JP5253847B2 - 貯蔵庫における機械室の冷却構造 - Google Patents

貯蔵庫における機械室の冷却構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5253847B2
JP5253847B2 JP2008058576A JP2008058576A JP5253847B2 JP 5253847 B2 JP5253847 B2 JP 5253847B2 JP 2008058576 A JP2008058576 A JP 2008058576A JP 2008058576 A JP2008058576 A JP 2008058576A JP 5253847 B2 JP5253847 B2 JP 5253847B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machine room
space
air
panel
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008058576A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009216268A (ja
Inventor
和幸 景山
亮 板倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP2008058576A priority Critical patent/JP5253847B2/ja
Publication of JP2009216268A publication Critical patent/JP2009216268A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5253847B2 publication Critical patent/JP5253847B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

この発明は、貯蔵庫における機械室の冷却構造に関し、更に詳細には、冷蔵庫や製氷機等の貯蔵庫に設けられた機械室を冷却する構造に関するものである。
筐体内部に冷凍機構および製氷機構を備え、該冷凍機構から供給された冷媒により製氷室を冷却して多数の氷塊を製造するよう構成された自動製氷機が、レストラン等の厨房施設で好適に使用されている。図9は、従来の自動製氷機10を示す全体正面図であって、この自動製氷機10は、製氷機構(図示せず)が配設された製氷室12と、冷凍機構14が配設された機械室16とが横並びで配置されている。自動製氷機10は、製氷室12および機械室16において共通のトップパネル18、ボトムパネル20およびバックパネル22が用いられると共に、製氷室12および機械室16の間は区画壁24によって仕切られている。
前記機械室16は、上下方向に延在する4本のフレーム26を基本骨格として、前記トップパネル18、ボトムパネル20、バックパネル22、区画壁24および該区画壁24に対向するサイドパネル28により画成される。また、自動製氷機10における機械室16の前面に対応する部位に開口部32が設けられ、該開口部32は、着脱式のフロントパネル34により閉成される。図10に示すように、前記機械室16に配設される冷凍機構14は、前記開口部32に臨むよう配設された凝縮器36と、該凝縮器36の後方に配設された圧縮機38とを備え、凝縮器36と圧縮機38との間には、シュラウド42を介して冷却ファン40が凝縮器36に固定されている。
前記機械室16における上方には、立方体形状の電装箱44が設けられている。この電装箱44は、その外郭をなす外箱46と、該外箱46の内部に設けられ、各種電子部品(図示せず)を収容する収容箱48とから構成される。前記外箱46は、前側の2本のフレーム26,26間に亘って固定されており、該外箱46により前記開口部32の上側が閉塞された状態にある。前記収容箱48は、外箱46に対し一回り小さな寸法に設定され、該外箱46との間に所要の空間をもって配設されている。すなわち、前記電装箱44はいわゆる二重箱構造となっており、外箱46と収容箱48との間に空間を確保することで断熱効果を発揮し、収容箱48内の電子部品を熱から保護している(特許文献1参照)。
ここで、前記機械室16内での熱交換に関連する構造を簡単に説明すると、前記フロントパネル34には、主として空気の取入れ口として機能する空気孔50が複数開設されている。また、バックパネル22には、複数の排出口52が開設され、該排出口52を介して機械室16に取込んだ空気を外部へ排出するようになっている。すなわち、冷却ファン40の回転に伴い空気孔50を介して吸込まれた空気は、凝縮器36に接触して熱交換された後、機械室16内を後方へ流通して排出口52から吐出されるよう構成される。
特開2005−180785号公報
