JPWO2008111381A1 - 光ピックアップ装置及び情報記録再生装置 - Google Patents

光ピックアップ装置及び情報記録再生装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、複層の情報記録面を有する光情報記録媒体に対して適切に情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置及び情報記録再生装置を提供する。互換用の回折構造を設けた対物レンズOBJの光軸直交方向に対して、実線で示すように光情報記録媒体の複層の情報記録面LY1、LY2を傾けて、光源から対物レンズOBJの光軸に沿って光束を入射させる。回折構造から発生したn次回折光は、情報記録面LY1で反射し、対物レンズOBJの光軸に対して傾いた方向に戻り、光検出器PDyで検出される。一方、m(≠n)次回折光が、情報記録面LY2で集光された場合、対物レンズOBJの光軸に対して傾いた方向に戻るが、2つの反射光R1、R2は、シフトして平行になる。従って、反射光R1のみを検出できる位置に光検出器PDyを配置すれば、反射光R2を誤検出する恐れが少なくなり、適切な情報の記録及び/又は再生を行うことができる。

Description

本発明は、光ピックアップ装置及び情報記録再生装置に関し、特に複層の情報記録面を有する光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置及び情報記録再生装置に関する。
近年、波長400nm程度の青紫色半導体レーザを用いて、情報の記録及び/又は再生(以下、「記録及び/又は再生」を、「記録/再生」と記載する)を行える高密度光ディスクシステムの研究・開発が急速に進んでいる。一例として、NA0.85、光源波長405nmの仕様で情報の記録/再生を行う光ディスク、いわゆるBlu−ray Disc(以下、BDという)では、DVD(NA0.6、光源波長650nm、記憶容量4、7GB)と同じ大きさである直径12cmの光ディスクに対して、1層あたり23〜27GBの情報の記録が可能であり、又、NA0.65、光源波長405nmの仕様で情報記録/再生を行う光ディスク、いわゆるHD DVD(以下、HDという)では、直径12cmの光ディスクに対して、1層あたり15〜20GBの情報の記録が可能である。以下、本明細書では、このような光ディスクを「高密度光ディスク」と呼ぶ。
また、現在において、多種多様な情報を記録したDVDやCD(コンパクトディスク)が販売されている現実をふまえると、一台の情報記録再生装置で可能な限り様々なタイプの光ディスクに対して適切に情報の記録/再生ができるようにすることが望まれている。更に、光ピックアップ装置がノート型パソコン等に搭載されることも考慮すると、複数種の光ディスクに対する互換性を有するのみでは足らず、そのコンパクト化を更に推進する事が重要である。
ここで、高密度光ディスク、DVDやCDの何れに対しても互換性を維持しながら適切に情報を記録/再生できるようにする方法として、高密度光ディスク用の光学系とDVD用の光学系とを情報を記録/再生する光ディスクの記録密度に応じて選択的に切り替える方法が考えられるが、複数の光学系が必要となるので、小型化に不利であり、またコストが増大する。
従って、光ピックアップ装置の構成を簡素化し、低コスト化を図るためには、互換性を有する光ピックアップ装置においても、高密度光ディスク用の光学系とDVD/CD用の光学系とを共通化して、光ピックアップ装置を構成する光学部品点数を極力減らすのが好ましい。特許文献1には、回折構造を用いて保護基板厚さが異なる光ディスクの互換使用を実現できる光ピックアップ装置が開示されている。
特開2004−79146号公報
ところで、光ディスクの中には、1枚の光ディスクに記録できる情報量を高めるため、複層の情報記録面を有するものがある。かかる光ディスクを使用する場合、対物レンズを光軸方向に移動させるなどして集光位置を変化させ、対象とする情報記録面に対して集光スポットを形成し、その反射光を光検出器で読み取ることによって、任意の情報記録面に情報の記録及び/又は再生を行うことができる。
ところが、例えば対物レンズに互換を目的として回折構造などの光路差付与構造を形成すると、通常は対物レンズからは集光スポットを形成する光束以外の光束(例えばフレア光)が出射されるので、これが、記録/再生の対象とする情報記録面以外の情報記録面で集光してしまい、その光が反射したときに、光検出器で検出されてしまったり、検出性能に悪影響を及ぼす場合があることが判明した。かかる場合、光検出器の信号から、本来的に記録/再生を行いたい情報以外の情報が読み取られてしまい、エラーを発生することとなる。かかる問題は、特に高密度光ディスクで顕著となる傾向がある。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、複層の情報記録面を有する光情報記録媒体に対して適切に情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置及び情報記録再生装置を提供することを目的とする。
請求の範囲第1項に記載の光ピックアップ装置は、
波長λ1(nm)の第1光源と、対物レンズを含む集光光学系と、光検出器とを有し、前記集光光学系を構成する光学素子の少なくとも一つが光軸を中心とした同心円状の輪帯状構造を有し、前記対物レンズが、前記第1光源からの光束を、厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の複層に配置された情報記録面のいずれかに集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置であって、
前記対物レンズに入射する光束の中心光線と、前記対物レンズの光軸とを非平行な状態としていることを特徴とする。λ1は好ましくは500nm以下である。
本発明の原理を説明する。図1において、比較例として輪帯状構造として互換用の光路差付与構造である回折構造を設けた点線で示される対物レンズOBJの光軸及び光源LDから対物レンズOBJに入射する光束の中心光線LFに対して、点線で示すように光情報記録媒体の複層の情報記録面LY1、LY2を直交させ、光源から対物レンズOBJの光軸に沿って光束を入射させる。かかる場合、回折構造から発生したn次回折光は、情報記録面LY1で反射して対物レンズOBJの光軸に沿って戻り、光検出器PDxで検出される。一方、対物レンズOBJの回折構造を通過したm(≠n)次回折光は、情報記録面LY2で集光される場合があり、その反射光が対物レンズOBJの光軸に沿って戻ると、光検出器PDxで検出される恐れがある。これにより誤検出の恐れが生じる。
