JP2011075265A - 保冷米びつ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高周囲温度でも冷却性能が劣らず、白米の品質を維持する保冷米びつ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】冷凍サイクル装置を構成する圧縮機31、放熱器32、放熱用送風機23を機械室30に、冷却器33、冷却用送風機24を収納室9に配置し、さらに、断熱区画壁8によって機械室30と収納室9を断熱区画したことにより、冷凍サイクル装置の集中配置を緩和した構成とし、また、冷凍サイクル装置を熱源として米びつ10を冷却することができる。したがって、設置環境の悪い場所に設置されても安定した冷却性能を得ることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、精米した白米等を所定の範囲の温度で貯蔵(保存)する保冷米びつ装置に関するものである。
従来、この種の保冷米びつ装置として、図5に示す如く冷却熱源にペルチェ方式を利用した保冷米びつ装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
この装置は、貯蔵室100の外周を断熱パネル101で囲い、貯蔵室100と断熱パネル101との間に冷気の循環空間102を形成して、冷却装置103で生成した冷気を循環させ、貯蔵室100を間接的に冷却するものである。冷却装置103は、ペルチェ素子104と循環ファン105からなり、ペルチェ素子104の冷却面を循環空間102に配置し、循環ファン105でその冷却面の冷気を循環させて貯蔵室100内を冷却している。
冷却装置103の制御は、循環空間102内の温度を検出する温度センサに基づいて行われ、その空間102の温度に応じてペルチェ素子104への通電を制御している。また、ペルチェ素子104の放熱面を空冷する放熱ファン106を備え、放熱面に外気を作用させて放熱を促進させることにより、冷却面の冷却性能を保持している。
特開2007−315634号公報
しかしながら、上記従来のようなペルチェ素子104を熱源とする保冷米びつ装置の構成では、一般に冷却能力が小さいため、周囲温度が高くなると十分な冷却能力が得られなくなり、白米の品質を劣化させてしまうという欠点があった。さらに詳述すると、ペルチェ方式で高い冷却性能を確保する場合、ペルチェ素子本体や、駆動回路が高価となり、安価に構成することが困難となる。
さらに、ペルチェ方式は、連続して庫内冷却側の循環ファン105とペルチェ素子104の放熱ファン106が運転しているため、その音源が耳障りとなっていた。
また、圧縮機を具備したヒートポンプによる冷却方式を採用することも想定できるが、米びつ本体の大型化や、設置環境、組立て工数のアップ、冷凍サイクル部品のサービス性を考慮した構成とする課題がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ヒートポンプ装置を熱源としながらも、熱源をペルチェ方式とする構成と同等の収納容積を維持する米びつ本体とし、さらに、運転の静寂性を向上すると共に設置環境にかかわらず冷却性能の安定化をはかることを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の保冷米びつ装置は、筺体状の本体に、該本体の内部を、貯蔵物を収容する貯蔵部が配置された収納室と、前記収納室の下方に位置す
る機械室に区画する断熱区画壁を設け、前記収納室に、前記貯蔵部の外周面に面した循環風路を形成する断熱壁体を設け、前記機械室に、冷凍サイクル装置を構成する圧縮機と放熱器を配置し、前記収納室に、前記冷凍サイクル装置を構成する冷却器と、前記冷却器により熱交換された冷気を前記循環風路内へ供給する冷却用送風機を配置したものである。
かかる構成により、ヒートポンプ作用によって安定した冷却性能を得ることができ、保冷米びつ装置が環境温度の高い場所に設置された場合であっても、貯蔵部に収容した白米等の貯蔵物の品質を安定した状態で維持することができる。また、冷凍サイクル装置の冷却器を、機械室とは別の収納室に配置したことにより、広範囲に亘る部品配置となり、本体の大型化を抑制することができる。
さらに、圧縮機の冷却運転停止時には音源がなくなるため、特に環境温度が低い場所に設置された場合は、冷却運転停止時間が長く得られる制御となり、ペルチェ方式に比べて静かな保冷米びつ装置を提供することができる。
本発明の保冷米びつ装置は、ヒートポンプ装置を熱源とするため、保冷米びつ装置が、環境温度に変化が生じる場所に設置された場合であっても、安定して貯蔵物を冷却することができる。また、前記ヒートポンプ装置は、冷却器を、圧縮機と放熱器を配置した機械室とは別の収納室に配置したことにより、収納室から機械室に亘って分散した部品配置となり、本体内の空間を有効に利用した部品配置構成とすることができる。