ところで、前記開口部32の上側は、電装箱44により完全に閉塞された構造であるため、フロントパネル34の上部に設けた空気孔50から空気を排出することはできない構造となっている。そのため、バックパネル22を厨房の壁面等に近付けた状態で設置した場合、前記排出口52からの空気の排出が妨げられてしまい、凝縮器36の冷却効率が低下して製氷能力が落ちる難点がある。また、機械室16内に熱気が籠もることで、電装箱44内の電子部品が故障する畏れもあった。そのため、バックパネル22と壁面等との間に空間を確保する必要が生じ、自動製氷機10を設置可能な場所が制限されてしまう。更に、前記電装箱44は前側のフレーム26,26間に取付けられるので、外箱46を幅寸法が両フレーム26,26の内側寸法に一致させる必要があり、電装箱44に対し、高い加工精度・組付精度が要求され、コストが嵩む難点がある。しかも、電装箱44は二重箱構造となっているため、部品点数が多くなって製品コストが嵩む問題も有している。
そこで本発明は、従来の貯蔵庫における機械室の冷却構造に内在する前記問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、冷凍機構および電装箱の冷却効率を向上し得る貯蔵庫における機械室の冷却構造を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係る貯蔵庫における機械室の冷却構造は、
貯蔵室を設けた本体の側方に、機械室が内部画成された筐体が設けられ、前記本体には、貯蔵室に連通する前面開口を開閉自在に閉成する扉が設けられ、前記機械室には、冷凍機構および電装箱が配設されると共に、機械室の前面開口部を閉成するパネルが配設された貯蔵庫において、
前記筐体に配設され、該機械室を上下の空間に区分する仕切板と、
前記筐体における前記機械室内の後部に設けられ、該機械室の下側空間と上側空間とを連通する空気流通路と、
前記パネルにおいて機械室の下側空間に対応する前面部位に設けられ、該下側空間を外部に連通させて空気を取込む吸込口と、
前記パネルにおける前記上側空間に対応する前面部位に設けられ、該上側空間を外部に連通させて空気を排出する排出口と、
前記パネルにおける前記上側空間に対応する扉側の側面部位に設けられ、該上側空間を外部に連通させて空気を排出する第2の排出口とを備え、
前記下側空間に前記冷凍機構が配設されると共に、前記上側空間に電装箱が配設され、
長手方向を前後に向けた姿勢で前記電装箱を前記上側空間に位置させることで、前記空気流通路から上側空間に流れ込んだ空気を該電装箱の一側面に沿って前記排出口へ向けて案内する流通空間と、前記電装箱の他側面に沿って前記第2の排出口へ向けて案内する流通空間とを画成したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、機械室の後部側に上下の空間を連通する空気流通路を設けたので、空気流通路を介して上下の空間の間で空気を流通させることができる。従って、冷凍機構および電装箱を効率的に冷却することができ、冷凍機構の能力低下および電子部品の故障発生を防止し得る。しかも、電装箱の周囲に設けた流通空間を空気が流通するので、電装箱を確実に冷却でき、電装箱を二重箱構造とする必要がない。また、流通空間を介して空気を排出口および第2の排出口へ案内することができ、空気の排出を促進し得る。しかも、第2の排出口は、扉側に向けて開口するので、扉に加温された空気を吹き付けることができ、該扉の露が付くのを抑制し得る。機械室の前面開口部側から空気を吸排気し得るので、吸排気のための空間を少なくとも貯蔵庫の前面側に確保すればよく、該貯蔵庫の設置場所が制限されることはない。また、仮に、清掃時等に飛び跳ねた水が上側空間に進入しても、機械室の上方から滴下する水を仕切板で受けることができ、該仕切板の下方に位置する冷凍機構が汚れるのを防止し得る。
また、空気を排出口および第2の排出口へ案内することができ、該空気をスムーズに排出し得る。
請求項2に係る貯蔵庫における機械室の冷却構造では、前記扉には、該扉の閉成時に本体における前面開口の縁部を画成する部位に当接して前記貯蔵室を密閉するパッキンが設けられ、前記第2の排出口は、前記パッキンへ向けて開口していことを要旨とする。
請求項2の発明によれば、パッキンへ向けて空気を排出し得るので、パッキンやその周辺部位に露が付くのを防止し得る。
請求項3に係る貯蔵庫における機械室の冷却構造では、
の上縁部には、下方から手指を引っ掛け得る引手部(88)が設けられ、
前記第2の排出口(106)は、前記引手部(88)の内側へ向けて開口していることを要旨とする。
請求項3の発明によれば、引手部の内側へ向けて空気を排出し得るので、引手部の内側やその周辺部位に露が付くのを防止し得る。
本発明に係る貯蔵庫における機械室の冷却構造によれば、機械室の上下の空間に空気を流通させることができ、冷凍機構や電装箱の冷却効率を向上し得ると共に、空気を排出口および第2の排出口へ確実に案内し得る。