これに対し、本発明の一例としては、光源LDから出射される光束の中心光線LFの直交方向に対して、実線で示すように光情報記録媒体の複層の情報記録面LY1、LY2を傾けて、光源から対物レンズOBJの光軸に沿って光束を入射させる。この際、対物レンズOBJは、実線で示す様に、対物レンズの光軸が光情報記録媒体の情報記録面に直交するように傾けられることが好ましい。かかる場合、光路差付与構造である回折構造から発生したn次回折光は、情報記録面LY1で反射して、その反射光R1は対物レンズOBJの光軸に対して傾いた方向に戻り、光検出器PDyで検出される。一方、対物レンズOBJの回折構造を通過したm(≠n)次回折光が、情報記録面LY2で集光された場合、その反射光R2も対物レンズOBJの光軸に対して傾いた方向に戻るが、2つの反射光R1、R2は、情報記録面LY1,LY2との距離の差に応じた量Δだけシフトして平行に進む。従って、反射光R1のみを検出できる位置に光検出器PDyを配置すれば、反射光R2を誤検出する恐れが少なくなり、適切な情報の記録及び/又は再生を行うことができる。シフトする量がPDyの大きさに比べて小さい場合でも、反射光R2の一部をPDyに入射しないようにできるので、反射光R2の影響を減じることができる。また、反射光R1に比べて反射光R2のスポット径が大きい場合には、反射光R2の一部が光検出器PDyに入射したとしても、単位面積あたりの光強度が小さくなるので、PDyに入射する光強度も小さくなり、影響を減じることができる。従って、適切な情報の記録及び/又は再生を行うことができる。
尚、輪帯状構造は光路差付与構造であればよい。「前記対物レンズに入射する光束の中心光線と、前記対物レンズの光軸とを非平行な状態」とは、中心光線と光軸の角度が0.2度以上である場合をいうものとする。好ましくは、0.5度以上である。
また、複層に配置された情報記録面を有する第1光情報記録媒体としては、複数層の情報記録面を有するBDやHDなどが好ましい例として挙げられる。複数の情報記録面の、それぞれの面間距離は、例えば、光情報記録媒体がHDである場合、40μm以上、60μm以下であることが好ましい。
請求の範囲第2項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第1項に記載の発明において、前記対物レンズは、非点収差を持つことを特徴とする。これにより、対物レンズに入射する光束の中心光線と、対物レンズの光軸とが平行でなくても、情報記録面上での集光状態を良好に維持できる。
請求の範囲第3項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第2項に記載の発明において、前記対物レンズから出射した光束の非点収差をASとしたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。
0.01λrms<AS<0.05λrms (1)
請求の範囲第4項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の発明において、前記対物レンズに入射する光束の中心光線と前記対物レンズの光軸とがなす角をαとしたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。ここでいうαは、例えば、図9に示すように、光源LDから出射される光束の中心光線CLと、対物レンズOBJの光軸OAとがなす角度である。
0.2°<α<2.0° (2)
より好ましくは、1.0°<α<2.0°である。
請求の範囲第5項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の発明において、前記対物レンズに入射する光束の中心光線と、前記第1光情報記録媒体に対する法線とがなす角をαとしたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。ここでいうαは、例えば、図9に示すように、光源LDから出射される光束の中心光線CLと、第1光情報記録媒体DSCの法線OAとがなす角度である。
0.2°<α<2.0° (2)‘
なお、対物レンズに入射する光束の中心光線と対物レンズの光軸とがなす角と、対物レンズに入射する光束の中心光線と第1光情報記録媒体に対する法線とがなす角とは、等しい事が好ましい。
なお、対物レンズに入射する光束の中心光線と対物レンズの光軸とがなす角α(°)、又は、対物レンズに入射する光束の中心光線と第1光情報記録媒体に対する法線とがなす角α(°)と、複数の情報記録面のそれぞれの面間距離tb(μm)は、以下の条件式を満たすことが好ましい。
30≦α・tb≦200
上述の条件式を満たすことにより、より顕著に不要光の反射光が光検出器に入射することを防止できる。
請求の範囲第6項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第4項又は第5項に記載の発明において、前記集光光学系はコリメートレンズを有し、前記コリメートレンズの焦点距離をf(mm)としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。
0.05mm<f・sinα<0.5mm (3)
なお、sinαにおけるαは、対物レンズに入射する光束の中心光線と対物レンズの光軸とがなす角であってもよいし、対物レンズに入射する光束の中心光線と第1光情報記録媒体に対する法線とがなす角であってもよい。
請求の範囲第7項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに記載の発明において、前記対物レンズに入射する光束の中心光線に対して前記対物レンズを傾けるアクチュエータを有することを特徴とする。更には、光情報記録面の傾きに応じて、常に、対物レンズOBJの光軸が光情報記録媒体の情報記録面に直交するように対物レンズを傾けられるアクチュエーターを有することが好ましい。
請求の範囲第8項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第1項乃至第7項のいずれかに記載の発明において、前記光源及び前記光検出器は、前記対物レンズの光軸外に配置され、前記光源と前記光検出器は、前記対物レンズの光軸に直交する同一の平面上に、前記光軸を中心に点対称となるように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、光源及び光検出器は、対物レンズの光軸外に配置されているので、第1光情報記録媒体の情報記録面に入射する光束の主光線の入射方向と、情報記録面から反射する光束の主光線の反射方向とが異なるため、光源と光検出器とを光軸に直交する平面内で異なる位置に配置でき、それにより偏光ビームスプリッタ等を省略できて、コンパクトな光ピックアップ装置を提供できる。光源と光検出器を1パッケージにして、一体化しても良い。尚、「対物レンズの光軸外」とは、例えば立ち上げミラー等で対物レンズの光軸が折り曲げられたような場合には、折り曲げられた光軸が通過しない位置をいうものとする。
本発明に原理を説明する。図2は、複数の情報記録面を有する光ディスクDSC(BD、HD、DVD、CDのいずれでも良い)に対して適切に情報の記録/再生を行える本実施の形態の光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。かかる光ピックアップ装置PU1は、光情報記録再生装置に搭載できる。本実施の形態において、対物レンズOBJの光軸に対して直交する同一の平面に取り付けられた半導体レーザLDと光検出器PDとは、対物レンズOBJの光軸外に配置されており、その中心位置は光軸から等距離にある。なお、半導体レーザLDと光検出器PDとは、対物レンズOBJの光軸を中心とし、互いに点対称に配置されている。
