているとともに、該モー
タは、2つのモータ間に設けられた中継タイプの端子箱
により電源が結線されており、冷凍装置のケーシングの
背面板に設けられた,モータ及び庫内側ファン兼用のサ
ービス扉により庫外側からのメンテナンスが行われるよ
うにしている(実開昭62-171871号公報参照)。上記サ
ービス扉は、1つのモータ及び庫内側ファン兼用のもの
であり、2つのモータ間の端子箱は、サービス扉間の支
柱(背面板)の裏側(庫内側)に位置している。
また、上記のものとは異なるタイプの端子箱としては、
モータが、その構成上、軸の上端部(他端側)に設けら
れた端子箱によりそれぞれ個別に結線されるようにした
直付(直継)タイプのものがある。
(考案が解決しようとする課題) ところで、庫内側ユニット室の各機器(例えば蒸発器,
庫内側ファンおよびドレンパンなど)の配置上の関係よ
りモータが庫内側ユニット室の最上端位置に設けられる
ことがある。その場合、モータの故障時などにおいて、
上述の如く中継タイプのものでは、端子箱がサービス蓋
間の支柱の裏側に位置しているため、端子箱内の端子と
配線との脱着作業が困難であり、そのサービス性が悪い
ものである。
一方、上述の如く直継タイプの端子箱では、サービス蓋
は、背面板の断熱構造によりその周縁部(上端部)にフ
ランジ部材を備えた構造であるために、モータ取付位置
に対応する背面板の最上端位置に設けることができず、
モータ取付位置よりも下方にずらせて設けられることに
なる。このため、モータ上端に設けられた端子箱の点検
作業は、自重が約10kgあるモータを取外して端子箱がサ
ービス扉に対向する位置(端子箱がサービス扉に対して
向き合う位置)まで下ろし、該モータを梯子上にて支え
ながら配線の接続などを行わなければならず、そのサー
ビス性が同様に悪い。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、上記の直継タイプの端子箱を備えるモー
タに、端子箱がサービス扉への対向位置でモータが係止
されるような改良を加えることにより、端子箱の点検作
業が容易に行えるようにして、作業者による配線接続時
などのサービス性の向上を図ろうとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、先ず、請求項(1)に係る考
案が講じる手段は、コンテナ用冷凍装置のモータ取付構
造として、正面板(31)をコンテナボックス(1)の庫
内側(A)となし、本体(36)を庫外側(B)となした
ケーシング(3)に上下方向略中間部の仕切板(4)に
よって上部の庫内側ユニット室(5)と下部の庫外側ユ
ニット室(6)とをそれぞれ区画形成し、上記庫内側ユ
ニット室(5)に少なくとも蒸発器(16)および庫内側
ファン(15)を収納する一方、上記庫外側ユニット室
(6)に少なくとも凝縮器(18)、庫外側ファン(17)
および圧縮機(19)を収納してなるコンテナ用冷凍装置
(2)を前提とする。
そして、上記庫内側ファン(15)を、庫内側ユニット室
(5)内に支持部材(50)を介して設けられたモータ
(14)より延びる軸(51)に取付けるとともに、該モー
タ(14)に、電源に接続される端子箱(61)を設ける。
さらに、上記ケーシング(3)の本体(36)に、モータ
(14)及び庫内側ファン(15)兼用のサービス扉(62)
を設け、上記モータ(14)に、該モータ(14)をその軸
(51)回りに所定量回動させると共に下方へ移動して端
子箱(61)が上記サービス扉(62)に対向する位置で上
記支持部材に係止せしめる係止手段(64)を設ける構成
としたものである。
また、請求項(2)が講じる手段は、係止手段(64)
に、モータ(14)のモータケーシング(14a)に設けら
れたフック部材(65a)より構成される一方、支持部材
(50)に上記フック部材(65a)を係止する係止部(6
6)を形成する構成としたものである。
(作用) 上記の構成により、請求項(1)に係る考案では、モー
タ(14)の故障時などにモータ(14)の他端側となる上
端部に設けられた直継タイプの端子箱(61)を点検する