次に、本発明に係る貯蔵庫における機械室の冷却構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下説明する。なお、以下の説明では、図1の手前を「前」、奥側を「後」とすると共に、図1を基準として「左」、「右」、「上」、「下」と指称することとする。
図1(a)および(b)は、実施例に係る自動製氷機(貯蔵庫)60を示す全体正面図である。自動製氷機60は、前記製氷室(貯蔵室)66を画成する製氷室筐体(本体)68と機械室64を画成する機械室筐体(筐体)70とを並列に備え、両筐体68,70は、共通のトップパネル72、バックパネル74およびボトムパネル76で構成されている。前記製氷室66の内部には、図示しない製氷機構が配設されると共に、前記機械室64には、冷凍機構65が配設され、機械室64および製氷室66の間は、区画壁78で仕切られている。
前記製氷室筐体68の左側方は、左サイドパネル80で構成されると共に、該製氷室筐体68の正面側は前面パネル82(図2参照)で構成されている。前記前面パネル82には、氷塊の取出しを行なう氷取出口(前面開口)84が開設されており、該氷取出口84を開閉自在に閉成する断熱扉(扉)86が前面パネル82に配設されている。図2に示すように、断熱扉86の上縁部には、後端側から斜め後方へ立上がり、更に前方へ折曲げられた引手部88が左右方向に亘って形成され、該引手部88に手指を引っ掛けて断熱扉86を開閉させ得るようになっている。前記前面パネル82の前面であって断熱扉86の上方に、該断熱扉86の上縁部から所定間隔離間して左右に延在する化粧板90が配設され、該化粧板90の下端と断熱扉86の上縁部との間に画成される空間Aに、閉成時の断熱扉86の引手部88が臨むよう構成される(図2参照)。また、前記断熱扉86の後面には、該扉86の閉成時に前面パネル82における氷取出口84の上縁を画成する部位に当接して、製氷室66を密閉するパッキン92が左右方向に延在するよう配設されている。
前記機械室筐体70は、図4に示すように、前記区画壁78から右方へ所定間隔離間して配設されると共に上下方向に延在する2本のフレーム94,96を備え、該機械室筐体70を構成する右サイドパネル97が両フレーム94,96間に配設されている。各フレーム94,96の横断面形状はL字型に形成されている。前側のフレーム94は、後述するフロントパネル(パネル)100に当接する第1枠部94aと、右サイドパネル97に当接する第2枠部94bとから構成される。後側のフレーム96は、バックパネル74に当接する第1枠部96aおよび右サイドパネル97に当接する第2枠部96bから構成される。なお、以下の説明では、前側のフレームを前フレーム94、後側のフレームを後フレーム96と指称する。
機械室筐体70の前側には、右サイドパネル97と区画壁78との間に前面開口部98が画成され、該開口部98を閉成可能なフロントパネル100が右サイドパネル97および区画壁78間に着脱自在に配設される。図3は、フロントパネル100を後側から見た全体図であって、該フロントパネル100は、前板部100a、左枠部(側面部位)100b、右枠部100c、上枠部100dおよび下枠部100eにより内部に所要の空間が画成された箱体状に構成されている。前板部100aの中央部から下側には、空気の取入れ口として機能する複数の吸込口102が開設されると共に、前板部100aの中央から上側に、空気の吐出し口として機能する複数の排出口104が開設されている。図1に示すように、排出口104は、フロントパネル100の右側(図3では左側(側方排出口106(後述)とは反対側))に偏倚して設けられている。
図4に示すように、フロントパネル100の左枠部100bには、閉成状態にある断熱扉86の引手部88に対応する位置(前記空間Aに臨む位置)に、側方排出口(第2の排出口)106が前後に並んで2つ設けられ、該側方排出口106は、前記パッキン92へ向けて開口している。また、図3に示すように、フロントパネル100の上下の中央位置に、左右方向に延在するスポンジ状の第1断熱材108が設けられている。この第1断熱材108は、図4に示すように、フロントパネル100の内部空間を充填するように配設されている。そして、フロントパネル100で前面開口部98を閉成した際に、第1断熱材108の後部側が後述する仕切板110の前端部(前側片部152)に当接するようになっている。また、第1断熱材108の後部側に切欠部108aが設けられ、該切欠部108aに第2電装箱(電装箱)112(後述)の前側が嵌り込んで固定される。