光源としての半導体レーザ(異なる波長の光束を出射できる2レーザ1パッケージ等が好ましい)LDから出射された光束は、最初に入射する光学素子であるコリメートレンズCLで平行光束とされた後、不図示の絞りを通過し、対物レンズOBJにより、その光軸に対して傾いた所定の入射角で、光ディスクDSCに入射し、その保護基板を介して複層の情報記録面のいずれかに集光され、ここに集光スポットを形成する。
その情報記録面で情報ピットにより変調され、対物レンズOBJの光軸に対して傾いた所定の出射角で反射した光束は、再び対物レンズOBJ、不図示の絞り、コリメートレンズCLを透過し、半導体レーザLDの光束が入射したコリメートレンズ入射面から光検出器PDに向かって出射され、更に光検出器PDの受光面に入射するので、その出力信号を用いて、光ディスクDSCに情報記録された情報の読み取り信号が得られる。尚、対物レンズOBJに回折構造等の光路差付与構造が設けられていた場合、対象となる情報記録面以外の情報記録面に集光し、反射した光束は、上述したように光検出器PDに受光されない、または、受光される光量を低減する事ができる。
また、光検出器PD上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行う。この検出に基づいて、不図示のアクチュエータが、半導体レーザLDからの光束を光ディスクDSCの情報記録面上に結像するように対物レンズOBJを移動させるようになっている。
上述のような形態によれば、光ピックアップ装置PU1は、従来技術で用いていた偏光ビームスプリッタ、λ/4波長板を省略できるので、半導体レーザLDと光ディスクDSCとの距離を大幅に縮めることができ、コンパクト且つ低コストな光ピックアップ装置を提供できる。尚、コリメートレンズを省略して、対物レンズOBJに直接半導体レーザLDからの光束を入射させ、対物レンズOBJから出射された情報記録面からの反射光を光検出器PDに直接入射させても良い。
請求の範囲第9項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第8項に記載の発明において、前記光情報記録媒体の情報記録面で反射した光束は、前記光源から出射した光束が最初に入射した光学素子の入射面から、前記光検出器に向かって出射されることを特徴とするので、光路を折り曲げる偏光ビームスプリッタ等を設ける必要がなく、コンパクトな光ピックアップ装置を提供できる。
また、光源から出射され光情報記録媒体上に照射される光束の中心光線が、光情報記録媒体の半径方向の直線と光情報記録媒体の法線を含む面内に含まれるように、光源と光検出器が配置されるようにしてもよい。光ピックアップ装置において、トラッキング変位に比べて、ディスクチルトの方が読み取り精度に対する影響が大きい場合、図3の白丸に示す位置関係で、光源LDと光検出器PDとを配置することが好ましい。
また、光源から出射され光情報記録媒体上に照射される光束の中心光線が、光情報記録媒体の半径方向に直交する直線と光情報記録媒体の法線を含む面内に含まれるように、光源と光検出器が配置されてるようにしてもよい。光ピックアップ装置において、ディスクチルトに比べて、トラッキング変位の方が読み取り精度に与える影響が大きい場合、図3の黒丸に示す位置関係で、光源LDと光検出器PDとを配置することが好ましい。
請求の範囲第10項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第1項乃至第7項のいずれかに記載の発明において、前記光源及び前記光検出器は、前記対物レンズの光軸に直交する同一の平面上に配置されていないことを特徴とする。光源から出射される光束の主光線に対して垂直な平面と、光検出器が受光する光束の主光線に対して垂直な平面とが、異なる平面であることが好ましい。この様な構成とすることで、より一般的な光ピックアップ装置に本発明を適用する事が容易となるため好ましい。
本発明の一例を説明する。図6は、複数の情報記録面を有する光ディスクDSC(BD、HD、DVD、CDのいずれでも良い)に対して適切に情報の記録/再生を行える本実施の形態の光ピックアップ装置PU2の構成を概略的に示す図である。かかる光ピックアップ装置PU2は、光情報記録再生装置に搭載できる。本実施の形態において、半導体レーザLDと光検出器PDとは、異なる平面に取り付けられている。
光源としての半導体レーザ(異なる波長の光束を出射できる2レーザ1パッケージ等が好ましい)LDから出射された光束は、最初に入射する光学素子であるコリメートレンズCL1で平行光束とされた後、偏光ビームスプリッタPBS、λ/4波長板QWP及び不図示の絞りを通過し、入射する光束の中心光線に対して傾いて配置されている対物レンズOBJにより、光ディスクDSCに入射させられ、これも入射する光束の中心光線に対して傾いて配置された光情報記録媒体の保護基板を介して複層の情報記録面のいずれかに集光され、ここに集光スポットを形成する。
その情報記録面で情報ピットにより変調され、反射した光束は、再び対物レンズOBJ、不図示の絞り、λ/4波長板QWPを通過し、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、コリメートレンズCL2を透過し、光検出器PDの受光面に入射するので、その出力信号を用いて、光ディスクDSCに情報記録された情報の読み取り信号が得られる。尚、対物レンズOBJに回折構造等の光路差付与構造が設けられていた場合、対象となる情報記録面以外の情報記録面に集光し、反射した光束は、上述したように光検出器PDに受光されない、または、受光される光量を低減する事ができる。
請求の範囲第11項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第1項乃至第10項のいずれかに記載の発明において、前記第1光源に加えて、波長λ2(nm)(λ1<λ2)の光束を射出する第2光源を有し、前記対物レンズは、前記第2光源からの光束を、厚さt2(t1≦t2)の保護層を介して第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置であることを特徴とする。本発明は、第1光情報記録媒体のみに対応した光ピックアップ装置だけでなく、複数の光源を有し、複数種類の光情報記録媒体の記録及び/又は再生を行うことができる光ピックアップ装置においても、適用可能である。例えば、第1光源と第2光源を有し、第1光情報記録媒体がBD又はHDであり、第2光情報記録媒体がDVDである光ピックアップ装置が一例として挙げられる。また、第1光源、第2光源に加えて、第2光源よりも長波長の光束を射出する第3光源を有し、第1光情報記録媒体がBD又はHDであり、第2光情報記録媒体がDVDであり、第3光情報記録媒体がCDである、3種の光情報記録媒体の記録及び/再生が可能な光ピックアップ装置にも適用可能である。また、第1光源、第2光源、第3光源を有し、BD、HD、DVD、CDの4種の光情報記録媒体の全てに対して記録及び/又は再生が可能な光ピックアップ装置に対しても本発明は適用可能である。光源が複数ある場合、特に対物レンズに入射する第1光源からの光束の中心光線と、対物レンズの光軸とが非平行である事が好ましい。
