JP2000306009A - 付加的デザインをともなう製品の一括発注支援システム - Google Patents

付加的デザインをともなう製品の一括発注支援システム

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JP2000306009A
JP2000306009A JP2000126643A JP2000126643A JP2000306009A JP 2000306009 A JP2000306009 A JP 2000306009A JP 2000126643 A JP2000126643 A JP 2000126643A JP 2000126643 A JP2000126643 A JP 2000126643A JP 2000306009 A JP2000306009 A JP 2000306009A
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Masaki Fujioka
正樹 藤岡
Hiroshi Okada
拓 岡田
Kenji Oishi
賢司 大石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数種の製品にデザインを付加するニーズが発
生した場合、従来はデザインとなる素材を品目別、業者
別にそれぞれ用意していた。その結果、発注も個別に行
わねばならなくなり、非常に事務処理が煩雑であった。 【解決手段】本発明は、多様な業者にわたった複数の品
目を一括して管理するための記録媒体と手段を備え、イ
ンターネット上で運用されることにより、デジタル形式
によって提出された素材を製品に付加する発注を迅速に
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】既製品に対して発注者の希望
するデザインを付加したうえで販売する取引形態に関わ
るものであり、デザイン付加が可能な既製品と製品を取
り扱う業者とデザイン付加の規格に関する情報を保持し
ている記録媒体に対しインターネットを介してアクセス
することにより、複数の製品品目にわたって、デザイン
付加可能な製品や規格の情報等を発注者が取得できるこ
とを特徴とし、また、発注者が複数の製品に同一のデザ
インを付加することを希望するが、それらの製品を異な
る業者へ発注しなければならない場合に、一括して発注
を行うことを可能とする、デザイン付加に関わるオンラ
イン仲介システムに属する。
【0002】
【従来の技術】近年、オンラインによる手段を利用して
末端の顧客が製品を業者に発注する機会が増加する傾向
にある。例えば、インターネットは業者へ直接製品を注
文することを合理的にした結果、発注者側としては既製
品を注文することのほかに、極めて限定された条件のも
とにのみではあるが、製品をカスタマイズして注文する
という選択も容易に行えるようになった。
【0003】また、発注者の要望に合わせて製品にカス
タマイズを行って販売する方式と類似するものとして、
例えば、Tシャツに発注者の希望するデザインをプリン
トするサービス等のように、既製品に発注者の希望する
デザインを付加する販売手法もオンライン上で見受けら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来までの技術によっ
て、既製品に発注者の希望するデザインを付加する商取
り引きをインターネット上で実現する場合、以下の課題
が存在する。
【0005】発注者がある既製品に対して希望するデザ
インを付加するという条件付きで注文したい場合、ま
ず、前記既製品を取り扱う業者をインターネット上で探
し、探し出した前記既製品取り扱い業者に前記条件のも
とで前記既製品の発注が可能であるかを何らかの通信手
段を利用して打診し、前記業者との合意形成を経て、そ
の後に前記既製品を発注する。そのために多大な時間を
費やす必要があった。もしくは、例えば、業者の運営す
るホームページなどを利用して提供される少ないデザイ
ン付加のパターンから選択し発注を行うことによって、
発注までの時間を短縮することができるが、この場合、
業者の提供するパターンが必ずしも発注者の意に添うも
のとは限らなかった。
【0006】また、発注者が複数種の製品に対してデザ
インの付加を希望するが、複数の製品に付加する前記の
デザインが同一で、かつ前記複数種の製品が各々異なる