前記機械室64には、第1電装箱114および第2電装箱112を支持する仕切板110が水平に配設され、機械室64の内部は、図8に示すように、仕切板110によって下側空間116と上側空間118とに2分されている。下側空間116には、冷凍機構65を構成する凝縮器120、冷却ファン122および圧縮機124が、この順序で前方から後方に配設されている。前記凝縮器120は、図5に示すように、左右に対向配置された一対のエンドプレート126,126間に冷媒管128が蛇行状に配置されて構成される。各エンドプレート126の下端には、外方へ折曲成形された取付片130が設けられ、該取付片130に通孔130aが開設されている。そして、取付片130を前記ボトムパネル76上に載置し、通孔130aに挿通したネジ130bをボトムパネル76に設けたネジ孔(図示せず)に螺挿することで、凝縮器120は機械室64内に固定される(図8参照)。なお、凝縮器120は、機械室64の前側に配設されて、その前面を前記前面開口部98に臨ませている。各エンドプレート126の後端縁には、上下方向に延在する板状のファン固定部132が設けられ、該ファン固定部132にネジ孔132aが開設されている。
図6に示すように、前記凝縮器120の左右方向の寸法は、機械室64の左右方向の寸法より僅かに小さく設定されており、右側の冷媒管128の屈曲部128aが前フレーム94の第1枠部94aの後方に位置している。また、左右の屈曲部128a,128aには、夫々、上下方向に延在する柱状の第2断熱材134,134が貼付けられている。右側の第2断熱材134は、図6に示すように、屈曲部128aと前フレーム94の第1枠部94aとで前後の面が挟持されると共に、左右の面は、凝縮器120の右側のエンドプレート126と前フレーム94の第2枠部94bとで挟持される。左側の第2断熱材134は、左右の面が左側のエンドプレート126と区画壁78とにより挟持されている。これにより、左右の第2断熱材134,134によって凝縮器120が挟持され、該凝縮器120が安定して支持されると共に、左右のエンドプレート126,126と区画壁78、前フレーム94との間の空間を、第2断熱材134,134によって左右の屈曲部128a,128aの前側で閉塞することができる。
図5に示すように、前記冷却ファン122は、ファンモータ122aおよび羽根122bを備え、該ファンモータ122aがシュラウド136に一体的に取付けられている。このシュラウド136は、冷却ファン122を収容する筒状の収容部138と該収容部138の前端に設けられ、該収容部138に連通する空気口140が開設された矩形板状の当接面部142とを備えている。前記当接面部142の上端には、前方へ屈曲された上端片144が形成されると共に、当接面部142の左右の側部は、前記ファン固定部132,132の後面に当接するよう構成されている。また、当接面部142の左右の側部には、通孔142a,142aが開設されている。前記上端片144は、シュラウド136を凝縮器120に取付ける際に、凝縮器120の上端部に当接して該上端部を覆うよう構成される。すなわち、シュラウド136は、上端片144を凝縮器120の上端部に当接させると共に、前記当接面部142の左右の側部をファン固定部132,132に当接させたもとで、通孔142aに挿通したネジ142bをネジ孔132aに螺挿することで、シュラウド136が凝縮器120に固定される。
図7に示すように、前記仕切板110は、矩形薄板状の仕切板本体146と、該仕切板本体146の右側縁部に立設され、第1電装箱114の右側面を構成する板状部材148とから基本的に構成される。前記仕切板本体146は、図4に示すように、左右方向の幅寸法が機械室64の左右方向の寸法(区画壁78と右サイドパネル97との内側寸法)より小さく設定されると共に、前後方向の寸法が機械室64の前後方向の寸法の略半分程度に設定されている。仕切板本体146の左側の縁部には、上方に折曲された取付片部150が設けられ、該取付片部150を区画壁78に当接させたもとで取付片部150に設けた通孔150a,150aに挿通したネジ150b,150bを区画壁78に設けた図示しないネジ孔に螺挿することで、仕切板110が区画壁78に固定される。
仕切板本体146の前側の縁部には、下方に折曲された前側片部152が設けられ、仕切板本体146から外方に突出した前側片部152の右側端に通孔152aが開設されている。そして、この前側片部152の後面を前フレーム94における第1枠部94aの前面に当接させたもとで、前側片部152の通孔152aに挿通したネジ152bを前フレーム94の図示しないネジ孔に螺挿することで、前側片部152が前フレーム94に固定される(図4参照)。なお、前述のように、前側片部152は、フロントパネル100で前面開口部98を閉成した際に、前記第1断熱材108の後端面と当接して、フロントパネル100と前側片部152との間の空間は第1断熱材108によりシールされる。
