JP2009004073A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表面からの距離が異なる記録位置に情報を記録可能な光ディスクにおいて、複数種類の記憶位置に対して精度良く情報を記録及び/又は再生できるな光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】検出手段が、光ディスクODの表面と対物レンズOBJとの距離を検出し、第1アクチュエータACT1が、検出手段からの信号に基づいて、対物レンズOBJを、光ディスクODの表面との距離を所定値に維持するように光軸方向に駆動するので、例えば光ディスクODの反りや変形に関わらず、その表面と対物レンズOBJとを常に一定の状態におくことができ、更に、第2アクチュエータACT2が、情報の記録及び/又は再生を行おうとする光ディスクODの記録位置に応じて、リレー光学系ROSを光軸方向に変位するので、狙った記憶位置に光源からの光束を精度良く集光することが出来、それにより記録/再生エラーを抑制することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置及び光ディスク装置に関する。
波長400nm程度の青紫色半導体レーザを用いて、情報の記録及び/又は再生(以下、「記録及び/又は再生」を、「記録/再生」と記載する)を行える高密度光ディスク装置の開発が急速に進んでいる。一例として、NA(開口数)0.65、光源波長405nmの仕様で情報の記録/再生を行う光ディスク、いわゆるHD DVD(以下、HDという)では、直径12cmの光ディスクに対して、1層あたり15GB程度の情報の記録が可能である。また、別の例として、NA0.85、光源波長405nmの仕様で情報の記録/再生を行う光ディスク、いわゆるBlu−ray Disc(以下、BDという)では、直径12cmの光ディスクに対して、1層あたり25GB程度の情報の記録が可能である。以下、本明細書では、このような光ディスクを「高密度光ディスク」と呼ぶ。
ところで、更に記憶容量を増大させるために、複数の記憶層を設けた光ディスクが開発されている。このような光ディスクにおいては、複数の記憶層に、予め何層かを示す情報が記録されている。従って、これに対応する光ピックアップ装置においては、かかる情報を光ディスクから読み取ることで、情報を記録及び/又は再生した記録層を選択し、コリメートレンズ等を移動させることで、かかる記録層に対して光源からの光束を集光させるようにしている(特許文献1参照)。
特開2005−293777号公報
しかしながら、例えば光ピックアップ装置に対して付与された振動等に起因して、コリメートレンズが移動すると、光源からの光束は別な記録層に集光されてしまい、記録/再生エラーが生じる恐れがある。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、表面からの距離が異なる記録位置に情報を記録可能な光ディスクにおいて、複数種類の記憶位置に対して精度良く情報を記録及び/又は再生できる光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の光ピックアップ装置は、表面からの距離が異なる記録位置に情報を記録可能な光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置において、
光束を出射する光源と、リレー光学系と、前記光源から出射された前記リレー光学系を介して入射した光束を、前記光ディスクのいずれかの記録位置に集光させる対物レンズと、前記光ディスクから出射した光束を受光する光検出器と、前記光ディスクと前記対物レンズとの距離を所定値に維持するための情報を検出する検出手段とを有し、
前記検出手段からの信号に基づいて、前記光ディスクと前記対物レンズとの距離を前記記録位置にかかわらず所定値に維持するために、前記対物レンズを光軸方向に変位するように駆動する第1アクチュエータと、
情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置に応じて、前記リレー光学系を光軸方向に変位するように駆動する第2アクチュエータとを有することを特徴とする。
光束を出射する光源と、リレー光学系と、前記光源から出射された前記リレー光学系を介して入射した光束を、前記光ディスクのいずれかの記録位置に集光させる対物レンズと、前記光ディスクから出射した光束を受光する光検出器と、前記光ディスクと前記対物レンズとの距離を所定値に維持するための情報を検出する検出手段とを有し、
前記検出手段からの信号に基づいて、前記光ディスクと前記対物レンズとの距離を前記記録位置にかかわらず所定値に維持するために、前記対物レンズを光軸方向に変位するように駆動する第1アクチュエータと、
情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置に応じて、前記リレー光学系を光軸方向に変位するように駆動する第2アクチュエータとを有することを特徴とする。
