JP2000146384A - 製氷機 - Google Patents

製氷機

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JP2000146384A
JP2000146384A JP10322373A JP32237398A JP2000146384A JP 2000146384 A JP2000146384 A JP 2000146384A JP 10322373 A JP10322373 A JP 10322373A JP 32237398 A JP32237398 A JP 32237398A JP 2000146384 A JP2000146384 A JP 2000146384A
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ice
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正行 黒柳
Kazuhiro Mori
和弘 森
Teruhiko Otani
輝彦 大谷
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械室に収納される各種装置をコンパクトに
纏めて機械室を小さくすることで、本体を大型化するこ
となく貯氷量を増やす。 【解決手段】 本体10の内部に、機械室11と貯氷室
12とが幅方向に隣接して形成される。底板15の機械
室11と対応する位置に、外部空気の吸込口15aが穿
設される。機械室11に臨む底板15の上面に支持ベー
ス17が配設され、該ベース17の上に空冷凝縮器18
が配設される。空冷凝縮器18を覆うファンブラケット
19の上面に、2基の冷却用ファン22が奥行き方向に
離間して配設される。支持ベース17の上面に、ファン
ブラケット19を覆う取付ベース23が配設される。取
付ベース23の上面に、圧縮機24と製氷機構25とが
機械室11の奥行き方向にこの順で直列に配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機械室に収納し
た製氷機構で製造された氷塊を、該機械室に隣接して形
成した貯氷室に貯留するよう構成した製氷機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】製氷機本体の内部に機械室と貯氷室とを
隣接して形成し、機械室に収納した製氷ユニットで製造
された氷塊を貯氷室に貯留するテーブル型製氷機が、食
堂、レストラン、喫茶店、ホテル、スナック等の厨房施
設で好適に使用されている。前記製氷ユニットは、氷塊
を連続的に製造する製氷機構と、該製氷機構を冷却する
ための冷凍機構とから構成され、冷凍機構における空冷
凝縮器や圧縮機等の発熱部および製氷機構におけるモー
タ等の発熱部は、本体外部から機械室内に吸込んだ外部
空気により強制冷却するよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記テーブル型製氷機
において、冷凍機構および製氷機構を空冷するための空
気の吸排気については、一般に機械室の正面下部から外
部空気を吸込み、正面上部、側面および背面から熱交換
後の空気の排気を行なっていた。このため各装置の冷却
効率を考慮して機械室の内部には、空冷凝縮器、冷却用
ファン、製氷機構および圧縮機が、この順で正面側から
背面側に向かって直列に配置され、冷却用ファンを回転
した際に、本体の正面に形成した吸込口から吸込んだ外
部空気で各装置を順次冷却するよう構成されている。
【0004】前述したように機械室内に複数の装置を直
列に配置すると、必然的に機械室の奥行き寸法が長くな
り、製氷機自体が大型化する問題があった。また空冷凝
縮器での凝縮能力を高めるために該凝縮器の表面積を大
きくしようとすると、凝縮器の幅寸法が長くなるため、
必然的に機械室の幅寸法も長くなる。すなわち、製氷機
本体に占める機械室の幅寸法が長くなるから、本体を同
じ外形寸法に維持しようとすれば、貯氷室の容積が小さ
くなって貯氷量が減少する問題を招く。なお、貯氷量を
減少させないようにする場合は、それだけ本体が大型化
してしまうこととなる。
【0005】前記製氷機では、製氷機構としてオーガ式
のものが使用されており、該製氷機構では製造した氷塊
を上部の氷放出路を介して貯氷室に放出しているため、
貯氷室の貯氷量をより多く確保するには氷放出路の位置
を高くする必要がある。そのため従来は、機械室に配設
