JP2009009568A - 航空・宇宙用転がり軸受の品質管理方法および航空・宇宙用転がり軸受 - Google Patents
航空・宇宙用転がり軸受の品質管理方法および航空・宇宙用転がり軸受 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】管理対象とする航空・宇宙用機械要素商品1は、材料購入Slから、鍛造工程S2、熱処理工程S3、研削工程S4、および表面処理工程S5を経て製造されるものである。各工程Sl〜S2の情報を、その工程のロット番号と共に、ICタグ4に記録する。要素品2を航空・宇宙用機械要素商品1に組立てた後は、各要素品2に対するICタグ4の記録情報を、管理コンピュータシステム11に、製造番号または製造ロット番号に対応して記録しておく。航空・宇宙用機械要素商品1には別のICタグ10を取付け、製造番号またはロット番号を記録する。また、このICタグ10には、鍛造、熱処理、研削、表面処理の各工程の加工条件情報を記録する。
【選択図】図1
Description
速に提供できるように書類を管理しておかなければならない。しかも、該当する機械要素商品が使用されている間は、書類も長期間にわたって保管しておかなければならず、製造メーカでは品質管理部門の保管書類が膨大になり、書類を保管しておく場所を確保しておかなければならない。
要素商品では、内輪、外輪、転動体等のそれぞれが材料購入、鍛造工程、熱処理工程、研削工程、表面処理工程等を経て管理されるため、ICタグを品質管理に適用しようとした場合に具体的にどのように用いるかが問題であり、効率的なICタグの適用が難しい。
研削工程、表面処理過程等のいずれかの加工条件情報または材料情報を確認することができる。そのため、航空・宇宙用機械要素商品のように厳しい品質,精度が求められる商品においても、不具合が生じた場合の原因解明等を容易に行うことができる。また、航空・宇宙用機械要素商品に取付けられたICタグには、識別情報を記録し、データベースに識別情報に対応して各種の情報を記録するため、限りあるICタグの記憶容量に頼らずに、多量の情報をデータベ−スから引き出すことができる。また、ICタグの残りの記憶容量を、出荷後や客先納入後の各種の履歴管理等に利用することができる。
品のロット番号別に準備された製造過程用のICタグに記録する過程と、製造過程用のICタグに記録した情報を読取ってその読取り情報の一部または全体を航空・宇宙用機械要素商品に取付けられたICタグに記録する過程とを含み、製造過程用のICタグに記録する製造情報として、鍛造工程、熱処理工程、研削工程、表面処理工程のうちの少なくとも1つの工程における加工条件情報および材料情報の少なくとも一方を含む。
(1) 各要素品の材料購入時に、材料ロット別に準備されたICタグに、対応する材料ロットについての材料ロット番号および購入材料に関する情報を記録する過程。
(2) 鍛造工程で、材料ロット別のICタグまたはこの材料ロット別のICタグの記録情報を引き継いだICタグを鍛造ロット別に準備し、これらのICタグに、対応する鍛造ロットについての鍛造ロット番号および鍛造工程で得られる情報を記録する過程。
(3) 熱処理工程で、鍛造ロット別のICタグまたはこの鍛造ロット別のICタグの記録情報を引き継いだICタグを熱処理ロット別に準備し、これらのICタグに、対応する熱処理ロットについての熱処理ロット番号および熱処理工程で得られる情報を記録する過程。
(4) 表面処理工程で、研削ロット別のICタグ、またはこの研削ロット別のICタグの記録情報を引き継いだICタグを表面処理ロット別に準備し、これらのICタグに、対応する表面処理ロットについて表面処理の情報を記録する過程。
(5) 表面処理工程の後の検査工程で、表面処理ロット別のICタグまたはこの表面処理ロット別のICタグの記録情報を引き継いだICタグを、要素品毎または検査の単位となる同種類の要素品の組毎に準備し、これらICタグに、対応する表面処理ロット番号および検査工程で得られる情報を記録する過程。
(6) 防錆/包装に関する情報を記録する過程。
Cタグを取付け、この航空・宇宙用機械要素商品に取付けられたICタグに、個別の航空・宇宙用機械要素商品特有の製造番号、および航空・宇宙用機械要素商品に用いられた各要素品の検査工程後におけるICタグの記録情報のうち、少なくとも製造番号を記録する。データベースには製造番号に対応して、航空・宇宙用機械要素商品に用いられた各要素品の検査工程後におけるICタグの記録情報、および航空・宇宙用機械要素商品の完成後の検査情報を記録する。