本発明によれば、前記検出手段が、前記光ディスクと前記対物レンズとの距離を一定にするための情報を検出し、前記第1アクチュエータが、前記検出手段からの信号に基づいて、前記対物レンズを、前記光ディスクとの距離を所定値に維持するように光軸方向に駆動するので、例えば振動などの外乱が生じた場合でも、光ディスクと前記対物レンズとの光軸方向位置関係を維持することができ、更に、前記第2アクチュエータが、情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置に応じて、前記リレー光学系を光軸方向に変位するので、狙った記憶位置に光源からの光束を精度良く集光することが出来、それにより記録/再生エラーを抑制することができる。
尚、情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置を変更しようとする場合、前記対物レンズを光軸方向に変位させることで、光源からの光束の集光位置を変更することもできる。しかしながら、対物レンズを光軸方向に変位させるようにすると、場合によっては対物レンズと光ディスクとの干渉を招く恐れがあり好ましくない。これに対し、本発明のように前記リレー光学系を変位させれば、前記対物レンズと前記光ディスクとは常に所定の位置関係となり、前記対物レンズと前記光ディスクとの干渉が生じないので、安定した情報の記録及び/又は再生を行うことができる。
前記第1アクチュエータ及び第2アクチュエータとしては、光ピックアップ装置で一般的に利用されているアクチュエータを利用できる。一例として、前記第1アクチュエータには、ボイスコイルモータを用いることができる。また、前記第2アクチュエータには、ステッピングモータを用いることができる。
請求項2に記載の光ピックアップ装置は、請求項1に記載の発明において、前記検出手段は、前記光ディスクと前記対物レンズとの距離を所定値に維持するための情報を機械的に検出することを特徴とする。
請求項3に記載の光ピックアップ装置は、請求項1に記載の発明において、前記検出手段は、前記光ディスクと前記対物レンズとの距離を所定値に維持するための情報を光学的に検出することを特徴とする。
請求項4に記載の光ピックアップ装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記リレー光学系は、単一もしくは複数のレンズ群を含み、前記リレー光学系のうち前記対物レンズに最も近い位置に配置されるレンズ群が、情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置に応じて、光軸方向に駆動されるようになっていることを特徴とする。
請求項5に記載の光ピックアップ装置は、請求項4に記載の発明において、前記対物レンズの焦点距離をf0とし、前記対物レンズに最も近い位置に配置されるレンズ群の焦点距離をf2としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。
0.005<(f0/f2)2<0.25 (1)
0.005<(f0/f2)2<0.25 (1)
値(f0/f2)2が、(1)式の上限を下回るようにすると、前記レンズ群の移動量に対する、前記光ディスク内の集光位置の光軸方向変化量を小さく抑えることができ、高精度な集光を行うことができる。一方、値(f0/f2)2が、(1)式の下限を上回るようにすると、前記リレー光学系をコンパクトにすることができる。
請求項6に記載の光ピックアップ装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記リレー光学系は、光源側から順に、入射した光束を平行光束に変換する正の屈折力を有するコリメートレンズ群と、第1レンズ群と、前記第1レンズ群とは正負逆の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、
前記第1レンズ群のみを光軸方向に駆動する場合には、前記対物レンズより離れる方向に前記第1レンズ群を駆動することにより、情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置を、前記光ディスクの裏面側から表面側に向かう方向に変更でき、
前記第2レンズ群のみを光軸方向に駆動する場合には、前記対物レンズに近づく方向に前記第2レンズ群を駆動することにより、情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置を、前記光ディスクの裏面側から表面側に向かう方向に変更できることを特徴とする。
前記第1レンズ群のみを光軸方向に駆動する場合には、前記対物レンズより離れる方向に前記第1レンズ群を駆動することにより、情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置を、前記光ディスクの裏面側から表面側に向かう方向に変更でき、
前記第2レンズ群のみを光軸方向に駆動する場合には、前記対物レンズに近づく方向に前記第2レンズ群を駆動することにより、情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置を、前記光ディスクの裏面側から表面側に向かう方向に変更できることを特徴とする。
請求項7に記載の光ピックアップ装置は、請求項6に記載の発明において、前記対物レンズの焦点距離をf0とし、前記第2レンズ群の焦点距離をf2としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。
