JP3667538B2 - 製氷機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、機械室に収納した製氷機構で製造された氷塊を、該機械室に隣接して形成した貯氷室に貯留するよう構成した製氷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製氷機本体の内部に機械室と貯氷室とを隣接して形成し、機械室に収納した製氷ユニットで製造された氷塊を貯氷室に貯留するテーブル型製氷機が、食堂、レストラン、喫茶店、ホテル、スナック等の厨房施設で好適に使用されている。前記製氷ユニットは、氷塊を連続的に製造する製氷機構と、該製氷機構を冷却するための冷凍機構とから構成され、冷凍機構における空冷凝縮器や圧縮機等の発熱部および製氷機構におけるモータ等の発熱部は、本体外部から機械室内に吸込んだ外部空気により強制冷却するよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記テーブル型製氷機において、冷凍機構および製氷機構を空冷するための空気の吸排気については、一般に機械室の正面下部から外部空気を吸込み、正面上部、側面および背面から熱交換後の空気の排気を行なっていた。このため各装置の冷却効率を考慮して機械室の内部には、空冷凝縮器、冷却用ファン、製氷機構および圧縮機が、この順で正面側から背面側に向かって直列に配置され、冷却用ファンを回転した際に、本体の正面に形成した吸込口から吸込んだ外部空気で各装置を順次冷却するよう構成されている。
【0004】
前述したように機械室内に複数の装置を直列に配置すると、必然的に機械室の奥行き寸法が長くなり、製氷機自体が大型化する問題があった。また空冷凝縮器での凝縮能力を高めるために該凝縮器の表面積を大きくしようとすると、凝縮器の幅寸法が長くなるため、必然的に機械室の幅寸法も長くなる。すなわち、製氷機本体に占める機械室の幅寸法が長くなるから、本体を同じ外形寸法に維持しようとすれば、貯氷室の容積が小さくなって貯氷量が減少する問題を招く。なお、貯氷量を減少させないようにする場合は、それだけ本体が大型化してしまうこととなる。
【0005】
前記製氷機では、製氷機構としてオーガ式のものが使用されており、該製氷機構では製造した氷塊を上部の氷放出路を介して貯氷室に放出しているため、貯氷室の貯氷量をより多く確保するには氷放出路の位置を高くする必要がある。そのため従来は、機械室に配設した所要高さのブラケットの上に製氷機構を配置しているが、この場合には専用のブラケットが必要となって部品点数が多くなる難点が指摘される。
【0006】
また前記製氷機では、製氷機構に接続する各種排水ホースについては、これを定位置に固定したり保持する構成は採られておらず、製氷機の発停時の振動により排水ホースの位置がズレたり、各排水ホースの接続部が外れ易くなる難点が指摘される。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、機械室に収納される各種装置をコンパクトに纏めて機械室を小さくすることで、本体を大型化することなく貯氷量を増やし得ると共に、凝縮器、圧縮機および製氷機構の効率的な空冷が達成され、併せて排水のためのホースの位置決めを容易に行ない得る製氷機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため本発明は、
本体の内部に機械室を形成し、該機械室の底板に外部空気の吸込口を形成し、前記吸込口と対向して機械室内に凝縮器を配設し、前記凝縮器の上部に冷却用ファンを配設し、前記冷却用ファンの上方に、取付ベースを介して圧縮機および製氷機構を配設し、前記冷却用ファンの回転により前記吸込口から外部空気を機械室内に吸込んで、前記凝縮器、圧縮機および製氷機構の空冷作用を営むよう構成した製氷機において、
前記取付ベースには、該ベース上に滴下した水が前記冷却用ファンに直接掛からない位置に通孔が形成され、該冷却用ファンから吹出される空気が通孔を介して上方に効率的に流れるようにしたことを特徴とする。
前記課題を克服し、初期の目的を達成するため、本願の別の発明は、
