JP2989507B2 - 冷却貯蔵庫のユニットクーラー - Google Patents

冷却貯蔵庫のユニットクーラー

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JP2989507B2 JP3703795A JP3703795A JP2989507B2 JP 2989507 B2 JP2989507 B2 JP 2989507B2 JP 3703795 A JP3703795 A JP 3703795A JP 3703795 A JP3703795 A JP 3703795A JP 2989507 B2 JP2989507 B2 JP 2989507B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リーチイン冷蔵庫や小
型のプレハブ冷蔵庫などの冷却貯蔵庫に用いられる冷却
貯蔵庫のユニットクーラーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の冷却貯蔵庫のユニットクーラー
は、従来図9に図示するような構造をしている。図9は
従来の冷却貯蔵庫のユニットクーラーの説明図で、
(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は横断面図で
ある。この図9において、ユニットクーラー01の熱交
換器02の前方には一対のファンモータ03がその回転
軸を水平にして配置されている。そして、ファンモータ
03により回転されるファン04をガードするファンガ
ード05がユニットクーラー01の前面パネル07に取
り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
冷却貯蔵庫のユニットクーラー01は、ファンモータ0
3の回転軸が水平なので、その製品高さが高くなり、冷
却貯蔵庫の天井に取り付けた場合に、その吹き出し口の
位置が低くなる。したがって、ユニットクーラー01の
吹き出し口を冷却貯蔵庫の商品取り出し口に向かって配
置すると、商品取り出し口の扉を開放した際に、ユニッ
トクーラー01の吹き出し口から吹き出される冷風が商
品取り出し口から冷却貯蔵庫の外に放出される。その結
果、冷却効率が落ちてしまう。そこで、ユニットクーラ
ー01の吹き出し口が商品取り出し口に向かわないよう
に、吹き出し口の面が商品取り出し口に対して略垂直に
なるようにユニットクーラー01を配置し、冷却効率を
改善している。ところで、庫内には商品取り出し口に沿
って商品陳列棚が配設されており、吹き出し口の面が商
品取り出し口に対して略垂直になるようにユニットクー
ラー01を配置すると、この商品陳列棚の上方にユニッ
トクーラー01の一部が位置することになる。商品陳列
棚の上方の空間は、商品陳列棚に陳列するための商品を
補給するための貯蔵品などを置くスペースとなってお
り、ユニットクーラー01がこの空間を占拠すると、貯
蔵品などを置くスペースが減少する。
【0004】また、ファンモータ03はユニットクーラ
ー01の前面パネル07などのケースに取り付けられて
おり、ケースに剛性がなくて振動が発生することがあ
る。そして、振動を防止するためにケース全体の剛性を
上げると、ケースを製作する工程が複雑になるととも
に、ケースの材料費などが上昇し、コストが上がる。ま
た、ファンモータ03を取り付けるための取り付け構造
物がファン04が作りだす空気の流れの妨げとなること
がある。さらに、ファンモータ03のメンテナンスなど
は、ユニットクーラー01のケースを取り外す必要があ
り、簡単に行うことができなかった。
【0005】一方、特公昭61−25073号公報(F
25D19/00)などには、ファンモータの回転軸を
斜め下方にしたものが記載されている。しかしながら、
このファンモータもユニットクーラーのケースなどに取
り付けられており、振動が発生することがある。そし
て、ファンモータを取り付けるための取り付け構造物が
ファンが作りだす空気の流れの妨げとなることがある。
【0006】また、上記公報に記載されたものは、ファ
ンガードを支持する露受け皿が回動自在に取り付けられ
ており、この露受け皿を回動することによりメンテナン
スが簡単となっている。そして、露受け皿における回動
側とは反対側の部分はユニットクーラーのケースなどに
ビスなどで着脱自在に係止されている。しかしながら、
露受け皿を係止する着脱部分はユニットクーラーの側面
に形成されているので、この露受け皿の着脱部分の係止
を解除する作業が困難となる。たとえば、ユニットクー
ラーの側面が冷却貯蔵庫の側壁内面に近接して配置され
ている場合などには、作業スペースが狭いので、ビスを
回転させるためのドライバーなどをビスの頭に係合させ
ることが難しく、ビスを回転させる作業が困難となる。