0.005<(f0/f2)2<0.25 (2)
0.005<(f0/f2)2<0.25 (2)
値(f0/f2)2が、(2)式の上限を下回るようにすると、前記レンズ群の移動量に対する、前記光ディスク内の集光位置の光軸方向変化量を小さく抑えることができ、高精度な集光を行うことができる。一方、値(f0/f2)2が、(2)式の下限を上回るようにすると、前記リレー光学系をコンパクトにすることができる。
請求項8に記載の光ピックアップ装置は、請求項6に記載の発明において、前記第1レンズ群が負の屈折力を有し、前記第2レンズ群が正の屈折力を有し、前記対物レンズの焦点距離をf0とし、前記第2レンズ群の焦点距離をf2としたときに、前記対物レンズの第1主点と前記第2レンズ群の第2主点の間に配置された光学素子を全て空気に置換したときの空気換算長が、ほぼf0+f2となっており、
前記第1レンズ群のみを光軸方向に駆動することにより、情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置を変更することを特徴とする。
前記第1レンズ群のみを光軸方向に駆動することにより、情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置を変更することを特徴とする。
本発明によれば、前記第1レンズ群の変位により、前記光ディスク内の集光位置を光軸方向に変位させても、前記光源から前記光ディスクに至るまでの全系の倍率が保存され、前記光源から出射された光束の発散角で決まる集光スポット側のNAが変化せず、前記光源の光量調整を行うことなくスポットの光強度及びサイズを一定に維持することが出来、情報の記録及び/又は再生を精度良く容易に行うことができる。ここで、「空気換算長が、ほぼf0+f2になる」とは、空気換算長さがf0+f2の±5%以内であることを意味する。また、空気換算長はf0+f2の±2%以内になることが好ましい。
請求項9に記載の光ピックアップ装置は、請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、前記第2アクチュエータを情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置に応じて、前記リレー光学系を光軸方向に変位するように駆動するとともに一定の記録位置に情報の記録及び/又は再生を行おうとする際に前記検出手段からの信号に基づき、前記第1アクチュエータの駆動によって前記対物レンズと前記光ディスクの距離を一定に保つように前記対物レンズを変位させ、同時にこの変位量と前記第2アクチュエータの記録位置に応じた変位量に基づき、第2アクチュエータを更に駆動させ、対物レンズを追従するように前記リレー光学系を光軸方向に変位させることを特徴とする。ここで、「第2アクチュエータを微小駆動させる」とは、前記対物レンズの変位量と前記第2アクチュエータの記録位置に応じた変位量に基づく前記リレー光学系の光軸方向への変位量が、前記光ディスクの記録位置に応じた前記リレー光学系の変位量よりも微小であることを示す。
前記光ディスクの反りなどに起因して、前記対物レンズが光軸方向に変位した場合に、前記第2アクチュエータの変位量と前記対物レンズの変位量に基づき前記リレー光学系の光軸方向変位量を調整すれば、更に高精度の情報記録及び/又は再生を行うことができる。この場合、第2アクチュエータにはボイスコイルモータを用いることが好ましい。
請求項10に記載の光ピックアップ装置は、請求項9に記載の発明において、前記第2アクチュエータは、基準記録位置における状態を基準としたとき、記録位置変更のための変位量の2乗に比例し前記対物レンズの変位量に比例する量を、前記対物レンズの動きに連動させ前記リレー光学系を駆動させることを特徴とするので、更に高精度の情報記録及び/又は再生を行うことができる。
請求項11に記載の光ピックアップ装置は、請求項9又は10に記載の発明において、前記対物レンズの変位量と前記第2アクチュエータの記録位置に応じた変位量に基づく前記リレー光学系の光軸方向への変位量は、前記光ディスクの記録位置に応じた前記リレー光学系の変位量よりも微小であることを特徴とする。
本発明によれば、表面からの距離が異なる記録位置に情報を記録可能な光ディスクにおいて、複数種類の記憶位置に対して精度良く情報を記録及び/又は再生できるな光ピックアップ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。尚、第1の実施の形態にかかる光ピックアップ装置PU1は、例えば表面からの距離が異なる記録位置に情報を記録可能なBD(又はHDでも良い)と、DVDとに対して情報の記録及び/又は再生を行うことが出来、光ディスク装置に組み込むことが可能である。図1は、光ピックアップ装置PU1の概略構成を示す図である。なお、以下の図で光ディスクはODとして総称する。
図1に示す光ピックアップ装置PU1においては、対物レンズOBJを保持するボビンBBに、先端を光ディスクODの表面に当接させた可動式の触針NDLが配置され、触針NDLの移動量を測定することで、光ディスクODの表面とボビンBB即ち対物レンズOBJとの距離に対応する信号を出力できるようになっている。触針NDLが機械式の検出手段を構成する。ボビンBBは、触針NDLの検出に基づく信号に応じて、第1のアクチュエータACT1により光軸方向に駆動され、光ディスクODの表面と対物レンズOBJとの基準距離Δを常に維持するようになっている。