本体の内部に機械室を形成し、前記機械室の底板に外部空気の吸込口を形成し、前記吸込口と対向して機械室内に凝縮器を配設し、前記凝縮器の上部に冷却用ファンを配設し、前記冷却用ファンの上方に、前記機械室の奥行き方向と交差する幅方向の寸法が機械室の幅寸法よりも短かく設定されると共に、その少なくとも幅方向の一側面が全面的に開放した取付ベースを介して圧縮機および製氷機構を配設し、前記冷却用ファンの回転により前記吸込口から外部空気を機械室内に吸込んで、該空気を前記取付ベースの一側面を介して上方に効率的に流して前記凝縮器、圧縮機および製氷機構の空冷作用を営むよう構成した製氷機において、
前記取付ベースには、該ベース上に滴下した水が前記冷却用ファンに直接掛からない位置に通孔が形成され、該冷却用ファンから吹出される空気が通孔を介して上方に効率的に流れるようにしたことを特徴とする。
前記課題を克服し、初期の目的を達成するため、本願の更に別の発明は、
本体の内部に機械室を形成し、該機械室の底板に外部空気の吸込口を形成し、前記吸込口と対向して機械室内に凝縮器を配設し、前記凝縮器の上部に冷却用ファンを配設し、前記冷却用ファンの上方に、取付ベースを介して圧縮機および製氷機構を配設し、前記冷却用ファンの回転により前記吸込口から外部空気を機械室内に吸込んで、前記凝縮器、圧縮機および製氷機構の空冷作用を営むよう構成した製氷機において、
前記冷却用ファンが複数配設され、隣り合う冷却用ファンの間に、前記製氷機構で生じた排水を排出するホースを配置したことを特徴とする。
前記課題を克服し、初期の目的を達成するため、本願の更に別の発明は、
本体の内部に、機械室と、該機械室の奥行き方向と交差する幅方向に隣接して貯氷室とを形成し、前記機械室の底板に外部空気の吸入口を形成し、前記吸込口と対向して機械室内に凝縮器を配設し、前記凝縮器の上部に冷却用ファンを配設した製氷機において、
前記冷却用ファンの上方に取付ベースを配設し、
前記取付ベースの上に、圧縮機およびオーガ式の製氷機構を配設し、
前記冷却用ファンの回転により前記吸込口から外部空気を機械室内に吸込んで、前記凝縮器、圧縮機および製氷機構の空冷作用を営むようにすると共に、
前記製氷機構の上部に、前記貯氷室で開口する氷放出路を配設し、該製氷機構で製造された氷塊を氷放出路を介して貯氷室に放出貯留するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る製氷機につき、好適な実施例を挙げて、以下説明する。図1は、実施例に係る製氷機を一部破断して示す正面図であって、矩形箱状の製氷機本体10の内部には、機械室11と貯氷室12とが幅方向に隣接して形成されている。図2に示す如く、本体10の正面側には、貯氷室12と対応する位置に形成された氷塊の出し入れを行なう開口を開閉自在に閉成する断熱扉13が配設されている。また本体10の機械室11と対応する正面側には、該機械室11の正面開口を閉成するフロントパネル14が着脱自在に配設され、該パネル14を取外すことで機械室11内部のメンテナンスを行ない得るよう構成してある。なおフロントパネル14には、後述する電装箱33の配設位置より下方に複数の排出口14aが穿設され、機械室11内で空冷作用を営んだ空気が該排出口14aを介して外部に排出される。
【0010】
前記本体10の底板15には、その下面の四隅部付近に所要高さの脚16が配設され、製氷機の据付床面と底板15の下面との間に所要の空間Sを画成するよう構成される。また底板15には、図1および図3に示す如く、前記機械室11と対応する位置に、外部空気の吸込口15aが穿設され、後述する冷却用ファン22を回転することで、本体下部の外部空気が吸込口15aを介して機械室11内に吸込まれるようになっている。
【0011】
前記機械室11に臨む底板15の上面に支持ベース17が配設され、該ベース17の上に空冷凝縮器18が配設されている。この空冷凝縮器18は、風洞を兼ねるファンブラケット19に覆われた状態で取付けられて、該ブラケット19が支持ベース17に着脱自在に固定される。すなわち、前記支持ベース17の幅方向一方(貯氷室12側)に近接する上部に、該幅方向と交差する奥行き方向に離間して一対の固定片17a,17aが立設され、両固定片17a,17aにファンブラケット19の一側面がネジ20,20を介して固定される。従って、2本のネジ20を取外すだけで、ファンブラケット19と共に空冷凝縮器18を簡単に取外すことができる。なお前記空冷凝縮器18は、奥行き方向の長さを幅方向に対して充分に長く設定し、幅寸法を長くすることなく表面積を稼いで高い凝縮能力を得るよう構成してある。また図示しないが、各種の冷凍配管や水経路部品は、ファンブラケット19のネジ固定される側とは反対側に纏められ、該ブラケット19の着脱に際してネジ20の締付けおよび緩み外しの作業を容易に行ない得るようになっている。