業者で取り扱っている場合において、それぞれの製品を
取り扱う業者各々に対して、デザインの付加が可能であ
るかを打診し、個別に合意形成を経て、その後に製品を
発注していたために、発注までの手順が同様であるにも
かかわらず、一括した手続きで発注を済ますことができ
ず大変な手間がかかった。
【0007】また、発注者が何らかの製品にデザインの
付加を希望するが、付加すべき具体的な製品が未定の場
合、発注する製品、及び製品に付加するデザインの規格
を巨視的に判断したうえで、発注する製品を決定するた
めには、デザインの付加が可能な製品、それぞれの製品
について取り扱う業者、それぞれの製品について取り扱
う業者がどのような規格でデザインを付加することが可
能なのかを逐一調べており、手間がかかるうえに必ずし
も調査が十分であるとはいえなかった。
【0008】上記の事柄は全て、既製品に希望するデザ
インを付加するサービスを発注者が享受するうえで解決
しなければならない課題である。
【0009】逆に、様々なデザインを製品に付加できる
業者の観点では、新たな顧客からの注文を獲得するため
に既存の宣伝活動を利用した場合、多大なコストがかか
った。
【0010】また、何らかの製品にデザインを付加する
ことに意味があると考える顧客が存在した場合、従来ま
での技術では上記顧客の観念上思い当たらない製品にデ
ザインの付加を行っている業者は、このようなニーズを
持つ潜在的顧客を失うことが往々にあったと考えられ
る。何らかの製品にデザインを付加することに意味があ
ると考える顧客とは、例えば、イベント等に出展しよう
と考える発注者が、イベントや発注者を象徴するような
デザインを何らかの製品に付加する状況がある。この状
況で発注者がデザインを付加できる品目として認知して
いない場合、その品目を取り扱う受注者には参入の機会
が無い。
【0011】また、あらかじめ可能・不可能なことを明
示しておくための一般的な手段が無いため、業者にとっ
て能力、生産コスト等の制約から実現不可能な発注に対
して逐一接客する必要があり、接客業務に費やす時間が
膨らむ結果、製品を生産することに専念できない可能性
があった。
【0012】以上のように発注者が既製品にデザインを
付加する場合には、労力的、時間的コストが大きい割
に、十分に多数の業者に問い合わせることが難しい結
果、発注者がイメージする最良の製品、それを取り扱う
業者、デザインを付加するための規格を選択できない状
況にあり、業者側からすれば、受注不可能な注文を避
け、かつ潜在的顧客を逃さないためには、大々的な宣伝
を様々なメディアを通して行わねばならず、莫大なコス
トがかかる。本発明はこのような発注者側、受注者側両
者の不利益を解消することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数の業者か
ら、業者の情報、業者の取り扱っている複数の製品の情
報、製品にデザインを付加する際の様々な規格の情報を
収集し、データベースに蓄積することにより、例えば、
インターネットを介して前記データベースにアクセスし
てくるデザイン付加を希望する発注者に対し、様々な業
者、多様な製品、複数のデザイン付加の規格に関する情
報を提供することを特徴とし、また、本発明は発注者が
インターネットを介して付加したいデザインを登録する
手段と、発注者の登録したデザインを記録しておく装置
を備えていることにより、異なる業者の扱う複数の製品
を同一のデザインを付加して注文したい場合に、異なる
業者に対して一括して発注を行うことが可能であること
を特徴とする。
【0014】同じ製品を取り扱う多数の業者の情報と、
業者それぞれで取り扱い可能なデザイン付加の規格に関
する情報をデータベースで保持しておくことにより、発
注者側からみればデザイン付加に関して多様なパターン
を選択することが可能であり、また、デザイン付加のパ
ターンは規格化されていることにより、発注者と業者間
の合意形成もスムーズに行える。すなわち、発注者はデ
ザイン付加のパターンに関してより希望に添った形で簡
易に注文することが可能となった。
【0015】また、発注者はデザインを付加する製品を
決定する前に、デザイン付加が可能な製品を探すことが
できるため、思わぬ製品を発掘できる可能性があり、本
発明は有用である。例えば、希望するデザインを付加す
ることが可能なのはTシャツ以外に思い付かない発注者