前記板状部材148は、前後方向に延在する矩形薄板状に形成され、左右方向に開口する熱交換口154を備えている。この熱交換口154にメッシュ154aが設けられ、第1電装箱114内に塵埃が進入するのを規制している。板状部材148の上端部には、支持片部156が左方へ折曲成形され、該支持片部156の後端部付近にネジ孔156aが設けられている。また、板状部材148における支持片部156より前方に延出する延出部149に、通孔148aが開設されている。この延出部149は、仕切板110を取付ける際に、延出部149の右面が前フレーム94における第1枠部94aの左側面に当接するよう構成される。
第1電装箱114は、下方および右方が開口したボックス形状をなすカバー部材158と、前記板状部材148とから構成され、内部に各種電子部品(図示せず)を収容するための収容空間が画成されている。また、第1電装箱114の底部は、仕切板本体146の一部を利用して構成される。前記カバー部材158は、上面部158a、左側面部158b、前面部158cおよび後面部158dから構成される。前面部158cの右縁部には、前方へ向けて延出する取付部材160が折曲成形されており、該取付部材160を前記延出部149は当接するよう構成される(図4参照)。そして、取付部材160に設けた通孔160aおよび延出部149の通孔148aに挿通したネジ160bを前フレーム94の第1枠部94aに設けたネジ孔(図示せず)に螺挿することで、第1電装箱114が前フレーム94に固定される。
前記左側面部158bの下端には、左方へ延出する下支持片162が折曲成形されており、該下支持片162の前後中央位置に通孔162aが開設されている。そして、下支持片162を前記仕切板本体146に当接させたもとで、下支持片162の通孔162aに挿通したネジ162bを仕切板本体146に設けたネジ孔146a(図7参照)に螺挿することで、カバー部材158が仕切板本体146に固定される。更に、前記上面部158aの後方右隅に通孔158eが開設され、上面部158aの下面を前記板状部材148の支持片部156の上面に当接させたもとで、上面部158aの通孔158eに挿通したネジ158fを支持片部156のネジ孔156aに螺挿することで、カバー部材158が板状部材148に固定される。なお、仕切板110および第1電装箱114を機械室64に取付けた際に、該第1電装箱114は、フロントパネル100の排出口104の後方に位置するよう設定されている(図1(a)参照)。
ここで、図4に示すように、機械室64の内部には、前記仕切板110の板状部材148と右サイドパネル97との間に側方流通路164が画成され、該側方流通路164を介して機械室64の下側空間116および上側空間118が連通している。また、仕切板本体146の後端縁からバックパネル74までの間に後方流通路(空気流通路)166が画成され、該後方流通路166により機械室64の下側空間116および上側空間118が連通している。そして、前記フロントパネル100の吸込口102を介して機械室64の下側空間116に取込まれた空気は、前記側方流通路164および後方流通路166を介して上側空間118に到来し、該上側空間118を流通するようになっている。
前記仕切板本体146上には、前後に長い第2電装箱112が配設され、該第2電装箱112の内部に、各種の電子部品(図示せず)が収容される。前記第2電装箱112は、仕切板本体146上において第1電装箱114および区画壁78の間に配設され、第2電装箱112および第1電装箱114、第2電装箱112および区画壁78の間に、夫々、前後方向に延在する流通空間168,168が画成されている。そして、前記後方流通路166を介して上側空間118に流れ込んだ空気が2つの流通空間168,168により前方へ案内されるようになっている。流通空間168,168により前方へ案内された空気は、フロントパネル100の排出口104または前記側方排出口106から外部へ排出されるよう構成される。ここで、図1(a)に示すように、フロントパネル100における第2電装箱112に対応する部位には、空気の排出口104が設けられておらず、左側の流通空間168を流通する空気は、主に前記側方排出口106から左方に向けて排出される。すなわち、左側の流通空間168は、空気を側方排出口106へ案内するべく機能する。なお、第2電装箱112の前面部は、前記フロントパネル100で前面開口部98を閉成した際に、前記第1断熱材108の切欠部108aに嵌合して保持される。
(実施例の作用)
次に、実施例に係る貯蔵庫における機械室の冷却構造の作用について説明する。冷却ファン122が作動すると、フロントパネル100の吸込口102を介して外部の空気が機械室64の下側空間116に吸入される。すると、機械室64内に取込まれた空気は、凝縮器120の冷媒管128の間を流通して、後方へ送られる。