さらに、圧縮機の冷却運転停止時には音源がなくなるため、設置環境温度によっては、ペルチェ方式に比べて静かな保冷米びつ装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1における保冷米びつ装置の前扉を開放した状態の斜視図 同実施の形態1における保冷米びつ装置の冷凍サイクル装置の組み込み状態を示す背面側からの分解斜視図 同実施の形態1における保冷米びつ装置の内部構造を示す側面から見た断面図 同実施の形態1における保冷米びつ装置の内部構造を示す背面板を外した状態で一部を切欠いた背面図 従来のペルチェ方式による米びつ装置の内部構造を示す側面断面図
請求項1に記載の発明は、筺体状の本体に、該本体の内部を、貯蔵物を収容する貯蔵部が配置された収納室と、前記収納室の下方に位置する機械室に区画する断熱区画壁を設け、前記収納室に、前記貯蔵部の外周面に面した循環風路を形成する断熱壁体を設け、前記機械室に、冷凍サイクル装置を構成する圧縮機と放熱器を配置し、前記収納室に、前記冷凍サイクル装置を構成する冷却器と、前記冷却器により熱交換された冷気を前記循環風路内へ供給する冷却用送風機を配置したものである。
かかることにより、冷凍サイクル装置を熱源とすることから、周囲温度が高い場所に配置された場合でも冷却性能が大幅に劣ることはなく、安定した温度で白米等の収納物を保存することができ、収納品質を維持することができる。
さらに、圧縮機は、収納室の温度管理制御によって連続運転することがなく、冷却運転の停止時には音源がなく、静寂な運転効果を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記冷凍サイクル装置、および前記収納室と機械室に区画する断熱区画壁を、前記機械室側より収納するようにしたものである。
かかることにより、溶接、冷媒ガス封入作業が伴う冷媒配管システムを前もって完成した後、米びつ本体に組み込むことができるため、米びつ装置の組み立てが容易となる。さらに、特に冷凍サイクル部分の故障、修理時に、容易に冷凍サイクル部分だけを取り外し、交換することもでき、サービス性の向上をはかることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記機械室の一面に開口を設け、さらに、前記開口に面して前記放熱器を取付け、さらに、前記機械室内に、前記放熱器の放熱作用を促進する放熱用送風機を設け、前記放熱器を、前記放熱用送風機の送風方向における該放熱器の一部が、前記機械室に面する断熱壁の厚さ方向の投影面内に位置するように配置したものである。
かかる構成とすることにより、前記放熱器の機械室内への突出を抑制することができ、前記冷凍サイクル装置における前記機械室内への組み込み構成をよりコンパクトにすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記断熱区画壁を、前記循環風路の構成部材としたものである。
かかることにより、前記循環風路を形成する構成部品数を少なくすることができ、部品コスト、組み立て工数の低減をはかることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における保冷米びつ装置の前扉を開放した状態の斜視図である。図2は、同実施の形態1における保冷米びつ装置の冷凍サイクル装置の組み込み状態を示す背面側からの分解斜視図である。図3は、同実施の形態1における保冷米びつ装置の内部構造を示す側面から見た断面図である。図4は、同実施の形態1における保冷米びつ装置の内部構造を示す背面板を外した状態で一部を切欠いた背面図である。
図1乃至図4において、筐体形状に形成された米びつ本体1は、上面に、蓋2によって閉塞され、かつ白米(貯蔵物)を投入するための投入口3を具備し、前面に、白米の残量の目視のための残量確認窓4、および白米の取り出しのための計量操作レバー12aをそれぞれ具備したパネル部5と、パネル部5を閉塞する開閉可能な前扉6を具備し、背面には、背面板15が着脱可能に取付けられ、また、底部には、米びつ本体1の移動を容易にするキャスター7を具備している。
また、米びつ本体1の内部は、発泡性の断熱材等からなる断熱区画壁8により、共に背面が開放された収納室9と機械室30に区画され、収納室9には、投入口3に開口した矩形の米びつ(本発明の貯蔵部に相当)10と、米びつ10内の白米を所定量に計量し、米受け容器11に排出する計量操作部12等が設けられている。