が、本発明のデータベースにアクセスすれば、実は、灰
皿にも用意したデザインを付加することが可能であるこ
とを知ることができる。
【0016】また、デザインの付加が可能な製品に関す
る情報を広く顧客に提供することを特徴としているた
め、業者側からみれば、デザイン付加サービスを行って
いるという宣伝をせずとも、製品にデザイン付加を望む
顧客から注文を受ける機会が多く存在する。
【0017】また、あらかじめ業者の対応できる製品と
デザイン付加の規格を登録しているので、実現不可能な
要望を伴う受注は減少する。
【0018】
【実施の形態】図1は、本発明の構成例を示した図であ
る。発注者および受注者はそれぞれ入出力可能な端末に
おける発注者インターフェース200または受注者イン
ターフェース300からインターネット等のネットワー
クを介して仲介システム100に接続する。
【0019】図1によれば、仲介システム100は、発
注者情報登録・ID取得手段121、発注者規格閲覧手
段122、発注者発注手段123、発注者受注確認手段
124、受注者情報登録・ID取得手段131、受注者
規格登録・更新手段132、受注者受注手段133、発
注者規格外要求提示手段141、規格外発注代替案閲覧
手段142、受注者規格外要求に対する回答作成手段1
43、課金手段150、データベース管理手段160か
らなる。データベース管理手段160は、発注者情報デ
ータベース161、発注データベース162、受注者情
報データベース163、規格データベース164、規格
外要望データベース165、規格外発注代替案データベ
ース166を含む。
【0020】発注者情報登録・ID取得手段121は、
発注者インターフェース200に入力された、新規の発
注者、もしくは登録内容を変更したい発注者の、名前、
住所、連絡先等の情報を発注者情報データベース161
へ書き込みまたは、再書き込みを行うための手段であ
り、発注者IDを発行し発注者インターフェース200
へ出力する手段である。
【0021】発注者規格閲覧手段122は、発注者イン
ターフェース200に入力されたデザインやデザインの
情報等に基づき、デザインの付加が可能な製品およびデ
ザインの規格、値段、納期等の情報を規格データベース
164から読み出し、仕上がりイメージ等をリスト状に
して発注者インターフェース200に出力する手段であ
る。
【0022】発注者発注手段123は、発注者インター
フェース200からの発注指示の入力を待って、発注者
ID、業者ID、規格IDまたは規格外発注ID、発注
量、デザイン等の情報を発注データベース162に書き
込むとともに、発注IDを取得し、発注IDを受注者受
注手段133へ送信する手段である。
【0023】発注者受注確認手段124は、受注者受注
手段133から受注者の受注確認の情報を受信すると、
デザインの付加を伴う製品の発注に対して受注者の確認
が取れたという情報を発注者インターフェース200に
出力する手段である。
【0024】受注者情報登録・ID取得手段131は、
受注者インターフェース300に入力された、新規に受
注者となる業者もしくは登録内容を変更したい業者の、
名前、業種、住所、連絡先等の情報を受注者情報データ
ベース163へ書き込みまたは、再書き込みを行うため
の手段、および、受注者IDを発行し受注者インターフ
ェース300へ出力する手段である。
【0025】受注者規格登録・更新手段132は、受注
者インターフェース300に入力された、業者ID、取
り扱う製品名、デザインの規格、納期等の情報を規格デ
ータベース164へ書き込み、または、再書き込みを行
うための手段である。
【0026】受注者受注手段133は、発注者発注手段
123から発注IDを受信すると、発注データベース1
62から発注IDに対応する情報を読み取り、読み取っ
た情報のなかの発注者ID、業者ID、規格IDまたは
規格外発注IDそれぞれに対応する情報を発注者情報デ
ータベース161、受注者情報データベース163、規
格データベース164または規格外発注代替案データベ
ース166から読み取ると共に、該当する業者に対し発
注情報を受注者インターフェース300へ出力するため
の、例えば、電子メール等によって、発注指示に関わる
情報や発注者情報を上記業者IDに対応する業者へ知ら
せる手段及び、受注者が受注を確認したという情報を発
注者受注確認手段124へ送信する手段である。
