JP4529962B2 - コンデンシングユニットとコンデンシングユニットを備えた冷却機器 - Google Patents

コンデンシングユニットとコンデンシングユニットを備えた冷却機器 Download PDF

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Description

本発明は製氷機、飲料ドリンク用ディスペンサー、ショーケース等の冷却機器に使用され、冷凍システムにおけるコンプレッサーと熱交換器の機能をユニット化したコンデンシングユニットに関するものである。
従来、この種のコンデンシングニットとしては、例えば、特許文献1に記載されているようなコンパクト化が図られたものがあった。図14は、特許文献1に記載された従来のコンデンシングユニットを示すものである。
特に、製氷機、飲料ドリンク用ディスペンサー、ショーケース等の冷却機器は、製氷部の拡大によって貯氷量を増やしたり、飲料ドリンク貯蔵部の拡大によって貯蔵飲料ドリンク量を増やして、飲料ドリンクの補充回数を減らしたりするために、機械室スペースの削減が望まれている。そのため、コンデンシングユニットについても縦方向のコンパクト化が求められている。
図14において、下から、熱交換器1、ファン2、コンプレッサー3の順序で配置されており、コンプレッサー3が最上部になるように縦に直列に配設され、コンパクト化が図られている。熱交換器1には、ファン2を取り付けるとともにファン2によって吸い込んだ空気の風路を形成するためのブラケット4が取り付けられている。
また、コンプレッサー3は、コンプレッサー固定用ベース板5に取り付けられ、コンプレッサー固定用ベース板5が冷却機器の機械室底板に取り付けられる。
特許第3667538号公報
しかしながら、上記従来の構成では、熱交換器1、ファン2、コンプレッサー3を縦に直列に配置してコンデンシングユニットをコンパクト化することはできていたが、
(1)熱交換器1、ファン2、コンプレッサー3を縦に直列に配置するので高さ方向に十分なスペースを必要とし、例えばコンデンシングユニットを設置する冷却機器等の被冷却スペースの有効スペースが十分にとれない。
(2)ファン2を取り付けるブラケット4のほかにコンプレッサー3を取り付けるコンプレッサー固定用ベース板5等の構造部品の部品点数が多いので、コスト高となる。
(3)ファン2を熱交換器1に対して面積の広い幅と奥行きの平面上に対向させて配置しているため、小型のファン2では熱交換器1との距離が近く熱交換可能な領域が狭くなり熱交換器1全体を使った十分な熱交換量が期待できず熱交換効率を高めにくい。
(4)ファン2をコンプレッサー3の底面から冷却するように配置しているため、内部機構の発熱で温度が高くなりやすいコンプレッサー3の上部への冷却が相対的には十分に確保できず、コンプレッサー3の成績係数や信頼性の向上を図りにくい。
(5)ファン2を温度的に高温となる熱交換器1とコンプレッサー3の間に挟んで設置しているため、ファン2も温度の高い環境下に置かれ、駆動用の電動機等の信頼性や効率を確保しにくい。また、狭いスペースへの設置であり、ファン2のサービス性が悪い。
という問題点があり、これらを解決すべき課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、コンデンシングユニットとしてのコンパクト化を図りつつ構造部品の部品点数を減らすことによって、コストダウンを実現し、加えて構成によっては構成部品を含めた高効率化や高信頼性化を図れるコンデンシングユニットおよびこのコンデンシングユニットを備えた冷却機器等の各種製品を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明のコンデンシングユニットは、複数枚のフィンと前記フィンに熱伝導的に接触したパイプと前記フィンの両端に位置するエンドプレートとからなる熱交換器と、コンプレッサーとを備え、前記コンプレッサーの荷重を前記エンドプレートで受けるように前記コンプレッサーの下部に前記熱交換器を配置し、前記エンドプレートの上部に前記コンプレッサーの荷重を受けるように折り曲げられたコンプレッサー設置用曲げ部を設け、前記エンドプレートの下部に設置固定用の折り曲げ部を設け、前記エンドプレート相互間を連結する補強板を設け、前記エンドプレートと前記補強板とで囲まれる空間で前記熱交換器を貫流するダクトを形成し、前記コンプレッサーを前記コンプレッサー設置用曲げ部上に前記補強板を挟み込みながら前記コンプレッサーの固定部材で固定したものである。
これによって、コンプレッサー固定用ベース板なしにコンプレッサーと熱交換器のユニット化が可能となり、よりコンパクトなコンデンシングユニットを実現できる。また、コンプレッサー固定用ベース板が不要となり、構造部品の部品点数が削減できて、コストダウンを図ることができる。さらに、付加する構成により熱交換器,コンプレッサーなどの構成部品を含めた高効率化や高信頼性化を図るベースとすることができる。