場合、モータ(14)は、その軸(51)回りに所定量回動
させ且つ下方へ移動し、端子箱(61)がケーシング
(3)の背面板(35)に設けられたサービス扉(62)に
対向する位置で係止手段(64)により支持部材(50)に
係止されることになる。このため、庫内側ユニット室
(5)の各機器、つまり蒸発器(16),庫内側ファン
(15),モータ(14)およびドレンパンなどの配置上の
関係および背面板(35)の断熱構造などの影響により、
サービス扉(62)が庫内側ユニット室(5)の最上端位
置のモータ取付位置よりも下方にずらせて設けられてい
るにも拘らず、モータ(14)を取外して端子箱(61)を
サービス扉(62)への対向位置まで下ろすことによって
該モータ(14)が係止手段(64)により係止されて、自
重が約10kgもあるモータを梯子上にて支える作業が不要
となり、作業者は端子箱(61)内の端子と配線とを接続
する作業のみに専念できる。
また、請求項(2)に係る考案では、モータ(14)の故
障時などに端子箱(61)を点検する場合、所定量回動さ
せると共に下方へ移動するモータ(14)はそのモータケ
ーシング(14a)に設けられたフック部材(65a)が、支
持部材(50)に設けられた係止部(66)に端子箱(61)
をサービス扉(62)への対向位置で係止せしめた状態で
確実に保持されることになる。
(考案の効果) 以上の如く、請求項(1)に係る考案によれば、モータ
(14)をその軸(51)回りに所定量回動させ且つ下方へ
移動し、端子箱(61)をサービス扉(62)対向位置で係
止手段(64)により係止させて、モータ(14)の故障時
などに直継タイプの端子箱(61)を点検するようにした
ので、サービス扉(62)が庫内側ユニット室(5)の最
上端位置のモータ取付位置よりも下方にずれていても、
モータ(14)を取外して下ろした際のモータを梯子上に
て支える作業が不要となり、作業者が端子箱(61)内の
端子と配線との接続作業のみに専念できて端子箱(61)
内における端子と配線との接続作業が簡単になされ、そ
のサービス性の向上を図ることができる。
また、請求項(2)に係る考案によれば、モータケーシ
ング(50)のフック部材(65a)を、庫内側ファン(1
5)の支持部材(50)の係止部(66)に端子箱(61)を
サービス扉(62)対向位置で係止してモータ(14)を保
持したので、係止手段(64)によるモータ(14)の係止
をより確実なものにして、作業者による端子箱(61)点
検時の安全性を図ることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第7図ないし第9図は本考案に係るコンテナ用冷凍装置
の実施例を示し、(1)はコンテナボックス、(2)は
冷凍装置であって、該冷凍装置(2)は、上記コンテナ
ボックス(1)の一端開口部(開口面)を封ずるように
据付けられている。また、(3)は、上記冷凍装置
(2)のアルミニウム製のケーシングであって、このケ
ーシング(3)の正面板(31)を上記コンテナボックス
(1)の庫内側(A)となし、この正面板(31)を除く
各面板(32)〜(35)(後述する)を庫外側(B)とな
している。さらに、上記ケーシング(3)内の上下方向
略中央部には仕切板(4)が設けられており、該仕切板
(4)によって、ケーシング(3)に上方の庫内側ユニ
ット室(5)と下方の庫外側ユニット室(6)とがそれ
ぞれ区画形成されている。
上記庫内側ユニット室(5)のケーシング(3)は、第
6図に示すように、その庫内側(A)面にFRP(強化プ
ラスチック)製の裏板(11)が設けられて、グラスファ
イバもしくは発泡製合成樹脂等の断熱材(12)を介在さ
せたハウジング(13)によって形成されている。該ケー
シング(3)はその庫内側(A)面となる裏板(11)と
を断熱材(12)を介在させた状態で一体的に固着するた
めに、その周縁部全域に亘って断面略α字状のフランジ
部材(23)が設けられている。また、上記庫内側ユニッ
ト室(5)内には、4個のモータ(14),…、4個の庫
