JP2001307344A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JP2001307344A
JP2001307344A JP2000117827A JP2000117827A JP2001307344A JP 2001307344 A JP2001307344 A JP 2001307344A JP 2000117827 A JP2000117827 A JP 2000117827A JP 2000117827 A JP2000117827 A JP 2000117827A JP 2001307344 A JP2001307344 A JP 2001307344A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ小型、安価にでき、深さ方向の各記
録層に対して安定して記録/再生できる情報記録再生装
置を提供する。 【解決手段】 深さ方向にそれぞれ多層状に記録層を有
する複数の記録領域を有すると共に、これら複数の記録
領域にそれぞれ対応する複数のガイドトラック層を有す
る情報記録媒体1内の任意のガイドトラック層に、第1
の光ビーム10を対物レンズ17により集光させ、第1
の光ビーム10が集光するガイドトラック層と対応する
記録領域内の所望の記録層に、第2の光ビーム20を光
軸方向に移動可能なコリメータレンズ22を経て対物レ
ンズ17により集光させて情報を記録または再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層状に記録層を
有する情報記録媒体に対して情報の記録および/または
再生を行なう情報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の情報記録再生装置として、例え
ば特開平4−301226号公報に記載されているもの
がある。この情報記録再生装置は、対物レンズに近い側
にガイドトラック層を、対物レンズから離れる側に多層
状に記録層を有する情報記録媒体に対して、ガイド用光
源と記録再生用の走査用光源とを用いて情報の記録/再
生を行なうもので、ガイド用光源からのガイドビームは
ガイド用コリメータレンズで平行光束に変換した後、ビ
ーム結合素子、ガルバノミラーおよび対物レンズを経て
情報記録媒体のガイドトラック層に集光させている。ま
た、走査用光源からの走査ビームは、走査用コリメータ
レンズで平行光束に変換した後、光軸方向偏移器により
収束度、発散度を調整して上記ビーム結合素子でガイド
ビームと結合し、上記ガルバノミラーおよび対物レンズ
を経て情報記録媒体の所望の深さの記録層に集光させる
ようにしている。
【0003】このようにして、情報の記録においては、
ガイドビームをガイドトラック層に集光させ、その戻り
光に基づいてフォーカス制御およびトラック制御を行な
うと共に、対物レンズに入射する走査ビームの平行度を
光軸方向偏移器で制御しながら、走査ビームを所望の深
さの記録層に集光させて情報を記録し、また所望の深さ
の記録層に記録されている情報の再生や消去において
は、走査ビームを所望の深さの記録層に集光させ、その
戻り光に基づいてフォーカス制御およびトラック制御を
行いながら、情報を再生あるいは消去するようにしてい
る。
【0004】ところで、上記のように共通の対物レンズ
によりガイドビームを情報記録媒体のガイドトラック層
に集光させ、走査ビームは光軸方向にずれた所望の深さ
の記録層に集光させて情報の記録/再生を行なう場合に
は、走査ビームの集光位置すなわち記録層の位置が変わ
って走査ビームに対する媒体厚さが変わると、その媒体
厚さの変化に応じて走査ビームスポットに球面収差が生
じ、これがためスポットが大きくなると共に、ピーク強
度が低下して記録/再生性能が劣化し、深さ方向の各記
録層に対して安定した記録/再生ができなくなる。
【0005】そこで、上記従来の情報記録再生装置にお
いては、光源とコリメータレンズとの間、および光検出
器とコリメータレンズとの間の光路中に、異なる厚さ区
域を有する収差補正素子をそれぞれ配置し、これらの収
差補正素子を選択された記録層の深さ位置に応じて所定
の厚さ区域が光路中に位置するように独立して駆動し
て、球面収差を補正するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の情報記録再生装置にあっては、光源および光検
出器に対して独立した収差補正素子を要すると共に、こ
れらを独立して駆動する駆動機構を要するため、部品点
数が多くなって構成が複雑かつ大型になり、コストアッ
プを招くことになる。
【0007】したがって、かかる点に鑑みてなされた本
発明の目的は、簡単かつ小型、安価にでき、深さ方向の
各記録層に対して安定して記録/再生できる情報記録再