また、露受け皿の着脱部分が冷却貯蔵庫の天井部に近接
しているので、作業者の頭が冷却貯蔵庫の天井部にぶつ
かり、着脱部分を目視することが困難となる。
【0007】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、製品高さが低く、ファンモータが堅固に固
定され、かつ空気が円滑に流れることができる冷却貯蔵
庫のユニットクーラーを提供することを目的とし、ま
た、ファンガードを支持する露受け皿が簡単に開閉でき
る冷却貯蔵庫のユニットクーラーを提供することを二次
的目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の冷却貯蔵庫のユニットクーラー(1)は、
熱交換器(2)の両側に各々設けられている管板(4)
と、この一対の管板の上面に固定されている天板(1
8)と、この天板の上方に配されるとともに、前記一対
の管板掛け渡されて固定されている固定部材(26)
と、前記天板の下方に配されるとともに前記固定部材に
固定される支持部材(33)と、この支持部材に取り付
けられているとともに回転軸(35a)が斜め下向きの
ファンモータ(35)と、このファンモータの回転軸に
固定されているファン(31)と、前記熱交換器の下方
を覆うとともに、前記ファンをガードするファンガード
(46)を支持している露受け皿(41)を備え、この
露受け皿は、ファンガードを支持している側の端部が回
動自在に支持されているとともに、前記熱交換器の下方
に配置されている部分(42)が前記管板の下面(1
1)に着脱自在に固定されている。
【0009】
【0010】
【作 用】ファンモータがファンを回転し、空気を熱
交換器に流す。この熱交換器により空気は冷却され、ユ
ニットクーラーはこの冷気を噴出する。ファンモータは
支持部材および固定部材を介して一対の管板に堅固に固
定されており、振動することが減少する。
【0011】また、露受け皿が管板の下面に着脱自在に
固定されている場合には、この露受け皿と管板の下面と
の係合を下方から離脱させ、露受け皿を回動させる。こ
の回動により、露受け皿に支持されているファンガード
が移動し、ファンが露出した状態となる。そして、ファ
ンモータおよびファンのメンテナンスを行うことができ
る。
【0012】
【実 施 例】次に、本発明における冷却貯蔵庫のユニ
ットクーラーの一実施例を図1ないし図8を用いて説明
する。図1は本発明の冷却貯蔵庫のユニットクーラーの
一実施例の横断面図である。図2は図1の正面図であ
る。図3は図1の平面図である。図4は図3の要部拡大
平面図である。図5はユニットクーラーの管板の説明図
で、(a)が正面図で、(b)が平面図である。図6は
ファンモータの取り付け構造を説明するための斜視図で
ある。図7はユニットクーラーが取り付けられる冷却貯
蔵庫の説明図で、(a)が冷却貯蔵庫の天井部を外した
状態の平面図、(b)は冷却貯蔵庫の正面図である。図
8は冷却貯蔵庫の説明図で、(a)が横断面図、(b)
が左側面図である。
【0013】図1において、ユニットクーラー1の熱交
換器2は、ユニットクーラー1の横方向に蛇行して配管
されている冷却管で構成されており、この熱交換器2の
両側には、各々図4に図示するように管板4が取り付け
られている。この管板4は、金属板を板金加工して製作
され、図1および図5に図示するように、熱交換器2に
取り付けられる略矩形の本体部分5と、本体部分5から
後方に延在する略三角形の張出部分6とからなる。この
本体部分5と張出部分6との間には、デフロストヒータ
ー取り付け用の切り込み7が形成されている。そして、
管板4の上端、前端および下端は各々略垂直に折り曲げ
られて、天板取り付け部9、前面板取り付け部10およ
び露受け皿取り付け部11が形成されている。そして、
天板取り付け部9、前面板取り付け部10および露受け
皿取り付け部11には、取り付け用のビス孔13が多数
設けられている。
【0014】そして、管板4の前面部である前面板取り
付け部10には、図2に図示する熱交換器2を支持する
前面板16がビス止めされている。一方、管板4の上面
部である天板取り付け部9には、図1および図4に図示
するように、ユニットクーラー1の天板18が載置され
ている。そして、吊り下げ部材である吊り下げ金具20
が、天板18を挟んで、管板4の前端部および後端部に
各々ビス止めされている。この吊り下げ金具20はクラ
ンク形状をしており、略水平に配置される固定部20a
と、上方に傾斜して突出している突出部20bと、この
突出部20bの上端から略水平に延在する取り付け部2
0cとからなっている。固定部20aにはビス用の開口
である丸い孔が形成されている。また、取り付け部20
cには取り付け用の開口である切欠き22が形成されて
いる。この切欠き22を利用して、ユニットクーラー1
