JP2002297224A - 製造履歴情報管理方法及びシステム - Google Patents

製造履歴情報管理方法及びシステム

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JP2002297224A
JP2002297224A JP2001103723A JP2001103723A JP2002297224A JP 2002297224 A JP2002297224 A JP 2002297224A JP 2001103723 A JP2001103723 A JP 2001103723A JP 2001103723 A JP2001103723 A JP 2001103723A JP 2002297224 A JP2002297224 A JP 2002297224A
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Hideo Mizusawa
英男 水澤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造工程におけるロット単位の製造履歴情報を
管理する製造履歴情報管理方法及びシステムを提供する
こと。 【解決手段】製造工程における製造履歴の情報を管理す
る製造履歴情報管理方法において、製造ラインに投入さ
れたロット2に対し、固有の識別子を付与し、所定の管
理ポイントにて、該当する工程に係る情報を前記識別子
に対応させて記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造履歴情報管理
方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来例として、特許第2831
633号公報に開示されている品質管理システム及び方
法や特開平10−91236号公報に開示されている履
歴管理システム及び方法がある。
【0003】特許第2831633号公報では、製造工
程における全ての製品個体に対してバーコードラベルを
付与している。そして、組立工程や検査工程で各製品個
体について組立や検査を行なう際に、製品個体ごとにバ
ーコードラベルをスキャンし、不良内容などの情報を管
理コンピュータに収集している。
【0004】また特開平10−91236号公報では、
組立工程や検査工程でのセット生産の履歴を蓄積し、製
品に不良が発覚した場合、そのセット履歴をたどること
により、不良が発覚した製品と同じセット履歴を有する
製品の出荷や、同一不良の発生を防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
許第2831633号公報のように全ての製品個体に対
してバーコードラベルなどの標識を付与することは、一
製品あたりのコストが高くなり、また製品数が多い場合
には煩雑な作業となるため、製造コストや作業性の面か
ら困難である。
【0006】また、上記特開平10−91236号公報
では、ロットが分割され、異なる工程へ搬送される場合
や、異なる工程から搬送されてきた各ロットが合流する
場合に、履歴をたどることができない。
【0007】また製品の顧客側では、受け入れ管理上、
独自の発番体系をもつ顧客ロット番号による管理を希望
する場合が多い。また、顧客が管理するロットサイズ
は、製造上のロットサイズと異なる場合がある。このた
め顧客側では、顧客ロット番号により製造履歴情報の照
会を行なえることが望まれている。
【0008】本発明の目的は、製造工程におけるロット
単位の製造履歴情報を管理する製造履歴情報管理方法及
びシステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】課題を解決し目的を達成
するために、本発明の製造履歴情報管理方法及びシステ
ムは以下の如く構成されている。
【0010】本発明の製造履歴情報管理方法は、製造工
程における製造履歴の情報を管理する製造履歴情報管理
方法において、製造ラインに投入されたロットに対し、
固有の識別子を付与し、所定の管理ポイントにて、該当
する工程に係る情報を前記識別子に対応させて記録す
る。
【0011】本発明の製造履歴情報管理システムは、製
造工程における製造履歴の情報を管理する製造履歴情報
管理システムにおいて、製造ラインに投入されたロット
に対し、固有の識別子を付与する手段と、所定の管理ポ
イントにて、該当する工程に係る情報を前記識別子に対
応させて記録する手段と、から構成されている。
【0012】本発明の製造履歴情報管理方法及びシステ
ムによれば、製造現場内の全ての工程における実績情報
を、ロット単位で製造履歴として記録することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態に係る製造履
歴情報管理システムの構成を示す図である。この製造履