本発明のコンデンシングユニットは、コンプレッサーの荷重をエンドプレートで受けるようにコンプレッサーの下部に熱交換器を配置したので、コンプレッサー固定用ベース板なしにコンプレッサーと熱交換器のユニット化が可能となり、よりコンパクトなコンデンシングユニット実現できる。また、コンプレッサー固定用ベース板が不要となり、構造部品の部品点数が削減できて、コストダウンを図ることができる。また、エンドプレートの上部にコンプレッサーの荷重を受けるように折り曲げられたコンプレッサー設置用曲げ部を設けたことにより、コンプレッサーを直接的または間接的に載置する際の平面部が容易に形成でき、コンプレッサーの荷重を簡素な構成で安定的に受け止めることができる。また、エンドプレートの下部に設置固定用の折り曲げ部を設けたことにより、コンデンシングユニットを冷却機器等の製品本体に取り付ける際の平面部が容易に形成でき、この設置固定用の折り曲げ部を利用して、組立て作業性を高めることができる。また、エンドプレート相互間を連結する補強板を設けたことにより、補強板がエンドプレート相互間を繋ぐ補強となって、コンプレッサーを載置する熱交換器の構造強度を高め、かつ振動伝搬等の低減を図ることができる。また、エンドプレートと補強板とで囲まれる空間で熱交換器を貫流するダクトを形成したことにより、熱交換器に対して効果的に空気が流れ、熱交換効率が向上して、コンデンシングユニットの高性能化を図ることができる。また、ダクト形成のための別途の部材を必要としないので経済的で、かつダクトを設けることによるスペースの追加を必要とせず、よりコンパクトなコンデンシングユニットが実現できる。また、コンプレッサーをコンプレッサー設置用曲げ部上に補強板を挟み込みながらコンプレッサーの固定部材で固定したことにより、補強板をエンドプレートに固定するための固定用ネジなしにコンプレッサーの固定部材で共締めすることができ、補強板固定用ネジが不要となって、コストダウンを図ることができる。また、付加する構成により熱交換器,コンプレッサーなどの構成部品を含めた高効率化や高信頼性化を図るベースとすることができる。
請求項1に記載のコンデンシングユニットの発明は、複数枚のフィンと前記フィンに熱伝導的に接触したパイプと前記フィンの両端に位置するエンドプレートとからなる熱交換器と、コンプレッサーとを備え、前記コンプレッサーの荷重を前記エンドプレートで受けるように前記コンプレッサーの下部に前記熱交換器を配置したことにより、コンプレッサー固定用ベース板なしにコンプレッサーと熱交換器のユニット化が可能となり、よりコンパクトなコンデンシングユニットを実現できる。また、コンプレッサー固定用ベース板が不要となり、構造部品の部品点数が削減できて、コストダウンを図ることができる。
また、前記エンドプレートの上部に前記コンプレッサーの荷重を受けるように折り曲げられたコンプレッサー設置用曲げ部を設けたことにより、コンプレッサーを直接的または間接的に載置する際の平面部が容易に形成でき、コンプレッサーの荷重を簡素な構成で安定的に受け止めることができる。
また、前記エンドプレートの下部に設置固定用の折り曲げ部を設けたことにより、コンデンシングユニットを冷却機器等の製品本体に取り付ける際の平面部が容易に形成でき、この設置固定用の折り曲げ部を利用して、組立て作業性を高めることができる。
また、前記エンドプレート相互間を連結する補強板を設けたことにより、補強板がエンドプレート相互間を繋ぐ補強となって、コンプレッサーを載置する熱交換器の構造強度を高め、かつ振動伝搬等の低減を図ることができる。
また、前記エンドプレートと前記補強板とで囲まれる空間で前記熱交換器を貫流するダクトを形成したことにより、熱交換器に対して効果的に空気が流れ、熱交換効率が向上して、コンデンシングユニットの高性能化を図ることができる。また、ダクト形成のための別途の部材を必要としないので経済的で、かつダクトを設けることによるスペースの追加を必要とせず、よりコンパクトなコンデンシングユニットが実現できる。
また、前記コンプレッサーを前記コンプレッサー設置用曲げ部上に前記補強板を挟み込みながら前記コンプレッサーの固定部材で固定したことにより、補強板をエンドプレートに固定するための固定用ネジなしにコンプレッサーの固定部材で共締めすることができ、補強板固定用ネジが不要となって、コストダウンを図ることができる。
請求項に記載のコンデンシングユニットの発明は、請求項に記載の発明において、前記熱交換器のフィンを前記エンドプレートに対して上下方向に傾斜して配置したことにより、熱交換器内での熱交換分布を改善し、フィン全体にほぼ均一に空気が流れ、熱交換器の熱交換効率が向上して、コンデンシングユニットの高性能化を図ることができる。
請求項に記載のコンデンシングユニットの発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記エンドプレートの前記パイプが挿入される穴が長穴であることにより、応力が集中するエンドプレートとパイプとの接触部分が少なくなるので、応力集中面積が小さくなり、コンプレッサーの振動伝搬によるリーク不良の低減を図ることができる。
請求項に記載のコンデンシングユニットの発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の発明において、前記エンドプレートの前記パイプが挿入される穴にバーリングを設けたことにより、エンドプレートとパイプとが面接触するので、応力集中を防ぐことができ、コンプレッサーの振動伝搬によるリーク不良の低減を図ることができる。
請求項に記載のコンデンシングユニットの発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の発明において、前記エンドプレートの前記コンプレッサーの荷重を受ける折り曲げ部と前記パイプの挿入部との間に振動減衰部を設けたので、コンプレッサーの振動を振動減衰部で減衰するので、エンドプレートとパイプとの接触部での応力集中防ぐことができ、コンプレッサーの振動伝搬によるリーク不良の低減を図ることができる。
請求項に記載のコンデンシングユニットの発明は、請求項に記載の発明において、前記振動減衰部が穴部からなるので、コンプレッサーの振動を穴部で減衰するので、エンドプレートとパイプとの接触部での応力集中防ぐことができ、コンプレッサーの振動伝搬によるリーク不良の低減を図ることができるとともに、穴部とすることにより、エンドプレートのプレス加工において、配管貫通用穴などのための穴加工と同じ工程で、穴を加工できるので、容易にかつコストをかけることなく、振動減衰用穴を形成することができる。