は冷却貯蔵庫の天井部などに取り付けられる。そして、
ユニットクーラー1が天井などに取り付けられた際に、
吊り下げ金具20の突出部20bにより、ユニットクー
ラー1の天板18と天井等との間に空間が形成され、天
板18の上面から突出しているビス24の頭などがその
空間に配置される。また、天板18の左右端部の下方に
は、各々ユニットクーラー1のケースの側板25が取り
付けられている。
【0015】管板4の天板取り付け部9における前後方
向の中間部には、固定部材である固定金具26が天板1
8を挟んでビス止めされている。この固定金具26は左
右一対の管板4の上面に掛け渡されている状態で配置さ
れている。また、天板18の後端は略垂直に折れ曲がり
垂れ下がって垂れ下がり部18aが形成されている。さ
らに、図1に図示するように、管板4の切り込み7は、
図示しないデフロストヒーターが取り付けられた後に、
遮蔽板28で遮蔽されている。この遮蔽板28により、
空気が切り込み7を介して管板4の一面側から他面側に
流れないようにしている。
【0016】ユニットクーラー1の送風用のファン31
は、図3に図示するように、左右に一対設けられてい
る。このファン31の取り付け構造は、図1、図4およ
び図6に図示するように、天板18の上方に配置されて
いる固定金具26にビス止めされる支持金具33と、こ
の支持部材である支持金具33にビス止めされる取り付
け金具34と、この取り付け部材である取り付け金具3
4にビス止めされるファンモータ35とから構成されて
いる。そして、ファンモータ35の回転軸35aにファ
ン31が固定されている。支持金具33は天板18の下
方に配置されており、固定金具26に天板18を介して
ビス止めされる前側の固定部33aと、この固定部33
aの後端から略垂直に垂れ下がる前側脚部33bと、こ
の前側脚部33bの下端から後方上側に傾斜して配設さ
れている取り付け部33cと、取り付け部33cの後端
から略真上に上昇する後側脚部33dと、後側脚部33
dの上端から後方に略水平に延在する後側の固定部33
eとからなっている。この後側の固定部33eは前側の
固定部33aと同様に、天板18を挟持する状態で固定
金具26にビス止めされている。また、前側脚部33b
は後側脚部33dよりも長く、取り付け部33cの面
は、斜め後側下方を向いている。
【0017】取り付け金具34は、図6に図示するよう
に、両端部に固定部34a,34bを具備するチャンネ
ル形状をしており、この固定部34a,34bが支持金
具33の取り付け部33cにビス止めされている。この
固定部34a,34bの内側の端部は略直角に折り曲げ
られて、左右一対の脚部34c,34dが形成されてい
る。この一対の脚部34c,34dの間には、取り付け
部34eが形成されている。そして、ファンモータ35
は、その回転軸35aとは反対側の面が取り付け金具3
4の取り付け部34eにビス止めされている。なお、支
持金具33を固定金具26にビス止め固定する際には、
固定金具26の上方から行われる。一方、取り付け金具
34にファンモータ35をビス止め固定する際には、取
り付け金具34のファンモータ35を取り付ける側とは
反対側の面から行われる。そして、取り付け金具34を
支持金具33にビス止め固定する際には、取り付け金具
34の下方から行われる。
【0018】また、熱交換器2およびファンモータ35
の下方には、アルミ製の露受け皿41が配設されてい
る。この露受け皿41は熱交換器2の下方に配される露
受け部42と、ファンモータ35の下方に配されるファ
ンガード支持部43とからなっており、露受け部42は
略水平に配置され、この露受け部42の後端からファン
ガード支持部43は斜め上方に延在している。このファ
ンガード支持部43にはファン31が嵌まり込む開口4
4が形成されている。そして、この開口44を覆うよう
にファンガード46が着脱自在に設けられ、ファン31
をガードしている。一方、露受け皿41の露受け部42
の下面には、たとえば金属製あるいは樹脂製の排水パイ
プ48が接続されており、露受け部42に溜まった水を
排水している。
【0019】この露受け皿41は、後端すなわちファン
モータ35が配されている側の端部が、天板18の垂れ
下がり部18aにヒンジ47により回動可能に支持され
ており、露受け部42が管板4の下面である露受け皿取
り付け部11に固定手段であるビス51で着脱自在に固
定されている。なお、このビス51は露受け皿41の下
方から取り付けられる。そして、ファンモータ35やフ
ァン31などをメンテナンスする場合には、ビス51を
外して、露受け皿41をヒンジ47を軸として図1に矢
印にて示したように回動し、ファン31を覆っているフ
ァンガード46を開放する。
【0020】そして、このように構成されているユニッ