生装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に係る情報記録再生装置の発明は、深さ方向にそれ
ぞれ多層状に記録層を有する複数の記録領域を有すると
共に、これら複数の記録領域にそれぞれ対応する複数の
ガイドトラック層を有する情報記録媒体と、第1の光ビ
ームを放射する第1の光源と、第2の光ビームを放射す
る第2の光源と、光軸方向に移動可能に設けられ、前記
第1の光ビームおよび前記第2の光ビームを前記情報記
録媒体内に集光させる共通の対物レンズと、前記第2の
光源と前記対物レンズとの間の前記第2の光ビームの光
路中に光軸方向に移動可能に設けたコリメータレンズと
を有し、前記対物レンズを光軸方向に移動させて、前記
第1の光ビームを前記情報記録媒体内の任意のガイドト
ラック層に集光させ、前記コリメータレンズを光軸方向
に移動させて、前記第2の光ビームを前記第1の光ビー
ムが集光するガイドトラック層と対応する前記記録領域
内の所望の記録層に集光させて情報を記録または再生す
るよう構成したことを特徴とするものである。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
情報記録再生装置において、前記情報記録媒体は、深さ
方向に分離して前記複数の記録領域を有する情報記録部
と、前記複数のガイドトラック層を有するガイドトラッ
ク部とを有し、かつ前記複数のガイドトラック層が前記
複数の記録領域よりも狭くピッチで形成されていること
を特徴とするものである。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1に記載の
情報記録再生装置において、前記情報記録媒体は、前記
複数の記録領域と前記複数のガイドトラック層とを混在
して有し、かつ前記複数のガイドトラック層が前記複数
の記録領域よりも狭くピッチで形成されていることを特
徴とするものである。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項1,2また
は3に記載の情報記録再生装置において、前記対物レン
ズに対する前記第1の光ビームの開口数を前記第2の光
ビームの開口数よりも小さくしたことを特徴とするもの
である。
【0012】請求項5に係る情報記録再生装置の発明
は、それぞれガイドトラックを有する記録層を多層状に
有する情報記録媒体と、光ビームを放射する光源と、前
記光ビームを前記情報記録媒体内に集光させる対物レン
ズと、前記光源と前記対物レンズとの間の光路中に光軸
方向に移動可能に設けたコリメータレンズとを有するこ
とを特徴とするものである。
【0013】請求項6に係る発明は、請求項5に記載の
情報記録再生装置において、前記光ビームの集光位置を
前記記録層の2ピッチ以上移動させる毎に前記コリメー
タレンズを移動させるよう構成したことを特徴とするも
のである。
【0014】請求項7に係る発明は、請求項1〜6のい
ずれか一項に記載の情報記録再生装置において、前記コ
リメータレンズを前記記録層に対応して予め設定した移
動データに基づいて移動させると共に、該コリメータレ
ンズの移動位置を検出する位置検出器を設け、該位置検
出器の出力を用いて前記コリメータレンズの移動位置を
制御するよう構成したことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1実
施の形態を示す図である。図1において、情報記録媒体
1は、それぞれグルーブを有する例えば5層のガイドト
ラック層からなるガイドトラック部2と、このガイドト
ラック部2上に記録/再生用レーザ光の吸収層3を介し
て設けられたフォトポリマ、フォトリフラクティブ結
晶、フォトクロミック材料等からなる情報記録部4と、
この情報記録部4の表面およびガイドトラック部2の他
方の面上にそれぞれ設けられた保護層5とを有し、情報
記録部4中の異なる深さ位置においてその屈折率や光吸
収率を変化させて情報を記録することにより、情報記録
部4に多層状に記録層6を形成するようになっている。
本実施の形態では、かかる情報記録媒体1に、その情報
記録部4側からフォーカス制御およびトラック制御を行
うためのサーボ用レーザ光(第1のビーム)10と、記
録/再生用レーザ光(第2のビーム)20とを照射して
所望の記録層6に対して情報の記録/再生を行なう。な
お、サーボ用レーザ光10は記録/再生用レーザ光20
とは異なる波長、例えば記録/再生用レーザ光20の波
長よりも長くする。
【0016】サーボ用レーザ光10は、光源ユニット1
1から出射させる。この光源ユニット11には、半導体
レーザ(第1の光源)12、光検出器13およびホログ
ラム14を設け、半導体レーザ12からホログラム14
を経てサーボ用レーザ光10を出射させる。この光源ユ
ニット11からのサーボ用レーザ光10は、コリメータ