請求項に記載のコンデンシングユニットの発明は、請求項に記載の発明において、前記振動減衰部が張り出し成型部からなるので、コンプレッサーの振動を張り出し成型部で減衰するので、エンドプレートとパイプとの接触部での応力集中防ぐことができ、コンプレッサーの振動伝搬によるリーク不良の低減を図ることができるとともに、張り出し成型部とすることにより、エンドプレートのプレス加工において、容易に加工ができ、さらにダレやカエリなどを発生しないので、加工部で怪我をすることなく安全性を確保することができる。
請求項に記載のコンデンシングユニットの発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の発明において、少なくとも前記熱交換器内を通じて空気を対流させるファンを取り付けたことにより、熱交換器に空気を強制対流させることができ、熱交換効率が大きく向上して、コンデンシングユニットの一層の高性能化を図ることができる。
請求項に記載のコンデンシングユニットの発明は、請求項に記載の発明において、前記ファンにより対流させる空気を前記コンプレッサーにも対流させるように前記ファンを取り付けたことにより、熱交換器に加えてコンプレサーにも空気を強制対流させることができ、コンプレッサーの冷却が促進されて成績係数が高まるほか圧縮機構,電動機などの内部機構の温度環境が改善され、コンデンシングユニットの一層の高性能化と省エネルギー化を図り、併せて信頼性の向上を図ることができる。
請求項10に記載のコンデンシングユニットの発明は、請求項8または9に記載の発明において、前記補強板に前記ファンを取り付けたことにより、コンデンシングユニットに対してファンをコンパクトに一体化できる。また、熱交換器やコンプレッサーに対してファンによる強制対流の空気を近接して作用させることができ、冷却効率が向上して、コンデンシングユニットの高性能化を図ることができる。
請求項11に記載のコンデンシングユニットの発明は、請求項10に記載の発明において、前記ファンを複数個取り付けたことにより、外形の大きなファン1個分と同等の性能を有する外形の小さなファンを複数個使用することができ、スペースを有効に使うことができるので、更なるコンパクト化を図ることができる。
請求項12に記載のコンデンシングユニットの発明は、請求項10または11に記載の発明において、前記ファンを垂直または斜めに取り付けたことにより、水平にファンを取り付けた場合に比べて、ファンの投影面積が小さくなる。すなわち、ファンの設置スペースが長手方向に小さくなり、更なるコンパクト化を図ることができる。また、熱交換器を通過した強制対流の空気をコンプレッサーに対して通風する際の方向転換を比較的抵抗が少なく行えるので、コンデンシングユニットを冷却機器などの製品に組み込んだ際の冷却効率を高めることができる。
請求項13に記載の冷却機器の発明は、請求項1から12のいずれか一項に記載のコンデンシングユニットを備えたことにより、コンデンシングユニットを設置する機械室のスペースをコンパクト化することができるので、例えば冷却機器の被冷却物の貯蔵スペースを拡大することができ、設置スペースに対する容積効率を改善し商品価値を高めることができる。
請求項14に記載の冷却機器の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載のコンデンシングユニットとこのコンデンシングユニットを冷却する別途のファンとを備えたことにより、コンデンシングユニットを設置する機械室のスペースをコンパクト化することができるので、例えば冷却機器の被冷却物の貯蔵スペースを拡大することができ、設置スペースに対する容積効率を改善し商品価値を高めることができる。また、強制冷却用のファンを冷却機器の本体に別途設けたので、コンデンシングユニットを冷却する風路構成の設計に自由度を持たせることができ製品としての最適化を図ることができる。
請求項15に記載の冷却機器の発明は、請求項13または14に記載の発明において、前記熱交換器を貫流する吸入空気で前記コンプレッサーを冷却して、前記冷却機器の背面側に吐き出す風路を有することにより、熱交換器から排出した空気流を再利用して、コンプレッサーに当てるので、高温のコンプレッサーを冷却することができ、コンプレッサーの信頼性を向上することができる。また、排熱を冷却機器の背面側に吐き出すので、冷却機器前面の使用者側に吐き出されて不快感を与えることがない。
請求項16に記載の冷却機器の発明は、請求項13または14に記載の発明において、前記熱交換器を貫流する吸入空気で前記コンプレッサーを冷却して、前記冷却機器の背面側上部に吐き出す風路を有することにより、熱交換器から排出した空気流を再利用して、コンプレッサーに当てるので、高温のコンプレッサーを冷却することができ、コンプレッサーの信頼性を向上することができる。また、排熱を冷却機器の背面側上部に吐き出すので、冷却機器の背面を設置場所の壁面に近づけて設置することができ、冷却機器の設置自由度を高め、設置スペースのコンパクト化を図ることができる。
請求項17に記載の冷却機器の発明は、請求項15または16に記載の発明において、前記ファンを前記冷却機器の前面側となるようにコンデンシングユニットを配置したことにより、熱交換器を通過した空気流を再利用して、コンプレッサーに当てる風路構成が容易に形成でき、製品としての強制対流による冷却効率を高め、かつ排熱を背面側に排出しやすい風路構成がとれる。
請求項18に記載の冷却機器の発明は、請求項15または16に記載の発明において、前記ファンを前記冷却機器の背面側となるようにコンデンシングユニットを配置したことにより、背面側よりファンのサービス交換や修理作業を容易にできるので、サービス性を高めることができる。