内側ファン(15),…、および蒸発器(16)がそれぞれ
収納されている。一方、上記庫外側ユニット室(6)内
には、凝縮器(17)、庫外側ファン(18),(18)、圧
縮機(19)、および密閉ケーシング(20)内に各種電気
部品(21),…を配置してなるコントロールボックス
(22)などが収納されている。そして、上記蒸発器(1
6)、凝縮器(17)、および圧縮機(19)などは、図示
しない冷媒配管によって冷媒の循環可能に接続されてい
て、圧縮機(19)の容量制御や各ファン(15),(18)
の風量制御などの冷凍装置(2)の制御および運転状態
の記録が上記コントロールボックス(22)内の各種電気
部品(21),…によりなされている。尚、コントロール
ボックス(22)の密閉ケーシング(20)は耐蝕アルミニ
ウムにより成形されている。
上記ケーシング(3)は、庫内側(A)の正面板(31)
と、庫外側(B)の天板(32)、底板(33)、両側面板
(34),(34)、背面板(35)(裏板(11))からなる
本体(36)とで形成されている。また、上記正面板(3
1)の上部には横方向に延びる細長い庫内空気吸入口(3
7)が設けられているとともに、正面板(31)の下部に
は横方向に延びる細長い庫内空気吹出口(38)が設けら
れている。
また、上記ケーシング(3)(庫内側ユニット室
(5))内の天板(32)と仕切板(4)との間には、蒸
発器室(41)が設けられており、該蒸発器室(41)の上
下方向略中央位置には、上述した蒸発器(16)が設けら
れている。該各蒸発器(16)は、その吸入面(16a)が
上記天板(32)に対向するように上向き状態で配置され
ている。そして、上記蒸発器室(41)は、上記庫内空気
吸入口(37)を介してコンテナボックス(1)内に連通
しており、庫内空気吸入口(37)を介して蒸発器(16)
を通過したコンテナボックス(1)内の空気は蒸発器
(16)で熱交換し、ドレン水は下方に適下して図示しな
いドレンパンに貯溜され、コンテナボックス(1)外へ
のドレン水の排出はドレンパイプ(図示せず)によって
なされている。
さらに、上記蒸発器室(41)の左右側方には、上記庫内
側ユニット室(5)(冷凍装置(2))の左右側端部を
上下方向へ延びて,上記正面板(31)の左右側端部と裏
板(11)(背面板(35))の左右側端部とから形成され
た第1および第2空気通路(42),(43)の上流端が連
通されている。上記蒸発器室(41)と各空気通路(4
2),(43)との間には、蒸発器室(41)の左右側部に
取付けられた側部遮蔽板(44),(44)が設けられてい
る。該側部遮蔽板(44),(44)は、上方へ延びて上記
庫内空気吸入口(37)の左右側端部に取付けられてい
る。また、上記蒸発器(16)の中央部には、上方へ延び
て上記庫内空気吸入口(37)の左右中間位置に連結され
た中央遮蔽板(45)が設けられていて、庫内空気吸入口
(37)を介してコンテナボックス(1)内の空気を蒸発
器(16)の左右にそれぞれ配分するようにしている。
上記各遮蔽板(44),(45)により仕切られた庫内空気
吸入口(37)と蒸発器(16)との間には、上述のモータ
(14),…が2つずつ設けられていて、該各モータ(1
4)は、庫内側ユニット室の各機器(例えば蒸発器(1
6),庫内側ファン(15)およびドレンパンなど)の配
置上の関係より天板(32)から5mm程度下方へ離れた位
置にモータケーシング(14a)の上端面が位置するよ
う、支持部材としての左右一対のステー(50),(50)
を介して取付けられている。また、上記各モータ(14)
の軸(51)は、上記ケーシング(3)の上下方向(ケー
シング(3)の正面板(31)および背面板(35)に対し
て平行な方向)に延びている。さらに、上記各モータ
(14)の軸(51)の一端部側となる下端部には、上記庫
内側ファン(15)…がそれぞれ取付けられている。上記
各庫内側ファン(15)はプロペラファンであって、該各
庫内側ファン(15)によって、上記庫内空気吸入口(3
7)を介して導かれた庫内空気が上記仕切板(4)中央