本実施の形態においては、リレー光学系ROSは、半導体レーザLD1側から順に、コリメートレンズGCと、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とを有している。ここでは第2レンズ群G2を、第2のアクチュエータACT2により光軸方向に変位するように駆動するものとする。対物レンズOBJの焦点距離をf0とし、最も対物レンズに近い位置に配置される第2レンズ群G2の焦点距離をf2としたときに、以下の式を満たす。
0.005<(f0/f2)2<0.25 (1)
0.005<(f0/f2)2<0.25 (1)
BDにおいて表面から所定の距離の第1記録位置に対して情報の記録/再生を行う場合には、第2のアクチュエータACT2により、リレー光学系ROSの第2レンズ群G2を所定の光軸位置に変位させ、半導体レーザLD1を発光させる。半導体レーザLD1から発散光束は、コリメートレンズGCに入射して平行光束に変換され、第1レンズ群G1を通過して発散光束となり、第2レンズ群G2を通過して弱収束光束に変換され、偏光ビームスプリッタPBS、ダイクロイックプリズムDP、λ/4波長板QWPを通過し、対物レンズOBJに入射した後、BDの表面から所定の距離の第1記録位置に形成されるスポットとなる。
BDからの反射光束は、再び対物レンズOBJ、λ/4波長板QWP、ダイクロイックプリズムDPを通過し、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、センサレンズSNを介して、光検出器PDに入射する。光検出器PDの出力信号により、BDの第1記録位置に記録された情報を読み取ることができる。
次に、BDにおいて表面から所定の距離より浅い(深い)第2記録位置に対して情報の記録/再生を行う場合には、第2のアクチュエータACT2により、リレー光学系ROSの第2レンズ群G2を所定の光軸位置より対物レンズOBJに近づく(離れる)側に変位させ、半導体レーザLD1を発光させる。半導体レーザLD1から発散光束は、コリメートレンズGCに入射して平行光束に変換され、第1レンズ群G1を通過して発散光束となり、第2レンズ群G2を通過して弱収束光束に変換され、偏光ビームスプリッタPBS、ダイクロイックプリズムDP、λ/4波長板QWPを通過し、対物レンズOBJに入射した後、BDの表面から所定の距離の第2記録位置に形成されるスポットとなる。
BDからの反射光束は、再び対物レンズOBJ、λ/4波長板QWP、ダイクロイックプリズムDPを通過し、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、センサレンズSNを介して、光検出器PDに入射する。光検出器PDの出力信号により、BDの第2記録位置に記録された情報を読み取ることができる。
尚、本実施の形態において、第2アクチュエータACT2で第1レンズ群G1を駆動するときは、BDにおいて表面から所定の距離より浅い(深い)第2記録位置に対して情報の記録/再生を行う場合には、第1レンズ群G1を所定の光軸位置より対物レンズOBJに離れる(近づく)側に変位させればよい。
DVDに対して情報の記録/再生を行う場合には、ホロレーザHL内の半導体レーザを発光させる。ホロレーザHLから発散光束は、コリメートレンズCLに入射して平行光束に変換され、ダイクロイックプリズムDPで反射され、λ/4波長板QWPを通過し、対物レンズOBJに入射した後、DVDの情報記録面に形成されるスポットとなる。
DVDの情報記録面からの反射光束は、再び対物レンズOBJ、λ/4波長板QWPを通過し、ダイクロイックプリズムDPで反射され、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、コリメートレンズCLを介して、ホロレーザHL内の光検出器に入射する。かかる光検出器の出力信号により、DVDの情報記録面に記録された情報を読み取ることができる。
本実施の形態によれば、検出手段が、光ディスクODの表面と対物レンズOBJとの距離を所定値に保つための情報を検出し、第1アクチュエータACT1が、検出手段からの信号に基づいて、対物レンズOBJを、光ディスクODの表面との距離を所定値に維持するように光軸方向に駆動するので、光ディスクODの表面と対物レンズOBJとを常に一定の距離におくことができ、更に、第2アクチュエータACT2が、情報の記録及び/又は再生を行おうとする光ディスクODの記録位置に応じて、リレー光学系ROSを光軸方向に変位するので、狙った記憶位置に光源からの光束を精度良く集光することが出来、それにより記録/再生エラーを抑制することができる。
図2は、第2の実施の形態にかかる光ピックアップ装置PU2の概略構成を示す図である。本実施の形態においては、上述した実施の形態に対して、リレー光学系ROSが、半導体レーザLD1側から順に、コリメートレンズGCと、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2とを有している点のみが異なっているため、以下、説明を省略する。