【0012】
前記支持ベース17の上板には、前記底板15の吸込口15aと対応する位置に通孔17bが穿設されると共に、該上板と底板15との間には所要の隙間が画成され、該隙間に、底板15の吸込口15aを全面的に覆い得る寸法のエアフィルタ21が、正面側から挿脱自在に挿入されるよう構成される。このエアフィルタ21は、枠状本体の内部に所要メッシュの網を張設したものであって、吸込口15aから吸込まれた外部空気に混入している塵埃を捕集するべく機能する。またエアフィルタ21の本体前端には、前記フロントパネル14に設けた挿通孔14aから外方に延出する取手21aが形成されている(図2参照)。すなわちエアフィルタ21は、製氷機の正面側から簡単に出し入れすることができ、清掃等のメンテナンスを容易に行ない得るようになっている。
【0013】
前記ファンブラケット19の上面には、図3および図5に示す如く、複数(実施例では2基)の冷却用ファン22が奥行き方向に離間して配設されている。またファンブラケット19における各冷却用ファン22が配設される部位に対応して通孔19aが形成され、該ファン22を回転した際には、前記本体10下部の外部空気が、底板15の吸込口15a、エアフィルタ21および支持ベース17の通孔17bを介してファンブラケット19内に吸込まれ、前記空冷凝縮器18に接触して熱交換した後に、ファンブラケット19の通孔19aを通って冷却用ファン22の上方に吹出される。
【0014】
前記支持ベース17の上面には、前記ファンブラケット19を覆う取付ベース23が配設され、該取付ベース23の上面に、圧縮機24と製氷機構25とが機械室11の奥行き方向にこの順で直列に配設されている。なお実施例の製氷機構25は、オーガ式のものであって、該機構25の概略構成を簡単に述べると、円筒状冷凍ケーシングの内壁面に氷を層状に氷結させ、この氷層をオーガによりフレーク状に掻き削りつつ上方に移送し、該フレーク氷の氷片を圧縮して形成した柱状氷をカッタにより所定寸法に切断して氷塊を製造するよう構成される。また製氷機構25の上部には、前記貯氷室12で開口するダクト状の氷放出路26が配設され、当該製氷機構25で製造された氷塊は、氷放出路26を介して貯氷室12に放出貯留される。更に、製氷機構25は取付ベース23上にドレンパン27を介して配置され、該機構25の外側に生じた水滴等をドレンパン27で集水し得るようになっている。なお符号28は、前記オーガを回転駆動するモータを示す。
【0015】
前記取付ベース23は、図6および図7に示す如く、矩形状の上板29における奥行き方向の前後端部に前板30および後板31を垂設して、側面において下方に開放するコ字状に形成されたものであって、前板30および後板31に形成したフランジ30a,31aを介して前記支持ベース17の上板にネジ止めされるよう構成してある。この取付ベース23の高さ寸法は、図4に示す如く、上板29の下面と前記冷却用ファン22と上端との間に所要の隙間が画成される値に設定される。また取付ベース23の幅寸法は、図1に示すように機械室11の幅寸法より短かく設定され、機械室11を画成する両側壁と該ベース23との間に所要の隙間が画成されるようになっている。なお、前記上板29、前板30および後板31の側端縁には、補強のためのリブ29a,30b,31bが直角に折曲形成されているが、上板29における前記貯氷室12側のリブ29aは、上方に向けて折曲されており、該一側面は全面的に開放するよう構成される。すなわち、前記冷却用ファン22から吹出された空気は、取付ベース23の下方に滞留することなく一側面側から上方に効率的に流れるようになっている。
【0016】
