JP2009012196A - 封筒型情報隠蔽シート - Google Patents

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Abstract

【課題】プリンターの走行性及び印字性に優れた封筒型情報隠蔽シートを提供する。
【解決手段】第2の領域12と他方の領域22とを疑似接着させ、且つ、第1の領域11の隠蔽される情報が印刷される領域に積層される他方の領域22の部分に糊殺し層17が転写されるように、第2の領域12の裏面側にあらかじめ糊殺し層17を設けた封筒型情報隠蔽シート1とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、給与明細書や請求書等の、特定人のみが知り得るように情報を隠蔽可能とする封筒型情報隠蔽シートに関するものである。
この種の封筒型情報隠蔽シートとしては、例えば特許文献1のようなものが挙げられる。
この従来のものは、一方の面の周縁部に粘着性領域が形成された基材シートと、切取線によって第1、第2の領域の2つに分離することのできる印字用シートと、から構成されている。第2の領域の一方の面には剥離剤層が形成されており、基材シート及び印字用シートの両シートを、粘着性領域と剥離剤層とが合わさるように積層し、第2の領域を第1の領域及び基材シートから分離する。そして、基材シートを折り曲げ、基材シートの粘着性領域が露出した部分を第1の領域に重ねることで、第1の領域に印字された情報を隠蔽する。このような封筒型情報隠蔽シートでは、第1の領域に重ねられた基材シートを除去することで第1の領域に印字された情報を見ることができる。
しかしながら、このような従来の封筒型情報隠蔽シートは、基材シートの後側領域の周縁部にしか粘着剤層が形成されていないため、その周縁部で囲まれる内部領域全体は、印字用シートが基材シートから浮いている状態にある。
その結果、基材シートと印字用シートとが積層された状態、プリンターにより印刷を行う際に、印字用シートの前記内部領域に対応する部分において、印字を良好に行い得ない、また、印字用シートの一部が基材シートから浮いてしまい、プリンターでの走行性が低下してしまうという問題があった。
特開2005−219488
そこで、本発明の主たる課題は、プリンターでの印字性及び走行性が良好な封筒型情報隠蔽シートを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
重ね合わせ状態で下層となり、前後に折り畳みを行う折り線を備える基材シートと、
重ね合わせ状態で上層となり、切れ目によって、前後の第1及び第2の二つの領域に分離可能に区画され、両領域表面にプリンターにより情報が記録される情報記録用シートと、を有し、
前記基材シートの表面側において、前側領域の全体、後側領域の少なくとも周縁部全体、その周縁部で囲まれる内部領域全体又は部分的に、粘着剤層が設けられており、
前記情報記録用シートを、その裏面側を前記基材シートの表面側に積層した封筒型情報隠蔽シートであって、
前記情報記録用シートの前記第2の領域の裏面側に、前記粘着剤層に対する剥離剤層、及び、この剥離剤層の裏面側であってかつ前記内部領域に、前記粘着剤層と接触することで前記粘着剤層に転写され、前記粘着剤層の粘着性を低下させる糊殺し層が設けられており、
前記情報記録用シートの前記第2の領域は、前記切れ目によって前記第1の領域から切り離しつつ、前記基材シートより前記第2の領域を剥がすことで露出する、前記基材シートの後側領域の周縁部の前記粘着剤層が、前記情報記録用シートの前記第1の領域の表面に、前記折り線を介して折り重ねられるようにした、
ことを特徴とする封筒型情報隠蔽シート。
(作用効果)
本発明によれば、基材シートに情報記録用シートを積層した際に、糊殺し層と基材シートの粘着剤層とが重なる部分で疑似接着が生じ、基材シートから第2の領域が浮いてしまうことがないため、基材シートに情報記録用シートを積層した状態での、プリンター印字性及び走行性が損なわれることがない。
また、情報記録用シートの第2の領域を基材シートから剥離する際には、糊殺し層が設けられているために、剥離抵抗が小さいものとなり、剥離に際してカールの発生を抑制できる。しかも、基材シートの後側領域を、前記情報記録用シートの前記第1の領域の表面に、前記折り線を介して折り重ねたとき、糊殺し層により粘着剤層の粘着力が小さい又は実質的にないものとなるから、基材シートの後側領域を情報記録用シートの第1の領域の表面から容易に離間させてその第1の領域の情報を読み取ることができる。