図3は、第3の実施の形態にかかる光ピックアップ装置PU3の概略構成を示す図である。本実施の形態では、リレー光学系ROSは、コリメートレンズGCのみからなる。又、ボビンBBにセンサSを配置しており、センサSは、光ディスクODの表面に向かって光束を出射し、その反射光を検出することで、光ディスクODの表面とボビンBB即ち対物レンズOBJとの距離を測定して、対応する信号を出力できるようになっている。センサSが光学式の検出手段を構成する。ボビンBBは、センサSの検出に基づく信号に応じて、第1のアクチュエータACT1により光軸方向に駆動され、光ディスクODの表面と対物レンズOBJとの基準距離Δを常に維持するようになっている。
BDにおいて表面から所定の距離の第1記録位置に対して情報の記録/再生を行う場合には、第2のアクチュエータACT2により、リレー光学系ROSのコリメートレンズGCを所定の光軸位置に変位させ、半導体レーザLD1を発光させる。半導体レーザLD1から発散光束は、コリメートレンズGCに入射して平行光束に変換され、偏光ビームスプリッタPBS、ダイクロイックプリズムDP、λ/4波長板QWPを通過し、対物レンズOBJに入射した後、BDの表面から所定の距離の第1記録位置に形成されるスポットとなる。
BDからの反射光束は、再び対物レンズOBJ、λ/4波長板QWP、ダイクロイックプリズムDPを通過し、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、センサレンズSNを介して、光検出器PDに入射する。光検出器PDの出力信号により、BDの第1記録位置に記録された情報を読み取ることができる。
次に、BDにおいて表面から所定の距離より浅い(深い)第2記録位置に対して情報の記録/再生を行う場合には、第2のアクチュエータACT2により、リレー光学系ROSのコリメートレンズGCを所定の光軸位置より対物レンズOBJに近づく(離れる)側に変位させ、半導体レーザLD1を発光させる。半導体レーザLD1から発散光束は、コリメートレンズGCに入射して平行光束に変換され、偏光ビームスプリッタPBS、ダイクロイックプリズムDP、λ/4波長板QWPを通過し、対物レンズOBJに入射した後、BDの表面から所定の距離の第2記録位置に形成されるスポットとなる。
BDからの反射光束は、再び対物レンズOBJ、λ/4波長板QWP、ダイクロイックプリズムDPを通過し、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、センサレンズSNを介して、光検出器PDに入射する。光検出器PDの出力信号により、BDの第2記録位置に記録された情報を読み取ることができる。
DVDに対して情報の記録/再生を行う場合には、上述した実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図4は、第4の実施の形態にかかる光ピックアップ装置PU4の概略構成を示す図である。本実施の形態においては、図3の実施の形態に対して、コリメートレンズGCと、光源との間に偏光ビームスプリッタPBSを設けた点のみが異なっているため、以下、説明を省略する。
図5は、第5の実施の形態にかかる光ピックアップ装置PU5の概略構成を示す図であるが、検出手段と第1アクチュエータは図示を省略する。本実施の形態においては、図1の実施の形態のレイアウトに対して、コリメートレンズGCと、第1レンズ群G1との間に偏光ビームスプリッタPBSを設けた点が異なっている。尚、第1レンズ群G1が負の屈折力を有し、第2レンズ群G2が正の屈折力を有し、対物レンズOBJの焦点距離をf0とし、第2レンズ群G2の焦点距離をf2としたときに、対物レンズOBJの第1主点と第2レンズ群G2の第2主点の間に配置された光学素子(ここではλ/4波長板QWP及びダイクロイックプリズムDP)を全て空気に置換したときの空気換算長が、ほぼf0+f2となっている。第2アクチュエータACT2は、第1レンズ群G1を光軸方向に駆動する。
BDにおいて表面から所定の距離の第1記録位置に対して情報の記録/再生を行う場合には、第2のアクチュエータACT2により、リレー光学系ROSの第1レンズ群G1を所定の光軸位置に変位させ、半導体レーザLD1を発光させる。半導体レーザLD1から発散光束(発散角θ1)は、コリメートレンズGCに入射して平行光束に変換され、偏光ビームスプリッタPBSを通過し、第1レンズ群G1を通過して発散光束となり、第2レンズ群G2を通過して弱収束光束に変換され、ダイクロイックプリズムDP、λ/4波長板QWPを通過し、対物レンズOBJに入射した後、収束角θ2でBDに入射し、BDの表面から所定の距離の第1記録位置に形成されるスポットとなる。
BDからの反射光束は、再び対物レンズOBJ、λ/4波長板QWP、ダイクロイックプリズムDP、第2レンズ群G2、第1レンズ群G1を通過し、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、光検出器PDに入射する。光検出器PDの出力信号により、BDの第1記録位置に記録された情報を読み取ることができる。