また取付ベース23の上板29における各冷却用ファン22の上方から離間する位置に複数の通孔29b,29cが穿設されると共に、後板31にも通孔31cが穿設されており、冷却用ファン22から吹出された空気は、各通孔29b,29c,31cからも取付ベース23の上方に効率的に流れる。なお、上板29に穿設される各通孔29b,29cは、冷却用ファン22の上方から離間しているので、仮に製氷機構25等で水漏れ等が発生して取付ベース23上に水が滴下しても、この水が冷却用ファン22に直接掛かることはない。また図4に示す如く、一方の通孔29bは前記圧縮機24の下方に位置すると共に、他方の通孔29cは前記製氷機構25におけるモータ28の下方に位置しており、圧縮機24およびモータ28を効率的に空冷し得るようになっている。
【0017】
前記機械室11の内部には、図4に示す如く、前記圧縮機24の上方にブラケット32を介して電装箱33が配設固定され、該電装箱33の内部に各種の電装品34が収納されている。この電装箱33の底板35および天板36には、複数の通孔35a,36aが夫々穿設され、機械室11内を上昇する空気が、底板35の通孔35aから電装箱33内に進入して電装品34を冷却した後、天板36の通孔36aを介して外部に排出されるよう構成してある。また電装箱33から排出された空気は、電装箱33の上方に位置する本体10に配設された区画板37に設けられた通孔37a,37bを介してフロントパネル14側に流れ、該空気は、図9に示すように、前記本体10の天板11における前記断熱扉13の上方に設けた排出口11aから外部に排出される。前記区画板37と電装箱33の背面との間に遮蔽板38が配設され、機械室11内を背面側から正面側に流れる空気により電装箱33からの排気が妨げられるのを防止するようにしている。なお、電装箱33からの排気効率を向上するために、該電装箱33の上部に臨む本体10の天板に排出口を設けてもよい。
【0018】
図8において符号39は、所要量の製氷水が貯留される製氷水タンクを示し、該タンク39から導出する供給ホース40は、前記製氷機構25に接続されている。また製氷機構25からは、製氷水として使用されなかった水を排出する第1排水ホース41が導出され、該第1排水ホース41は前記ドレンパン27内で開口して水をドレンパン27に排出するよう構成される。更に、製氷機構25の上部には、その外側に生じた水滴を回収するための水受皿42が配設され、該水受皿42から導出する第2排水ホース43もドレンパン27内で開口して、回収した水滴をドレンパン27に排出するよう構成される。
【0019】
前記ドレンパン27から導出するドレンホース44は、前記2基の冷却用ファン22,22の間に画成される隙間Gに通された後に、前記底板25に配設したドレン管45に着脱自在に接続されるようになっている。また前記製氷水タンク39から導出する第3排水ホース46は、前記ドレンホース44に接続されている。すなわち、前記ドレンパン27に集められた排水および製氷水タンク39で不用となった製氷水(排水)は、1本のドレンホース44およびドレン管45を介して機外に排出されるよう構成してある。
【0020】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る製氷機の作用につき説明する。前記両冷却用ファン22,22を回転させると、前記底板15の吸込口15aおよび支持ベース17の通孔17aを介して、外部空気が前記機械室11に吸込まれる。そして、吸込まれた空気は、前記空冷凝縮器18に接触して冷却した後に、各冷却用ファン22の上方に吹出される。この空気の一部は、図1に示す如く、前記取付ベース23の全面開放する一側面側から上方に流れ、前記圧縮機24および製氷機構25のモータ28等に接触して冷却しつつ更に上昇する。また取付ベース23の上板29に穿設された通孔29b,29cから上方に流れる空気は、圧縮機24および製氷機構25に向けて集中的に流れるから(図4参照)、該圧縮機24および製氷機構25の効率的な冷却が達成される。しかも、上板29に穿設される各通孔29b,29cは、各冷却用ファン22の上方から離間しているので、仮に製氷機構25等で水漏れ等が発生して取付ベース23上に水が滴下しても、この水が各冷却用ファン22に直接掛かるのは防止される。
【0021】