歴情報管理システムは、プリント基板の製造工程に適用
されている。
【0015】サーバSは、図示しない制御部とデータベ
ース1を備えている。サーバSは、図示しないネットワ
ークを介して、ライン投入工程101、組立工程A10
2、検査工程103、修理工程104、組立工程B10
5、及び倉入工程106の各端末31〜38に接続され
ている。これら各工程101〜106には、複数のプリ
ント基板からなる製造ロット2が順次搬送される。
【0016】各ロット2には、製造ロット番号を記録し
た記録媒体4が添付される。記録媒体4は無線タグから
なる。各端末31〜38には、それぞれ読み取り・書き
込み装置51〜58が接続されている。また、倉入工程
106の端末38にはプリンタ6が接続されている。
【0017】データベース1は、製造現場全体の情報を
記録、処理する。データベース1は、製造ロット情報フ
ァイル11、製造ロット履歴情報ファイル12、不良履
歴情報ファイル13、製造ロット情報ファイル14、製
造ロット履歴情報ファイル15、及びロット関連付け情
報ファイル16の各データファイルを有している。
【0018】製造ロット情報ファイル11,14は、製
造ロット番号を含むロット固有の情報を記録する。製造
ロット履歴情報ファイル12,15は、製造ロットの履
歴を記録する。不良履歴情報ファイル13は、不良の現
象及びその要因を記録する。ロット関連付け情報ファイ
ル16は、製造ロットと顧客ロットとの関連付けを記録
する。
【0019】各端末31〜38は、入力した組立、検
査、修理の実績情報を各製造ロット情報ファイル12,
13,15に記憶する。また各読み取り・書き込み装置
51〜58は各端末31〜38により制御され、各記録
媒体4から製造ロット番号を読み取るとともに、各記録
媒体4へ製造ロット番号の書き込みを行なう。
【0020】次に、以上のように構成された製造履歴情
報管理システムの動作を説明する。まず、ライン投入工
程101に属する管理ポイントにおいて、作業者は新規
の製造ロット2をラインに投入する前に、端末31に対
して、型番やオーダ番号など新規のロット2に関する情
報を入力する。端末31からの情報を受け取ったサーバ
Sの制御部は、新規の製造ロット番号を発番し、製造ロ
ット情報ファイル11に記録するとともに、端末31に
出力する。この製造ロット番号は、端末31が制御する
読み取り・書き込み装置51により記録媒体4に記録さ
れる。この記録媒体4は、作業者により新規のロット2
に添付される。
【0021】図2は、製造ロット情報ファイル11,1
4のデータ構造を示す図である。図2に示すように、製
造ロット情報ファイル11,14に記録される各製造ロ
ット情報は、‘製造ロット番号’、‘型式’、‘オーダ
番号’、‘製造納期’、‘分割親ロット番号’、‘分割
工程番号’、‘合流親ロット番号’、及び‘合流工程番
号’の各項目からなる。なお、‘分割親ロット番号’と
‘分割工程番号’は、後述するロット分割に係る情報で
あり、‘合流親ロット番号’と‘合流工程番号’は、後
述するロット合流に係る情報である。
【0022】ラインに投入された新規のロット2は、ラ
イン投入工程101から組立工程A102に搬送され
る。
【0023】次に、組立工程A102に属する管理ポイ
ントにおいて、読み取り・書き込み装置52は、ロット
2に添付された記録媒体4から製造ロット番号を読み取
る。この製造ロット番号は、読み取り・書き込み装置5
2から端末32に渡される。また端末32では、作業者
により、組立工程A102におけるロット2に含まれる
プリント基板の完成実績数量、担当作業者名などの製造
情報が入力される。端末32からの情報を受け取ったサ
ーバSの制御部は、これらの情報を、組立履歴として製
造ロット履歴情報ファイル12に記録する。
【0024】図3は、製造ロット履歴情報ファイル1
2,15のデータ構造を示す図である。図3に示すよう
に、製造ロット履歴情報ファイル12,15に記録され
る各製造ロット履歴情報は、‘製造ロット番号’毎に分
類されており、‘工程番号’、‘工程’、‘数量’、
‘入力日時’、及び‘作業者’の各項目からなる。
【0025】ロット2は、組立工程A102から検査工
程103に搬送される。検査工程103で検査が行なわ
れた結果、ロット2内でプリント基板の不良品が発見さ
れない場合、ロット2はそのまま組立工程B105に搬
送される。
【0026】また、ロット2内で不良品が発見された場
合、ロット2内の複数のプリント基板が良品と不良品に
分けられ、良品は次の組立工程B105に搬送され、不
良品は修理工程104に搬送されるか、もしくは破棄さ
れる。このようなロット分割が検査工程103で発生し
た場合、ロット2における良品の集合を親ロット21と
し、不良品の集合を子ロット22とする。このとき、検
査工程103に属する第1の管理ポイントでは、次に述