次に、BDにおいて表面から所定の距離より浅い(深い)第2記録位置に対して情報の記録/再生を行う場合には、第2のアクチュエータACT2により、リレー光学系ROSの第2レンズ群G2を所定の光軸位置より対物レンズOBJに離れる(近づく)側に変位させ、半導体レーザLD1を発光させる。半導体レーザLD1から発散光束(発散角θ1’)は、コリメートレンズGCに入射して平行光束に変換され、第1レンズ群G2を通過して発散光束となり、第2レンズ群G2を通過して弱収束光束に変換され、偏光ビームスプリッタPBS、ダイクロイックプリズムDP、λ/4波長板QWPを通過し、対物レンズOBJに入射した後、収束角θ2’でBDに入射し、BDの表面から所定の距離の第2記録位置に形成されるスポットとなる。
BDからの反射光束は、再び対物レンズOBJ、λ/4波長板QWP、ダイクロイックプリズムDPを通過し、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、光検出器PDに入射する。光検出器PDの出力信号により、BDの第2記録位置に記録された情報を読み取ることができる。
本実施の形態において、対物レンズOBJと第2レンズ群G2で構成される部分が、角倍率が一定値f2/f0のアフォーカル系となっている。また第1レンズ群G1にはコリメータレンズGCでコリメートされた光束が入射するため、第1レンズ群G1の移動により第1レンズ群G1から射出し対物レンズに向う光束の発散角は変化せず、半導体レーザLD1からの発散角θ1の定数倍である。したがって、第1レンズ群G1の移動によって、収束角θ2と発散角θ1の比はほぼ一定に保たれ、(θ1/θ2)≒(θ1’/θ2’)となるため、半導体レーザLD1から出射された光束の発散角で決まる集光スポット側のNAが変化せず、半導体レーザLD1の光量調整を行うことなくスポットの光強度及びサイズを一定に維持することが出来、情報の記録及び/又は再生を精度良く容易に行うことができる。
DVDに対して情報の記録/再生を行う場合には、上述した実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図6は、第6の実施の形態にかかる光ピックアップ装置PU6の概略構成を示す図である。本実施の形態においては、図4の実施の形態のレイアウトと基本的に同様であるが、基準位置に対する第1アクチュエータACT1により駆動される対物レンズOBJのシフト量を検出する検出器DT1と、第2アクチュエータACT2の駆動量を決定する演算装置CTと、第2アクチュエータACT2により駆動されるコリメートレンズCLの変位量を検出する検出器DT2とを有している。
BDの回転駆動時に、光ディスクの反りなどによって、その表面の位置が変動する。かかる場合、検出手段からの信号に基づいて、第1アクチュエータACT1は、対物レンズOBJを光軸方向に変位させて、光ディスクの表面との距離を一定に維持しようとする。ところが、対物レンズOBJを独立して光軸方向に変位させると、リレー光学系ROSとの距離が変わり、スポットが本来集光すべき位置からずれる恐れがある。
そこで、本実施の形態においては、検出器DT1が、基準位置(光ディスクODと対物レンズOBJとの光軸方向距離がΔに相当)に対する第1アクチュエータACT1により駆動される対物レンズOBJのシフト量を検出して、演算装置CTに送信し、検出器DT2はリレー光学系ROSのある記録位置に記録する場合の位置の基準位置に記録する場合の位置に対する変位量を検出し、演算装置CTに送信し、これらを受信した演算装置CTはかかる変位量を考慮して、リレー光学系の変位量を調整し、調整された駆動量に応じてリレー光学系ROSを光軸方向に変位するものである。
本発明の形態における上記の駆動量の算出方法を説明する。図7は、図6において、対物レンズOBJと光ディスクODおよびリレー光学系ROSのみを概略的に描いたものであるが、対物レンズOBJの焦点距離をf0とし、所定の位置へ記録又は/再生する際の対物レンズOBJの倍率をmとすると、対物レンズOBJに入射する光の物点Pと対物レンズOBJとの距離はf0・(1/m−1)で表され、像点P’との距離はf0・(1−m)で表される。このとき、光ディスクODが反り等により回転とともに、dxだけ変位し、対物レンズOBJが光ディスクODとの距離を一定に保つために同じ量変位すると、相対的には対物レンズOBJから見ると物点Pがdxだけ対物レンズOBJに近づくように変位することになる。倍率はmであるから、m2・dx記録位置が光ディスク内でシフトすることになる。これは記録位置誤差と考えられる。
そこで、リレー光学系ROSを、この光ディスクODの変位dxで生ずる記録位置誤差を補正するように変位させる。図8のように、リレー光学系ROSの焦点距離がf2で、所定位置へ記録する際のリレー光学系ROSの倍率がm2とすると、リレー光学系ROSの物点Qの位置と像点Q’の位置は、それぞれf2・(1/m2−1)、f2・(1−m2)と表せる。このとき、リレー光学系ROSを物点方向に変位させ、像点Q’を対物レンズOBJから遠ざかるようすると、リレー光学系ROSの変位量を−dx2(マイナスはdx2を正とし、対物レンズOBJから遠ざかる方向をマイナスで表記した。)とすると、像点Q’の位置の変位量dx2’は(m22−1)・dx2と書ける。これが前記dxと相殺するためには、dx2’=dxとなる必要がある。よって、以下の関係が成立する。