トクーラー1は図8に図示するように、ファンモータ3
5が回転すると、熱交換器2側から冷気を矢印で示すよ
うに吹き出す。図7および図8において、このユニット
クーラー1は、冷却貯蔵庫としてのプレハブ冷蔵庫61
の天壁である天井部62の下面に、吊り下げ金具20を
ビス止めすることにより固定されている。このプレハブ
冷蔵庫61は、前面に商品取り出し用の開口63が形成
されており、その開口63には複数枚の断熱性のガラス
扉64が開閉自在に取り付けられている。この開口63
に沿って庫内側には、陳列棚66が配設されている。こ
の陳列棚66の上面と天井部62との間には空間が形成
されているが、この空間に陳列棚66に供給する商品な
どの貯蔵品が載置されている。また、プレハブ冷蔵庫6
1の左側面には、出入り用の断熱扉69が開閉自在に取
り付けられている。
【0021】このユニットクーラー1のファンモータ3
5の回転軸35aは斜め下向きに配置されており、ユニ
ットクーラー1の製品高さを低くしてプレハブ冷蔵庫6
1の底壁すなわち床からユニットクーラー1の下面まで
の高さを高くすることができ、ユニットクーラー1の冷
気吹き出し口の高さを高くすることができる。したがっ
て、図8(a)に図示するように、ユニットクーラー1
を開口63に対向する方向に配置しても、冷気の流れは
開口63ではなく、陳列棚66の上方の空間に向かって
吐出している。そのため、吐出された冷気が、プレハブ
冷蔵庫61の開口63から庫外に排出されることが減少
する。
【0022】前述のように、実施例においては、天板1
8上面には、ユニットクーラー1を取り付けるための吊
り下げ金具20および固定金具26が設けられている。
したがって、ユニットクーラー1が取り付けられる冷却
貯蔵庫の内面たとえば天井部とユニットクーラー1の天
板18との間の空間に、一対の管板4間に掛け渡されて
いる固定金具26が配置されている。その結果、固定金
具26によりユニットクーラー1の内部空間が減少した
り、また、ユニットクーラー1の製品高さを高くしたり
することがない。
【0023】また、ファンモータ35は取り付け金具3
4に取り付けられている。そして、この取り付け金具3
4は固定金具26に固定されている支持金具33に、下
側から係合を解除される固定手段たとえばビスなどで着
脱自在に設けられている。したがって、下側から固定手
段による係合を解除して、取り付け金具34を支持金具
33から外すことができる。その結果、露受け皿41を
回動して、ファンガード46を移動し、ユニットクーラ
ー1の下方を開放すると、ファンモータ35を下側から
簡単に取り外すことができる。
【0024】さらに、管板4は、熱交換器2を支持する
本体部分5から、張出部分6が延在して形成されてい
る。したがって、管板4は、ユニットクーラー1の上部
に配されている天板18を熱交換器2の上部からファン
モータ35が配されている側の端部にわたって確実に支
持することができる。また、管板4には、本体部分5と
張出部分6との間に切り込み7が形成されており、この
切り込み7を利用してデフロストヒーターを取り付ける
ことができる。
【0025】そして、露受け皿41は管板4の下面にビ
ス51により着脱自在に固定されている。このビス51
を着脱する作業は、スペースのある下側から行われるの
で、ドライバーなどをビス51の頭に簡単に係合させる
ことができる。また、ビス51の確認なども簡単に行え
る。なお、たとえば、ビス51が管板4の前面などに取
り付けられおり、ユニットクーラー1が設置されている
プレハブ冷蔵庫61の側壁内面との間にスペースがない
場合には、ドライバーなどをビスの頭に係合することが
困難となる。また、ビスの頭の確認も簡単に行うことが
できなくなる。
【0026】また、露受け皿41を固定する取り付け手
段であるビス51は、管板4の下端部を折り曲げて形成
した水平部である露受け皿取り付け部11に取り付けら
れている。したがって、ビス51を取り付けるために別
途取り付け部材を設ける必要がない。
【0027】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変
更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記
に例示する。 (1)実施例においては、ファン31が一対設けられて
いるが、ファン31の個数は適宜変更可能である。たと
えば、一個にしたり、3個以上にすることも可能であ
る。
【0028】(2)実施例においては、固定手段はビス
止めが用いられているが、他の固定手段たとえば係合ピ
ンや係合フックなどを用いることも可能である。 (3)実施例においては、ユニットクーラー1は吹き出
し口をプレハブ冷蔵庫61の開口63に向かって配置し
ているが、その向きは適宜変更可能である。