請求の範囲第12項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第1項乃至第11項のいずれかに記載の発明において、前記対物レンズが、前記同心円状の輪帯状構造を有することを特徴とする。
同心円状の輪帯状構造である光路差付与構造が設けられる光学素子の一例として、対物レンズが挙げられる。例えば、複数の光源を有する光ピックアップ装置において、当該光路差付与構造によって、複数の光束の波長差を利用して、異なる光情報記録媒体の透明基板の厚さの差によって生じる球面収差を補正し、異なる光情報記録媒体の互換を可能とする事が好ましい。この場合、対物レンズの光路差付与構造に起因して、対物レンズを通過した光束が、実際に光情報記録媒体の記録/再生に用いられる必要光の集光スポット(例えば、対物レンズにおいて発生したm次回折光)と、記録/再生に用いられない不要光の集光スポット(例えば、対物レンズにおいて発生したn(n≠m)次回折光)を形成し、当該不要光の集光スポットが、複数の情報記録面の中で、所望の情報記録面とは異なる情報記録面に集光する場合に、当該不要光の反射光が光検出器上で悪影響を及ぼすことを、本発明によって防止できる。特に、対物レンズが第1光束に対して複数の焦点を形成する場合、本発明の効果が顕著となる。
請求の範囲第13項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第1項乃至第11項のいずれかに記載の発明において、前記集光光学系がカップリングレンズを有し、前記カップリングレンズが、前記同心円状の輪帯状構造を有することを特徴とする。
同心円状の輪帯状構造である光路差付与構造が設けられる光学素子の他の例として、コリメータレンズ等のカップリングレンズが挙げられる。当該光路差付与構造によって、複数の光束の波長差を利用して、異なる光情報記録媒体の互換を可能としてもよいが、好ましくは、当該光路差付与構造によって、波長が変化した際の球面収差や、軸上色収差を補正する事が好ましい。特に、BD又はHDのみの記録及び/又は再生を行い、第1光源のみを有する光ピックアップ装置において、カップリングレンズが、波長が変化した際の球面収差や、軸上色収差を補正するための光路差付与構造を有している光ピックアップ装置が、好ましい1例として挙げられる。この場合、カップリングレンズの光路差付与構造に起因して、対物レンズを通過した光束が、実際に光情報記録媒体の記録/再生に用いられる必要光の集光スポット(例えば、カップリングレンズにおいて発生したm次回折光)と、記録/再生に用いられない不要光の集光スポット(例えば、カップリングレンズにおいて発生したn(n≠m)次回折光)を形成し、当該不要光の集光スポットが、複数の情報記録面の中で、所望の情報記録面とは異なる情報記録面に集光する場合に、当該不要光の反射光が光検出器上で悪影響を及ぼすことを、本発明によって防止できる。特に、カップリングレンズ及び対物レンズを通過した第1光源からの光束が複数の焦点を形成する場合、本発明の効果が顕著となる。
請求の範囲第14項に記載の情報記録再生装置は、請求の範囲第1項乃至第13項のいずれかに記載の光ピックアップ装置を有する事を特徴とする。
請求の範囲第15項に記載の情報記録再生装置は、波長λ1(nm)の光束を射出する第1光源と、対物レンズを含む集光光学系と、光検出器とを有し、前記集光光学系を構成する光学素子の少なくとも一つが光軸を中心とした同心円状の輪帯状構造を有し、前記対物レンズが、前記第1光源からの光束を、厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の複層に配置された情報記録面のいずれかに集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置を搭載した情報記録再生装置において、
前記光ピックアップ装置は、少なくとも2本のガイド軸に沿って前記光情報記録媒体の情報記録面に対して相対移動可能となっており、
前記2本のガイド軸の軸線で形成される平面に対して、前記光情報記録媒体を傾いた状態で保持することを特徴とする。λ1は好ましくは500nm以下である。
本発明によれば、前記2本のガイド軸の軸線で形成される平面に対して、前記光情報記録媒体を傾いた状態で保持するので、対象となる情報記録面以外の情報記録面から反射した光束は、上述したように光検出器PDに受光されないか、受光量を低減できるため、誤検出を抑制できる。尚、「前記2本のガイド軸の軸線で形成される平面に対して、前記光情報記録媒体を傾いた状態で保持する」とは、0.2度以上の角度で傾けて保持することをいうものとする。
請求の範囲第16項に記載の情報記録再生装置は、請求の範囲第15項に記載の発明において、前記対物レンズは、非点収差を持つことを特徴とする。
請求の範囲第17項に記載の情報記録再生装置は、請求の範囲第16項に記載の発明において、前記対物レンズから出射した光束の非点収差をASとしたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。
0.01λrms<AS<0.05λrms (1)
請求の範囲第18項に記載の情報記録再生装置は、請求の範囲第15項乃至第17項のいずれかに記載の発明において、前記対物レンズに入射する光束の中心光線と、前記対物レンズの光軸とがなす角をαとしたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。
0.2°<α<2.0° (2)
請求の範囲第19項に記載の情報記録再生装置は、請求の範囲第15項乃至第17項のいずれかに記載の発明において、前記対物レンズに入射する光束の中心光線と、前記第1光情報記録媒体に対する法線とがなす角をαとしたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。
0.2°<α<2.0° (2)‘
請求の範囲第20項に記載の情報記録再生装置は、請求の範囲第18項又は第19項に記載の発明において、前記集光光学系はコリメートレンズを有し、前記コリメートレンズの焦点距離をf(mm)としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。
0.05mm<f・sinα<0.5mm (3)
請求の範囲第21項に記載の情報記録再生装置は、請求の範囲第15項乃至第20項のいずれかに記載の発明において、前記光情報記録媒体に対して前記対物レンズを傾けるアクチュエータを有することを特徴とする。
請求の範囲第22項に記載の情報記録再生装置は、請求の範囲第15項乃至第21項のいずれかに記載の発明において、前記光源及び前記光検出器は、前記対物レンズの光軸外に配置され、前記光源と前記光検出器は、前記対物レンズの光軸に直交する同一の平面上に、前記光軸を中心に点対称となるように配置されていることを特徴とする。