dx2=dx/(m22−1)≒dx/m22
dx2=dx/(m22−1)≒dx/m22
また、基準記録位置(図8でBL)に記録する際のリレー光学系ROSの倍率を無限大とするとき、すなわち光源をリレー光学系ROSの焦点位置に置く場合を基準とすると、倍率m2でのリレー光学系の変位量x2はx2=f2/m2とあらわせ、m2=f2/x2とあらわせる。したがって、
dx2=(x2/f2)2・dx
となる。対物レンズOBJが光ディスクODとの間隔を保つための変位量dxに、所定の記録位置に記録するためのリレー光学系ROSの変位量x2に応じた倍率(x2/f2)2をかけた量dx2だけリレー光学系ROSを動かすことで、光ディスクODの反りなどの揺らぎによって発生する記録位置誤差を補正することができる。この際、倍率(x2/f2)2 は正なので、dx2の符号はdxと同じすなわち同方向に変位させる。これにより、第2アクチュエータを駆動して、リレー光学系ROSが対物レンズOBJを追従するように光軸方向へ変位させることとなる。ただし、リレー光学系ROSの変位量x2がf2に比べ小さいときは、リレー光学系ROSの追従を省略することも可能である。変位量x2がある大きさ以上で追従させるようにし、それ以下では静止させることで消費電力の低減が可能になる。
dx2=(x2/f2)2・dx
となる。対物レンズOBJが光ディスクODとの間隔を保つための変位量dxに、所定の記録位置に記録するためのリレー光学系ROSの変位量x2に応じた倍率(x2/f2)2をかけた量dx2だけリレー光学系ROSを動かすことで、光ディスクODの反りなどの揺らぎによって発生する記録位置誤差を補正することができる。この際、倍率(x2/f2)2 は正なので、dx2の符号はdxと同じすなわち同方向に変位させる。これにより、第2アクチュエータを駆動して、リレー光学系ROSが対物レンズOBJを追従するように光軸方向へ変位させることとなる。ただし、リレー光学系ROSの変位量x2がf2に比べ小さいときは、リレー光学系ROSの追従を省略することも可能である。変位量x2がある大きさ以上で追従させるようにし、それ以下では静止させることで消費電力の低減が可能になる。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。例えば、本発明は、互換タイプではなく、単一の種類の光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置に提供しても良い。又、検出手段としては、機械式、光学式に限られない。特に、DVDの記録/再生用の光学系を流用して、光ディスクまでの距離を測定することもできる。
ACT1 第1アクチュエータ
ACT2 第2アクチュエータ
BB ボビン
BL 基準記録位置
CL コリメートレンズ
CT 演算装置
DP ダイクロイックプリズム
DT1 検出器
DT2 検出器
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
GC コリメートレンズ
HL ホロレーザ
LD1 半導体レーザ
NDL 触針
OBJ 対物レンズ
OD 光ディスク
PBS 偏光ビームスプリッタ
PD 光検出器
PU1 光ピックアップ装置
PU2 光ピックアップ装置
PU3 光ピックアップ装置
PU4 光ピックアップ装置
PU5 光ピックアップ装置
PU6 光ピックアップ装置
QWP λ/4波長板
ROS リレー光学系
S センサ
SN センサレンズ
ACT2 第2アクチュエータ
BB ボビン
BL 基準記録位置
CL コリメートレンズ
CT 演算装置
DP ダイクロイックプリズム
DT1 検出器
DT2 検出器
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
GC コリメートレンズ
HL ホロレーザ
LD1 半導体レーザ
NDL 触針
OBJ 対物レンズ
OD 光ディスク
PBS 偏光ビームスプリッタ
PD 光検出器
PU1 光ピックアップ装置
PU2 光ピックアップ装置
PU3 光ピックアップ装置
PU4 光ピックアップ装置
PU5 光ピックアップ装置
PU6 光ピックアップ装置
QWP λ/4波長板
ROS リレー光学系
S センサ
SN センサレンズ
Claims (11)
- 表面からの距離が異なる記録位置に情報を記録可能な光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置において、
光束を出射する光源と、
リレー光学系と、
前記光源から出射され前記リレー光学系を介して入射した光束を、前記光ディスクのいずれかの記録位置に集光させる対物レンズと、
前記光ディスクから出射した光束を受光する光検出器と、
前記光ディスクと前記対物レンズとの距離を所定値に維持するための情報を検出する検出手段とを有し、
前記検出手段からの信号に基づいて、前記光ディスクと前記対物レンズとの距離を前記記録位置にかかわらず所定値に維持するために、前記対物レンズを光軸方向に変位するように駆動する第1アクチュエータと、