した所要高さのブラケットの上に製氷機構を配置してい
るが、この場合には専用のブラケットが必要となって部
品点数が多くなる難点が指摘される。
【0006】また前記製氷機では、製氷機構に接続する
各種排水ホースについては、これを定位置に固定したり
保持する構成は採られておらず、製氷機の発停時の振動
により排水ホースの位置がズレたり、各排水ホースの接
続部が外れ易くなる難点が指摘される。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、機械室に収納される各種装置をコ
ンパクトに纏めて機械室を小さくすることで、本体を大
型化することなく貯氷量を増やし得ると共に、凝縮器、
圧縮機および製氷機構の効率的な空冷が達成され、併せ
て排水のためのホースの位置決めを容易に行ない得る製
氷機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、本体の内部に機械室を
形成した製氷機において、前記機械室の底板に外部空気
の吸込口を形成し、前記吸込口と対向して機械室内に凝
縮器を配設し、前記凝縮器の上部に冷却用ファンを配設
し、前記冷却用ファンの上方に、取付ベースを介して圧
縮機および製氷機構を配設し、前記冷却用ファンの回転
により前記吸込口から外部空気を機械室内に吸込んで、
前記凝縮器、圧縮機および製氷機構の空冷作用を営むよ
う構成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る製氷機につ
き、好適な実施例を挙げて、以下説明する。図1は、実
施例に係る製氷機を一部破断して示す正面図であって、
矩形箱状の製氷機本体10の内部には、機械室11と貯
氷室12とが幅方向に隣接して形成されている。図2に
示す如く、本体10の正面側には、貯氷室12と対応す
る位置に形成された氷塊の出し入れを行なう開口を開閉
自在に閉成する断熱扉13が配設されている。また本体
10の機械室11と対応する正面側には、該機械室11
の正面開口を閉成するフロントパネル14が着脱自在に
配設され、該パネル14を取外すことで機械室11内部
のメンテナンスを行ない得るよう構成してある。なおフ
ロントパネル14には、後述する電装箱33の配設位置
より下方に複数の排出口14aが穿設され、機械室11
内で空冷作用を営んだ空気が該排出口14aを介して外
部に排出される。
【0010】前記本体10の底板15には、その下面の
四隅部付近に所要高さの脚16が配設され、製氷機の据
付床面と底板15の下面との間に所要の空間Sを画成す
るよう構成される。また底板15には、図1および図3
に示す如く、前記機械室11と対応する位置に、外部空
気の吸込口15aが穿設され、後述する冷却用ファン2
2を回転することで、本体下部の外部空気が吸込口15
aを介して機械室11内に吸込まれるようになってい
る。
【0011】前記機械室11に臨む底板15の上面に支
持ベース17が配設され、該ベース17の上に空冷凝縮
器18が配設されている。この空冷凝縮器18は、風洞
を兼ねるファンブラケット19に覆われた状態で取付け
られて、該ブラケット19が支持ベース17に着脱自在
に固定される。すなわち、前記支持ベース17の幅方向
一方(貯氷室12側)に近接する上部に、該幅方向と交差
する奥行き方向に離間して一対の固定片17a,17a
が立設され、両固定片17a,17aにファンブラケッ
ト19の一側面がネジ20,20を介して固定される。
従って、2本のネジ20を取外すだけで、ファンブラケ
ット19と共に空冷凝縮器18を簡単に取外すことがで
きる。なお前記空冷凝縮器18は、奥行き方向の長さを
幅方向に対して充分に長く設定し、幅寸法を長くするこ
となく表面積を稼いで高い凝縮能力を得るよう構成して
ある。また図示しないが、各種の冷凍配管や水経路部品
は、ファンブラケット19のネジ固定される側とは反対
側に纏められ、該ブラケット19の着脱に際してネジ2
0の締付けおよび緩み外しの作業を容易に行ない得るよ
うになっている。
【0012】前記支持ベース17の上板には、前記底板
15の吸込口15aと対応する位置に通孔17bが穿設
されると共に、該上板と底板15との間には所要の隙間
が画成され、該隙間に、底板15の吸込口15aを全面
的に覆い得る寸法のエアフィルタ21が、正面側から挿
脱自在に挿入されるよう構成される。このエアフィルタ
21は、枠状本体の内部に所要メッシュの網を張設した
ものであって、吸込口15aから吸込まれた外部空気に