レンズ15で若干発散光束とし、絞り18を経てダイク
ロイックプリズム16で反射させた後、情報記録部2の
記録/再生すべき所望の記録層が位置する後述する記録
領域に応じて、対物レンズ17によりガイドトラック部
2の対応するガイドトラック層にサーボスポットを形成
するように集光させる。
【0017】また、情報記録媒体1で反射されるサーボ
用レーザ光10は、往路とは逆の経路をたどって、対物
レンズ17を経てダイクロイックプリズム16で反射さ
せ、絞り18およびコリメータレンズ15を経て光源ユ
ニット11のホログラム14に入射させて回折させ、そ
の回折光を光検出器13で受光して、公知のビームサイ
ズ法やフーコー法等によりフォーカスエラー信号を、プ
ッシュプル法等によりトラックエラー信号をそれぞれ検
出すると共に、ガイドトラックに予め記録されているト
ラック番号および後述する記録領域の情報を検出する。
【0018】一方、記録/再生用レーザ光20は、半導
体レーザ(第2の光源)21から出射させる。この半導
体レーザ21から出射したレーザ光は、偏光ビームスプ
リッタ23にP偏光で入射させ、該偏光ビームスプリッ
タ23を透過するレーザ光をコリメータレンズ22およ
び1/4波長板24を経てダイクロイックプリズム16
を透過させ、このダイクロイックプリズム16を透過す
る記録/再生用レーザ光20をサーボ用レーザ光10と
共通の光路に導いて、対物レンズ17により情報記録媒
体1の所望の記録層6の情報トラック上に記録/再生ス
ポットを形成するように集光させる。
【0019】また、情報記録媒体1で反射される記録/
再生用レーザ光20の戻り光は、往路とは逆の経路をた
どって、対物レンズ17、ダイクロイックプリズム16
および1/4波長板24を経て偏光ビームスプリッタ2
3に入射させる。ここで、偏光ビームスプリッタ23に
入射する情報記録媒体1からの戻り光は、往路と復路と
で1/4波長板24を透過するのでS偏光となり、偏光
ビームスプリッタ23で反射される。この偏光ビームス
プリッタ23で反射されるレーザ光は、その集光点にお
いてピンホール25を介してPINフォトダイオードよ
りなる光検出器27で受光し、その出力に基づいて情報
信号を検出すると共に、各記録層6に予め記録されてい
るトラックおよびフォーカス用のウォブルマークから記
録/再生スポットの微調整用フォーカスおよびトラック
エラー信号を検出する。
【0020】なお、対物レンズ17は、対物レンズ駆動
手段(図示せず)により情報記録媒体1に対してフォー
カス方向およびトラッキング方向に駆動可能に構成す
る。また、コリメータレンズ22は、一軸アクチュエー
タ(図示せず)により光軸方向に駆動可能に構成し、そ
の光軸方向位置をポジションセンサ26で検出するよう
にする。
【0021】次に、図2を参照して情報記録媒体1の一
例の構成について説明する。図2において、情報記録部
4は、対物レンズ17側から記録領域4−1,4−2,
4−3,4−4および4−5の5つの記録領域を有して
なり、各記録領域は例えば約110μmの深さ(ピッ
チ)を有し、その深さ領域の中に例えば10層の記録層
を有している。また、ガイドトラック部2は、情報記録
部4側からガイドトラック層2−1,2−2,2−3,
2−4および2−5の5つのガイドトラック層を有して
なり、隣接するガイドトラック層の間隔(ピッチ)は、
例えば記録領域のピッチのほぼ1/2の55μmとなっ
ている。これらガイドトラック層2−1〜2−5は、各
ガイドトラック層からのサーボ用レーザ光10の戻り光
の強度がほぼ同じになるように、情報記録部4から離れ
るに従って反射率が高くなっている。また、ガイドトラ
ック部2のトラックピッチは、情報記録部4のトラック
ピッチよりも大きく設定されている。
【0022】本実施の形態では、例えば、半導体レーザ
12から出射するサーボ用レーザ光10の波長を780
nm、半導体レーザ21から出射する記録/再生用レー
ザ光20の波長を650nm、コリメータレンズ22の
焦点距離を12.2mm、対物レンズ17の焦点距離を
2.6mmとする。また、記録/再生用レーザ光20
は、対物レンズ17によりNA(開口数)が0.52で
集光させ、サーボ用レーザ光10は絞り18で対物レン
ズ17を通過する光束を制限して、NAが0.36で集
光させる。
【0023】対物レンズ17は、図2の(1)に実線で
示すように、記録/再生用レーザ光20が平行光束で入
射して中間の記録領域4−3の中心の記録層6Aに集光
するときに、記録/再生スポットの収差が0となるよう
に設計する。
【0024】また、コリメータレンズ15は、記録/再
生用レーザ光20が中間の記録領域4−3の中心の記録
層6Aに集光する状態で、サーボ用レーザ光10が若干
発散光として対物レンズ17に入射してガイドトラック
部2の中間のガイドトラック層2−3に集光するよう