【0027】発注者規格外要求提示手段141は、発注
者規格閲覧手段122、もしくは規格外発注代替案閲覧
手段142において、製品およびデザイン付加の方法に
発注者の望むものが存在しない場合に立ち上がる手段で
あり、デザイン、デザインに関する情報等の他に、発注
者インターフェース200にフリーワードで入力された
発注者の要望に関する情報を、規格外要望データベース
165へ書き込むと共に、対応する複数の業者に向けて
受注者インタフェース300へ出力する手段である。
【0028】規格外発注代替案閲覧手段142は、規格
外発注代替案データベース166から読み出した規格外
要望IDに対応する発注者の要望、業者の承諾の内容、
代替案に関する情報を発注者インターフェース200へ
出力する手段である。
【0029】受注者規格外要求に対する回答作成手段1
43は、規格外の要望に対して、発注者の要望に応える
ことが可能な業者もしくは代替案を提示できる業者の、
承諾、代替案情報等を受注者インターフェース300か
ら受信すると、承諾した内容、もしくは代替案の情報を
規格外発注代替案データベース166に書き込む手段で
ある。
【0030】課金手段150は本発明を利用するユーザ
ーに対してあらかじめ制定した基準に基づいて課金する
手段である。
【0031】データベース管理手段160に内包される
発注者情報データベース161は、例えば、発注者名、
発注者ID、住所、連絡先等の、発注者に関する情報が
格納されており、発注データベース162は、例えば、
発注ID、規格IDまたは規格外発注ID、発注者I
D、素材へのパス、発注量等の、発注に関する情報が格
納されており、受注者情報データベース163は、例え
ば、業者名、業者ID、住所、連絡先等の、受注者に関
する情報が格納されており、規格データベース164
は、例えば、規格ID、業者ID、製品名、仕上がりイ
メージ、規格情報、納期、値段等の、製品やそれにデザ
インを付加する際の規格に関する情報が格納されてお
り、規格外要望データベース165は、規格外要望I
D、発注者ID、要望に関するフリーワードメッセージ
等の、規格に無い発注者の要望に関する情報が格納され
ており、規格外発注代替案データベース166は、規格
外発注ID、規格外要望ID、業者ID、代替案等の、
発注者の規格外要望に対する業者側の提案に関する情報
が格納されている。規格データベース164の格納する
規格情報とは、例えば、ロゴをデザインとしてマグカッ
プに付加する際の、ロゴのサイズ、付加する位置、色の
数、付加の仕方がプリントか彫り込みであるか等による
制約に基づく型のことである。
【0032】図2は、本発明の中心的な動作手順を表わ
した概念図である。図2の手順の前に発注者および受注
者はそれぞれ、発注者インターフェース200、受注者
インターフェース300から仲介システム100に接続
し、発注者情報、受注者情報を登録している。
【0033】受注者は各自に異なる品目を扱っており、
図2でいえば、310の甲品目を取り扱う業者群、32
0の乙品目を取り扱う業者群がある。甲品目を取り扱う
業者群310と乙品目を取り扱う業者群320にはそれ
ぞれ、個々の製品にデザインを付加して販売できる業者
が存在するとする。
【0034】例えば、甲品目を取り扱う業者群310の
なかの業者はすべて、発注者のデザインを個々の製品に
付加するサービスを行っているのに対し、乙品目を取り
扱う業者群320の中では、業者Eと業者Fと業者Gは
発注者のデザインを付加するサービスを行っているが、
業者Dでは既製品のみを販売する。この場合、11の手
順に示す受注可能な規格の入力を行うのは甲品目を取り
扱う業者すべてと乙品目を取り扱う業者のなかの業者E
と業者Fと業者Gである。11の手順で登録する規格と
は、たとえば、ロゴをデザインとしてマグカップに付加
する際の、ロゴのサイズ、付加する位置、色の数、付加
の仕方がプリントか彫り込みであるかなどの制約に基づ
く型のことである。
【0035】様々な受注者が図2の11の手順を踏むこ
とにより、仲介システム100には、多様な品目、およ
びそれぞれの品目にデザインを付加する際の複数の規格
が蓄積される。
【0036】一方で、発注者側は仲介システム100に
ネットワークを介して接続した後、発注者インターフェ
ース200から素材特性の入力と送信の手順12を行
う。仲介システムは発注者の入力した素材特性の情報か