材料購入から航空・宇宙用機械要素商品の完成後の検査内容まで、詳細な履歴情報を、航空・宇宙用機械要素商品の製造ロット別に容易に管理することができる。
この過程では、航空・宇宙用機械要素商品1の製造時または製造完了時にICタグ10を航空・宇宙用機械要素商品1に取付ける。この場合に、要素品2の1つにICタグ10を取付けてから、航空・宇宙用機械要素商品1を組立ててもよく、また航空・宇宙用機械要素商品1の組立が完了してから航空・宇宙用機械要素商品1にICタグ10を取付けてもよい。
この過程では、この航空・宇宙用機械要素商品1に取付けられたICタグ10に、出荷時または客先納入時までに、その航空・宇宙用機械要素商品1についての材料購入から、鍛造工程、熱処理工程、研削工程、表面処理工程および検査に至る所定の製造情報を記録する。この記録する製造情報には、鍛造工程、熱処理工程、研削工程および表面処理工程のうちの少なくとも1つの工程における加工条件情報を含ませる。航空・宇宙用機械要素商品1についての材料購入、鍛造工程、熱処理工程、研削工程および表面処理工程は、航空・宇宙用機械要素商品1の各要素品2についての材料購入、鍛造工程、熱処理工程、研削工程および表面処理工程のことである。
類や仕様書番号および改訂符号等が記録される。
この過程は、出荷後の任意時に、前記ICタグ10の記録情報を読取ってその読取り情報から、少なくとも前記加工条件情報の確認を行う過程である。
より抽出可能なものを準備しておく。このデータベース11と、航空・宇宙用機械要素商品1に取付けられたICタグ10とを用いて品質管理を行う。この場合、各過程Rl〜R3では次の処理を行う。
この過程Rlは、前記実施形態と同じである。
この過程では、航空・宇宙用機械要素商品1に取付けられたICタグ10に、データベース11に従い、出荷時、または客先納入時までに、その航空・宇宙用機械要素商品1についての製造番号の識別情報を記録し、かつその航空・宇宙用機械要素商品1についての製造情報を記録する。この記録する製造情報には、各要素品2の鍛造工程、熱処理工程、研削工程、表面処理工程のうちの少なくとも1つの工程における加工条件情報を含ませる。データベース11を併用するため、ICタグ10へ記録する製造情報は、ICタグ10から直接に読取ることが便利な情報だけに限ってもよい。例えば、航空・宇宙用機械要素商品1についての製造年月日、製造場所、封入グリース銘柄、要素品間隙間、品質保証期間、防錆/包装の情報、取扱いに関する注意事項等は、ICタグ10に記録しておくことが好ましい。
(情報読取り利用過程R3)
この過程では、出荷後の任意時に、ICタグ10の記録情報を読取って、その読取り情報から、または読取られた識別情報をデータベ−ス11と照合してその照合により得られた情報から、購入材料の確認、製造工程の確認、その加工条件情報の確認、および検査成績の確認等のいずれかを行う。ICタグ10やデータベース11に記録されているその他の各種の利用を行ってもよい。
き継いだICタグ4を熱処理ロット7別に準備し、これらのICタグ4に、対応する熱処理ロット7についての仕様書番号および改訂符号、熱処理ロット番号、および熱処理工程で得られる情報を記録する。
き伝票に記録する場合に比べて詳細な情報の記録が行え、また例えば端末からコンピュータに入力する場合と異なり、情報を入力するべき箇所がICタグ4であるために視覚的に認識できて、入力作業が明確となり、誤りが生じにくい。また、要素品2の材料購入から研削工程の各工程にわたる種々雑多な全ての情報をコンピュータに記録するものと異なり、生産工程ではこれらの記録情報をICタグ4で持っておくため、コンピュータの負担が軽く、管理が容易になる。このため、容易に、より詳細な情報の管理することができる。
材料ロット、6 鍛造ロット、7 熱処理ロット、8 研削ロット、9 表面処理ロット、10 ICタグ、11 データベ−ス、12 容器類、15 データベース、16 端末、20 ICタグリーダ/ライタ、51 外輪、52 内輪、53 玉 54,57
フランジ部、56 円筒ころ、55 取付け孔。
Claims (13)