さらに、米びつ10は、米びつ本体1の内面と所定間隔あけて配置され、また、米びつ10の周囲は、その間隔を利用して収納室9と機械室30に区画する断熱区画壁8と、こ
の断熱区画壁8と連続する左右の断熱壁体13と、前後の断熱壁体14によって囲われている。これらの断熱壁体13、14についても、断熱区画壁8と同様に、発泡性の断熱材等によって形成されている。
左右の断熱壁体13は、米びつ10を左右より挟んで設けられ、前後の断熱壁体14は、パネル部5の内面と、米びつ本体1を形成する背面板15の内面にそれぞれ設けられている。そして、背面板15を米びつ本体1の背面に取付けることにより、米びつ10は断熱壁体13、14によって囲われた構成となり、また、機械室30の開放面も閉塞される。ここで、パネル部5側の断熱壁体14と米びつ10の間には、米びつ10の前面が面する空間部(本発明の循環風路に相当)16が形成されている。
また、左右の断熱壁体13の背面側には、図4に示す如く米びつ10の背面が面する吹出し風路(本発明の循環風路に相当)17が上下方向に形成され、さらに、左右の断熱壁体13の上部に、吹出し風路17と連通する流入口18を設けている。したがって、吹出し風路17は、背面板15が装着されると、断熱状態の風路となる。
さらに、左右の断熱壁13の内面には、一方が流入口18と連通し、他方がパネル部5側の空間部16に開口した空洞部(本発明の循環風路に相当)19が設けられ、この空洞部19の形成によって米びつ10の左右面が空洞部19内に面している。
また、米びつ10の上部には、通気孔20が全周に亘って設けられている。したがって、米びつ10の内部は、左右に位置する通気孔20を介して空洞部19と連通し、前後に位置する通気孔20を介してパネル部5側の空間部16と吹出し風路17にそれぞれ連通している。
さらに、米びつ10の底面は、白米の排出が円滑となるよう漏斗状に形成されている。したがって、底面は、少なくとも傾斜した三面を有している。なお、米びつ10の底面は、漏斗状に限るものではなく、底面全体が一方向(パネル部5側)に傾斜した形状であっても構わない。
また、収納室9と機械室30に区画する断熱区画壁8において、米びつ10における底面の背面側に近い面には底面断熱壁25が設けられ、これによって一方が吹出し風路17と連通し、他方に収納室9内に開口する風路入口21を形成した底面風路(本発明の循環風路に相当)22が形成されている。この底面風路22は、米びつ10の前記底面の傾斜(背面側から延びる傾斜)と略平行の空間となるようにその底面が傾斜されている。
さらに、機械室30内には、冷凍サイクル装置を構成する圧縮機31、放熱器32、減圧装置(図示せず)、および放熱器32の放熱作用を促進する放熱用送風機23が設けられている。
また、収納室9内には、断熱区画壁8を介して前記冷凍サイクル装置を構成する冷却器33と、この冷却器33により冷却された冷気を、風路入口21から吹出し風路17側へ送り込む冷却用送風機24、および冷却器33の結露水を受ける水受け皿25が設けられている。そして、水受け皿25の底部には、ドレンホース38の一端が接続されている。
また、冷却器33の近くには、冷却器33を通過する前の空気温度を検出するサーミスタ35が設けられており、その検出温度が所定値以下となれば、制御装置42により、圧縮機31、放熱用送風機23、および冷却用送風機24の運転を停止し、設定値以上の温度となればそれぞれの運転を行うように構成されている。
さらに、機械室30内には、圧縮機31、放熱用送風機23、および冷却用送風機24の運転を制御する制御装置42が配置され、圧縮機31、放熱器32、減圧装置、および冷却器33は、配管34a、34b、34cにより、圧縮機31からの冷媒がこれらを循環するように接続されている。
また、断熱区画壁8の下部には、冷却器33に接続された配管34b、34cおよび冷却用送風機24のリード線(図示せず)、さらに水受け皿25のドレンホース38を貫通させるための凹部27が設けられ、この凹部27を利用することにより、断熱区画壁8による収納室9と機械室30との断熱を構成している。なお、必要に応じて、凹部27にウレタンフォーム等の断熱材を充填し、配管34b、34c等と凹部27の隙間を埋め、断熱をより確実とすることもできる。
また、放熱器32は、米びつ本体1の側面において、機械室30に面して形成した吸気口1a(本発明の開口に相当)に面して取付けられ、その機械室30の内部寄りに放熱用送風機23が配置されている。
また、放熱器32は、図4に示す如く、放熱用送風機23の送風方向における放熱器32の一部が、機械室30に面する断熱壁体13の厚さt方向の投影面内に位置し、機械室30内への突出を抑制した取付け構成となっている。