<請求項2記載の発明>
前記内部領域に、粘着剤層が、格子状に、縞状に又は散点状に設けられている、請求項1記載の封筒型情報隠蔽シート。
(作用効果)
前記内部領域全体に(ベタで)粘着剤層を設けることもでき、糊殺し層の存在により接着力の低下を図ることができるが、依然として所要の接着力は必要であるために、情報記録用シートと第2の領域を基材シートとを剥離する際に基材シートにカールを生じる可能性がある。これに対し、粘着剤層を、格子状に、縞状に又は散点状に設けることによって剥離する際に情報記録用シートのカールを低減することができる。
以上のように、本発明によれば、プリンターでの印字性及び走行性が良好な封筒型情報隠蔽シートを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。
尚、以下における前後左右の方向は、発明の構成を説明する上で便宜上定めているものであり、製品としての方向を限定するものではない。
[構成]
本発明に係る封筒型情報隠蔽シート1は、情報記録用シート10と、情報記録用シート10と同形の基材シート20とから構成されており、情報記録用シート10の裏面側と基材シート20の表面側とを貼合することで形成される。情報記録用シート10及び基材シート20は、それぞれ四角形状であり、素材は紙製である。
情報記録用シート10は、図2に示されるように、前後方向中間部よりやや後側に左右方向と平行に設けられている切れ目13によって第1の領域11と第2の領域12とに分けられる。また、第1の領域11には、左右方向と平行に設けられており、第1の領域11を二つに分離可能にする切取線14と、前後方向と平行に設けられており、第1の領域11を二つに分離可能にする切取線15、15とが設けられている。
図3に示されるように、第1の領域11の裏面側、及び、第2の領域12の裏面側の周縁部、には、剥離剤層16が設けられている。また、第2の領域12の裏面側の中央部には、糊殺し層17が設けられている。
基材シート20は、図4に示されるように、左右方向と平行に設けられている折り線23によって、第1の領域11が積層される一方の領域21と、第2の領域12が積層される他方の領域22とに区画されている。基材シート20には、前後方向と平行に設けられており、基材シート20を二つに分離可能にし、且つ、一方の領域21と他方の領域22とに跨る切取線25,25が形成されている。また、一方の領域21及び他方の領域22には、左右方向と平行に設けられており、一方の領域21及び他方の領域22をそれぞれ二つに分離可能にする切取線24,24が設けられている。更に、他方の領域22には、他方の領域22に設けられている切取線24より後方向側に、左右方向と平行に設けられており、左右の切取線25,25を基端とする切取線27が設けられている。
図4に示されるように、基材シート20の表面側には全面に粘着剤層26が設けられている。
切取線15,15は、第1の領域11の左右の端縁よりL1だけ離間して設けられており、同様に、切取線25,25は基材シート11の左右の端縁よりL1だけ離間して設けられている。切取線14は、切れ目13より前方向にL2だけ離間して設けられている。同様に、切取線24,24は折り線23より前後方向にL2,L2だけ離間して設けられている。切れ目13は、情報記録用シート10の後側端縁よりL3だけ離間して設けられており、同様に、折れ線23は、基材シート20の後側端縁よりL3だけ離間して設けられている。
情報記録用シート10及び基材シート20が、上記のような関係で形成されていることで、両者が積層された状態では、切れ目13と折れ線23、切取線14と一方の領域21上の切取線24、切取線15,15と切取線25,25、はそれぞれ重なる。
糊殺し層17は、四角形状に形成されており、左右の端縁よりL1だけ離間して、切れ目13よりL2だけ離間して、且つ、第2の領域12の後側端縁よりL4だけ離間して、設けられている。一方、切取線27は、他方の領域22からL4だけ離間して設けられている。このように構成されていることで、情報記録用シート10と基材シート20とが積層された状態で、糊殺し層17は、他方の領域22の切取線24,25,25,27で囲まれる四角形状の領域をはみ出すことなく覆うことができる。この糊殺し層17は、基材シート20に情報記録用シート10を積層すると、粘着剤層26と重なる部分で疑似接着が生じ、また、第2の領域12を他方の領域22から剥離する際、他方の領域22上の粘着剤層26に転写され、粘着剤層26の粘着性を大幅に低下させる。尚、切れ目13はスリットから、切取線14,15,24,25,27はミシン目から、それぞれ構成されており、また、切れ目13はミシン目から構成することも可能である。