ら発注可能な品目およびデザイン付加の規格をシステム
内部で検索し、その検索結果から発注者インタフェース
200に出力するかたちで可能案件の提示の手順13を
行う。可能案件として提示される情報の中には、各案件
につき、製品名、デザインの規格、単価、納期、限界数
量等の情報が含まれる。
【0037】発注者は提示された上記可能案件のなかか
ら、発注したい品目とデザインの規格をひとつから複数
個選択し、発注数量等を発注者インタフェースに入力す
ることで発注の手順14を行う。
【0038】仲介システム100は発注者が発注の手順
14を行った後、発注情報を確認し、受注者インターフ
ェース300へ出力することで発注の一括発信の手順1
5を行う。発注の一括発信の手順15では、発注者の希
望した品目とデザイン付加の規格を取り扱っている業者
にのみ知らせる仕組みとなっており、図2によれば、甲
品目では業者B、乙品目では業者Fと業者Gに発注情報
を知らせる。
【0039】図2の手順の後、受注者側から注文を引き
受けたという意志が仲介システムを通して発注者側へ伝
達される。
【0040】また、発注者は可能案件の提示の手順13
によって提示された案件の中に希望する品目とデザイン
付加の規格が無い場合は、図3の示す規格外発注の手順
を踏む。
【0041】図3は、規格外発注の手順を示した概念図
である。図2の13の手順によって、提示された可能案
件のなかに希望するデザイン付加の規格が存在しない場
合、図3の21の手順に示すとおり、発注者は規格外要
求の送信を行う。例えば、乙品目については、可能案件
のなかに希望する規格が含まれていたので、図2の14
の手順を踏んだが、甲品目については可能案件のなかに
希望する規格が存在しなかったので、発注者は甲品目に
対して図3の規格外要求の送信21を行う。
【0042】発注者からの規格外要求を受けて、仲介シ
ステム100は甲品目を取り扱う業者群310に対して
規格外要求の提示22を行う。規格外要求の提示をされ
た甲品目を取り扱う各業者は、仲介システム100に実
現可能性等の提示23を行う。実現可能性等の提示内容
には、発注者の要望に応えることが可能または不可能で
あるという返答のほかに、実現可能である代替案が含ま
れる。
【0043】仲介システム100は甲品目を取り扱う各
業者の発注者の要望に対する返答を発注者に伝達する手
順として、規格外要求に対する案の伝達24を行う。発
注者は規格外要求に対する受注者側の案から希望する案
を選択し、以下、発注14から図2と同様の手順を踏
む。
【0044】
【実施例】本発明は、既製製品に希望するデザインを付
加したいという要望を持つ発注者側の利便性の向上を第
一の目的としており、また、インターネット等のネット
ワークを利用しているので、本発明を利用する潜在的発
注者は多く見込まれる。従って、受注者となる業者側に
も本発明を利用することは顧客の確保に繋がりメリット
となることは多大である。そこで、図4および図5で
は、本発明をインターネット上で用いた、ロゴを様々な
品目に付加する際の仲介システムを実施例として説明す
ることにより、発注者側が発注の際に、従来の技術では
考えられない利便性と選択の可能性を与えられることを
示す。
【0045】ロゴを様々な品目に付加する際の仲介シス
テムを実現させるためには、まず、受注者となる多様な
業者から様々な品目と品目にデザインを付加する際の可
能な条件をデータベース中に蓄積する必要がある。図1
に示す受注者情報データベース163には各業者に関す
る情報が受注者情報登録・ID取得手段131を通して
登録され、規格データベース164には製品と製品に付
加するデザインの規格に関する情報が受注者規格登録・
更新手段132を通して登録される。製品にロゴを付加
するための仲介システムは、図5のデータベース例に示
すように、受注者情報データベース163には業者情報
として業者ID、業者名、決済方法、業者住所、業者電
話番号、電子メールアドレス、備考等が格納され、規格
データベース164には規格情報として、規格ID、業
者ID、品目名、製品名、指定画像ファイル形式、仕上
がりイメージ、納期、値段、最小単位受注量、最大単位
受注量、特記事項等が格納される。
【0046】発注者は発注者インタフェース200から
インターネットを経由して仲介システム100に接続す
る。図4に示すように、発注者は発注者IDを入力し