ここで、製氷機が設置される厨房施設では、他の厨房設備の運転により周囲温度が高いため、機械室11の温度が上昇し易い。しかしながら実施例の製氷機では、温度が低い製氷機本体10の下部側から外部空気を機械室11内に吸込むよう構成してあるので、機械室11、すなわち空冷凝縮器18、圧縮機24および製氷機構25の効率的な冷却が達成される。従って、各発熱部は充分に冷却され、冷凍能力や製氷能力が低下するのを好適に防止し得る。なお、前記機械室11に吸込まれる外部空気に混入している塵埃は、前記エアフィルタ21により捕集されるので、冷空凝縮器18が目詰りを生じて凝縮能力が低下するのも防止される。またエアフィルタ21は、製氷機の正面側から簡単に出し入れし得るので、清掃等のメンテナンスを容易に行ない得る。
【0022】
前述したように空冷凝縮器18の上方に取付ベース23を介して圧縮機24と製氷機構25とを奥行き方向に直列に配置したので、機械室11における奥行き寸法を短かくすることができ、本体10の小型化を図り得る。また空縮凝縮器18の凝縮能力を高めるために表面積を大きくする場合に、該凝縮器18の幅寸法に対して奥行き方向の寸法を長くすることで対応でき、機械室11自体の幅寸法を短かくすることが可能となる。従って、本体10の外形寸法を大きくすることなく、前記貯氷室12の容積を大きく設定でき、貯氷量を増やすことができる。また製氷機構25は取付ベース23の上に載置されるので、その氷放出路26の高さ位置は高く、貯氷室12での貯氷量を多くすることができる。すなわち、氷放出路26の位置を高くするための専用のブラケットを必要としないから、部品点数が少なくなってコストを低減し得るものである。
【0023】
また前記両冷却用ファン22,22が配設されるファンブラケット19は、前記支持ベース17に対して2本のネジ20,20で固定されているだけであるので、該ネジ20,20を緩み外すだけで、両冷却用ファン22,22を支持ベース17と共に機外に取出すことができる。なお、前記したように各種の冷凍配管や水経路部品は、ファンブラケット19のネジ固定される側とは反対側に纏められているから、該ブラケット19の組付けおよび組外しの作業性は良好である。
【0024】
前記取付ベース23の上方に流れた空気の一部は、図4に示す如く、前記フロントパネル14の排出口14aを介して外部に排出される。また前記圧縮機24を冷却した空気の一部は、前記電装箱33における底板35の通孔35aを介して内部に進入し、電装箱33に収納した電装品34を冷却した後に、天板36の通孔36aから上方に排出される。そして、この空気は、前記区画板37の通孔37a,37bおよび本体10の排出口11aを介して外部に排出される。なお、電装箱33の背面には通孔が形成されておらず、また電装箱33と区画板37との間は遮蔽板38により遮蔽されているから、機械室11内を流れる空気が、電装箱33の背面側から内部に流れ込んだり電装箱33の上部に流れ込むのは防止される。すなわち、電装箱33(電装品34)を冷却する空気、および電装箱33から排出される空気の流れが妨げられることはなく、該電装箱33(電装品34)の効率的な冷却が達成される。
【0025】
ここで、前記貯氷室12の開口を開閉自在に閉成する断熱扉13では、内側の温度と外側の温度との差によって、外気中の湿分が結露する難点がある。そして、殊に断熱扉13の上部に結露が生ずる傾向がある。しかるに実施例では、前記機械室11内で熱交換されて暖められた空気を、前記本体10(天板11)の排出口11aから断熱扉13の上部に向けて排出するよう構成したので(図9参照)、該断熱扉13を暖めて結融するのを好適に防止することができる。しかもヒータやその他の加熱手段を断熱扉13に配設するものではないので、コストが上昇したり構造が複雑になることもない。なお、図10に示すように、前記フロントパネル14における断熱扉13を指向する側面に複数の側部排出口14cを穿設し、機械室11内で熱交換されて暖められた空気を、該断熱扉13の側面にも吹付けることで暖めて結露を防止するようにしてもよい。また、ダクトや専用のファン等を用いて、断熱扉13に向けて吹出ける空気の流れを積極的に作り出すようにしてもよい。
【0026】