- 情報の記録および読取りが可能なICタグを用い、航空・宇宙用機械要素商品を構成する複数の要素品に関する材料購入から、鍛造工程、熱処理工程、研削工程、表面処理工程および検査に至る所定の製造情報のいずれかを記録して管理する航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法であって、
前記航空・宇宙用機械要素商品の製造時または製造完了時にICタグを当該航空・宇宙用機械要素商品を構成する複数の要素品のいずれかに取付ける過程と、
前記複数の要素商品のいずれかに取付けられたICタグに、顧客に関する情報と、顧客からの要求に関する情報と、製造元に関する情報とを含む特定情報を記録するとともに、その航空・宇宙用機械要素商品についての鍛造工程、熱処理工程、研削工程、表面処理工程のうちの少なくとも1つの工程における加工条件情報および材料情報のいずれかを前記各要素商品毎に記録する過程と、
出荷後の任意時に、前記ICタグの記録情報を読取ってその読取り情報から、前記特定情報、前記加工条件情報および材料情報のいずれかの確認を行う情報読取り利用過程とを含む、航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法。 - さらに、前記顧客に関する情報と、前記顧客からの要求に関する情報と、前記製造元に関する情報との特定情報を記憶するとともに前記航空・宇宙用機械要素商品を構成する複数の要素品に関する材料購入から、鍛造工程、熱処理工程、研削工程、表面処理工程および検査に至る所定の加工条件情報および材料情報を識別情報に関連付けて記憶し、記憶内容を前記識別情報により抽出可能なデータベースを含み、
前記識別情報に基づいて、前記データベースに記憶されている特定情報、加工条件情報および材料情報を抽出して前記ICタグに記録する過程を含む、請求項1に記載の航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法。 - 複数の要素品からなる航空・宇宙用機械要素商品に関して、識別情報に関連付けてその航空・宇宙用機械要素商品について顧客に関する情報と、顧客からの要求に関する情報と、製造元に関する情報とを含む特定情報、および材料購入から、鍛造工程、熱処理工程、研削工程、表面処理工程および検査に至る所定の製造情報を記憶し、記憶内容を前記識別情報により抽出可能なデータベースと、
情報の記録および読取りが可能なICタグとを用いて前記航空・宇宙用機械要素商品を管理する航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法であって、
前記航空・宇宙用機械要素商品の製造時または製造完了時に前記ICタグを当該航空・宇宙用機械要素商品を構成する複数の要素品のいずれかに取付ける過程と、
前記航空・宇宙用機械要素商品に取付けられたICタグに、前記データベースに従い出荷時、または客先納入時までに、当該航空・宇宙用機械要素商品についての識別情報を書き込み、かつその航空・宇宙用機械要素商品についての顧客に関する情報と、顧客からの要求に関する情報と、製造元に関する情報とを含む特定情報と、製造年月日、製造場所、封入グリース銘柄、要素品間隙間、防錆や包装の情報、品質保証期間、取扱いに関する注意事項のうち、少なくとも1つの情報を前記航空・宇宙用機械要素商品毎に記録する過程と、
前記出荷後の任意時に、前記ICタグの記録情報を読取ってその読取り情報から、または読取り情報を前記データベースと照合してその照合により得られた情報から、顧客に関する情報と、顧客からの要求に関する情報と、製造元に関する情報とを含む特定情報の確認と、購入材料の確認、製造工程の確認、その加工条件および材料情報の少なくとも一方の確認、および検査成績の確認のいずれかを行う情報読取り利用過程とを含む、航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法。 - さらに、前記航空・宇宙用機械要素商品の前記要素品の材料購入から鍛造工程、熱処理
工程、研削工程、表面処理工程に至る所定の製造情報を、各工程毎に前記要素品のロット番号別に準備された製造過程用のICタグに記録する過程と、
前記記製造過程用のICタグに記録した情報を読取ってその読取り情報の一部または全体を前記航空・宇宙用機械要素商品に取付けられたICタグに記録する過程とを含み、