請求の範囲第23項に記載の情報記録再生装置は、請求の範囲第22項に記載の発明において、前記光情報記録媒体の情報記録面で反射した光束は、前記光源から出射した光束が最初に入射した光学素子の入射面から、前記光検出器に向かって出射されることを特徴とする。
請求の範囲第24項に記載の情報記録再生装置は、請求の範囲第15項乃至第22項のいずれかに記載の発明において、前記光源及び前記光検出器は、前記対物レンズの光軸に直交する同一の平面上に配置されていないことを特徴とする。
請求の範囲第25項に記載の情報記録再生装置は、請求の範囲第15項乃至第24項のいずれかに記載の発明において、前記光ピックアップ装置は、前記第1光源に加えて、波長λ2(nm)(λ1<λ2)の光束を射出する第2光源を有し、前記対物レンズは、前記第2光源からの光束を、厚さt2(t1≦t2)の保護層を介して第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置であることを特徴とする。
請求の範囲第26項に記載の情報記録再生装置は、請求の範囲第15項乃至第24項のいずれかに記載の発明において、前記対物レンズが、前記同心円状の輪帯状構造を有することを特徴とする。
請求の範囲第27項に記載の情報記録再生装置は、請求の範囲第15項乃至第24項のいずれかに記載の発明において、前記集光光学系がカップリングレンズを有し、前記カップリングレンズが、前記同心円状の輪帯状構造を有することを特徴とする。
本発明によれば、複層の情報記録面を有する光情報記録媒体に対して適切に情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置及び情報記録再生装置を提供することができる。
本発明の原理を説明するための図である。 光ディスクDSC(BD、HD、DVD、CDのいずれでも良い)に対して適切に情報の記録/再生を行える本実施の形態の光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。 光ディスクに対してレーザ光源LDと光検出器PDの位置関係を示す図である。 図4(a)は、保護層の厚さが異なる光情報記録媒体(光ディスクともいう)であるBDとDVDに適切に情報の記録/再生を行える本実施の形態の光ピックアップ装置を含む情報記録再生装置を概略的に示す上面図であり、図4(b)は、図4(a)の構成をIVB-IVB線で切断して矢印方向に見た図である。 対物レンズOBJを駆動するアクチュエータACT2の斜視図である。 複数の情報記録面を有する光ディスクDSC(BD、HD、DVD、CDのいずれでも良い)に対して適切に情報の記録/再生を行える本実施の形態の光ピックアップ装置PU2の構成を概略的に示す図である。 情報の記録/再生を所望する情報記録面と所望しない情報記録面の間の距離(t1−t1‘)を変えたときの、情報記録媒体上でのAとBの中心光線間隔を示している図である。 光検出器上でのAとBの中心光線間隔を示している図である。 角度αを説明するための図である。
符号の説明
1 ベース
2 筐体
3 基板
4 ワイヤ
5a 矩形開口
7A ヨーク
7B ヨーク
7C ヨーク
7D ヨーク
8A ヨーク
8B ヨーク
8C ヨーク
8D ヨーク
10A 磁石
10B 磁石
10C 磁石
10D 磁石
11A トラッキングコイル
ACT1 アクチュエータ
ACT2 アクチュエータ
ACT4 アクチュエータ
BB ボビン
CB キャリッジベース
CL コリメートレンズ
DA1 駆動孔
DA4 駆動孔
DP ダイクロイックプリズム
DR1 駆動回路
DR2 駆動回路
DS1 駆動軸
DS4 駆動軸
DSC 光ディスク
EXP エキスパンダーレンズ
G1 第1コイル群
G2 第2コイル群
GA1 第1ガイド溝
GS1 第1ガイド軸
GS3 第3ガイド軸
GS4 第4ガイド軸
L1 レンズ
L2 レンズ
LD レーザ光源
LD1 第1半導体レーザ
LD2 第2半導体レーザ
LHD レンズホルダ
LY1 情報記録面
LY2 情報記録面
M ミラー
OBJ 対物レンズ
PBS 偏光ビームスプリッタ
PD 光検出器
PDx 光検出器
PDy 光検出器
PU1 光ピックアップ装置
PZ1 圧電アクチュエータ
PZ4 圧電アクチュエータ
QWP λ/4波長板
SC サブキャリッジ
SEN センサレンズ
W 壁
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図4(a)は、保護層の厚さが異なる光情報記録媒体(光ディスクともいう)であるBDとDVDに適切に情報の記録/再生を行える本実施の形態の光ピックアップ装置を含む情報記録再生装置を概略的に示す上面図であり、図4(b)は、図4(a)の構成をIVB-IVB線で切断して矢印方向に見た図である。
図4において、キャリッジベースCBが、不図示のアクチュエータにより、平行に延在する2本のガイド軸GS3に沿って移動するように配置されている。キャリッジベースCB上には、半導体レーザLDと、偏光ビームスプリッタPBSと、センサレンズSENと、光検出器PDと、コリメートレンズCLとが配置されている。尚、本実施の形態においては、2本のガイド軸GS3に対して、光ディスクBD及びDVDは、傾いて配置されている。光ディスクBDには、複層の情報記録面が形成されている。
更に、キャリッジベースCB上において、サブキャリッジSCが、第1のアクチュエータACT1により駆動され、ガイド軸GS3に平行なガイド軸GS1に沿って移動するように配置されている。
第1のアクチュエータACT1に設けられた圧電アクチュエータPZ1の前端(図4(a)で下端)には、駆動部材である駆動軸DS1が取り付けられている。片持ち状態である駆動軸DS1は、キャリッジベースCBの壁Wを貫通し、可動部材であるサブキャリッジSCの駆動孔DA1に適度な摩擦力をもって係合している。
サブキャリッジSCは、そのガイド溝GA1内に係合されたガイド軸GS1によりガイドされ、キャリッジベースCBに対して移動可能となっている。サブキャリッジSCの移動量を磁気的に(又は光学的に)検出する不図示のエンコーダ(位置情報取得手段であり、例えばガイド軸GS1に磁気情報を配置し、サブキャリッジSCに読み取りヘッドなどを設けることができる)から信号(位置情報)を受けて、第1のアクチュエータACT1に設けられた圧電アクチュエータPZ1を駆動制御するために、不図示の配線を介して電圧を印加する外部の駆動回路DR1が配置されている。なお、エンコーダを設けない構成とすることも可能である。
サブキャリッジSC上には、発散角変更光学系としてのエキスパンダーレンズEXP(レンズL1,L2からなる)と、反射手段である立ち上げミラーMと、λ/4波長板QWPと、対物レンズOBJと、サブキャリッジSCに対して対物レンズOBJを光軸方向及び光軸直交方向に移動するように駆動する第2アクチュエータACT2が配置されている。第2アクチュエータACT2は、駆動回路DR2により駆動制御されるようになっている。対物レンズOBJには、輪帯状構造としての回折構造が形成され、光ディスクの保護基板の厚さに応じて収差補正を行うようになっている。