冷媒管128を通過した空気の一部は、側方流通路164を介して上昇し、機械室64の上側空間118へ流入する。また、残る空気は、下側空間116を後方へ流通し、バックパネル74に沿って上昇する。そして、空気は、後方流通路166を上昇して上側空間118に到達し、前方へ向けて流通する。また、側方流通路164から上側空間118へ流入した空気は、後方流通路166から上側空間118へ流入した空気の一部と合流して、前記熱交換口154を介して第1電装箱114内に進入する。そして、第1電装箱114内に流入した空気は、電子部品と熱交換した後、熱交換口154を介して再び上側空間118に戻り、フロントパネル100の排出口104から排出される。このとき、第1電装箱114は、仕切板本体146の一部を底部として利用しているので、該第1電装箱114内の熱が仕切板本体146を伝わって放熱され易い。また、第2電装箱112も仕切板本体146上に載置されているので、第2電装箱112内の熱は仕切板本体146を介して放熱される。なお、第1断熱材108がフロントパネル100および仕切板110の間の空間を閉塞しているので、機械室64で熱交換して高温となった空気がフロントパネル100の空間を介して下降し、再び、下側空間116へ取込まれることはない。
一方、後方流通路166を介して上側空間118に流入した空気の一部は、図4に示すように、左右の流通空間168,168を介して前方へ流通し、第2電装箱112との熱交換が行なわれる。すなわち、左右の流通空間168,168を空気が流通する間に、第2電装箱112は冷却される。そして、右側の流通空間168を流通する空気は、フロントパネル100の排出口104へ案内されて、該排出口104から外部に排出される。このとき、第2電装箱112の前方に排出口104を設けずに、該排出口104を第2電装箱112より右側に偏倚して設けたので、全ての空気が排出口104から排出されてしまうことはない。従って、左側の流通空間168を流通する空気は、該流通空間168により側方排出口106へ案内され、該側方排出口106から前記空間Aへ空気が排出される。すると、図1に示すように、機械室64内で熱交換して高温となった空気は、前記空間Aに沿って左方へ流通して、前記引手部88やパッキン92等を乾燥させるので、これらの部材に露が付着するのを防止する。
このように、機械室64の下側空間116側から取込まれた空気は、機械室64の内部を図8に示す反時計回りの方向に流通するので、機械室64の全体を空冷することができる。従って、機械室64を効率的に冷却することができ、機械室64内の温度上昇を抑制して、冷凍機構65の能力低下を防止し得る。しかも、第1,第2電装箱114,112の周囲を空気が流通して熱交換されるので、該電装箱114,112を従来の如く二重箱構造とする必要がなく、部品点数を少なくし得る。また、第2電装箱112の左右に流通空間168,168を設けたので、空気を排出口104または側方排出口106へ案内することができ、該空気をスムーズに排出し得る。更に、フロントパネル100側からの吸排気を可能としたので、自動製氷機60のバックパネル74や右サイドパネル97を設置場所の壁に密着して設置することができ、設置場所が制限されることがない。なお、凝縮器120の上方に仕切板110を設けたので、仮に清掃時等に使用する水が跳ねて、排出口104から上側空間118へ水が進入したとしても、滴下する水滴を仕切板110で受けることができ、凝縮器120が汚れるのを防止し得る。更に、機械室64内に仕切板110を水平に設けることで、該仕切板110が補強材として機能し、機械室筐体70の強度を向上し得る。
実施例では、側方排出口106から高温となった空気を排出して、引手部88やパッキン92等の露が付くのを防止し得るので、カビや雑菌の繁殖を抑制でき衛生的である。しかも、パッキン92への露が付くのを防止することで、結露水が貯氷庫内へ滴下するのを防止し得る。更に、冷凍機構65や第1,第2電装箱114,112を利用して露が付くのを防止するので、ランニングコストが嵩むことはない。
実施例では、第1断熱材108によりフロントパネル100と仕切板110との間の空間を閉塞したので、空気がショートサイクルするのを防止して、機械室64を効率的に冷却し得る。また、第1断熱材108の切欠部108aに第2電装箱112の前側が嵌り込むので、第2電装箱112が安定的に支持されて、振動等による騒音の発生を抑制し得る。更に、第1断熱材108によりフロントパネル100を伝って落下する水滴等を受けることができ、凝縮器120が汚れることがない。なお、フロントパネル100における上下方向の略中央部に第1断熱材108を設けることで、フロントパネル100の強度が向上し、該パネル100の変形等を抑制し得る。また、第1断熱材108が前側片部152に当接することで、フロントパネル100がガタ付くのを防止すると共に、フロントパネル100に外力が加わった際に緩衝材として機能して、前板部100aが凹むのを回避し得る。
実施例では、凝縮器120を左右の第2断熱材134,134によって挟持する構成としたので、凝縮器120やシュラウド136等が固定され、振動による騒音の発生を低減し得る。また、第2断熱材134,134により凝縮器120が固定されるので、ネジ等の使用を最小限にすることができ、組付作業の効率を向上し得る。更に、第1電装箱114の底部を仕切板本体146と兼用したことで、該第1電装箱114内の熱を仕切板本体146を介して放熱することができる。