前記製造過程用のICタグに記録する製造情報として、鍛造工程、熱処理工程、研削工程、表面処理工程のうちの少なくとも1つの工程における加工条件情報および材料情報の少なくとも一方を含む、請求項1から3のいずれかに記載の航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法。 - さらに、前記航空・宇宙用機械要素商品の前記要素品の材料購入から鍛造工程、熱処理工程、研削工程、表面処理工程および検査に至る所定の製造情報を、製造時管理用のデータベースに要素品のロット番号または要素品個別の識別番号に関連付けて記録する過程と、
前記記録した情報を、前記航空・宇宙用機械要素商品に取付けられたICタグに記録する過程とを含む、請求項1から3のいずれかに記載の航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法。 - 材料購入から鍛造工程、熱処理工程、研削工程および表面処理過程を経て製造される要素品を複数種類含んで組み立てられ、個別に検査される航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法であって、
前記各要素品について、
これら各要素品の材料購入時に、材料ロット別に準備されたICタグに、対応する材料ロットについての材料ロット番号および購入材料に関する情報を記録する過程と、
前記鍛造工程で、前記材料ロット別のICタグまたはこの材料ロット別のICタグの記録情報を引き継いだICタグを鍛造ロット別に準備し、これらICタグに、対応する鍛造ロットについての鍛造ロット番号および鍛造工程で得られる情報を記録する過程と、
前記熱処理工程で、鍛造ロット別のICタグまたはこの鍛造ロット別のICタグの記録情報を引き継いだICタグを熱処理ロット別に準備し、これらICタグに、対応する熱処理ロットについての熱処理ロット番号および熱処理工程で得られる情報を記録する過程と、
前記研削工程で、熱処理ロット別のICタグまたはこの熱処理ロット別のICタグの記録情報を引き継いだICタグを研削ロット別に準備し、これらのICタグに、対応する研削ロットについての加工条件の記録を行う過程と、
前記表面処理工程で、研削ロット別のICタグ、またはこの研削ロット別のICタグの記録情報を引き継いだICタグを表面処理ロット別に準備し、これらのICタグに、対応する表面処理ロットについて表面処理の情報を記録する過程と、
前記表面処理工程の後の検査工程で、表面処理ロット別のICタグまたはこの表面処理ロット別のICタグの記録情報を引き継いだICタグを、要素品毎または検査の単位となる同種類の要素品の組毎に準備し、これらICタグに、対応する表面処理ロット番号および検査工程で得られる情報を記録する過程と、
前記各要素品を組み立てた各航空・宇宙用機械要素商品に、組立前から組立後に至る間にICタグを取付け、この航空・宇宙用機械要素商品に取付けられたICタグに、個別の航空・宇宙用機械要素商品特有の製造番号、および前記航空・宇宙用機械要素商品に用いられた各要素品の前記検査工程後のICタグの記録情報のうち、少なくとも製造番号を記録し、前記データベースに前記記製造番号と対応して、前記航空・宇宙用機械要素商品に用いられた各要素品の前記検査工程後のICタグの記録情報、および航空・宇宙用機械要素商品の完成後の検査情報を記録する過程、とを含む航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法。 - 材料購入から鍛造工程、熱処理工程、研削工程、および表面処理工程を経て製造される
要素品を複数種類含んで組み立てられ、ロット別に検査される航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法であって、
前記各要素品について、各要素品の材料購入時に、材料ロット別に準備されたICタグに、対応する材料ロットについての材料ロット番号および購入材料に関する情報を記録する過程と、
前記鍛造工程で、前記材料ロット別のICタグまたはこの材料ロット別のICタグの記録情報を引き継いだICタグを鍛造ロット別に準備し、これらICタグに、対応する鍛造ロットについての鍛造ロット番号および鍛造工程で得られる情報を記録する過程と、