請求項19に記載の発明は、請求項13から17のいずれか一項に記載の発明において、前記コンプレッサーの電装部を前記冷却機器の背面側に設けたことにより、背面側よりコンプレッサーの電装部のサービス交換や修理作業を容易にできるので、サービス性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが。従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるコンデンシングユニットの側面図、図2は、同実施の形態におけるコンデンシングユニットの平面図、図3は、同実施の形態におけるコンデンシングユニットの側断面図、図4は、同実施の形態におけるコンデンシングユニットの補強板の斜視図、図5は、同実施の形態のコンデンシングユニットを備えた冷却機器としての飲料ドリンク用ディスペンサーの側断面図である。
図1から図5において、熱交換器100は、複数枚のフィン120とフィン120に略直角に挿入されるパイプ130とフィン120の両端に位置するエンドプレート110とからなる。フィン120、パイプ130、エンドプレート110の材質は、それぞれ、アルミニウム、銅、亜鉛鉄板である。
エンドプレート110は、垂設するベース部110Cとベース部110Cから互いに逆向きの水平方向に突出した2つのフランジ、すなわち上部のコンプレッサー設置用折り曲げ部110A、下部のコンデンシングユニット設置固定用折り曲げ部110Bとからなり、ベース部110Cとコンプレッサー設置用折り曲げ部110A、コンデンシングユニット設置固定用折り曲げ部110Bは板金曲げ加工によって形成されている。コンプレッサー設置用折り曲げ部110Aはフィン120の内部方向に、コンデンシングユニット設置固定用折り曲げ部110Bはフィン120の内部方向とは反対方向に形成されている。
また、熱交換器100のフィン120は、ファン200に近い側のフィン端面A121が、ファン200から遠い側のフィン端面B122より低くなるように、フィン120を上下方向に傾斜させて配置している。
補強板300は、天面部300Aと、フィン120と平行方向の2つの側面部300Bと、フィン120と垂直方向の2つの側面部300Cとからなり、板金曲げ加工によって形成されている。側面部300Bは、天面部300Aのファン200が配置される箇所に、天面部300Aの周縁から下方方向に突出している。側面部300Cの一方は、ファン200の配置される箇所に、側面部300Cの他方は、ファン200の配置される箇所の反対側の天面部300Aの周縁から下方方向に突出している。
また、補強板300の天面部300Aは、熱交換器100の上面を覆うように補強板固定用ネジ700によってエンドプレート110のコンプレッサー設置用折り曲げ部110Aに取り付けられている。
ファン200は補強板300の天面部300Aの上面に取り付けられ、エンドプレート110と補強板300とで囲まれた空間に形成されるダクト内に熱交換器100を配置した形で強制対流用の風路を形成している。空気は熱交換器100の下面またはファン200と反対側の熱交換器100の側面部から吸い込んで、補強板300を通じて、ファン200から排出される。
コンプレッサー400は、補強板300の天面部300Aの上面に、コンプレッサー固定用ボルト800によって取り付けられている。
コンデンシングユニットは、電装部901と、注出機構部902と、飲料ドリンク貯蔵部903と、冷却部904と、機械室905とから構成される飲料ドリンク用ディスペンサー900の機械室905の中に設置され、コンデンシングユニット設置固定用曲げ部110Bを、冷却機器である飲料ドリンク用ディスペンサー900の底板906に取り付けている。
また、熱交換器100の下面からファン200で吸い込んだ風を、コンプレッサー400に当てて、飲料ドリンク用ディスペンサー900の背面側上部より排出する構造となっている。
以上のように構成されたコンデンシングユニットおよび冷却機器である飲料ドリンク用ディスペンサーについて、以下その作用、動作を説明する。
コンプレッサー400は、コンプレッサー400の荷重が、補強板300を介してエンドプレート110にかかるように載置されているので、従来例のような別途のコンプレッサー固定用ベースが不要となり、よりコンパクトなコンデンシングユニットを実現でき、構造部品の部品点数が削減できて、コストダウンを図ることができる。
また、エンドプレート110の上部にコンプレッサー400の荷重を受ける折り曲げ部110Aを設けたことにより、コンプレッサー400を間接的に載置する際の平面部が容易に形成でき、コンプレッサー400の荷重を簡素な構成で安定的に受け止めることができる。
また、補強板300を介してコンプレッサー400をエンドプレートの折り曲げ部110A上に載置したことにより、コンプレッサー400の取り付けピッチに対してエンドプレート110間のピッチが広い場合や折り曲げ部110Aの折り曲げ代が短い場合などエンドプレート110上に直接コンプレッサーを載置できない場合であってもコンプレッサー400を補強板300上に任意に載置でき、コンプレッサー400設置の設計自由度を高めることができる。
さらに、エンドプレート110の下部を折り曲げて容易に形成したコンデンシングユニット設置固定用折り曲げ部110Bを設けているので、コンデンシングユニットを飲料ドリンク用ディスペンサー900に取り付ける時に、コンデンシングユニット設置固定用折り曲げ部を利用して固定できるので、組立て作業性を高めることができる。
さらに、エンドプレート110間を連結する補強板300を設けたことにより、補強板300がエンドプレート110間を繋ぐ補強となって、コンプレッサー400を載置する熱交換器110の構造強度を高めることができ、かつ振動伝搬等の低減を図ることができる。