前記水受皿42に回収された水滴や、前記製氷機構25から排出される水は、図8に示す如く、前記排水ホース41,43を介してドレンパン27に集められた後、該ドレンパン27から導出するドレンホース44およびドレン管45を介して機外に排出される。すなわち、複数の排出ホース41,43を底部近傍まで引き回す必要はなく、機械室11内がスッキリとする。またドレンホース44は、前記2基の冷却用ファン22,22の間に画成される隙間Gに配置されているので、該ホース44が、製氷機の発停時の振動により位置ズレしたり、あるいは他のホース46との接続部が外れるのは好適に防止される。しかも、専用の固定具等を用いることなくドレンホース44を位置決めし得るので、部品点数が多くなることもない。
【0027】
実施例ではファンブラケットの上面に2基の冷却用ファンを配設したが、該ファンは1基でも3基以上であってもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係る製氷機によれば、凝縮器の上方に取付ベースを介して圧縮機および製氷機構を配設したので、これらの装置が収納される機械室の寸法を小さくすることができ、製氷機自体の小型化を図り得る。また取付ベース上に圧縮機と製氷機構とを奥行き方向に直列に配置することで、機械室の幅寸法を短かくし得るから、製氷機本体の外形寸法を大きくすることなく貯氷室の容積を大きく設定でき、貯氷量を増やすことができる。
【0029】
前記取付ベースの構造を、凝縮器の上部に配設した冷却用ファンから吹出される空気が圧縮機や製氷機構に効率的に接触するよう構成したので、冷却効率が良好となって冷凍能力および製氷能力が向上する。しかも、取付ベースに形成される通孔は冷却用ファンの上部から離間しているから、製氷機構で水漏れ等が発生して取付ベース上に水が滴下しても、この水が冷却用ファンに直接掛かるのは防止される。
【0030】
複数の冷却用ファンの間に、排水を排出するためのホースを配置することにより、該ホースの位置決めが容易になされ、製氷機の発停時の振動により位置ズレが生じたり他のホースとの接続部が外れるのは好適に防止される。更に、複数の冷却用ファンの間のスペースを有効に利用することができる。
また、オーガ式の製氷機構は取付ベースの上に載置されるので、その氷放出路の高さ位置は高く、貯氷室での貯氷量を多くすることができる。すなわち、氷放出路の位置を高くするための専用のブラケットを必要としないから、部品点数が少なくなってコストを低減し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適実施例に係る製氷機を一部破断して示す正面図である。
【図2】 実施例に係る製氷機の正面図である。
【図3】 実施例に係る製氷機の機械室に配設された各装置の配置関係を示す側断面図である。
【図4】 実施例に係る製氷機の機械室における空気の流れを示す側断面図である。
【図5】 実施例に係る製氷機の機械室および貯氷室を示す概略平面図である。
【図6】 実施例に係る取付ベースの側面図である。
【図7】 実施例に係る取付べースの平面図である。
【図8】 実施例に係る製氷機の機械室における水系路を示す側断面図である。
【図9】 実施例に係る製氷機における熱交換後の空気の排出構造を示す要部概略斜視図である。
【図10】 実施例に係る製氷機における熱交換後の空気の別の排出構造を示す要部概略斜視図である。
【符号の説明】
10 本体,11 機械室,12 貯氷室,15 底板,15a 吸込口
18 空冷凝縮器(凝縮器),22 冷却用ファン,23 取付ベース
24 圧縮機,25 製氷機構,29b 通孔,29c 通孔,31c 通孔
44 ドレンホース(ホース)

Claims (5)

  1. 本体(10)の内部に機械室(11)を形成し、該機械室(11)の底板(15)に外部空気の吸込口(15a)を形成し、前記吸込口(15a)と対向して機械室(11)内に凝縮器(18)を配設し、前記凝縮器(18)の上部に冷却用ファン(22)を配設し、前記冷却用ファン(22)の上方に、取付ベース(23)を介して圧縮機(24)および製氷機構(25)を配設し、前記冷却用ファン(22)の回転により前記吸込口(15a)から外部空気を機械室(11)内に吸込んで、前記凝縮器(18)、圧縮機(24)および製氷機構(25)の空冷作用を営むよう構成した製氷機において、