に、予め位置調整して固定しておく。なお、この場合、
ガイドトラック層2−3に形成されるサーボスポットに
は、サーボ用レーザ光10が対物レンズ17に発散光で
入射するために、そのままでは収差が増加することにな
る。すなわち、対物レンズ17に発散光を入射させるこ
とで発生するアンダの球面収差と、色収差による結像位
置のずれも含め、サーボ用レーザ光10の集光位置が記
録/再生用レーザ光20の集光位置よりも深くなること
で発生するオーバの球面収差との差分収差が発生するこ
とになる。そこで、本実施の形態では、この差分収差を
キャンセルする収差を他の光学素子、例えばコリメータ
レンズ15に持たせて、サーボスポットの収差を良好に
しておく。
【0025】以下、本実施の形態の動作の一例について
説明する。先ず、記録/再生スポットを任意の記録層か
ら中間の記録領域4−3の中心の記録層6Aに位置させ
る場合について説明する。この場合には、先ず、対物レ
ンズ17をフォーカス方向に移動させて、サーボスポッ
トを各ガイドスポット層方向に移動させる。ここで、例
えばサーボスポットが、ガイドトラック層2−1からガ
イドトラック層2−5に向けて各ガイドトラック層を通
過するように移動したとすると、光検出器13の出力か
ら、図3に示すようにガイドトラック層2−1,2−
2,2−3,2−4および2−5の順で、それぞれSカ
ーブのフォーカスエラー信号が得られる。そこで、3番
目のSカーブのフォーカスエラー信号のゼロクロスでフ
ォーカスサーボを閉じて、サーボスポットがガイドトラ
ック層2−3に位置するように対物レンズ17をフォー
カス制御する。
【0026】その後、光検出器13の出力から得られる
トラックエラー信号でトラッキングサーボをかけて、ガ
イドトラック層の層番地と半径方向のトラック位置とを
読み取って、サーボスポットが目的の位置にいることを
確認する。
【0027】次に、ポジションセンサ26の出力に基づ
いてコリメータレンズ22を光軸方向へ移動して、記録
/再生用レーザ光20が対物レンズ17に平行光束で入
射する基準位置に調整し、これにより記録/再生スポッ
トを中間の記録領域4−3の中心の記録層6Aにほぼ位
置させる。
【0028】その後、光検出器27の出力から得られる
ウォブルマークに基づく微調整用フォーカスおよびトラ
ックエラー信号を用いて記録/再生スポット位置を微調
整して、記録/再生スポットを記録層6Aのトラック上
に位置させ、そのトラック番地を光検出器27の出力か
ら読み取ることで記録層6Aの番地を確認する。なお、
この記録/再生スポット位置の微調整は、微調整用フォ
ーカスエラー信号によってコリメータレンズ22を光軸
方向へ微動させ、微調整用トラックエラー信号によって
対物レンズ17をトラッキング方向へ移動させることに
より行う。
【0029】次に、記録/再生スポットを、図2の
(1)に破線で示すように記録層6Aから、該記録層6
Aが位置する中間の記録領域4−3の最深の記録層6B
へ移動させる場合について説明する。この場合には、先
ず、微調整用フォーカスおよびトラックエラー信号によ
るサーボをオフとして、コリメータレンズ22をポジシ
ョンセンサ26の出力に基づいて半導体レーザ21に近
づく方向へ所定量移動させる。ここで、コリメータレン
ズ22を基準位置(0mm)から半導体レーザ21に近
づく方向へ移動させると、その移動量と情報記録媒体1
内での記録/再生スポットの移動量との関係は、図4に
実線アで示すようになる。したがって、この関係からコ
リメータレンズ22を、予め光学系の倍率で決まる位
置、例えば基準位置から半導体レーザ21側へ0.75
mm離れた位置へ移動させ、これにより記録/再生スポ
ットを中間の記録領域4−3の最深の記録層6Bにほぼ
位置させる。
【0030】その後、微調整用フォーカスおよびトラッ
クエラー信号によるサーボをオンとして、上記の場合と
同様に記録/再生スポット位置を微調整して記録/再生
スポットを記録層6Bのトラック上に位置させ、そのト
ラック番地を光検出器27の出力から読み取ることで記
録層6Bの番地を確認する。
【0031】次に、上記の状態、すなわち記録/再生ス
ポットが中間の記録領域4−3の最深の記録層6Bに位
置する状態から、記録/再生スポットを一つ深い記録領
域4−4の中心の記録層6Cへ移動させる場合について
説明する。この場合には、先ず、微調整用フォーカスお
よびトラックエラー信号によるサーボをオフとし、コリ
メータレンズ22の位置を固定した状態で、図示しない
対物レンズ駆動装置へガイドトラック層移動用の駆動パ
ルスを供給して対物レンズ17を情報記録媒体1に近づ
く方向へ移動させ、これによりサーボスポットを強制的
に一つ深い側のガイドトラック層2−4へジャンプさせ
る。ここで、ガイドトラック層の間隔は、ほぼ55μm