情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置に応じて、前記リレー光学系を光軸方向に変位するように駆動する第2アクチュエータとを有することを特徴とする光ピックアップ装置。 - 前記検出手段は、前記光ディスクと前記対物レンズとの距離を所定値に維持するための情報を機械的に検出することを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
- 前記検出手段は、前記光ディスクと前記対物レンズとの距離を所定値に維持するための情報を光学的に検出することを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
- 前記リレー光学系は、単一もしくは複数のレンズ群を含み、該リレー光学系のうち前記対物レンズに最も近い位置に配置されるレンズ群が、情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置に応じて、光軸方向に駆動されるようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
- 前記対物レンズの焦点距離をf0とし、前記対物レンズに最も近い位置に配置されるレンズ群の焦点距離をf2としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップ装置。
0.005<(f0/f2)2<0.25 (1) - 前記リレー光学系は、光源側から順に、入射した光束を平行光束に変換する正の屈折力を有するコリメートレンズ群と、第1レンズ群と、前記第1レンズ群とは正負逆の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、
前記第1レンズ群のみを光軸方向に駆動する場合には、前記対物レンズより離れる方向に前記第1レンズ群を駆動することにより、情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置を、前記光ディスクの裏面側から表面側に向かう方向に変更でき、
前記第2レンズ群のみを光軸方向に駆動する場合には、前記対物レンズに近づく方向に前記第2レンズ群を駆動することにより、情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置を、前記光ディスクの裏面側から表面側に向かう方向に変更できることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光ピックアップ装置。 - 前記対物レンズの焦点距離をf0とし、前記第2レンズ群の焦点距離をf2としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする請求項6に記載の光ピックアップ装置。
0.005<(f0/f2)2<0.25 (2) - 前記第1レンズ群が負の屈折力を有し、前記第2レンズ群が正の屈折力を有し、前記対物レンズの焦点距離をf0とし、前記第2レンズ群の焦点距離をf2としたときに、前記対物レンズの第1主点と前記第2レンズ群の第2主点の間に配置された光学素子を全て空気に置換したときの空気換算長が、ほぼf0+f2となっており、
前記第1レンズ群のみを光軸方向に駆動することにより、情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置を変更することを特徴とする請求項6に記載の光ピックアップ装置。 - 前記第2アクチュエータを情報の記録及び/又は再生を行おうとする前記光ディスクの記録位置に応じて、前記リレー光学系を光軸方向に変位するように駆動するとともに、一定の記録位置に情報の記録及び/又は再生を行おうとする際に前記検出手段からの信号に基づき、前記第1アクチュエータの駆動によって前記対物レンズと前記光ディスクの距離を一定に保つように前記対物レンズを変位させ、同時にこの変位量と前記第2アクチュエータの記録位置に応じた変位量に基づき、第2アクチュエータを更に駆動させ、対物レンズを追従するように前記リレー光学系を光軸方向に変位させることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
- 前記第2アクチュエータは、基準記録位置における状態を基準としたとき、記録位置変更のための変位量の2乗に比例し前記対物レンズの変位量に比例する量を、前記対物レンズの動きに連動させ前記リレー光学系を駆動させることを特徴とする請求項9に記載の光ピックアップ装置。
- 前記対物レンズの変位量と前記第2アクチュエータの記録位置に応じた変位量に基づく前記リレー光学系の光軸方向への変位量は、前記光ディスクの記録位置に応じた前記リレー光学系の変位量よりも微小であることを特徴とする請求項9または10に記載の光ピックアップ装置。
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- 2008-05-14 US US12/152,313 patent/US7801013B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2008-05-15 JP JP2008128260A patent/JP2009004073A/ja active Pending
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