【0029】(4)実施例においては、ファン31は熱
交換器2側に空気を吐出しているが、ファン31が熱交
換器2側から空気を吸い込むように構成することも可能
である。 (5)実施例においては、管板4は左右に一対設けられ
ているが、ファンが複数個(2個以上)の場合、管板を
ファンとファンとの間に設けることも可能である。この
場合、固定金具26は天板18の上方に設けられている
ため、管板に切欠きなどを形成する必要がなく、中間の
管板も両側の管板4と共通のものを使用することができ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ユニットクーラーのフ
ァンモータはその回転軸を斜め下向きになるように配設
されているので、ユニットクーラーの製品高さを低くす
ることができる。また、ファンモータは支持部材および
固定部材を介して一対の管板に堅固に固定されているの
で、これらの支持部材および固定部材に剛性を備えた部
材を用いることにより、ユニットクーラーのケース全体
の剛性を高めることなく、ファンモータの支持構造の剛
性を高めることができる。その結果、少ないコストで、
ファンモータの振動を軽減することができる。
【0031】さらに、固定部材は一対の管板に掛け渡さ
れているが、この固定部材は天板の上方に配設されてお
り、ファンにより生成される空気流の妨げとはならな
い。その結果、ファンの送風効率を向上させることがで
きる。
【0032】また、熱交換器の下方を覆うとともに、フ
ァンガードを支持している露受け皿が、ファンガードを
支持している側の端部を軸として回動自在に支持されて
いるとともに、熱交換器の下方に配置されている部分が
前記管板の下面に着脱自在に固定されている場合があ
る。この場合には、露受け皿が管板に着脱自在に固定さ
れている部分が、管板の側面ではなく、管板の下面であ
るので、露受け皿と管板との係合たとえばビスによる係
合を下方から簡単に行ったり、解除したりすることがで
きる。したがって、露受け皿を回動させる作業を簡単に
行うことができる。その結果、ユニットクーラーのファ
ンやファンモータのメンテナンスを容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の冷却貯蔵庫のユニットクーラー
の一実施例の横断面図である。
【図2】図2は図1の正面図である。
【図3】図3は図1の平面図である。
【図4】図4は図3の要部拡大平面図である。
【図5】図5はユニットクーラーの管板の説明図で、
(a)が正面図で、(b)が平面図である。
【図6】図6はファンモータの取り付け構造を説明する
ための斜視図である。
【図7】図7はユニットクーラーが取り付けられる冷却
貯蔵庫の説明図で、(a)が冷却貯蔵庫の天井部を外し
た状態の平面図、(b)は冷却貯蔵庫の正面図である。
【図8】図8は冷却貯蔵庫の説明図で、(a)が横断面
図、(b)が左側面図である。
【図9】図9は従来の冷却貯蔵庫のユニットクーラーの
説明図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は
横断面図である。
【符号の説明】
1 ユニットクーラー 2 熱交換器 4 管板 11 露受け皿取り付け部(下面) 18 天板 26 固定金具(固定部材) 31 ファン 33 支持金具(支持部材) 35 ファンモータ 35a 回転軸 41 露受け皿 42 露受け部 46 ファンガード 47 ヒンジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25D 19/00 F25B 39/02 F25D 17/06 F25D 21/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器の両側に各々設けられている管
    板と、この一対の管板の上面に固定されている天板と、
    この天板の上方に配されるとともに、前記一対の管板掛
    け渡されて固定されている固定部材と、前記天板の下方
    に配されるとともに、前記固定部材に固定される支持部
    材と、この支持部材に取り付けられているとともに、回
    転軸が斜め下向きのファンモータと、このファンモータ
    の回転軸に固定されているファンと、前記熱交換器の下
    方を覆うとともに、前記ファンをガードするファンガー
    ドを支持している露受け皿を備え、この露受け皿は、フ
    ァンガードを支持している側の端部が回動自在に支持さ
    れているとともに、前記熱交換器の下方に配置されてい
    る部分の前記管板の下面に着脱自在に固定されているこ
    とを特徴とする冷却貯蔵庫のユニットクーラー。
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