べるロット分割の手続きが行なわれる。
【0027】検査工程103に属する第1の管理ポイン
トにおいて、読み取り・書き込み装置53は、これまで
ロット2に添付されてきた記録媒体4から製造ロット番
号を読み取る。この製造ロット番号は、読み取り・書き
込み装置53から端末33に渡される。次に端末33で
は、作業者により、新たに分割される子ロット22内の
プリント基板の数量が入力される。端末33からの情報
を受け取ったサーバSの制御部は、子ロット22に対し
て新規の製造ロット番号を発番する。なお、親ロット2
1にはロット2に添付されてきた記録媒体4が添付され
ているため、親ロット21はロット2の製造ロット番号
を受け継ぐ。
【0028】同時に上記制御部により、子ロット22の
製造ロット番号に対して、親ロット21の製造ロット番
号と、分割が発生した管理ポイントの番号とが、分割履
歴として製造ロット情報ファイル11に記録される。例
えば図2のデータ201に示すように、子ロット22の
製造ロット番号が‘製造ロット番号’の項目に、親ロッ
ト21の製造ロット番号が‘分割親ロット番号’の項目
に、分割が発生した管理ポイントの番号が‘分割工程番
号’の項目に、それぞれ記録される。子ロット22の製
造ロット番号は、読み取り・書き込み装置53によって
予備の記録媒体41に記録される。この記録媒体41
は、作業者により子ロット22に添付される。
【0029】親ロット21と子ロット22は、検査工程
103の第1の管理ポイントから第2の管理ポイントに
搬送される。
【0030】次に、検査工程103に属する第2の管理
ポイントにおいて、読み取り・書き込み装置54は、親
ロット21に添付された記録媒体4から製造ロット番号
を読み取る。この製造ロット番号は、読み取り・書き込
み装置54から端末34に渡される。さらに読み取り・
書き込み装置54は、子ロット22に添付された記録媒
体41から製造ロット番号を読み取る。この製造ロット
番号は、読み取り・書き込み装置54から端末34に渡
される。また端末34では、作業者により、親ロット2
1と子ロット22におけるプリント基板の不良現象、担
当作業者名などの検査情報が入力される。端末34から
の情報を受け取ったサーバSの制御部は、これらの情報
を、検査履歴として製造ロット履歴情報ファイル12と
不良履歴情報ファイル13に分別して記録する。
【0031】なお、本実施の形態では端末33,34の
二つの管理ポイントを設定しているが、一つの端末で上
記の入力を行なうこともできる。
【0032】図4は、不良履歴情報ファイル13のデー
タ構造を示す図である。図4に示すように、不良履歴情
報ファイル13に記録される不良の現象と要因の因果関
係を示す履歴情報は、‘製造ロット番号’毎に分類され
ており、‘不良番号’、‘不良現象’、‘発見工程’、
及び‘入力日時’の各項目からなる。
【0033】親ロット21は、検査工程103の第2の
管理ポイントから組立工程B105に搬送され、子ロッ
ト22は、検査工程103の第2の管理ポイントから修
理工程104に搬送される。
【0034】修理工程104に属する管理ポイントにお
いて、読み取り・書き込み装置55は、子ロット22に
添付された記録媒体41から製造ロット番号を読み取
る。この製造ロット番号は、読み取り・書き込み装置5
5から端末35に渡される。また端末35では、作業者
により、子ロット22におけるプリント基板の不良要
因、不良箇所などの修理情報が入力される。端末35か
らの情報を受け取ったサーバSの制御部は、これらの情
報を、修理履歴として不良履歴情報ファイル13と製造
ロット履歴情報ファイル15に分別して記録する。
【0035】図4に示すように、不良履歴情報ファイル
13に記録される修理履歴は、‘不良要因’、‘不良箇
所’、‘解析工程’、及び‘入力日時’の各項目からな
る。
【0036】修理が完了した子ロット22は、修理工程
104から組立工程B105に搬送され、ライン復帰す
る。
【0037】次に、組立工程B105では、検査工程1
03から搬送された親ロット21と修理工程104から
搬送された子ロット22の合流が発生する。修理工程1
04において修理が完了したロットは、通常ライン落ち
した検査工程103の次工程である組立工程B105に
復帰する。このとき、復帰先の組立工程B105で同じ
品種のロットが仕掛かっていた場合、このロットと復帰
したロットとで再編成が行なわれ、以降は一つのロット
として処理される。このとき、組立工程B105に属す
る第1の管理ポイントでは、以下に述べるロット合流の
手続きが行なわれる。
【0038】組立工程B105に属する第1の管理ポイ
ントにおいて、読み取り・書き込み装置56は、検査工
程103から組立工程B105に搬送され滞留していた
ロットを親ロット21とみなし、これに添付されている
記録媒体4から製造ロット番号を読み取る。この製造ロ