更に、サブキャリッジSC上において、エキスパンダーレンズEXPのレンズL1は固定されているが、レンズL2は、その光軸方向に平行に延在するガイド軸GS4に支持されており、第4のアクチュエータACT4の駆動により光軸方向に移動するようになっている。
第4のアクチュエータACT4に設けられた圧電アクチュエータPZ4の前端(図4(a)で左端)には、駆動部材である駆動軸DS4が取り付けられている。片持ち状態である駆動軸DS4は、サブキャリッジSCの壁Wを貫通し、可動部材であるレンズL2のレンズホルダLHDの駆動孔DA4に適度な摩擦力をもって係合している。
図5は、対物レンズOBJを駆動する第2のアクチュエータACT2の斜視図である。図5に示すアクチュエータACT2において、ヨークを兼ねた板状のベース1は、光ピックアップ装置PU1のサブキャリッジSC(図4)に固定される。ベース1上には、筐体2が固定されている。筐体2の図で手前側には、基板3が取り付けられている。基板3には、片側で3本ずつ、合計6本のワイヤ4の一端が固定されており、各側のワイヤ4は、上下方向に等間隔で平行に並べられ且つベース1に沿って延在している。ワイヤ4の他端は、ボビンBBの側面に取り付けられた固定具14にハンダ付けされている。ワイヤ4は、ベース1に対してボビンBBを移動可能に支持する機能と、不図示の配線が接続される基板3から、コイルに対して給電するための機能とを有する。なお、筐体2内には、ワイヤ4のダンピング効果のあるジェル(不図示)が充填されている。
ベース1に対して可動となっている樹脂製のボビンBBは、図5に示すようにバランスに優れた略十字形であり、中央の円形開口(不図示)内に対物光学素子OBJを装着している。この対物光学素子OBJは、光ピックアップ装置において、光ディスクの情報記録面にレーザ光束を集光するために用いられる。又、ボビンBBは、両側に2つの矩形開口5a(手前側のみ図示)を形成している。
手前側の矩形開口5a内には、L字状の板を背中合わせにしたヨーク7A、8Aが上方より延在している。矩形開口5a内には、ヨーク7A,8Aの周囲を巻回するようにして第1コイル群G1が配置されている。第1コイル群G1に対し、矩形開口5aを隔てて手前側には磁石10Aが配置され、奥側には磁石10Bが配置されている。磁石10Aはヨーク7Bに裏打ちされ、磁石10Bはヨーク8Bに裏打ちされている。ヨーク7B、8Bはベース1の一部であり、ヨーク7Bの上端にはヨーク7Aの端部が連結され、ヨーク8Bの上端にはヨーク8Aの端部が連結されている。第1コイル群G1と磁石10A及び10Bとの間には、第1コイル群G1と巻軸線が直交するように巻かれたトラッキングコイル11A、11Bが配置されている。
一方、矩形開口5aに対し対物光学素子OBJを挟んで奥側の矩形開口内には、L字状の板を背中合わせにしたヨーク7C、8Cが上方より延在している。矩形開口内には、ヨーク7C,8Cの周囲を巻回するようにして第2コイル群G2が配置されている。第2コイル群G2に対し、矩形開口を隔てて手前側には磁石10Cが配置され、奥側には磁石10Dが配置されている。磁石10Cはヨーク7Cに裏打ちされ、磁石10Dはヨーク8Dに裏打ちされている。ヨーク7D、8Dはベース1の一部であり、ヨーク7Dの上端にはヨーク7Cの端部が連結され、ヨーク8Dの上端にはヨーク8Cの端部が連結されている。第2コイル群G2と磁石10C及び10Dとの間には、第2コイル群G2と巻軸線が直交するように巻かれたトラッキングコイル(不図示)が配置されている。
次に、本実施の形態にかかるアクチュエータACT2の動作について説明する。ここでは、第1コイル群G1と第2コイル群G2は、それぞれ外側コイルと内側コイルとを2層に有しているものとする。但し、コイルは一層だけでも良い。
ワイヤ4を介して給電されたとき、第1のコイル群G1の外側コイルと第2のコイル群G2の外側コイルには、同じ電流値で同じ方向(ここでは時計回り)に電流が流れるため、フレミングの左手の法則により、2つのコイルには、図で上方に向かう磁力がそれぞれ生じる。従って、第1コイル群G1と第2コイル群G2が固定されたボビンBBは、図で上方に移動することなり、それにより対物光学素子OBJを光軸方向に移動させることでフォーカシング動作を実現することができる。なお、電流の向きを逆にすれば、ボビンBBは下方に移動する。
一方、第1のコイル群G1の内側コイルには、時計回りの方向に電流を流し、第2のコイル群G2の内側コイルには、反時計回りの方向に電流を流すと、フレミングの左手の法則により、一方の内側コイルには、図で上方に向かう磁力が生じ、他方の内側コイルには、図で下方に向かう磁力が生じる。従って、光軸の位置を中心としてボビンBBを傾けるモーメントが作用することとなる。これにより対物光学素子OBJを傾けるチルト(傾き)動作を実現することができる。対物光学素子OBJの光軸は光ディスクに対して直交するように対物光学素子がチルトされている事が好ましい。なお、電流の向きを逆にすれば、ボビンBBは逆側に傾く。チルト調整動作を外側コイルを用いて行い、フォーカシング動作を内側コイルを用いて行っても良い。
更に、トラッキングコイル11A〜11Dに電流を流すことで、ボビンBBを対物光学素子OBJと共に、光軸に直交する方向に移動可能となっており、それによりトラッキング動作を行うことができる。
次に、本実施の形態にかかる情報記録再生装置の動作について説明する。ここでは第1光情報記録媒体であるBDに対して情報の記録及び/又は再生を行う場合、第4アクチュエータACT4を駆動して、レンズL2を図4に示すように立ち上げミラーM側に移動させる。かかる状態で、光源波長λ1=405±20nmの第1半導体レーザLD1(光源)から出射された光束は、ダイクロイックプリズムDPを通過し、偏光ビームスプリッタPBSを通過し、コリメートレンズCLで平行光束に変換された後、エキスパンダーレンズEXPを通過し、より拡径された平行光束(発散角0度)に変換され、立ち上げミラーMに入射する。
図4(b)において、立ち上げミラーMに入射した光束の一部は、それを透過した後、立ち上げミラーMの背後に位置したレーザパワーモニタ(不図示)に入射し、レーザパワーの監視に用いられる。一方、立ち上げミラーMに入射した光束の残りは、そこで反射され、λ/4波長板QWPを通過した後、対物レンズOBJに入射して、ここからBDの複数の情報記録面(保護層の厚さ0.1mm)のいずれかに集光される。尚、情報を記録/再生すべきBDの情報記録面の選択は、アクチュエータACT2を用いて対物レンズOBJを光軸方向に駆動することで集光位置を変化させることで行っても良いし、或いはコリメートレンズCLを移動させたり、不図示の液晶素子を設けるなどでも行える。