であるので、この場合は対物レンズ17を情報記録媒体
1側へ、55μm/n、移動させる。ただし、nは情報
記録媒体1の屈折率を示す。
【0032】これにより、記録/再生スポットは、図2
の(2)に破線で示すように、記録領域4−4の中心の
記録層6Cにほぼ位置するので、その後は、上記の場合
と同様に、微調整用フォーカスおよびトラックエラー信
号によるサーボをオンとして記録/再生スポット位置の
微調整を行なうことで、記録/再生スポットを記録層6
Cのトラック上に位置させ、そのトラック番地を光検出
器27の出力から読み取ることで記録層6Cの番地を確
認する。
【0033】次に、情報記録媒体1内に形成される記録
/再生スポットおよびサーボスポットの収差について、
図4および図5を参照して説明する。
【0034】先ず、記録/再生スポットの収差の発生に
ついて説明する。上述したように、コリメータレンズ2
2を基準位置(平行光が出射する位置)からずらしてい
くと、記録/再生スポットの媒体内での位置が移動す
る。ここで、対物レンズ17が一枚の非球面レンズから
なり、この対物レンズ17に発散光を入射することで発
生するアンダ側の球面収差をS1とし、記録/再生スポ
ットが媒体の深い側へ移動することで発生するオーバ側
の球面収差をS2とすると、それらの発生量はS1>S
2の関係にあり、本実施の形態の光学系の場合には、概
略S1=S2×2、の関係が成立する。すなわち、コリ
メータレンズ22を半導体レーザ21に近づく方向へ移
動させて、記録/再生スポットを情報記録媒体1内で深
さが深くなる方向へ移動させていくと、図5に実線イで
示すように収差が増加することになる。
【0035】この記録/再生スポットの球面収差は、コ
リメータレンズ22の移動による情報記録媒体1内での
記録/再生スポットの移動量と同じ移動量だけ、対物レ
ンズ17を移動させることによりほぼゼロにすることが
できる。すなわち、アンダ側の球面収差S1に対して、
媒体厚さを約2倍厚くしてオーバ側の球面収差を2倍
(S2×2)発生させることでキャンセルすることがで
きる。したがって、図4に破線ウで示す関係で、コリメ
ータレンズ22の移動量と情報記録媒体1内での記録/
再生スポットの移動量とを制御すれば、記録/再生スポ
ットの収差を図5に破線エで示すように常にゼロに近い
値に維持することが可能となる。
【0036】ところが、本実施の形態では、サーボスポ
ットも同じ対物レンズ17によりフォーカスさせるの
で、具体的には以下のように動作させる。
【0037】すなわち、図4および図5において、許容
できる波面収差量を±0.02λrmsとし、コリメー
タレンズ22の移動により記録/再生スポットが記録層
6Aから55μm移動して記録層6Bに位置したら(S
1−S2=0.02λrms)、その2倍の位置(記録
領域4−4の中心の記録層6C)に記録/再生スポット
が移動するように、対物レンズ17を55μm/nだけ
情報記録媒体1に近づく方向へ移動させる。これによ
り、記録/再生スポットをほぼS1−S2=0λrms
の状態で記録層6Cに位置させ、サーボスポットをガイ
ドトラック層2−3から55μm離れた一つ深い側のガ
イドトラック層2−4へジャンプさせる。そして、サー
ボスポットがガイドトラック層2−4に位置する状態
で、コリメータレンズ22を移動させて、図2の(2)
に示すように記録領域4−4内の所望の記録層に記録/
再生スポットを位置させる。ここで、コリメータレンズ
22をほぼ基準位置に戻すと、記録/再生スポットは記
録層6Bに位置し、逆にオーバの球面収差(S1−S2
=−0.02λrms)が発生することになる。
【0038】また、記録/再生スポットが記録領域4−
4の最深の記録層6Dの位置にきてアンダの球面収差が
増加したら、さらに記録/再生スポットを情報記録媒体
1に対する深さが深くなる方向へ55μm移動させるた
めに、対物レンズ17を55μm/nだけ情報記録媒体
1に近づけて、記録/再生スポットをほぼS1−S2=
0λrmsの状態で最深の記録領域4−5の中心の記録
層6Eに位置させると共に、サーボスポットをガイドト
ラック層2−4から55μm離れた最深のガイドトラッ
ク層2−5へジャンプさせる。そして、サーボスポット
がガイドトラック層2−5に位置する状態で、コリメー
タレンズ22を移動させて、記録領域4−5内の最深の
記録層6Fを含む所望の記録層に記録/再生スポットを
位置させる。
【0039】図2において、記録領域4−3内の記録層
6Aよりも浅い側の各記録層、記録領域4−2内の各記
録層および記録領域4−1内の各記録層については、コ
リメータレンズ22を半導体レーザ21から離れる方向
に基準位置から移動させて、記録/再生用レーザ光20
を対物レンズ17に収束光で入射させることにより、記
録/再生スポットを所望の記録層に位置させる。
【0040】この場合には、上記とは逆に、記録/再生