て、素材情報・基本要求の入力へと進む。新規の場合
は、発注者情報登録・ID取得手段121の行う手順に
従いIDを取得したのちに、素材情報・基本要求の入力
へと進む。
【0047】素材情報・基本要求の入力、規格閲覧は発
注者規格閲覧手段122の実行に伴う一連の流れであ
る。発注者は素材情報・基本要求として、ロゴや納期を
入力する。入力されたロゴの画像ファイル形式、納期な
どに該当する規格を発注者規格閲覧手段122は検索
し、仕上がりイメージにコメント等の付属情報と合わせ
てリスト状に発注者インターフェース200に表示す
る。表示された規格が無い、もしくは発注したい規格が
存在しない場合は、フリーワードによる要求を該当する
受注者に送ることができる。複数の品目にわたって希望
する規格がある場合は、それらを選択し、複数の品目そ
れぞれに対し個別にロゴを用意すること無く、発注者発
注手段123によって一括発注される。
【0048】希望する規格が無い場合の上記フリーワー
ドによる要求は、仲介システム100の中では、発注者
非定形要求提示手段141によって実現され、規格外要
望データベース165に登録される。後日、該当する業
者から要求通りの受注を受けるか、もしくは代替案が回
答として提示され、受注者規格外要求に対する回答作成
手段143によって処理されると、前記業者の回答は規
格外発注代替案データベース166に登録される。発注
者が業者側の回答を閲覧できるのは、この後の処理であ
る規格外発注代替案閲覧手段143によってであり、発
注は発注者発注手段123によってなされる。
【0049】発注後、図4の受注されたかの確認は受注
者受注手段133によって、該当する各業者からの確認
通知が仲介システム100へ伝達され、前記確認通知が
発注者受注確認手段124によって発注者インタフェー
ス200に発信される。
【0050】以上の図4、図5の示すプロセスについて
具体例を挙げて説明する。例えば、イベント担当者であ
る発注者が、来場者に対しコーヒーを配ると考えていた
とする。また、コーヒーを配る際に来場者にアンケート
に答えてもらう予定である。コーヒーを配る際に使用す
る紙コップとアンケートに記入するためのボールペン
に、イベントを象徴する同一のロゴを入れることにした
場合、発注者は仲介システムに接続し、発注者IDを入
力後、ロゴを入力する。また、イベントが2ヶ月後とい
うこともあって、それまでに間に合うように納期の指定
をした。
【0051】はじめ、発注者であるイベント担当者は、
紙コップとボールペンにロゴを付加する注文を一括して
行おうと考えていた。ところが、上記入力によって、検
索された仕上がりイメージリストの中に、クッキーとス
ティックシュガーが含まれていた。この時点で発注者
は、クッキーとスティックシュガーにも同様にロゴを入
れられることに気付く。発注者は、コーヒーを配る際
に、紙コップとクッキーとスティックシュガーを同時に
配るアイデアを思い付くに至る。
【0052】発注者は、紙コップとクッキーとスティッ
クシュガーについて発注数量を入力して一括発注を行っ
た。業者ごとに個別にロゴを用意せずに一回の作業で3
品目を同時に発注したことになる。数日後、業者側から
の受注引き受けの連絡が届いた。
【0053】また、ボールペンについては上記仕上がり
イメージリスト中に含まれていなかったため、規格外発
注として、ボールペンを扱っている業者に一括して問い
合わせを行った。すると、数日後、数社から代替案が提
示されてきたので、そのうちのひとつの案を選び発注を
行った。この際に利用したロゴイメージは、
【005 【0052】の発注時に発注データベース162に蓄積
されたロゴイメージと同じものを再利用した。数日後、
業者側からの受注引き受けの連絡が届いた。
【0054】
【発明の効果】本発明は、上記例のようにイベント担当
者など、既製品に象徴的なデザインを付加したい発注者
にとって非常に利用価値がある。なぜならば、デザイン
を付加できる広範な品目数、業者数にわたって一括して
発注できるからである。また、デザイン付加の方法につ
いて規格化することで、納期を短縮しつつ、発注者と多
様な業者との仲介を行って多数の規格を用意すること
で、規格化によってデザイン付加のパターンが限定され
るデメリットを補うことができる。
【0055】また、業者側も、本来、取り扱い品目から
の顧客は望めても、デザイン付加の方向からの顧客を獲