さらに、補強板300で熱交換器100の上面を覆って風路を形成したことにより、すなわちエンドプレート110と補強板300とで囲まれる空間で熱交換器100を貫流するダクトを形成したことにより、熱交換器100に対して効果的に空気が流れ、熱交換効率が向上して、コンデンシングユニットの高性能化を図ることができる。また、ダクト形成のための別途の部材を必要としないので経済的で、かつダクトを設けることによるスペースの追加を必要とせず、よりコンパクトなコンデンシングユニットが実現できる。
さらに、フィン120を上下方向に傾斜して配置したので、熱交換器100内での熱交換分布を改善し、フィン120全体にほぼ均一に空気が流れ、熱交換器100の熱交換効率が向上して、コンデンシングユニットの高性能化を図ることができる。
さらに、少なくとも熱交換器110内を通じて空気を対流させるファン200を取り付けたことにより、熱交換器100に空気を強制対流させることができ、熱交換効率が大きく向上して、コンデンシングユニットの一層の高性能化を図ることができる。また、補強板300にファン200を取り付けることにより、一層コンパクトに効率よくファン200で吸い込んだ風を排出できる風路を形成することができ、熱交換効率が向上して、コンデンシングユニットの高性能化を図ることができる。
また、飲料ドリンク用ディスペンサー900に設置するコンデンシングユニットは、設置する機械室905のスペースをコンパクト化できるので、例えば冷却機器の被冷却物の貯蔵スペースを拡大することができ、設置スペースに対する容積効率を改善し商品価値を高めることができる。また、飲料ドリンク用ディスペンサー900であれば貯蔵する飲料ドリンクの量を増やすことができ、飲料ドリンクの補充回数を減らすことができる。
さらに、ファン200により対流させる空気をコンプレッサー400にも対流させるようにファン200を取り付けたことにより、熱交換器100に加えてコンプレサー400にも空気を強制対流させることができ、コンプレッサー400の冷却が促進されて成績係数が高まるほか圧縮機構,電動機などの内部機構の温度環境が改善され、コンデンシングユニットの一層の高性能化と省エネルギー化を図り、併せて信頼性の向上を図ることができる。
また、熱交換器100の下面から吸った空気で、コンプレッサー400を冷却して、飲料ドリンク用ディスペンサー900の背面側に吐き出す風路を有することにより、熱交換器100から排出した風を再利用して、コンプレッサー400に当てて、高温のコンプレッサー400を冷却することができるので、コンプレッサー400の信頼性を向上することができる。また風を飲料ドリンク用ディスペンサー900の背面側に吐き出すので、飲料ドリンク用ディスペンサー900の前面の使用者側に吐き出されて不快感を与えることがない。
また、ファン200を飲料ドリンク用ディスペンサー900の前面側に配置し、熱交換器100の下面から吸った空気で、コンプレッサー400を冷却して、飲料ドリンク用ディスペンサー900の背面側上部に吐き出す風路を有するようにすれば、熱交換器100から排出した風を再利用して、コンプレッサー400に当てて、高温のコンプレッサー400を冷却することができるので、コンプレッサー400の信頼性を向上することができる。また風を飲料ドリンク用ディスペンサー900の背面側上部に吐き出すので、飲料ドリンク用ディスペンサー900の背面を設置場所の壁面に近づけて設置することができ、飲料ドリンク用ディスペンサー900の設置自由度を高め、設置スペースのコンパクト化を図ることができる。
なお、ファン200をコンデンシングユニットと一体化せず、飲料ドリンク用ディスペンサー900の本体の適所に別途備えるものとすることにより、コンデンシングユニットを冷却する風路構成の設計に自由度を持たせることができ製品としての最適化を図ることができる。
さらに、コンプレッサー400の電装部410を飲料ドリンク用ディスペンサー900の背面側に設けたことにより、背面パネル907を外せばコンプレッサー400の電装部410のサービス交換や修理作業を容易にできるので、サービス性を高めることができる。
なお、本実施の形態において、コンデンシングユニットの構成として、冷凍システム内で有害となる水分を吸着したり、ゴミを除去したりする機能を有するフィルタードライヤ600を取り付けているが、取り付け無くても構わない。
なお、本実施の形態では、エンドプレート110の2つのフランジ、コンプレッサー設置用折り曲げ部110A、コンデンシングユニット設置固定用折り曲げ部110Bは、垂設されたベース部110Cから水平方向に、それぞれ反対方向に突出していたが、コンプレッサー設置用折り曲げ部110A、コンデンシングユニット設置固定用折り曲げ部110Bがともに、フィン120の内部方向とは反対方向に形成されて(すなわち、コンプレッサー設置用曲げ部110A、コンデンシングユニット設置固定用曲げ部110Bがともにベース部110Cから垂直に外側へ向かって突出した略コの字状の形)いてもよい。この場合、コンプレッサー設置用曲げ部110Aがフィン120の内部方向とは反対方向に形成されているので、コンデンシングユニットを組み立てる際、上方からファン200などの構成部品がパイプ130に当たりにくくなり、パイプ130が変形しにくく、熱交換器100の製品品質の低下を防ぐことができる。
またエンドプレート110はコンプレッサー設置用折り曲げ部110Aと、コンデンシングユニット設置固定用折り曲げ部110Bが、ともにフィン120の内部方向とは反対方向に形成されているものと、コンプレッサー設置用折り曲げ部110Aと、コンデンシングユニット設置固定用折り曲げ部110Bのそれぞれが反対方向に形成されているものの組合せでもよい。
さらにコンプレッサー設置用折り曲げ部110Aと、コンデンシングユニット設置固定用折り曲げ部110Bは板金曲げ加工によって形成されているとしたが、別部品としてもよい。