混入している塵埃を捕集するべく機能する。またエアフ
ィルタ21の本体前端には、前記フロントパネル14に
設けた挿通孔14aから外方に延出する取手21aが形
成されている(図2参照)。すなわちエアフィルタ21
は、製氷機の正面側から簡単に出し入れすることがで
き、清掃等のメンテナンスを容易に行ない得るようにな
っている。
【0013】前記ファンブラケット19の上面には、図
3および図5に示す如く、複数(実施例では2基)の冷却
用ファン22が奥行き方向に離間して配設されている。
またファンブラケット19における各冷却用ファン22
が配設される部位に対応して通孔19aが形成され、該
ファン22を回転した際には、前記本体10下部の外部
空気が、底板15の吸込口15a、エアフィルタ21お
よび支持ベース17の通孔17bを介してファンブラケ
ット19内に吸込まれ、前記空冷凝縮器18に接触して
熱交換した後に、ファンブラケット19の通孔19aを
通って冷却用ファン22の上方に吹出される。
【0014】前記支持ベース17の上面には、前記ファ
ンブラケット19を覆う取付ベース23が配設され、該
取付ベース23の上面に、圧縮機24と製氷機構25と
が機械室11の奥行き方向にこの順で直列に配設されて
いる。なお実施例の製氷機構25は、オーガ式のもので
あって、該機構25の概略構成を簡単に述べると、円筒
状冷凍ケーシングの内壁面に氷を層状に氷結させ、この
氷層をオーガによりフレーク状に掻き削りつつ上方に移
送し、該フレーク氷の氷片を圧縮して形成した柱状氷を
カッタにより所定寸法に切断して氷塊を製造するよう構
成される。また製氷機構25の上部には、前記貯氷室1
2で開口するダクト状の氷放出路26が配設され、当該
製氷機構25で製造された氷塊は、氷放出路26を介し
て貯氷室12に放出貯留される。更に、製氷機構25は
取付ベース23上にドレンパン27を介して配置され、
該機構25の外側に生じた水滴等をドレンパン27で集
水し得るようになっている。なお符号28は、前記オー
ガを回転駆動するモータを示す。
【0015】前記取付ベース23は、図6および図7に
示す如く、矩形状の上板29における奥行き方向の前後
端部に前板30および後板31を垂設して、側面におい
て下方に開放するコ字状に形成されたものであって、前
板30および後板31に形成したフランジ30a,31
aを介して前記支持ベース17の上板にネジ止めされる
よう構成してある。この取付ベース23の高さ寸法は、
図4に示す如く、上板29の下面と前記冷却用ファン2
2と上端との間に所要の隙間が画成される値に設定され
る。また取付ベース23の幅寸法は、図1に示すように
機械室11の幅寸法より短かく設定され、機械室11を
画成する両側壁と該ベース23との間に所要の隙間が画
成されるようになっている。なお、前記上板29、前板
30および後板31の側端縁には、補強のためのリブ2
9a,30b,31bが直角に折曲形成されているが、上
板29における前記貯氷室12側のリブ29aは、上方
に向けて折曲されており、該一側面は全面的に開放する
よう構成される。すなわち、前記冷却用ファン22から
吹出された空気は、取付ベース23の下方に滞留するこ
となく一側面側から上方に効率的に流れるようになって
いる。
【0016】また取付ベース23の上板29における各
冷却用ファン22の上方から離間する位置に複数の通孔
29b,29cが穿設されると共に、後板31にも通孔
31cが穿設されており、冷却用ファン22から吹出さ
れた空気は、各通孔29b,29c,31cからも取付ベ
ース23の上方に効率的に流れる。なお、上板29に穿
設される各通孔29b,29cは、冷却用ファン22の
上方から離間しているので、仮に製氷機構25等で水漏
れ等が発生して取付ベース23上に水が滴下しても、こ
の水が冷却用ファン22に直接掛かることはない。また
図4に示す如く、一方の通孔29bは前記圧縮機24の
下方に位置すると共に、他方の通孔29cは前記製氷機
構25におけるモータ28の下方に位置しており、圧縮
機24およびモータ28を効率的に空冷し得るようにな
っている。
【0017】前記機械室11の内部には、図4に示す如
く、前記圧縮機24の上方にブラケット32を介して電
装箱33が配設固定され、該電装箱33の内部に各種の
電装品34が収納されている。この電装箱33の底板3
5および天板36には、複数の通孔35a,36aが夫
々穿設され、機械室11内を上昇する空気が、底板35