さらに、機械室30内には、収納室9内の水受け皿25に接続されたドレンホース38の先端が接続され、かつドレンホース38からのドレン水を受ける蒸発皿39と、下部がこの蒸発皿39内のドレン水に浸漬した吸水シート40が設けられている。この蒸発皿39と吸水シート40は、図4に示す如く、放熱器32と熱交換した温風が通過する位置に配置されており、前記温風によってドレン水の蒸発が促進されるように構成されている。また、必要に応じて周知の如く、冷凍サイクル装置の高圧側の配管34aと蒸発皿39を熱交換させるようにしてもよい。
また、背面板15には、機械室30に開口した排気口15aと、この排気口15aに対向して一面が開口した排気ダクト41が設けられている。本実施の形態1においては、排気ダクト41を、その吐出開口41aが蓋2(天面)に対向するように取り付けている。
なお、単に排気口15aの周りに吹出しのための空間を確保する場合は、棒状のスペーサー(図示せず)を着脱可能に突出して取り付ける構成とすればよい。
上述の如く、吸気口1aと排気口15aは、排気ダクト41の装着の有無にかかわらず、閉塞された機械室30内における放熱のための気流経路を構成している。
次に、保冷米びつ装置における貯蔵物(白米)の冷却貯蔵を行う動作について説明する。
図3および図4において、圧縮機31および放熱用送風機23、冷却用送風機24を運転することにより、冷凍サイクルが形成される。したがって、放熱器32では、矢印Xで示す如く気流効果を得ながら放熱作用が行われ、冷却器33側では、矢印Yで示す如く気流効果を得ながら冷却(吸熱)作用が行われる。
ここで、機械室30においては、矢印Xで示す如く米びつ本体1の吸気口1aから吸込まれた外気が、放熱器32と熱交換した温風となり、蒸発皿39内のドレン水の蒸発を促し、排気口15aを介して排気ダクト41から米びつ本体1の外へ排出される。
一方、断熱区画壁8で区画された収納室9側では、冷却器33により冷却された冷気が、冷却用送風機24によって風路入口21から底面風路22を通過し、吹出し風路17から左右の断熱壁体13の流入口18へ流入する。このとき、一部の冷気は、米びつ10の上部に設けられた通気孔20から米びつ10内に流入する。
そして、左右の断熱壁体13の流入口18へ流入した冷気は、空洞部19を通過し、米びつ10を冷却した後、パネル部5側の空間部16から冷却器33を通過し、その冷却器33で冷却され、再び風路入口21へと流れる循環流れを形成する。ここで、空洞部19を通過する際に、一部の冷気は米びつ10の上部に設けた通気孔20から米びつ10内へ流入し、パネル部5側の空間部16に開口する通気孔20より該空間部16へ流出し、冷却器33へと流れる。
上述の如く、風路入口21から底面風路22、吹出し風路17、空洞部19、空間部16と冷気を循環させることにより、米びつ10は、表面からの間接冷却を主体に冷却されることになり、米びつ10内の白米(貯蔵物)を合理的に冷却することができる。
さらに、米びつ10の過冷却を防止するために、周知の如くサーミスタ35による検出温度に応じて冷凍サイクル装置(圧縮機31等)を断続運転させることにより、白米の保管温度を調節することができ、さらに、圧縮機31等の連続運転が抑制されるため、静寂な運転特性を得ることができる。
また、断熱区画壁8が、収納室9側における循環風路の構成部材を兼ねているため、前記循環風路を形成する構成部品数を少なくすることができ、部品コスト、組み立て工数の低減をはかることができる。
さらに、冷却器33に結露したドレン水は、水受け皿25で受けられ、ドレンホース38を介して蒸発皿39へ導かれ、吸水シート40に滲み込み、放熱器32からの温風により蒸発し、放熱に伴う温風と共に排気ダクト41から外部へ排出される。したがって、ドレン水の処理も支障なく行なうことができる。
また、冷凍サイクル装置の機械室30内への組み込みは、予め圧縮機31、放熱器32、減圧装置、冷却器33等を、配管34a、34b、34cによって接続した完成状態で組み込むことができるため、放熱器32、冷却器33等を個別に米びつ本体1内へ組み入れ、溶接するといった作業が不要となり、組立作業性を大幅に改善することができる。
換言すると、冷凍サイクル装置を組み込む機械室30の開放面を、米びつ本体1の背面に設けたことにより、米びつ10の底面の傾斜において、高い位置まで伸びる空間(広い面積)側から冷凍サイクル装置の挿入、装着が可能となる。しかも底面風路22の底面も、パネル部5側が低位となるように傾斜しているため、開放面側から底面風路22(底面断熱壁25)の収納室9側先端の位置確認も容易となり、断熱区画壁8の取り付けも行い易い。
なお、放熱器32は、米びつ本体1の側面に沿って位置させ、ねじ止め等の適宜手段で開口1aに面して固定し、また、圧縮機31についても周知の手段を用いて米びつ本体1の底面に固定すればよい。