なお、本実施の形態では、補強板300は、天面部300Aと、フィン120と平行方向の2つの側面部300Bと、フィン120と垂直方向の2つの側面部300Cと、からなるとしたが、ファン200が吐き出した空気を、再度吸い込むバイパス風路の形成を防ぎながら、空気の風路を形成することを目的として、エンドプレート110のベース部110Cを、フィン120の内部方向に、コンプレッサー設置用曲げ部110A、コンデンシングユニット設置固定用曲げ部110Bとは異なる面のフランジを形成させることにより、側面部300Cは設けなくてもよい。
また、補強板300の側面部300Bを設けず、エンドプレート110のベース部110Cをファン200の位置まで延長することで、空気の風路を形成してもよい。
なお、本実施の形態では、コンプレッサー400はレシプロタイプのコンプレッサー400を使用したが、ロータリータイプのコンプレッサー400を使用することにより、さらに小型化が図れる。
なお、本実施の形態では、ファン200を設置して、強制対流によって冷却性能を高めたが、性能的な裕度があればファン200を設置せずに、自然対流にすることによって、ファン200の騒音が無くなり、静音化を図ることができる。
また、飲料ドリンク用ディスペンサー900の背面側上面から吐き出す風路構造としたが、飲料ドリンク用ディスペンサー900の背面から吐き出す風路構造としてもよい。
さらに、本実施の形態では、飲料ドリンク用ディスペンサー900にコンデンシングユニットを取り付けたが、製氷機やショーケース、冷蔵庫等の冷却機器に取り付けてもよい。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2におけるコンデンシングユニットの側断面図を示すものである。
図6において、熱交換器100は、複数枚のフィン120とフィン120に略直角に挿入されるパイプ130とフィン120の両端に位置するエンドプレート110とからなる。
エンドプレート110は、ベース部110Cとベース部110Cから垂直に突出した2つのフランジ、コンプレッサー設置用曲げ部110A、コンデンシングユニット設置固定用曲げ部110Bとからなり、ベース部110Cと2つのフランジ、コンプレッサー設置用曲げ部110A、コンデンシングユニット設置固定用曲げ部110Bは板金曲げ加工によって形成されている。コンプレッサー設置用曲げ部110Aはフィン120の内部方向に、コンデンシングユニット設置固定用曲げ部110Bはフィン120の内部方向とは反対方向に形成されている。
補強板300は、天面部300Aと、フィン120と平行方向の2つの側面部300B(図示せず)と、フィン120と垂直方向の2つの側面部300C(図示せず)と、からなり、天面部300Aと2つの側面部300Bと2つの側面部300Cは板金曲げ加工によって形成されている。側面部300Bは、天面部300Aのファン200が配置される箇所に、天面部300Aの周縁から下方方向に突出している。側面部300Cの一方は、ファン200の配置される箇所に、側面部300Cの他方は、ファン200の配置される箇所の反対側の天面部300Aの周縁から下方方向に突出している。
また、ファン200(図示せず)は補強板300の天面部300Aの上面に取り付けられ、熱交換器100とともに風路を形成している。空気は熱交換器100の下部またはファン200と反対側の熱交換器100の側面部から吸い込んで、補強板300を通じて、ファン200から排出される。
また、熱交換器100のフィン120は、ファン200に近い側のフィン端面A121(図示せず)が、ファン200から遠い側のフィン端面B122(図示せず)より低くなるように、フィン120を斜めに傾けて配置している。
コンプレッサー400は、熱交換器100のエンドプレート110のコンプレッサー設置用曲げ部110A上に、補強板300の天面部300Aを挟み込みながら、コンプレッサー固定用ボルト800によって取り付けられている。
以上のように構成されたコンデンシングユニットについて、以下その作用、動作を説明する。
補強板300を挟み込んでコンプレッサー400をエンドプレート110上に固定したことにより、補強板300をエンドプレート110に固定するための固定用ネジ700なしにコンプレッサー400の固定部材で共締めすることができ、補強板固定用ネジ700が不要となって、コストダウンを図ることができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3におけるコンデンシングユニットの平面図を示すものである。
図7において、ファン200が2個並列に、補強板300の天面部300Aの上面に取り付けられている。
以上のように構成されたコンデンシングユニットについて、以下その作用、動作を説明する。
ファン200の風量を確保するために、ファン200の径は所定の大きさが必要となるが、ファン200が1個であれば、長手方向(図7におけるX方向)の寸法が大きくなり、無効なスペースが発生するが、外形の大きなファン200の1個分と同等の性能を有する外形の小さなファン200を2個を並列に使用することにより、スペースを有効に使うことができるため、コンデンシングユニットをコンパクト化することができる。例えば、120mm角の大きな外形を有するファンを1個使用していた場合、60mm角の小さな外形を有するファンを2個使用することによって、コンデンシングユニットを60mm小さくすることができる。
なお、本実施の形態において、ファン200を並列に2個配置する構成としたが、直列に配置してもよい。
また、2個のファン200が共鳴するのを防止するために、2個のファン200をややずらして配置したり、回転数や大きさの違うファン200を使用してもよい。