以上のように構成された本形態における封筒型情報隠蔽シート1は、まず図7,8に示されるように、第2の領域12が第1の領域11より切り離され、基材シート20の他方の領域22から剥がされる。この際、糊殺し層17が設けられているため、他方の領域22から第2の領域12を剥がす際に剥離抵抗が小さいものとなり、剥離に際して他方の領域22に生じるカールを低減できる。次いで、図9に示されるように、基材シート20は折り線23にて二点鎖線で示される矢印の方向に折り曲げられ、図10に示されるように他方の領域22が第1の領域11の表面側に重ねられる。この際、図11の断面図に示されるように、他方の領域22の粘着剤層26によって他方の領域22は第1の領域11に貼合される。
隠蔽が所望される情報は、他方の領域22の糊殺し層17が転写された領域と、その領域とが重なる第1の領域11の領域に印刷される。このように印刷されていると、転写された糊殺し層17の作用で印刷部分に他方の領域22が接着しないため、印刷部分を閲覧するために他方の領域22を取り除く際、印刷部分に破れが生じない。また、第2の領域12には、その情報と同じ情報を印刷することで控えとして利用することができる。更に、折れ線23が基材シート20のやや後側に設けられているため、図10に示されるように、他方の領域22は、第1の領域11の前側端縁付近に積層されない。この他方の領域22が積層されない第1の領域11の領域には、宛名等の情報を印刷することができる。
次いで、隠蔽された印刷部分の閲覧について詳説する。図12に示されるように、切取線24,24,14に沿って一方の領域21と他方の領域22と第1の領域11と、の一部を切り離す。すると、他方の領域22と第1の領域11との非接着部分が後側に露出し、そこに指をかけるなどして、図13に示されるように、切取線25,25,27に囲まれる他方の領域22の部分を、封筒型情報隠蔽シート1から除去することができ、隠蔽された印刷部分を閲覧することができる。また、隠蔽された印刷部分の閲覧の際には、切取線15,15,25,25に沿って一方の領域21と他方の領域22と第1の領域11とを、切り離しても良い。
以上のように構成されている封筒型情報隠蔽シート1では、糊殺し層17と粘着剤層26とが重なる部分で疑似接着が起こるため、基材シート20より情報記録用シート10が浮いてしまうことがなく、2層のフラットな構造とすることができる。そのため、情報記録用シート10の表面に、印字等の情報の記録を施す際に、プリンターの走行性及び印字性が極めて良い。その中でも特に、レーザープリンター、インクジェットプリンター、感熱方式プリンター、熱転写方式プリンター等のノンインパクトプリンターでの走行性及び印字性に優れている。
[素材]
情報記録用シート10及び基材シート20の素材としては、例えば、クラフト紙、上質紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルムがラミネートされたシート等を用いることができる。これらの素材は、耐水処理を施すことにより雨に濡れた場合の耐久性が増す。また、環境保護の観点から各種再生紙を用いてもよい。ただし、資源の再利用という観点からは、樹脂フィルムがラミネートされたもの等は、避けることが好ましい。また、各紙は、古紙を原料とする再生紙あるいはバージンパルプ原料とする非再生紙、更には合成紙のいずれであってもよい。
情報記録用シート10及び基材シート20の坪量は、特に限定されないが、隠蔽情報が反対面から透けて視認されない程度の不透明度を確保できること、郵送や取り扱いの利便性等を考慮すると30〜250g/m2程度であるのが望ましいが、隠蔽性は地紋印刷等を付与することによる改善も可能であり、取り扱い性の面から40〜200g/m2の範囲が好適である。情報記録用シート10及び基材シート20の厚さは、例えば、通常50〜300μmが好適である。
[粘着剤層]