BDの情報記録面のいずれかで情報ピットにより光強度が変調された反射光束は、再び対物レンズOBJ、λ/4波長板QWPを通過し、立ち上げミラーMで反射された後、エキスパンダーレンズEXP、コリメートレンズCLを通過し、更に偏光ビームスプリッタPBSで反射され、センサレンズSENによって、光検出器(受光素子、以下同じ)PDの受光面に集光されるようになっている。光検出器PDの出力信号を用いて、BDに情報記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、光検出器PD上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行う。この検出に基づいて第2アクチュエータACT2が、半導体レーザLDからの光束をBDの情報記録面上に適切に結像するように、対物レンズOBJをサブキャリッジSCに対してフォーカシング又はトラッキングのために移動させるようになっている。尚、BD使用時にコマ収差等が過大となるような場合には、第2のアクチュエータACT2で対物レンズをチルトさせることにより、そのコマ収差等を補正できる。なお、2本のガイド軸GS3に対して、光ディスクBD及びDVDは、傾いて配置されており、さらに、光源からの光束の中心光線と対物レンズの光軸も傾いて配置されているため、対物光学素子の回折構造で発生した不要光がBDの所望でない情報記録面でスポットを形成した場合でも、その反射光は光検出器PDに入射しないか、少しの光量しか入射しない。従って、不要光による検出性の劣化を防止できる。
一方、ここでは第2光情報記録媒体であるDVDに対して情報の記録及び/又は再生を行う場合、第4アクチュエータACT4を駆動して、レンズL2を光源側に移動させる。かかる状態で、光源波長λ2=655±20nmの第2半導体レーザLD2から出射された光束は、ダイクロイックプリズムDPで反射され、偏光ビームスプリッタPBSを通過し、コリメートレンズCLで平行光束に変換された後、エキスパンダーレンズEXPを通過し、より拡径された発散光束(発散角>0度)に変換され、立ち上げミラーMに入射する。
図4(b)において、立ち上げミラーMに入射した光束の一部は、それを透過した後、立ち上げミラーMの背後に位置したレーザパワーモニタ(不図示)に入射し、レーザパワーの監視に用いられる。一方、立ち上げミラーMに入射した光束の残りは、そこで反射され、λ/4波長板QWPを通過した後、対物レンズOBJに入射して、ここからDVDの情報記録面(保護層の厚さ0.6mm)に集光される。
DVDの情報記録面で情報ピットにより光強度が変調された反射光束は、再び対物レンズOBJ、λ/4波長板QWPを通過し、立ち上げミラーMで反射された後、エキスパンダーレンズEXP、コリメートレンズCLを通過し、更に偏光ビームスプリッタPBSで反射され、センサレンズSENによって、光検出器(受光素子、以下同じ)PDの受光面に集光されるようになっている。光検出器PDの出力信号を用いて、DVDに情報記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、光検出器PD上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行う。この検出に基づいて第2アクチュエータACT2が、半導体レーザLDからの光束をDVDの情報記録面上に適切に結像するように、対物レンズOBJをサブキャリッジSCに対してフォーカシング又はトラッキングのために移動させるようになっている。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。例えば、図4の情報記録再生装置に、図2の光ピックアップ装置を組み込んでも良い。更に、上述した情報記録再生装置では、BDとDVDとの互換可能な光ピックアップ装置を用いたが、BD、HD、DVD、CDのいずれか2つ以上の光ディスクに対して互換可能な光ピックアップ装置を適用しても良い。
また、図7、図8を用いて、本発明の実施例を説明する。本実施例においては、405nmの波長の光束を射出する第1光源と、コリメータレンズと対物レンズを含む集光光学系と、コリメータレンズとセンサレンズを含むセンサ光学系と、光検出器とを有する複数の情報記録面を有するHDの再生を行う光ピックアップ装置を用いている。対物レンズは、回折構造を有している。センサ光学系の倍率(対物レンズの焦点距離をf1とし、コリメータレンズとセンサレンズの合成焦点距離をf2としたとき、f2/f1で表すことができる)は、15倍としている。
本実施例では、当該光ピックアップ装置を用いて、基板厚t1のHDの情報記録面(所望の情報記録面)を再生する際に、所望の情報記録面で反射する光束Aと、基板厚t1‘の他の情報記録面(所望でない情報記録面)で反射する不要光束Bについて、情報記録媒体上でのAとBの中心光線間隔と、光検出器上でのAとBの中心光線間隔とが、どのような値となるかを検討している。
より具体的には、対物レンズに入射する光束の中心光線と、対物レンズの光軸とが形成する角度αを、それぞれ0.2°、1°、2°とした3つの系統それぞれについて、情報の記録/再生を所望の情報記録面と所望でない情報記録面の間の距離(t1−t1‘)を変えたときの、情報記録媒体上でのAとBの中心光線間隔を示しているのが、図7であり、光検出器上でのAとBの中心光線間隔を示しているのが図8である。図8からわかるように、光源からの光束の中心光線と対物レンズの光軸が一致している従来の光ピックアップ装置においては光検出器上でA,Bが同じ位置を中心として収束してしまうが、本発明においては、記録媒体の法線及び対物レンズの光軸を中心光線に対して角度αで傾ける事で、光検出器上での集光位置がシフトし(中心光線がずれ)、不要光が光検出器上に受光される光量を低減され、ノイズ成分が低減される。

Claims (27)

  1. 波長λ1(nm)の光束を射出する第1光源と、対物レンズを含む集光光学系と、光検出器とを有し、前記集光光学系を構成する光学素子の少なくとも一つが光軸を中心とした同心円状の輪帯状構造を有し、前記対物レンズが、前記第1光源からの光束を、厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の複層に配置された情報記録面のいずれかに集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置であって、
    前記対物レンズに入射する光束の中心光線と、前記対物レンズの光軸とを非平行な状態としていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記対物レンズは、非点収差を持つことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記対物レンズから出射した光束の非点収差をASとしたときに、以下の式を満たすことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の光ピックアップ装置。
    0.01λrms<AS<0.05λrms (1)
  4. 前記対物レンズに入射する光束の中心光線と、前記対物レンズの光軸とがなす角をαとしたときに、以下の式を満たすことを特徴とする請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
    0.2°<α<2.0° (2)
  5. 前記対物レンズに入射する光束の中心光線と、前記第1光情報記録媒体に対する法線とがなす角をαとしたときに、以下の式を満たすことを特徴とする請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
    0.2°<α<2.0° (2)‘