得するには大々的な宣伝を行う必要があったが、本発明
によってデザイン付加を望む顧客を確保できる。例え
ば、上記例に示すようにイベント担当者がイベントを象
徴するようなロゴを付加して製品を注文したい場合、品
目よりも、ロゴを付加できるかどうかが、まず重要であ
り、その後に品目を選ぶ。本発明はそのようなニーズを
持つ発注者の思考手順に合理的に対応しており、業者側
としても利用価値は高い。
【0056】また、イベントは国際的、学際的、産業的
な面等で各地に頻繁に開催されていることからも本発明
の有益性は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成例を示す図である。
【図2】本発明の中心的な動作手順を表わした概念図で
ある
【図3】規格外発注の手順を示した概念図である。
【図4】発注者の発注手順を示した図である。
【図5】各データベースの構造の例を示す図である。
【符号の説明】
11受注可能な規格の入力 12素材特性の入力と送信 13可能案件の提示 14発注 15発注の一括発信 21規格外要求送信 22規格外要求提示 23実現可能性等提示 24規格外要求に対する案伝達 100仲介システム 121発注者情報登録・ID取得手段 122発注者規格閲覧手段 123発注者発注手段 124発注者受注確認手段 131受注者情報登録・ID取得手段 132受注者規格登録・更新手段 133受注者受注手段 141発注者規格外要求提示手段 142規格外発注代替案閲覧手段 143受注者規格外要求に対する回答作成手段 150課金手段 160データベース管理手段 161発注者情報データベース 162発注データベース 163受注者情報データベース 164規格データベース 165規格外要望データベース 166規格外発注代替案規格外要望データベース 200発注者インタフェース 300受注者インタフェース 310甲品目を取り扱う業者群 320乙品目を取り扱う業者群
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (72)発明者 藤岡 正樹 神奈川県横浜市港北区太尾町2133番地1号 NICシルクハイム大倉山201号室 (72)発明者 岡田 拓 神奈川県小田原市南鴨宮1丁目7番1−55 号 (72)発明者 大石 賢司 神奈川県平塚市万田441番地31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の業者が独自に取り扱っている異なる
    製品の情報及びその製品にデザインを付加する複数の規
    格を保持する記録媒体(A)と、発注者がロゴ・メッセ
    ージ・音等の素材または、素材に関する情報を発注案件
    として登録することを目的とした記録媒体(B)と、記
    録媒体(B)の発注案件に見合った多種類の製品とそれ
    を取り扱っている複数の業者を記録媒体(A)から検索
    するシステムを備え、同一のデザインを付加した多種類
    の製品を異なる品目を扱っている複数の業者に一括して
    発注することを特徴とする手段及びその装置。
  2. 【請求項2】複数の業者が独自に取り扱っている異なる
    製品の情報を保持する記録媒体(A)と、発注者がロゴ
    ・メッセージ・音等の素材、素材に関する情報、または
    デザインの付加の仕方に関する要求を登録し再利用でき
    ることを特徴とする、製品の付加的デザインの素材、素
    材に関する情報、またはデザインの付加の仕方に関する
    要求を保持する記録媒体(B)と、記録媒体(A)から
    記録媒体(B)の発注案件に該当する複数の業者を呼び
    出し、前記複数の業者に発注案件を提示する手段と受注
    を受けた業者が提案するデザイン及び、単価、受注可能
    な数、納期等の情報を発注者に提示する手段と、発注者
    が業者の提示した情報に基づいて業者を選択し発注を行
    う手段を備えることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2の特徴を備えた装置
    において、同一品目を複数注文するときに、複数の業者
    に選択的に割り振って発注することを可能とする手段及
    びその装置。
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