また、ファン200の数も3個以上配置してもよい。
また、本実施の形態において、ファン120には、羽根とモータが一体化されて筐体に収納されたボックスタイプのファン200を使用したが、シロッコタイプや、クロスフロータイプや、さらには、羽根とモータが別々であるタイプのものを使用しても良い。
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4におけるコンデンシングユニットの側面図を示すものである。
図8において、ファン200は垂直に、補強板300の側面に取り付けられている。
以上のように構成されたコンデンシングユニットについて、以下その作用、動作を説明する。
ファン200を垂直に配置したので、ファン200を水平に取り付けた場合に比べて、ファン200の投影面積が小さくなる。すなわち、ファン200の設置スペースが長手方向に小さくなり、更なるコンパクト化を図ることができる。
なお、本実施の形態においては、ファン200を垂直に配置したが、斜めに傾けて配置してもよく、コンデンシングユニットを冷却機器に設置する時のレイアウトに従って、最適な角度となるように設定すればよい。
また、熱交換器100を通過した強制対流の空気をコンプレッサー400に対して通風する際の方向転換を比較的抵抗が少なく行えるので、コンデンシングユニットを冷却機器などの製品に組み込んだ際の冷却効率を高めることができる。
(実施の形態5)
図9は、本発明の実施の形態5におけるコンデンシングユニットを備えた飲料ドリンク用ディスペンサーの側断面図を示すものである。
図9において、ファン200を飲料ドリンク用ディスペンサー900の背面側に配置している。
以上のように構成されたコンデンシングユニットについて、以下その作用、動作を説明する。
ファン200を飲料ドリンク用ディスペンサー900の背面側に配置したことにより、背面パネル907を取り外せば、背面側よりファン200のサービス交換や修理作業を容易にできるので、サービス性を高めることができる。
(実施の形態6)
図10は、本発明の実施の形態6における熱交換器の要部拡大斜視図を示すものである。
図10において、熱交換器100のエンドプレート110に長穴部110Cが配置され、この長穴部110Cにパイプ130を挿入している。
以上のように構成されたコンデンシングユニットについて、以下その作用、動作を説明する。
パイプ130をエンドプレート110の長穴部110Cに挿入したことにより、パイプ130とエンドプレート110との接触面積は、円穴にパイプ130を挿入した場合に比べて小さくなる。これによって、コンプレッサー400の振動によって生じる応力が集中してリークが発生しやすいパイプ130とエンドプレート110との接触部の面積が小さくなるので、コンプレッサー400の振動伝搬によるリーク不良の低減を図ることができる。
(実施の形態7)
図11は、本発明の実施の形態7における熱交換器のエンドプレートとパイプとの接触部の要部断面拡大図を示すものである。
図11において、熱交換器100のエンドプレート110にバーリング110Dが配置され、そのバーリング110にパイプ130を挿入している。
以上のように構成されたコンデンシングユニットについて、以下その作用、動作を説明する。
パイプ130をエンドプレート110のバーリング110Dに挿入したことにより、パイプ130とエンドプレート110との接触部は面的に接触するため、コンプレッサー400の振動によって生じる応力が集中してリークが発生しやすいパイプ130とエンドプレート110との接触部での応力集中を緩和できるので、コンプレッサー400の振動伝搬によるリーク不良の低減を図ることができる。なお図示はしていないが、バーリング110Dは、パイプ130を挿入するエンドプレート110の穴全てに配置することが望ましいが、全てでなくても構わない。
(実施の形態8)
図12は、本発明の実施の形態8におけるコンデンシングユニットの側面図を示すものである。
図12において、熱交換器100のエンドプレート110には、コンプレッサー400の荷重を受ける折り曲げ部とパイプ130との間に、振動減衰用穴部110Eを配置している。
以上のように構成されたコンデンシングユニットについて、以下その作用、動作を説明する。
振動減衰用穴部110Eをエンドプレート110のコンプレッサー400の荷重を受ける折り曲げ部とパイプ130との間に配置したことにより、コンプレッサー400の振動を減衰できるので、コンプレッサー400の振動伝搬によるリーク不良の低減を図ることができるとともに、穴部とすることにより、エンドプレートのプレス加工において、振動減衰用穴は、配管貫通用などのための穴加工と同じ工程で、同時に加工できるので、容易にかつコストをかけることなく、振動減衰用穴を形成することができる。
なお、本実施の形態では、振動減衰用穴部110Eは、角型形状のものを2個配置したが、1つでも良く、また多数配置しても構わない。さらに穴形状も、丸型形状でも、長穴形状でも構わない。なお振動減衰用穴部110Eの穴位置は、コンプレッサー400のエンドプレート110固定部の直下が最も振動を減衰しやすい点で望ましい。
(実施の形態9)
図13は、本発明の実施の形態9におけるコンデンシングユニットの側面図を示すものである。
図13において、熱交換器100のエンドプレート110には、コンプレッサー400の荷重を受ける折り曲げ部とパイプ130との間に、振動減衰用張り出し加工部110Fを配置している。
以上のように構成されたコンデンシングユニットについて、以下その作用、動作を説明する。