部の盛り上がった山型の傾斜面(4a)沿って各空気通路
(42),(43)に導かれるようになっている。上記各庫
内側ファン(15)の外側には、該各庫内側ファン(15)
に対応する孔部(53a)を有し且つ上記各遮蔽板(4
4),(45)間に亘るように水平方向へ延びる水平遮蔽
板(53)が設けられており、該水平遮蔽板(53)によっ
て吸込口(52a)側と吹出口(52b)側とに区画され、水
平遮蔽板(53)の孔部(53a)周縁に庫内側ファン(1
5)が各ステー(50)により取付けられるようになって
いる。そいて、上記各空気通路(42),(43)の下流端
(下端)は、上記庫内空気吹出口(38)に連通されてい
て、該各空気通路(42),(43)によって、庫内空気吸
入口(37)と庫内空気吹出口(38)とが連通されてい
る。尚、上記コンテナボックス(1)内の底面部(1a)
には、上記ケーシング(3)の正面板(31)に対して直
交する方向に延びるH鋼(56),…が所定間隔置きに敷
設されている。
そして、第1図ないし第4図にも示すように、上記モー
タ(14)の軸(51)の他端側となるモータケーシング
(14a)外周面上端の一側部(第1図では右側)には、
各モータ(14)にハーネス(61a)を介して個別に電源
を接続するための直継タイプの端子箱(61)がそれぞれ
設けられている。また、上記モータ(14)及び庫内側フ
ァン(15)に可能な限り対応するようにフランジ部材
(23)を迂回したケーシング(3)の背面板(35)(裏
板(11))の上端部には、モータ(14)及び庫内側ファ
ン(15)兼用のサービス扉(62),(62)により外方側
(庫外側(B))から覆われた開孔部(63),(63)が
設けられていて、各モータ(14)および各庫内側ファン
(15)がケーシング(3)(コンテナボックス(1))
の外方側(庫外側(B))から点検又は交換されるよう
にしている。そして、第5図にも示すように、上記各モ
ータ(14)(各庫内側ファン(15))のモータケーシン
グ(14a)の外周面下端の周方向略90°置きの4箇所に
は、その下端部付近においてモータケーシング(14a)
の外周面より半径方向外方に膨出する断面略半円形状の
ボス部(71),…が上下方向に延びて設けられ、該各ボ
ス部(71)の下面(モータケーシング(14a)の下面)
に取付ボルト(72)を介して略円板状の取付部材(70)
が取り付けられている。該取付部材(70)は、上記ステ
ー(50)の短手方向の幅と略一致する上下高さに設定さ
れた厚肉状に形成されてなり、この取付部材(70)に
は、上記各ボス部(71)にほぼ対応する周方向略90°置
きの4箇所より半径方向外方に突出する取付足(73),
…が設けられ、該各取付足(73)の突出面が上記各ステ
ー(50)に対してボルト(60),…締結により支持され
ている。さらに、上記各モータ(14)ケーシング(14
a)には、上記各ステー(50)を支持する各ボルト(6
0)を弛めてから取付足(73)およびボス部(71)の上
下高さ分だけモータ(14)を下方に下げたときに該ボス
部(71)の上端と端子箱(61)の下端との間に存在する
隙間を利用して銘板の指示通り該モータ(14)をその軸
(51)回り(時計回り)に90°回動させると共にさらに
下方へ移動させて端子箱(61)が上記サービス扉(6
2),(62)に対向する位置(端子箱(61)がサービス
扉(62)に対して向き合う位置)で上記ステー(50)の
上端部にモータ(14)を係止せしめる係止手段(64)が
設けられている。該係止手段(64)は、モータケーシン
グ(14a)の上端面に取付けられた庫内外方向へ延びる
ステー部材(65)の両端部より下方へ延ばした爪状のフ
ック部材(65a),(65a)により形成されている一方、
上記庫内側ファン(15)の各ステー(50)には、モータ
取付片(50a)が上端部に屈曲形成されており、該各モ
ータ取付片(50a)が上記モータ(14)(モータケーシ
ング(14a))の軸(51)回りに90°回動させた状態で
上記各フック部材(65)を係止する係止部(66)に構成
されている。また、上記各サービス扉(62)は、左右2