スポットを記録領域4−3から記録領域4−2へ、さら
に記録領域4−2から記録領域4−1へと順次移動させ
る毎に、対物レンズ17を55μm/nだけ情報記録媒
体1から離れる方向へ移動させて、記録領域4−2では
サーボスポットをガイドトラック層2−2に位置させ、
記録領域4−1ではサーボスポットをガイドトラック層
2−1に位置させる。
【0041】以上のようにコリメータレンズ22および
対物レンズ17を動作させることにより、記録領域4−
1〜4−5のすべてにおいて、記録/再生スポットの収
差発生量を±0.02λrms以下に抑えることができ
る。
【0042】また、サーボスポットについては、NAが
0.36と小さいため、図5に一点鎖線オで示すよう
に、中心のガイドトラック層2−3から0.165mm
(0.55μm×3)深い位置に移動しても、収差発生
量は0.02λrms未満となり、同様にガイドトラッ
ク層2−3から0.165mm(0.55μm×3)浅
い位置に移動しても、収差発生量は0.02λrms未
満となるので、どの記録領域においてもS/Nの良好な
サーボ信号を得ることができる。
【0043】以上のように、本実施の形態によると、そ
れぞれ約110μmの深さを持つ記録領域4−1〜4−
5のすべてにおいて、記録/再生スポットの収差発生量
を±0.02λrms以下に抑えることができるので、
情報記録媒体1の記録容量をアップできると共に、情報
を高精度で記録/再生することができる。また、対物レ
ンズ17に入射するサーボ用レーザ光10のNAを絞り
18で小さく抑えているので、S/Nの良好なサーボ信
号を得ることができる。さらに、記録/再生スポットを
異なる記録領域へ移動させる毎に、対物レンズ17を記
録領域の厚さに応じて移動させるようにしたので、記録
/再生スポットを各記録層に位置させるためのコリメー
タレンズ22の移動量を小さく抑えることができる。ま
た、従来例で説明したような収差補正素子を用いる必要
がないので、構成を簡単にできると共に、小型かつ安価
にできる。
【0044】図6は、本発明の第2実施の形態を説明す
るための図である。本実施の形態は、第1実施の形態に
おいて情報記録媒体1のガイドトラック層2−1〜2−
5を情報記録部4内に設けたものである。すなわち、記
録領域4−3に対応するガイドトラック層2−3は記録
領域4−3の中心の記録層6Aに形成し、記録領域4−
4に対応するガイドトラック層2−4は記録層6Aから
55μm深い記録層6Bに形成し、記録領域4−5に対
応するガイドトラック層2−5は記録層6Bから55μ
m深い記録層6Cに形成する。同様に、記録領域4−2
に対応するガイドトラック層2−2は記録層6Aから5
5μm浅い記録層6B′に形成し、記録領域4−1に対
応するガイドトラック層2−1は記録層6B′から55
μm浅い記録層6C′に形成する。
【0045】本実施の形態では、図1に示す光学系にお
いて、サーボ用レーザ光10を対物レンズ17に若干収
束光で入射させて、対物レンズ17を光軸方向へ移動さ
せることで所望のガイドトラック層にサーボスポットを
位置させ、その状態で第1実施の形態と同様にコリメー
タレンズ22を光軸方向に移動して対物レンズ17に入
射する記録/再生用レーザ光20の平行度を調整し、こ
れにより対応する記録領域内の所望の記録層に記録/再
生スポットを位置させて情報の記録/再生を行う。
【0046】すなわち、記録領域4−3に対する記録/
再生においては、図6の(1)に示すように、サーボス
ポットを記録層6Aのガイドトラック層2−3に位置さ
せ、記録領域4−4に対する記録/再生においては、図
6の(2)に示すように、サーボスポットを記録層6B
のガイドトラック層2−4に位置させ、記録領域4−5
に対する記録/再生においては、図6の(3)に示すよ
うに、サーボスポットを記録層6Cのガイドトラック層
2−5に位置させる。同様に、記録領域4−2に対する
記録/再生においては、サーボスポットを記録層6B′
のガイドトラック層2−2に位置させ、記録領域4−1
に対する記録/再生においては、サーボスポットを記録
層6C′のガイドトラック層2−1に位置させる。
【0047】本実施の形態によると、第1実施の形態と
同様の効果が得られる他、記録領域4−1〜4−5の全
体に亘って、情報記録媒体1内でのサーボスポットと記
録/再生スポットとの間隔を小さくでき、対物レンズ1
7に入射させるサーボ用レーザ光10の球面収差発生量
が微少となるので無視でき、したがって他の光学部品に
よる収差キャンセルの必要性がなくなる。
【0048】図7は、本発明の第3実施の形態を示すも
のである。図7において、図1と同一作用をなす素子に
は同一符号を付して、その説明を省略する。本実施の形
態では、図1に示した光学系において、記録/再生用の
半導体レーザ21側の光学系だけを用い、ダイクロイッ