さらに、メンテナンス等の都合で、冷凍サイクル装置を機械室30から取り出す場合は、組み立ての場合と手順を逆にし、行なえばよいものである。
すなわち、背面板15を取り外し、圧縮機31および放熱器32の固定も解除し、これ
らを引き出すことにより、収納室9から断熱区画壁8、冷却器33および冷却用送風機24を取り出すことができる。その結果、冷凍サイクル装置を分解することなく機械室30から取り出すことができる。このように圧縮機31を含めた冷凍サイクル装置の引き出し操作は、限られた容積の機械室30において、その天井(底面風路22の底面)を、パネル部5側が低く、背面側が高くなる傾斜面とすることにより行なえるもので、しかもその傾斜面も、米びつ10内の白米(貯蔵物)の排出を円滑にするために形成した底面の傾斜を利用して形成したものであり、冷凍サイクル装置の合理的な装着、取り出しを可能にしつつ、貯蔵物の収容量を確保した構成を得ることができるものである。
なお、必要に応じて、圧縮機31、放熱器32、冷却器33等を基板(図示せず)に載置したユニットとすることにより、冷凍サイクル装置の米びつ本体1への装着、米びつ本体1からの取り出しを一層容易化することができる。
さらに、排気ダクト41は、機械室30内の温風を排出する機能に加えて、米びつ本体1と設置される部屋の壁面43との間隔を維持するスペーサーの機能も有している。したがって、壁面43に米びつ本体1が密着して設置され、機械室30内の温風の排出が阻害され、不都合が生じることもない。
また、機械室30において、排気口15aを、吸気口1aと異なる面に設け、吸気口1aと異なる方向へ排出されるように排気ダクト41を設けているため、機械室30から吐出された高温の排気が吸気口1a側へショートサーキットすることを防ぐことができる。
また、冷凍サイクル装置は、圧縮機31を含め、可動部が多いため、様々な運転音が発生するが、排気ダクト41を設けたことにより、排気口15aから漏れ出る音を反射、吸収することができ、その結果、外部へ漏れ出る音を抑制することができる。
さらに、放熱器32は、図4に示す如く、放熱用送風機23の送風方向における放熱器32の一部が、機械室30に面する断熱壁体13の厚さt方向の投影面内に位置しているため、機械室30内への突出を抑制した構成となり、機械室30内での圧縮機31等の配置において空間を有効に活用することができる。
上述の如く、本実施の形態1の保冷米びつ装置は、ヒートポンプ装置を熱源としながらも、熱源をペルチェ方式とする構成と同等の収納容積を維持する米びつ本体1とし、さらに、運転の静寂性を向上すると共に冷却性能の安定化をはかり、また、組立て、および保守・点検の作業性に優れた保冷米びつ装置を提供することができる。
本発明は、周囲温度が高い環境に設置された場合でも安定した冷却性能が得られ、白米等の品質を安定して維持することができる。しかもコンパクトに冷凍サイクル装置を構成することができ、限られた収容容積の機械室内への配置も可能となり、ペルチェ素子を熱源としていた程度の小型の保冷装置等に適用することができる。
1 米びつ本体
1a 吸気口(開口)
8 断熱区画壁
9 収納室
10 米びつ(貯蔵部)
13 断熱壁体
16 空間部(循環風路)
17 吹出し風路(循環風路)
22 底面風路(循環風路)
23 放熱用送風機
24 冷却用送風機
30 機械室
31 圧縮機
32 放熱器
33 冷却器

Claims (4)

  1. 筺体状の本体に、該本体の内部を、貯蔵物を収容する貯蔵部が配置された収納室と、前記収納室の下方に位置する機械室に区画する断熱区画壁を設け、前記収納室に、前記貯蔵部の外周面に面した循環風路を形成する断熱壁体を設け、前記機械室に、冷凍サイクル装置を構成する圧縮機と放熱器を配置し、前記収納室に、前記冷凍サイクル装置を構成する冷却器と、前記冷却器により熱交換された冷気を前記循環風路内へ供給する冷却用送風機を配置した保冷米びつ装置。
  2. 前記冷凍サイクル装置、および前記収納室と機械室に区画する断熱区画壁を、前記機械室側より収納するようにした請求項1に記載の保冷米びつ装置。
  3. 前記機械室の一面に開口を設け、さらに、前記開口に面して前記放熱器を取付け、さらに、前記機械室内に、前記放熱器の放熱作用を促進する放熱用送風機を設け、前記放熱器を、前記放熱用送風機の送風方向における該放熱器の一部が、前記機械室に面する断熱壁の厚さ方向の投影面内に位置するように配置した請求項1または2に記載の保冷米びつ装置。
  4. 前記断熱区画壁を、前記循環風路の構成部材とした請求項1から3のいずれか一項に記載の保冷米びつ装置。
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