前記熱処理工程で、鍛造ロット別のICタグまたはこの鍛造ロット別のICタグの記録情報を引き継いだICタグを熱処理ロット別に準備し、これらICタグに、対応する熱処理ロットについての熱処理ロット番号および熱処理工程で得られる情報を記録する過程と、
前記研削工程で、熱処理ロット別のICタグまたはこの熱処理ロット別のICタグの記録情報を引き継いだICタグを研削ロット別に準備し、これらICタグに、対応する研削ロットについての研削ロット番号および検査工程で得られる情報を記録する過程と、
前記表面処理工程で、研削ロット別のICタグ、またはこの研削ロット別のICタグの記録情報を引き継いだICタグを表面処理ロット別に準備し、これらのICタグに、対応する表面処理ロットについて表面処理の情報を記録する過程と、
前記表面処理工程後の検査工程で、前記表面処理別のICタグまたはこの表面処理別のICタグの記録情報を引き継いだICタグを、要素品毎または検査の単位となる同種類の要素品の組毎に準備し、これらICタグに、対応する表面処理ロット番号および検査工程で得られる情報を記録する過程とを含み、かつ
前記各要素品を組み立てた各航空・宇宙用機械要素商品に、組立前から組立後に至る間にICタグを取付け、このICタグに製造ロット番号、および前記航空・宇宙用機械要素商品に用いられた各要素品の前記検査工程後におけるICタグの記録情報のうち、少なくとも製造ロット番号を記録し、前記データベースに前記製造ロット番号に対応して、前記航空・宇宙用機械要素商品に用いられた各要素品の前記検査工程後のICタグの記録情報および航空・宇宙用機械要素商品の完成後の検査情報を記録する過程とを含む、航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法。 - 前記材料ロット別に準備されるICタグ、前記鍛造ロット別に準備されるICタグ、前記熱処理工程別に準備されるICタグ、および前記表面処理工程別に準備されるICタグは、同じ材料ロットの材料を複数入れた容器、同じ鍛造ロットの要素品を複数入れた容器類、同じ熱処理ロットの要素品を入れた容器類、および同じ表面処理ロットの要素品を複数入れた容器類にそれぞれ取付ける、請求項6または7に記載の航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法。
- 前記航空・宇宙用機械要素商品は、材料購入から鍛造工程、熱処理工程、研削工程および表面処理工程を経て製造される要素品とは別の要素品を含み、前記別の要素品に関する情報は、前記航空・宇宙用機械要素商品の組立後に前記データベースに製造番号またはロット番号に対応させて記録する、請求項6または7に記載の航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法。
- 前記航空・宇宙用機械要素商品は転がり軸受であり、前記材料購入から鍛造工程、熱処理工程、研削工程および表面処理工程を経て製造される要素品として、内輪、外輪、および転動体を含む、請求項1から9のいずれかに記載の航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法。
- 前記航空・宇宙用機械要素商品は、組立時にグリースが封入されるものであり、前記航空・宇宙用機械要素商品に取付けられたICタグに、その航空・宇宙用機械要素商品の組
立年月日を記録する、請求項1から10のいずれかに記載の航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法。 - 前記航空・宇宙用機械要素商品に取付けられたICタグに、その航空・宇宙用機械要素商品の出荷から客先納入までの所在の情報を記録する、請求項1から11のいずれかに記載の航空・宇宙用機械要素商品の品質管理方法。
- 内輪と、外輪と、前記内輪および外輪の間に配置される転動体とを含み、航空機または宇宙機器に使用される航空・宇宙用軸受であって、
前記外輪の外周面に形成されたフランジ部または前記内輪からアキシャル方向に形成された引抜き部に設けられ、当該航空・宇宙用軸受の品質に関する情報が記録されたICタグを備える、航空・宇宙用軸受。
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