クプリズム16を削除し、偏光ビームスプリッタ23と
光検出器27との間にホログラム28を挿入する。ま
た、光検出器27は、二つの受光部27a,27bをも
って構成し、情報記録媒体1からの戻り光の内、ホログ
ラム28で回折されない0次光を受光部27aで受光し
て情報信号の読み出しを行い、ホログラム28で回折さ
れた例えば1次回折光を受光部27bで受光して、非点
収差法によりフォーカスエラー信号を、プッシュプル法
によりトラックエラー信号をそれぞれ検出するようにす
る。また、情報記録媒体1としては、ガイドトラックを
持つ層変化媒体や光磁気記録媒体等と同じ記録層を多層
状に有するものを用いる。ここでは、図7に部分拡大図
を示すように、それぞれサーボ用のガイドトラックを有
する11層の記録層を55μmの間隔で有するものとす
る。なお、図7の部分拡大図では、中央の記録層を符号
6Aで示し、それよりも深い位置にある順次の記録層を
符号6B〜6Fで示し、浅い位置にある順次の記録層を
符号6B′〜6F′で示している。
【0049】すなわち、本実施の形態では、一つの光源
として半導体レーザ21のみを用い、コリメータレンズ
22および対物レンズ17を適宜光軸方向に移動させて
記録/再生スポットを所望の記録層に位置させる。コリ
メータレンズ22は、基準位置にあるときに記録/再生
用レーザ光20が平行光で対物レンズ17に入射して、
中央の記録層6Aに記録/再生スポットが形成されるも
のとする。したがって、記録層6Aに記録/再生スポッ
トを位置させる場合には、記録/再生スポットが例えば
記録層6F′から記録層6Fに向けて各記録反射面を通
過するようにコリメータレンズ22は基準位置にしてお
き、対物レンズ17を光軸方向に移動させ、その際に光
検出器27の出力から得られる6番目のSカーブのフォ
ーカスエラー信号のゼロクロスでフォーカスサーボを閉
じることで、記録/再生用レーザ光20を記録層6Aに
フォーカスさせる。その後は、記録層6Aのガイドトラ
ックが持つグルーブによるトラックエラー信号を用いて
対物レンズ17にトラッキングサーボをかける。
【0050】次に、本実施の形態の動作の一例について
説明する。本実施の形態では、対物レンズ17を、記録
/再生用レーザ光20が平行光束で入射して中央の記録
層6Aに集光するときに、記録/再生スポットの収差が
0となるように設計する。この状態から記録/再生スポ
ットを記録層6Cおよび記録層6Eにジャンプさせる場
合には、コリメータレンズ22を図4に破線ウで示す位
置に基準位置から移動させる。すなわち、記録層6Cに
ジャンプさせる場合には、コリメータレンズ22を半導
体レーザ21に近づく方向へ約0.8mm移動させ、記
録層6Eにジャンプさせる場合には、同様にコリメータ
レンズ22を約1.4mm移動させる。これにより、媒
体深さが深くなることにより生じるオーバの球面収差
を、記録/再生用レーザ光20を対物レンズ17に発散
光で入射させることにより生じるアンダの球面収差でキ
ャンセルして、記録層6Cおよび記録層6Eにおいて記
録/再生スポットの収差をほぼゼロにする。
【0051】また、記録/再生スポットを記録層6Bに
位置させる場合には、コリメータレンズ22が基準位置
にある状態で対物レンズ17を移動させ、記録層6Dに
位置させる場合には、コリメータレンズ22が基準位置
から約0.8mm移動して記録層6Cに対応する位置に
ある状態で対物レンズ17を移動させ、記録層6Fに位
置させる場合には、コリメータレンズ22が基準位置か
ら約1.4mm移動して記録層6Eに対応する位置にあ
る状態で対物レンズ17を移動させて行う。
【0052】同様に、記録/再生スポットが記録層6A
に位置する状態から記録層6C′および記録層6E′に
ジャンプさせる場合には、それぞれの位置において記録
/再生スポットの収差がほぼゼロとなる位置にコリメー
タレンズ22を基準位置から移動させる。なお、この場
合には、コリメータレンズ22を半導体レーザ21から
離れる方向に移動させて、記録/再生用レーザ光20を
対物レンズ17に収束光で入射させる。
【0053】また、記録/再生スポットを記録層6B′
に位置させる場合には、コリメータレンズ22が基準位
置にある状態で対物レンズ17を移動させ、記録層6
D′に位置させる場合には、コリメータレンズ22が記
録層6C′に対応する位置にある状態で対物レンズ17
を移動させ、記録層6F′に位置させる場合には、コリ
メータレンズ22が記録層6E′に対応する位置にある
状態で対物レンズ17を移動させて行う。
【0054】このようにして、情報記録媒体1内で記録
/再生スポットを移動させることにより、記録/再生ス
ポットの収差を、記録層6Aではゼロ、記録層6C,6
C′,6E,6E′ではほぼゼロとすると共に、記録層
6B,6B′,6D,6D′,6F,6F′では±0.