  6. 前記集光光学系はコリメートレンズを有し、前記コリメートレンズの焦点距離をf(mm)としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする請求の範囲第4項又は第5項に記載の光ピックアップ装置。
    0.05mm<f・sinα<0.5mm (3)
  7. 前記対物レンズに入射する光束の中心光線に対して前記対物レンズを傾けるアクチュエータを有することを特徴とする請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  8. 前記光源及び前記光検出器は、前記対物レンズの光軸外に配置され、前記光源と前記光検出器は、前記対物レンズの光軸に直交する同一の平面上に、前記光軸を中心に点対称となるように配置されていることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第7項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  9. 前記光情報記録媒体の情報記録面で反射した光束は、前記光源から出射した光束が最初に入射した光学素子の入射面から、前記光検出器に向かって出射されることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の光ピックアップ装置。
  10. 前記光源及び前記光検出器は、前記対物レンズの光軸に直交する同一の平面上に配置されていないことを特徴とする請求の範囲第1項乃至第7項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  11. 前記光ピックアップ装置は、前記第1光源に加えて、波長λ2(nm)(λ1<λ2)の光束を射出する第2光源を有し、前記対物レンズは、前記第2光源からの光束を、厚さt2(t1≦t2)の保護層を介して第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置であることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第10項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  12. 前記対物レンズが、前記同心円状の輪帯状構造を有することを特徴とする請求の範囲第1項乃至第11項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  13. 前記集光光学系がカップリングレンズを有し、前記カップリングレンズが、前記同心円状の輪帯状構造を有することを特徴とする請求の範囲第1項乃至第11項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  14. 請求の範囲第1項乃至第13項のいずれかに記載の光ピックアップ装置を有する事を特徴とする情報記録再生装置。
  15. 波長λ1(nm)の光束を射出する第1光源と、対物レンズを含む集光光学系と、光検出器とを有し、前記集光光学系を構成する光学素子の少なくとも一つが光軸を中心とした同心円状の輪帯状構造を有し、前記対物レンズが、前記第1光源からの光束を、厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の複層に配置された情報記録面のいずれかに集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置を搭載した情報記録再生装置において、
    前記光ピックアップ装置は、少なくとも2本のガイド軸に沿って前記光情報記録媒体の情報記録面に対して相対移動可能となっており、
    前記2本のガイド軸の軸線で形成される平面に対して、前記光情報記録媒体を傾いた状態で保持することを特徴とする情報記録再生装置。
  16. 前記対物レンズは、非点収差を持つことを特徴とする請求の範囲第15項に記載の情報記録再生装置。
  17. 前記対物レンズから出射した光束の非点収差をASとしたときに、以下の式を満たすことを特徴とする請求の範囲第16項に記載の情報記録再生装置。
    0.01λrms<AS<0.05λrms (1)
  18. 前記対物レンズに入射する光束の中心光線と、前記対物レンズの光軸とがなす角をαとしたときに、以下の式を満たすことを特徴とする請求の範囲第15項乃至第17項のいずれかに記載の情報記録再生装置。
    0.2°<α<2.0° (2)
  19. 前記対物レンズに入射する光束の中心光線と、前記第1光情報記録媒体に対する法線とがなす角をαとしたときに、以下の式を満たすことを特徴とする請求の範囲第15項乃至第17項のいずれかに記載の情報記録再生装置。
    0.2°<α<2.0° (2)‘
  20. 前記集光光学系はコリメートレンズを有し、前記コリメートレンズの焦点距離をf(mm)としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする請求の範囲第18項又は第19項に記載の情報記録再生装置。
    0.05mm<f・sinα<0.5mm (3)
  21. 前記対物レンズに入射する光束の中心光線に対して前記対物レンズを傾けるアクチュエータを有することを特徴とする請求の範囲第15項乃至第20項のいずれかに記載の情報記録再生装置。
  22. 前記光源及び前記光検出器は、前記対物レンズの光軸外に配置され、前記光源と前記光検出器は、前記対物レンズの光軸に直交する同一の平面上に、前記光軸を中心に点対称となるように配置されていることを特徴とする請求の範囲第15項乃至第21項のいずれかに記載の情報記録再生装置。
  23. 前記光情報記録媒体の情報記録面で反射した光束は、前記光源から出射した光束が最初に入射した光学素子の入射面から、前記光検出器に向かって出射されることを特徴とする請求の範囲第22項に記載の情報記録再生装置。
  24. 前記光源及び前記光検出器は、前記対物レンズの光軸に直交する同一の平面上に配置されていないことを特徴とする請求の範囲第15項乃至第22項のいずれかに記載の情報記録再生装置。
  25. 前記光ピックアップ装置は、前記第1光源に加えて、波長λ2(nm)(λ1<λ2)の光束を射出する第2光源を有し、前記対物レンズは、前記第2光源からの光束を、厚さt2(t1≦t2)の保護層を介して第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置であることを特徴とする請求の範囲第15項乃至第24項のいずれかに記載の情報記録再生装置。
  26. 前記対物レンズが、前記同心円状の輪帯状構造を有することを特徴とする請求の範囲第15項乃至第24項のいずれかに記載の情報記録再生装置。
  27. 前記集光光学系がカップリングレンズを有し、前記カップリングレンズが、前記同心円状の輪帯状構造を有することを特徴とする請求の範囲第15項乃至第24項のいずれかに記載の情報記録再生装置。
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