ット番号は、読み取り・書き込み装置56から端末36
に渡される。次に、読み取り・書き込み装置56は、修
理工程104から組立工程B105に搬送されライン復
帰したロットを子ロット22とみなし、これに添付され
ている記録媒体41から製造ロット番号を読み取る。こ
の製造ロット番号は、読み取り・書き込み装置56から
端末36に渡される。
【0039】端末36からの情報を受け取ったサーバS
の制御部は、子ロット22の製造ロット番号に対する、
親ロット21の製造ロット番号と、合流が発生した管理
ポイントの番号とを、合流履歴として製造ロット情報フ
ァイル14に記録する。図2に示すように、子ロット2
2の製造ロット番号が‘製造ロット番号’の項目に、親
ロット21の製造ロット番号が‘合流親ロット番号’の
項目に、合流が発生した管理ポイントの番号が‘合流工
程番号’の項目に、それぞれ記録される。
【0040】その後、親ロット21と子ロット22が再
編成され一つのロット2となる。このロット2は、組立
工程B105の第2の管理ポイントに搬送される。
【0041】次に、組立工程B105に属する第2の管
理ポイントにおいて、読み取り・書き込み装置57は、
ロット2に添付された記録媒体4から製造ロット番号を
読み取る。この製造ロット番号は、読み取り・書き込み
装置57から端末37に渡される。また端末37では、
作業者により、ロット2におけるプリント基板の完成実
績数量、担当作業者名などの製造情報が入力される。端
末37からの情報を受け取ったサーバSの制御部は、こ
れらの情報を、組立履歴として製造ロット履歴情報ファ
イル15に記録する。
【0042】なお、本実施の形態では端末36,37の
二つの管理ポイントを設定しているが、一つの端末で上
記の入力を行なうこともできる。
【0043】ロット2は、組立工程B105から倉入れ
工程106に搬送される。
【0044】次に、倉入れ工程106に属する管理ポイ
ントにおいて、読み取り・書き込み装置58は、ロット
2に添付された記録媒体4から製造ロット番号を読み取
る。この製造ロット番号は、読み取り・書き込み装置5
8から端末38に渡される。次に端末38では、作業者
により、ロット2内のプリント基板の数量や担当作業者
名などの倉入れ情報が入力される。端末38からの情報
を受け取ったサーバSの制御部は、これらの情報を、図
3に示した製造ロット履歴情報ファイル15に記録す
る。
【0045】同時に上記制御部は、ロット2に対して顧
客ロット番号を発番し、この顧客ロット番号と製造ロッ
ト番号との関連付けを、ロット関連付け情報ファイル1
6に記録する。
【0046】図5は、ロット関連付け情報ファイル16
のデータ構造を示す図である。図5に示すように、ロッ
ト関連付け情報ファイル16には、‘顧客ロット番号’
毎に‘製造ロット番号’が関連付けられて記録される。
【0047】発番された顧客ロット番号は、上記制御部
から端末38に送信される。端末38は、顧客ロット番
号が記載された帳票7を、プリンタ6から印刷出力す
る。作業者は、この帳票7をロット2に添付し、倉入れ
する。
【0048】なお、上述したロット分割は、検査工程に
限らず、組立工程において製造条件を変更する場合や、
修理工程において修理内容に違いがある場合などにも発
生し、このような場合も上記と同様の運用が行なわれ
る。また、上述したロット合流は、組立工程に限らず、
検査工程において同一製造条件のロットをまとめて検査
する場合や、修理工程において同一組立工程にライン復
帰するロットをまとめる場合などにも発生し、このよう
な場合も上記と同様の運用が行なわれる。
【0049】本実施の形態では、ロット2の製造ライン
投入時に製造ロット番号を発番し、この番号を記録媒体
4に記録して、記録媒体4をロット2に添付する。そし
て、各管理ポイントにおいて、記録媒体4から製造ロッ
ト番号を読み取り、この番号に対して、組立、検査、及
び修理の結果をデータベース1に記録する。これによ
り、各ロット2の製造履歴を蓄積することができる。
【0050】また、ライン途中の管理ポイントでロット
の分割が発生した場合、ロットの親子関係を決める。親
ロット21は、これまでのロット2の製造ロット番号を
継承する。そして、子ロット22に対して新規の製造ロ
ット番号を発番し、新たな記録媒体41にこの製造ロッ
ト番号を書き込み、子ロット22に記録媒体41を添付
する。同時に、子ロット22の製造ロット番号に対し
て、親ロット21の製造ロット番号と分割が発生した管
理ポイントとをデータベース1に記録する。これによ
り、製造履歴の検索対象ロットが分割により発生したも
のである場合でも、分割前の工程を含めて製造履歴をた
どることができる。
【0051】また、ライン途中の管理ポイントでロット
の合流が発生した場合、ロットの親子関係を決める。親
ロット21は、これまでの製造ロット番号を継承する。