02λrmsに抑えることができる。
【0055】上記の説明では、記録/再生スポットを記
録層6C,6C′,6E,6E′に位置させる場合にコ
リメータレンズ22を移動させるようにしたが、図4の
破線ウの関係となるように、各記録層毎にコリメータレ
ンズ22を移動させて収差をキャンセルするようにして
もよい。また、コリメータレンズ22の移動位置を示す
移動データは、図示しないメモリ内に記録層に応じて予
め格納しておき、ポジションセンサ26の出力をフィー
ドバックして位置制御する。このコリメータレンズ22
の位置制御については、第2実施の形態の場合も同様で
ある。
【0056】本実施の形態においても、情報記録媒体の
深さ方向に亘って記録/再生スポットの球面収差を良好
に抑えることができるので、情報記録媒体の記録領域を
深さ方向に増加でき、記録容量を増加することができ
る。また、一本のビームで記録/再生を行うので、第
1,2実施の形態に比べて構成をさらに簡単にできると
共に、小型かつ安価にできる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、簡単か
つ小型、安価にできると共に、深さ方向の各記録層に対
して収差増加を効果的に抑えることができ、情報の記録
/再生を安定して行うことができる。また、収差増加を
効果的に抑えることができることから、情報記録媒体の
記録容量を増加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施の形態を示す図である。
【図2】 情報記録媒体の一例の構成を示す図である。
【図3】 第1実施の形態において対物レンズをフォー
カス方向に移動させた際に得られるフォーカスエラー信
号を示す図である。
【図4】 第1実施の形態によるコリメータレンズの移
動量と媒体内での記録/再生スポットの移動量との関係
を説明するための図である。
【図5】 同じく、媒体内でのスポットの移動量と波面
収差との関係を説明するための図である。
【図6】 本発明の第2実施の形態を説明するための図
である。
【図7】 本発明の第3実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 情報記録媒体 2 ガイドトラック部 2−1〜2−5 ガイドトラック層 3 吸収層 4 情報記録部 4−1〜4−5 記録領域 5 保護層 6,6A,6B〜6F,6B′〜6F′ 記録層 10 サーボ用レーザ光 11 光源ユニット 12 半導体レーザ(第1の光源) 13 光検出器 14 ホログラム 15 コリメータレンズ 16 ダイクロイックプリズム 17 対物レンズ 18 絞り 20 記録/再生用レーザ光 21 半導体レーザ(第2の光源) 22 コリメータレンズ 23 偏光ビームスプリツタ 24 1/4波長板 25 ピンホール 26 ポジションセンサ 27 光検出器 28 ホログラム
フロントページの続き Fターム(参考) 5D029 HA06 JB06 WB11 WC03 5D090 BB12 CC01 CC04 CC14 CC16 DD03 DD05 EE01 EE11 FF31 FF41 GG24 HH01 KK13 KK15 LL01 LL08 5D118 AA13 BF02 BF03 CA11 CD02 CD15 5D119 AA01 AA38 DA01 DA05 FA05 FA08 JA43 JB02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 深さ方向にそれぞれ多層状に記録層を有
    する複数の記録領域を有すると共に、これら複数の記録
    領域にそれぞれ対応する複数のガイドトラック層を有す
    る情報記録媒体と、 第1の光ビームを放射する第1の光源と、 第2の光ビームを放射する第2の光源と、 光軸方向に移動可能に設けられ、前記第1の光ビームお
    よび前記第2の光ビームを前記情報記録媒体内に集光さ
    せる共通の対物レンズと、 前記第2の光源と前記対物レンズとの間の前記第2の光
    ビームの光路中に光軸方向に移動可能に設けたコリメー
    タレンズとを有し、 前記対物レンズを光軸方向に移動させて、前記第1の光
    ビームを前記情報記録媒体内の任意のガイドトラック層
    に集光させ、前記コリメータレンズを光軸方向に移動さ
    せて、前記第2の光ビームを前記第1の光ビームが集光
    するガイドトラック層と対応する前記記録領域内の所望
    の記録層に集光させて情報を記録または再生するよう構
    成したことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記情報記録媒体は、深さ方向に分離し
    て前記複数の記録領域を有する情報記録部と、前記複数
    のガイドトラック層を有するガイドトラック部とを有
    し、かつ前記複数のガイドトラック層が前記複数の記録
    領域よりも狭くピッチで形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記情報記録媒体は、前記複数の記録領
    域と前記複数のガイドトラック層とを混在して有し、か
    つ前記複数のガイドトラック層が前記複数の記録領域よ
    りも狭くピッチで形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記対物レンズに対する前記第1の光ビ
    ームの開口数を前記第2の光ビームの開口数よりも小さ
    くしたことを特徴とする請求項1,2または3に記載の
    情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 それぞれガイドトラックを有する記録層
    を多層状に有する情報記録媒体と、 光ビームを放射する光源と、 前記光ビームを前記情報記録媒体内に集光させる対物レ
    ンズと、 前記光源と前記対物レンズとの間の光路中に光軸方向に
    移動可能に設けたコリメータレンズとを有することを特
    徴とする情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記光ビームの集光位置を前記記録層の
    2ピッチ以上移動させる毎に前記コリメータレンズを移
    動させるよう構成したことを特徴とする請求項5に記載
    の情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記コリメータレンズを前記記録層に対
    応して予め設定した移動データに基づいて移動させると
    共に、該コリメータレンズの移動位置を検出する位置検
    出器を設け、該位置検出器の出力を用いて前記コリメー
    タレンズの移動位置を制御するよう構成したことを特徴
    とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報記録再
    生装置。
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