粘着剤層26を形成する粘着剤としては、ゴム系粘着剤、アクリル系、シリコン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、有機溶剤系、エマルジョン系、ホットメルト系、紫外線硬化型等の既知の粘着剤を用いることができる。ゴム系接着剤は分子量が大きく弾力性があるため、密着しやすい性質を有する。ゴム系粘着剤としては、例えば、主成分として天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリイソブチレン、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体等の合成ゴムの中から選ばれた少なくとも1種を含有するものが挙げられる。ゴム系粘着剤には、老化防止剤等を混合させるのも好ましい形態である。
アクリル系粘着剤としては、主成分として、アクリル酸エステル単独重合体、アクリル酸エステル単位2種以上を含む共重合体及びアクリル酸エステルと他の官能性単量体との共重合体の中から選ばれた少なくとも1種を含有するものが挙げられる。前記アクリル酸エステルとしては、例えば(メタ)アクリル酸ブチルエステル、(メタ)アクリル酸ペンチルエステル、(メタ)アクリル酸ヘキシルエステル、(メタ)アクリル酸ヘプチルエステル、(メタ)アクリル酸オクチルエステル、(メタ)アクリル酸ノニルエステル、(メタ)アクリル酸デシルエステル等が挙げられる。また、官能性単量体としては、例えば(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルエステル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピルエステル等のヒドロキシル基含有単量体、(メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド等のアミド基含有単量体、(メタ)アクリル酸等のカルボン酸基含有単量体等が挙げられる。ここで、アクリル系粘着剤を用いるのであれば、リサイクル処理における離解工程や再生工程において、不都合をもたらさないようにすべく、アルカリ可溶性、水溶性又は水再分散性を有するものを用いるのが望ましい。
また、粘着剤には、所望に応じて粘着付与剤、架橋剤、充填剤等が配合される。粘着付与剤としては、例えばロジン系樹脂、ポリテルペン系樹脂等の天然樹脂、C5系、C9系、DCPD系石油樹脂、クマロンインデン樹脂、キシレン樹脂等の合成樹脂等が挙げられる。架橋剤としては、ポリイソシアネート化合物、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、金属キレート化合物、金属塩等が挙げられる。
粘着剤23,26,27の厚さは、特に限定はされないが、通常2〜50μm、好ましくは5〜25μmである。接着剤層25や粘着剤23,26,27の厚さを薄くすると、印刷記録する場合において、カット紙とする場合は給紙枚数が増え、連続紙とする場合は質量減少によってプリンターの負荷が減少する。
粘着剤26は、接着剤や粘着剤を、例えば、塗布・塗工等することによって形成することができ、この塗布・塗工は、例えば、エアナイフコーター、ブレードコーター、ロッドメタリングコーター、カーテンコーター、ロールコーター等の従来各種塗工機を応用してパターン塗工できる方法を採用することができる。また、模様印刷あるいはベタ印刷によって接着剤や粘着剤の塗布量や塗布分布を適宜調整することが容易であることから、オフセット印刷、グラビア印刷、凸版印刷、孔版印刷等各種印刷による印刷塗工を採用することもできる。
接着剤や粘着剤の塗布・塗工量としては、用いる接着剤・粘着剤の種類により適宜変更可能であるが、乾燥後の厚みで通常2〜50μm、好適には5〜30μmである。
[剥離剤層]
剥離剤層16を形成する剥離剤は、剥離性を発現するものであれば特に限定されず、例えば、シリコン、長鎖アルキルポリマー、ポリオレフィン、アルキド樹脂、フッ素化合物等を挙げることができる。
剥離剤層16は、粘着剤層26の形成と同様に、例えば、剥離剤を塗布・塗工等することによって形成することができる。
剥離剤の塗布・塗工量としては、用いる剥離剤の種類により適宜変更可能であるが、固形部質量で0.1〜10g/m2である。
[糊殺し層]
糊殺し層17を形成する糊殺し剤は、糊殺し可能なものであれば特に限定されず、例えば、水系エマルジョンタイプの接着剤、有機溶剤系接着剤、エポキシ樹脂等の2液反応型接着剤、各種印刷インキ等を挙げることができる。