つずつのモータ(14),(14)および庫内側ファン(1
5),(15)にそれぞれ対応して設けられたモータ(1
4)および庫内側ファン(15)兼用のものであり、1つ
のサービス扉(62)を開放することにより2つのモータ
(14)および庫内側ファン(15)がそれぞれ露呈するよ
うにしている。
尚、上記庫外側ユニット室(6)では、庫外側ファン
(17)により吸込まれたコンテナボックス(1)外の空
気が凝縮器(18)で熱交換されるように成っている。
次に、冷凍動作について説明するが、正面板(31)(ケ
ーシング(3))の庫内空気吸入口(37)から蒸発器室
(31)内の4つの庫内側ファン(15),…によって吸引
されたコンテナボックス(1)内の空気は、蒸発器(1
6)を通過して低温となった後、庫内側ユニット室
(5)内の左右側方を上下方向に延びる各空気通路(4
2),(43)側へ仕切板(4)の傾斜面(4a)に沿って
導かれる。そして、この冷凍空気は、上記各空気通路
(42),(43)を通って、正面板(31)の庫内空気吹出
口(38)からH鋼(56)を介してコンテナボックス
(1)内(庫内)に吹出される。
一方、モータ(14)の故障時などにモータ(14)の他端
側となるモータケーシング(14a)外周面上端に設けら
れた直継タイプの端子箱(61)を点検する場合、モータ
(14)は、ボルト(60),…を弛めてから取付足(3)
およびボス部(71)の上下高さ分だけモータ(14)を下
方に下げたときに該ボス部(71)の上端と端子箱(61)
の下端との間に存在する隙間内においてステー(50)に
各取付足(73)、各ボス部(71)およびハーネス(61
a)の根本等を干渉させることなく軸(51)回りに90°
回動させることが可能となり、この90°回動させたモー
タ(14)をさらに下方へ移動させることで、端子箱(6
1)がケーシング(3)の背面板(35)に設けたサービ
ス扉(62)に対向する位置で係止手段(64)により係止
されることになる。このため、庫内側ユニット室(5)
の各機器、つまり蒸発器(16),庫内側ファン(15),
モータ(14)およびドレンパンなどの配置上の関係およ
び背面板(35)の断熱構造などの影響により、サービス
扉(62)が庫内側ユニット室(5)の最上端位置のモー
タ(14)取付位置よりも下方にずらせて設けられている
にも拘らず、モータ(14)を取外して端子箱(61)をサ
ービス扉(62)への対向位置まで下ろすことによって該
モータ(14)が係止手段(64)により係止されて、自重
が約10kgもあるモータを梯子上にて支える作業が不要と
なり、作業者は端子箱(61)内で端子と配線とを接続す
る作業のみに専念できて、端子箱(61)内における端子
と配線とを接続する作業が簡単になされ、そのサービス
性の向上を図ることができる。
また、モータ(14)の故障時などに端子箱(61)を点検
する場合、取付足(73)およびボス部(71)の上下高さ
分だけモータ(14)を下方に下げてから軸(51)回りに
90°回動させると下方へ移動するモータ(14)はモータ
ケーシング(14a)の上端面のステー部材(65)の前後
端部より下方へ延ばした爪状のフック部材(65a),(6
5a)が、庫内側ファン(15)のステー(50)の左右端部
より上方へ突出する係止部(66),(66)に上記モータ
(14)(モータケーシング(14a))の軸(51)回りに9
0°回動させた状態で端子箱(61)がサービス扉(62)
に対向する位置で係止せしめられて確実に保持されるこ
とになる。これにより、係止手段(64)によるモータ
(14)の係止がより確実なものとなり、作業者による端
子箱(61)内の端子点検時の安全性を図ることができ
る。
さらに、各サービス扉(62)は、左右2つずつのモータ
(14),(14)および庫内側ファン(15),(15)にそ
れぞれ対応して設けられたモータ(14)および庫内側フ
ァン(15)兼用のものであるので、サービス扉(62)を
取外した状態で、少なくとも2つ以上のモータ(14),
(14)(端子箱(61),(61))の点検作業が行われる