そして、子ロット22の製造ロット番号に対して、親ロ
ット21の製造ロット番号と合流が発生した管理ポイン
トとをデータベース1に記録する。これにより、製造履
歴の検索対象ロットが合流により発生したものである場
合でも、合流前の各子ロット22の製造履歴を含めて製
造履歴をたどることができる。
【0052】さらに、ライン払出時に、記録媒体4から
製造ロット番号を読み取ると、顧客ロット番号を発番
し、顧客ロット番号と製造ロット番号との関連付けをデ
ータベース1に記録する。これにより、顧客の発番ルー
ルに沿った顧客ロット番号を基に製造情報を照会でき
る。また、複数のロットをセットにして製品を出荷する
場合に、ランダムな製造ロット番号を連番の顧客ロット
番号に置き換えることができ、顧客側での受け入れ業務
の効率が向上する。
【0053】以上のように本実施の形態によれば、製造
現場内の全ての組立、検査、及び修理工程における実績
情報を、ロット単位で製造履歴として記録することがで
きる。さらに、製造ラインの途中でロットの分割や合流
が発生した場合においても、そのロットの親子関係を製
造履歴として記録することにより、全製造工程の履歴情
報を管理することができる。また、製品完成後は、製造
ロット番号と顧客ロット番号の対応関係を管理すること
により、顧客ロット番号を用いて、製造履歴情報を顧客
の管理単位で迅速に検索することが可能になる。
【0054】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施でき
る。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、製造工程におけるロッ
ト単位の製造履歴情報を管理する製造履歴情報管理方法
及びシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る製造履歴情報管理シ
ステムの構成を示す図。
【図2】本発明の実施の形態に係る製造ロット情報ファ
イルのデータ構造を示す図。
【図3】本発明の実施の形態に係る製造ロット履歴情報
ファイルのデータ構造を示す図。
【図4】本発明の実施の形態に係る不良履歴情報ファイ
ルのデータ構造を示す図。
【図5】本発明の実施の形態に係るロット関連付け情報
ファイルのデータ構造を示す図。
【符号の説明】
S…サーバ 1…データベース 11,14…製造ロット情報ファイル 12,15…製造ロット履歴情報ファイル 13…不良履歴情報ファイル 16…ロット関連付け情報ファイル 101…ライン投入工程 102…組立工程A 103…検査工程 104…修理工程 105…組立工程B 106…倉入工程 2…製造ロット 21…親ロット 22…子ロット 31〜38…端末 4,41…記録媒体 51〜58…読み取り・書き込み装置 6…プリンタ 7…帳票

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製造工程における製造履歴の情報を管理す
    る製造履歴情報管理方法において、 製造ラインに投入されたロットに対し、固有の識別子を
    付与し、 所定の管理ポイントにて、該当する工程に係る情報を前
    記識別子に対応させて記録することを特徴とする製造履
    歴情報管理方法。
  2. 【請求項2】前記ロットの分割が発生した場合、分割さ
    れた各ロットの親子関係を決め、 子ロットに新たな識別子を付与し、 親ロットの識別子と分割が発生した管理ポイントの情報
    とを、前記子ロットの識別子に対応させて記録すること
    を特徴とする請求項1に記載の製造履歴情報管理方法。
  3. 【請求項3】前記ロットの合流が発生した場合、合流さ
    れた各ロットの親子関係を決め、 親ロットの識別子と合流が発生した管理ポイントの情報
    とを、子ロットの識別子に対応させて記録することを特
    徴とする請求項2に記載の製造履歴情報管理方法。
  4. 【請求項4】前記製造ラインから払出されるロットに対
    し、顧客に係る識別子を付与し、 前記顧客の識別子と前記ロットの識別子との関連付けを
    記録する請求項1記載の製造履歴情報管理方法。
  5. 【請求項5】製造工程における製造履歴の情報を管理す
    る製造履歴情報管理システムにおいて、 製造ラインに投入されたロットに対し、固有の識別子を
    付与する手段と、 所定の管理ポイントにて、該当する工程に係る情報を前
    記識別子に対応させて記録する手段と、 を具備したことを特徴とする製造履歴情報管理システ
    ム。
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Cited By (4)

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