    前記取付ベース (23) には、該ベース (23) 上に滴下した水が前記冷却用ファン (22) に直接掛からない位置に通孔 (29b,29c,31c) が形成され、該冷却用ファン (22) から吹出される空気が通孔 (29b,29c,31c) を介して上方に効率的に流れるようにした
    ことを特徴とする製氷機。
  2. 本体 (10) の内部に機械室 (11) を形成し、前記機械室 (11) の底板 (15) に外部空気の吸込口 (15a) を形成し、前記吸込口 (15a) と対向して機械室 (11) 内に凝縮器 (18) を配設し、前記凝縮器 (18) の上部に冷却用ファン (22) を配設し、前記冷却用ファン (22) の上方に、前記機械室 (11) の奥行き方向と交差する幅方向の寸法が機械室 (11) の幅寸法よりも短かく設定されると共に、その少なくとも幅方向の一側面が全面的に開放した取付ベース (23) を介して圧縮機 (24) および製氷機構 (25) を配設し、前記冷却用ファン (22) の回転により前記吸込口 (15a) から外部空気を機械室 (11) 内に吸込んで、該空気を前記取付ベース (23) の一側面を介して上方に効率的に流して前記凝縮器 (18) 、圧縮機 (24) および製氷機構 (25) の空冷作用を営むよう構成した製氷機において、
    前記取付ベース (23) には、該ベース (23) 上に滴下した水が前記冷却用ファン (22) に直接掛からない位置に通孔 (29b,29c,31c) が形成され、該冷却用ファン (22) から吹出される空気が通孔 (29b,29c,31c) を介して上方に効率的に流れるようにした
    ことを特徴とする製氷機。
  3. 本体 (10) の内部に機械室 (11) を形成し、該機械室 (11) の底板 (15) に外部空気の吸込口 (15a) を形成し、前記吸込口 (15a) と対向して機械室 (11) 内に凝縮器 (18) を配設し、前記凝縮器 (18) の上部に冷却用ファン (22) を配設し、前記冷却用ファン (22) の上方に、取付ベース (23) を介して圧縮機 (24) および製氷機構 (25) を配設し、前記冷却用ファン (22) の回転により前記吸込口 (15a) から外部空気を機械室 (11) 内に吸込んで、前記凝縮器 (18) 、圧縮機 (24) および製氷機構 (25) の空冷作用を営むよう構成した製氷機において、
    前記冷却用ファン (22) が複数配設され、隣り合う冷却用ファン (22,22) の間に、前記製氷機構 (25) で生じた排水を排出するホース (44) を配置した
    ことを特徴とする製氷機。
  4. 本体 (10) の内部に、機械室 (11) と、該機械室 (11) の奥行き方向と交差する幅方向に隣接して貯氷室 (12) とを形成し、前記機械室 (11) の底板 (15) 外部空気の吸入口(15a) を形成し、前記吸込口 (15a) と対向して機械室 (11) 内に凝縮器 (18) を配設し、前記凝縮器 (18) の上部に冷却用ファン (22) を配設した製氷機において、
    前記冷却用ファン (22) の上方に取付ベース (23) を配設し、
    前記取付ベース (23) の上に、圧縮機 (24) およびオーガ式の製氷機構 (25) を配設し、
    前記冷却用ファン (22) の回転により前記吸込口 (15a) から外部空気を機械室 (11) 内に吸込んで、前記凝縮器 (18) 、圧縮機 (24) および製氷機構 (25) の空冷作用を営むようにすると共に、
    前記製氷機構 (25) の上部に、前記貯氷室 (12) で開口する氷放出路 (26) を配設し、該製氷機構 (25) で製造された氷塊を氷放出路 (26) を介して貯氷室 (12) に放出貯留するようにした
    ことを特徴とする製氷機。
  5. 前記取付ベース (23) における機械室 (11) の奥行き方向と交差する幅方向の寸法が機械室 (11) の幅寸法よりも短かく設定されると共に、該取付ベース (23) の少なくとも幅方向の一側面が全面的に開放し、前記冷却用ファン (22) から吹出される空気を一側面を介して上方に効率的に流れるようにした請求項4記載の製氷機。
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