ことになり、作業者による端子箱(61)内の端子確認時
のサービス性の向上を効果的に図ることができる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、そ
の他種々の変形例を包含するものである。例えば、上記
実施例では、各モータ(14)をその軸(51)回り(時計
回り)に90°回動させると下方へ移動するようにした
が、各モータをその軸回り(反時計回り)に90°回動さ
せることにより下方へ移動するようにしたり、各モータ
をその軸回りに90°以外の比較的解りやすい角度(例え
ば45°や180°など)回動させると下方へ移動するよう
にしたりしても良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は庫外側よ
り視たモータの取付状態を示す図、第2図はモータ点検
時における第1図相当図、第3図はモータの側面図、第
4図はモータの平面図、第5図はモータの取付状態を示
す斜視図、第6図は冷凍装置のケーシング上端部付近に
おける縦断側面図、第7図は冷凍装置を背面側から視た
コンテナボックスの背面図、第8図は第9図のVII-VII
線における断面図、第9図は正面板を取外した状態のコ
ンテナボックスの縦断正面図である。 (1)……コンテナボックス (2)……冷凍装置 (3)……ケーシング (4)……仕切板 (5)……庫内側ユニット室 (6)……庫外側ユニット室 (14)……モータ (14a)……モータケーシング (15)……庫内側ファン (16)……蒸発器 (17)……庫外側ファン (18)……凝縮器 (19)……圧縮器 (31)……正面板 (36)……本体 (50)……ステー(支持部材) (51)……軸 (61)……端子箱 (62)……サービス蓋 (64)……係止手段 (65a)……フック部材 (66)……係止部 (A)……庫内側 (B)……庫外側

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正面板(31)をコンテナボックス(1)の
    庫内側(A)となし、本体(36)を庫外側(B)となし
    たケーシング(3)には上下方向略中間部の仕切板
    (4)によって上部の庫内側ユニット室(5)と下部の
    庫外側ユニット室(6)とがそれぞれ区画形成され、上
    記庫内側ユニット室(5)には少なくとも蒸発器(16)
    および庫内側ファン(15)が収納されている一方、上記
    庫外側ユニット室(6)には少なくとも凝縮器(18)、
    庫外側ファン(17)および圧縮機(19)が収納されてな
    るコンテナ用冷凍装置(2)において、 上記庫内側ファン(15)は、庫内側ユニット室(5)内
    に支持部材(50)を介して設けられたモータ(14)より
    延びる軸(51)に取付けられているとともに、該モータ
    (14)には、電源に接続される端子箱(61)が設けられ
    ており、 上記ケーシング(3)の本体(36)には、モータ(14)
    及び庫内側ファン(15)兼用のサービス扉(62)が設け
    られ、上記モータ(14)には、該モータ(14)をその軸
    (51)回りに所定量回動させると共に下方へ移動して端
    子箱(61)が上記サービス扉(62)に対向する位置で上
    記支持部材(50)に係止せしめる係止手段(64)が設け
    られていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置のモー
    タ取付構造。
  2. 【請求項2】係止手段(64)は、モータ(14)のモータ
    ケーシング(14a)に設けられたフック部材(65a)より
    構成される一方、支持部材(50)には上記フック部材
    (65a)を係止する係止部(66)が形成されている請求
    項(1)記載のコンテナ用冷凍装置のモータ取付構造。
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