なお、実施例では、仕切板110と右サイドパネル97との間に側方流通路164を形成したが、必ずしも側方流通路164を設ける必要はなく、後方流通路166のみを形成するようにしてもよい。また、実施例では、バックパネル74には、空気を排出するための排出口を設けていないが、パックパネル74に排出口を設け、フロントパネル100およびバックパネル74の双方から空気を排出する構成としてもよい。更に、第2電装箱112は、必ずしも仕切板110上に取付ける必要はなく、上側空間118であれば、仕切板110より上方に固定してもよい。実施例では、貯蔵庫として氷塊を製造する自動製氷機60を例に説明したが、貯蔵庫として冷蔵庫を採用することもできる。
実施例に係る自動製氷機の全体正面図であって、(a)はフロントパネルを取付けた状態を示し、(b)はフロントパネルを取外した状態で示す。 断熱扉の上部を拡大して示す側断面図である。 フロントパネルを裏側から見た全体図である。 機械室の上側空間を示す横断平面図である。 凝縮器および冷却ファンを示す分解斜視図である。 機械室の下側空間を示す横断平面図である。 仕切部材および第1電装箱を示す分解斜視図である。 フロントパネルを取外した状態で機械室を示す縦断側面図である。 従来例に係る自動製氷機をフロントパネルを取外した状態で示す全体正面図である。 従来例に係る自動製氷機の機械室を示す縦断側面図である。
符号の説明
64 機械室,65 冷凍機構,66 製氷室(貯蔵室)
68 製氷室筐体(本体),70 機械室筐体(筐体),84 氷取出口(前面開口)
86 断熱扉(扉),92 パッキン,98 前面開口部
100 フロントパネル(パネル),100b 左枠部(側面部位)
102 吸込口,104 排出口,106 側方排出口(第2の排出口)
110 仕切板,112 第2電装箱(電装箱),116 下側空間
118 上側空間,166 後方流通路(空気流通路),168 流通空間

Claims (3)

  1. 貯蔵室(66)を設けた本体(68)の側方に、機械室(64)が内部画成された筐体(70)が設けられ、前記本体(68)には、貯蔵室(66)に連通する前面開口(84)を開閉自在に閉成する扉(86)が設けられ、前記機械室(64)には、冷凍機構(65)および電装箱(112)が配設されると共に、機械室(64)の前面開口部(98)を閉成するパネル(100)が配設された貯蔵庫において、
    前記筐体(70)に配設され、該機械室(64)を上下の空間に区分する仕切板(110)と、
    前記筐体(70)における前記機械室(64)内の後部に設けられ、該機械室(64)の下側空間(116)と上側空間(118)とを連通する空気流通路(166)と、
    前記パネル(100)において機械室(64)の下側空間(116)に対応する前面部位に設けられ、該下側空間(116)を外部に連通させて空気を取込む吸込口(102)と、
    前記パネル(100)における前記上側空間(118)に対応する前面部位に設けられ、該上側空間(118)を外部に連通させて空気を排出する排出口(104)と、
    前記パネル(100)における前記上側空間(118)に対応する扉(86)側の側面部位(100b)に設けられ、該上側空間(118)を外部に連通させて空気を排出する第2の排出口(106)とを備え、
    前記下側空間(116)に前記冷凍機構(65)が配設されると共に、前記上側空間(118)に電装箱(112)が配設され、
    長手方向を前後に向けた姿勢で前記電装箱(112)を前記上側空間(118)に位置させることで、前記空気流通路(166)から上側空間(118)に流れ込んだ空気を該電装箱(112)の一側面に沿って前記排出口(104)へ向けて案内する流通空間(168)と、前記電装箱(112)の他側面に沿って前記第2の排出口(106)へ向けて案内する流通空間(168)とを画成し
    ことを特徴とする貯蔵庫における機械室の冷却構造。
  2. 前記扉(86)には、該扉(86)の閉成時に本体(68)における前面開口(84)の縁部を画成する部位に当接して前記貯蔵室(66)を密閉するパッキン(92)が設けられ、前記第2の排出口(106)は、前記パッキン(92)へ向けて開口している請求項1記載の貯蔵庫における機械室の冷却構造。
  3. 前記扉(86)の上縁部には、下方から手指を引っ掛け得る引手部(88)が設けられ、
    前記第2の排出口(106)は、前記引手部(88)の内側へ向けて開口している請求項2記載の貯蔵庫における機械室の冷却構造。