糊殺し層17は、粘着剤層26の形成と同様に、例えば、剥離剤を塗布・塗工等することによって形成することができる。
糊殺し剤の塗布・塗工量としては、用いる剥離剤の種類により適宜変更可能であるが、固形部質量で1〜10g/m2である。
[その他の形態]
図14,15に示すように、他方の領域22上の切取線24,25,25,27で囲まれる四角形状の領域内に設けられる粘着剤層26は、格子状に、または、散点状に設けても良い。また、図示はしないが縞状に設けることも可能である。このように構成されていることで、粘着剤層26と糊殺し層17とが接触することによって生じる疑似接着の面積を減らすことができ、基材シート20と第2の領域12との疑似接着力を低下させることができる。その結果、第2の領域12を基材シート20から剥がす際に、第2の領域12がその粘着力からカールしてしまう現象をより効果的に防止することができる。また、粘着剤層26を図示されるように満遍なく構成していることで、基材シート20から第2の領域12が浮いてしまうことをも防止することができる。尚、この場合、他方の領域22上の切取線24,25,25,27で囲まれる四角形状の領域面積の20%〜80%の範囲に粘着剤層26を設けるのが好ましい。また、情報記録用シート10の第1の領域11の裏面側に設けられた剥離剤層に、剥離剤層との新和性の高い樹脂を塗布することで容易に基材シートから第1の領域が剥離しないようにすることもできる。樹脂として特に限定はないが、剥離剤層がシリコン樹脂で構成されている場合であれば、新和性の高い樹脂としてシリコン含有UV硬化インキが好適である。
本発明は、給与明細書や請求書等の、特定人のみが知り得ることが好ましい情報を隠蔽可能とする封筒型情報隠蔽シートとして適用可能である。
封筒型情報隠蔽シートの斜視図である。 封筒型情報隠蔽シートの平面図である。 情報記録用シートの裏面側を示す平面図である。 基材シートの平面図である。 A−A断面図である。 B−B断面図である。 封筒型情報隠蔽シートから第2の領域を分離した状態を示す平面図である。 封筒型情報隠蔽シートから第2の領域を分離する状況を示す断面図である。 封筒型情報隠蔽シートから第2の領域を分離した状態を示す斜視図である。 封筒型情報隠蔽シートの平面図である。 C−C断面図である。 封筒型情報隠蔽シートの平面図である。 封筒型情報隠蔽シートの平面図である。 基材シートの平面図である。 基材シートの平面図である。
符号の説明
1…封筒型情報隠蔽シート、10…情報記録用シート、11…第1の領域、12…第2の領域、13…切れ目、14,15…切取線、16…剥離剤層、17…糊殺し層、20…基材シート、21…一方の領域、22…他方の領域、23…折り線、24,25…切取線、26…粘着剤層、27…切取線。

Claims (2)

  1. 重ね合わせ状態で下層となり、前後に折り畳みを行う折り線を備える基材シートと、
    重ね合わせ状態で上層となり、切れ目によって、前後の第1及び第2の二つの領域に分離可能に区画され、両領域表面にプリンターにより情報が記録される情報記録用シートと、を有し、
    前記基材シートの表面側において、前側領域の全体、後側領域の少なくとも周縁部全体、その周縁部で囲まれる内部領域全体又は部分的に、粘着剤層が設けられており、
    前記情報記録用シートを、その裏面側を前記基材シートの表面側に積層した封筒型情報隠蔽シートであって、
    前記情報記録用シートの前記第2の領域の裏面側に、前記粘着剤層に対する剥離剤層、及び、この剥離剤層の裏面側であってかつ前記内部領域に、前記粘着剤層と接触することで前記粘着剤層に転写され、前記粘着剤層の粘着性を低下させる糊殺し層が設けられており、
    前記情報記録用シートの前記第2の領域は、前記切れ目によって前記第1の領域から切り離しつつ、前記基材シートより前記第2の領域を剥がすことで露出する、前記基材シートの後側領域の周縁部の前記粘着剤層が、前記情報記録用シートの前記第1の領域の表面に、前記折り線を介して折り重ねられるようにした、
    ことを特徴とする封筒型情報隠蔽シート。
  2. 前記内部領域に、粘着剤層が、格子状に、縞状に又は散点状に設けられている、請求項1記載の封筒型情報隠蔽シート。
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