の通孔35aから電装箱33内に進入して電装品34を
冷却した後、天板36の通孔36aを介して外部に排出
されるよう構成してある。また電装箱33から排出され
た空気は、電装箱33の上方に位置する本体10に配設
された区画板37に設けられた通孔37a,37bを介
してフロントパネル14側に流れ、該空気は、図9に示
すように、前記本体10の天板11における前記断熱扉
13の上方に設けた排出口11aから外部に排出され
る。前記区画板37と電装箱33の背面との間に遮蔽板
38が配設され、機械室11内を背面側から正面側に流
れる空気により電装箱33からの排気が妨げられるのを
防止するようにしている。なお、電装箱33からの排気
効率を向上するために、該電装箱33の上部に臨む本体
10の天板に排出口を設けてもよい。
【0018】図8において符号39は、所要量の製氷水
が貯留される製氷水タンクを示し、該タンク39から導
出する供給ホース40は、前記製氷機構25に接続され
ている。また製氷機構25からは、製氷水として使用さ
れなかった水を排出する第1排水ホース41が導出さ
れ、該第1排水ホース41は前記ドレンパン27内で開
口して水をドレンパン27に排出するよう構成される。
更に、製氷機構25の上部には、その外側に生じた水滴
を回収するための水受皿42が配設され、該水受皿42
から導出する第2排水ホース43もドレンパン27内で
開口して、回収した水滴をドレンパン27に排出するよ
う構成される。
【0019】前記ドレンパン27から導出するドレンホ
ース44は、前記2基の冷却用ファン22,22の間に
画成される隙間Gに通された後に、前記底板25に配設
したドレン管45に着脱自在に接続されるようになって
いる。また前記製氷水タンク39から導出する第3排水
ホース46は、前記ドレンホース44に接続されてい
る。すなわち、前記ドレンパン27に集められた排水お
よび製氷水タンク39で不用となった製氷水(排水)は、
1本のドレンホース44およびドレン管45を介して機
外に排出されるよう構成してある。
【0020】
【実施例の作用】次に、実施例に係る製氷機の作用につ
き説明する。前記両冷却用ファン22,22を回転させ
ると、前記底板15の吸込口15aおよび支持ベース1
7の通孔17aを介して、外部空気が前記機械室11に
吸込まれる。そして、吸込まれた空気は、前記空冷凝縮
器18に接触して冷却した後に、各冷却用ファン22の
上方に吹出される。この空気の一部は、図1に示す如
く、前記取付ベース23の全面開放する一側面側から上
方に流れ、前記圧縮機24および製氷機構25のモータ
28等に接触して冷却しつつ更に上昇する。また取付ベ
ース23の上板29に穿設された通孔29b,29cか
ら上方に流れる空気は、圧縮機24および製氷機構25
に向けて集中的に流れるから(図4参照)、該圧縮機24
および製氷機構25の効率的な冷却が達成される。しか
も、上板29に穿設される各通孔29b,29cは、各
冷却用ファン22の上方から離間しているので、仮に製
氷機構25等で水漏れ等が発生して取付ベース23上に
水が滴下しても、この水が各冷却用ファン22に直接掛
かるのは防止される。
【0021】ここで、製氷機が設置される厨房施設で
は、他の厨房設備の運転により周囲温度が高いため、機
械室11の温度が上昇し易い。しかしながら実施例の製
氷機では、温度が低い製氷機本体10の下部側から外部
空気を機械室11内に吸込むよう構成してあるので、機
械室11、すなわち空冷凝縮器18、圧縮機24および
製氷機構25の効率的な冷却が達成される。従って、各
発熱部は充分に冷却され、冷凍能力や製氷能力が低下す
るのを好適に防止し得る。なお、前記機械室11に吸込
まれる外部空気に混入している塵埃は、前記エアフィル
タ21により捕集されるので、冷空凝縮器18が目詰り
を生じて凝縮能力が低下するのも防止される。またエア
フィルタ21は、製氷機の正面側から簡単に出し入れし
得るので、清掃等のメンテナンスを容易に行ない得る。
【0022】前述したように空冷凝縮器18の上方に取
付ベース23を介して圧縮機24と製氷機構25とを奥
行き方向に直列に配置したので、機械室11における奥
行き寸法を短かくすることができ、本体10の小型化を
図り得る。また空縮凝縮器18の凝縮能力を高めるため
に表面積を大きくする場合に、該凝縮器18の幅寸法に
対して奥行き方向の寸法を長くすることで対応でき、機
械室11自体の幅寸法を短かくすることが可能となる。
従って、本体10の外形寸法を大きくすることなく、前