振動減衰用張り出し加工部110Fをエンドプレート110のコンプレッサー400の荷重を受ける折り曲げ部とパイプ130との間に配置したことにより、コンプレッサー400の振動を減衰できるので、コンプレッサー400の振動伝搬によるリーク不良の低減を図ることができるとともに、張り出し成型部とすることにより、エンドプレートのプレス加工において、容易に加工ができ、さらに加工後のダレやカエリなどを発生しないので、加工部で怪我をすることなく安全性を確保することができる。
なお、本実施の形態では、振動減衰用張り出し加工部110Fは、1つの張り出し加工部で形成したが、張り出し加工部は複数個配置してもよく、また形状も、丸いディンプル形状や、ルーバー形状などでも構わない。なお張り出し加工部110Fの加工部位置は、コンプレッサー400のエンドプレート110固定部直下が最も振動を減衰しやすい点で望ましい。
本発明にかかるコンデンシングユニットは、コストダウンが図れ、さらなるコンパクト化や高性能化が可能になるので、製氷機、飲料ドリンク用ディスペンサー、ショーケース、冷蔵庫等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるコンデンシングユニットの側面図 同実施の形態におけるコンデンシングユニットの平面図 同実施の形態におけるコンデンシングユニットの側断面図 同実施の形態におけるコンデンシングユニットの補強板の斜視図 同実施の形態におけるコンデンシングユニットを備えた冷却機器の側断面図 本発明の実施の形態2におけるコンデンシングユニットの側断面図 本発明の実施の形態3におけるコンデンシングユニットの平面図 本発明の実施の形態4におけるコンデンシングユニットの側面図 本発明の実施の形態5におけるコンデンシングユニットを備えた冷却機器の側断面図 本発明の実施の形態6における熱交換器の要部拡大斜視図 本発明の実施の形態7における熱交換器のエンドプレートとパイプとの接触部の要部断面拡大図 本発明の実施の形態8におけるコンデンシングユニットの側面図 本発明の実施の形態9におけるコンデンシングユニットの側面図 従来のコンデンシングユニットの側断面図
符号の説明
100 熱交換器
110 エンドプレート
110A,110B 折り曲げ部
110C 長穴
110D バーリング
110E 振動減衰用穴部
110F 振動減衰用張り出し加工部
120 フィン
130 パイプ
200 ファン
300 補強板
400 コンプレッサー
410 電装部

Claims (19)

  1. 複数枚のフィンと前記フィンに熱伝導的に接触したパイプと前記フィンの両端に位置するエンドプレートとからなる熱交換器と、コンプレッサーとを備え、前記コンプレッサーの荷重を前記エンドプレートで受けるように前記コンプレッサーの下部に前記熱交換器を配置し、前記エンドプレートの上部に前記コンプレッサーの荷重を受けるように折り曲げられたコンプレッサー設置用曲げ部を設け、前記エンドプレートの下部に設置固定用の折り曲げ部を設け、前記エンドプレート相互間を連結する補強板を設け、前記エンドプレートと前記補強板とで囲まれる空間で前記熱交換器を貫流するダクトを形成し、前記コンプレッサーを前記コンプレッサー設置用曲げ部上に前記補強板を挟み込みながら前記コンプレッサーの固定部材で固定したコンデンシングユニット。
  2. 前記熱交換器のフィンを前記エンドプレートに対して上下方向に傾斜して配置した請求項1に記載のコンデンシングユニット。
  3. 前記エンドプレートの前記パイプが挿入される穴が長穴である請求項1または2に記載のコンデンシングユニット。
  4. 前記エンドプレートの前記パイプが挿入される穴にバーリングを設けた請求項1からのいずれか一項に記載のコンデンシングユニット。
  5. 前記エンドプレートの前記コンプレッサーの荷重を受ける折り曲げ部と前記パイプの挿入部との間に振動減衰部を設けた請求項1からのいずれか一項に記載のコンデンシングユニット。
  6. 前記振動減衰部が穴部からなる請求項に記載のコンデンシングユニット。
  7. 前記振動減衰部が張り出し加工部からなる請求項に記載のコンデンシングユニット。
  8. 少なくとも前記熱交換器内を通じて空気を対流させるファンを取り付けた請求項1からのいずれか一項に記載のコンデンシングユニット。
  9. 前記ファンにより対流させる空気を前記コンプレッサーにも対流させるように前記ファンを取り付けた請求項に記載のコンデンシングユニット。
  10. 前記補強板に前記ファンを取り付けた請求項8または9に記載のコンデンシングユニット。
  11. 前記ファンを複数個取り付けた請求項10に記載のコンデンシングユニット。
  12. 前記ファンを垂直または斜めに取り付けた請求項10または11に記載のコンデンシングユニット。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載のコンデンシングユニットを備えた冷却機器。
  14. 請求項1からのいずれか一項に記載のコンデンシングユニットとこのコンデンシングユニットを冷却する別途のファンとを設けた冷却機器。
  15. 前記熱交換器を貫流する吸入空気で前記コンプレッサーを冷却して、前記冷却機器の背面側に吐き出す風路を有する請求項13または14に記載の冷却機器。
  16. 前記熱交換器を貫流する吸入空気で前記コンプレッサーを冷却して、前記冷却機器の背面側上部に吐き出す風路を有する請求項13または14に記載の冷却機器。
  17. 前記ファンを前記冷却機器の前面側となるようにコンデンシングユニットを配置した請求項15または16に記載の冷却機器。
  18. 前記ファンを前記冷却機器の背面側となるようにコンデンシングユニットを配置した請求項15または16に記載の冷却機器。
  19. 前記コンプレッサーの電装部を前記冷却機器の背面側に設けた請求項13から17のいずれか一項に記載の冷却機器。
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