JP2008058576A 2008-03-07 2008-03-07 貯蔵庫における機械室の冷却構造 Active JP5253847B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008058576A JP5253847B2 (ja) 2008-03-07 2008-03-07 貯蔵庫における機械室の冷却構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008058576A JP5253847B2 (ja) 2008-03-07 2008-03-07 貯蔵庫における機械室の冷却構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009216268A JP2009216268A (ja) 2009-09-24
JP5253847B2 true JP5253847B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=41188318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008058576A Active JP5253847B2 (ja) 2008-03-07 2008-03-07 貯蔵庫における機械室の冷却構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5253847B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5603584B2 (ja) * 2009-10-06 2014-10-08 ホシザキ電機株式会社 冷却機構を備えた装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6263686U (ja) * 1985-10-11 1987-04-20
JP3667538B2 (ja) * 1998-11-12 2005-07-06 ホシザキ電機株式会社 製氷機
JP3568887B2 (ja) * 2000-09-20 2004-09-22 シャープ株式会社 扉開閉機構
JP4629916B2 (ja) * 2001-06-05 2011-02-09 ホシザキ電機株式会社 貯蔵庫
JP2004006744A (ja) * 2002-04-26 2004-01-08 Denso Corp 電子機器用冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009216268A (ja) 2009-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4504385B2 (ja) 機器アセンブリ
JP5097420B2 (ja) 自動製氷機
JP2007024348A (ja) 冷却貯蔵庫
JP5253847B2 (ja) 貯蔵庫における機械室の冷却構造
JP5405032B2 (ja) 貯蔵庫における機械室の冷却構造
TWI605232B (zh) 冰箱
JP2019134902A (ja) ロッカー装置
JP5921924B2 (ja) 製氷機
JP5441430B2 (ja) 冷却庫
JP2009052791A (ja) 製氷機
JP5633973B2 (ja) 冷蔵庫
JP5359555B2 (ja) 保冷米びつ装置
JP4493230B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP4147173B2 (ja) フィルタ取付構造
JP2006336906A (ja) 保存庫及び保存設備
JP2003261200A (ja) 飲料ディスペンサ
JP6979604B2 (ja) 冷却庫装置
JP4349896B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP2011075265A (ja) 保冷米びつ装置
JP2006337012A (ja) 保存庫及び保存設備
JP2008215744A (ja) 低温貯蔵庫
JP2011021798A (ja) 保冷米びつ装置
JP3962654B2 (ja) 箱体構造
JP6681781B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2011163583A (ja) 保冷米びつ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120622

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130201

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5253847

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350