記貯氷室12の容積を大きく設定でき、貯氷量を増やす
ことができる。また製氷機構25は取付ベース23の上
に載置されるので、その氷放出路26の高さ位置は高
く、貯氷室12での貯氷量を多くすることができる。す
なわち、氷放出路26の位置を高くするための専用のブ
ラケットを必要としないから、部品点数が少なくなって
コストを低減し得るものである。
【0023】また前記両冷却用ファン22,22が配設
されるファンブラケット19は、前記支持ベース17に
対して2本のネジ20,20で固定されているだけであ
るので、該ネジ20,20を緩み外すだけで、両冷却用
ファン22,22を支持ベース17と共に機外に取出す
ことができる。なお、前記したように各種の冷凍配管や
水経路部品は、ファンブラケット19のネジ固定される
側とは反対側に纏められているから、該ブラケット19
の組付けおよび組外しの作業性は良好である。
【0024】前記取付ベース23の上方に流れた空気の
一部は、図4に示す如く、前記フロントパネル14の排
出口14aを介して外部に排出される。また前記圧縮機
24を冷却した空気の一部は、前記電装箱33における
底板35の通孔35aを介して内部に進入し、電装箱3
3に収納した電装品34を冷却した後に、天板36の通
孔36aから上方に排出される。そして、この空気は、
前記区画板37の通孔37a,37bおよび本体10の
排出口11aを介して外部に排出される。なお、電装箱
33の背面には通孔が形成されておらず、また電装箱3
3と区画板37との間は遮蔽板38により遮蔽されてい
るから、機械室11内を流れる空気が、電装箱33の背
面側から内部に流れ込んだり電装箱33の上部に流れ込
むのは防止される。すなわち、電装箱33(電装品34)
を冷却する空気、および電装箱33から排出される空気
の流れが妨げられることはなく、該電装箱33(電装品
34)の効率的な冷却が達成される。
【0025】ここで、前記貯氷室12の開口を開閉自在
に閉成する断熱扉13では、内側の温度と外側の温度と
の差によって、外気中の湿分が結露する難点がある。そ
して、殊に断熱扉13の上部に結露が生ずる傾向があ
る。しかるに実施例では、前記機械室11内で熱交換さ
れて暖められた空気を、前記本体10(天板11)の排出
口11aから断熱扉13の上部に向けて排出するよう構
成したので(図9参照)、該断熱扉13を暖めて結融する
のを好適に防止することができる。しかもヒータやその
他の加熱手段を断熱扉13に配設するものではないの
で、コストが上昇したり構造が複雑になることもない。
なお、図10に示すように、前記フロントパネル14に
おける断熱扉13を指向する側面に複数の側部排出口1
4cを穿設し、機械室11内で熱交換されて暖められた
空気を、該断熱扉13の側面にも吹付けることで暖めて
結露を防止するようにしてもよい。また、ダクトや専用
のファン等を用いて、断熱扉13に向けて吹出ける空気
の流れを積極的に作り出すようにしてもよい。
【0026】前記水受皿42に回収された水滴や、前記
製氷機構25から排出される水は、図8に示す如く、前
記排水ホース41,43を介してドレンパン27に集め
られた後、該ドレンパン27から導出するドレンホース
44およびドレン管45を介して機外に排出される。す
なわち、複数の排出ホース41,43を底部近傍まで引
き回す必要はなく、機械室11内がスッキリとする。ま
たドレンホース44は、前記2基の冷却用ファン22,
22の間に画成される隙間Gに配置されているので、該
ホース44が、製氷機の発停時の振動により位置ズレし
たり、あるいは他のホース46との接続部が外れるのは
好適に防止される。しかも、専用の固定具等を用いるこ
となくドレンホース44を位置決めし得るので、部品点
数が多くなることもない。
【0027】実施例ではファンブラケットの上面に2基
の冷却用ファンを配設したが、該ファンは1基でも3基
以上であってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る製氷
機によれば、凝縮器の上方に取付ベースを介して圧縮機
および製氷機構を配設したので、これらの装置が収納さ
れる機械室の寸法を小さくすることができ、製氷機自体
の小型化を図り得る。また取付ベース上に圧縮機と製氷
機構とを奥行き方向に直列に配置することで、機械室の
幅寸法を短かくし得るから、製氷機本体の外形寸法を大
きくすることなく貯氷室の容積を大きく設定でき、貯氷
量を増やすことができる。
【0029】前記取付ベースの構造を、凝縮器の上部に
配設した冷却用ファンから吹出される空気が圧縮機や製
氷機構に効率的に接触するよう構成したので、冷却効率
が良好となって冷凍能力および製氷能力が向上する。し
かも、取付ベースに形成される通孔は冷却用ファンの上
部から離間しているから、製氷機構で水漏れ等が発生し
て取付ベース上に水が滴下しても、この水が冷却用ファ
ンに直接掛かるのは防止される。
【0030】複数の冷却用ファンの間に、排水を排出す
るためのホースを配置することにより、該ホースの位置
決めが容易になされ、製氷機の発停時の振動により位置
ズレが生じたり他のホースとの接続部が外れるのは好適
に防止される。更に、複数の冷却用ファンの間のスペー
スを有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適実施例に係る製氷機を一部破断
して示す正面図である。
【図2】 実施例に係る製氷機の正面図である。
【図3】 実施例に係る製氷機の機械室に配設された各
装置の配置関係を示す側断面図である。
【図4】 実施例に係る製氷機の機械室における空気の
流れを示す側断面図である。
【図5】 実施例に係る製氷機の機械室および貯氷室を
示す概略平面図である。
【図6】 実施例に係る取付ベースの側面図である。
【図7】 実施例に係る取付べースの平面図である。
【図8】 実施例に係る製氷機の機械室における水系路
を示す側断面図である。
【図9】 実施例に係る製氷機における熱交換後の空気
の排出構造を示す要部概略斜視図である。
【図10】 実施例に係る製氷機における熱交換後の空
気の別の排出構造を示す要部概略斜視図である。
【符号の説明】
10 本体,11 機械室,12 貯氷室,15 底板,1
5a 吸込口 18 空冷凝縮器(凝縮器),22 冷却用ファン,23
取付ベース 24 圧縮機,25 製氷機構,29b 通孔,29c 通
孔,31c 通孔 44 ドレンホース(ホース)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(10)の内部に機械室(11)を形成した
    製氷機において、前記機械室(11)の底板(15)に外部空気
    の吸込口(15a)を形成し、前記吸込口(15a)と対向して機
    械室(11)内に凝縮器(18)を配設し、前記凝縮器(18)の上
    部に冷却用ファン(22)を配設し、前記冷却用ファン(22)
    の上方に、取付ベース(23)を介して圧縮機(24)および製
    氷機構(25)を配設し、前記冷却用ファン(22)の回転によ
    り前記吸込口(15a)から外部空気を機械室(11)内に吸込
    んで、前記凝縮器(18)、圧縮機(24)および製氷機構(25)
    の空冷作用を営むよう構成したことを特徴とする製氷
    機。
  2. 【請求項2】 前記取付ベース(23)の上に圧縮機(24)と
    製氷機構(25)とが機械室(11)の奥行き方向に直列に配設
    されると共に、前記本体(10)の内部には、前記機械室(1
    1)の奥行き方向と交差する幅方向に隣接して貯氷室(12)
    が形成され、前記製氷機構(25)で製造された氷塊を貯氷
    室(12)に貯留するよう構成した請求項1記載の製氷機。
  3. 【請求項3】 前記取付ベース(23)における機械室(11)
    の奥行き方向と交差する幅方向の寸法が機械室(11)の幅
    寸法よりも短かく設定されると共に、該取付ベース(23)
    の少なくとも幅方向の一側面が全面的に開放し、前記冷
    却用ファン(22)から吹出される空気を一側面を介して上
    方に効率的に流れるようにした請求項1または2記載の
    製氷機。
  4. 【請求項4】 前記取付ベース(23)における前記冷却用
    ファン(22)の上部から離間した位置に通孔(29b,29c,31
    c)が形成され、該ファン(22)から吹出される空気を通孔
    (29b,29c,31c)を介して上方に効率的に流れるようにし
    た請求項3記載の製氷機。
  5. 【請求項5】 前記冷却用ファン(22)が複数配設され、
    隣り合う冷却用ファン(22,22)の間に、前記製氷機構(2
    5)で生じた排水を排出するホース(44)を配置した請求項
    1〜4の何れかに記載の製氷機。
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